技術分野
ころ軸受
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】コスト高を招くことなく、軌道面ところとの接触部における潤滑不良を防止してころ軸受の耐久性を向上させる。
【解決手段】保持器5の各柱部9の外径面の周方向両端に、当該柱部9の周方向中央から離れるにつれて内径側に変位したダレ部9bを設ける。
【選択図】図3
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
のようなころ軸受において、外輪102と内輪104の相対回転に伴ってころ105が軌道面101、103上を転走すると、軌道面101、103上のグリースが軸方向両側にかき分けられ(実線矢印参照)、ころ105が通過した後、次のころ105が到達するまでの間に、かき分けられたグリースが軌道面101、103上に戻る(点線矢印参照)。しかし、ころ105の軸方向両側にかき分けられたグリースの一部は、軌道面101、103上に戻らず、例えば図6に示すように、保持器106の柱部108の外周に堆積する。このグリースGは、ころ105と軌道面101、103との接触部の潤滑に寄与しない無駄なグリースとなる。このように、潤滑に寄与しない無駄なグリースが増えると、その分だけころ105と軌道面101、103との接触部に再供給されるグリースが減るため、当該接触部における潤滑膜厚さが一般的な潤滑膜厚さの計算式で計算した理論値よりも小さくなる(このような現象を枯渇潤滑現象という)。枯渇潤滑現象によって軌道面101、103ところ105との間の潤滑膜厚さが不足すると、これらの面が互いに金属接触し、この金属接触に起因する表面損傷を引き起こしやすくなる。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記課題を解決するために、本発明は、内周に軌道面を有する外輪と、外周に軌道面を有する内輪と、前記外輪の軌道面と前記内輪の軌道面との間に配された複数のころと、前記複数のころの軸方向一方側に配された環状部、前記環状部から軸方向他方側に延びる複数の柱部、及び、前記複数の柱部の周方向間に形成され、前記ころが収容された複数のポケットを有する保持器と、前記外輪と前記内輪との間に配されたグリースとを備えた・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
以上のように、本発明によれば、軌道面ところとの接触部の軸方向中央への潤滑剤の供給量を増やすことができるため、DLC被膜のようなコストのかかる手法によることなく、の接触部における潤滑不良を防止してころ軸受の耐久性を高めることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明の一ころ軸受(自動調心ころ軸受)の軸方向断面図である。
【図2】
ころ軸受の、ころの軸心と直交する平面(図1のII-II線)における断面図であり、鉛直方向上端に配されたころの周辺を示す。
【図3】
図2の拡大図である。
【図4】
他のころ軸受の、ころの軸心と直交する平面における拡大断面図であり、鉛直方向下端に配されたころの周辺を示す。
【図5】
従来の自動調心ころ軸受の軸方向断面図である。
【図6】
図5のころ軸受の、ころの軸心と直交する平面における断面図である。
1 ころ軸受(自動調心ころ軸受)
2 外輪
3 内輪
4 ころ
5 保持器
6、7 軌道面
8 環状部
9 柱部
9a、9c 中央領域
9b、9d ダレ部
10 ポケット
11 案内面
12 転動面
A ころの軸心
B ころの軸方向中央
C ポケット隙間
G グリース
W1 柱部の外径面の周方向幅
W2 柱部の内径面の周方向幅
Wc1、Wc2 ダレ部の周方向幅
Wr1、Wr2 ダレ部の径方向幅
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