特開2026-163514IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

送信回路およびそれを搭載した通信装置に関し、より特定的には、増幅器を有する送信回路において負荷変動に対するロバスト性を向上させる技術

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】2つの増幅回路を有する送信回路において負荷変動に対するロバスト性を向上させる。
【解決手段】送信回路10は、互いに異なる周波数帯域に対応したアンテナANT1,ANT2に高周波信号を増幅して送信する送信回路である。送信回路は、入力端子T0と、出力端子T1,T2と、増幅回路106A,106Bと、出力回路107と、移相線路151,152,153とを備える。各増幅回路は、入力端子で受けた高周波信号を増幅する。出力回路は、2つの増幅回路および2つの出力端子に接続される。各移相線路は1/8波長の電気長を有する。各増幅回路は、キャリアアンプ、ピークアンプ、ハイブリッドカプラおよびスイッチを含む。出力回路は、ハイブリッドカプラCP3およびスイッチS2A,S2Bを含む。移相線路は、増幅回路106Bのキャリアアンプ141Bおよびピークアンプ142Bの入力端、ならびに、当該増幅回路の出力端に接続される。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特開2013-85179号公報(特許文献1)に開示されている電力増幅回路は、いわゆるドハティ増幅回路である。特開2013-85179号公報(特許文献1)の電力増幅回路においては、当該電力増幅回路の出力端子に接続される負荷インピーダンスが変動した場合、2つのアンプにおけるインピーダンスが変化するため、各アンプの出力電力が変動し不安定になる場合がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示に係る送信回路は、互いに異なる第1周波数帯域および第2周波数帯域にそれぞれ対応した第1アンテナおよび第2アンテナに高周波信号を増幅して送信する送信回路である。送信回路は、高周波信号を受ける入力端子と、第1出力端子および第2出力端子と、第1増幅回路および第2増幅回路と、出力回路と、第1移相線路~第3移相線路とを備える。第1出力端子および第2出力端子は、第1アンテナおよび第2アンテナにそれ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示に係る送信回路においては、2つの増幅回路(第1増幅回路,第2増幅回路)がハイブリッドカプラ(第3ハイブリッドカプラ)を有する出力回路を介してアンテナ(第1アンテナ,第2アンテナ)に接続されており、第2増幅回路の入力側および出力側に、1/8波長の電気長を有する移相線路(第1移相線路~第3移相線路)が設けられている。このような構成によって、2つの増幅回路からの信号を出力回路で合成してアンテナに出力する場合に、第1増幅回路の出力電力の位相に対して、第2増幅回路の出力電力の負荷位相を90°シフトさせることができる。これにより、アンテナの負荷変動に伴う出力電力の変動を負荷位相の全域にわたって抑制することができる。さらに、どの負荷位相においても、いずれかの増幅回路の出力電力を平均電力よりも高くすることができる。したがって、2つの増幅回路を有する送信回路において負荷変動に対するロバスト性を向上させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施の形態に係る送信回路が適用された通信装置の概略構成図である。
【図2】 図1における電力増幅回路の詳細構成を示す図である。
【図3】 第1モード(シリーズ-シリーズ合成モード)の場合において、一方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図4】 第1モードの場合において、他方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図5】 比較例における電力増幅回路を説明するための図である。
【図6】 実施の形態の電力増幅回路における特徴を説明するための図である。
【図7】 第1モードの場合の、最大電力時における各アンプの出力状態を説明するための図である。
【図8】 第1モードの場合の、6dBバックオフ時における各アンプの出力状態を説明するための図である。
【図9】 第1モードの場合の、12dBバックオフ時における各アンプの出力状態を説明するための図である。
【図10】 第2モード(シリーズ-パラレル合成モード)の場合において、一方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図11】 第2モードの場合において、他方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図12】 第2モードの場合の、最大電力時における各アンプの出力状態を説明するための図である。
【図13】 第2モードの場合の、6dBバックオフ時における各アンプの出力状態を説明するための図である。
【図14】 第3モード(パラレル-パラレル合成モード)の場合において、一方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図15】 第3モードの場合において、他方のアンテナから高周波信号を出力する場合の回路状態を説明するための図である。
【図16】 第3モードにおける各アンプの出力状態を説明するための図である。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1 通信装置、10 送信回路、20 BBIC、30 RFIC、40 電源回路、50 バイアス制御回路、100,100X 電力増幅回路、105 位相調整回路、106A,106B 増幅回路、107 出力回路、110,120A,120B,CP1~CP3 ハイブリッドカプラ、125 分岐回路、130 駆動増幅器、131A~134A,131B~134B アンプ、141A,141B キャリアアンプ、142A,142B ピークアンプ、151,152,153,161A~164A,161B~164B,161C~164C 移相線路、170 出力回路、410 MPC、420 電源選択回路、430 デジタルET、ANT1,ANT2 アンテナ、GND 接地電位、N1A~N4A,N1B~N4B,N1C~N4C 接続ノード、RT1,RT2 経路、S1A,S1B,S2A,S2B スイッチ、T0,T3,T4 入力端子、T1,T2 出力端子、VB バッテリ電圧、Vcc 電源電圧。

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