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公報発行日 2025年12月23
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本発明の手段により、感光体の電荷輸送性を確保しながら、外添剤由来の凝集物がスジ状に固着することを抑制し、感光体の優れた耐摩耗性と良好な画像品質とを両立する電子写真画像形成システムを提供することができる。
本発明の効果の発現機構ないし作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
重合性基を有する正孔輸送性化合物、又はバインダーを構成する重合性モノマーの反応性基の一部は、未反応基として表面保護層中に残存する。当該未反応基の近傍は局所的に吸着力が高い状態となるため、外添剤(シリカ粒子、滑剤粒子等)の凝集体が形成されやすくなり、この凝集体が、スジ状の固着物となって白抜け等の画像不良の原因となる。したがって、表面保護層中の前記未反応基を低減することは、スジ状の固着物起因の画像不良の発生を抑制することができるものと推察される。
本発明者らは検討の結果、感光体の表面保護層に含有される正孔輸送性化合物が、1官能(「単官能」ともいう。)である重合性基を有する化合物であるか、又はπ共役部位の分子サイズが小さい化合物であると、硬化反応時の立体障害が低減されることによって、表面保護層中の未反応基の残存量を低減することができることを見いだした。
これは、2官能である場合には、正孔輸送材の一つ目の反応性基が反応した結果、正孔輸送材がバインダーと直接結合し、拘束された状態となるため、二つ目の反応性基の反応の際に立体障害が大きくなる。しかしながら、2官能であっても、π共役部位の分子サイズが小さい場合は、一つ目の反応点を介してバインダーに拘束されている状態にあっても、正孔輸送材の運動自由度が比較的確保され、未反応基を低減することができる。
また、クリーニングブレードの先端稜線部を、実効当接角度を適度に立てて圧接することによって、当該クリーニングブレードの先端稜線部(エッジ)に対して回転方向下流側の、感光体とクリーニングブレードに挟まれた楔空間の広さが確保され、クリーニングブレードに凝集物が到達した場合においても、クリーニングブレードのエッジへの堆積を抑制できる。
このときに、クリーニングブレードのエッジが直角形状の場合、実効当接角度を高くするとブレードエッジの引き込み量が大きくなり、めくれや振動増大によるクリーニング不良を生じるリスクがある。しかしながら、エッジが鈍角形状であると引き込まれ量が小さくなり、めくれや振動増大を生じることなく、実行当接角度を高くすることができる。
正孔輸送性化合物の適切な選択と特定のクリーニングブレードの構成との相乗効果により、感光体の電荷輸送性を確保しながら、外添剤由来の凝集物がスジ状に固着することを抑制し、感光体の優れた耐摩耗性と良好な画像品質とを両立することができる。
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