特許7834021IP Force 特許公報全文掲載

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 消耗品の一例の断面図である。
【図2】 図1の消耗品の斜視図である。
【図3】 消耗品の一例の断面立面図である。
【図4】 図3の消耗品の斜視図である。
【図5】 非燃焼型エアロゾル供給システムの一例の斜視図である。
【図6】 非燃焼型エアロゾル供給システムの一例の断面図である。
【図7】 非燃焼型エアロゾル供給システムの一例の斜視図である。
[詳細な説明] 上述のように、本発明は、エアロゾル生成材料を備える基体を提供する。この材料は熱可逆性非晶質固体を備え、この熱可逆性非晶質固体は、 0.5~20重量%のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンと、 20~80重量%のエアロゾル形成材料と、 20~70重量%の香味料及び/又は活性物質と、 を備え、ここで、これらの重量は乾重量基準で計算される。 本発明は、熱可逆性非晶質固体を備えるエアロゾル生成材料を備える基体を備える消耗品も提供する。この熱可逆性非晶質固体は、 0.5~20重量%のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンと、 20~80重量%のエアロゾル形成材料と、 20~70重量%の香味料及び/又は活性物質と、 を備え、ここで、これらの重量は乾重量基準で計算される。 カラギーナンは、赤及び紫の海藻から抽出できる多糖の混合物である。最も一般的には、カラギーナンは、ナッツミルク、肉製品及びヨーグルトなどの食料製品において増粘剤又は乳化剤として使用される。カラギーナンには、イオタ-カラギーナン、カッパ-カラギーナン及びラムダ-カラギーナンの主要な3種類が存在する。カッパ及びイオタ-カラギーナンはゲル化剤として使用されるが、ラムダ-カラギーナンは増粘剤として使用される。カッパ-及びイオタ-カラギーナンは、イオン、例えば、カルシウム及び/又はカリウムイオンの存在下でゲル(非晶質固体)を形成する。 カラギーナンから形成された非晶質固体は、室温(例えば、約30℃未満の温度)において固体であるが、加熱時(例えば、約30℃超の温度において)は液体であってもよい。有利には、非晶質固体は室温で固体であるため保存又は輸送中にエアロゾル生成材料から漏れないため、この性質は電子喫煙デバイス用の非晶質固体に基づく消耗品において利用されうる。加熱時、非晶質固体は溶融し、液体になり、含まれた活性及び/又は芳香族化合物を放出する。本発明者らは、この成分割合を有する本発明の熱可逆性非晶質固体を使用すると、非晶質固体が硬化するにつれて、香味料化合物が非晶質固体マトリックス内で安定化し、非晶質固体組成物中よりも高い香味料添加量を実現することが可能になることを見出した。香味料(例えば、メンソール)は、高濃度で安定化され、生成物は良好な貯蔵寿命を有する。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、非燃焼型エアロゾル送達デバイスにおいて、約30℃超の温度、例えば、約35℃、40℃、45℃、50℃、55℃、60℃、55℃、70℃、80℃、90℃、又は100℃超の温度に加熱されたとき、液体である。有利には、熱可逆性非晶質固体が液体になる温度は、熱可逆性非晶質固体に添加されるカラギーナンの量を最適化することによって調節できる。したがって、熱可逆性非晶質固体がより低温において液体になることが望ましい場合、カラギーナンの量は、所望の溶融温度に達するまで低減されてもよい。逆に、熱可逆性非晶質固体がより高温に曝露されるまで固体のままであることが望ましい場合、これは、熱可逆性非晶質固体中のカラギーナンの量を増加させることによって実現されてもよい。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、非燃焼型エアロゾル送達デバイスにおいて、約30℃超の温度、例えば、約35℃、40℃、45℃、50℃、55℃、60℃、55℃、70℃、80℃、90℃、又は100℃超の温度に加熱されたとき、液体である。有利には、エアロゾル生成材料が液体になる温度は、熱可逆性非晶質固体に添加されるカラギーナンの最適化することによって調節できる。したがって、エアロゾル生成材料がより低温において液体になることが望ましい場合、カラギーナンの量は、所望の溶融温度に達するまで低減されてもよい。逆に、エアロゾル生成材料がより高温に曝露されるまで固体のままであることが望ましい場合、これは、熱可逆性非晶質固体中のカラギーナンの量を増加させることによって実現されてもよい。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、非燃焼型エアロゾル送達デバイスにおいて約30℃超の温度に加熱される前に固体であり、例えば、熱可逆性非晶質固体は、約30℃未満の温度、例えば、約25℃、20℃、又は15℃未満の温度で固体である。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、非燃焼型エアロゾル送達デバイスにおいて約30℃超の温度に加熱される前に固体であり、例えば、約30℃未満の温度、例えば、約25℃、20℃、又は15℃未満の温度で固体である。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、乾重量基準で約2重量%~約20重量%、又は約3重量%~約15重量%、又は約4重量%~約10重量%、又は約2重量%~約5重量%(全て乾重量基準で計算)の量のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンを備える。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、以下の組成(全て乾重量基準で計算)を備え、すなわち、約2重量%~約5重量%の量のカッパ-カラギーナンという組成を備える。 好適には、熱可逆性非晶質固体は、約20重量%~約50重量%、45重量%、40重量%、35重量%、30重量%、又は25重量%のエアロゾル形成材料(全て乾重量基準で計算)を備えてもよい。エアロゾル形成材料は、可塑剤として作用してもよい。例えば、熱可逆性非晶質固体は、20~40重量%、20~35重量%、又は20~25重量%のエアロゾル形成材料を備えてもよい。幾つかの例において、エアロゾル形成材料は、エリスリトール、プロピレングリコール、グリセロール、トリアセチン、ソルビトール及びキシリトールから選択される1つ以上の化合物を備える。幾つかの例において、エアロゾル形成材料は、グリセロールを備えるか、グリセロールから本質的になるか、又はグリセロールからなる。本発明者らは、可塑剤の含有量が高すぎると、熱可逆性非晶質固体が水を吸収し、その結果、使用時に適切な消費体験を生み出さない材料が得られる可能性があることを見出した。本発明者らは、可塑剤の含有量が低すぎると、熱可逆性非晶質固体が脆くなり、容易に壊れる可能性があることを見出した。本明細書で特定される可塑剤含有量は、非晶質固体のシートをボビンに巻き取ることを可能にする非晶質固体可撓性をもたらし、これはある特定のエアロゾル生成消耗品の製造に有用である。 幾つかの実施形態において、エアロゾル形成剤は、1つ以上の多価アルコール、例えば、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、及びグリセリン、多価アルコールのエステル、例えば、グリセロールモノ-、ジ-若しくはトリアセテート、並びに/又はモノ、ジ-若しくはポリカルボン酸の脂肪族エステル、例えば、ジメチルドデカンジオエート及びジメチルテトラデカンジオエートを備える。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、乳化剤を更に備えてもよく、乳化剤は、製造中に溶融香味料を乳化する。例えば、熱可逆性非晶質固体は、約5重量%~約15重量%、好適には約10重量%の乳化剤(乾重量基準で計算)を備えてもよい。乳化剤はアカシアガムを備えてもよい。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体はヒドロゲルであり、湿重量基準で計算して約20重量%未満の水を備える。幾つかの例において、ヒドロゲルは、湿重量基準で計算して約15重量%、12重量%、又は10重量%未満の水を備えてもよい。幾つかの例において、ヒドロゲルは、少なくとも約1重量%、2重量%、又は少なくとも約5重量%の水(WWB)を備えてもよい。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は香味料を備える。好適には、熱可逆性非晶質固体は、約70重量%、60重量%、55重量%、50重量%、又は45重量%までの香味料を備えてもよい。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、少なくとも約0.1重量%、1重量%、10重量%、20重量%、30重量%、35重量%、又は40重量%の香味料(全て乾重量基準で計算)を備えてもよい。例えば、熱可逆性非晶質固体は、1~70重量%、10~70重量%、20~70重量%、30~60重量%、35~55重量%、又は30~45重量%の香味料を備えてもよい。