特許7168932IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

複数のケーブルラックを長手方向に接続する際に、既設のケーブルラックを利用して接続用のケーブルラックを順次搬送して接続することができるケーブルラック接続工法及びそれに使用する搬送装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来の荷揚げ装置やリフト装置等の搬送装置は、いずれも下層階から上層階に搬送することは可能でも、一度の作業で搬送できる高さは各搬送装置の高さに限定されるものであった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、断面略溝形鋼状を成したケーブルラックPの親桁P1のフランジを搬送レールP2として利用するケーブルラック接続工法に使用する搬送装置であって、既設ケーブルラックPの親桁P1のフランジのうち子桁P3に接していない側のフランジを搬送レールP2とし、該搬送レールP2に沿って移動するローラ2Aを備えたローラ本体2と、該ローラ本体2に固定され搬送レールP2・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のごとく、断面略溝形鋼状を成した既設のケーブルラックPの親桁P1を搬送レールP2として利用し、接続用のケーブルラックを接続箇所まで搬送して接続することで、ケーブルラックPの接続作業に従来のような大掛かりな搬送装置や各階への仮置き作業が一切不要になった。

しかも、既設のケーブルラックPに接続用のケーブルラックPを重ねたような状態で搬送できるので、搬送スペースが極めて少なくて済み、僅かな隙間を利用してケーブルラックPを搬送することが可能になる。

更に、搬送装置1に係止した状態のままケーブルラックPを既設のケーブルラックPに接続する接続工程400により、接続するケーブルラックPは牽引ロープ4で牽引された状態で接続作業を行うことができる。このため、ケーブルラックPの接続作業が極めて容易になる。

搬送工程300は、搬送装置1に連結した牽引ロープ4を機械的牽引又は人的牽引にて牽引することで搬送する工程であるから、工事現場に応じて、機械的牽引や人的牽引を選択することができる。

しかも、搬送工程300は、ケーブルラックPを垂直方向に搬送する搬送工程300又はケーブルラックPを水平方向に搬送する工程であることから、例えばエレベーターホールに沿った縦方向の接続工事や、共同溝の内部に設置される横方向の接続工事に極めて効率的な作業を行うことができるものである。

本発明の搬送装置1は、断面略溝形鋼状を成した既設のケーブルラックPの親桁P1のフランジを搬送レールP2とし、該搬送レールP2に沿って移動するローラ2Aを備えたローラ本体2と、該ローラ本体2により搬送レールP2に沿ってスライド自在に設けられ接続用のケーブルラックPを搬送する移動架台3と、該移動架台3を牽引する牽引ロープ4とで構成されるので、極めてシンプルな構造になっている。したがって、ケーブルラックPを長手方向に沿って接続する際に、従来の荷揚げ装置やリフト装置等のような大掛かりな搬送装置は一切不要になり、手作業でもケーブルラックPを搬送することが容易になる。

しかも、搬送レールP2は、既設ケーブルラックPの親桁P1のフランジのうち子桁P3に接していない側のフランジを搬送レールP2としているので、子桁P3やラック吊り具などの部材に妨げられずに搬送装置1を接続端部までスムーズに搬送することができる。この結果、ケーブルラックPの搬送作業が合理化され、従来のように、搬送装置の設置や解体を繰り返す作業も不要になった。

更に、搬送装置1に係止した接続用のケーブルラックPを既設のケーブルラックPに沿って搬送する搬送装置であるから、従来のように、接続用のケーブルラックPを各階等に仮置きする必要がない。この結果、ロングスパンエレベーターやクレーン等の共用の設備を使用する必要もないので工事期間を著しく短縮することができる。

また、ローラ本体2は、既設の前記ケーブルラックPの親桁P1相互間に架設する連結杆2Bと、該連結杆2Bの両端に設けた前記ローラ2Aとで構成し、移動架台3は、平行な二本の縦材3Aを横材3Bで連結した形状を成し、該縦材3Aの長手前後にローラ本体2を装着したものであるから、ローラ本体2や移動架台3が極めてシンプルな構成になり、軽量で搬送作業を容易にする利点がある。

搬送装置1に一方向に揺動する戻り防止具5が設けられ、該戻り防止具5は、搬送方向で子桁P3に当接すると揺動して子桁P3から離れ、搬送方向と逆方向で子桁P3に当接すると揺動せずに子桁P3に係止するように構成しているので、仮に、垂直方向に牽引した移動架台3が牽引ロープ4から外れても、移動架台3が最下層まで落下するのを防止する。この結果、安全な使用が可能になる。

搬送装置1に、接続用のケーブルラックPを係止する係止具6が設けられているので、搬送装置1に接続用のケーブルラックPを係止する作業が容易になる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 (イ)~(ハ)は、本発明工法の工程の一部を示す概略図である。
【図2】 (イ)、(ロ)は、本発明工法の工程の一部を示す概略図である。
【図3】 本発明工法の全工程を示すブロック図である。
【図4】 本発明装置の搬送装置を示す斜視図である。
【図5】 搬送装置を既設のケーブルラックに装着した状態を示す斜視図である。
【図6】 搬送装置に接続用ケーブルラックを係止した状態を示す斜視図である。
【図7】 既設のケーブルラックの搬送レールにローラ本体のローラを嵌合した状態を示す要部底面図である。
【図8】 既設のケーブルラックの搬送レールにローラ本体のローラを嵌合した状態を示す平面図である。
【図9】 既設のケーブルラックの搬送レールにローラ本体のローラを嵌合した状態を示す側面図である。
【図10】 搬送装置に係止した接続用ケーブルラックを示す切欠斜視図である。
【図11】 戻り防止具の使用状体を示す一部切欠斜視図である。
【図12】 ケーブルラックを水平方向に連結する状態を示す概略図である。

代表図 図1本件の代表的な図

P ケーブルラック P1 親桁 P2 搬送レール P3 子桁 1 搬送装置 2 ローラ本体 2A ローラ 2B 連結杆 2C 基盤 2D ずれ防止具 3 移動架台 3A 縦材 3B 横材 3C アイボルト 4 牽引ロープ 5 戻り防止具 5A 係止体 5B 規制体 5C スプリング体 6 係止具 7 ウィンチ 8 戻しロープ 100 設置工程 200 係止工程 300 搬送工程 400 接続工程 500 リセット工程

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