特許7840903IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

一方向への流体の流れを許容し、当該一方向とは反対方向への流体の流れを禁止する逆止弁

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

流体が逆止弁を順方向に流れるためには、弁体より流入路側での流体の圧力(上流側圧力)が、弁体を曲げ変形させるために必要な圧力(閾値)を超えるまで上昇する必要がある。例えばNICU(Neonatal Intensive Care Unit、新生児集中治療室)での輸液では、患者の体が小さいので、薬液はシリンジポンプなどを用いて低流速で投与される。シリンジポンプの下流側に逆止弁を設けた場合、シリンジポンプの運転開始後、上流側圧力が閾値を超えるまでに時間を要する。このため、シリンジポンプの運転を開始してから、薬液が逆止弁を通過して実際に患者に流入するまでのタイムラグが長くなる。また、上流側圧力が徐々に上昇して閾値を超えたとき、弁体が曲げ変形し、薬液は逆止弁を一気に流れる。このため、薬液はボーラス(bolus)投与となってしまい、シリンジポンプを用いたとしても薬液を一定の低流速で投与することが困難となる。このような薬液投与のタイムラグや薬液のボーラス投与は、投与される薬液によっては患者の循環動態に影響を及ぼしうるため、回避することが望まれる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の逆止弁は、第1流路及び第2流路に連通するキャビティが形成されたハウジングと、前記キャビティ内に配置された弁体とを備える。前記ハウジングは、前記第1流路が設けられた第1ハウジングと、前記第2流路が設けられた第2ハウジングとが、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に前記キャビティが形成されるように接合されて構成されている。前記弁体は、前記第2ハウジングの前記第2流路の開口端に設け・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の逆止弁が初期状態にあるとき、弁体の弾性膜の第1面の外周領域が第1ハウジングに環状に接触する。逆止弁の中心軸から外周領域の内周端までの距離が周方向において変化している。このため、弾性膜は、比較的低い上流側圧力で局所的に弾性曲げ変形することができる。したがって、本発明によれば、逆止性能を実用上問題のない程度に維持しながら開弁性が向上した逆止弁を提供することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、初期状態にある本発明の実施形態1にかかる逆止弁の断面図である。
【図2A】 図2Aは、本発明の実施形態1にかかる逆止弁の、第1ハウジング側から見た分解斜視図である。
【図2B】 図2Bは、本発明の実施形態1にかかる逆止弁の、第2ハウジング側から見た分解斜視図である。
【図3】 図3Aは、本発明の実施形態1にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下面図である。図3Bは、本発明の実施形態1にかかる逆止弁に使用される弁体の上面図である。
【図4】 図4は、初期状態にある比較例の逆止弁の断面図である。
【図5】 図5Aは、比較例の逆止弁に用いられる第1ハウジングの下面図である。図5Bは、比較例の逆止弁に使用される弁体の上面図である。
【図6】 図6は、開状態にある比較例の逆止弁の断面図である。
【図7】 図7は、開状態にある本発明の実施形態1にかかる逆止弁の断面図である。
【図8】 図8は、逆方向に液体が流入した本発明の実施形態1にかかる逆止弁の断面図である。
【図9】 図9は、初期状態にある本発明の実施形態2にかかる逆止弁の断面図である。
【図10】 図10Aは、本発明の実施形態2にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下面図である。図10Bは、本発明の実施形態2にかかる逆止弁に使用される弁体の上面図である。
【図11】 図11は、初期状態にある本発明の実施形態3にかかる逆止弁の断面図である。
【図12】 図12は、本発明の実施形態3にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下方から見た斜視図である。
【図13】 図13Aは、本発明の実施形態3にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下面図である。図13Bは、本発明の実施形態3にかかる逆止弁に使用される弁体の上面図である。
【図14】 図14は、初期状態にある本発明の実施形態4にかかる逆止弁の断面図である。
【図15】 図15は、本発明の実施形態4にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下方から見た斜視図である。
【図16】 図16Aは、本発明の実施形態4にかかる逆止弁に用いられる第1ハウジングの下面図である。図16Bは、本発明の実施形態4にかかる逆止弁に使用される弁体の上面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1,2,3,4 逆止弁 1a 逆止弁の中心軸 10 第1ハウジング 11 第1流路 13 第1ハウジングの第1内面 14 第1ハウジングの第2内面 15 第1ハウジングの内面 20 第2ハウジング 21 第2流路 23 固定部 30 ハウジング 31 キャビティ 35 弾性膜と第1ハウジングとの間の隙間 50 弁体 51 突起(第1突起) 60 弾性膜 60a 弾性膜の第1面 60b 弾性膜の第2面 61,261,361,461 外周領域 61a,261a,361a,461a 外周領域の内周端 461b 円弧 461c 凸部

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