幾つかの例において、香味料は、メンソールを含むか、メンソールから本質的になるか、又はメンソールからなる。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は活性物質を備える。幾つかの例において、活性物質は、タバコ材料及び/又はニコチンを備える。幾つかの実施形態において、非晶質固体は、粉末化タバコ及び/又はニコチン及び/又はタバコ抽出物を備える。 熱可逆性非晶質固体が活性物質を備える実施形態において、幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、植物性物質材料及び/又はニコチンを備える。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、5~60重量%(乾重量基準で計算)の植物性物質材料及び/又はニコチンを備える。幾つかの例において、植物性物質材料はタバコであり、そのような例において、熱可逆性非晶質固体は、5~60重量%のタバコ及び/又はニコチンを備える。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%~約70重量%、60重量%、50重量%、45重量%、40重量%、35重量%、又は30重量%(乾重量基準で計算)の活性物質を備えてもよい。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%~約70重量%、60重量%、50重量%、45重量%、40重量%、35重量%、又は30重量%(乾重量基準で計算)の植物性物質材料を備えてもよい。例えば、熱可逆性非晶質固体は、10~50重量%、15~40重量%、又は20~35重量%の植物性物質材料を備えてもよく、これらの実施形態のうちの幾つかにおいて、植物性物質材料はタバコである。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、約1重量%、2重量%、3重量%、又は4重量%~約20重量%、18重量%、15重量%、又は12重量%(乾重量基準で計算)のニコチンを備えてもよい。例えば、熱可逆性非晶質固体は、1~20重量%、2~18重量%、又は3~12重量%のニコチンを備えてもよい。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、タバコ抽出物などの活性物質を備える。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、5~60重量%(乾重量で計算)のタバコ抽出物を備える。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、約5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、又は25重量%~約60重量%、50重量%、45重量%、40重量%、35重量%、又は30重量%(乾重量基準で計算)のタバコ抽出物を備える。例えば、熱可逆性非晶質固体は、10~50重量%、15~40重量%、又は20~35重量%のタバコ抽出物を備える。タバコ抽出物は、熱可逆性非晶質固体が1重量% 1.5重量%、2重量%、又は2.5重量%~約6重量%、5重量%、4.5重量%、又は4重量%(乾重量基準で計算)のニコチンを備えるような濃度でニコチンを含んでもよい。幾つかの例において、タバコ抽出物から生じるニコチン以外のニコチンは熱可逆性非晶質固体中に存在しなくてもよい。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)、テトラヒドロカンナビノール酸(THCA)、カンナビジオール酸(CBDA)、カンナビノール(CBN)、カンナビゲロール(CBG)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビシクロール(CBL)、カンナビバリン(CBV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)、カンナビジバリン(CBDV)、カンナビクロムバリン(CBCV)、カンナビゲロバリン(CBGV)、カンナビゲロールモノメチルエーテル(CBGM)、及びカンナビエルソイン(CBE)、カンナビシトラン(CBT)からなる群から選択される1つ以上のカンナビノイド化合物を備える。 熱可逆性非晶質固体は、カンナビジオール(CBD)及びTHC(テトラヒドロカンナビノール)からなる群から選択される1つ以上のカンナビノイド化合物を備えてもよい。 熱可逆性非晶質固体は、カンナビジオール(CBD)を備えてもよい。 熱可逆性非晶質固体は、ニコチン及びカンナビジオール(CBD)を備えてもよい。 熱可逆性非晶質固体は、ニコチン、カンナビジオール(CBD)、及びTHC(テトラヒドロカンナビノール)を備えてもよい。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、タバコ材料を備えないが、ニコチンを備える。そのような幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、約1重量%、2重量%、3重量%、又は4重量%~約20重量%、18重量%、15重量%、又は12重量%(乾重量基準で計算)のニコチンを備えてもよい。例えば、熱可逆性非晶質固体は、1~20重量%、2~18重量%、又は3~12重量%のニコチンを備える。 幾つかの例において、活性物質及び/又は香味料の総含有量は、少なくとも約20重量%、25重量%、又は30重量%であってもよい。幾つかの例において、活性物質及び/又は香味料の総含有量は、約70重量%、60重量%、50重量%、又は40重量%未満であってもよい(全て乾重量基準で計算)。 幾つかの例において、タバコ材料、ニコチン及び香味料の総含有量は、少なくとも約1重量%、5重量%、10重量%、20重量%、25重量%、30重量%、40重量%、50重量%であってもよい。 エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体は、酸を備えてもよい。酸は、有機酸であってもよい。これらの実施形態のうちの幾つかにおいて、酸は、一塩基酸、二塩基酸、及び三塩基酸のうちの少なくとも1つであってもよい。そのような幾つかの実施形態において、酸は、少なくとも1つのカルボキシル官能基を含んでもよい。そのような幾つかの実施形態において、酸は、アルファ-ヒドロキシ酸、カルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸、及びケト酸のうちの少なくとも1つであってもよい。そのような幾つかの実施形態において、酸は、アルファ-ケト酸であってもよい。 そのような幾つかの実施形態において、酸は、コハク酸、乳酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、レブリン酸、酢酸、リンゴ酸、ギ酸、ソルビン酸、安息香酸、プロパン酸、及びピルビン酸のうちの少なくとも1つであってもよい。 好適には、酸は乳酸である。他の実施形態において、酸は安息香酸である。他の実施形態において、酸は無機酸であってもよい。これらの実施形態のうちの幾つかにおいて、酸は鉱酸であってもよい。そのような幾つかの実施形態において、酸は、硫酸、塩酸、ホウ酸、及びリン酸のうちの少なくとも1つであってもよい。幾つかの実施形態において、酸はレブリン酸である。 酸の含有は、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体がニコチンを備える実施形態において特に好ましい。そのような実施形態において、酸の存在は、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体が形成されるスラリーに溶解した種を安定化させることができる。酸の存在は、スラリーの乾燥中にニコチンの蒸発を低減するか、又は実質的に防止することができ、それによって、製造中のニコチンの損失を低減する。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体は、カッパ及び/又はイオタ-カラギーナン以外のゲル化剤を更に備える。幾つかの実施形態において、この更なるゲル化剤は親水コロイドである。幾つかの実施形態において、更なるゲル化剤は、デンプン(及び誘導体)、セルロース(及び誘導体、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース(CMC))、ガム、シリカ又はシリコーン化合物、クレイ、ポリビニルアルコール、及びこれらの組み合わせを含む群から選択される1つ以上の化合物を備える。例えば、幾つかの実施形態において、更なるゲル化剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、プルラン、キサンタンガム、グアーガム、アガロース、アカシアガム、フュームドシリカ、PDMS、ケイ酸ナトリウム、カオリン、及びポリビニルアルコールのうちの1つ以上を備える。 追加のゲル化剤は、セルロース系ゲル化剤、非セルロース系ゲル化剤、グアーガム、アカシアガム、及びこれらの組み合わせから選択される1つ以上の化合物を備えてもよい。 