特表2026-531682IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】
(54)【発明の名称】抗体製剤
(51)【国際特許分類】
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
【FI】
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】
(86)(22)【出願日】
(85)【翻訳文提出日】
(86)【国際出願番号】
(87)【国際公開番号】
(87)【国際公開日】
(31)【優先権主張番号】23197287.8
(32)【優先日】
(33)【優先権主張国・地域又は機関】
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN-LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】弁理士法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】アルメンディンガー,アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】フィッシャー,シュテファン
【テーマコード(参考)】
【Fターム(参考)】
4C076AA12
4C076AA29
4C076BB13
4C076BB16
4C076CC01
4C076DD09
4C076DD23Q
4C076DD51Q
4C076DD55Q
4C076DD60Z
4C076DD67Q
4C076FF61
4H045AA11
4H045AA30
4H045BA10
4H045CA40
4H045DA76
4H045EA20
4H045FA74
(57)【要約】
本発明は、α-シヌクレイン抗体の医薬製剤
【特許請求の範囲】
【請求項】
120~200mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
1~50mMの緩衝剤、
0.01~1%(w/v)の界面活性剤、
1~50mMの少なくとも1つの安定化剤、
100~150mMの等張化剤
を含み、
5.0~7.0の範囲のpHである、
医薬製剤。
【請求項】
抗シンクリン抗体の濃度が、150~200mg/mlの範囲内、好ましくは180mg/mlである、請求項1に記載の製剤。
【請求項】
前記緩衝剤が、ヒスチジンバッファー、好ましくは酢酸ヒスチジンバッファーである、請求項1又は2に記載の製剤。
【請求項】
前記緩衝剤が、10~40mMの濃度である、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記緩衝剤が、5.0~6.0のpH、好ましくは5.5のpHを提供する、請求項1から4のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記界面活性剤が、ポリソルベート、好ましくはポリソルベート20である、請求項1~5のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記界面活性剤が、0.01~0.1%(w/v)の濃度である、請求項1~6のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
少なくとも1つの安定化剤が、塩、糖、及びアミノ酸、好ましくはメチオニンの群から選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記少なくとも1つの安定化剤が、5~50mMの濃度である、請求項1~8のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記等張化剤が、120~150mMの濃度、好ましくは130mMの濃度である、請求項1~9のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
前記等張化剤が、アルギニン-HClである、請求項10に記載の製剤。
【請求項】
150~180mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
15~30mMのL-ヒスチジン/酢酸バッファー、
0.02~0.05%(w/v)のポリソルベート20、
120~180mMのアルギニン-HCl、
5~25mMのL-メチオニン
を含み、
5.5±0.5のpHである、
請求項1~11のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
180mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
20mMのL-ヒスチジン/酢酸バッファー、
0.04%(w/v)のポリソルベート20、
130mMのアルギニン-HCl、
10mMのメチオニンを含み、pH5.5である、
請求項1~12のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
抗α-シヌクレイン抗体が、配列番号1のアミノ酸配列を有するVHドメイン、及び配列番号2のアミノ酸配列を有するVLドメインを含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
α-シヌクレイン抗体が、配列番号3のアミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
