(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】
(54)【発明の名称】気水チューブ端部コネクタのサイフォン保護及び感染防止
(51)【国際特許分類】
【FI】
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】
(86)(22)【出願日】
(85)【翻訳文提出日】
(86)【国際出願番号】
(87)【国際公開番号】
(87)【国際公開日】
(32)【優先日】
(33)【優先権主張国・地域又は機関】
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506192652
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BOSTON SCIENTIFIC SCIMED,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】デオラ、アーカシュ
(72)【発明者】
【氏名】ポロック、ライアン ビンセント ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】コルベイユ、スコット エドワード
【テーマコード(参考)】
【Fターム(参考)】
4C161CC06
4C161DD03
4C161JJ11
4C161JJ14
4C161LL02
(57)【要約】
内視鏡処置間の機器交換中にチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステム及び方法を開示する。例示的なシステムは、保管ケースとキャップとを備えることができる。保管ケースは、複数のウェルを含む基部と、複数のウェルの各ウェル内に配置されたインサートと、基部を覆うように構成された蓋とを備えてもよい。キャップは、第1の開放端から第2の閉鎖端まで延び、かつ第1の開放端と第2の閉鎖端との間にキャビティを画定する、ハウジングを有してもよく、複数のウェルのうちの1つのウェル内に取り外し可能に配置されるように構成することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項】
内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムであって、
保管ケースであって、
複数のウェルを含む基部と、
前記複数のウェルの各ウェル内に配置されたインサートと、
前記基部を覆うように構成された蓋と、
を備える、保管ケースと、
第1の開放端から第2の閉鎖端まで延び、かつ前記第1の開放端と前記第2の閉鎖端との間にキャビティを画定する、ハウジングを有するキャップであって、前記複数のウェルのうちの1つのウェル内に取り外し可能に配置されるように構成された、キャップと、
を備える、システム。
【請求項】
前記インサートが、前記キャップの内面に適合するようなサイズ及び形状である、請求項1に記載のシステム。
【請求項】
前記インサートが、有孔発泡体を含む、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項】
前記インサートが、埋め込まれた抗菌又は静菌材料を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
前記複数のウェルのうちの少なくとも1つのウェル内に配置された消毒剤を更に備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップが、チューブセットの内視鏡端部の外面の上に配置されるように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップの前記キャビティ内に配置された封止部材を更に備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップが、結合機構を更に備え、前記結合機構が、前記キャップをチューブセットの内視鏡端部に解放可能に結合するように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムであって、
固定領域及び前記固定領域を選択的に拡張するように作動されるように構成された作動領域を有するクランプと、
前記クランプの一部分に固定されたキャップであって、第1の端部から第2の端部まで延び、かつチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成された、ハウジングを有するキャップと、
前記キャップの一部分上に配置された結合機構と、
を備える、システム。
【請求項】
前記結合機構が、前記チューブセットの前記内視鏡端部上の嵌合特徴部に係合するように構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項】
前記固定領域が、第1のアーム及び第2のアームを備える、請求項9又は10に記載のシステム。
【請求項】
加えられる力がない場合、前記固定領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームが、前記クランプの中心軸に向かって付勢されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項】
前記作動領域が、第1のアーム及び第2のアームを備える、請求項11又は12に記載のシステム。
【請求項】
前記作動領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームが、前記固定領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記クランプの中心軸から離れるように移動させるために、加えられた力の下で前記クランプの前記中心軸に向かって付勢されるように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項】
前記クランプが、内視鏡タワーのポストに解放可能に固定されるように構成されている、請求項9~14のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
概して、医療用流体容器及び方法に関し、具体的には、流体及び/又はガスを内視鏡に供給するための容器及びチューブセット
【背景技術】
【】
従来、内視鏡デバイスは、診断及び/又は治療処置を行うために広く使用されている。内視鏡処置中、医師は、デブリを洗い流す手段、光学部品を洗浄する手段、及び作業管腔に送気する手段として、空気、灌注、及びレンズ洗浄の組み合わせを使用することができる。例えば、滅菌水を使用して、処置中に作業管腔を灌注することができる。更に、内視鏡処置中、標的組織をナビゲートし、可視化するために使用される、内視鏡の遠位端におけるビデオレンズは、処置中に血液、粘液、及び他のデブリで汚染される傾向があり得る。灌注流体及び/又はレンズ洗浄流体を提供するために使用されるチューブセットは、複数の内視鏡処置にわたって24時間の期間にわたって一般に使用されることがある。しかしながら、同じ内視鏡が複数の患者に使用されることはなく、処置の間に交換されなければならない。流体チューブを内視鏡に接続するチューブセットコネクタが内視鏡から取り外されている間、チューブセットは、どこかに配置される必要がある。場合によっては、チューブセットは、水漏れしやすい位置に配置される。例えば、チューブが床に放置されている場合、チューブと水ボトルとの水位の差がサイフォンの開始を招く可能性がある。これにより、部屋に居る人並びにその付近の電子機器にとって安全上の危険である大きな水溜りを生じさせる可能性がある。更に、チューブ端部コネクタが周囲に対して開放されたままにされる場合、チューブ端部は、感染を伝達しやすくなる。
【】
洗浄後に水ボトルから水が吸い上げられることを防止するとともに、気水端部コネクタが処置の間に衛生的なままであることを確実にすることが望ましい場合がある。これらの考慮事項を念頭に、本開示の改善が有用であり得る。
【発明の概要】
【】
本開示のこの概要は、理解を助けるために与えられるものであり、当業者であれば、本開示の様々な態様及び特徴のそれぞれを、有利には、いくつかの実例では別個に、又は他の実例では本開示の他の態様及び特徴と組み合わせて、使用することができる点が理解されるであろう。要素、構成要素などが、この概要に含まれていること、又は含まれていないことのいずれによっても、特許請求される主題の範囲が限定されることを意図するものではない。したがって、態様又は実施形態の観点から提示されているが、個々の態様は、別個に、又はその実施形態若しくは任意の他の実施形態の態様及び特徴と組み合わせて、特許請求することができる点を理解されたい。
【】
第1の実施例では、内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムは、複数のウェルを含む基部と、複数のウェルの各ウェル内に配置されたインサートと、基部を覆うように構成された蓋とを備える保管ケースを備えることができる。システムは、第1の開放端から第2の閉鎖端まで延び、かつ第1の開放端と第2の閉鎖端との間にキャビティを画定する、ハウジングを有するキャップであって、複数のウェルのうちの1つのウェル内に取り外し可能に配置されるように構成されたキャップを更に備えてもよい。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、インサートは、キャップの内面に適合するようなサイズ及び形状であってもよい。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、インサートは、有孔発泡体を含むことができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、インサートは、埋め込まれた抗菌材料又は静菌材料を含むことができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、システムは、複数のウェルのうちの少なくとも1つのウェル内に配置された消毒剤を更に備えてもよい。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、キャップは、チューブセットの内視鏡端部の外面の上に配置されるように構成することができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、システムは、キャップのキャビティ内に配置された封止部材を更に備えてもよい。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、キャップは、結合機構を更に備えてもよく、結合機構は、キャップをチューブセットの内視鏡端部に解放可能に結合するように構成されている。