幾つかの実施形態において、セルロース系ゲル化剤は、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテート(CA)、セルロースアセテートブチレート(CAB)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。 幾つかの実施形態において、更なるゲル化剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロース、グアーガム、又はアカシアガムのうちの1つ以上を備える。 幾つかの実施形態において、更なるゲル化剤は、これに限定されるものではないが、寒天、キサンタンガム、アラビアガム、グアーガム、ローカストビーンガム、デンプン、及びこれらの組み合わせを含む1つ以上の非セルロース系ゲル化剤を備える。好ましい実施形態において、非セルロース系ゲル化剤は、寒天を更に備える。 ある特定の実施形態において、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体は、セルロース性ゲル化剤及び/又は非セルロース性ゲル化剤を含むゲル化剤、活性物質、並びに酸を備える。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、以下の組成(全て乾重量基準で計算)を備え、すなわち、約2重量%~約20重量%、又は約3重量%~15重量%、又は約4重量%~約10重量%、又は約2重量%~約5重量%の量のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナン、約20重量%~約70重量%、又は約20重量%~約60重量%、又は約25重量%~約50重量%、又は約30重量%~約45重量%の量のエアロゾル形成材料(全て乾重量基準で計算)、約30重量%~約60重量%、又は約40重量%~約55重量%、又は約45重量%~約50重量%の量の香味料及び/又は活性物質という組成を備える。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、以下の組成(全て乾重量基準で計算)を備え、すなわち、約2重量%~約20重量%、又は約3重量%~15重量%、又は約4重量%~約10重量%、又は約2重量%~約5重量%の量のカッパ-カラギーナン、約20重量%~約70重量%、又は約20重量%~約60重量%、又は約25重量%~約50重量%、又は約30重量%~約45重量%の量のグリセロール(全て乾重量基準で計算)、約1重量%~約10重量%、又は約1重量%~約10重量%、又は約1重量%~約5重量%の量のニコチン、約30重量%~約60重量%、又は約40重量%~約55重量%、又は約45重量%~約50重量%の量の香味料及び/又はタバコ抽出物という組成を備える。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、以下の組成(全て乾重量基準で計算)を備え、すなわち、約2重量%~約5重量%の量のカッパ-カラギーナン、約30重量%~約45重量%の量のグリセロール(全て乾重量基準で計算)、約1重量%~約5重量%の量のニコチン、約40重量%~55重量%の量の香味料及び/又はタバコ抽出物という組成を備える。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、以下の組成(全て乾重量基準で計算)を備え、すなわち、約2重量%~約5重量%の量のカッパ-カラギーナン、約30重量%~約45重量%の量のグリセロール(全て乾重量基準で計算)、約1重量%~約5重量%の量のニコチン、約40重量%~55重量%の量の香味料及び/又はタバコ抽出物、約0.1重量%~約2重量%の量の硬化剤(カルシウム源)、約0.5重量%~約5重量%の量の酸という組成を備える。 本発明者らは、エアロゾル生成材料の熱可逆性非晶質固体中にローカストビーンガムを含むことにより、非晶質固体に更なる強度がもたらされ、かつその弾性が低減されることを見出した。したがって、ある特定の実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、ローカストビーンガムを更に備える。好適には、そのような実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、0.1重量%~5重量%を備え、ここで重量は乾重量基準で計算され、例えば、熱可逆性非晶質固体は、0.1重量%~1.0重量%、又は1~2重量%、又は2~5重量%のローカストビーンガムを備え、ここで、重量は乾重量基準で計算される。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は硬化剤を備える。好適には、硬化剤は、カルシウム源、例えば、乳酸カルシウム又はクエン酸カルシウムである。硬化剤、例えばカルシウム源、の総量は、0.5~5重量%(乾重量基準で計算)、例えば、1~3重量%、又は2~4重量%であってもよい。好適には、総量は、約1重量%、2.5重量%、又は4重量%~約4.8重量%、又は4.5重量%であってもよい。本発明者らは、硬化剤の添加量が少なすぎると、香味料を安定化させずに、香料が非晶質固体から脱落することを招くような非晶質固体が得られる可能性があることを見出した。本発明者らは、硬化剤の添加量が多すぎると、非常に粘着性で、結果として取り扱い性に乏しい非晶質固体が得られることを見出した。 非晶質固体がタバコを含まないとき、より大量の硬化剤が適用される必要がありうる。幾つかの例において、したがって、硬化剤の総量は、乾重量基準で計算して0.5~12重量%、例えば、5~10重量%であってもよい。好適には、総量は、約5重量%、6重量%、又は7重量%~約12重量%、又は10重量%であってもよい。この例において、非晶質固体は、一般に、タバコを含まない。 例において、硬化剤は、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、又はそれらの組み合わせを備えるか、又はそれからなる。幾つかの例において、硬化剤は、ギ酸カルシウム及び/又は乳酸カルシウムを備えるか、又はそれからなる。特定の例において、硬化剤は、ギ酸カルシウムを備えるか、又はそれらからなる。本発明者らは、典型的には、ギ酸カルシウムを硬化剤として用いることで、より高い引張強度及びより高い伸び抵抗を有する非晶質固体が得られることを特定した。 熱可逆性非晶質固体は、着色料を備えてもよい。着色料の添加は、非晶質固体の視覚的外見を変化させることができる。熱可逆性非晶質固体中の着色料の存在は、熱可逆性非晶質固体及びエアロゾル生成材料の視覚的外見を向上することができる。熱可逆性非晶質固体に着色料を添加することによって、熱可逆性非晶質固体は、エアロゾル生成材料の他の成分又は熱可逆性非晶質固体を備える物品の他の成分と色を一致させることができる。 熱可逆性非晶質固体の所望の色に応じて種々の着色料を使用してもよい。熱可逆性非晶質固体の色は、例えば、白、緑、赤、紫、青、茶、又は黒であってもよい。他の色も想定される。天然又は合成着色料、例えば、天然又は合成染料、食品グレードの着色料、及び医薬品グレードの着色料を使用してもよい。ある特定の実施形態において、着色料はカラメルであり、カラメルは、非晶質固体に茶色の外見を付与することができる。そのような実施形態において、熱可逆性非晶質固体の色は、熱可逆性非晶質固体を備えるエアロゾル生成材料中の他の成分(タバコ材料など)の色と同様であってもよい。幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体への着色料の添加は、熱可逆性非晶質固体をエアロゾル生成材料中の他の成分と視覚的に区別できなくする。 着色料は、熱可逆性非晶質固体の形成中(例えば、熱可逆性非晶質固体を形成する材料を備えるスラリーを形成するとき)に組み込まれてもよく、又は着色料は、その形成後に熱可逆性非晶質固体に付与されてもよい(例えば、着色料を熱可逆性非晶質固体上に噴霧することによって)。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体は、60重量%未満の充填剤、例えば、1重量%~60重量%、又は5重量%~50重量%、又は5重量%~30重量%、又は10重量%~20重量%の充填剤を備える。 他の実施形態では、熱可逆性非晶質固体は、20重量%未満、好適には10重量%未満又は5重量%未満の充填剤を備える。幾つかの例において、非晶質固体は、1重量%未満の充填剤を備え、幾つかの例においては、充填剤を備えない。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、1~60重量%の充填剤、例えば、5~50重量%、10~40重量%、又は15~30重量%の充填剤を備える。そのような幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、少なくとも1重量%の充填剤、例えば、少なくとも5重量%、少なくとも10重量%、少なくとも20重量% 少なくとも30重量%、少なくとも40重量%、又は少なくとも50重量%の充填剤を備える。 充填剤が存在する場合、充填剤は、1つ以上の無機充填材料、例えば炭酸カルシウム、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイドシリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、及び適切な無機吸着剤(モレキュラーシーブなど)を備えてもよい。