α-シヌクレイン抗体が、INNプラシネズマブを有する抗体である、請求項1~15のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
液体形態、凍結乾燥形態、又は凍結乾燥形態から再構成された液体形態である、請求項1~16のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項】
液体製剤、好ましくはi.v.及び/又は皮下投与用の液体製剤である、請求項16に記載の製剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
本発明は、α-シヌクレイン抗体の医薬製剤
【背景技術】
【】
パーキンソン病(PD)は、世界中で700万~1000万人が罹患していると推定される緩徐な慢性進行性神経変性疾患である。米国では、推定725,000人が罹患しており、毎年50,000を超える新規症例が報告されている。患者の5~10%が50歳前に診断されるが、PDは一般に、高齢者を標的とし、60歳を超える100人に一人が罹患する疾患と考えられており、女性よりも男性により多く見られる。
【】
α-シヌクレインは、通常シナプスに会合し、神経可塑性、学習及び記憶において役割を果たすと考えられているタンパク質である。α-シヌクレインは、病的状態では凝集して不溶性原線維を形成する場合があり、パーキンソン病を含むいくつかの神経変性障害を特徴付ける病理の主要な構成要素である。α-シヌクレインの可溶性オリゴマーは神経毒性であり得る。ヒト、マウス、及びハエ等の多様な種及び動物モデルにおいて類似の形態学的及び神経学的変化を伴うα-シヌクレインの集積は、この分子がパーキンソン病の発症に寄与することを示唆している。α-シヌクレインに対する抗体は、パーキンソン病におけるα-シヌクレインの沈着物及び症状を減少させることができる可能性がある。
【】
抗体分子は、タンパク質医薬群の一部として、物理的及び化学的な分解を非常に受けやすい。化学的な分解は、結合形成又は開裂を介するタンパク質の修飾を含む任意のプロセスを含み、新しい化学物質が得られる。種々の化学反応は、タンパク質に影響を与えることが知られている。これらの反応は、ペプチド結合の開裂を含む加水分解、並びに脱アミド化、異性化、酸化及び分解を含んでいてもよい。物理的な分解は、より高次の構造の変化を指し、変性、表面への吸着、凝集及び沈殿を含む。タンパク質の安定性は、例えば、アミノ酸配列、グリコシル化パターン等のタンパク質自体の特徴によって影響され、温度、溶媒pH、賦形剤、界面、又は剪断速度等の外的な影響によって影響される。そのため、製造、貯蔵及び投与の間の分解反応に対してタンパク質を保護するための最適な製剤化条件を明確にすることが重要である(Manning,M.C.,et al.(1989),“Stability of protein pharmaceuticals”,Pharm Res 6(11),903-918、Zheng,J.Y.,Janis,L.J.(2005),“Influence of pH,buffer species,and storage temperature on physicochemical stability of a humanized monoclonal antibody LA298”,Int.J.Pharmaceutics 308,46-51)。治療用抗体の安定な液体製剤は、製剤が高濃度で抗体を含むべきであるとき、得るのが特に困難である。
【】
したがって、本発明の目的は、所望な投薬を可能にし、患者への抗体の簡便な投与を可能にする、可能な限り必要な賦形剤が少なくてすむα-シヌクレイン抗体のための安定な製剤を提供することである。
【発明の概要】
【】
要約
一態様では、本発明は、
120~200mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
1~50mMの緩衝剤、
0.01~1%(w/v)の界面活性剤、
1~50mMの少なくとも1つの安定化剤、
100~150mMの等張化剤
を含み、
5.0~7.0の範囲のpHである、
医薬製剤
【】
本発明の一実施形態では、抗シンクリン抗体の濃度は、150~200mg/mlの範囲内、好ましくは180mg/mlである。
【】
本発明の一実施形態では、緩衝剤はヒスチジンバッファー、好ましくは酢酸ヒスチジンバッファーである。
【】
本発明の一実施形態では、緩衝剤は10~40mMの濃度である。
【】
本発明の一実施形態では、緩衝剤は、5.0~6.0、好ましくは5.5のpHを提供する。
【】
本発明の一実施形態では、界面活性剤はポリソルベート、好ましくはポリソルベート20である。
【】
本発明の一実施形態では、界面活性剤は、0.01~0.1%(w/v)の濃度である。
【】
本発明の一実施形態では、少なくとも1つの安定化剤は、塩、糖、及びアミノ酸、好ましくはヒスチジンの群から選択される。
【】
本発明の一実施形態では、少なくとも1つの安定化剤は5~50mMの濃度である。
【】
本発明の一実施形態では、等張剤は、120~150mM、好ましくは130mMの濃度である。
【】
本発明の一実施形態では、等張剤はアルギニン-HClである。
【】
本発明の一実施形態では、本製剤は、
150~180mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
15~30mMのL-ヒスチジン/酢酸バッファー、
0.02~0.05%(w/v)のポリソルベート20、
120~180mMのアルギニン-HCl、
5~25mMのL-メチオニン
