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公報発行日 2023年9月8
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請求項1記載の表皮によれば、表皮材を貫通した針穴の少なくとも一部を通る第1糸が、縮れであるクリンプを繊維端の毛羽立ち以外に持った複数の繊維を有するかさ高糸を備えるので、クリンプによるかさ高性(かさ高糸の膨らみ)によって針穴と第1糸との隙間を小さくできる。また、クリンプによって複数の繊維間に空間が形成されるので、発泡体を形成する発泡液が針穴と第1糸との隙間に浸入しても、その発泡液を複数の繊維間の空間で吸収できる。さらに、その発泡液の吸収によりかさ高糸を膨らませつつ、吸収した発泡液が硬化することで、針穴と第1糸との隙間をより小さくできる。これらの結果、発泡体の発泡成形時に針穴から発泡液を漏れ出し難くできる。
第2糸が針孔の内側で第1糸と他糸レーシングして、第1糸と第2糸とにより表皮材同士を縫い合わせる。第1糸は、縫い合わされる表皮材をそれぞれ貫通した針穴の両方を通るので、第2糸がかさ高糸を備えていなくても、第1糸によって針穴の両方から発泡液を漏れ出し難くできる。更に、第1糸の伸縮性が第2糸の伸縮性よりも優れているので、他糸レーシングされた第1糸が第2糸側へ伸び、針穴の両方に第1糸をより通し易くできる。これらの結果、第2糸がかさ高糸を備えていなくても、針穴から発泡液を漏れ出し難くできると共に、第1糸(かさ高糸)の使用量を減らすことができる。
請求項2記載の表皮によれば、第1糸は、かさ高糸よりも耐熱性が優れた耐熱糸を備える。これにより、請求項1の効果に加え、例えばかさ高糸が劣化するような高温時でも、耐熱糸によって第1糸を切れ難くできる。
請求項3記載の表皮によれば、第2糸がかさ高糸を備えるので、縫い合わされる表皮材をそれぞれ貫通した針穴の両方に、かさ高糸を有する第1糸又は第2糸を確実に通すことができる。その結果、請求項1又は2の効果に加え、針穴から発泡液をより漏れ出し難くできる。
請求項4記載の成形品は、請求項1から3のいずれかに記載の表皮と、表皮に一体発泡してなり表皮に覆われる発泡体とを備えるものであり、針孔の内側におけるかさ高糸の繊維間に発泡体の一部が形成されている。そのため、請求項1から4のいずれかと同一の効果を奏する。
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