充填剤は、1つ以上の有機充填材料、例えば木材パルプ、セルロース及びセルロース誘導体を備えてもよい。(メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース(CMC)など)。特定の例において、非晶質固体は、チョークなどの炭酸カルシウムを備えない。 充填剤を含む特定の実施形態では、充填剤は繊維質である。例えば、充填剤は、繊維質有機充填剤材料、例えば木材パルプ、麻繊維、セルロース又はセルロース誘導体であってもよい。(メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース(CMC)など)。理論に束縛されることを望むものではないが、非晶質固体中に繊維質充填剤を含むことで、材料の引張強度を増加させうると考えられる。これは、非晶質固体がシートとして提供される例、例えば、非晶質固体シートがエアロゾル生成材料のロッドを取り囲むとき、において特に有利となりうる。 幾つかの実施形態において、熱可逆性非晶質固体はタバコ繊維を備えない。特定の実施形態では、非晶質固体は繊維質材料を備えない。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料はタバコ繊維を備えない。特定の実施形態において、エアロゾル生成材料は繊維質材料を備えない。 幾つかの実施形態において、基体は、タバコ繊維を備えない。特定の実施形態において、基体は、繊維質材料を備えない。 幾つかの実施形態において、消耗品はタバコ繊維を備えない。特定の実施形態において、消耗品は繊維質材料を備えない。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、本明細書に記載される熱可逆性非晶質固体から実質的になるか、又は本明細書に記載される熱可逆性非晶質固体からなる。 幾つかの実施形態において、基体は、本明細書に記載されるエアロゾル生成材料から実質的になるか、又は本明細書に記載されるエアロゾル生成材料からなる。 幾つかの実施形態において、基体は、本明細書に記載される熱可逆性非晶質固体から実質的になるか、又は本明細書に記載される熱可逆性非晶質固体からなる。 基体は、エアロゾル生成材料が設けられる支持体を備えてもよい。支持体は、エアロゾル生成材料が形成される支持体として機能し、製造を容易にする。支持体は、エアロゾル生成材料に引張強度をもたらし得、取り扱いを容易にする。 幾つかの例において、支持体は、金属箔、紙、カーボン紙、耐油紙、セラミック、炭素同素体(例えばグラファイト及びグラフェン)、プラスチック、厚紙、木材、又はこれらの組み合わせから選択される材料から形成されてもよい。幾つかの例において、支持体は、タバコ材料(再構成タバコのシートなど)を備えるか、又はタバコ材料からなってもよい。幾つかの例において、支持体は、金属箔、紙、厚紙、木材、又はそれらの組み合わせから選択される材料から形成されてもよい。幾つかの例において、支持体自体は、前述のリストから選択される複数の材料の層を備える積層構造である。幾つかの例において、支持体は、香味料キャリアとしても機能しうる。例えば、支持体に香味料又はタバコ抽出物を含浸させてもよい。 幾つかの例において、支持体は非磁性であってもよい。 幾つかの例において、支持体は磁性であってもよい。この機能は、使用時に支持体を非燃焼型エアロゾル供給デバイスに固定するために使用されてもよく、又は特定の非晶質固体形状を生成するために使用されてもよい。幾つかの例において、基体又はエアロゾル生成材料は、使用時に材料を誘導加熱器に固定するために使用することのできる1つ以上の磁石を備えてもよい。 幾つかの例において、支持体は、気体及び/又はエアロゾルに対して実質的に又は完全に不透過性であってもよい。これは、エアロゾル又は気体がキャリア層を通過することを防止し、それによって流れを制御し、エアロゾル又は気体が使用者に確実に送達されるようにする。これはまた、使用中に気体/エアロゾルが、例えばエアロゾル生成アセンブリ内に設けられた加熱器の表面上で、凝縮又は他の堆積を生じることを防止するために利用することもできる。このようにして、幾つかの例において、消費効率及び衛生を改善することができる。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体に当接する支持体の表面は、多孔質であってもよい。例えば、ある例では、支持体は紙を備える。本発明者らは、紙などの多孔質支持体が本発明に特に適しており、多孔質(例えば、紙)層がエアロゾル生成材料層に当接し、強い結合を形成することを見出した。エアロゾル生成材料は、非晶質固体を乾燥させることによって形成され、そして、理論によって限定されるものではないが、非晶質固体を形成するスラリーは、多孔質支持体(例えば、紙)に部分的に含浸し、その結果、非晶質固体が硬化して架橋を形成するときに支持体が部分的に非晶質固体に結合されると考えられる。これは、非晶質固体と支持体との間(及び乾燥非晶質固体と支持体との間)に強い結合をもたらす。 これに加えて、表面粗さが、エアロゾル生成材料及び支持体間の結合の強度に寄与しうる。本発明者らは、(キャリアに当接する表面の)紙の粗さが、好適には50~1000ベック(Bekk)秒の範囲であって、好適には50~150ベック秒、好適には100ベック秒(50.66~48.00kPaの空気圧区間にわたって測定)でありうることを見出した(ベック平滑度試験機は、紙表面の平滑度を測定するために使用される機器である。この試験機では、平滑なガラス表面と紙試料との間に特定圧力の空気が侵入させられる。これらの表面の間に、ある固定体積の空気が浸透する時間(秒)が「ベック平滑度」である)。 逆に、支持体のうちエアロゾル生成材料に対向しない表面は、加熱器に接触させて配置されてもよく、また、より滑らかな表面は、より効率的な熱移動を提供しうる。したがって、幾つかの例において、支持体は、エアロゾル生成材料に当接する、より粗い面と、エアロゾル生成材料に対向しない、より滑らかな面とを有するように配置される。 1つの特定の例では、支持体は、紙で裏打ちされた箔であってもよく、ここで、紙層はエアロゾル生成材料層に当接し、これまでの段落で論じた特性がこの当接によってもたらされる。箔裏打ちは実質的に不浸透性であり、エアロゾル流路の制御をもたらす。金属箔裏打ちは、エアロゾル生成材料に熱を伝える作用も果たしうる。 別の例では、紙裏打ち箔の箔層がエアロゾル生成材料に当接する。箔は実質的に不浸透性であり、熱可逆性非晶質固体中に与えられる水分が紙に吸収される(これは、紙の構造的一体性を弱めかねない)ことを防止する。 幾つかの例において、支持体は、金属箔(アルミニウム箔など)から形成されるか、又は金属箔を備える。金属の支持体は、熱可逆性非晶質固体への熱エネルギーのより良好な伝達を可能にしうる。加えて、又は代替として、金属箔は、誘導加熱システム内のサセプタとして機能してもよい。特定の実施形態では、支持体は、金属箔層と、支持層(厚紙など)を備える。これらの実施形態では、金属箔層は、20μm未満、例えば約1μm~約10μm、好適には約5μmの厚さを有してもよい。 幾つかの例において、支持体は、約0.010mm~約2.0mm、好適には約0.015mm、0.02mm、0.05mm、又は0.1mmから約1.5mm、1.0mm、又は0.5mmまでの厚さを有してもよい。 幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体は、層又はシートに形成されてもよい。そのような例において、シートは、約0.015mm~約1.0mmの厚さを有してもよい。好適には、厚さは、約0.05mm、0.1mm、又は0.15mm~約0.5mm又は0.3mmの範囲であってもよい。本発明者らは、0.2mmの厚さを有する熱可逆性非晶質固体が特に適していることを見出した。熱可逆性非晶質固体は、2つ以上の層を備えてもよく、本明細書に記載される厚さは、これらの層の合計厚さを指す。 幾つかの例において、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体は、層又はシートに形成されてもよい。そのような例において、シートは、約0.015mm~約1.0mmの厚さを有してもよい。好適には、厚さは、約0.05mm、0.1mm、又は0.15mm~約0.5mm又は0.3mmの範囲であってもよい。本発明者らは、0.2mmの厚さを有する材料が特に適していることを見出した。エアロゾル生成材料は、2つ以上の層を備えてもよく、本明細書に記載される厚さは、これらの層の合計厚さを指す。 本発明者らは、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体が厚すぎる場合、加熱効率が損なわれることを見出した。これは、使用時の消費電力に悪影響を及ぼす。逆に、エアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体が薄すぎる場合、製造及び取り扱いが困難であり、非常に薄い材料は、キャストすることがより困難であり、壊れやすく、使用中のエアロゾル形成を損なう可能性がある。 本発明者らは、本明細書で規定されるエアロゾル生成材料又は熱可逆性非晶質固体の厚さが、これらの競合する検討事項を考慮して材料特性を最適化することを見出した。 本明細書に規定される厚さは、材料の平均厚さである。