特許7138054IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

建物の外壁に0.7~1.5mm厚に塗付し、外観上セメントモルタルを塗付してそのまま仕上げた様な無機質なテクスチュアに仕上げることが可能な塗材仕上げ工法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、建物の外壁を左官工によるモルタル塗り仕上げと同様なテクスチュアに仕上げると共に、降雨等により仕上げ表面より雨水等が浸透した際にも、該表面部分に白華(エフロレッセンス)が生じることが無く、また建物の地震や風圧、車両の通過等による振動や該振動により生じた下地のひび割れに追従することが可能な塗材仕上げ工法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1記載の発明は、下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:2.8~15.0である水系塗材組成物を、 厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の塗材仕上げ工法は、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの大き目の鏝波に沿って波間隔が1~10mmの細かな鏝ビビリ波が形成された仕上げ表面となる効果があり、また、塗材表面をやや粗めの研磨材粒度を有する研磨手段で研磨することで、砂壁状塗料組成物によって仕上げられた表面のざらつきを無くすると共に、一定量以上の樹脂をバインダーとして含有することによって生じる、所謂、樹脂艶特有の光沢、が消えた無機質なテクスチャとなるため、その全体の仕上がりは従来のセメントモルタルを塗布してそのまま仕上げた様な無機質の質感を有する仕上げとなる効果がある。

また、本発明の塗材仕上げ工法は、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物と、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る砂壁状塗料組成物を使用するため、各組成物にはセメントを含んでおらず、このため降雨等が原因で、仕上がった塗膜表面より雨水等が浸透しても、該塗膜表面部分に白華が生じることが無いという効果がある。

さらには、本発明の塗材仕上げ工法は、アクリル樹脂系エマルジョンがバインダーとして配合された水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を使用するため、硬化した塗膜は可とう性があり、建物の地震や風圧、車両の通過等による振動や該振動により生じた下地のひび割れに追従することが出来る、という効果がある。

加えて、同様の理由で、塗膜表面が埃や排気ガス等で汚染されにくいという効果がある。

さらに言えば、本発明の塗材仕上げ工法に使用する各組成物には少なくとも増粘剤が配合されているため、下地への施工に当って良好な鏝塗り作業性を有し、熟練した職人でなくても、容易に外観上セメントモルタルを塗付してそのまま仕上げた様なテクスチュアに仕上げることが出来る効果がある。

また、請求項2記載の塗材仕上げ工法で仕上げられた塗膜は、水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物の各々に含まれる有機質分の合計重量部が、これらの組成物の合計重量部に対して7.0~8.5重量%であり少ないため、結果として内装用仕上げ塗材として要求される不燃性能を有するという効果がある。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の塗材仕上げ工法(後述の実施例の水系塗材組成物Aと同砂壁状塗料組成物)によって仕上げられた塗膜表面(150×210mm)の平面写真である。

代表図 図1本件の代表的な図

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