特許7578476IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

エンジンと、電動機と、エンジンと電動機との間の連結を切り離し可能なクラッチと、を備えた車両の制御装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、ファーストフィル圧は、クラッチのパック詰めを促進する為の油圧であり、クラッチの伝達トルクを生じさせる油圧ではない。その為、ファーストフィル圧を補正する学習制御では、伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正することができない。伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正する学習制御を行うことが望まれる。伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正する学習制御では、例えば油圧指令値に対する伝達トルクのばらつきの成分が、定常的なばらつきの他に、油圧指令値に対して実際にクラッチの伝達トルクが立ち上がるまでの無駄時間のばらつきを含む場合がある為、誤学習のおそれがある。或いは、無駄時間のばらつきを学習制御によって抑制した後に、伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正する学習制御を開始しようとすると、その学習制御の完了が遅れてしまうおそれがある。或いは、無駄時間のばらつきを学習制御によって抑制したとしても、その後に実行する、伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正する学習制御によって無駄時間のばらつきが拡がってしまう可能性があり、再度、無駄時間のばらつきを学習制御によって抑制しなければいけないおそれがある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1の発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記動力伝達経路における前記エンジンと前記電動機との間に設けられた、油圧式のクラッチアクチュエータが制御されることによって制御状態が切り替えられるクラッチと、前記クラッチアクチュエータへ調圧された油圧を供給する油圧制御回路と、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

前記第1の発明によれば、クラッチの伝達トルクの推定値と必要クランキングトルクとの差が所定値以下となってからクランキング用油圧指令値の出力が解除されるまでの期間における、油圧指令値に対するクラッチの伝達トルクのばらつきによって生じる現象を表す数値に基づいて、クラッチの伝達トルクと油圧指令値との相関を表す関係を補正する学習制御が行われるので、エンジンの始動に際して、クラッチの伝達トルクが立ち上がるまでの無駄時間のばらつきの影響を抑制した状態で、その学習制御を速やかに行うことができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
【図2】 K0クラッチの一例を示す部分断面図である。
【図3】 K0制御用フェーズ定義における各フェーズの一例を説明する図表である。
【図4】 エンジンの始動制御が実行された場合のタイムチャートの一例を示す図である。
【図5】 K0学習対象期間と学習パラメータとを説明するタイムチャートの一例を示す図である。
【図6】 K0トルク学習補正値の記憶領域の一例を説明する図である。
【図7】 学習値記憶装置に記憶されたK0トルク学習補正値をエンジン始動の際のK0クラッチの制御に用いるときの一例を説明する図である。
【図8】 電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、エンジンの始動に際して実K0トルクが立ち上がるまでの無駄時間のばらつきの影響を抑制した状態でK0学習制御を速やかに行う為の制御作動を説明するフローチャートである。

代表図 図1本件の代表的な図

10:車両 12:エンジン 14:駆動輪 20:K0クラッチ(クラッチ) 56:油圧制御回路 90:電子制御装置(制御装置) 92d:始動制御部 94:クラッチ制御部 98:学習制御部 120:クラッチアクチュエータ MG:電動機

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