【図1】
Balb/cマウスにおけるADR誘発性腎症での、化合物の最適用量を試験するための実験設計。30匹のメスBalb/cマウスに、12mg/kgの用量で、ドキソルビシン(ADR、アドリアマイシン)を尾静脈注射により注射した。ベースライン群の5匹のマウスは、食塩水を受けた。次に、ADR注射したマウスを、それぞれが5匹の動物となる6つの群に分け、合計で7つの実験群を得た。翌日に開始し、化合物を1日1回、5週間経口摂食により投与した。尿を毎週収集し、体重を毎週記録した。血液と腎臓の毛皮質を、ADR注射の35日後に犠牲にして収集した。
【図2】
Balb/cマウスにおけるADR誘発性腎症での、化合物を試験するための実験設計。メスBalb/cマウスに、12mg/kgの用量で、ドキソルビシン(ADR、アドリアマイシン)を尾静脈注射により注射した。対照群の5匹のマウスは、食塩水を受けた。ADRを注射したメスを、6匹の5つの群に分けた。翌日に開始し、ビヒクル又は化合物を1日1回、示すように4週間経口摂食により投与した。尿を毎週収集し、体重を毎週記録した。血液と腎臓の毛皮質を、ADR注射の28日後に犠牲にして収集した。
【図3】
分化したヒト糸球体上皮細胞における化合物の細胞傷害性。分化したヒト糸球体上皮細胞を、0μM(ビヒクル)、1μM、5μM、及び10μMのCpd A、Cpd C、Cpd D、Cpd E、Cpd F、及びCpd Gで18時間処理した。Promega CytoTox Assayキットを使用して、細胞傷害性を評価した。プレーンな培地(無地の棒)をベースラインとして使用した。細胞傷害性シグナルを生存能シグナルに対して正規化し、細胞数の差による偏りを排除した。全ての処理を、ビヒクル処理した細胞と比較した。有意な毒性は、10μMを上回るCpd A及びCpd Cのみで見いだされた。一元ANOVA、n=3、独立実験、ダネット検定、*p<0.5、***p<0.001。
【図4】
Cpd C、Cpd A、及びCpd Gでの処理では、分化した糸球体上皮細胞におけるABCA1の発現と、コレステロール流出が増加する。 分化したヒト糸球体上皮細胞を、ビヒクル(0.1% DMSO)又は記載した化合物で18時間処理し、ABCA1発現、局在化、及びコレステロール流出への関与を測定した。(a)LXRアゴニスト(Cpd C、E及びD)によるABCA1発現の強力な誘発、並びに、10μMのABCA1誘導因子Cpd A及びGによる中程度の誘発を示す、全細胞可溶化物におけるABCA1及びGAPDHウェスタンブロット。(b~e)Cpd C、Cpd A、及びCpd Gは、原形質膜におけるABCA1の発現を増加させる。ビヒクル又は化合物C、A、及びGで、示したとおりに18時間処理した、分化したヒト糸球体上皮細胞を、細胞分画に通した。(b)Cpd A(5μM)及びCpd G(10μM)で処理した後の、ABCA1発現の中程度の増加を示す、全細胞可溶化物におけるABCA1及びGAPDHウェスタンブロット。(c~e)ABCA1、Na+/K+ATPaseポンプ、及びMEKでブロット及びプローブ処理した、原形質膜、ミクロソーム、及びサイトゾル収集分画。(f~h)Cpd C、A、及びGは、分化した糸球体上皮細胞にて、ApoA1が媒介するコレステロール流出を増加させる。[3-H]コレステロールでロードした、分化した糸球体上皮細胞を、示した化合物で18時間インキュベートした。ApoA1が媒介するコレステロール流出を、ApoA1有り又は無しで18時間、細胞をインキュベートした後に計算した。データを、少なくとも3つの独立実験の平均(標準偏差含む)として報告した。一元ANOVA、ダネット検定、*P<0.05%、**P<0.01%
【図5】
ADRにより誘発される腎損傷を軽減するための、化合物の最適用量の選択。(a~e)指示用量での、化合物による5週間の処理の間の、ADR注射したマウスにおけるアルブミン尿。マウスは、ADRの注射から2~3週間後に多量のタンパク尿を生み出し、これは、30mg/KgのCpd Aの用量(b)、及び、100mg/KgのCpd Gの用量(e)で処理したマウスにおいて軽減された。(f~j)ADRを注射したマウスは、ADR注射の2~3週間後に体重の有意な低下を特徴とし、これは、30mg/kgのCpd A、又は100mgのCpd Gを受けたマウスにおいて特に軽減される表現型である。結果は、各群の平均及びSEを示す。一元ANOVA、n=5、ダネット検定、*P<0.05%。
【図6】
ABCA1誘導因子Cpd A及びCpd Gは、ADRを注射したマウスにおいて、アルブミン尿と体重減少を有意に減少/低下させる。ADR(12mg/Kg)を注射したマウスは、ビヒクル、LXRアゴニストCpd C、又は最適用量のABCA1誘導因子Cpd A及びCpd Gを28日間、1日1回受けた。アルブミン尿及び体重は、週に1回測定した。(a)4週間の処置後のアルブミン尿。(b)各マウスに、処置の4週間後、及び、ADR注射の1日前に行った、体重の差として表す体重減少。ADRを注射していないマウスであるベースライン群(左に示す)は、腎損傷のない表現型を反映する。棒は中央値、及び、各処置群の範囲を表す。全ての群を、マン・ホイットニーの検定を使用して、ビヒクルを受けたものと比較した(n=8、*P<0.05%、**P< 0.01%、****P<0.0001%)。
