特開2025-180603IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ここに開示された技術は、摩擦締結要素の制御装置及び制御方法に関する技術分野に属する。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】摩擦締結要素が解放状態であるときの、エネルギー消費の悪化を抑制する。
【解決手段】摩擦締結要素10は、締結状態および解放状態になる第1摩擦板14及び第2摩擦板24と、第1摩擦板14と第2摩擦板24との間を潤滑させる潤滑油を供給する潤滑装置36と、を含む。解放状態において、潤滑油を第1流量で供給している際に、第1摩擦板14と第2摩擦板24との回転数差が第1閾値以上なったときには、潤滑油の供給量を第1流量よりも大きい第2流量にし、解放状態において、潤滑油の供給量を第2流量にした後、回転数差が、第1閾値よりも小さい第2閾値未満になったときには、潤滑油の供給量を第1流量にする。
【選択図】図7

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、摩擦締結要素が解放状態であるときに、第1摩擦板が高速で回転して、第1摩擦板の回転数と第2摩擦板の回転数との差が大きくなると、第2摩擦板が振動することがある。第2摩擦板が振動すると、引き摺り抵抗が増大して、エネルギー消費に悪影響を及ぼす。特許文献1に記載のような制御を摩擦締結要素が解放状態であるときに適用すると、回転数差が高いほど、潤滑油の供給量が増大されるようになる。このため、第1摩擦板が高速で回転するときには、潤滑油により第2摩擦板の振動を小さくできる効果が期待される。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記課題を解決するために、ここに開示された技術の第1の態様は、摩擦締結要素の制御装置を対象として、締結状態および解放状態になる第1摩擦板及び第2摩擦板と、前記第1摩擦板と係合し、前記第1摩擦板と共に回転する第1部材と、前記第2摩擦板と係合し、前記締結状態において、前記第1部材から回転動力が伝達される第2部材と、前記第1摩擦板と前記第2摩擦板との間を潤滑させる潤滑油を供給する潤滑油供給部と、前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

以上説明したように、ここに開示された技術によると、制御装置は、摩擦締結要素が解放状態であるときの、エネルギー消費の悪化を抑制できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、例示的な実施形態1に係る制御装置により制御される摩擦締結要素を有する自動変速機の概略図である。
【図2】 図2は、摩擦締結要素の断面図である。
【図3】 図3は、摩擦締結要素の分解斜視図である。
【図4】 図4は、摩擦締結要素に潤滑油を供給する制御系を示すブロック図である。
【図5】 図5は、回転数差と引き摺り抵抗との関係を示すグラフである。
【図6】 図6は、第2摩擦板が振動する条件を説明する図である。
【図7】 図7は、振動抑制制御における処理動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8は、充填率が所定割合に到達したときのプレート収容室を示す断面図である。
【図9】 図9は、プレート収容室内のATFの充填量を算出する過程を示すフロー図である。
【図10】 図10は、振動抑制制御における、回転数差、潤滑油の充填率、及び潤滑油の供給量の関係を示すタイムチャートである。
【図11】 図11は、実施形態2に係る制御装置の振動抑制制御における処理動作を示すフローチャートである。

選択図 図7出願人が指定した本件の代表的な図

10 摩擦締結要素 12 ハブ(第1部材) 14 第1摩擦板 22 ドラム(第2部材) 24 第2摩擦板 36 潤滑装置(潤滑油供給部) 100 ECU(制御部、回転数差算出部)

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