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公報発行日 2024年12月24
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本発明の手段により、共通の電源及び電極を用いた簡易な構成のドット発光画像においても、電流集中なく全面均一に発光する有機エレクトロルミネッセンス素子、その製造方法、それを具備した簡易表示装置及び印刷物を提供することができる。
本発明の効果の発現機構ないし作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
通常、個別に最適化されたホスト化合物と、赤緑青色(RGB)に発光する発光ドーパントを含有するそれぞれ異なる材料により発光画素を形成する場合、定電流密度当たりの電圧は、最低空軌道と最高被占軌道とのエネルギー準位のギャップ(差)の狭い赤色(R)発光が最も低電圧で、青色(B)発光が最も高電圧となる。言い換えると電流密度と電圧(J-V)曲線は通常重ならない。ディスプレイの場合、各素子の(J-V)曲線が揃わなくてもトランジスタ回路で電流値を個別に制御できるため、(J-V)曲線を揃える必要はない。しかし、トランジスタ回路を用いない簡単な電極構成で、かつ安価な単一電源で駆動させる簡易印刷表示物の場合、最も低電圧で駆動する赤色(R)発光素子に電流が集中し、青色(B)発光素子及び緑色(G)発光素子の輝度が低下するか、又は発光しない問題があった。
本発明では、共通の電源及び電極を用いたシンプルな電極構造においても、赤緑青色(RGB)の各発光画素用材料のすべての材料について、共通のホストを用いて形成した素子とすることで、(J-V)曲線が近似となり、共通電極及び単一電源を用いて混色絵柄を形成した場合にも、一部の素子に電流集中を生じることなく均一に発光させることができるという効果を発現する。
本発明の効果は、発光層がインクジェットなどの液滴吐出法により成膜される場合に発揮されやすい。液滴吐出法により成膜される場合のほうが、蒸着やスピンコートなどで成膜する場合よりも下地と吐出した液滴の混合が顕著であり、電流集中の影響をより受けやすいが、このような場合でも、一部に電流集中を生じることなく均一に発光することができる。また、異なる発光色のインクを重ねて混色画像を形成することができ、インクヘッド数を節減することができ、製造コストを下げることができるものと推察される。
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