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公報発行日 2026年4月21
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Fe-Co-Mo系合金において、Coは、
(a)オーステナイト相安定化元素としての機能と、
(b)時効処理時に、マトリックス中にFe-Co-Mo系化合物(μ相)からなる微粒子を析出させる機能と
を備えている。
そのため、Fe基合金の低コスト化を図るために単にCo量を減少させると、析出強化相としてのμ相の析出量が少なくなるだけでなく、凝固時にフェライト相が析出しやすくなる。このようなFe基合金を積層造形に適用した場合において、造形物にフェライト相が析出した時には、冷却後にマルテンサイト組織が得られないために結晶粒が粗くなる。その結果、造形物に割れが発生しやすくなる。
これに対し、Co含有量を必要最低限度に抑えつつ、適量のNi及びMnを添加すると、凝固時におけるフェライト相の析出が抑制され、かつ、時効処理によって適量のμ相を析出させることができる。その結果、このようなFe基合金からなる粉末を肉盛り溶接、積層造形などの溶融凝固成形に用いた時には、造形物に割れが発生しにくく、かつ、高硬度の肉盛り層、積層造形物等を得ることができる。
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