を含み、
5.5±0.5のpHである。
【】
本発明の一実施形態では、本製剤は、
180mg/mlのα-シヌクレイン抗体、
20mMのL-ヒスチジン/酢酸バッファー、
0.04%(w/v)のポリソルベート20、
130mMのアルギニン-HCl、
10mMのメチオニンを含み、pH5.5である。
【】
本発明の一実施形態では、抗α-シヌクレイン抗体は、配列番号1のアミノ酸配列を有するVHドメイン、及び配列番号2のアミノ酸配列を有するVLドメインを含む。
【】
本発明の一実施形態では、α-シヌクレイン抗体は、配列番号3のアミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖を含む。
【】
本発明の一実施形態では、α-シヌクレイン抗体は、INNプラシネズマブを有する抗体である。
【】
本発明の一実施形態では、本製剤は、液体形態、凍結乾燥形態、又は凍結乾燥形態から再構成された液体形態である。
【発明を実施するための形態】
【】
発明の詳細な説明
本明細書で使用される場合、「緩衝剤」という用語は、医薬調製物のpHを安定化させる、薬学的に許容され得る賦形剤を示す。適切なバッファーは当技術分野で周知であり、文献に見出され得る。例えば、クエン酸塩、酢酸塩、ヒスチジン塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、リン酸塩若しくは乳酸塩、及び/又はそれらのそれぞれの遊離酸若しくは塩基、並びにそれらの様々な塩及び/又は酸及び塩基の混合物を使用することができる。好ましい薬学的に許容され得るバッファーとしては、ヒスチジンバッファー、クエン酸バッファー、コハク酸バッファー、酢酸バッファー及びリン酸バッファーが挙げられるが、これらに限定されない。本発明で使用するための好ましいバッファーは、ヒスチジンバッファー、すなわち、緩衝剤としてヒスチジン、一般にL-ヒスチジンを有するバッファーである。最も好ましいのは、L-ヒスチジン/HClバッファーであり、L-ヒスチジン/HClバッファーは、L-ヒスチジン又はL-ヒスチジンとL-ヒスチジン塩酸塩との混合物を含み、塩酸を用いてpH調整が達成されている。別段の指示がない限り、「L-ヒスチジン」という用語は、緩衝剤を説明するために本明細書で使用される場合、L-ヒスチジン/HClバッファーを指す。L-ヒスチジン/HClバッファーは、適量のL-ヒスチジン及びL-ヒスチジン塩酸塩を水に溶解することにより、又は適量のL-ヒスチジンを水に溶解し、塩酸の付加によりpHを所望の値に調整することにより、調製され得る。上述のバッファーは、一般に、約1mM~約100mM、好ましくは約10mM~約50mM、より好ましくは約15mM~30mM、最も好ましくは20mMの濃度で使用される。使用されるバッファーにかかわらず、pHは、当技術分野で公知の酸又は塩基、例えば塩酸、酢酸、リン酸、硫酸及びクエン酸、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを用いて、約4.0~約7.0、好ましくは約5.0~約6.0、最も好ましくは約5.5の範囲の値に調整され得る。
【】
「安定な」製剤は、製剤中のタンパク質(例えば、抗体)が、その物理的安定性及び化学的安定性を本質的に保持しており、そのため、貯蔵中のその生物学的活性を保持している製剤である。
【】
「安定な液体医薬抗体製剤」は、冷蔵温度(2~8℃)で少なくとも12ヶ月間、具体的には2年間、より具体的には3年間、顕著な変化が観察されない液体抗体製剤である。安定性の基準は、以下の通りである。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC-HPLC)によって測定される場合、抗体単量体の10%以下、具体的には5%以下が分解する。さらに、溶液は、視覚分析によって、無色又は透明から、わずかに乳白色である。製剤のタンパク質濃度は、±10%以下の変化を有する。10%以下、具体的には、5%以下の凝集が生成する。安定性は、UV分光法、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC-HPLC)、イオン交換クロマトグラフィー(IE-HPLC)、比濁法及び目視検査等、当該技術分野で知られている方法によって測定される。
【】
本明細書で使用される場合、「界面活性剤」という用語は、薬学的に許容され得る表面活性薬剤を示す。好ましくは、非イオン性界面活性剤が使用される。薬学的に許容され得る界面活性剤の例としては、限定されないが、ポリオキシエチレン-ソルビタン脂肪酸エステル(Tween)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(Brij)、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル(Triton X)、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンコポリマー(Poloxamer、Pluronic)、及びドデシル硫酸ナトリウム(SDS)が挙げられる。好ましいポリオキシエチレン-ソルビタン脂肪酸エステルは、ポリソルベート20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、Tween 20(商標)の商標で販売される)及びポリソルベート80(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、Tween 80(商標)の商標で販売される)である。