【】
別の実施例では、内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムは、固定領域及び固定領域を選択的に拡張するように作動されるように構成された作動領域を有するクランプと、クランプの一部分に固定されたキャップであって、第1の端部から第2の端部まで延び、かつチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成された、ハウジングを有するキャップと、キャップの一部分上に配置された結合機構と、を備えることができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、結合機構は、チューブセットの内視鏡端部上の嵌合特徴部に係合するように構成することができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、固定領域は、第1のアーム及び第2のアームを備えることができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、加えられる力がない場合、固定領域の第1のアーム及び第2のアームは、クランプの中心軸に向かって付勢されていてもよい。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、作動領域は、第1のアーム及び第2のアームを備えることができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、作動領域の第1のアーム及び第2のアームは、固定領域の第1のアーム及び第2のアームをクランプの中心軸から離れるように移動させるために、加えられた力の下でクランプの中心軸に向かって付勢されるように構成することができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、クランプは、内視鏡タワーのポストに解放可能に固定されるように構成することができる。
別の実施例では、内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムは、固定領域及び固定領域を選択的に拡張するように作動されるように構成された作動領域を有するクランプと、クランプの一部分に固定された第1のキャップであって、第1の端部から第2の端部まで延び、かつ第1の結合タイプを有する第1のチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成された、ハウジングを有する第1のキャップと、第1のキャップの一部分上に配置された結合機構と、を備えることができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、結合機構は、第1のチューブセットの内視鏡端部上の嵌合特徴部に係合するように構成することができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、固定領域は、第1のアーム及び第2のアームを備えることができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、加えられる力がない場合、固定領域の第1のアーム及び第2のアームは、クランプの中心軸に向かって付勢されていてもよい。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、作動領域は、第1のアーム及び第2のアームを備えることができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、作動領域の第1のアーム及び第2のアームは、固定領域の第1のアーム及び第2のアームをクランプの中心軸から離れるように移動させるために、加えられた力の下でクランプの中心軸に向かって付勢されるように構成することができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、クランプは、内視鏡タワーのポストに解放可能に固定されるように構成することができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、第1のキャップは、クランプに固定して取り付けることができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、第1のキャップは、クランプに解放可能に固定することができる。
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、システムは、クランプの一部分に固定された第2のキャップを更に備えてもよく、第2のキャップは、第2のチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成され、第2のチューブセットは、第1の結合タイプとは異なる第2の結合タイプを有する。
【】
別の実施例では、内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムは、第1のアーム及び第2のアームを含む固定領域、並びに第1のアーム及び第2のアームを含む作動領域を有するクランプであって、固定領域と作動領域との交差部に切り欠き領域を有する略「X」字形状を有するクランプと、クランプの一部分に固定されたキャップであって、第1の端部から第2の端部まで延び、かつチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成された、ハウジングを有するキャップと、キャップの一部分上に配置された結合機構と、を備えることができる。
【】
の実施例のいずれかに代えて、又はそれに加えて、別の実施例では、キャップは、封止部材を更に備えることができる。
本開示のこれら及び他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明から容易に明らかになり、特許請求される発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に記載される。
【】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、様々な例示的な実施形態を示し、説明と共に、本開示の原理を説明する役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【】
【図】内視鏡の構成要素を示す。
【図】内視鏡、光源、光源コネクタ、水リザーバ、並びに空気及びレンズ洗浄流体の送達のためのチューブアセンブリを有する内視鏡システムの構成要素を示す。
【図】水供給チューブの内視鏡端部に固定されるように構成された例示的なキャップの斜視図を示す。
【図】ガス/レンズ洗浄供給チューブの内視鏡端部を有する図3の例示的なキャップの斜視図を示す。
【図】開放構成にあり、その中に配置された例示的なキャップを有する、例示的な保管ケースの斜視図を示す。
【図】図5の保管ケースの例示的な基部の斜視図を示す。
【図】ガス/レンズ洗浄供給チューブ又は他の流体供給チューブを固定するためのクランプを含む例示的な内視鏡タワーの一部分の概略図を示す。
【図】図7の例示的なクランプの上面図を示す。
【図】図7のポストと組み立てられた図8の例示的なクランプの拡大斜視図を示す。
【図】ガス/レンズ洗浄供給チューブの別の内視鏡端部に結合された図9の例示的なキャップの斜視図を示す。
【図】水供給チューブの内視鏡端部に固定されるように構成された別の例示的なキャップの前面斜視図を示す。
【図】図11Aの例示的なキャップの背面斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【】
様々な修正形態及び代替形態に適用可能であるが、その詳細が図面において例として示されており、詳細に説明される。しかしながら、その意図は、本発明を記載された特定の実施形態に限定することではないことを理解されたい。逆に、その意図は、本開示の趣旨及び範囲内に入る全ての修正形態、均等物、及び代替形態を包含することである。
【】
ここで、内視鏡医療処置において使用することができる例示的な医療システムを参照して説明される。しかしながら、この特定の処置への言及は、便宜上提供されているに過ぎず、本開示を限定することを意図するものではないことに留意されたい。当業者であれば、開示されるデバイス及び関連する使用方法の根底にある概念を、医療又は他の、任意の好適な処置において利用することができることを認識するであろう。以下の説明及び添付の図面を参照して理解することができ、図面を通して、同じ又は同様の部分を指すために、同じ又は同様の参照番号が使用される。
【】
「遠位」という用語は、デバイスを患者に導入するときにユーザから最も遠い部分を指す。対照的に、「近位」という用語は、デバイスを患者内に配置するときにユーザに最も近い部分を指す。本明細書で使用されるとき、用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、又はそれらの任意の他の変形は、要素の列挙を含むプロセス、方法、物品、又は装置が、必ずしもそれらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙していない、又はそのようなプロセス、方法、物品、若しくは装置に固有の、他の要素を含むことができるように、非排他的な包含をカバーするよう意図されている。「例示的」という用語は、「理想」という意味でなく、「例」という意味で使用される。更に、本明細書で使用されるとき、用語「約(about)」、「およそ(approximately)」、及び「実質的に(substantially)」は、記述された値又は暗示された値の+/-10%以内の値の範囲を示す。加えて、構成要素/表面の幾何学的形状を示す用語は、厳密な形状及び近似の形状を指す。
