特許7930292IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

車両に設けられるフロアパネルの構造

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

キャビンの壁を構成するパネル部材としては、隔壁の他にキャビンの底面を構成するフロアパネルがある。フロアパネルについても、いわゆるロードノイズであってキャビン外部からキャビン内に伝達される騒音を抑制することが求められる。これより、特許文献1の構造をフロアパネルに適用して減衰材の物性をロードノイズとして認識される振動を減衰可能な物性にすることが考えられる。しかしながら、フロアパネルには乗員が着座するシートが設けられることから、フロアパネルには乗り心地を左右する振動の低減も求められる。そして、乗り心地を左右する振動はフロアパネルに生じる膜振動であり、この膜振動の周波数と、ロードノイズとして乗員が認識する振動の周波数とは互いに異なる。具体的に、フロアパネルの膜振動の周波数は、ロードノイズとして認識される振動の周波数よりも低い。そのため、単に、特許文献1の構造をフロアパネルに適用して減衰材の物性をのような物性にしただけでは、ロードノイズは低減できるものの乗り心地を良好にすることができない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記課題を解決するために、本発明は、車両のキャビンの底面を構成する上面部と、前記上面部の下方に位置する下面部と、前記上面部と前記下面部との間に位置する中間層部と、を備え、前記中間層部は、粘弾性を有するアクリル系の粘弾性部材からなる減衰層と、前記減衰層よりも損失係数の小さいウレタン系の硬質発泡充填剤からなる充填層と、を含む複数の層が上下方向に積層されて構成されており、前記充填層の損失係数は、前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

以上説明したように、本発明の車両のフロアパネル構造によれば、ロードノイズの低減と乗り心地の向上とを両立できるとともに、材料開発にかかる手間を小さくすることが可能になる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の一実施形態にかかる車両の構造を概略的に示した上面図である。
【図2】 図2は、フロアパネルの概略斜視図である。
【図3】 図3は、フロアパネルの断面構造を示す模式図である。
【図4】 図4は、フロアパネルの層のパターンを示した図である。
【図5】 図5は、複数のパターンのフロアパネルについて調べた乗り心地性能の向上効果の結果を表したグラフである。
【図6】 図6は、複数の層で構成された物体の等価弾性率の算出手順を説明するため図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 フロアパネル 10 上面部 20 下面部 30 壁面部 40 中間層部 50 減衰層 60 充填層

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