特許7811013IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

[関連出願の相互参照] 本出願は、2020年2月10日に出願された米国特許出願第16/786,761号の35 U.S.C§119(e)に基づく優先権の利益を主張する、米国特許出願第16/786,761号は、2018年3月28日に出願された米国特許出願第15/939,059号の一部継続出願である、米国特許出願第15/939,059号は、2014年11月3日に出願された米国特許出願第14/398,724号(現在、米国特許No. 9,931,359号として、発行されている)の継続出願である;米国特許出願第14/398,724号は、2013年3月15日に出願された国際出願第PCT/US2013/032129号の35 USC §371の国内段階出願(現在満了している)である;国際出願第PCT/US2013/032129号は、2012年5月8日に出願された米国特許出願第61/644,126号(現在満了している)に対する35 USC §119(e)に基づく利益を主張する。各先願の開示は、この出願の一部と見なされ、本出願の開示に参照により取り込まれる。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

[発明の概要] 本発明は、CD4+ T細胞を含む同種異系リンパ球を注射投与することは、そのドナー(donor)細胞がそのレシピエント(recipient)の中で長期間生着しないにも関わらず、宿主の抗-腫瘍のCD8+ T細胞におけるトレランスを破ることができること;並びに、同種異系応答性及びネオ抗原-特異的なCD4+T細胞を注射投与することは、内因性の腫瘍-特異的なCD8+ T細胞を疲弊から回復させて、腫瘍退縮をもたらすことができること、という独創的な発見に基づく。本発明は、腫瘍退縮をもたらす内因性の、腫瘍-特異的なCD8+T細胞を疲弊から回復させるための、がんを有する又は発症しやすい対象への、同種異系の、ウイルス-特異的な及び/又は腫瘍ネオ抗原(neoAg)-特異的なCD4+T細胞を注射投与することに関する、方法及び組成物、を含む。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