【】
本開示のボトル(例えば、容器、リザーバなど)及びチューブアセンブリ又はセットを特に参照して記載される。そのような例えば、患者の送気、レンズ洗浄を容易にすること、及び/又は内視鏡処置中にデブリを洗い流す/吸引するのを助けるために作業チャネルを灌注することを含む、様々な異なる目的のために、内視鏡に流体及び/又はガスを供給するために使用することができることを理解されたい。
【】
流体及び/又はガスを内視鏡に供給するために内視鏡システムと共に使用するのに適した容器及びチューブセットの説明を含むが、本明細書のデバイス、システム、及び方法は、流体及び/又はガスの送達を必要とする他の医療システムにおいて、及び様々な他の目的のために実装することができる。
【】
本明細書における「実施形態」、「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」などへの言及は、説明される実施形態(単数又は複数)が特定の特徴、構造、又は特性を含んでもよいが、全ての実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造、又は特性を含まなくてもよいことを示すことに留意されたい。更に、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性がある実施形態に関連して説明されている場合、明示的に説明されているか否かにかかわらず、そうでないことが明確に述べられていない限り、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、又は特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であろう。すなわち、以下で説明される様々な個々の要素は、特定の組み合わせで明示的に示されていない場合であっても、当業者によって理解されるように、他の追加の実施形態を形成するために、又は説明される実施形態(単数又は複数)を補完及び/若しくは強化するために、互いに組み合わせ可能又は配置可能であるものとして企図される。
【】
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるとき、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、内容が明らかに他のことを示さない限り、複数の指示対象を含む。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるとき、「又は」という用語は、内容が明らかに他のことを示さない限り、「及び/又は」を含む意味で一般に使用される。
【】
従来、内視鏡デバイスは、診断及び/又は治療処置を行うために広く使用されている。内視鏡処置中、医師は、デブリを洗い流す手段、光学部品を洗浄する手段、及び作業管腔に送気する手段として、空気、灌注、及びレンズ洗浄の組み合わせを使用することができる。いくつかのシステムは、灌注及びレンズ洗浄のために2つの別個の水ボトルを使用することができる一方、他のシステムは、灌注及びレンズ洗浄の両方のために単一の水ボトルを使用することができる。臨床医が各症例を通して作業するにつれて、ある量の水が水ボトルから減少し、ボトルは、1日の間に1回以上交換される必要があり得る。ボトルを交換するプロセスは、ユーザが、かがむ、又は前かがみになり、キャップ及び関連付けられた入口チューブを空のボトルから取り外し、(患者に対する感染リスクを生じさせないように)外部ボトル又は他の非滅菌表面に対してチューブを接触/汚染することなく、それらを滅菌水の満たされたボトルに入れることを必要とし得る。これは、キャップを取り外して滅菌水ボトルを交換するときに複数の入口ホースがキャップからぶら下がる単一ボトルデバイスでは特に困難であり得る。
【】
図1~図2を参照すると、患者に挿入される細長いシャフト100aを備えることができる例示的な内視鏡100及びシステム200が示されている。光源205は、内視鏡100の遠位部分100bに照明光を供給し、内視鏡100の遠位部分100bは、撮像装置(例えば、CCD又はCMOS撮像装置)(図示せず)を収容することができる。光源205(例えば、ランプ)は、撮像装置から入力される信号を処理し、かつ処理されたビデオ信号を見るためにビデオモニタ(図示せず)に出力する、ビデオ処理ユニット210に収容されている。また、ビデオ処理ユニット210は、送気ポンプなどの加圧ポンプ215をユニット内に収納することにより、送気/送水回路の構成要素としても機能する。
【】
内視鏡シャフト100aは、シャフト100aの遠位部分100bに設けられた遠位先端100cと、遠位先端100cの近位の可撓性曲げ部分105とを含むことができる。可撓性曲げ部分105は、遠位先端100cの操縦を支援するための関節継手(図示せず)を含むことができる。内視鏡100の遠位先端100cの端面100dには、ガスを供給して患者の内部の治療領域に送気し、水を供給して撮像装置を覆うレンズを洗浄するためのガス/レンズ洗浄ノズル220がある。端面100dの灌注開口部225は、患者の治療領域に灌注流体を供給する。治療領域に照明光を伝達する照明窓(図示せず)、及び治療領域にツールを通すためにシャフト100aに沿って延びる作業チャネル235への開口部230も、遠位先端100cの面100d上に含まれ得る。作業チャネル235は、シャフト100aに沿って、内視鏡100の操作ハンドル115の遠位に配置された近位チャネル開口部110まで延びる。生検弁120は、望ましくない流体の流出に対してチャネル開口部110を封止するために利用することができる。
【】
操作ハンドル115は、屈曲可能な可撓性部分105内の関節継手に接続されたワイヤを介して遠位先端の遠隔4方向操縦を提供するためのノブ125を備えてもよい(例えば、1つのノブは、上下操縦を制御し、別のノブは、左右操縦を制御する)。ハンドル115の近位端側には、ビデオ処理ユニット210を遠隔操作するための複数のビデオスイッチ130が配置されていてもよい。加えて、ハンドル115は、二重弁ウェル135を備える。弁ウェル135のうちの1つは、送気ガス及びレンズ水の供給動作を行うためのガス/水弁140を受け入れることができる。ガス供給ライン240a及びレンズ洗浄供給ライン245aは、ガス/水弁140からシャフト100aに沿って遠位に延び、ガス/洗浄ノズル220(図2)の近位の遠位先端100cで合流する。他方の弁ウェル135は、吸引動作を行うための吸引弁145を受け入れる。吸引供給ライン250aは、吸引弁145からシャフト100aに沿って、内視鏡100の作業チャネル235と流体連通する接合点まで遠位に延びる。
【】
操作ハンドル115は、ビデオ処理ユニット210に、その間に延びる可撓性アンビリカル260及びコネクタ部分265を介して電気的及び流体的に接続されている。可撓性アンビリカル260は、ガス(例えば、空気又はCO2)供給ライン240bと、レンズ洗浄供給ライン245bと、吸引供給ライン250bと、灌注供給ライン255bと、ライトガイド(図示せず)と、電気信号ケーブル(図示せず)とを有する。コネクタ部分265は、ビデオ処理ユニット210に差し込まれると、ビデオ処理ユニット内の光源205をライトガイドに接続する。ライトガイドは、内視鏡100の遠位先端100cに光を伝送するために、アンビリカル260及び内視鏡シャフト100aの長さに沿って延びる。コネクタ部分265はまた、ビデオ処理ユニット210に差し込まれると、空気ポンプ215をアンビリカル260内のガス供給ライン240bに接続する。
【】
水リザーバ又は容器270(例えば、水ボトル)は、コネクタ部分265及びアンビリカル260を通して内視鏡100に流体的に接続されている。一本のガス供給チューブ240cは、リザーバ270の上部280(例えば、ボトルキャップ)とリザーバ内の残留水285との間の空隙275内に配置された一端から、コネクタ部分265の外側の取り外し可能なガス/レンズ洗浄接続部290まで通過する。取り外し可能なガス/レンズ洗浄接続部290は、コネクタ部分265及び/又はガス供給チューブ240cから取り外し可能であってもよい。アンビリカル260からのガス供給ライン240bは、コネクタ部分265において分岐し、取り外し可能なガス/レンズ洗浄接続部290においてガス供給チューブ240cと流体連通し、同様に空気ポンプ215とも流体連通する。一端がリザーバ270の底部に配置された、一本のレンズ洗浄供給チューブ245cは、リザーバ270の上部280を通って、コネクタ部分265上のガス供給チューブ240cと同じ取り外し可能な接続部290まで通過する。他の実施形態では、接続部は、分離していてもよく、かつ/又は互いから分離されていてもよい。コネクタ部分265はまた、灌注水の供給源(図示せず)からアンビリカル260内の灌注供給ライン255bまで延びる灌注供給チューブ(図示せず)のための取り外し可能な灌注接続部293を有する。取り外し可能な灌注接続部293は、コネクタ部分265及び/又は灌注供給チューブ(図示せず)から取り外し可能であってもよい。いくつかの実施形態では、灌注水は、水リザーバ270から独立した水源(図示せず)からポンプ(例えば、蠕動ポンプ)を介して供給される。他の実施形態では、灌注供給チューブ及びレンズ洗浄供給チューブ245cは、同じリザーバから水を供給してもよい。コネクタ部分265はまた、真空源(例えば、病院内吸引)(図示せず)をアンビリカル260及び内視鏡100に流体接続する、吸引供給ライン250a及び吸引供給ライン250bのための取り外し可能な吸引接続部295を含むことができる。取り外し可能な吸引接続部295は、コネクタ部分265及び/又は吸引供給ライン250b及び/又は真空源から取り外し可能であってもよい。
【】