好ましいポリエチレン-ポリプロピレンコポリマーは、Pluronic(登録商標)F68又はPoloxamer 188(商標)の名称で販売されているものである。好ましいポリオキシエチレンアルキルエーテルは、商標Brij(商標)で販売されているものである。好ましいアルキルフェニルポリオキシエチレンエーテルは、Triton Xの商標で販売されており、最も好ましくは、p-tert-オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(商標Triton X-100(商標)で販売される)である。p-tert本発明での使用に好ましい界面活性剤は、ポリオキシエチレン-ソルビタン脂肪酸エステル、好ましくは、ポリソルベート20又はポリソルベート80、最も好ましくは、ポリソルベート20である。ポリソルベート20(Tween 20(商標))及びポリソルベート80(Tween 80(商標))が使用される場合、それらは一般に、約0.001~約1%、好ましくは約0.01~約0.1%、より好ましくは約0.02%~約0.05%、最も好ましくは約0.05%の濃度範囲で使用される。本発明の製剤において、界面活性剤の濃度は、重量/体積(w/v)で表される百分率として記載される。
【】
本明細書で使用される場合、「安定化剤」という用語は、製造、貯蔵及び適用の間の化学的な分解及び/又は物理的な分解から活性医薬成分及び/又は製剤を保護する、薬学的に許容され得る賦形剤を示す。安定化剤としては、限定されないが、糖類、アミノ酸類、ポリオール類(例えば、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストラン、グリセロール、アラビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール)、シクロデキストリン類(例えば、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、スルホブチルエチル-β-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン)、ポリエチレングリコール類(例えば、PEG 3000、PEG 3350、PEG 4000、PEG 6000)、アルブミン類(例えば、ヒト血清アルブミン(HSA)、ウシ血清アルブミン(BSA))、塩類(例えば、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム)、本明細書で以下に定義されるようなキレート剤(例えば、EDTA)が挙げられる。βββ本明細書で上述されるように、安定化剤は、製剤中に約1~約500mMの量で、好ましくは約10~約300mMの量で、より好ましくは約120mM~約300mMの量で存在し得る。同じ又は異なる群から選択される2つ以上の安定化剤が製剤中に存在し得る。
【】
本明細書で使用される場合、「糖」という用語は、単糖類及びオリゴ糖類を含む。単糖は、単純糖及びそれらの誘導体、例えばアミノ糖を含む、酸によって加水分解可能ではない単量体炭水化物である。糖類は、通常、それらのD配座である。単糖類の例としては、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、ソルボース、リボース、デオキシリボース、ノイラミン酸が挙げられる。オリゴ糖は、分枝状又は直鎖状のいずれかのグリコシド結合を介して接続された2つ以上の単量体糖単位からなる炭水化物である。オリゴ糖内の単量体糖単位は、同一であっても異なっていてもよい。単量体糖単位の数に応じて、オリゴ糖は、二糖、三糖、四糖、五糖等の糖である。多糖類とは対照的に、単糖類及びオリゴ糖類は水溶性である。オリゴ糖類の例としては、スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース及びラフィノースが挙げられる。本発明で使用するのに好ましい糖類は、スクロース及びトレハロース(すなわち、α,α-D-トレハロース)であり、最も好ましくは、スクロースである。トレハロースは、トレハロース二水和物として利用可能である。糖類は、製剤中に、約100~約500mMの量、好ましくは約200~約300mMの量、より好ましくは約220~約250mMの量、具体的には約230mM又は約240mMの量、最も好ましくは約230mMの量で存在し得る。
【】
プラシネズマブ(PRX002/RG7935/R07046015/NEOD002)は、マウス親抗体9E4(ATCCアクセッション番号PTA-8221を与えられたハイブリドーマによって産生される)に由来する免疫グロブリンクラスG1(IgG1)ヒト化モノクローナル抗体(mAb)であり、ヒトαシヌクレインのC末端(アミノ酸118~126)におけるエピトープに対するものである。プラシネズマブは、生化学的実験及び生物物理学的実験において、可溶性形態と不溶性形態の両方のヒトα-シヌクレインに結合し、単量体形態のα-シヌクレインよりも凝集したものに対する相対的親和性/アビディティーが高い。プラシネズマブの重鎖可変領域(VH)のアミノ酸配列は、配列番号1に記載されており、プラシネズマブの軽鎖可変領域(VL)のアミノ酸配列は、配列番号2に記載されている。プラシネズマブの重鎖アミノ酸配列は、配列番号3に記載されており、C末端リジンを有する場合と有しない場合があり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号4に記載されている。
【】