ある実施形態では、本発明は、リンパ球組成物を製造する方法、ここで、前記方法は以下を含む、a) 末梢血細胞組成物をドナー(donor)から得る工程、ここで、前記ドナー(donor)は、任意選択的に、前記レシピエント(recipient)中に存在する抗原に対するワクチン接種を受けている、並びにここで、前記末梢血組成物は、CD8+ T-細胞、CD4+ T-細胞、及びナチュラル・キラー細胞を含む;・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、骨髄異形成症候群に対して、HLA-ハプロ同一の骨髄移植をした後に、移植片拒絶を経験した5例の患者のヘマトクリットを示し、ギザギザ部は輸血の影響を反映している(グラフ)。
【図2】 図2は、非-生着DLIが抗-腫瘍免疫を誘導することを示す(グラフ)。
【図3】 図3Aは、ワクチン・プラス同種異系CD4(vaccine plus alloCD4s)が、生存期間を延長させることとして、ドナー(donor)細胞の生着を示す(グラフ)。図3Bは、ドナー(donor)CD4+ T細胞キメラと移植後日数のグラフを示す。
【図4】 図4は、白血球アフェレシス製剤及び瀉血標本を用いて、CD8減少に関する検証の実施を示す(フロー・サイトメトリーの結果)。
【図5】 図5は、一過的に生着する、MHC-ミスマッチのドナー(donor)リンパ球の注射投与の抗-腫瘍の有効性を説明するモデルを示す。
【図6】 図6Aは、図6Bの結果を得るために使用したプロトコルを示す。C57BL/6 x C3H(B6 x C3H; B6C3) F1マウス又はBALB/c x C57BL/6(BALB/c x B6; CB6)F1マウスに、25 μg のpcDNA-3-CRT/E7(ヒト・パピローマウイルス血清型16のE7に対する DNAワクチン)のワクチン接種を、週1回、計3回、行った。1週間後、ナイーブな又はワクチン接種を行ったマウスに由来する脾臓細胞は、CD8+ T細胞を減少させないままにした、又は減少させた。並びに、2,000万個の細胞を、B6 x C3H F1マウス(このマウスは、2週間前に、50,000個のE7-発現TC1肺がん細胞を、及び1日前に、200mg/kg IPでシクロフォスファミドを、受けた)の中に、注射投与した。腫瘍を担持しているマウスの生存を、同系B6 x C3H F1細胞のレシピエント(recipient)については左側に、及びMHC-ハプロ同一のBALB/c x B6 F1細胞のレシピエント(recipient)については右側に、示す。
【図7】 図7Aは、図7Bの結果を得るために使用したプロトコルを示す。図7Bは、腫瘍Agでプライミングを加えたドナー(donor)に由来する脾臓細胞をex vivoで培養することにより、NEDLIの抗-腫瘍の有効性が増強すること、を示すグラフである。E7-プライミングを加えたCB6 F1ドナー(donor)に由来する脾臓細胞を、HPV16由来のE7のオーバーラップするペンタデカマー(overlapping pentadecamers of E7 from HPV16)(JPT Peptide Tech.)でパルスした、CB6 F1(syn)又はB6C3 F1(haplo)樹状細胞(DC)と一緒に、培養した
【図8】 図8A-Hは、フロー・サイトメトリーによって得られたレシピエント(recipient)CD8+ T細胞の割合を示す。図8Aは、E7の免疫優勢の、H-2Kb制限ペプチドに対して応答性であったCD8+ T細胞の割合を、ナイーブB6C3 F1マウス中での、前記ペプチドでパルスしたH-2K-b四量体での染色によって測定して、示す。図8Bは、E7の免疫優勢の、H-2Kb制限ペプチドに対して応答性であったCD8+ T細胞の割合を、ハプロDLIによって治癒したマウス中での、前記ペプチドでパルスしたH-2Kb四量体での染色によって測定して、示す。図8Cは、E7の免疫優勢の、H-2Kb制限ペプチドに対して応答性であったCD8+ T細胞の割合を、TC-1を接種した(TC-1 challenge)14日後、ハプロDLIによって治癒したマウス中での、前記ペプチドでパルスしたH-2Kb四量体での染色によって測定して、示す。図8Dは、E7の免疫優勢の、H-2Kb制限ペプチドに対して応答性であったCD8+ T細胞の割合を、TC-1を接種した(TC-1 challenge)60日後、ハプロDLIによって治癒したマウス中での、前記ペプチドでパルスしたH-2Kb四量体での染色によって測定して、示す。図8Eは、図8Aと同じ条件下で、ゲーティングした、E7-特異的なCD8+ T細胞上での、CD127及びPD-1の細胞表面の発現を、示す。図8Fは、図8Bと同じ条件下で、ゲーティングした、E7-特異的なCD8+ T細胞上での、CD127及びPD-1の細胞表面の発現を、示す。図8Gは、図8Cと同じ条件下で、ゲーティングした、E7-特異的なCD8+ T細胞上での、CD127及びPD-1の細胞表面の発現を、示す。図8Hは、図8Dと同じ条件下で、ゲーティングした、E7-特異的なCD8+ T細胞上での、CD127及びPD-1の細胞表面の発現を、示す。
【図9】 図9Aは、非-パルスのB6 × C3H F1樹状細胞で刺激した5日後、非処置のB6 × C3H F1ナイーブ・マウスに由来するCD4+ T細胞について、細胞内のインターフェロン・ガンマ(IFNγ)及び腫瘍壊死因子α(TNFα)の染色を示す、ドット-プロットを示す。図9Bは、E7ペプチドでパルスしたDCで刺激した5日後、非処置のB6 × C3H F1ナイーブ・マウスに由来するCD4+ T細胞について、細胞内のインターフェロン・ガンマ(IFNγ)及び腫瘍壊死因子α(TNFα)の染色を示す。図9Cは、E7ペプチドでパルスしたDCで刺激した5日後、非-生着ドナー(donor)リンパ球の注射投与によって治癒したマウスに由来するCD4+ T細胞について、細胞内のインターフェロン・ガンマ(IFNγ)及び腫瘍壊死因子α(TNFα)の染色を示す。図9Dは、図9A-Cに示したものと同じ細胞のIFNγ分泌に関するELISPOTアッセイにより定量した結果のグラフを示す。
【図10】 図10Aは、図10Bの結果を得るために使用したプロトコルを示す。TC1-担持B6 × C3H F1マウスを、シクロフォスファミド・プラスCD8を減少させたリンパ球(これは、E7-ワクチン接種を行ったドナー(donor)から採取して、E7ペプチドによりex vivo で増殖させた)、によって治癒させた。リンパ球の注射投与の300日後、その治癒したマウスに由来する脾臓細胞からCD8+細胞を減少させ、E7ペプチドと一緒に1週間培養し、1日前にシクロフォスファミドで処置した、TC1担持BALB/c × B6 F1マウスに、移植した(レシピエント(recipient)あたり2,000万個の細胞を培養物に入れた)。或いは、TC1担持BALB/c × B6 F1マウスは、CD8+細胞を減少させた、及び養子移植の1週間前にE7と一緒に培養した、ナイーブB6 × C3H F1ドナー(donor)に由来する脾臓細胞を、受けた。生存率を図10Bに示す。
【図11】 図11Aは、腫瘍免疫におけるAPCライセンシング(APC licensing)の必要性を判定するための、二親性の骨髄キメラの概略図を示す。図11Bは、腫瘍免疫におけるAPCライセンシング(APC licensing)の必要性を判定するための、F1骨髄キメラの概略図を示す。
【図12】 図12は、CD4+T細胞ヘルプ(help)がどのようにして、ネオ抗原B、C、及びE(これらは、死につつある腫瘍細胞から放出される)に対して特異的なCD8+T細胞(eCTL)を疲弊から回復させるのか、を示す概略図を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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