ガス供給ライン240b及びレンズ洗浄供給ライン245bは、ガス/水弁140のための弁ウェル135に流体接続され、ウェル内のガス/水弁140の動作が内視鏡100の遠位先端100cへのガス又はレンズ洗浄の供給を制御するように構成されている。吸引供給ライン250bは、吸引弁145のための弁ウェル135に流体接続され、ウェル内の吸引弁の動作が内視鏡100の作業チャネル235に適用される吸引を制御するように構成されている。
【】
図2を参照して、の内視鏡100などの内視鏡を含む内視鏡システム200の例示的な動作を説明する。ビデオ処理ユニット210内の空気ポンプ215からの空気は、コネクタ部分265を通って流れ、操作ハンドル115上のガス/水弁140に分岐され、アンビリカル260内のガス供給ライン240bを通り、またガス供給チューブ240cを通って、コネクタ部分265上の接続部290を介して水リザーバ270まで流れる。ガス/水弁140が中立位置にあるとき、ユーザの指が弁上にない状態で、空気は、弁から大気へ流出することができる。第1の位置では、ユーザの指を使用して、大気への通気を遮断する。ガスは、例えば、患者の治療領域に送気するために、弁140からガス供給ライン240aを下って内視鏡100の遠位先端100cから流出することが可能になる。ガス/水弁140が第2の位置まで下方に押されると、ガスは、弁から出ることを阻止され、空気ポンプ215から通過する空気の圧力が水リザーバ270内で上昇することを可能にする。水源を加圧することにより、水は、レンズ洗浄供給チューブ245cから、コネクタ部分265、アンビリカル260を通り、ガス/水弁140を通り、レンズ洗浄供給ライン245aを下って押し出され、ガス/レンズ洗浄ノズル220を介して内視鏡100の遠位先端100cを出る前に、ガス供給ライン240aと合流する。空気ポンプ圧力は、灌注水の供給と比較して比較的低い流量でレンズ洗浄水を提供するように較正することができる。
【】
レンズ洗浄の流量の体積は、水リザーバ270内のガス圧力によって支配される。水がレンズ洗浄供給チューブ245cを通ってリザーバ270から押し出されるにつれて、ガス圧が水リザーバ270内で低下し始めると、空気ポンプ215は、リザーバ270内の失われた空気供給を置き換えて、実質的に一定の圧力を維持し、これにより、ひいては、実質的に一定のレンズ洗浄流量を提供する。いくつかの実施形態では、フィルタ(図示せず)が、望ましくない汚染物質又は微粒子が水リザーバ270の中に通過しないように濾過するために、ガス供給チューブ240cの経路内に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、流出逆止弁又は他の一方向弁構成(図示せず)が、レンズ洗浄供給チューブの経路内に配置され、水が弁を通過した後に、水がリザーバ270の中に逆流することを防止するのに役立つことができる。
【】
その主な用途がユーザの視野を妨げるデブリを患者の治療領域から取り除くことであるため、レンズ洗浄と比較して、灌注水は比較的高い流量が典型的に必要とされる。灌注は、典型的には、記載されるように、ポンプ(例えば、蠕動ポンプ)の使用によって達成される。灌注用の独立した水源を有する実施形態では、水源の底部に配置されたチューブは、水源の上部を通過し、ポンプの上流側のヘッドを通される。ポンプの下流側のチューブは、コネクタ部分265上の灌注接続部293を介して、アンビリカル260の灌注供給ライン255b及び内視鏡100の灌注供給ライン255aに接続されている。灌注水が必要な場合、フットスイッチ(図示せず)を押すことなどにより、灌注ポンプを動作させることによって、流体が水源からポンプで送られ、灌注接続部293を通り、アンビリカル内の灌注供給ライン255bを通り、内視鏡のシャフト100a内の灌注供給ラインを下って遠位先端100cに流れる。水が灌注供給チューブからポンプで送られるときに水源内の圧力を均等化するために、空気孔(図示せず)が、水リザーバ270の上部280に含まれてもよい。通気孔は、水源内への大気の進入を可能にし、患者から内視鏡を通って水源に向かって戻る望ましくない物質を吸引する真空を生じさせ得る、水源内の負圧の蓄積を防止する。いくつかの実施形態では、レンズ洗浄供給チューブ245cと同様の流出逆止弁又は他の一方向弁構成(図示せず)を、灌注供給チューブの経路に配置して、水が弁を通過した後のリザーバへの逆流を防止するのを助けることができる。場合によっては、灌注水は、水リザーバ270から供給されてもよい。灌注及びレンズ洗浄のための供給チューブが単一の水リザーバに接続され、そこから引き出されるいくつかの例示的なシステムは、その開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による「INTEGRATED CONTAINER AND TUBE SET FOR FLUID DELIVERY WITH AN ENDOSCOPE」と題する米国特許出願第17/558,239号、及び「TUBING ASSEMBLIES AND METHODS FOR FLUID DELIVERY」と題する米国特許出願第17/558,256号に記載されている。
【】
場合によっては、水/流体が(例えば、ガス/レンズ洗浄コネクタ290に接続されるように構成された)ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245c及び/又は(例えば、灌注コネクタ293に接続されるように構成された)灌注チューブ(明示的には図示されない)から漏出することを防止することが望ましい場合がある。例示的なキャップは、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに関して説明されているが、本明細書で説明するコネクタ及び結合構成は、所望に応じて、他の接続点で使用することができることを理解されたい。図3は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部に固定されるように構成された例示的なキャップ300の斜視図を示す。
【】
キャップ300は、第1の端部304から第2の端部306まで延びる本体又はハウジング302を含むことができる。第1の端部304は、ハウジング302の内部キャビティ310と連通する開口部又はアパーチャ308を画定することができる。第2の端部306は、キャビティ310がキャップ300の全長を通って延びないように、端部キャップ又は壁312を含むことができる。キャップ300の直径は、第1の端部304から第2の端部306まで変化してもよい。例えば、キャップ300の外径は、第1の端部304から第2の端部306に向かって直径が減少してもよい。場合によっては、直径の変化は、急激な階段状の様式で生じてもよい。他の実施例では、直径の変化は、漸進的であってもよく、又は傾斜していてもよい。更に他の実施例では、キャップ300は、直径の急激な変化と漸進的な変化の両方を含んでもよい。図示された実施形態では、キャップ300は、第1の略均一な外径及び第1の略均一な内径を有する第1の領域314aと、第2の略均一な外径及び第2の略均一な内径を有する第2の領域314bと、第3の略均一な外径及び第3の略均一な内径を有する第3の領域314cとを含むことができる。第1の領域314aは、第2の領域314bよりも大きい外径/内径を有してもよく、第2の領域314bは、第3の領域314cよりも大きい外径/内径を有してもよい。キャップ300は、第1の領域314aと第2の領域314bとの間に第1の移行領域316aを更に含むことができる。第1の移行領域316aは、第1の内径/外径から第2の外径/内径に徐々に移行するように傾斜又はテーパ状であってもよい。しかし、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、第1の移行領域316aは、急激な移行又は階段状の移行であってもよい。キャップ300は、第2の領域314bと第3の領域314cとの間に第2の移行領域316bを更に含むことができる。第2の移行領域316bは、第1の内径/外径から第2の外径/内径に徐々に移行するように傾斜又はテーパ状であってもよい。しかし、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、第2の移行領域316bは、急激な移行又は階段状の移行であってもよい。キャップ300の壁厚は、キャップ300の内径が外径と同様に変化するように、第1の端部304から第2の端部306まで実質的に一定のままであってもよいことが企図される。いくつかの実施例では、キャップ300の内径及び外径は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の外径を反映するように形成されていてもよい。
【】
図4は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320を有する例示的なキャップ300の斜視図を示す。キャップ300は、内視鏡端部320がキャビティ310内に配置されるように、内視鏡端部320の上にキャップ300を配置することによって、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320と結合することができる。キャップ300は、スナップ嵌め、摩擦嵌め、ねじ係合、クイックリリース機構(例えば、バヨネット式ロック機構)、又は他の解放可能な結合機構を介して内視鏡端部320に解放可能に固定することができることが企図される。いくつかの実施例では、キャップ300を内視鏡端部320に固定するために使用される解放可能な結合機構は、内視鏡端部320を内視鏡に結合するために使用される結合機構のタイプによって決定することができる(例えば、異なるブランドの内視鏡は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを内視鏡に結合するための異なる接続タイプを組み込み得る)。例えば、キャップ300は、雌ねじ、雄ねじ、ルアー式フィッティングなどを備えてもよい。キャップ300の形状は、内視鏡端部320を内視鏡に結合するために使用される結合機構のタイプによって決定されてもよいことが更に企図される。