本明細書で使用される場合、「アミノ酸」という用語は、カルボキシル基に対してα位に位置するアミノ部分を有する薬学的に許容され得る有機分子を示す。アミノ酸の例としては、限定されるものではないが、アルギニン、グリシン、オルニチン、リジン、ヒスチジン、グルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、メチオニン、セリン、プロリンが挙げられる。使用されるアミノ酸は、好ましくはいずれの場合もL型である。塩基性アミノ酸、例えばアルギニン、ヒスチジン又はリジンは、好ましくはそれらの無機塩(有利には塩酸塩の形態、すなわちアミノ酸塩酸塩として)の形態で使用される。本発明における使用に好ましいアミノ酸は、メチオニンである。メチオニンは、好ましくは、約5~約25mM、最も好ましくは約10mMの濃度で使用される。
【】
安定化剤内のサブグループは酸化防止剤である。「酸化防止剤」という用語は、有効活性成分の酸化を防止する、薬学的に許容され得る賦形剤を示す。酸化防止剤は、アスコルビン酸、グルタチオン、システイン、メチオニン、クエン酸、EDTAを含むが、これらに限定されない。酸化防止剤は、約0.01~約100mMの量、好ましくは約5~約50mMの量、より好ましくは約5~約25mMの量で使用され得る。
【】
本発明の製剤は、1つ以上の等張化剤も含んでいてもよい。「等張化剤」という用語は、製剤の張度を調節するために使用される薬学的に許容され得る賦形剤を示す。製剤は、低張性、等張性又は高張性であってもよい。概して、等張性は、通常はヒト血清(約250-350mOsmol/kg)の浸透圧に対する溶液の浸透圧に関する。本発明の製剤は、低張性、等張性又は高張性であってもよいが、好ましくは等張性である。等張性製剤は、液体であるか、又は固体形態(例えば、凍結乾燥した形態)から再構成された液体であり、比較される他の溶液、例えば、生理学的塩溶液及び血清と同じ張度を有する溶液を示す。好適な等張化剤は、限定されないが、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グリセリン、及びアミノ酸類又は糖類、例えば、グルコースの群からの任意の構成要素を含む。等張化剤は、一般的に、約5mM~約500mMの量で使用される。
【】
安定化剤及び等張化剤の中には、両方の方法で機能することができる化合物群があり、すなわち、それらは同時に安定化剤及び等張化剤であり得る。その例は、糖類、アミノ酸類、ポリオール類、シクロデキストリン類、ポリエチレングリコール類及び塩類の群に見出され得る。同時に安定化剤及び等張化剤であり得る糖の一例は、トレハロースである。
【】
製剤は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤及び分散剤等のアジュバントも含有し得る。微生物の存在の防止は、滅菌手順によって、並びに様々な抗菌剤及び抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等を含めることによって確実にされ得る。防腐剤は、概して約0.001から約2%(w/v)の量で使用される。防腐剤は、エタノール、ベンジルアルコール、フェノール、m-クレゾール、p-クロロ-m-クレゾール、メチル又はプロピルパラベン、塩化ベンザルコニウムを含むが、これらに限定されない。
【】
本明細書で使用される場合、「抗原決定基」との用語は、「抗原」及び「エピトープ」と同義であり、抗原結合部分-抗原複合体を形成する、抗原結合部分が結合するポリペプチド高分子上の部位(例えば、アミノ酸の連続伸長部又は異なる領域の非連続アミノ酸から構成される配座構成)を指す。有用な抗原決定基は、例えば、腫瘍細胞表面、ウイルス感染細胞表面、他の疾患細胞表面、免疫細胞表面、血清中遊離体、及び/又は細胞外マトリックス(ECM)中に見出され得る。
【】
本明細書で使用される場合、「抗原結合部分」との用語は、抗原決定基に特異的に結合するポリペプチド分子を指す。抗原結合部分は、それが結合している実体(例えば、第2の抗原結合部分)を標的部位、例えば、抗原決定基を有する特定の種類の腫瘍細胞へ導くことができる。別の実施形態では、抗原結合部分は、その標的抗原、例えばT細胞受容体複合抗原を通して、シグナル伝達を活性化することができる。抗原結合部分は、本明細書にさらに定義される抗体及びその断片を含む。特定の抗原結合部分は、抗体重鎖可変領域と抗体軽鎖可変領域とを含む、抗体の抗原結合ドメインを含む。特定の実施形態では、抗原結合部分は、本明細書でさらに定義され、当該技術分野で知られているような抗体定常領域を含んでいてもよい。有用な重鎖定常領域には、次の5つのアイソタイプ、α、δ、ε、γ又はμのいずれかが含まれる。有用な軽鎖定常領域は、κ及びλの2つのアイソタイプのいずれかを含む。
【】
「特異的に結合する」とは、その結合が抗原選択性であり、望ましくない相互作用又は非特異的な相互作用とは判別され得ることを意味する。特定の抗原決定基に対する抗原結合部分の結合能は、酵素結合免疫吸着法(ELISA)又は当業者によく知られた他の技術、例えば、表面プラズモン共鳴法(SPR)技術(BIAcore機器で分析)(Liljeblad et al.,Glyco J 17,323-329(2000))、及びtraditional binding assays(Heeley,Endocr Res 28,217-229(2002))により測定され得る。一実施形態では、無関係なタンパク質に対する抗原結合部分の結合度は、例えばSPRによって測定される抗原に対する抗原結合部分の結合の約10%未満である。特定の実施形態では、抗原に結合する抗原結合部分、又はこの抗原結合部分を含む抗体は、解離定数(KD)が、≦1μM、≦100nM、≦10nM、≦1nM、≦0.1nM、≦0.01nM、又は≦0.001nM(例えば、10-8M以下、例えば、10-8M~10-13M、例えば、10-9M~10-13M)である。
