特許7845586IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば自動車の車輪懸架部における軸受ユニットのように、固定側部材と回転側部材との間を密封することが必要とされる部位に介装される密封装置を備える軸受ユニット(密封装置付き軸受ユニット)に関する。また、本発明は、密封装置付き軸受ユニットに組み込まれる密封装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に記載の密封装置では、スリンガではなくシールリップの方に凹凸が形成されているが、シールリップは軟質材料のため摩耗しやすく、形成した凹凸が摩耗に伴って消滅して効果を維持できない懸念がある。また、特許文献2に記載の密封装置では、シールリップではなくスリンガ側である別部材の表面を粗面化しているが、粗面の凹部の深さや凹部の大きさが一様ではないため、潤滑剤の保持性や密封性が十分ではなくなり、更にはそれぞれの凹部での潤滑剤の流動挙動が異なり、トルクも一様で無くなるため、低トルク化を十分に図ることができない懸念もある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の目的は、密封装置に係る下記[1]の構成により達成される。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、潤滑剤の保持性と低トルク化を両立した密封装置付き軸受ユニットを提供することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明に係る密封装置付き軸受ユニットの一実施形態を示す断面図である。
【図2】 図2は、図1に示す密封装置付き軸受ユニットにおける密封装置を示す拡大図である。
【図3】 図3は、本発明に係る密封装置において、スリンガの摺接領域に形成したディンプルを示す拡大断面図である。
【図4】 図4は、凹部の形状の例を示す上面図である。
【図5】 図5は、凹部の分布の例を示す上面図である。
【図6】 図6は、凹部の分布の他の例を示す上面図である。
【図7】 図7は、表面粗さ計を用いてスリンガの摺接領域を線状に走査して得られる断面の一例である。
【図8】 図8は、ディンプルの高低差を説明するための模式図である。
【図9】 図9は、ディンプルの開口径を説明するための模式図である。
【図10】 図10は、凹部と軟質被膜との高低差の例を示す断面図である。
【図11】 図11は、凹部と軟質被膜との高低差の例を示す断面図である。
【図12】 図12は、密封装置の他の例を示す拡大図である。
【図13】 図13は、比較例2~5の表面粗さ計の測定結果を示す図である。
【図14】 図14は、実施例1~4の表面粗さ計の測定結果を示す図である。
【図15】 図15は、表1の測定結果をグラフ化した図である。
【図16】 図16は、表2の測定結果をグラフ化した図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10 密封装置付き軸受ユニット 11 外輪 12 内輪 13 玉(転動体) 14 保持器 15 密封装置 16 シール部材 17 スリンガ 17a (スリンガの)円筒部 17b (スリンガの)湾曲部 17c (スリンガの)フランジ部 17A スリンガ表面 18 芯金 19 ゴムシール 19a,19b,19c シールリップ 20 ディンプル 21 凹部 22 第1の凸部 30 軟質被膜 33 空所

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