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公報発行日 2026年10月6
公報URL https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2026-155363 ログイン済みの方はこのURLへ
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【課題】誘起スラストの低減を図ることができる摺動式等速自在継手を提供する。
【解決手段】ダブルオフセット型摺動式等速自在継手1は、カップ内部2aにおける内周面2bにトラック溝4が形成された外方部材2と、内方部材3と、外方部材2のトラック溝4と内方部材3との間に介在してトルクを伝達するボール6と、外方部材2の内部に充填されたグリース12とを備える摺動式等速自在継手であって、外方部材2のカップ内部(トラック溝4および円筒状内周面4a)は鍛造加工面で、表面に潤滑被膜が形成されており、グリース12は、基油と、増ちょう剤と、亜鉛を構成成分として含まないジチオカルバミン酸金属塩とを含む。
【選択図】図1
本発明の摺動式等速自在継手は、外方部材のカップ内部(トラック溝および円筒状内周面を含む)が鍛造加工面であって表面に潤滑被膜が形成されており、さらにグリースは、基油と増ちょう剤と亜鉛を構成成分として含まないジチオカルバミン酸金属塩とを含むので、例えばダブルオフセット型等速自在継手であれば、外方部材のトラック溝とトルク伝達部材(ボール)および円筒状内周面とケージ外周面の接触状態を、またトリポード型等速自在継手であれば、外方部材のトラック溝とトルク伝達部材(ローラ)の接触状態を早期に均一化でき、誘起スラストの低減を図ることができる。
特に、摺動式等速自在継手の一形態であるダブルオフセット型の摺動式等速自在継手は、構造上部品間の接触形態が主として滑りとなり、転がり接触が主となるトリポート型の摺動式等速自在継手に比べて、誘起スラストがより問題になりやすいところ、の構成により、大幅な誘起スラストの低減効果を得ることができる。また、ダブルオフセット型は、トリポード型と比べて、回転方向(円周方向)のガタ量が少なく、動力源としてモータを用いるEVでの使用を想定した場合、モータの特性である応答性の良さを生かすことができる。また、EVでは、ダブルオフセット型で問題になり得るアイドリング振動の対策が不要となる。これは、同じアイドリングストップ機能を備えたHEVも同様である。よって、特にEVやHEVに好適な摺動式等速自在継手となる。
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