【】
「アフィニティ」は、分子の単一の結合部位(例えば、受容体)と、その結合対(例えば、リガンド)との間の非共有結合性相互作用の合計強度を指す。別途指示がない限り、本明細書で使用される場合、「結合親和性」は、結合対(例えば、抗原結合部分と抗原、又は受容体とそのリガンド)のメンバー間の1:1の相互作用を反映する固有の結合親和性を指す。分子Xの結合対Yに対する分子Xの親和性は、通常、解離定数(KD)によって表すことができ、解離速度定数と結合速度定数(それぞれkoff及びkon)の比である。したがって、速度定数の比率が同じままである限り、等価の親和性は、異なる速度定数を含み得る。親和性は、ここに記載するものを含め、当該技術分野で既知の十分に確立された方法によって測定され得る。親和性を測定する特定の方法は、表面プラズモン共鳴(SPR)である。
【】
本明細書で使用される場合、「価」という用語は、抗体中の指定された数の抗原結合部位の存在を意味する。したがって、「抗原への一価結合」という用語は、抗体中の抗原に特異的な1つ(1以上ではない)の抗原結合部位の存在を意味する。
【】
本明細書における「抗体」という用語は、最も広い意味で使用され、様々な抗体構造を包含し、限定されないが、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、多重特異性抗体(例えば、二重特異性抗体)、及び所望の抗原結合活性を示す限り、抗体断片を含む。
【】
「完全長抗体」、「インタクトな抗体」及び「全抗体」という用語は、本明細書で交換可能に使用され、天然型抗体構造と実質的に類似の構造を有する抗体を指す。
【】
「抗体断片」は、インタクトな抗体が結合する抗原に結合するインタクトな抗体の一部分を含む、インタクトな抗体以外の分子を指す。抗体断片の例には、限定するものではないが、Fv、Fab、Fab’、Fab’-SH、F(ab’)2、ダイアボディ、直鎖状抗体、一本鎖抗体分子(例えば、scFv)、及び単一ドメイン抗体が含まれる。特定の抗体断片の総説については、Hudson et al.,Nat Med 9,129-134(2003)を参照されたい。scFv断片の概説については、例えば、Pluckthun,in The Pharmacology of Monoclonal Antibodies,vol.113,Rosenburg and Moore eds.,Springer-Verlag,New York,pp 269-315(1994)を参照されたい。また、国際公開第93/16185号並びに米国特許第5,571,894号及び米国特許第5,587,458号も参照されたい。サルベージ受容体結合エピトープ残基を含み、インビボ半減期が長くなったFab及びF(ab’)2断片の説明については、米国特許第5,869,046号を参照のこと。ダイアボディは、二価又は二重特異性であり得る2つの抗原結合部位を有する抗体断片である。例えば、欧州特許第404,097号、国際公開第1993/01161号、Hudson et al.,Nat Med 9,129-134(2003)、及びHollinger et al.,Proc Natl Acad Sci USA 90,6444-6448(1993)を参照されたい。トリアボディ及びテトラボディも、Hudson et al.,Nat Med 9,129-134(2003)に記載されている。単一ドメイン抗体は、抗体の重鎖可変ドメインの全部若しくは一部又は軽鎖可変ドメインの全部若しくは一部を含む抗体断片である。特定の実施態様では、単一ドメイン抗体は、ヒト単一ドメイン抗体である(Domantis,Inc.、ウォルサム、マサチューセッツ州、例えば、米国特許第6,248,516号を参照されたい)。抗体断片は、限定されないが、本明細書に記載されるように、インタクト抗体のタンパク質分解による消化、及び組換え宿主細胞(例えば、大腸菌又はファージ)による産生を含め、種々の技術によって作られてもよい。
【】
「可変領域」又は「可変ドメイン」という用語は、抗原に対する抗体の結合に関与する抗体重鎖又は抗体軽鎖のドメインを指す。天然の抗体の重鎖及び軽鎖の可変ドメイン(それぞれVH及びVL)は、一般に、類似の構造を有しており、各ドメインは、4つの保存されたフレームワーク領域(FR)と、3つの超可変領域(HVR)とを含む。例えば、Kindt et al.,Kuby Immunology,6th ed.,W.H.Freeman and Co.,page 91(2007)を参照されたい。単一のVH又はVLドメインは、抗原結合特異性を付与するために十分であり得る。可変領域配列に関して本明細書で使用される場合、「Kabat番号付け」は、Kabat et al.,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th Ed.Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,MD(1991)によって規定された番号付けシステムを指す。
【】
