技術分野
心筋トロポニンT(配列番号1)に特異的に結合する新規モノクローナル抗体であって、CDRが以下:(i)軽鎖可変ドメイン中の配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2および配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3、ならびに(ii)重鎖可変ドメイン中の配列番号5;配列番号6の;または配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号8の;または配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR2、および配列番号10の;配列番号11の;配列番号12の;または配列番号13のアミノ酸配列を含むCDR3のアミノ酸配列または最大1個のアミノ酸置換において異なっているその変種を含むことを特徴とし、CDRのうちの少なくとも2個が、配列番号6もしくは配列番号7のCDR1、配列番号9のCDR2および配列番号12のCDR3から選択される、またはCDR1が配列番号7のものであり、CDR2が配列番号8のものであり、CDR3が配列番号11のものもしくは配列番号13のものであり、ただし、配列番号6のCDR1が存在する場合、a)CDR3は配列番号11でも配列番号13でもない、またはb)本抗体内のCDR2およびCDR3は同時にそれぞれ配列番号8および配列番号12のものではないことを条件とする抗体
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
トロポニンに対する新規の高感度アッセイは、明確にさらに低い濃度の検出を可能にする。これらのアッセイおよび非常に低いカットオフ濃度を使用して、いくつかの迅速な診断戦略が、急性の心臓の治療における診断を改善したことが報告された。さらに、トロポニンアッセイの非冠状動脈および非急性適用が、例えば心不全、肺塞栓または安定環状動脈疾患を有する患者におけるバイオマーカーとして、見込まれており、個々のリスク層別化を改善する可能性がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
この必要性は、特許請求の範囲において定義される実施形態を提供することによって本発明によって対処される。
抗体とcTnTとの複合体形成に悪影響を与えない一方で、cTnTとかかる変異体抗体との間に形成される複合体の安定性に関して顕著な改善を示す、ある特定の変異が、抗体12.1A11.11-7の相補性決定領域(CDR)に導入され得ることが驚くべきことに見出された。これらの驚くべき特性を介して、・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1A】
1つまたは複数の重鎖CDR内のアミノ酸置換をコードするDNAライブラリーの構築を示す図である。変異体ライブラリーの構築において必要な重鎖断片の産生(ステップ1)を示す図である。第1のラウンド(PCR1)では、断片1、3および4に対応する3種の異なる重鎖断片が、対応するプライマーセットの補助によってそれぞれ生成された。明灰色ストレッチは、CDRを示す。骨格配列は黒で示される。水平矢印は、使用されたプライマーを示す。垂直矢印はPCRの結果を指す。図において×印が付いている短い42bpオリゴヌクレオチド(断片2)は、PCRによって得られておらず、別に化学合成された。
【図1B】
1つまたは複数の重鎖CDR内のアミノ酸置換をコードするDNAライブラリーの構築を示す図である。CDR単一アミノ酸無作為化によるHCライブラリー合成を示す図である。第2のステップPCR2では、図1Aに記載されるとおり得られた4個の断片は、鋳型として作用した(黒線)。×印付きの水平矢印は、各CDRコドン位置についての縮重NNKコドンをそれぞれ含むポリヌクレオチドライブラリーを示す。加えてこれらのポリヌクレオチドライブラリーは、必要に応じておよび示されるとおりステップ1の断片の1つまたは2つにハイブリダイズできる配列ストレッチを含む。それぞれフォワードおよびリバースプライマー(小さな矢印)は、それぞれのPCRを実施するために使用された。
【図1C】
1つまたは複数の重鎖CDR内のアミノ酸置換をコードするDNAライブラリーの構築を示す図である。ライブラリー合成の最終ステップを示す図である。ステップ1の1つまたは2つの断片にハイブリダイズできる追加的配列ストレッチは、HCライブラリーの産生における最終ステップ、すなわちPCR2の4個すべての産生物を使用する重複PCRを実施するために必要である。末端プライマー(F1A;R1A)は使用され、断片それ自体がこの重複PCRにおいてメガプライマーとして作用する。
【図2】
ペリプラスマチック(periplasmatic)Fab発現についてのVectorマップを示す図である。示される図における記載は、説明を要せず、当業者に公知であると見なされる。
【図3】
cTnT結合Fab断片のスクリーニングのためのELISA設定を示す図である。ストレプトアビジンを用いてコートしたマイクロタイタープレート(SAプレート)がビオチン化心筋トロポニンT(bi-cTnT)を固相に結合するために使用される。組換え抗cTnT重鎖(<cTnT>-Fab)を含むFab断片は、TnTに結合し、ペルオキシダーゼ(POD)-標識抗ヒトFab抗体(Anti huFab-POD)を介して検出される。
【図4】
Elecsysサンドイッチアッセイを示す図である。アッセイ設定を示すスキームが示される。ビオチン化(bi)捕捉抗体を、ストレプトアビジン(SA)コートビーズに付着させる。種々の親和性成熟抗cTnT抗体は、ルテニル化(Ru)され、親和性成熟の効果は、ECL解析によって調査された。
【図5】
純正特定子(specifier)および特定子誘導体についてのECLシグナルカウント示す図である。純正抗cTnT抗体および変異体抗体(組合せ12、それぞれ表2において使用されたFab断片識別子を指す)についてのカウントが示される。明灰色バーは、Diluent Multi Assay試薬でのアッセイブランク値(ノイズ)を示し、暗灰色バーは、商業的cTnT Elecsys(登録商標)アッセイの検量用試料1を用いて得られたカウント(シグナル)を示す。抗体組合せ12は、シグナルノイズ比の改善を示す。
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録