【】
ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320がキャップ300のキャビティ310に挿入されると、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの開放端322は、キャップ300の第2の端部306の壁312に接触して、内視鏡端部320とキャップ300との間に流体密封シールを形成することができる。これにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの配置にかかわらず、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cが内視鏡から取り外されたときに、水がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの開放端322から漏出することを防止することができる。いくつかの実施例では、限定されないが、変形可能なインサート318などの封止部材が、流体密封シールを提供するのを助けるために、壁312に対してキャビティ310内にあってもよい。追加的に、又は代替的に、1つ以上のOリング又はガスケット330を、キャップ300とガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320との間の接続を維持するのを助けるために、キャビティ310内に配置することができる。例示的な実施例では、1つ以上のOリング又はガスケット330を、移行領域316a~bのうちの1つ以上に隣接して配置することができる。しかしながら、Oリング又はガスケット330は、所望に応じて、キャップ300内の他の位置に配置されていてもよい。キャップ300は、キャップ300がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の接続領域324の上に配置されるようなサイズ及び形状であってもよい。キャップ300のキャビティ310内に内視鏡端部320の接続領域324を配置することにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cが内視鏡に結合されていないときに、接続領域324が表面に接触することを防止することができ、これにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の汚染を防止するのに役立ち、したがって、感染防止を達成するのに役立つことができる。
【】
キャップ300は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の外面上に嵌合するものとして図示され、説明されているが、いくつかの実施例では、キャップ300は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の管腔に挿入されてもよい。例えば、キャップ300は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の外面の上ではなく、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の中に挿入されるプラグとして機能してもよい。場合によっては、キャップ300は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320内に配置されるように構成された部分と、感染防止のためにその外面の上に延びる部分とを含むことができる。
【】
いくつかの実施例では、キャップ300は、キャップ300が使用されていないときに、キャップ300がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに近接したままであるように、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに繋がれていてもよい。他の実施例では、キャップ300が使用されていないとき(例えば、内視鏡端部320が内視鏡に結合されているとき)、キャップ300は、接続領域324から手動で取り外され、保管ケース内に配置することができる。図5は、開放構成にあり、その中に配置された例示的なキャップ300を有する、例示的な保管ケース400の斜視図を示す。保管ケース400は、基部402と蓋404とを含むことができる。保管ケース400は、略立方体又は直方体の形状を有するものとして示されているが、保管ケース400は、所望の任意の形状をとることができる。保管ケース400は、限定されないが、アクリロニトリルブタジエンスチレンターポリマー(ABS)、熱可塑性物質、他のポリマー、硬質ゴム、金属、合金などの剛性材料から形成されていてもよい。しかしながら、他の実施例は、可撓性又は半剛性ポリマー材料などの可撓性又は半剛性材料から作製された保管ケース400を含んでもよい。
【】
蓋404は、閉鎖構成(明示的には図示せず)で基部402を覆うような向きで基部402に結合することができる。蓋404及び基部402は、均一な外面を提供するために、同一又は実質的に同じ外形寸法を有することができる。他の実施例では、蓋404は、基部402よりも大きい又は小さい外形寸法を有することができる。蓋404は、ヒンジアセンブリ406において基部402に枢動可能に結合することができる。ヒンジアセンブリ406は、蓋404から基部402のアパーチャ内に延びるピンを含むことができる。しかしながら、他のヒンジアセンブリ及び構成が、所望に応じて使用されてもよい。蓋404は、(図5に示すように)閉鎖構成と開放構成との間で回転することができる。いくつかの実施例では、基部402及び蓋404は、蓋404を基部402に選択的かつ可逆的に結合するための特徴部を含むことができる。いくつかの例示的な結合特徴部としては、磁気閉鎖、スナップ嵌め、摩擦嵌め、又は他の適切な結合機構を挙げることができるが、これらに限定されない。明示的には示されていないが、基部402及び/又は蓋404は、ユーザが蓋404を把持し、蓋404を基部402から離れるように回転させるための空間を提供するために、前面に切り欠き部分又は凹部を含むことができる。
【】
基部402は、1つ以上のキャップ300を受け入れるように構成された複数のキャビティ又はウェル408a~dを含むことができる。各ウェル408a~dは、単一のキャップ300を受け入れるように構成することができる。例えば、キャップ300は、ウェル408dのうちの1つの中に配置されている。いくつかの実施例では、ウェル408a~dは、それぞれ、同様の形状及びサイズのキャップ300をそれぞれ受け入れるために、同じ全体的な形状及びサイズであってもよい。他の実施例では、ウェル408a~dは、異なる形状及びサイズのキャップを受け入れるために、異なる形状及び/又はサイズであってもよい。例えば、ウェル408a~dは、複数の異なるキャップ300を受け入れるようなサイズ及び形状であってもよい。ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの異なる内視鏡端部320を収容するために、異なるサイズ及び形状のキャップ300を提供することができることが企図される。基部402は、所望に応じて、4つよりも少ない、又は4つよりも多いウェル408a~dを含むことができる。
【】
蓋404は、キャップ300の第2の端部領域を受け入れるように構成された凹部又はキャビティ410を含むことができる。例えば、キャップ300は、ユーザがキャップ300をその第2の端部306に隣接して容易に把持することを可能にするために、ウェル408dから突出していてもよい。蓋404のキャビティ410は、蓋404が基部402を覆って閉じることを可能にしながら、キャップ300のこの部分を収容するようなサイズ及び形状であってもよい。
【】
更に、保管ケース400の例示的な基部402の斜視図を示す図6を参照すると、各ウェル408a~dは、その中に配置されたインサート又はシート412a~dを含むことができる。インサート412a~dは、限定されないが、ポリエチレン発泡体などの有孔発泡体から形成することができる。しかしながら、他のポリマー材料を含むがこれに限定されない他の材料を所望に応じて使用することができる。場合によっては、抗菌又は静菌材料を、追加の抗菌特性を提供するために、インサート412a~dに注入することができる。いくつかの例示的な抗菌又は静菌材料としては、イオン化銀、銅、亜鉛、第4級アンモニア化合物などを挙げることができるが、これらに限定されない。インサート412a~dは、キャップ300を消毒するのに役立ち得る消毒液に浸されていてもよい。場合によっては、インサート412a~dは、ウェル408a~d内に配置される前に消毒液に浸すことができる。他の場合には、消毒液は、ウェル408-adの中に注入され、インサート412a~dを浸漬してもよい。いくつかの実施例では、インサート412a~dは、第1の領域314aの内径がインサート412a~dの外縁部に接触するように、第1の領域314aの内径と同様の直径を有してもよい。しかしながら、これは必須ではない。インサート412a~dは、略ディスク状の形状を有するものとして示されているが、インサート412a~dは、所望に応じて他の形状をとることができる。いくつかの実施形態では、インサート412a~dは、キャップ300の内面に接触するように構成することができる。例えば、インサート412a~dは、キャップ300のキャビティ310の内面全体又はその一部分に適合するようなサイズ及び形状であってもよく、それにより、消毒流体は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部320の表面に接触し得るキャップ300の表面に接触(及びそれを消毒)することができる。
【】