本明細書で使用される場合、重鎖及び軽鎖の全ての定常領域及びドメインのアミノ酸位置は、Kabat,et al.,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th ed.,Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,MD(1991)に記載される、本明細書では「Kabatによる番号付け」又は「Kabat番号付け」と呼ばれるKabat番号付けシステムに従って番号付けされる。具体的には、Kabat番号付けシステム(Kabat、et al.、Sequences of Proteins of Immunological Interest、5th ed.、Public Health Service、National Institutes of Health、Bethesda、MD(1991)の647-660ページを参照)を、κ及びλアイソタイプの軽鎖定常ドメインCLに使用し、Kabat EUインデックス番号付けシステム(661-723ページを参照)を、重鎖定常ドメイン(CH1、ヒンジ、CH2及びCH3)に使用し、この場合には、「Kabat EUインデックスによる番号付け」と言及することによってさらに明確にしている。
【】
抗体又は免疫グロブリンの「クラス」は、抗体又は免疫グロブリンの重鎖が保有する定常ドメイン又は定常領域の種類を指す。抗体には、次の5つの主要なクラス:IgA、IgD、IgE、IgG、及びIgMがあり、これらのうちのいくつかは、下位クラス(アイソタイプ)、例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、及びIgA2にさらに分けられ得る。免疫グロブリンの異なるクラスに対応する重鎖定常ドメインは、それぞれα、δ、ε、γ及びμと呼ばれる。
【】
「Fab分子」は、免疫グロブリンの重鎖(「Fab重鎖」)のVH及びCH1ドメインと、免疫グロブリンの軽鎖(「Fab軽鎖」)のVL及びCLドメインからなるタンパク質を指す。
【】
「免疫グロブリン分子」との用語は、天然に存在する抗体の構造を有するタンパク質を指す。例えば、IgGクラスの免疫グロブリンは、ジスルフィド結合している2つの軽鎖及び2つの重鎖から構成される約150000ダルトンのヘテロ四量体糖タンパク質である。N末端からC末端まで、各重鎖は可変重鎖ドメイン又は重鎖可変領域とも呼ばれる可変ドメイン(VH)を有し、それに続いて重鎖定常領域とも呼ばれる3つの定常ドメイン(CH1、CH2、及びCH3)を有する。同様に、N末端からC末端まで、各軽鎖は可変軽鎖ドメイン又は軽鎖可変領域とも呼ばれる可変ドメイン(VL)を有し、それに続いて軽鎖定常領域とも呼ばれる定常軽鎖(CL)ドメインを有する。免疫グロブリンの重鎖は、α(IgA)、δ(IgD)、ε(IgE)、γ(IgG)又はμ(IgM)と呼ばれる5種類のうちの1つに割り当てられ得、そのうちのいくつかはサブタイプ、例えば、γ1(IgG1)、γ2(IgG2)、γ3(IgG3)、γ4(IgG4)、α1)(IgA1)及びα2)(IgA2)にさらに分類され得る。免疫グロブリンの軽鎖は、その定常ドメインのアミノ酸配列に基づき、カッパ(κ)及びラムダ(λ)と呼ばれる2種類の1つに割り当てられてもよい。免疫グロブリンは、免疫グロブリンヒンジ領域を介して接続する、2つのFab分子とFcドメインとから本質的になる。
【】
本明細書における「Fcドメイン」又は「Fc領域」という用語は、定常領域の少なくとも一部を含有する免疫グロブリン重鎖のC末端領域を定義するために使用される。この用語には、天然配列Fc領域及びバリアントFc領域が含まれる。IgG重鎖のFc領域の境界は、わずかに変動してもよいが、ヒトIgG重鎖Fc領域は通常、Cys226から、又はPro230から、重鎖のカルボキシ末端まで伸長するよう定義されている。しかしながら、宿主細胞によって産生される抗体は、重鎖のC末端から1つ以上、特に1つ又は2つのアミノ酸の翻訳後開裂を受けてもよい。したがって、完全長重鎖をコードする特定の核酸分子の発現により宿主細胞によって生成された抗体は、完全長重鎖を含んでいても、完全長重鎖の切断されたバリアントを含んでいてもよい。これは、重鎖の最後の2つのC末端アミノ酸がグリシン(G446)及びリジン(K447、Kabat EUインデックスによる番号付け)である場合に当てはまり得る。したがって、Fc領域のC末端リジン(Lys447)、又はC末端グリシン(Gly446)及びリジン(K447)が存在してもよく、又は存在していなくてもよい。本明細書に別途指定のない限り、Fc領域又は定常領域内のアミノ酸残基の番号付けは、Kabat et al.,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th Ed.Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,MD,1991(も参照)に記載されている、EUインデックスとも呼ばれるEU番号付けシステムに従う。本明細書で使用される場合、Fcドメインの「サブユニット」は、二量体Fcドメインを形成する2つのポリペプチドのうちの1つ、すなわち、安定な自己会合が可能な免疫グロブリン重鎖のC末端定常領域を含むポリペプチドを指す。例えば、IgG Fcドメインのサブユニットは、IgG CH2及びIgG CH3定常ドメインを含む。
【】
「エフェクター機能」という用語は、抗体のFc領域に起因する生物活性を指し、抗体のアイソタイプによって異なる。抗体のエフェクター機能の例には、C1q結合及び補体依存性細胞傷害(CDC)、Fc受容体結合、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞食作用(ADCP)、サイトカイン分泌、抗原提示細胞による免疫複合体媒介性抗原取り込み、細胞表面受容体(例えば、B細胞受容体)の下方制御、及びB細胞活性化。
