特許7791785IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は燃油を燃焼する燃焼機に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、この従来のものでは、ヒータとして常温時に抵抗値が小さい特性をもつセラミックヒータやPTCヒータを用いた場合、運転開始時に大きな突入電流が流れて瞬間的に消費電力が1000Wに達するため、国内の商用電源を主電源として使用している場合は、問題ないが、野外や災害の発生等により長時間停電しているときなどに、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を電源として使用しようとすると、持ち運び容易な蓄電式の電源装置には、出力電力が例えば200Wや500Wのものがあり、この200Wや500Wの蓄電式の電源装置を使用すると、蓄電式の電源装置に定格電流よりも大きい電流が流れ、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまい、燃焼機が運転できない課題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明の請求項1では、燃油を気化する気化部を備えた燃焼部と、常温以下では低抵抗値となり、常温を超える温度では常温以下の抵抗値に比べ高抵抗値となるヒータからなり前記気化部を加熱する気化部加熱手段と、前記気化部に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化部の温度を検知する気化部温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備えた燃焼機に於いて、前記気化部加熱手段への印加電・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明の請求項1によれば、前記気化部加熱手段に通電を開始してから気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達するまで、気化部加熱手段への印加電圧を抑制し、気化部温度検知手段の検知温度が予め定めた所定温度に達したら、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を緩めるので、気化部加熱手段の温度が上昇して所定温度に達するまでは印加電圧をして突入電流を抑えて瞬間的に消費電力が大きくなるのを防ぎ、出力電力が小さい蓄電式の電源装置を使用することができる。

又、気化部の温度が上昇して所定温度に達すると、気化部加熱手段の抵抗値が十分高くなり、印加電圧の抑制を緩めても瞬間的に消費電力が大きくなることはなく、所定温度に達したあとの温度上昇を早めて、燃焼開始までの時間を早めることができる。
又、入力電源として商用電源と商用電源以外の電源とのいずれかを使用可能に構成され、制御部は、入力電源が商用電源か商用電源以外の電源かを判断する構成を有し、入力電源が商用電源以外と判断したとき、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を行うので、出力電力が小さい持ち運び容易な蓄電式の電源装置が使用されても、蓄電式の電源装置に定格電流よりも大きい電流が流れることなく、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまい、燃焼機が運転できなくなることを防止できる。

又、請求項2によれば、気化部加熱手段に通電を開始してから気化部加熱手段抵抗値検知部の検知抵抗値が予め定めた所定抵抗値に達するまで、気化部加熱手段への印加電圧を抑制し、気化部加熱手段抵抗値検知部の検知抵抗値が予め定めた所定抵抗値に達したら、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を緩めるので、気化部加熱手段の温度が上昇して気化部加熱手段抵抗値検知部の検知抵抗値が所定抵抗値に達するまでは印加電圧を抑制して突入電流を抑えて瞬間的に消費電力が大きくなるのを防ぎ、出力電力が小さい蓄電式の電源装置を使用することができる。

又、気化部の温度が上昇して前記気化部加熱手段抵抗値検知部の検知抵抗値が所定抵抗値に達すると、気化部加熱手段の抵抗値が十分高くなり、印加電圧の抑制を緩めても瞬間的に消費電力が大きくなることはなく、所定温度に達したあとの温度上昇を早めて、燃焼開始始までの時間を早めることができる。
又、入力電源として商用電源と商用電源以外の電源とのいずれかを使用可能に構成され、制御部は、入力電源が商用電源か商用電源以外の電源かを判断する構成を有し、入力電源が商用電源以外と判断したとき、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を行うので、出力電力が小さい持ち運び容易な蓄電式の電源装置が使用されても、蓄電式の電源装置に定格電流よりも大きい電流が流れることなく、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまい、燃焼機が運転できなくなることを防止できる。

又、請求項3によれば、気化部加熱手段に通電を開始したときにタイマ部の計時を開始し、タイマ部の計時時間が予め定めた所定時間に達するまで、気化部加熱手段への印加電圧を抑制し、タイマ部の計時時間が予め定めた所定時間に達したら、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を緩めるので、気化部加熱手段の温度が上昇してタイマ部の計時時間が所定時間に達するまでは印加電圧を抑制して突入電流を抑えて瞬間的に消費電力が大きくなるのを防ぎ、出力電力が小さい蓄電式の電源装置を使用することができる。
又、入力電源として商用電源と商用電源以外の電源とのいずれかを使用可能に構成され、制御部は、入力電源が商用電源か商用電源以外の電源かを判断する構成を有し、入力電源が商用電源以外と判断したとき、気化部加熱手段への印加電圧の抑制を行うので、出力電力が小さい持ち運び容易な蓄電式の電源装置が使用されても、蓄電式の電源装置に定格電流よりも大きい電流が流れることなく、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまい、燃焼機が運転できなくなることを防止できる。

