特開2025-184759IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

耐火組成物及び該耐火材組成物を備えた部材

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】可撓性、熱膨張性、熱膨張後の形状保持性、及び熱膨張後の基材への密着性に優れる、耐火材組成物を提供する。
【解決手段】本発明によれば、マトリクスポリマー成分と、リン酸系無機化合物と、を含み、前記マトリクスポリマー成分100質量部に対し、前記リン酸系無機化合物の含有量は、157~2000質量部であり、熱膨張性層状無機化合物の含有量は、10質量部未満である、耐火材組成物が提供される。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載されている熱膨張性黒鉛は、天然グラファイト、熱分解グラファイト等の粉末を、硫酸、硝酸等の無機酸と濃硝酸、過マンガン酸塩等の強酸化剤とで処理されたものであり、グラファイト層状構造を維持した扁平状の結晶化合物である。これらは200℃程度以上の温度に曝されると、例えば、100倍以上にアコーディオン状に熱膨張するものである。この熱膨張性と、その形状を保持する形状安定性はトレードオフの関係となっており、二つの特性を両立化することは出来なかった。 また、特許文献2に記載されている熱膨張性耐火シートも同様に、熱膨張性と、その形状を保持する形状安定性の二つの特性を両立化することは出来なかった。 また、これらの文献のような耐火材では、熱膨張後の残渣物は、ドアや窓のサッシ、バッテリーなどの基材である金属や樹脂に対し接着性に乏しく、特に垂直部分や逆さまに設置されたものは火災の際の火力や風、或いは被着体の変形によって脱落してしまうことも課題であった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは課題を解決するために鋭意検討した。その結果、特定の配合組成物を用いることにより、課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、可撓性、熱膨張性、熱膨張後の形状保持性、及び熱膨張後の基材への密着性に優れる、耐火材組成物を提供することができる。このような耐火組成物は、例えば、建具、鉄骨の耐火被覆、軒裏換気口、又は区画貫通孔に使用される部材や、バッテリーに使用される部材等に用いることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 耐火層の一方の面側に両面テープが設けられた部材の例を示すの概略図である。
【図2】 耐火層の両方の面側に両面テープが設けられた部材の例を示すの概略図である。
【図3】 図3Aは、円筒形バッテリーセルの表面にパテ状組成物を取り付ける様子を表す概略図である。図3Bは、円筒形バッテリーセルの表面にパテ状組成物が取り付けられた状態を表す概略図である。
【図4】 可撓性試験用接合体の作成方法を説明する図である。
【図5】 可撓性試験用接合体の折り曲げ方向と、角度θを説明する図である。
【図6】 熱膨張後の密着性の試験方法を説明する図である。
1、10:両面テープ付き耐火部材 3、13:耐火層 5、15(15a、15b):両面テープ 7(7a、7b)、17(17aa、17ab、17ba、17bb):粘着剤層 9、19(19a、19b):支持体 31:部材 33:バッテリーセル

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