特許7932444IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鋼材からなる環状のワークの焼入れ方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載の加熱方法は、ワークを焼き戻しする際の方法として提案されている。通常、焼入れ温度は焼き戻し温度よりも大幅に高く設定されることから、特許文献1に記載の加熱方法を焼入れ時の加熱工程に適用するとなると、の昇温ステップ及び熱拡散ステップのそれぞれをかなりの多数回実施する必要が生じると考えられる。そして、熱拡散ステップは、その実施回数(実施時間)が増えると、その時間分だけ加熱工程の総時間が長くなることが懸念される。また、熱拡散ステップでは、ワーク内での熱拡散と同時にワーク外への放熱も起こるため、その実施回数が増えるほどワークの加熱に要する総エネルギー量が増大することも懸念される。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するために創案された本発明に係る焼入れ方法は、加熱コイルに通電することにより鋼材からなる環状のワークを誘導加熱する加熱工程と、加熱完了後のワークを急冷してワークを全体焼入れする冷却工程とを備え、 加熱工程は、ワークを連続的に昇温させる昇温ステップが、ワークを鋼のキュリー温度に到達するまで昇温させる一次昇温ステップと、ワークを焼入れ温度以上の所定温度に到達するまで昇温させる・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

以上から、本発明によれば、鋼材からなる環状のワークを全体焼入れするに際し、ワークの加熱に要する総時間及び総エネルギー量を抑制しつつ、ワーク内の残留炭化物量(炭化物面積率)を均一化することができる。これにより、所望の機械的強度等を具備した高品質の焼入れ完了品、ひいては機械部品を低コストに得ることが可能となる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明に係る熱処理方法の加熱工程を実施する際に使用する誘導加熱装置の概略断面図である。
【図2】 図1に示す誘導加熱装置の電気回路を模式的に示すブロック図である。
【図3】 誘導加熱されたワーク内の二点の温度の推移を示すグラフ図である。
【図4】 誘導加熱されたワーク内の二点の炭化物面積率の推移を示すグラフ図である。
【図5】 図1に示す誘導加熱装置の変形例を示す概略図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 誘導加熱装置 2 コイルユニット 2A 外径側コイル 2B 内径側コイル 3 ワーク支持部材 4 高周波電源 5 制御装置 10 温度計 S1 一次昇温ステップ S2 熱拡散ステップ S3 二次昇温ステップ S4 温度保持ステップ W ワーク

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