技術分野
自動車、航空機の発電機または各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、トロイダル型無段変速機では、ディスク(入力側ディスクまたは出力側ディスク)と軸との間にころ軸受またはケージ&ローラを介在させることによって、軸によってディスクが回転可能に支持されている。ディスクと軸の回転の向きは反対であり、両者の間にある軸受は相対回転を支持する必要がある。高速回転で用いられる航空機向けのトロイダル型無段変速機では、当該軸受の相対回転数は最大3万rpm程度となり、軸受の保持器と、軸方向の位置を支持するための相手部品(例えば止め輪)とが接触すると焼き付きや保持器摩耗が懸念され、最終的には保持器破損や止め輪破損性に至る可能性がある。
軸受の保持器が破損すると、支持しているディスクや軸の振れが大きくなり、トロイダル型無段変速機の非同期が発生し動力伝達不可となる可能性がある。また、保持器破損時に周辺部品に衝撃を与えディスクや軸の割れが発生する可能性がある。
また、軸受の止め輪が破損すると、軸受が軸方向に移動することで本来の軌道面ではない箇所で軸受のころが転動することになり、軸受の早期破損が発生する懸念がある。
止め輪はの通り高速回転しているため遠心力が発生する。遠心力により止め輪が変形しても抜けが発生しないようにするため、穴側、すなわちディスクの内径側に止め輪を設けることが設計上有利となる。一方で、ディスク内径面に、止め輪を嵌め込むための止め輪溝(嵌合溝)を設けると、ディスクの止め輪溝が高応力部位となり、ディスク割れの懸念がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、軸と、この軸にそれぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的にかつ前記軸と一体的に回転可能に設けられた第1ディスクおよび前記軸に対して回転可能に設けられた第2ディスクと、これら両ディスクの間に挟持されるパワーローラと、を備えたトロイダル型無段変速機において、
前記軸の外径面と前記第2ディスクの内径面との間に、油室が設け・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、軸側に油膜切れが無く、かつディスク(第2ディスク)に高応力部位が発生するのを抑制して、当該ディスクの疲労破壊を防止できる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明の第1のトロイダル型無段変速機を示すもので、全体の概略を示す断面図である。
【図2】
同、要部の断面図である。
【図3】
同、図2における要部の拡大断面図である。
【図4】
同、軸受の斜視図である。
【図5】
本発明の第2のトロイダル型無段変速機を示すもので、要部の断面図である。
【図6】
従来のトロイダル型無段変速機の一例を示す断面図である。
【図7】
図6におけるA-A線に沿う断面図である。
【図8】
従来の航空機向けのトロイダル型無段変速機の一例を示すもので、要部の拡大断面図である。
1A 出力軸(軸)
1g,1h 嵌合溝
2 入力側ディスク(第2ディスク)
3 出力側ディスク(第1ディスク)
11 パワーローラ
50,60 油室
51 シール体
51a 円筒部材
51b シール部材
53 止め輪
61 シール部材
70 軸受
72 保持器
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