幾つかの例において、熱可逆性非晶質固体の厚さは、25%、20%、15%、10%、5%、又は1%以下だけ変動してもよい。幾つかの例において、エアロゾル生成材料の厚さは、25%、20%、15%、10%、5%、又は1%以下だけ変動してもよい。 これらの実施形態のエアロゾル生成材料は、細断シートとして、任意で刻みタバコとブレンドされて、エアロゾル生成消耗品/システムに含まれてもよい。或いは、これらの実施形態のエアロゾル生成材料は、シートとして、例えばエアロゾル生成材料(例えば、タバコ又は他の植物性物質材料)のロッドを取り囲むシートとして、エアロゾル生成消耗品/システムに含まれてもよい。或いは、これらの実施形態のエアロゾル生成材料は、キャリア上に配置された層部分としてエアロゾル生成消耗品/システムに含まれてもよい。 製造方法 本発明は、エアロゾル生成材料を製造する方法を提供する。この方法は、 (a)イオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンを水に溶解して水溶液を形成するステップと、 (b)硬化剤を水溶液に供給するステップと、 (c)エアロゾル形成材料、香味料及び/又は活性物質を水溶液に添加して、スラリーを形成するステップと、 (d)スラリーを成形するステップと、 (e)スラリーを乾燥させて非晶質固体を形成するステップと、 を含む。 幾つかの実施形態において、(a)のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンの水溶液に塩又は酸が添加される。好適には、塩又は酸は、溶液のpHを、溶液が25℃の温度であるときに測定してpH7~pH9に上昇させる。そのような実施形態において、酸は、熱可逆性非晶質固体が0.1~5重量%の酸、例えば、0.1~2重量%、すなわち、0.1重量%、0.5重量%、1.0重量%、1.5重量%、2.0重量%の酸を備える量で添加されてもよい。 幾つかの実施形態において、溶液が硬化剤の付与前に熱くなっているように、a)のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンの水溶液の温度は、(b)の硬化剤の添加前に上昇させる。好適には、前記水溶液の温度は、(b)の前に60~100℃の温度、例えば、60~90℃、又は70~80℃の温度に上昇させる。 幾つかの例において、(b)の硬化剤の添加前に水溶液の温度を上昇させるとき、溶液の温度は、周囲温度に低下させる。好適には、温度は、20℃~40℃、例えば、20℃~30℃に低下させる。 スラリーを成形するステップ(d)は、例えば、スラリーを噴霧する、キャストする、又は押出することを含んでもよい。幾つかの例において、この層は、スラリーを静電噴霧することによって形成される。幾つかの例において、この層は、スラリーをキャストすることによって形成される。 幾つかの例において、(b)及び/又は(c)及び/又は(d)は、少なくとも部分的に、同時に(例えば、静電噴霧中に)行われてもよい。幾つかの例において、これらの事象は、順次に起こってもよい。 熱可逆性非晶質固体は、本明細書の他所に記載される量の成分を備え、本出願全体を通して記載される熱可逆性非晶質固体の任意の特徴は、製造方法に等しく当てはまる。 非燃焼型エアロゾル供給システム 本発明の更なる態様は、本明細書の他所に記載される消耗品及び非燃焼型エアロゾル供給デバイスを備える非燃焼型エアロゾル供給システムである。この非燃焼型エアロゾル供給デバイスは、消耗品が非燃焼型エアロゾル供給デバイスと共に使用されるときに、消耗品の基体からエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成デバイスを備える。 本明細書で使用するとき、用語「送達システム」は、物質を使用者に送達するシステムを包含することが意図され、 燃焼型エアロゾル供給システム、例えば、紙巻タバコ、シガリロ、葉巻タバコ、及びパイプ又は手巻き又は手作り紙巻タバコ用タバコ(タバコ、タバコ誘導体、膨化タバコ、再構成タバコ、タバコ代替品又は他の喫煙材に基づくかに関わらず)、 エアロゾル生成材料を燃焼させずにエアロゾル生成材料から化合物を放出させる非燃焼型エアロゾル供給システム、例えば、電子タバコ、タバコ加熱製品、及びエアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステム、 エアロゾル生成材料を備え、これらの非燃焼型エアロゾル供給システムのうちの1つ内で使用されるように構成された消耗品、並びに エアロゾルを形成せずに、1つ以上の物質(ニコチンを備えても備えなくてもよい)を、経口、経鼻、経皮、又は別の方法で使用者に送達するエアロゾル不含送達システム(これらに限定されるものではないが、ロゼンジ、ガム、パッチ、吸入用粉末を備える消耗品、及び経口タバコなどの経口製品を含み、これは、スヌース又は湿式嗅ぎタバコを含む) を含む。 本開示によると、「燃焼型」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムの成分エアロゾル生成材料(又はその成分)が、使用者への送達を促進するために使用中に燃焼(combust)又は燃焼(burn)されるものである。 本開示によると、「非燃焼型」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムの成分エアロゾル生成材料(又はその成分)が、使用者への送達を促進するために使用中に燃焼(combust)又は燃焼(burn)されないものである。 幾つかの実施形態において、送達システムは、非燃焼型エアロゾル供給システム、例えば、粉末化非燃焼型エアロゾル供給システムである。 幾つかの実施形態において、非燃焼型エアロゾル供給システムは、電子喫煙デバイス又は電子ニコチン送達システム(END)としても知られる電子タバコであるが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。 幾つかの実施形態において、非燃焼型エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られるタバコ加熱システムである。 幾つかの実施形態において、非燃焼型エアロゾル供給システムは、1つ又は複数が加熱されてもよいエアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムである。エアロゾル生成材料の各々は、例えば、固体、液体、又は非晶質固体の形態であってもよく、ニコチンを含んでいても含んでいなくてもよい。幾つかの実施形態において、ハイブリッドシステムは、液体又は非晶質固体、及び固体エアロゾル生成材料を備える。固体エアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ生成物を備えてもよい。 典型的には、非燃焼型エアロゾル供給システムは、非燃焼型エアロゾル供給デバイスと、非燃焼型エアロゾル供給デバイスと共に使用される消耗品とを備えてもよい。しかし、それ自体、エアロゾル生成成分に電力供給する手段を備える消耗品は、それ自体、非燃焼型エアロゾル供給システムを形成してもよいことが想定される。 幾つかの実施形態において、非燃焼型エアロゾル供給デバイスは、電源及びコントローラを備えてもよい。電源は、例えば、電力源又は発熱電源であってもよい。幾つかの実施形態において、発熱電源は、エアロゾル生成材料に熱の形態の電力を分布させるように通電されてもよい炭素基体、又は発熱電源に近接した伝熱材料を備える。幾つかの実施形態において、発熱電源などの電源は、非燃焼型エアロゾル供給を形成するように消耗品中に設けられる。 幾つかの実施形態において、非燃焼型エアロゾル供給デバイスと共に使用される消耗品は、エアロゾル生成材料、エアロゾル生成成分、エアロゾル生成領域、マウスピース、及び/又はエアロゾル生成材料を受け取る領域を備えてもよい。 幾つかの実施形態において、エアロゾル生成成分は、エアロゾル生成材料と相互作用して、エアロゾル生成材料から1つ以上の揮発物質を放出させてエアロゾルを形成することが可能な加熱器である。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成成分は、加熱することなくエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成することが可能である。例えば、エアロゾル生成成分は、熱を適用することなく、例えば、振動、機械、与圧、又は静電気による手段の1つ以上を介して、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成することが可能であってもよい。 幾つかの実施形態において、送達される物質は、エアロゾル生成材料であっても非エアロゾル生成材料であってもよい。適宜、いずれかの材料は、活性物質、エアロゾル形成材料及び任意で1つ以上の他の機能性成分を備えてもよい。 本発明は、電源及び電源に接続された電気加熱器を備える非燃焼型エアロゾル供給デバイスと、熱可逆性非晶質固体の形態のエアロゾル生成材料を含む基体カートリッジとを備える非燃焼型エアロゾル供給システムも提供する。この熱可逆性非晶質固体は、 0.5~20重量%のイオタ-及び/又はカッパ-カラギーナンと、 20~80重量%のエアロゾル形成材料と、 20~70重量%の香味料及び/又は活性物質と、 を備え、ここで、これらの重量は乾重量基準で計算される。