又、請求項4によれば、制御部は、入力電源が商用電源か商用電源以外かを、電源選定スイッチの設定に基づいて判断できる。

又、請求項5によれば、抑制手段は、気化部加熱手段への印加電圧を位相制御することで抑制するので、例えば気化部加熱手段に通電を開始する時は1/4波の印加電圧とすることで、気化部加熱手段の温度が上昇してタイマ部の計時時間が所定時間に達するまでは印加電圧を抑制して突入電流を抑えて瞬間的に消費電力が大きくなるのを防ぎ、出力電力が小さい蓄電式の電源装置を使用することができる。

又、気化部加熱手段の温度が上昇してタイマ部の計時時間が所定時間に達すると、気化部加熱手段の抵抗値が十分高くなり、印加電圧の抑制を1/4波から半波、3/4波、全波というように徐々に緩やかにしても瞬間的に消費電力が大きくなることはなく、所定温度に達したあとの温度上昇を早めて、燃焼開始までの時間を早めることができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 この発明の一実施形態の燃焼機の断面図。
【図2】 同バーナ及び気化装置の概略構成図。
【図3】 同電気回路の構成図。
【図4】 同着火動作制御のフローチャート図。
【図5】 同その他の実施形態の着火動作制御のフローチャート図。
【図6】 同その他の実施形態の着火動作制御のフローチャート図。
【図7】 同その他の実施形態の燃焼機の断面図。
次に、この発明を適用した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。 1はブンゼン式の燃焼機の機器本体、2は液体燃料の気化ガスと空気の混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生する燃焼部であるバーナ、3はバーナ2の火炎を覆い燃焼ガスを上方に排出する燃焼室本体、4は燃焼室本体3を覆うように設けられた燃焼室遮熱板、5は機器本体1内に空気取込口6から空気を取り込む送風装置、7は燃焼室本体3と燃焼室遮熱板4の間に形成され燃焼ガスと送風装置5からの空気とを混合し温風として機器本体1前面へ導く温風通路、8は室内に温風を放出すための温風吹出口である。 又、図2より、9は液体燃料(灯油)を貯蔵した油受皿10の上部に設けた燃油供給手段である電磁ポンプ、11は電磁ポンプ9から供給される液体燃料を気化部加熱手段であるヒータ12で加熱して気化する気化部13とソレノイド14によって可動する開閉杆15により開閉するノズル部16からなる気化装置、17は気化部13の温度を検知する気化部温度検知手段である。 前記ヒータ12は、常温以下では低抵抗値となるヒータ、例えばPTCヒータやセラミックヒータからなるものである。 更に、18はバーナ混合管で、気化装置11からの気化ガスと一次空気を混合して混合ガスにするためのものであり、19はこの混合ガスにバーナ2の火口部20で着火するための着火装置である。 21は操作部で、運転の開始及び停止を指示する運転スイッチ22や、入力電源が商用電源か持ち運び容易な蓄電式の電源装置かを設定する電源選定スイッチ23が設けられている。 24はこの燃焼機の作動を制御する制御部で、マイコンを主体として構成されたものであり、25はヒータ12への印加電圧を抑制可能な抑制手段で、ゼロクロス検知回路25aとトライアック25bとを備え、ヒータ12への印加電圧を位相制御することにより抑制するものである。 次に、この燃焼機の着火動作について図4のフローチャート図にて説明する。 まず、運転スイッチ22をオンして(S1)、電源選定スイッチ23で商用電源を選定すると(S2)、気化装置11のヒータ12に全波の電圧が印加されて通電がおこなわれ(S3)、ヒータ12の発熱により気化部13が加熱される。 この時、制御部24は入力電源が商用電源と判断して、ヒータ12に全波の電圧を印加し、又、ヒータ12は常温以下では低抵抗値となるヒータ、例えばPTCヒータやセラミックヒータが使用されているので、燃焼中は高温となって高抵抗値となり消費電力が200Wくらいであるが、通電開始時は常温以下で低抵抗値のため、大きな突入電流が流れて瞬間的に消費電力が1000Wに達するが、入力電源が商用電源であるので、電源供給が停止することなくヒータ12に通電が継続される。 そして、気化部温度検知手段17の検知温度が、気化部13が液体燃料を気化し得る温度である気化温度まで上昇すると(S4)、電磁ポンプ9が始動して気化部13内に液体燃料が送油され(S5)、液体燃料は加熱気化して気化ガスとなる。 又、電磁ポンプ9の始動に相前後して、送風装置5を駆動するとともに、ソレノイド14に通電が行われて開閉杆15がノズル部16を開放し(S6)、気化部13からの気化ガスがノズル部16よりバーナ混合管18に向かって噴出する。 そして、この気化ガスの噴出力によってバーナ混合管18へ一次空気が供給され混合ガスとなり、この混合ガスをバーナ2の火口部20にて着火装置19によって着火させ(S7)、燃焼する(S8)。 又、(S2)で電源選定スイッチ23で商用電源以外を選定すると、制御部24は入力電源が持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により位相制御し(S9)、気化装置11のヒータ12に1/4波の電圧が印加されて通電がおこなわれ(S10)、ヒータ12の発熱により気化部13が加熱される。 