特許7907159IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

焼入れ方法及び焼入れ装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

加熱された焼入れ対象物を液体の冷却材に投入すると、焼入れ対象物の表面にいわゆる蒸気膜が発生する。焼入れ対象物の表面に存在する蒸気膜は、焼入れ対象物から冷却油への熱移動を妨げる。焼入れ対象物の表面に存在する蒸気膜の状態にばらつきがあると、焼入れ対象物の冷却の度合いにもばらつきが生じる。その結果、焼入れ対象物のわずかな変形が発生することもあり得る。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一形態は、貫通穴が設けられた円板状の部位を含む焼入れ対象物のための焼入れ方法である。焼入れ方法は、1個の棒体を準備する工程と、棒体を貫通穴に挿通させることによって、棒体に複数の焼入れ対象物を吊り下げる工程と、棒体及び棒体に吊り下げられた焼入れ対象物を冷却液に浸す工程と、を有する。吊り下げる工程では、棒体と貫通穴の内周面との接触状態が、点接触又は線接触となるように、棒体に焼入れ対象物を・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の焼入れ方法及び焼入れ装置は、焼入れの結果に与える蒸気膜の影響を抑制できる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、第1実施形態の焼入れ方法が適用される焼入れ設備を示す概要図である。
【図2】 図2は、焼入れ治工具に吊り下げた焼入れ対象物の断面図である。
【図3】 図3は、焼入れ治工具に吊り下げた焼入れ対象物の正面図である。
【図4】 図4(a)は、反力によって焼入れ対象物が動く様子を示す図である。図4(b)は、反力によって焼入れ対象物が別の方向に動く様子を示す図である。
【図5】 図5(a)は、焼入れ対象物の温度変化を示すグラフである。図5(b)は焼入れ対象物を冷却油に浸した直後の様子を示す図である。図5(c)、図5(d)及び図5(e)は焼入れ対象物から蒸気膜が離間していく様子を模式的に示す図である。
【図6】 図6(a)は、焼入れ対象物を不安定に吊り下げた場合の温度変化を示すグラフである。図6(b)は、蒸気膜が発生した直後の様子を模式的に示す図である。図6(c)は、蒸気膜の離間が最初に生じる様子を模式的に示す図である。図6(d)は、連鎖的に蒸気膜の離間が生じる様子を模式的に示す図である。
【図7】 図7は、焼入れ方法を示すフロー図である。
【図8】 図8(a)は、実験例1の第1条件を示す図である。図8(b)は、実験例1の第2条件を示す図である。
【図9】 図9(a)は、実験例1におけるレースの反りの測定結果を示すグラフである。図9(b)は、実験例1におけるリップの真円度の測定結果を示すグラフである。
【図10】 図10(a)は、実験例2の第3条件を示す図である。図8(b)は、実験例2の第4条件を示す図である。
【図11】 図11(a)は、実験例2におけるレースの反りの測定結果を示すグラフである。図11(b)は、実験例2におけるリップの真円度の測定結果を示すグラフである。
【図12】 図12(a)及び図12(b)は、第2実施形態の焼入れ装置を示す図である。
【図13】 図13(a)及び図13(b)は、第3実施形態の焼入れ装置を示す図である。
【図14】 図14(a)及び図14(b)は、第4実施形態の焼入れ装置を示す図である。
【図15】 図15(a)は、焼入れ治工具に焼入れ対象物を吊り下げる第1変形例を示す図である。図15(b)は、焼入れ治工具に焼入れ対象物を吊り下げる第2変形例を示す図である。
【図16】 図16は、焼入れ治工具に焼入れ対象物を吊り下げる第3変形例を示す図である。
【図17】 図17(a)は、焼入れ治工具に焼入れ対象物を吊り下げる第4変形例を示す図である。図17(b)は、焼入れ治工具に焼入れ対象物を吊り下げる第4変形例を示す図である。
【図18】 図18(a)、図18(b)及び図18(c)は、焼入れ方法及び焼入れ装置によって焼入れが可能な焼入れ対象物の例示である。

代表図 図1本件の代表的な図

1…焼入れ治工具、2,3,4…焼入れ装置、6…蒸気膜、11…太径部、12…細径部、21,31,41…冷却槽、22,32,42…検出部、23,33,43…促進部、24,34,44…コントローラ、100,100A,100B,100C…焼入れ対象物、211…冷却油(冷却液)、221…レーザ発生部、222…レーザ受光部、223…信号出力部、231…バイブレータ(加振部)、331…ファン(流れ発生部)、432…ポンプ(減圧部)、L…レーザ、θ…駆動信号、φ1,φ2…検出信号。

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