場合によっては、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部を内視鏡タワーに固定して、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部から水が漏れるのを防止し、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部が床又は他の表面に接触してガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを汚染し得るのを防止することが望ましい場合がある。図7は、使用していないときにガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを固定するためのクランプ520を含む例示的な内視鏡タワー500の一部分の概略図を示す。一般に、内視鏡タワー500は、棚部分502及び1つ以上のポスト504を含むことができる。明示的には示されていないが、内視鏡タワー500は、追加の特徴部を含むことができる。例えば、内視鏡タワー500は、回転カート上で地面から持ち上げられ、かつ/又は追加の棚、ポストなどを含む。ポスト504は、ポスト504に結合された機器の様々な部品の配置を調整するための複数のピン穴506を含むことができる。例えば、モニタ又は他の部品若しくは機器は、ピンを使用してポスト504に調整可能に固定することができる。取り外し可能なクランプ520は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cをそれに固定するために、ポスト504に固定することができる。
【】
例示的なクランプ520の上面図を示す図8を更に参照すると、クランプ520は、ポスト504を把持するように構成された固定領域522と、固定領域522を選択的に拡張するように作動されるように構成された作動領域524とを含むことができる。固定領域522は、第1のアーム526aと、第1のアーム526aからある距離だけ離間した第2のアーム526bとを含むことができる。各アーム526a~bは、ポスト504の外面に適合するように構成された湾曲した内面528a~bを含むことができる。加えられる力がない場合、アーム526a~bは、クランプ520の中心軸530に向かって内側に付勢されていてもよく、それにより、クランプ520がポスト504に取り付けられたときに、湾曲した内面528a~bがポスト504を把持する。作動領域524は、第1のアーム532a及び第2のアーム532bを含むことができる。集合的に、固定領域522のアーム526a~b及び作動領域524のアーム532a~bは、クランプ520が略「X」字形状を有するように角度を付けられていてもよい、又は配置されていてもよい。クランプ520は、固定領域522の526a~bと作動領域524のアーム532a~bとの交差領域に切り欠き領域534を含むことができる。切り欠き領域534は、固定領域522のアーム526a~bが中心軸530に向かって、又は中心軸530から離れるように移動することができるようなサイズ及び形状であってもよい。更に、切り欠き領域534は、作動領域524のアーム532a~bが加えられた力の下で中心軸530に向かって移動することができるようなサイズ及び形状であってもよい。
【】
クランプ520は、作動領域524のアーム532a~bに圧搾力を加えてアーム532a~bを中心軸530に向かって移動させることによって、ポスト504に固定することができる。作動領域524のアーム532a~bが内側に移動すると、固定領域522のアーム526a~bは、中心軸530から離れるように外側に偏向又は移動する。固定領域522のアーム526a~bが外側に偏向されている間に、ユーザは、固定領域522のアーム526a~bをポスト504の周りに配置して、作動領域524を解放することができる。作動領域524のアーム532a~bが解放されると、固定領域522のアーム526a~bは、湾曲面528a~bがポスト504を把持するように、中心軸530に向かって移動する。場合によっては、湾曲面528a~bは、テクスチャ加工された表面を含んでもよく、又はクランプ520を所望の高さに維持するのに役立つ材料から形成されていてもよい。ポスト504の直径は、湾曲面528a~bがポスト504に力を及ぼすように、湾曲面528a~b間の空間538よりも大きくてもよいことが企図される。
【】
図9は、ポスト504と組み立てられた例示的なクランプ520の拡大斜視図を示す。クランプ520は、その底面から延びるキャップ540を更に含むことができる。キャップ540は、クランプ520と共に単一のモノリシック構造として形成されていてもよく、又は別個の構成要素として形成され、その後クランプ520に結合されていてもよいことが企図される。例えば、キャップ540は、例えば、接着剤、溶接、ろう付けなどを使用して、クランプ520に固定して取り付けられていてもよく、又はキャップ540は、例えば、磁石、ねじ構成、摩擦嵌合などを使用して、クランプ520に解放可能に固定されていてもよい。
【】
キャップ540は、クランプ520に結合された第1の端部542から、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の中に延びるように構成された第2の端部544まで延びてもよい。キャップ540は、その長さに沿って変化する外径又は外側断面寸法を有することができる。例えば、第1の端部領域546は、第1の外径を有してもよく、中間領域548は、第1の外径よりも小さい第2の外径を有してもよく、第2の端部領域550は、第2の外径よりも小さい第3の外径を有してもよい。キャップ540の外側輪郭は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の内側輪郭を反映することができることが企図される。中間領域548及び第2の端部領域550は、少なくとも部分的に、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部内に延びるように構成することができる一方、第1の端部領域546は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の端面に当接してもよいことが企図される。
【】
キャップ540は、中間領域548上/内に配置された結合機構552を更に含むことができる。図示された実施形態では、結合機構552は、中間領域548から半径方向外向きに延び、かつガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部上のルアー式結合機構に係合するように構成された、ピンであってもよい。しかしながら、所望に応じて、他の結合機構を使用してもよい。他の結合機構は、雌ねじ、雄ねじ、スナップ嵌め、摩擦嵌めなどを含むことができるが、これらに限定されない。結合機構552は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部上の結合機構のタイプによって決定することができることが企図される。同様に、キャップ540の外側(及び/又は内側)輪郭は、少なくとも部分的に、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部上の結合機構のタイプによって決定することができる。例えば、いくつかの実施例では、キャップ540は、図3~図4又は図11A~B(以下で説明する)に関して図示及び説明するものと同様の方法で、ガス/レンズ洗浄供給チューブ24c、245cの内視鏡端部の上に配置されるように構成することができる。明示的には示されていないが、いくつかの実施例では、クランプ520は、同じクランプ520を使用して、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの2つ以上のタイプの内視鏡端部を固定することができるように、2つ以上のタイプのキャップ又は異なるキャップを含むことができる。例えば、図3~図4又は図11A~Bに関して図示及び説明するものと同様のキャップ、又は他の設計のキャップを、クランプ520に固定的に又は解放可能に結合することができる。
【】
キャップ540は、Oリング、ガスケット、又は他の封止部材554を更に含むことができる。封止部材554は、キャップ540とガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部との間に流体密封シールを提供するために、キャップ540の長さに沿った任意の場所に配置することができる。図示の実施形態では、封止部材554は、中間領域548の第2の端部に隣接して配置されていてもよい。しかし、これは必須ではない。場合によっては、キャップ540は、埋め込まれた抗菌、静菌、又は抗微生物材料を含むことができるが、これは必須ではない。いくつかの例示的な抗菌、静菌、又は抗微生物材料としては、イオン化銀、銅、亜鉛、第4級アンモニア化合物などを挙げることができるが、これらに限定されない。
【】
図10は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの別の内視鏡端部560に結合された図9の例示的なキャップ540の斜視図を示す。キャップ540は、クランプ520とは別個のものとして示されているが、キャップ540は、クランプ520に固定的に又は解放可能に結合されていてもよいことを理解されたい。ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560は、内視鏡に結合されるように構成された第1の端部領域562、及びガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに結合されるように構成された第2の端部領域564から延びることができる。上述のように、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560は、内視鏡の製造業者及び/又はモデルに応じて、様々な結合機構を有することができる。図示された実施形態では、内視鏡端部560は、開放された第1の端部568から閉鎖された第2の端部570まで延びる湾曲スロット566を含むルアー式接続部を有することができる。湾曲スロット566は、内視鏡端部560の第1の端部領域562の壁厚を通って軸方向及び円周方向に延びることができる。
【】