この通電開始時は、ヒータ12は低抵抗値となっているが、ヒータ12に印加する電圧が抑制手段25により1/4波に位相制御されているので、大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続される。 そして、制御部24は、気化部温度検知手段17の検知温度が、予め定めた第1所定温度まで上昇したら(S11)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/4波から1/2波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/4波から1/2波に変更する(S12)。 そして、制御部24は、気化部温度検知手段17の検知温度が、予め定めた第1所定温度より高い第2所定温度まで上昇したら(S13)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/2波から3/4波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/2波から3/4波に変更する(S14)。 そして、制御部24は、更に気化部温度検知手段17の検知温度が、予め定めた第2所定温度より高い第3所定温度まで上昇したら(S15)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を3/4波から全波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧の抑制手段25による位相制御を終了し(S16)、(S3)に戻るものである。 以上のように、PTCヒータやセラミックヒータ等の常温以下では低抵抗値となるヒータ12を使用した燃焼機に、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を入力電源として使用しても、ヒータ12の温度が低くて低抵抗値の時は、抑制手段25がヒータ12への印加電圧を抑制して、ヒータ12への通電開始時に大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続できる。 又、抑制手段25は、ヒータ12に印加する電圧を位相制御して、1/4波から1/2波、3/4波、そして全波の電圧とする、すなわち導通角を徐々に小さくしていくので、大きな突入電流が流れることがないようにしつつ、印加電圧の抑制を緩めることができる。 次に、この発明を適用した第2の実施形態を図面に基づいて説明する。 第2の実施形態では、ヒータ12の抵抗値を検知する気化部加熱手段抵抗値検知部26を設けたものであり、この燃焼機の着火動作について図5のフローチャート図にて説明する。 尚、電源選定スイッチ23で商用電源を選定した場合の制御は第1の実施形態と同じであり、図5のフローチャート図の(S1)から(S8)は、図4のフローチャート図の(S1)から(S8)と同じなので、説明を省略する。 そこで、図5の(S2)で電源選定スイッチ23で商用電源以外を選定すると、制御部24は入力電源が持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により位相制御し(S17)、気化装置11のヒータ12に1/4波の電圧が印加されて通電がおこなわれ(S18)、ヒータ12の発熱により気化部13が加熱される。 この通電開始時は、ヒータ12は低抵抗値となっているが、ヒータ12に印加する電圧が抑制手段25により1/4波に位相制御されているので、大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続される。 そして、制御部24は、気化部加熱手段抵抗値検知部26の検知抵抗値が、予め定めた第1設定抵抗値まで上昇したら(S19)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/4波から1/2波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/4波から1/2波に変更する(S20)。 そして、制御部24は、気化部加熱手段抵抗値検知部26の検知抵抗値が、予め定めた第1設定抵抗値より高い第2設定抵抗値まで上昇したら(S21)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/2波から3/4波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/2波から3/4波に変更する(S22)。 そして、制御部24は、更に気化部加熱手段抵抗値検知部26の検知抵抗値が、予め定めた第2設定抵抗値より高い第3設定抵抗値まで上昇したら(S23)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を3/4波から全波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧の抑制手段25による位相制御を終了し(S24)、(S3)に戻るものである。 以上のように、PTCヒータやセラミックヒータ等の常温以下では低抵抗値となるヒータ12を使用した燃焼機に、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を入力電源として使用しても、ヒータ12の温度が低くて低抵抗値の時は、抑制手段25がヒータ12への印加電圧を抑制して、ヒータ12への通電開始時に大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続できる。 