熱可逆性非晶質固体は、本明細書の他所に記載される量の成分を備え、本出願全体を通して記載される熱可逆性非晶質固体の任意の特徴は、本発明の本態様に等しく当てはまる。 非燃焼型エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料を加熱するが燃焼させないように構成された加熱器を備えてもよい。加熱器は、幾つかの例において、薄膜電気抵抗加熱器などの電気抵抗加熱器であってもよい。他の例では、加熱器は、誘導加熱器やその他の加熱器を備えてもよい。なお更なる例において、加熱器は可燃性熱源であってもよいし、使用時に発熱反応を起こして熱を生成する化学的熱源であってもよい。 幾つかの例において、加熱器は、使用時に、エアロゾル生成材料を燃焼させることなく120℃~350℃に加熱してもよい。幾つかの例において、加熱器は、使用時に、エアロゾル化生成材料を燃焼させることなく140℃~250℃に加熱してもよい。幾つかの例において、使用時に、エアロゾル生成材料の実質的に全体が、加熱器から約4mm、3mm、2mm、又は1mm未満にある。幾つかの例において、このエアロゾル生成材料は、加熱器から約0.017mm~2.0mm、好適には約0.1mm~1.0mmに配置される。これらの最小距離は、幾つかの例において、エアロゾル生成材料を支持するキャリアの厚さを反映してもよい。幾つかの例において、エアロゾル生成材料の表面は、加熱器に直接当接してもよい。 幾つかの例において、加熱器は、エアロゾル生成材料に組み込まれてもよい。そのような幾つかの例において、加熱器は、電気抵抗加熱器(電気回路に接続するための露出した接点を備える)であってもよい。他のそのような例において、加熱器は、誘導によって加熱される、エアロゾル生成材料に組み込まれたサセプタであってもよい。 非燃焼型エアロゾル供給システムは、冷却要素及び/又はフィルターを更に備えてもよい。冷却要素が存在する場合、冷却要素は、気体成分又はエアロゾル成分を冷却するように作用又は機能してもよい。幾つかの例において、冷却要素は、気体成分が凝縮してエアロゾルを形成するように気体成分を冷却するよう作用してもよい。冷却要素はまた、装置の非常に熱い部分を使用者から離間させるように作用してもよい。フィルターが存在する場合、フィルターは、セルロースアセテートプラグなど、当技術分野で公知の任意の適切なフィルターを備えてもよい。 幾つかの例において、非燃焼型エアロゾル供給デバイスは、非燃焼加熱式(heat-not-burn)デバイスであってもよい。すなわち、非燃焼型エアロゾル供給デバイスは、固体のタバコ含有材料を含んでもよい(液体のエアロゾル生成材料は含まない)。幾つかの例において、エアロゾル生成材料は、タバコ材料を備えてもよい。非燃焼加熱式デバイスは、WO2015/062983A2に開示されており、その公報の全体が参照により本明細書に組み込まれる。 幾つかの例において、非燃焼型エアロゾル供給システムは、ハイブリッドデバイスであってもよい。すなわち、非燃焼型エアロゾル供給システムは、固体のエアロゾル生成材料と液体のエアロゾル生成材料を含んでもよい。幾つかの例において、エアロゾル生成材料は、ニコチンを備えてもよい。幾つかの例において、エアロゾル生成材料は、タバコ材料を備えてもよい。幾つかの例において、エアロゾル生成材料は、タバコ材料及び別個のニコチン源を備えてもよい。これら別個のエアロゾル生成材料は、別個の加熱器によって加熱されてもよいし、同じ加熱器によって加熱されてもよいし、ある例では、下流のエアロゾル生成材料が、上流のエアロゾル生成材料から生成される高温のエアロゾルによって加熱されてもよい。ハイブリッドデバイスは、WO2016/135331A1に開示されており、この公報の全体が参照により本明細書に組み込まれる。 この消耗品は、本明細書では、カートリッジということもある。この消耗品は、THP、ハイブリッドデバイス、又は別のエアロゾル生成デバイスにおける使用に適合してもよい。幾つかの例において、消耗品は、既に記載したようなフィルター及び/又は冷却要素を更に備えてもよい。幾つかの例において、消耗品は、紙などの包装材料によって取り囲まれていてもよい。 消耗品は、通気孔を更に備えてもよい。これらは、消耗品の側壁に設けられてもよい。幾つかの例において、通気孔は、フィルター及び/又は冷却要素に設けられてもよい。これらの孔は、使用中に冷たい空気が消耗品内に引き込まれることを可能にし、この冷たい空気は、加熱された揮発成分と混合し、それによってエアロゾルを冷却することができる。 通気は、消耗品が使用時に加熱されるときに、消耗品から可視の加熱揮発成分が生成されることを促進する。加熱揮発成分は、加熱揮発成分の過飽和が生じるように加熱揮発成分を冷却する工程によって可視化される。加熱揮発成分は、この後、液滴形成(核形成としても知られる)を受け、最終的に、加熱揮発成分のエアロゾル粒子のサイズは、加熱揮発成分の更なる凝縮によって、及び加熱揮発成分から新たに形成された液滴の凝集によって、増大する。 幾つかの例において、加熱揮発成分と冷たい空気との合計に対する冷たい空気の比率(通気比として知られる)は、少なくとも15%である。15%という通気比は、加熱揮発成分を上述の方法によって可視化することを可能にする。加熱揮発成分の可視性は、使用者が、揮発成分が生成されたことを識別できるようにし、喫煙体験の知覚体験を高める。 別の例では、加熱揮発成分を更に冷却するために、通気比が50%~85%である。幾つかの例において、通気比は、少なくとも60%又は65%であってもよい。 図1及び2を参照すると、エアロゾル生成消耗品101の一例の部分破断断面図及び斜視図が示されている。消耗品101は、電源及び加熱器を有するデバイスと共に使用されるように適合されている。この実施形態の消耗品101は、以下に説明する図5~図7に示すデバイス51と共に使用するのに特に適している。使用時には、消耗品101は、図5に示すデバイス51の挿入箇所20においてデバイスに取り外し可能に挿入することができる。 一例の消耗品101は、エアロゾル生成材料体103と、ロッドの形態のフィルターアセンブリ105とを含む略円筒状ロッドの形態をしている。エアロゾル生成材料は、本明細書に記載の非晶質固体材料を備える。幾つかの実施形態において、それはシート形態で含まれてもよい。幾つかの実施形態において、それは細断シートの形態で含まれてもよい。幾つかの実施形態において、本明細書に記載されるエアロゾル生成材料は、シート形態と細断形態とで組み込まれてもよい。 フィルターアセンブリ105は、冷却セグメント107、フィルターセグメント109、及び口側端セグメント111という3つのセグメントを含む。消耗品101は、口側端又は近位端としても知られる第1の端部113と、遠位端としても知られる第2の端部115を有する。エアロゾル生成材料体103は、消耗品101のうち遠位端115側に配置されている。一例では、冷却セグメント107は、冷却セグメント107がエロゾル生成材料103及びフィルターセグメント109と当接関係にあるように、エアロゾル生成材料体103とフィルターセグメント109との間において、エアロゾル生成材料体103に隣接して配置される。他の例では、エアロゾル生成材料体103と冷却セグメント107との間、及びエアロゾル生成材料体103とフィルターセグメント109との間に分離部があってもよい。フィルターセグメント109は、冷却セグメント107と口側端セグメント111との間に配置されている。口側端セグメント111は、消耗品101の近位端113側に配置され、フィルターセグメント109に隣接している。一例では、フィルターセグメント109は、口側端セグメント111と当接関係にある。一実施形態では、フィルターアセンブリ105の全長は37mm~45mmであり、より好ましくは、フィルターアセンブリ105の全長は41mmである。 一例では、エアロゾル生成材料103のロッドは、34mm~50mmの長さを有し、好適には38mm~46mmの長さを有し、好適には42mmの長さを有する。 一例では、消耗品101の全長は、71mm~95mmであり、好適には79mm~87mmであり、好適には83mmである。 エアロゾル生成材料体103の軸方向の一端は、消耗品101の遠位端115で目視可能である。しかし、他の実施形態では、消耗品101の遠位端115は、エアロゾル生成材料体103の軸方向の一端を覆う端部材(図示せず)を備えてもよい。 エアロゾル生成材料体103は、環状チップペーパー(図示せず)によってフィルターアセンブリ105に接合され、環状チップペーパーは、フィルターアセンブリ105を取り囲むように実質的にフィルターアセンブリ105の周囲に配置され、エアロゾル生成材料体103の長さに沿って部分的に延在する。一例では、チップペーパーは、58GSM標準チップベースペーパーから作製される。一例では、チップペーパーは、42mm~50mm、好適には46mmの長さを有する。 一例において、冷却セグメント107は、環状の管であり、冷却セグメント内の空隙の周囲に配置されて、その空隙を画定する。この空隙は、エアロゾル生成材料体103から生成された加熱揮発成分が流れるチャンバを提供する。冷却セグメント107は、エアロゾル蓄積のためのチャンバを提供するように中空であるが、製造中及び消耗品101がデバイス51への挿入中に使用される間に生じうる軸方向圧縮力及び曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有する。