技術分野
誘導電動機の制御装置に関し、特に、圧延ラインで被圧延材を搬送するための誘導電動機を制御する制御装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、テーブル上に被圧延材(スラブ)が載置されると、誘導電動機に高負荷がかかる。この状態で誘導電動機を正転と逆転との間で切り替えるとき、誘導電動機は低速で起動される。このような低速起動時には、トルク不足が生じやすい。トルク不足が生じると、誘導電動機の回転速度が上昇せず、回転速度と速度指令との偏差が大きくなる。このため、トルク指令(Q軸電流指令)が上限リミット値に張り付いてしまい(図3の左側に示す従来制御を参照)、ひいては、電流制限にかかって誘導電動機のトリップ(重故障)と判断されて圧延ラインの操業停止を招来する。このような誘導電動機のトリップは、特にセンサレスベクトル制御の場合に起こり易い。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本開示の第1の観点は、誘導電動機の制御装置に関連する。制御装置は、圧延ラインで被圧延材を搬送するための誘導電動機を制御する。制御装置は、誘導電動機の回転速度を計測または推定演算により取得する回転速度取得部と、回転速度取得部で取得した回転速度と速度指令との偏差に基づいて、誘導電動機に対するトルク指令であるQ軸電流指令を設定するQ軸電流指令設定部と、誘導電動機に対する励磁指令であるD軸電流指令を・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本開示によれば、D軸電流指令補償部を備えることで、誘導電動機の起動時にD軸電流指令が引き上げられる。これにより、誘導電動機の起動時に十分なトルクを確保することができ、トルク不足による誘導電動機の起動失敗を防ぐことができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
圧延ラインのシステム構成を説明するための概略図である。
【図2】
実施の形態による誘導電動機の制御装置の構成を示す概略図である。
【図3】
誘導電動機の低速起動時のD軸電流指令の補償を説明するための図である。
【図4】
制御装置が有する処理回路のハードウェア構成例を示す概念図である。
1…圧延ライン、20…制御装置、21…回転速度取得部、22…Q軸電流指令設定部、23…D軸電流指令設定部、231…D軸電流指令算出部、232…D軸電流指令補償部、233…補償量算出部、234…補償量加算部、IM…誘導電動機、M…被圧延材
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録