内視鏡端部560をキャップ540と組み立てるために、湾曲スロット566の第1の端部568を、キャップ540のピン552と位置合わせすることができる。次に、内視鏡端部560を回転させ、軸方向に前進させて、湾曲スロット566をピン552に沿って移動させることができる。場合によっては、ピン552は、湾曲スロット566の第2の端部570に接触してもよい。しかし、これは必須ではない。内視鏡端部560の第1の端面は、ピン552が湾曲スロット566の第2の端部570に到達する前に、キャップ540の第1の端部領域546に当接又は接触することができる。第1の端部領域546は、内視鏡端部560の第1の端部領域562とほぼ同じ又はそれより大きい外径を有して、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを流体封止することができることが企図される。図10には明示的に示されていないが、封止部材554は、内視鏡端部560の内面に接触して、内視鏡端部560を流体封止することができる。内視鏡端部560とキャップ540との組立方法は、内視鏡端部560の構成に基づいて変化し得る。
【】
内視鏡端部560は、所望に応じてクランプ520をポスト504上に配置する前に又は後に、キャップ540に固定することができる。クランプ520は、サイフォン作用が防止されるように、水ボトル(例えば、水ボトル270)の上方に配置することができることが企図される。キャップ540及びクランプ520を介して内視鏡端部560をポスト504に結合することにより、水漏れを防止するだけでなく、内視鏡端部が床又は他の表面に接触することも防止し、したがって汚染の可能性を低減することができる。
【】
いくつかの実施形態では、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560は、キャップ540を使用せずにポスト504に固定することができる。例えば、クランプ520は、ポスト504から取り外されてもよく、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cは、切り欠き領域534内に配置されてもよい。クランプ520は、次いで、ポスト504に固定することができる。切り欠き領域534は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを把持して、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを固定することができることが企図される。代替的に、又は追加的に、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560は、切り欠き領域534よりも大きい断面寸法を有することができる。クランプ520がポスト504に固定されるとき、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560は、切り欠き領域534の上方に配置されていてもよく、それにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cが重力によって滑り落ちる場合、内視鏡端部560は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部560が切り欠き領域534から外れることを防止する。
【】
更に別の実施例では、ストラップを使用して、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cをポスト504に固定することができる。例えば、ストラップは、サイフォン作用を防止するために、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端560が水ボトルの上方にある状態で、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cがポスト504に解放可能に固定されることを可能にする、ベルトと形態及び機能が類似する、複数の孔及びバックルを含んでもよい。場合によっては、ストラップは、2つ以上のチューブセットをポスト504に固定するために使用されてもよい。更に他の実施例では、キャップ540は、クランプ520から独立していてもよく、ポスト504の1つ以上のピン穴506に直接係合するように構成されたピンを含んでもよい。
【】
図11Aは、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部に固定されるように構成された例示的なキャップ600の前面斜視図を示し、図11Bは、図11Aの例示的なキャップ600の背面斜視図を示す。キャップ600は、第1の端部604から第2の端部606まで延びる本体又はハウジング602を含むことができる。第1の端部604は、ハウジング602の内部キャビティ610と連通する開口部又はアパーチャ608を画定することができる。第2の端部606は、キャビティ610がキャップ600の全長を通って延びないように、端部キャップ又は壁612を含むことができる。キャビティ610は、第1の領域614a及び第2の領域614bを含むことができ、一対の内向きに湾曲した表面616a~bがそれらの間に配置されている。キャビティ610は、ガス供給チューブ240cがレンズ洗浄供給チューブ245cと並んで延びる、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部を受け入れるようなサイズ及び形状とすることができることが企図される。例えば、キャビティ610は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の外側輪郭に合わせたサイズ及び形状であってもよい。
【】
キャップ600は、内視鏡端部がキャビティ610内に配置されるように、内視鏡端部の上にキャップ600を配置することによって、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部と結合することができる。キャップ600は、スナップ嵌め、摩擦嵌め、ねじ係合、クイックリリース機構(例えば、バヨネット式ロック機構)、又は他の解放可能な結合機構を介して内視鏡端部に解放可能に固定することができることが企図される。いくつかの実施例では、キャップ600を内視鏡端部に固定するために使用される解放可能な結合機構は、内視鏡端部を内視鏡に結合するために使用される結合機構のタイプによって決定することができる(例えば、異なるブランドの内視鏡は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cを内視鏡に結合するための異なる接続タイプを組み込み得る)。例えば、キャップ600は、雌ねじ、雄ねじ、ルアー式フィッティングなどを備えてもよい。
【】
ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部がキャップ600のキャビティ610に挿入されると、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの開放端は、キャップ600の第2の端部606の壁612に接触して、内視鏡端部とキャップ600との間に流体密封シールを形成することができる。これにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの配置にかかわらず、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cが内視鏡から取り外されたときに、水がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの開放端から漏出することを防止することができる。いくつかの実施例では、限定されないが、変形可能なインサートなどの封止部材が、流体密封シールを提供するのを助けるために、壁612に対してキャビティ610内にあってもよい。追加的に、又は代替的に、1つ以上のOリング又はガスケットを、キャップ600とガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部との間の接続を維持するのを助けるために、キャビティ610内に配置することができる。キャップ600は、キャップ600がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の接続領域の上に配置されるようなサイズ及び形状であってもよい。キャップ600のキャビティ610内に内視鏡端部の接続領域を配置することにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cが内視鏡に結合されていないときに、接続領域が表面に接触することを防止することができ、これにより、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の汚染を防止するのに役立ち、したがって、感染防止を達成するのに役立つことができる。
【】
キャップ600は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の外面上に嵌合するものとして図示され、説明されているが、いくつかの実施例では、キャップ600は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の管腔に挿入されてもよい。例えば、キャップ600は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の外面の上ではなく、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部の中に挿入されるプラグとして機能してもよい。場合によっては、キャップ600は、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cの内視鏡端部内に配置されるように構成された部分と、感染防止のためにその外面の上に延びる部分とを含むことができる。
【】