一例では、冷却セグメント107の壁の厚さは約0.29mmである。 冷却セグメント107は、エアロゾル生成材料103とフィルターセグメント109との間に物理的変位を提供する。冷却セグメント107によって提供される物理的変位は、冷却セグメント107の長さ方向の両端間に熱勾配をもたらす。一例では、冷却セグメント107は、冷却セグメント107の第1の端部に入る加熱揮発成分と冷却セグメント107の第2の端部から出る加熱揮発成分との間に少なくとも摂氏40度の温度差をもたらすように構成される。一例では、冷却セグメント107は、冷却セグメント107の第1の端部に入る加熱揮発成分と冷却セグメント107の第2の端部から出る加熱揮発成分との間に少なくとも摂氏60度の温度差をもたらすように構成される。冷却要素107の長さ方向の両端間におけるこの温度差は、エアロゾル生成材料103がデバイス51によって加熱されたときに、感温性のフィルターセグメント109をエアロゾル生成材料103の高温から保護する。フィルターセグメント109と、エアロゾル生成材料体103及びデバイス51の加熱要素との間に物理的変位が設けられないとすれば、感温性のフィルターセグメント109は、使用中に損傷を受けて、その必要な機能を効果的に発揮しなくなる可能性がある。 一例では、冷却セグメント107の長さは少なくとも15mmである。一例では、冷却セグメント107の長さは、20mm~30mm、より具体的には23mm~27mm、より具体的には25mm~27mm、好適には25mmである。 冷却セグメント107は紙製であり、これは、冷却セグメント107が、使用時においてデバイス51の加熱器に隣接するときに、懸念のある化合物(例えば毒性化合物)を生成しない材料から構成されることを意味する。一例では、冷却セグメント107は、中空の内部チャンバを提供するが機械的剛性を維持する螺旋巻き紙管から製造される。螺旋巻き紙管は、管の長さ、外径、真円度及び真直度に関して、高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。 別の例では、冷却セグメント107は、堅いプラグラップ又はチップペーパーから作られた凹部である。堅いプラグラップ又はチップペーパーは、製造中及び消耗品101がデバイス51への挿入中に使用されている間に生じうる軸方向圧縮力及び曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有するように製造される。 フィルターセグメント109は、エアロゾル生成材料からの加熱揮発成分から1つ以上の揮発化合物を除去するのに十分な任意のフィルター材料から形成されてもよい。一例では、フィルターセグメント109は、セルロースアセテートなどのモノアセテート材料から作製される。フィルターセグメント109は、加熱揮発成分の量を使用者にとって不満足なレベルまで枯渇させることなく、加熱揮発成分の冷却と刺激低減をもたらす。 幾つかの実施形態において、フィルターセグメント109内にカプセル(図示せず)を設けてもよい。このカプセルは、フィルターセグメント109の径方向及び長さ方向の双方において、フィルターセグメント109の実質的に中心に配置されてもよい。他の例では、カプセルを1つ以上の次元において中心からずらしてもよい。幾つかの例において、カプセルが存在する場合、そのカプセルは、香味料やエアロゾル生成剤などの揮発性成分を含有してもよい。 フィルターセグメント109のセルロースアセテートトウ材料の密度は、フィルターセグメント109の両端間における圧力降下を制御し、ひいては消耗品101の吸引抵抗を制御する。したがって、フィルターセグメント109の材料の選択は、消耗品101の吸引抵抗を制御するうえで重要である。更に、フィルターセグメントは、消耗品101において濾過機能を果たす。 1つの例では、フィルターセグメント109は、8Y15グレードのフィルタートウ材料で作製される。このフィルタートウ材料は、加熱揮発材料に対する濾過効果をもたらす一方で、加熱揮発材料から生じる凝縮エアロゾル液滴のサイズを低減する。 フィルターセグメント109の存在は、冷却セグメント107を出る加熱揮発成分を更に冷却することによって断熱効果をもたらす。この更なる冷却効果は、フィルターセグメント109の表面に対する使用者の唇の接触温度を低下させる。 一例では、フィルターセグメント109は、長さが6mm~10mm、好適には8mmである。 口側端セグメント111は、環状管であり、口側端セグメント111内の空隙の周囲に配置されて、その空隙を画定する。この空隙は、フィルターセグメント109から流れる加熱揮発成分のためのチャンバを提供する。口側端セグメント111は、エアロゾル蓄積のためのチャンバを提供するために中空であるが、製造中及びデバイス51への挿入中に消耗品が使用されている間に生じうる軸方向圧縮力及び曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有する。一例では、口側端セグメント111の壁の厚さは、約0.29mmである。一例では、口側端セグメント111の長さは、6mm~10mmであり、好適には8mmである。 口側端セグメント111は、中空の内部チャンバを提供するが重要な機械的剛性を維持する螺旋巻き紙管から製造してもよい。螺旋巻き紙管は、管の長さ、外径、真円度及び真直度に関して、高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。 口側端セグメント111は、フィルターセグメント109の出口に蓄積する液体凝縮物が使用者と直接接触することを防止する機能をもたらす。 一例では、口側端セグメント111及び冷却セグメント107が単一の管から形成され、フィルターセグメント109がその管内に配置されて、口側端セグメント111と冷却セグメント107を分離してもよいことを理解されたい。 図3及び図4を参照すると、消耗品301の一例の部分破断断面図及び斜視図が示されている。図3及び図4に示される参照符号は、図1及び図2に示される参照符号と対応するが、その数字が200だけ増えている。 図3及び図4に示す消耗品301の例では、通気領域317が消耗品301に設けられ、空気が消耗品301の外部から消耗品301の内部に流入することを可能にする。一例では、通気領域317は、消耗品301の外層を貫いて形成された1つ以上の通気孔317の形態をとる。この通気孔は、消耗品301の冷却を助けるために、冷却セグメント307に配置されてもよい。一例では、通気領域317は、孔の列を1つ以上備え、好ましくは、孔の各列は、消耗品301の長手方向軸に実質的に垂直な断面において、消耗品301の外周に沿って配置される。 一例では、消耗品301に通気をもたらすために、1~4列の通気孔がある。通気孔の各列は、12~36個の通気孔317を有してもよい。通気孔317の直径は、例えば、100~500μmとすることができる。一例では、通気孔317の列間の軸方向間隔は、0.25mm~0.75mm、好適には0.5mmである。 一例では、通気孔317は均一なサイズを有する。別の例では、通気孔317は様々なサイズを有する。通気孔は、任意の適切な技術、例えば、レーザ技術、冷却セグメント307の機械的穿孔、又は消耗品301に形成される前の冷却セグメント307の事前穿孔のうちの1つ以上を使用して作製することができる。通気孔317は、消耗品301を効果的に冷却するように位置決めされる。 一例では、通気孔317の列は、消耗品の近位端313から少なくとも11mm、好適には消耗品301の近位端313から17mm~20mmに位置する。通気孔317の位置は、消耗品301の使用時に使用者が通気孔317を塞がないように決められる。 消耗品301の近位端313から17mm~20mmに通気孔の列を設けることにより、図6及び7に見られるように、消耗品301がデバイス51に完全に挿入されたときに通気孔317をデバイス51の外側に配置することができる。通気孔をデバイスの外側に配置することによって、加熱されていない空気が、デバイス51の外側から通気孔を通って消耗品301に入り、消耗品301の冷却を助けることができる。 冷却セグメント307の長さは、消耗品301がデバイス51に完全に挿入されたときに、冷却セグメント307がデバイス51に部分的に挿入されるような長さである。 この冷却セグメント307の長さは、デバイス51の加熱装置と感熱性のフィルター装置309との間に物理的な間隙を提供する第1の機能と、消耗品301がデバイス51に完全に挿入されたときに、通気孔317が冷却セグメント内に配置される一方で、デバイス51の外側にも配置されることを可能にする第2の機能をもたらす。図6及び図7から分かるように、冷却要素307の大部分は、デバイス51内に配置されている。しかしながら、冷却要素307には、デバイス51の外に延びる部分がある。冷却要素307のうちデバイス51の外に延びるこの部分に、通気孔317が配置されている。 ここで図5~図7をより詳細に参照すると、エアロゾル生成材料を加熱して前記エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、典型的には吸入可能なエアロゾルを形成するように構成されたデバイス51の例が示されている。