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公報発行日 2026年8月19
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本発明の手段により、捺染布帛の変退色を抑制できる布帛用処理剤等を提供することができる。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
本発明者は、従来技術のように膨潤剤を用いても捺染布帛が経時的に変退色してしまう原因が、昇華色材の布帛への定着が十分ではないことによって生じる昇華色材のブリードアウトにあることを見いだした。
本発明の布帛用処理剤は、の条件によるペーパークロマトグラフィー法で求められるRf値が0.7以下となる色材捕捉化合物を含有することを特徴としている。当該ペーパークロマトグラフィー法では、セルロース濾紙に色材捕捉化合物を定着させたものを担体として用いて、C.I. Disperse Red 60を展開させる。この方法においては、セルロース濾紙に色材捕捉化合物を定着させたものを担体として用いることによって、セルロース繊維又はセルロース繊維に類似する繊維を含有する布帛と色材捕捉化合物との間で働くと想定されるCH-π相互作用の強さを、測定結果であるRf値に反映させることができる。また、一般に昇華色材は芳香族環を複数有するため、展開対象としてC.I. Disperse Red 60を用いることによって、昇華色材の芳香族環と色材捕捉化合物との間で働くと想定されるπ-π相互作用の強さも、測定結果であるRf値に反映させることができる。すなわち、当該ペーパークロマトグラフィー法で求められるRf値は、CH-π相互作用及びπ-π相互作用の総合的な強さを表す値であり、換言すると、色材捕捉化合物の色材捕捉力(布帛に昇華色材を定着させる強さ)の指標となる値である。なお、当該Rf値は、値が小さいほど、色材捕捉力が大きいことを示す。
当該Rf値が0.7以下となる色材捕捉化合物であれば、ブリードアウトを抑制するのに十分な色材捕捉力を有すると考えられ、これによって本発明の布帛用処理剤は捺染布帛の変退色を抑制することができると推察される。
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