いくつかの実施例では、キャップ600は、キャップ600が使用されていないときに、キャップ600がガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに近接したままであるように、ガス/レンズ洗浄供給チューブ240c、245cに繋がれていてもよい。他の実施例では、キャップ600が使用されていないとき(例えば、内視鏡端部が内視鏡に結合されているとき)、キャップ600は、接続領域から手動で取り外され、図5~図6に関して説明したケース400と形態及び機能が同様の保管ケース内に配置することができる。
【】
本開示の範囲から逸脱することなく、開示されたデバイスに対して様々な修正及び変形を行うことができることが、当業者には明らかであろう。本開示の他の本明細書の考察及び本明細書に開示される本発明の実施から当業者には明らかであろう。本明細書及び実施例は例示としてのみ考察され、本発明の真の範囲及び趣旨は以下の特許請求の範囲によって示されることが意図される。
【】
本明細書で議論された全ての装置及び方法は、本開示の1つ以上の原理に従って実現される装置及び/又は方法の例である。これらの例は、これらの原理を実施する唯一の方法ではなく、単なる例である。それゆえ、図面中の要素、又は構造、又は特徴への言及は、本開示の実施形態の例への言及として理解されなければならず、示されている特定の要素、構造、又は特徴に本開示を限定するものとして理解されるべきではない。当業者には、本開示を読むことにより、開示されている原理を実装する方式の他の例が想起されるであろう。
【】
の説明及び以下の特許請求の範囲において、以下の点が理解されるであろう。語句「少なくとも1つの」、「1つ以上の」、及び「及び/又は」は、本明細書で使用されるとき、連言的及び選言的の双方として運用される、オープンエンドの表現である。用語「1つの(a)」又は「1つの(an)」エンティティは、本明細書で使用されるとき、そのエンティティの1つ以上を指す。それゆえ、用語「1つの(a)」(又は「1つの(an)」)、「1つ以上の」、及び「少なくとも1つの」は、本明細書では互換的に使用することができる。方向に関する全ての言及(例えば、近位、遠位、上部、下部、上向き、下向き、左、右、横方向、長手方向、前部、後部、頂部、底部、上方、下方、垂直、水平、半径方向、軸線方向、時計回り、反時計回りなど)は、読者による本開示の理解を助けるための識別目的でのみ使用されており、かつ/又は、関連付けられている要素の領域を、互いに区別するために役立つものであって、特に本開示の位置、向き、又は使用に関して、関連付けられている要素を限定するものではない。接続に関する言及(例えば、取り付けられている、結合されている、接続されている、及び接合されている)は、広義に解釈されるべきであり、別段の指示がない限り、要素の集合間の中間部材、及び要素間の相対移動も含み得る。それゆえ、接続に関する言及は、2つの要素が直接接続され、互いに固定された関係にあることを、必ずしも暗示するものではない。識別に関する言及(例えば、一次、二次、第1の、第2の、第3の、第4の、など)は、重要性又は優先度を含意することを意図するものではなく、1つの特徴を別の特徴から区別するために使用されている。
【】
前述の論考は、例示及び説明を目的として提示されているものであって、本明細書で開示される1つ以上の形態に本開示を限定することを意図するものではない。本開示の概念、趣旨、及び範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される実施形態に、様々な追加、修正、及び置換を行うことができることが理解されるであろう。特に、本開示の原理は、その概念、趣旨、又は範囲、又は特性から逸脱することなく、他の形態、構造、配置、比率で、並びに他の要素、材料、及び構成要素を使用して、具現化することができる点が、当業者には明らかとなるであろう。例えば、本開示の様々な特徴は、本開示を合理化する目的で、1つ以上の態様、実施形態、又は構成として、一緒にグループ化されている。しかしながら、本開示の特定の態様、実施形態、又は構成の様々な特徴は、代替的な態様、実施形態、又は構成として組み合わせることができる点を理解されたい。当業者には、本開示の原理から逸脱することなく、特定の環境及び動作要件に具体的に適合されている、本開示の実践の際に使用される、構造、配置、比率、材料、構成要素、及びその他の多くの修正と共に、本開示を使用することができる点が理解されるであろう。例えば、一体的に形成されるものとして示されている要素を、複数の部品で構成することができ、又は複数の部品として示されている要素を、一体的に形成することができ、要素の動作を逆にする又は他の方式で変更することができ、要素のサイズ又は寸法を変更することができ、様々な実施形態の特徴及び構成要素を選択的に組み合わせることができる。それゆえ、本開示の全ての点で例示的であって、限定するものではないと見なされるべきであり、特許請求される発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示されており、前述の説明に限定されるものではない。
【】
以下の特許請求の範囲は、この「発明を実施するための形態」に、この参照により組み込まれ、各請求項は、それ自体が本開示の別個の実施形態として独立している。特許請求の範囲では、用語「備える(comprises)/(comprising)」は、他の要素又はステップの存在を排除するものではない。更に、個々に列挙されているが、複数の手段、要素、又は方法ステップは、例えば、単一のユニット又はプロセッサによって実装することができる。加えて、個々の特徴が異なる請求項に含まれ得るが、これらは、場合によっては、有利に組み合わせられてもよく、異なる請求項に含まれることは、特徴の組み合わせは実現可能でなく、及び/又は有利でないことを含意するものではない。更には、単数形に関する言及は、複数を排除するものではない。用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、「第1の」、「第2の」などは、複数を排除するものではない。特許請求の範囲における参照符号は、単に明確化の例として提供されているに過ぎず、特許請求の範囲を限定するものとして決して解釈されるべきではない。
【図】
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【手続補正書】
【提出日】
【手続補正】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】
内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムであって、
保管ケースであって、
複数のウェルを含む基部と、
前記複数のウェルの各ウェル内に配置されたインサートと、
前記基部を覆うように構成された蓋と、
を備える、保管ケースと、
第1の開放端から第2の閉鎖端まで延び、かつ前記第1の開放端と前記第2の閉鎖端との間にキャビティを画定する、ハウジングを有するキャップであって、前記複数のウェルのうちの1つのウェル内に取り外し可能に配置されるように構成された、キャップと、
を備える、システム。
【請求項】
前記インサートが、前記キャップの内面に適合するようなサイズ及び形状である、請求項1に記載のシステム。
【請求項】
前記インサートが、有孔発泡体を含む、請求項
1に記載のシステム。
【請求項】
前記インサートが、埋め込まれた抗菌又は静菌材料を含む、請求項
1に記載のシステム。
【請求項】
前記複数のウェルのうちの少なくとも1つのウェル内に配置された消毒剤を更に備える、請求項
1に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップが、チューブセットの内視鏡端部の外面の上に配置されるように構成されている、請求項
1に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップの前記キャビティ内に配置された封止部材を更に備える、請求項
1に記載のシステム。
【請求項】
前記キャップが、結合機構を更に備え、前記結合機構が、前記キャップをチューブセットの内視鏡端部に解放可能に結合するように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項】
内視鏡と共に使用するためのチューブセットの内視鏡端部からの漏れを防止するためのシステムであって、
固定領域及び前記固定領域を選択的に拡張するように作動されるように構成された作動領域を有するクランプと、
前記クランプの一部分に固定されたキャップであって、第1の端部から第2の端部まで延び、かつチューブセットの内視鏡端部に解放可能に固定されるように構成された、ハウジングを有するキャップと、
前記キャップの一部分上に配置された結合機構と、
を備える、システム。
【請求項】
前記結合機構が、前記チューブセットの前記内視鏡端部上の嵌合特徴部に係合するように構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項】
前記固定領域が、第1のアーム及び第2のアームを備える、請求項
9に記載のシステム。
【請求項】
加えられる力がない場合、前記固定領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームが、前記クランプの中心軸に向かって付勢されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項】
前記作動領域が、第1のアーム及び第2のアームを備える、請求項
11に記載のシステム。
【請求項】
前記作動領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームが、前記固定領域の前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記クランプの中心軸から離れるように移動させるために、加えられた力の下で前記クランプの前記中心軸に向かって付勢されるように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項】
前記クランプが、内視鏡タワーのポストに解放可能に固定されるように構成されている、請求項9~14のいずれか一項に記載のシステム。
【国際調査報告】