特許7750417IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

複数の圧延スタンドが並設されたタンデム圧延機の板厚スケジュール計算方法及び圧延プラント

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1及び特許文献2のいずれにも、リミットチェックに用いるリミット値がどのような数値であるか、その設定方法を含めて明確に記載されていない。仮に、十分に大きい数値をリミット値として設定した場合、リミットチェックそのものが機能しなくなる。一方で、比較的小さい数値をリミット値として設定した場合、リミット値を超過する頻度が増え、板厚スケジュールの計算が収束しなくなる。いずれの場合も、圧延トラブルを招き、歩留まり悪化や操業停止時間を増加させる恐れがある。また、リミット値は鋼種やサイズに依らず、全ての材料に対して共通の(同じ)数値が用いられているのが現状であり、この共通の数値は、圧延材に適したリミット値とは言えない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1の観点は、複数の圧延スタンドによって連続で圧延されるタンデム圧延機の板厚スケジュール計算方法に関連する。板厚スケジュール計算方法は、先進率モデル及び圧延荷重モデルを含む圧延モデル式を用い、圧延荷重もしくはモーターパワーを基にして板厚スケジュールを計算する計算工程を含む。計算工程は、過去の圧延データを基に、各圧延スタンドにおける圧下率の上限値及び下限値の少なくとも一方を、圧延する鋼種区分及・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

第1及び第9の観点によれば、製品仕様毎に過去の圧延データを用いて算出した圧下率の上限値及び下限値の少なくとも一方をリミット値に設定することで、被圧延材に適したリミット値を設定することができ、圧延トラブルを回避することが可能となる。これにより、歩留改善や操業停止時間の短縮を実現することができる。

第2及び第4の観点によれば、圧延トラブルを起こさなかった圧延データを用いることで、圧延トラブルが発生する可能性を低くすることができ、より安定した操業が可能になる。

第3及び第5の観点によれば、設定計算値と実績値との乖離が小さい圧延データを用いることで、圧下率の上限値及び下限値の少なくとも一方を精度良く求めることができる。

第6の観点によれば、圧延トラブルが発生した区分の圧延データを用いる場合でも、圧下率の上限値及び下限値の少なくとも一方を算出することができる。

第7の観点によれば、圧下率の逆転を防ぐことで、圧延バランスが崩れて圧延トラブルを引き起こすことを防止することができる。

第8の観点によれば、圧延データ数に応じて段階的にリミット値を設定することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施の形態による圧延プラントの構成を示す模式図である。
【図2】 圧延プラントが備えるプロセス計算機のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】 実施例1における板厚スケジュール計算の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】 実施例2における板厚スケジュール計算の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】 実施例3における板厚スケジュール計算の流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】 実施例4における板厚スケジュール計算の流れを説明するためのフローチャートである。

代表図 図1本件の代表的な図

1…圧延プラント、4…仕上圧延機(タンデム圧延機)、21…プロセス計算機、23…データベース、41…ロール、42…圧下装置、43…電動機、F1~F5…圧延スタンド

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