特許7903232IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

画像形成方法及び画像形成装置に関する。より詳しくは、染色濃度が向上し、かつ染色ムラが低減した画像形成方法及び画像形成装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、染色濃度が向上し、かつ染色ムラが低減した画像形成方法及び画像形成装置を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題を解決すべく、問題の原因等について検討した結果、布帛に昇華色材で画像を形成する画像形成方法において、布帛に前処理液を付与する工程、布帛を乾燥する工程、及び前記布帛に前記昇華色材を付与する工程、をこの順で有し、前処理液が、有機化合物を含有し、乾燥する工程において、熱源と前記布帛が非接触であることにより、染色濃度が向上し、かつ染色ムラが低減することを見出し本発明に至った。・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の手段により、染色濃度が向上し、かつ染色ムラが低減した画像形成方法及び画像形成装置を提供することができる。

本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。

膨潤機能や溶解機能を有する有機溶剤を含有する前処理液を用いることにより、昇華色材による画像形成が難しい天然繊維、セルロース再生繊維等にも、画像を形成することができる。

また、膨潤機能や溶解機能を有する有機溶剤を含有する前処理液を用いて、昇華色材により画像を形成する場合、染色濃度を向上させ、かつ染色ムラを低減するためには、前処理液の付与・乾燥後の布帛において、前処理液がムラなく適量で付与されていることが好ましい。

ただし、本発明者が検討を重ねたところ、布帛の乾燥方法によっては、前処理液の濃度ムラが生じていることにより、染色濃度の低下及び染色ムラの原因となっていることがわかった。

布帛の乾燥方法としては、熱源と布帛を接触させて乾燥させる接触式と、熱源と布帛を接触させずに乾燥させる非接触式とに大きく分けられる。
接触式では、布帛において、熱源からの距離が比較的近い箇所については熱が伝わりやすいため乾燥が進行しやすいが、その反面、熱源からの距離が比較的遠い箇所については熱が伝わりにくく乾燥が進行しづらい。また、熱源における温度ムラの影響を受けやすい。
例えば、布帛の表面とホットプレートを接触させて乾燥する場合、布帛の厚さ方向に前処理液の濃度ムラが生じやすく、また、ホットプレート自体における温度ムラにより、熱せられる布帛にも温度ムラが生じ、前処理液の濃度ムラが生じやすい。

一方、非接触式では、接触式と比較して、熱源からの距離が圧倒的に遠く、布帛全体において、均一な温度で熱することができるため、均一に乾燥が進行しやすい。また、熱源における温度ムラの影響を受けづらい。

そして、非接触式では、乾燥温度、時間等の条件を適宜調整することにより、高い精度で、前処理液の濃度ムラを無くすことができる、すなわち、前処理液をムラなく適量で付与することができるため、画像の形成において、染色濃度を向上させ、かつ染色ムラを低減できると考えられる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の画像形成装置(昇華転写方式、連続式)の概略模式図
【図2】 本発明の画像形成装置(ダイレクト方式)の概略模式図
【図3】 温風を循環させて布帛を乾燥する乾燥部の一例の構成を示す概略模式図
【図4】 布帛情報に基づいて前処理液の付与条件を制御する構成を示したブロック図
【図5】 昇華転写方式における加熱ローラーの概略模式図

代表図 図1本件の代表的な図

10 前処理液乾燥部 11 吸引部 11a 吸引口 12 乾燥室 13 熱源 14 送風機 101 布帛繰り出し部 102 布帛搬送部 103 前処理液付与部 104 前処理液乾燥部 105 布帛回収部 201 転写媒体繰り出し部 202 転写媒体搬送部 203 インクジェット記録部 204 インク乾燥部 205 転写媒体回収部 301 転写部 301a 加熱ローラー 301b 加圧ローラー 301c 加熱ローラー 302 剥離部 400 画像形成装置 501 インクジェット記録部 502 インク加熱部 600 画像形成装置 C 布帛 C1 前処理液が付与された布帛 C2 適量の前処理液が付与された布帛 N 画像が形成された布帛 P 転写媒体 P1 昇華インクが付与された転写媒体 P2 転写用画像が形成された転写媒体 P3 加熱・加圧後の転写媒体

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