特許7791105IP Force 特許公報全文掲載

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本出願は、標的化二次元液体クロマトグラフィー、タンデム質量分析(2D-LC-MS/MS)システムを使用して、任意に親和性捕捉と組み合わせて、タンパク質、例えば抗体、抗原、受容体などの高分子分析物の存在をアッセイするためのシステム及び方法に関する。いくつかの態様では、システムは部分的又は完全に自動化されている。いくつかの態様では、システムは、pg/mL~ng/mLの範囲の臨床又は非臨床の生物学的組織又は流体試料からのタンパク質バイオマーカー(例えば、抗体又は抗原)の検出を可能にし得る。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 試薬に依存しない標的化2D-LC-MS/MS法の全体的なワークフローを示す。
【図2】 高pH RPLC-MS/MDサーベイ・スキャン分析による分析物の移行に関する保持時間ウィンドウを決定するための設定を示す。保持時間ウィンドウは、Tapex+/-0.3分として定義され、ここで、Tapexは、分析物のピーク頂点における保持時間を表す。
【図3】 希釈を伴う標的化2D構成を有する超標的化2D-LC-MS/MSの概略ワークフローを示す。図中、単純破線は高pH移動相の流路を示し、実線は低pH移動相の流路を示し、点線及び破線の複合は高pH移動相及び低pH移動相の混合物の流路を示し、矢印は分析物の位置を示す。この方法は、以下の5つの工程からなる:(工程1)試料をロードし、カラムを平衡化する;(工程2)試料を注入し、線形高pH RPLC勾配を使用して分析物をマトリックス分子から分離する;(工程3)0.6分の保持時間ウィンドウ(Tapex+/-0.3分)内の分析物の画分/部分をトラップカラムに移し、その画分/部分を第二次元の低pH移動相Aで希釈する;(工程4)MS分析のために線形低pH RPLC勾配を使用して分析カラムを通して分析物を溶出し、その間に高pH RPLCカラムからマトリックス分子を溶出して廃棄する;(工程5)高有機移動相を使用してトラップバルブ、管及びカラムを洗浄する。
【図4】 分析フローとマイクロフローLC-MS/MSとの間の感度を比較する。図4Aは、サル血清にスパイクした抗CD22を用いた測定を示す。図4Bは、マウス血清にスパイクしたハーセプチンを用いた測定を示す。分析フロー及びマイクロフローLC-MS/MSのLC流量は、それぞれ300μL/分及び8μL/分であった。ISは内部標準を表す。
【図5】 サル血清にスパイクした抗CD22を分析することによって、マイクロフロー1D-LC-MS/MSと2D-LC-MS/MSとの間の感度を比較する。抗CD22モノクローナル抗体を、400から0.78ng/mLまでの2倍段階希釈でサル血清にスパイクした。50マイクロリットルの各血清試料をプロテインA親和性捕捉及びオンビーズ・トリプシン消化に供した。同じ試料を、同じLC流量8μL/分で1D-LC-MS/MS(図5A)及び2D-LC-MS/MS(図5B)の両方によって分析した。イオン遷移m/z693.8→555.7をペプチドIYPGDGDTNYSGKについてモニターした。ISは内部標準を表す。
【図6】 0.78ng/mL~100ng/mLの異なる濃度の抗CD22をスパイクしたサル血清からのペプチドIYPGDGDTNYSGKの検出を示す。ISは内部標準を示す。二重ブランクは、分析物及びISを含まないサル血清を示し;血清ブランクは、ISをスパイクしたが分析物をスパイクしていないサル血清を示す。
【図7】 0.78ng/mL~100ng/mLの異なる濃度の抗CD22をスパイクしたヒト血清からのペプチドIYPGDGDTNYSGKの検出を示す。ISは内部標準を示す。二重ブランクは、分析物又はISを含まないサル血清を示し;血清ブランクは、ISをスパイクしたが分析物をスパイクしていないサル血清を示す。ISは内部標準を表す。