又、抑制手段25は、ヒータ12に印加する電圧を位相制御して、1/4波から1/2波、3/4波、そして全波の電圧とする、すなわち導通角を徐々に小さくしていくので、大きな突入電流が流れることがないようにしつつ、印加電圧の抑制を緩めることができる。 次に、この発明を適用した第3の実施形態を図面に基づいて説明する。 第3の実施形態では、時間を計時するタイマ部27を設けたものであり、この燃焼機の着火動作について図6のフローチャート図にて説明する。 尚、電源選定スイッチ23で商用電源を選定した場合の制御は第1の実施形態と同じであり、図6のフローチャート図の(S1)から(S8)は、図4のフローチャート図の(S1)から(S8)と同じなので、説明を省略する。 そこで、図6の(S2)で電源選定スイッチ23で商用電源以外を選定すると、制御部24は入力電源が持ち運び容易な蓄電式の電源装置と判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により位相制御し(S25)、気化装置11のヒータ12に1/4波の電圧が印加されて通電がおこなわれ(S26)、ヒータ12の発熱により気化部13が加熱されるとともに、タイマ部27の計時を開始する(S27)。 この通電開始時は、ヒータ12は低抵抗値となっているが、ヒータ12に印加する電圧が抑制手段25により1/4波に位相制御されているので、大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続される。 そして、制御部24は、タイマ部27の計時時間が、予め定めた第1設定時間に達したら(S28)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/4波から1/2波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/4波から1/2波に変更する(S29)。 そして、制御部24は、タイマ部27の計時をリセットして再度計時を開始する(S30)。 そして、タイマ部27の計時時間が、予め定めた第2設定時間に達したら(S31)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を1/2波から3/4波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧を抑制手段25により1/2波から3/4波に変更する(S32)。 そして、制御部24は、タイマ部27の計時をリセットして再度計時を開始する(S33)。 そして、制御部24は、タイマ部27の計時時間が、予め定めた第3設定時間に達した(S34)、通電により温度上昇してヒータ12の抵抗値が更に上昇し、ヒータ12に印加する電圧を3/4波から全波に変更しても、大きな突入電流が流れずに蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことがないと判断して、ヒータ12に印加する電圧の抑制手段25による位相制御を終了し(S35)、タイマ部27の計時を停止してリセットし(S36)、(S3)に戻るものである。 以上のように、PTCヒータやセラミックヒータ等の常温以下では低抵抗値となるヒータ12を使用した燃焼機に、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を入力電源として使用しても、ヒータ12の温度が低くて低抵抗値の時は、抑制手段25がヒータ12への印加電圧を抑制して、ヒータ12への通電開始時に大きな突入電流が流れることなく瞬間的に消費電力が大きくなっても蓄電式の電源装置の定格出力電力を下回るので、蓄電式の電源装置内の過電流保護回路が作動して蓄電式の電源装置の出力が停止してしまうことなくヒータ12に通電が継続できる。 又、抑制手段25は、ヒータ12に印加する電圧を位相制御して、1/4波から1/2波、3/4波、そして全波の電圧とする、すなわち導通角を徐々に小さくしていくので、大きな突入電流が流れることがないようにしつつ、印加電圧の抑制を緩めることができる。 又、本実施形態ではブンゼン式の燃焼機で説明したがこれに限定されず、図7に示すポット式の燃焼機でもよく、図7の12が燃焼筒内のポットの上に流し込んだ灯油を直接加熱して、自然気化させた灯油を燃焼させるヒータで、セラミックヒータ等が使用されるもので、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を入力電源として使用した場合、このヒータ12に印加される電圧を抑制手段25により抑制するものである。 尚、本実施形態では、抑制手段25はヒータ12に印加する電圧を位相制御して抑制しているがこれに限定されず、例えばヒータ12に直列に可変抵抗装置を接続し、ヒータ12への通電開始時にはこの可変抵抗装置の抵抗値を大きくし、その可変抵抗装置の抵抗値を徐々に小さくしていくようにして、ヒータ12への印加電圧の抑制を緩めるようにしてもよい。

代表図 図1本件の代表的な図

2 バーナ(燃焼部) 9 電磁ポンプ(燃油供給手段) 12 ヒータ(気化部加熱手段) 13 気化部 17 気化部温度検知手段 24 制御部 25 抑制手段

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