特開2026-152533IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば、洋上風力設備、桟橋、海洋都市、水上ホテル、水上レストラン、水上ステージなどの水上施設の建設に好適な浮体構造物に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】構造的な安定性と一体性を確保することができる浮体構造物を提供する。
【解決手段】上下方向に1段または複数段に隣接して配置され、横方向に隣接して配置された複数のブロック浮体10を備える浮体構造物100であって、最上段の複数の前記ブロック浮体10の上に跨って固定され、前記ブロック浮体10よりも剛性が高い剛体層14をさらに備えるようにする。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、の従来の浮体構造物では、ブロック浮体間の一体性を確保することが難しいという問題があった。また、ブロック浮体1段でも十分な浮力が得られるが、小ブロック浮体と大ブロック浮体のみで浮体構造物を製作しようとした場合、ブロック浮体を少なくとも上下3段分積み重ねる必要があり、経済合理性に欠けるという問題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る浮体構造物は、上下方向に1段または複数段に隣接して配置され、横方向に隣接して配置された複数のブロック浮体を備える浮体構造物であって、最上段の複数の前記ブロック浮体の上に跨って固定され、前記ブロック浮体よりも剛性が高い剛体層をさらに備えることを特徴とする。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る浮体構造物によれば、上下方向に1段または複数段に隣接して配置され、横方向に隣接して配置された複数のブロック浮体を備える浮体構造物であって、最上段の複数の前記ブロック浮体の上に跨って固定され、前記ブロック浮体よりも剛性が高い剛体層をさらに備えるので、剛体層を設けることで、浮体構造物の構造的な安定性と一体性を確保することができるという効果を奏する。また、剛体層により、浮体構造物の上に設置される建物などの上部構造物と浮体構造物の接合点、浮体構造物の係留点を付与することができる。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記剛体層は、係合層を介して最上段の複数の前記ブロック浮体の上に固定され、前記係合層は、平坦な上面と、最上段の複数の前記ブロック浮体の上面に設けられた凹部に嵌合する凸部を有する下面とを備える板状体であるので、浮体構造物の構造的な安定性と一体性を確保することができる。また、一体化するのに必要なブロック浮体の段数を簡易かつ安価に減らすことができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記ブロック浮体の上面には、上に隣接して配置される前記ブロック浮体の下面の凸部と係合するための複数の凹部と、前記ブロック浮体を上下方向に貫通する水抜き孔が設けられ、前記凹部と前記水抜き孔は、前記ブロック浮体の上面に設けた排水溝を介して接続しているので、凹部に溜まった雨水等を排水溝、水抜き孔を介して容易に排出できるため、衛生面を向上させることができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記剛体層の代わりに、または、前記剛体層に加えて、最上段の複数の前記ブロック浮体の上に跨って設けられた架設材と、前記架設材に固定され、最上段の複数の前記ブロック浮体に挿通配置された連結材とを備えるので、浮体構造物の一体化を簡易かつ安価な構成で実現することができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記剛体層と、最上段の複数の前記ブロック浮体とを連結する連結材を備えるので、浮体構造物の一体化を簡易かつ安価な構成で実現することができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記ブロック浮体には、前記ブロック浮体の側面の下側部分を内側にセットバックして形成された持ち手が設けられているので、持ち運びが容易となり、設置作業の効率を向上させることができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、前記浮体構造物の外側側面をなす最外側の複数の前記ブロック浮体の外側側面に亘って固定され、前記ブロック浮体の分離を抑制する分離抑制手段をさらに備えるので、ブロック浮体の分離を抑制することができるという効果を奏する。

また、本発明に係る他の浮体構造物によれば、複数の前記ブロック浮体は、平面視で長方形または正方形の板状の浮体を含み、前記浮体は、平面視の面積が小さい小ブロック浮体と、平面視の面積が大きい大ブロック浮体とを含んで構成されるので、ブロック浮体を成形するための製作コストを抑えることができるという効果を奏する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1(1)は、本発明に係る浮体構造物の実施の形態1を示す概略部分断面図、(2)は、小ブロック浮体の概略斜視図、(3)は、大ブロック浮体の概略斜視図、(4)は、係合層の概略斜視図である。
【図2】 図2(1)は、ブロック浮体の上面の要部拡大図、(2)は、ブロック浮体の鉛直断面図である。
【図3】 図3(1)は、本発明に係る浮体構造物の実施の形態2を示す概略部分断面図、(2)は、本発明に係る浮体構造物の実施の形態3を示す概略部分断面図である。
【図4】 図4は、本発明に係る浮体構造物の実施の形態4を示す概略断面図である。
【図5】 図5(1)は、従来の浮体構造物の一例を示す概略斜視図、(2)は、小ブロック浮体を斜め上から見た概略斜視図、(3)は、大ブロック浮体を斜め上から見た概略斜視図、(4)は、小ブロック浮体を斜め下から見た概略斜視図、(5)は、大ブロック浮体を斜め下から見た概略斜視図である。
【図6】 図6は、図5の浮体構造物の各段の平面図であり、(1)は上段の図、(2)は中段の図、(3)は下段の図である。
【図7】 図7は、図5に類似した浮体構造物の各段の平面図であり、(1)は上段の図、(2)は中段の図、(3)は下段の図である。
【図8】 図8(1)は、従来のブロック浮体の凹部に溜まった雨水の説明図、(2)は従来のブロック浮体の持ち運び作業の状況説明図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 ブロック浮体 10A 小ブロック浮体 10B 大ブロック浮体 12 係合層 12A 木片 14 剛体層 14A トラス構造 14B 枠体 16 凹部 18 凸部 20 水抜き孔 22 排水溝 24 側面 26 中央 28 持ち手 30 上面 32 下面 34 架設材 36 連結材 38 上部構造物 100,200,300,400 浮体構造物

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