特開2026-159054IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鋼板の面外曲げ耐力の算定方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】計算の煩雑さを解消して、鋼板の面外曲げ耐力を容易かつ高精度に算定することのできる、鋼板の面外曲げ耐力の算定方法を提供すること。
【解決手段】外力が作用する鋼板の面外曲げ耐力の算定方法であり、鋼板に対して未知数を設定した上で、複数の多角形で構成された崩壊機構モデルを作成するA工程、任意の降伏線を共通の構成要素とする2つの多角形の平面を規定するそれぞれの複数の節点の座標を設定し、各節点を結ぶ複数のベクトル座標に基づく行列式によって降伏線の内力による仕事を算定し、全ての降伏線の内力による仕事の総和を算定するB工程、鋼板に作用する外力による仕事の総和と内力による仕事の総和の釣り合いから鋼板の面外曲げ耐力の仮値を算定するC工程、未知数をその設定範囲内で変化させながらA工程乃至C工程を実行し、未知数ごとに算定された鋼板の面外曲げ耐力の仮値の中の最小値を鋼板の面外曲げ耐力とするD工程を有する。
【選択図】図3

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載される鉄骨柱梁接合部の耐力予測方法をはじめとして、降伏線理論を用いて対象となる鋼板の面外曲げ耐力を算定するに当たり、降伏線理論では、鋼板に外力(面外力)である曲げや軸力が作用した場合に、鋼板の曲げ変形を複数に分割された多角形の剛体を組合せた崩壊機構としてモデル化し、する崩壊機構モデルを設定する。この崩壊機構モデルにおいて、多角形の各頂点の位置は、検討対象となる鋼板の境界条件に応じて一部未知数を含む形で仮定する。鋼板の曲げ変形が各多角形の交線である降伏線に集中するものとして、各降伏線の内力による仕事(内部仕事)の和と外力による仕事(外力仕事)の釣り合いから崩壊荷重を算定する収斂計算などによって、崩壊荷重が最小となる未知数を算定することにより、設計対象の鋼板の面外曲げ耐力が算定される。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成すべく、本発明による鋼板の面外曲げ耐力の算定方法の一態様は、 外力が作用する鋼板の面外曲げ耐力の算定方法であって、 前記鋼板に対して、未知数を設定した上で、複数の多角形で構成された崩壊機構モデルを作成する、A工程と、 任意の降伏線において、該降伏線を共通の構成要素とする2つの多角形の平面を規定するそれぞれの複数の節点の座標を設定し、各節点を結ぶ複数のベクトル座標に基・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

以上の説明から理解できるように、本発明の鋼板の面外曲げ耐力の算定方法によれば、計算の煩雑さを解消して、鋼板の面外曲げ耐力を簡易かつ高精度に算定することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 鋼板の面外曲げ耐力の算定方法の適用対象である鋼板を備えた柱に設定される、崩壊機構モデルの一例を説明する図であって、(a)は柱の上方から見た平面図であり、(b)は(a)のb方向矢視図であり、(c)は(a)のc方向矢視図である。
【図2】 鋼板の面外曲げ耐力の算定方法の適用対象である鋼板を備えた柱に設定される、崩壊機構モデルの他の例を説明する図であって、(a)は柱の上方から見た平面図であり、(b)は(a)のb方向矢視図であり、(c)は(a)のc方向矢視図である。
【図3】 任意の降伏線を共通の構成要素とする2つの多角形と、各多角形の節点、各節点を結ぶ複数のベクトル座標を説明する図である。
【図4】 柱と梁の寸法等の一例を示す図である。
【図5】 崩壊機構モデルの各節点座標の一例を示す図である。
【図6A】 降伏線の左右に節点があるケースの内力による仕事の計算例を示す図である。
【図6B】 降伏線の左右の一方に節点がないケースの内力による仕事の計算例を示す図である。
【図7】 面外曲げ耐力の仮値の算定結果を示す図である。

選択図 図3出願人が指定した本件の代表的な図

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