特許7873560IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

建築構造物の建設作業、改修作業、解体作業などに用いられる昇降装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

昇降装置の運用に際しては、昇降装置の運用を行なう作業員や実際に昇降台に搭乗する作業員が昇降装置の動作状態を監視して、何らかの異常が見いだされたならば、昇降装置の運用を一時的に停止し、昇降装置の修理や調整を行なうことになる。 そのため、作業員の経験の違いによって、昇降装置の動作状態の異常を認識するタイミングが遅れがちになったり、異常を見逃して昇降装置が故障してしまうといったことが懸念され、昇降装置の運用を安定して効率的に行なう上で改善の余地がある。 本発明は事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、昇降装置の動作状態に基づいてその異常を的確に把握することができ、昇降装置の運用を安定して効率的に行なう上で有利な昇降装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した目的を達成するために、本発明の一実施の形態は、建築構造物の外周に沿って間隔をおき上下方向に延在して配置された複数の案内ロッドと、前記各案内ロッドのそれぞれに設けられ油圧シリンダによって前記各案内ロッドに沿って昇降可能な昇降ジャッキと、前記各昇降ジャッキによって支持され前記建築構造物の周面に対して対向配置される昇降台と、前記各昇降ジャッキのそれぞれに設けられ前記油圧シリンダへの作動油の・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一実施の形態によれば、昇降装置の動作状態を検出する動作状態検出部を設け、検出された動作状態を出力装置に出力させ、検出された動作状態と所定の判定条件とに基づいて昇降装置の動作状態が正常か異常かを判定し、昇降装置の動作状態が異常であると判定された場合に警報を報知するようにした。
したがって、警報によって昇降装置の動作状態に異常が生じたことを的確に認識すると共に、出力装置から出力された動作状態に基づいて動作状態を的確に把握することができるため、異常の原因を調査して昇降装置の調整や修理を行なうことで昇降装置を正常に稼働する状態に早期に復帰させることができる。
そのため、従来のように作業員の経験の違いによる影響を受けることなく、昇降装置の運用を安定して効率的に行なうことができ、昇降装置を用いた建築構造物に対する作業の合理化を図りコストダウンを図る上で有利となる。
また、動作状態検出部として、案内ロッド毎に設けられ案内ロッドに加わる荷重を動作状態として検出する荷重検出部を備えると、案内ロッドの荷重に基づいて昇降装置の動作状態を的確に把握する上で有利となる。
また、動作状態検出部として、作動油の油温を動作状態として検出する油温検出部を備えると、作動油の油温に基づいて昇降装置の動作状態を的確に把握する上で有利となる。
また、動作状態検出部として、作動油の油圧を動作状態として検出する油圧検出部を備えると、作動油の油圧に基づいて昇降装置の動作状態を的確に把握する上で有利となる。
また、動作状態検出部として、昇降ジャッキの周囲の気温を動作状態として検出する気温検出部を備え、動作状態判定部により気温が上昇するほど判定条件を厳しく設定するようにすると、気温の影響を受けやすい動作状態に基づいて動作状態の異常を早期に判定することができ、昇降装置の動作状態を的確に把握する上でより有利となる。
また、動作状態検出部として、昇降ジャッキから発生する振動を動作状態として検出する振動検出部を備えると、昇降ジャッキの振動に基づいて昇降装置の動作状態を的確に把握する上で有利となる。
また、動作状態検出部として、昇降ジャッキから発生する騒音を動作状態として検出する騒音検出部を備えると、昇降ジャッキの騒音に基づいて昇降装置の動作状態を的確に把握する上で有利となる。
また、動作状態と警報の報知の有無とを動作状態履歴情報として時系列で記録するデータベース部を備えると、データベース部から読み出した動作状態履歴情報に基づいて、過去の昇降装置における動作状態と警報の報知の有無の関係を解析し、解析結果に基づいて判定条件を修正することを繰り返して行なうことで、判定条件が次第に適正なものとなり、警報の報知が適切に行われるようにする上で有利となる。
また、判定条件の修正内容を受け付けて判定条件の修正を行なう判定条件修正部を備えると、判定条件の修正を容易に行なう上で有利となり、警報の報知が適切に行われるようにする上で有利となる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施の形態に係る昇降装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】 中央制御部のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態に係る昇降装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態に係る昇降装置が建築構造物の外周に設置された状態を示す平面図である。
【図5】 図4のA-A線矢視図であり、昇降台が低い位置に位置した状態を示す。
【図6】 図4のB-B線矢視図であり、昇降台が低い位置に位置した状態を示す。
【図7】 図4のA-A線矢視図であり、昇降台が上昇した状態を示す。
【図8】 図4のB-B線矢視図であり、昇降台が上昇した状態を示す。
【図9】 振れ止め部の構成を示す正面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10 建築構造物 1002 長辺側側面(周面) 1004 短辺側側面(周面) 14 昇降装置 16 昇降台 1602 底壁 1604 側壁 1606 開口部 1608 貫通孔 18 昇降部 20 振れ止め部 2002アーム 2004ローラ 2006ブラケット 22 案内ロッド 24 昇降ジャッキ 2402 油圧シリンダ 26 ステー 28 動作状態検出部 28A 荷重検出部 28B 気温検出部 28C 油温検出部 28D 油圧検出部 28E 振動検出部 28F 騒音検出部 30 油圧制御部 32 中央制御部 34 スピーカー 36 表示部 38 CPU 40 ROM(Read Only Memory) 42 RAM(Random Access Memory) 44 HDD(ハードディスク装置) 46 マウス(入力装置) 48 キーボード(入力装置) 50 ディスプレイ(出力装置) 52 プリンタ(出力装置) 54 外部記憶装置 56 通信部 58 インターフェース 59 昇降制御部 60 動作状態出力部 62 動作状態判定部 64 警報報知部 66 データベース部 68 判定条件修正部

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