【図8】 ペプチドIYPGDGDTNYSGKの検量線を示す。図8Aは、抗CD22をスパイクしたサル血清試料からのペプチドIYPGDGDTNYSGKの曲線を示す。図8Bは、抗CD22をスパイクしたペプチドIYPGDGDTNYSGKヒト血清試料の曲線を示す。分析物対内部標準ピーク面積比(すなわち、軽重ピーク面積比)を分析物濃度に対してプロットした。品質管理も含めた。
【図9】 ペプチドIYPGDGDTNYSGKを使用した高pH RPLC分離中の分析物保持時間再現性の評価を示す。400ng/mLの抗CD22をスパイクした50マイクロリットルのサル血清を、プロテインA親和性捕捉及びオンビーズ・トリプシン消化に供した。この試料を、高pH RPLC-MS/MSによる320個の試料を含む実行において3つの異なる日に3回(すなわち、注入1(1日目)、180(3日目)及び320(5日目))分析した。ISは内部標準を表す。
【図10】 2D-LC-MS/MSアッセイ感度に対する試料体積の影響の評価を示す。抗CD22モノクローナル抗体を400ng/mLでサル血清にスパイクした後、2倍段階希釈を行い、400~0.78ng/mLの濃度を得て、各血清試料を異なる出発体積(すなわち、25μL対50μL)で2回分析した。ISは内部標準を表す。
【図11】 ペプチドLSCAASGYEFSRの検量線を示す。図11Aは、抗CD22をスパイクしたサル血清試料からのペプチドLSCAASGYEFSRの検量線を示す。図11Bは、抗CD22をスパイクしたヒト血清試料からのペプチドLSCAASGYEFSRの検量線を示す。分析物対内部標準ピーク面積比(すなわち、軽重ピーク面積比)を分析物濃度に対してプロットした。品質管理も含めた。
【図12】 抗CD22をスパイクした50μLのサル血清からのペプチドFTFSLDTSKの検量線を示す。分析物対内部標準ピーク面積比(すなわち、軽重ピーク面積比)を分析物濃度に対してプロットした。
【図13】 アテゾリズマブによるPD-L1結合の評価を示す。0.145μMのPD-L1を2.9μMのアテゾリズマブ(モル比1:20)と共に室温で2時間インキュベートし、次いで試料をプロテインA親和性捕捉(AC1)に供した。AC1に続いて、アテゾリズマブを同じ濃度(2.9μM)で上清に添加し、室温でさらに2時間インキュベートし、次いで2回目のプロテインA親和性捕捉(AC2)に供した。AC1及びAC2の両方によって捕捉された分子を消化し、2D-LC-MS/MSによって分析した。図13Aは、AC1捕捉に供されたPD-L1試料の2D-LC-MS/MS分析を示す。図13Bは、AC1捕捉及びその後のAC2捕捉に供されたPD-L1試料の2D-LC-MS/MS分析を示す。AC2からPD-L1は検出されず、AC1中にPD-L1がアテゾリズマブによって完全に結合されたことを示した。
【図14】 可溶性PD-L1の定量のためのマイクロフロー1D-LC-MS/MSと2D-LC-MS/MSとの間の感度を比較する。アテゾリズマブ-PD-L1複合体を、PD-L1の濃度が500~2ng/mL(又は18~0.07nM)の範囲である2倍段階希釈で正常ヒト血清中にスパイクした。図14Aは、スパイクイン試料をマイクロフロー1D-LC-MS/MSによって分析したことを示す。図14Bは、スパイクイン試料を2D-LC-MS/MSによって分析したことを示す。血清ブランク及びLLOQ試料をここに示す。
【図15】 処置後血清試料中のアテゾリズマブに結合する可溶性PD-L1バリアントの総濃度を測定するための標的化2D-LC-MS/MS法の適用を示す。図15Aは、PD-L1 IgVドメイン由来のペプチドLQDAGVYRの検量線を示す。図15Bは、12個の処置後血清試料中の総可溶性PD-L1のモル濃度を示す。図15Cは、野生型PD-L1の分子量に基づいて計算された可溶性PD-L1の質量濃度を示す。図15Dは、2D-LC-MS/MSとELISAデータとの間の相関を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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