電力と情報の同時伝送を実現するにあたって、電力供給に必要な無線電力は、通信に必要な電力に比べて非常に大きくなる。このため、従来技術のように、広い帯域を電力供給に使う場合、周波数が隣接する他のシステムへの影響が懸念される。これを回避するために、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)のデジタル変調方式を用いて情報を通信し、OFDM信号において使われていないヌルサブキャリアに電力伝送用信号を挿入することが考えられる。しかし、この場合においては、受電側装置で、電力用信号と情報用信号を分離するなど、特殊な構成が必要になり、消費電力やコストの面で不利になる可能性がある。そこで、広帯域に渡って電力供給用信号を送信したり、受電側装置に特殊な構成を用いたりすることなく、情報と電力の同時無線伝送する技術に改善する余地があった。