技術分野
レーザー溶着に用いることができ、かつ、レーザーマーキング可能な樹脂組成物、ならびに、前記樹脂組成物を用いた成形品、レーザー透過樹脂部材、キット、レーザー溶着品、レーザー溶着品の製造方法に関する。また、樹脂組成物の光線透過率減少を抑制させる方法、および、光線透過率減少抑制剤にも関する。
要約特許出願時に添付された[要約書]
レーザー溶着およびレーザーマーキング可能であり、かつ、耐加水分解性に優れた樹脂組成物、ならびに、前記樹脂組成物を用いた成形品、レーザー透過樹脂部材、キット、レーザー溶着品、レーザー溶着品の製造方法、樹脂組成物の光線透過率減少を抑制させる方法、光線透過率減少抑制剤の提供。熱可塑性樹脂100質量部と、ビスマス化合物0.002~10.000質量部と、有機染料0.1~5.0質量部と、ベンゼン環および/またはベンゾ縮合環を含む芳香環含有化合物0.1~18質量部とを含む、レーザーマーキング用かつレーザー溶着用樹脂組成物。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ここで、レーザー溶着において、透過樹脂部材はできるだけレーザー光の透過率を高くし、逆に吸収樹脂部材はレーザー光の吸収率を高くするため着色剤で着色することが望ましい。
一方、レーザー溶着されたレーザー溶着品の意匠性の面から、透過樹脂部材も吸収樹脂部材と同系色に着色されていることが好ましく、例えば、吸収樹脂部材および透過樹脂部材を黒色に着色することがある。
しかしながら、透過樹脂部材について、吸収樹脂部材と同様に、レーザー光の吸収率の高い顔料で着色してしまうと、レーザー光が透過しなくなってしまいレーザー溶着が不可能となってしまうことから、透過樹脂部材は、レーザー光の透過をできるだけ阻害しないよう、染料を用いることが検討されている。しかしながら、透過樹脂部材にレーザーマーキングを施す場合、レーザー光が透過してしまうとレーザーマーキングできない。そこで、レーザー光をある程度透過させつつ、レーザーマーキングも可能な樹脂組成物が求められる。また、着色剤として、染料を配合すると、耐加水分解性が問題となる場合がある。
かかる状況のもと、本発明は、レーザー溶着およびレーザーマーキング可能であり、かつ、耐加水分解性に優れた樹脂組成物、ならびに、前記樹脂組成物を用いた成形品、レーザー透過樹脂部材、キット、レーザー溶着品、および、レーザー溶着品の製造方法を提供することを目的とする。また、樹脂組成物の光線透過率減少を抑制させる方法、光線透過率減少抑制剤を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題のもと、熱可塑性樹脂にビスマス化合物を用い、かつ、所定の芳香環含有化合物を用いることにより、レーザー溶着およびレーザーマーキング可能であり、かつ、耐加水分解性に優れた樹脂組成物が得られることを見出した。
具体的には、下記手段により、課題は解決された。
<1>熱可塑性樹脂100質量部と、ビスマス化合物0.002~10.000質量部と、有機染料0.1~5.0質量部と、ベンゼン環お・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明により、レーザー溶着およびレーザーマーキング可能であり、かつ、耐加水分解性に優れた樹脂組成物、ならびに、前記樹脂組成物を用いた成形品、レーザー透過樹脂部材、キット、レーザー溶着品、および、レーザー溶着品の製造方法を提供可能になった。また、樹脂組成物の光線透過率減少を抑制させる方法、光線透過率減少抑制剤を提供可能になった。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
実施例のレーザー溶着強度を測定するための試験片(透過樹脂部材I)を示す概略図である。
【図2】
実施例のレーザー溶着強度を測定するための試験片(吸収樹脂部材II)を示す概略図である。
【図3】
実施例のレーザー溶着強度を測定するための試験片(透過樹脂部材Iと吸収樹脂部材IIの組み合わせ)を示す概略図である。
【図4】
実施例のレーザー溶着強度の測定方法を示す概略図である。
21、22 穴
23、24 測定用の冶具
25、26 測定用治具
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録