特許7141970IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

トンネル覆工コンクリートが中性化等による劣化により剥離して落下することを防止するために、トンネル覆工コンクリートの表面に塗付して形成するトンネル覆工コンクリート片剥落防止構造及びこの剥落防止工法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、コンクリート表面にひび割れがあっても該ひび割れに含浸して補強し、これによってコンクリート中の鉄筋の腐食を未然に防止し、コンクリート片の剥落を防止すると共に、自己消火性及び非延焼性、さらには燃焼時の発生ガスの安全性を有し、トンネル覆工コンクリート片の剥落防止に最適な、トンネル覆工コンクリート片剥落防止構造及びこの剥落防止工法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1記載の発明は、コンクリート表面に、液状エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂、又はビスフェノールA型液状エポキシ樹脂とアルキルフェノール型液状エポキシ樹脂とから成り、該液状エポキシ樹脂の他に反応性希釈剤とポリアミドアミンと脂肪族変性ポリアミンとから成る含浸プライマー組成物を0.1~0.4kg/m2塗布して硬化させた含浸プライマー層と、該含浸プライマ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のトンネル覆工コンクリート片剥落防止構造及びこの剥落防止工法は、コンクリート表面にひび割れがあっても該ひび割れに含浸して補強し、これによってコンクリート中の鉄筋の腐食を未然に防止する効果がある。また、コンクリートに対する良好な接着性と十分なコンクリート片剥落防止性能を有すると共に、トンネル内で火災が生じた場合であっても自己消火性を有しているため延焼性がなく、さらには例え燃焼させたとしてもその発生ガスは安全性を有する、という効果がある。

また、補強層用接着剤組成物は硅砂を含むため、コンクリート表面の巣穴を十分に充填する効果があり、さらには補強層用接着剤組成物が顔料によって日本塗料工業会の色見本帳の番号がN25以上N60以下に着色されているため、硬化時の気象条件(気温や湿度、炭酸ガス濃度)によりその表面にアミン系硬化剤のアミンブラッシング(アミンの炭酸塩化による弱境界層)が生じても、該アミンブラッシングの有無を目視で容易に確認できる効果がある。

具体的には、アミンブラッシングが生じていると硬化物の極表層が白濁した状態となるため、硬化物の顔料によるN25以上N60以下の黒色が白っぽくなって肉眼で容易に該アミンブラッシングを確認することが出来る。アミンブラッシングが生じている場合は、この上に塗付される上塗り層が接着不良となるため、該アミンブラッシングを研磨等により除去して水性シリコーン樹脂塗料を塗付することで上塗り層の接着不良を未然に防止することが出来る効果がある。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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