【図7】
ADRを注射し、ビヒクル、又は100mg/Kg/日のCpd Gで4週間処理した動物の腎臓からの、PAS及びHE分泌物の病理学的試験。病理学者は、全節性硬化症の割合(A);分節状硬化症の割合(B);糸球体上皮細胞の肥大(C);糸球体上皮細胞の過形成(D);管状小嚢腫(E)、及び間質炎(F)を評価した。尺度値は以下を表す:0:0 %;0.5+:1~10 %;1+:11~25%;2+:26~50 %;3+:51~75 %;4+>75%。マン・ホイットニーの検定を使用して、Cpd G処理群のサンプルを、ビヒクル処理と比較した(n=7;*P<0.05%)
【図8】
食塩水又はADRを注射したマウスを、ビヒクル又は100mg/KgのCpd Gのいずれかで28日間処理した。腎皮質の断面をOROで染色して、脂肪滴の沈着を検出した。健常なベースライン群(A)、ADRを注射し、ビヒクル(B)、及び100mg/Kg/日のCpd G(C)で処理した群からの分泌物の、代表的な写真。
【図9】
Cpd Gは、ADRを注射したマウスの腎組織で、エステル化したコレステロールの蓄積を低減する。ビヒクル又はCpd Gで28日間処理した、ADRを注射したマウスの腎皮質から抽出した脂質の、コレステロールエステル、総コレステロール、及びトリグリセリドを評価した。各脂質種の量を、試料に存在する全タンパク質に対して正規化した。腎組織中で見いだされる、(a)エステル化したコレステロール、(b)総コレステロールの含量、及び(c)トリグリセリドの含量。ADR注射を受けなかった動物が左に示され、腎損傷が誘発されないときのベースライン値を表す。Cpd G及びビヒクルで処理した群を、マン・ホイットニー両側検定を使用して比較した(n=8;****P<0.0001%)。(d~f)。各マウスのアルブミン尿と、腎皮質に存在する脂質種の量との相関関係。コレステロールエステル(d)とは強力な相関関係が見いだされたが、総コレステロール(e)及びトリグリセリド(f)とは見いだされなかった。ピアソン検定、n=10
【図10】
12mg/KgのADRを注射した動物を、ADR注射の1日後に、ビヒクル又は100mg/Kgで処理した。ビヒクル(A~B)、及び100mg/KgのCpd G(C~D)で20日間処理した後に撮影した写真。
【図11】
Cpd Gにより、Col4A3 KOマウスを処理することで、末期腎疾患の進行が遅延される。4週齢の129-Col4A3 KOマウスを、ビヒクル又は100mg/KgのCpd Gで4週間処理した。実験の終わり(56日目)に、体重を測定して、随時尿及び血液を採取して、腎臓での脂質の蓄積を分析した。ビヒクル又はCpd Gで処理したKOマウスの、(a)アルブミン尿、(b)血清クレアチニン、(c)血中尿素窒素、及び(d)体重。(e)各群からのPAS染色した腎臓断面の代表的な写真、(f)eで言及した、PAS染色した肝臓断面の、盲検病理学分析後の、メサンギウム拡大の定量化。同じ年齢のCol4a3+/+マウス(wt)を左に含めて、慢性腎疾患を有しない表現型を反映した。(g)6週齢の時点で開始した、4週間ビヒクル又はCpd G(100mg/Kg/日)を受けた、129-Col4a3 KOマウスの生存曲線。水平の棒は、各基の中央値を表す。群間での統計学的差異を、両側マン・ホイットニー検定を使用して計算した(n=4、*P<0.05%、**P<0.01%)。
【図12】
Db/+、db/dbビヒクルで処理した、及び、db/db ABCA1誘導因子(化合物A)で処理したマウスを利用して、以下について分析した:(A)における、処理の開始時(14週間)、処理の2週間後(16週間)、及び、4週間の処理の後に犠牲にした時点(18週間)にて測定した、クレアチニンに対するアルブミンの比率;マウス血清から測定し、mg/dLで表した、血液尿素窒素(BUN)(B);総コレステロール(TC)、遊離コレステロール(FC)、及びコレステロールエステル(CE)の形態での、腎皮質コレステロール顔料(タンパク質1mg当たりでの、コレステロールnmolの倍率変化)(C);BUNとCEとの相関関係(D);WT1抗体(E)により測定し、定量化した(F)、糸球体性断面積当たりの糸球体上皮細胞の数;PAS染色した腎皮質断面(G)を使用して定量化(H)した、メサンギウム拡大スコア;TEM画像から測定し(I)定量化(J)した、糸球体上皮細胞足突起の消滅。テューキー検定の後の一元ANOVA(*p<0.05、**p<0.01、***p<0.001、****p<0.0001)。
【図13】
Cpd Gは、腎皮質中でのエステル化コレステロールの蓄積を低下させ、(a)エステル化コレステロール(CE)、(b)総コレステロール(TC)、及び(c)トリグリセリド含量(TG)を、4週齢の時点で開始した、ビヒクル又はCpd Gを28日間受けた、8週齢のCol4A3KOの腎皮質にて測定した。各脂質の含量を、総タンパク質含量に対して正規化した。野生型同腹子の群もまた、この研究に含めた(白円)。水平の棒は、各基の中央値を表す。両側マン・ホイットニー検定を使用して、統計学的差異を測定した(n=8):*P<0.05、**P<0.001。