技術分野
溶接評価方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】評価試験の信頼性の低下を抑制する 【解決手段】溶接評価方法は、評価対象物に関する温度に基づいて評価対象物に与える評価電位を決定可能な電位設定情報を準備するステップS1と、電位設定情報を用いて溶接部に対する定電位保持試験を実施するステップS2と、を有する。電位設定情報を得るステップS1は、母材部における母材部孔食電位VCB を測定するステップS13と、溶接部における熱影響部孔食電位VCH を測定するステップS14と、母材部下限電位VCBL を得るステップと、熱影響部下限電位VCHL を得るステップと、熱影響部下限電位VCHL と母材部下限電位VCBL とを用いて、温度のそれぞれに関する閾値電位VCT を得るステップと、温度と閾値電位VCT との関係を定義する電位設定情報を得るステップS17と、を含む。 【選択図】図2
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1に例示されるような溶接評価方法は、いくつかのものが知られている。すでに知られている溶接評価方法は、試験室内といった気温などを制御可能な環境において実施することを前提としている。一方、溶接が実施される環境は、屋内だけでなく屋外で実施されることもある。さらに、溶接は、移動させることができない構造物に対して行われることもある。そうすると、溶接評価試験は、溶接を行った現場で行う必要があるが、すでに知られている溶接評価試験で要求されるような試験状態を整えることが難しい。溶接評価試験で要求される状態とは異なる状態で行われた試験結果は、溶接評価試験で要求される状態で行われた試験結果に比べて、信頼性に問題がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
評価対象物に形成された溶接部を評価する溶接評価方法である。溶接評価方法は、評価対象物に関する温度に基づいて評価対象物に与える評価電位を決定可能な電位設定情報を準備するステップと、溶接部を評価するために、電位設定情報を用いて溶接部に対する定電位保持試験を実施するステップと、を有する。電位設定情報を得るステップは、第1~第Nの溶接試験体において、溶接の影響を受けていない母材部における第・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、信頼性の低下を抑制可能な溶接評価方法が提供される。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
図1は、溶接評価方法によって評価される溶接部を示す断面図である。
【図2】
図2は、実施形態である溶接評価方法において電位設定情報を準備するステップを詳細に示す図である。
【図3】
図3は、実施形態である溶接評価方法において閾値電位を決定するステップを詳細に示す図である。
【図4】
図4は、実施形態である溶接評価方法において現場にて定電位保持試験を実施するステップを詳細に示す図である。
【図5】
図5は、母材部における孔食電位の測定結果と熱影響部における孔食電位の測定結果を示す模式図である。
【図6】
図6(a)は、孔食電位分布情報において母材部下限電位と熱影響部下限電位を得る工程を説明するための図である。図6(b)は、閾値電位設定可能範囲を決定する工程を説明するための図である。図6(c)は、閾値電位を決定する工程を説明するための図である。
【図7】
図7(a)は、電位設定情報を得る工程を説明するための図である。図7(b)は、条件設定用温度から評価電位を得る工程を説明するための図である。
【図8】
図8は、定電位保持試験の結果に基づいて熱影響部を評価する工程を説明するための図である。
1 評価対象物
11 母材部
21 溶接部
211 溶接金属部
212 熱影響部
S1 電位設定情報を準備するステップ
S13 母材部孔食電位を測定するステップ
S14 熱影響部孔食電位を測定するステップ(溶接部孔食電位を測定するステップ)
S16 閾値電位を得るステップ
S161 母材部下限電位を得るステップ
S162 熱影響部下限電位を得るステップ(溶接部下限電位を得るステップ)
S163 閾値電位設定可能範囲を設定するステップ
S164 閾値電位を決定するステップ
S17 電位設定情報を得るステップ
S2 定電位保持試験を実施するステップ
S23 条件設定用温度を得るステップ
S24 評価電位を決定するステップ
S25 定電位保持試験を行うステップ
S26 判定するステップ
THA 閾値電位設定可能範囲
Ts 条件設定用温度
VCB 母材部孔食電位
VCH 熱影響部孔食電位(溶接部孔食電位)
VCBL 母材部下限電位
VCHL 熱影響部下限電位(溶接部下限電位)
VCE 評価電位
VCT 閾値電位
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