デバイス51は、エアロゾル生成材料を加熱するが燃焼させないことによって化合物を放出する加熱デバイスである。 第1の端部53は、本明細書では、デバイス51の口側端又は近位端53と呼ばれることがあり、第2の端部55は、本明細書では、デバイス51の遠位端55と呼ばれることがある。デバイス51は、オン/オフボタン57を有し、デバイス51全体を使用者が望むように起動/停止することができる。 デバイス51は、デバイス51の様々な内部部品を配置及び保護するためのハウジング59を備える。図示の例では、ハウジング59は、デバイス51の外縁を取り巻く単一体スリーブ11を備えており、このスリーブ11は、デバイス51の「上部」を概ね形成するトップパネル17と、デバイス51の「底部」を概ね形成するボトムパネル19とで蓋をされている。別の例では、ハウジングは、トップパネル17及びボトムパネル19に加えて、フロントパネル、リアパネル、及び一対の対向するサイドパネルを備える。 トップパネル17及び/又はボトムパネル19は、デバイス51の内部への容易なアクセスを可能にするために、単一体スリーブ11に取り外し可能に固定されてもよく、又は、例えば使用者がデバイス51の内部にアクセスすることを阻止するために、単一体スリーブ11に「永久的に」固定されてもよい。一例では、パネル17及び19は、プラスチック材料(射出成形によって形成されたガラス充填ナイロンなどを含む)で作られ、単一体スリーブ11はアルミニウムで作られるが、他の材料及び他の製造プロセスを使用してもよい。 デバイス51のトップパネル17は、デバイス51の口側端53に開口部20を有しており、使用時に、使用者が、エアロゾル生成材料を含む消耗品101、301を、この開口部20を通して、デバイス51に挿入し、また、デバイス51から取り外すことができる。 ハウジング59は、その中に加熱装置23、制御回路25、及び電源27を配置又は固定している。この例では、加熱装置23、制御回路25、及び電源27は横方向に近接(すなわち、一端から見たときに近接)し、制御回路25は、概ね加熱装置23と電源27との間に位置するが、他の配置も可能である。 制御回路25は、以下で更に論じるように、消耗品101、301内のエアロゾル生成材料の加熱を制御するように構成及び配置された、マイクロプロセッサ装置などのコントローラを含んでいてもよい。 電源27は、例えば、電池であってもよく、この電池は、充電式電池でも非充電式電池でもよい。好適な電池の例としては、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル電池(例えば、ニッケルカドミウム電池)、アルカリ電池などが挙げられる。電池27は、加熱装置23に電気的に結合され、必要なときに制御回路25の制御下で電力を供給して、消耗品内のエアロゾル生成材料を加熱する(前述のように、エアロゾル生成材料を燃焼させることなくエアロゾル生成材料を揮発させる)。 電源27を加熱装置23に横方向に近接させて配置する利点は、デバイス51全体を過度に長くすることなく、物理的に大きな電源25を使用できることである。当然のことながら、一般に、物理的に大きい電源25は、より高い容量(すなわち、供給可能な総電気エネルギー、しばしばアンペア時などで測定される)を有し、したがって、デバイス51の電池寿命をより長くすることができる。 一例では、加熱装置23は、中空内部加熱チャンバ29を有する中空円筒管の形態を概ねしており、この中空内部加熱チャンバ29には、エアロゾル生成材料を備える消耗品101、301が、使用時に加熱のために挿入される。加熱装置23については様々な構成が可能である。例えば、加熱装置23は、単一の加熱要素を備えてもよいし、加熱装置23の長手方向軸に沿って整列された複数の加熱要素から形成されてもよい。加熱要素又は各加熱要素は、環状又は管状であってもよく、又は、その外周に沿って少なくとも部分的に環状又は少なくとも部分的に管状であってもよい。一例では、加熱要素又は各加熱要素は、薄膜ヒータであってもよい。別の例では、加熱素子又は各加熱素子は、セラミック材料から作製されてもよい。適切なセラミック材料の例としては、アルミナセラミック及び窒化アルミニウムセラミック、並びに窒化ケイ素セラミックが挙げられ、これらは積層して焼結してもよい。他の加熱構成も可能であり、これには、例えば、誘導加熱、赤外線加熱素子(これは赤外線を放射することによって加熱する)、抵抗電気巻線などによって形成される抵抗加熱素子が含まれる。 1つの特定の例では、加熱装置23は、ステンレス鋼の支持管によって支持され、ポリイミド加熱要素を備える。加熱装置23は、消耗品101、301がデバイス51に挿入されたときに、消耗品101、301のうちエアロゾル生成材料103、303からなる本体の実質的に全体が加熱装置23に挿入されるような寸法を与えられている。 加熱要素又は各加熱要素は、エアロゾル生成材料の選択された複数のゾーン(区域)を、例えば希望に応じて順次に(上述のように経時的に)又は一緒に(同時に)、独立して加熱できるように配置してもよい。 この例における加熱装置23は、その長さの少なくとも一部に沿って断熱体31によって囲まれている。断熱体31は、加熱装置23からデバイス51の外部へ通過する熱を低減するのに役立つ。これは、一般に熱損失を低減するので、加熱装置23の電力要件を低く抑えるのに役立つ。断熱体31はまた、加熱装置23の動作中にデバイス51の外部を冷たく保つのに役立つ。一例では、断熱体31は、スリーブの2つの壁の間に低圧領域を設ける二重壁スリーブであってもよい。すなわち、断熱体31は、例えば、「真空」管、すなわち、伝導及び/又は対流による伝熱を最小限に抑えるように少なくとも部分的に真空排気された管であってもよい。断熱体31については他の構成も可能であり、これには、二重壁スリーブに加えて、又は二重壁スリーブに代えて、断熱材(例えば、適切な発泡タイプの材料を含む)を使用することが含まれる。 ハウジング59は、加熱装置23と同様に、全ての内部部品を支持するための様々な内部支持構造37を更に備えてもよい。 デバイス51は、開口部20の周囲に延在し、開口部20からハウジング59の内部に突出するカラー33と、カラー33と真空スリーブ31の一端との間に配置された略管状のチャンバ35とを更に備える。チャンバ35は、冷却構造35fを更に備えており、この冷却構造35fは、この例では、チャンバ35の外面に沿って離間した複数の冷却フィン35fを備え、各冷却フィンは、チャンバ35の外面を取り巻くように配置される。中空チャンバ35の長さの少なくとも一部にわたって消耗品101、301がデバイス51に挿入されるとき、中空チャンバ35と消耗品101、301との間には空隙36が存在する。空隙36は、冷却セグメント307の少なくとも一部にわたって消耗品101、301の外周全体を取り巻く。 カラー33は、開口部20の外周を取り巻くように配置された複数の隆起部60を備えており、これらの隆起部は、開口部20内に突出する。隆起部60は、隆起部60の位置における開口部20の開放距離が、隆起部60のない位置における開口部20の開放距離よりも小さくなるように、開口部20内の空間を占める。隆起部60は、デバイス内に挿入された消耗品101、301と係合して、それをデバイス51内に固定するのを助けるように構成される。隆起部60の隣り合う対と消耗品101、301とによって画定される開放空間(図示せず)は、消耗品101、301の外面の周りに通気経路を形成する。これらの通気経路は、消耗品101、301から逃げた高温蒸気がデバイス51から出ることを可能にすると共に、空隙36内において消耗品101、301の周りでデバイス51に冷却空気が流れ込むことを可能にする。 動作中、消耗品101、301は、図5~7に示されるように、デバイス51の挿入箇所20に取り外し可能に挿入される。特に図6を参照すると、一例において、エアロゾル生成材料体103、303(これは、消耗品101、301の遠位端115、315側に配置されている)は、デバイス51の加熱装置23内に完全に収容される。消耗品101、301の近位端113、313は、デバイス51から延び出て、使用者のためのマウスピースアセンブリとして機能する。 動作中、加熱装置23は、消耗品101、301を加熱して、エアロゾル生成材料体103、303からエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。 エアロゾル生成材料体103、303からの加熱揮発成分のための一次流路は、軸方向に沿って消耗品101、301を通り、冷却セグメント107、307の内側のチャンバを通り、フィルターセグメント109、309を通り、口側端セグメント111、313を通って使用者に至る。一例では、エアロゾル生成材料体から生成される加熱揮発成分の温度は、60℃~250℃であり、これは、使用者にとって許容可能な吸入温度を上回る可能性がある。加熱揮発成分は、冷却セグメント107、307を通って移動するにつれて冷却され、一部の揮発成分が冷却セグメント107、307の内面上に凝縮する。 図3及び図4に示される消耗品301の例では、冷たい空気が、冷却セグメント307に形成された通気孔317を介して冷却セグメント307に入ることができる。この冷たい空気は、加熱揮発成分と混合して、加熱揮発成分を更に冷却する。

代表図 図1本件の代表的な図

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