特許7576420IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

スクリーン本体を巻取る方向に付勢する付勢装置によるスクリーン本体の上昇速度が制動装置により抑制されるロールスクリーンに関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1に示されたロールブラインドの調速・停止装置では、スクリーンの巻取り時に、増速歯車が従動歯車を巻取軸とは逆方向へ増速回転させることに伴い、ガバナシャフトも回転してその遠心力によりガバナウエイトが外方へ付勢されガバナドラムの内周面に摺動する遠心ガバナを用いているため、スクリーンの巻取りに伴って、コイルスプリングの蓄勢力が弱まることにより、スクリーンの巻上げ速度が遅くなり、スクリーン巻取りの全領域において巻取り速度が変化してしまう不具合があった。また、特許文献1に示されたロールブラインドの調速・停止装置では、増速歯車の増速比を大きくすると、スクリーン巻取り速度の変化は少なくなるけれども、巻取軸内の同軸上で、大きな増速比を確保しようとすると、歯車のモジュールが小さくなり歯の強度が低下するか、或いは構成歯車が増加し、部品点数が増大する問題点もあった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の観点は、図1~図4及び図11に示すように、スクリーン本体13を繰出し可能に巻取る巻取パイプ14と、巻取パイプ14の両端を回転可能に保持する一対のサイドプレート11,12と、巻取パイプ14内に設けられスクリーン本体13を巻取る方向に巻取パイプ14を回転させるように付勢する付勢装置16と、巻取パイプ14内に設けられ付勢装置16の付勢力による巻取パイプ14の回転速度を抑制する制動装置・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の観点のロールスクリーンでは、略円筒状の巻取パイプ内で、巻取パイプの回転力を、その中心線に対して所定の角度だけ傾斜した方向であって巻取パイプの長手方向に変更して遠心ガバナに伝達するように増速装置を構成したので、略円筒状の巻取パイプ内で、遠心ガバナの直径を最大限に大きくすることができる。この結果、高い増速比と安定した制動力を有する制動装置を得ることができる。

本発明の第2の観点のロールスクリーンでは、巻取パイプの回転力を、入力ギヤと従動ギヤとの噛合により、巻取パイプの中心線から所定の距離だけ平行移動した平行方向に変更し、駆動ねじギヤと従動ねじギヤの噛合により、平行方向に直交する第1直交方向に変更し、ウォームホイールとウォームの噛合により、第1直交方向に直交する第2直交方向に変更して遠心ガバナに伝達するように増速装置を構成したので、と同様に、略円筒状の巻取パイプ内で、遠心ガバナの直径を最大限に大きくすることができる。この結果、高い増速比と安定した制動力を有する制動装置を得ることができる。

本発明の第3の観点のロールスクリーンでは、制動ケースの両端を、巻取パイプの内周面に挿着された一対のインナプレートによりこれらのインナプレートに対して相対回転可能に保持したので、制動ケースを巻取パイプ内にコンパクトに収容できる。

本発明の第4の観点のロールスクリーンでは、遠心ガバナの中心線を制動ケースの中心線に対して所定の角度だけ傾斜した方向に変更して、遠心ガバナを制動ケースの中心線近傍に位置させたので、略円筒状の巻取パイプ内で、遠心ガバナの直径を最大限に大きくすることができる。この結果、高い増速比と安定した制動力を有する制動装置を得ることができる。

本発明の第5の観点のロールスクリーンでは、一対のインナプレートを介して駆動軸に伝達される巻取パイプの回転力のうちスクリーン本体を巻取る方向の巻取パイプの回転力をワンウェイクラッチにより増速装置に伝達するので、増速装置に伝達された巻取パイプの回転力が更に遠心ガバナに伝達される。この結果、制動装置の安定した制動力により、スクリーン本体が適切な速度で巻取られる。一方、スクリーン本体を繰出す方向の巻取パイプの回転力をワンウェイクラッチにより増速装置に伝達しないので、巻取パイプの回転力は増速装置及び遠心ガバナに伝達されない。この結果、手動でスクリーン本体を比較的スムーズに繰出すことができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明実施形態のロールスクリーンの巻取パイプの縦断面図である。
【図2】 その巻取パイプ内に設けられた制動装置の第1インナプレート、制動ケース及び遠心ガバナ等を含む立体分解図である。
【図3】 その制動装置の第2インナプレート、ワンウェイクラッチ及び入力ギヤ等を含む立体分解図である。
【図4】 (a)は制動装置の第1制動ケースを取外して内部を露出させた状態を示す制動装置の斜視図であり、(b)は制動装置の第2制動ケースを取外して内部を露出させた状態を示す制動装置の斜視図である。
【図5】 その制動装置の外観を示す斜視図である。
【図6】 その制動装置の第2インナプレートに駆動軸を挿着した状態を示す図1のA-A線断面図である。
【図7】 その制動装置の第2インナプレートに駆動軸を挿着した状態を示す斜視図である。
【図8】 入力ギヤに従動ギヤが噛合し駆動ねじギヤに従動ねじギヤが噛合する状態を要部斜視図である。
【図9】 ウォームホイールにウォームが噛合しウォーム軸の先端に遠心ガバナが設けられた状態を示す要部斜視図である。
【図10】 図9のB矢視図である。
【図11】 そのロールスクリーンの正面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10 ロールスクリーン 11 第1サイドプレート(サイドプレート) 12 第2サイドプレート(サイドプレート) 13 スクリーン本体 14 巻取パイプ 16 付勢装置 17 制動装置 21 第1インナプレート(インナプレート) 22 第2インナプレート(インナプレート) 26 制動ケース 27 駆動軸 28 遠心ガバナ 29 増速装置 32 入力ギヤ 33 従動ギヤ 34 駆動ねじギヤ 36 カウンタ軸 37 従動ねじギヤ 38 ウォームホイール 39 従動軸 41 ウォーム 42 ウォーム軸 43 ワンウェイクラッチ

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