【】
製剤は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤及び分散剤等のアジュバントも含有し得る。微生物の存在の防止は、滅菌手順によって、並びに様々な抗菌剤及び抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等を含めることによって確実にされ得る。防腐剤は、概して約0.001から約2%(w/v)の量で使用される。防腐剤は、エタノール、ベンジルアルコール、フェノール、m-クレゾール、p-クロロ-m-クレゾール、メチル又はプロピルパラベン、塩化ベンザルコニウムを含むが、これらに限定されない。
【】
医薬製剤は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤及び分散剤等のアジュバントも含有し得る。滅菌化手順によって、及び種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等を含むことの両方によって、微生物の存在の予防が確保され得る。防腐剤は、一般に、約0.001~約2%(w/v)の量で使用される。防腐剤は、エタノール、ベンジルアルコール、フェノール、m-クレゾール、p-クロロ-m-クレゾール、メチル又はプロピルパラベン、塩化ベンザルコニウムを含むが、これらに限定されない。
【】
本発明の製剤は、当該技術分野で知られている種々の方法によって投与され得る。当業者に理解されるように、投与の経路及び様式は、所望の結果に応じて変化するであろう。特定の投与経路によって本発明の製剤を投与するために、製剤を希釈剤で希釈することが必要な場合がある。薬学的に許容され得る希釈剤としては、生理食塩水、グルコース、Ringer溶液及び緩衝液水溶液が挙げられる。
【】
好ましくは、本発明の製剤は、静脈内(IV)、皮下(SC)、又は任意の他の非経口投与手段、例えば、医薬分野で知られているものによって投与される。好ましい態様では、医薬製剤は、IV注入によって投与される。静脈注射によって投与される場合、ボーラス注射として、又は連続注入として投与され得る。例えば、本発明の医薬製剤を滅菌生理食塩水溶液で希釈され得、臨床現場で通常使用される注入ポンプを用いて投与され得る。
【】
本明細書で使用される場合、「非経口投与」及び「非経口投与」という語句は、通常は注射による経腸及び局所投与以外の投与様式を意味し、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、嚢外、眼窩下、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、くも膜下、脊髄内、硬膜外及び胸骨内の注射及び注入が含まれるが、これらに限定されない。
【】
本発明の医薬製剤は、一度に、又は一連の処置にわたって、患者に好適に投与され、その後の診断からの任意の時間に患者に投与されてもよく、単一処置として、又は本明細書で上に記載した状態を処置する際に有用な他の薬物又は治療と組み合わせて投与されてもよい。
【】
α-シヌクレインに対する抗体は、液体医薬組成物中のたった1つの活性成分であってもよい。又は、α-シヌクレインに対する抗体は、1つ以上の他の治療的に活性な成分と組み合わせて、例えば、同時に、連続して、又は別個に投与されてもよい。本明細書で使用される場合、「活性成分」という用語は、関連する用量で薬理学的効果、例えば、治療効果を有する成分を指す。
【】
医薬組成物は、好適には、治療有効量の抗体を含む。本明細書で使用される場合、「治療有効量」という用語は、標的とする疾患又は状態を処置し、軽減するか、若しくは予防し、又は検出可能な治療効果、薬理学的効果又は予防効果を示すのに必要な治療薬剤の量を指す。任意の抗体について、治療有効量は、細胞培養アッセイにおいて、又は動物モデル、通常は、げっ歯類、ウサギ、イヌ、ブタ又は霊長類においてのいずれかで、最初に概算され得る。動物モデルを使用して、投与の適切な濃度範囲及び経路を決定することもできる。次いで、このような情報を使用して、ヒトにおける投与のための有用な用量及び経路を決定することができる。
【】
ヒト対象のための正確な治療有効量は、疾患状態の重篤度、対象の全体的な健康、対象の年齢、体重及び性別、食事、投与の時間及び頻度、薬物の組み合わせ、反応感度及び治療に対する忍容性/応答に依存して変わる。この量は、通常の実験によって決定され得、臨床医の判断の範囲内である。特定の態様では、α-シヌクレインに対する抗体は、600~1200mgの(固定された)用量で、具体的には750~1100mgの用量で、より具体的には750~1000mgの用量で、さらにより具体的には900~1000mgの用量で投与される。好ましい態様では、用量は、1000mgである。
【】
インビボ投与のために使用される安定な製剤は、滅菌性である必要がある。これは、滅菌濾過膜を通して濾過することによって、容易に実現される。製剤は、シリンジ又は注入システムによって製剤が送達可能である程度まで流体である必要がある。水に加えて、担体は、等張性緩衝生理食塩水溶液、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、及び液体ポリエチレングリコール等)、及びこれらの好適な混合物であってもよい。その高い安定性の観点で、本発明の医薬製剤は、インラインフィルタを必要とせずに静脈内投与され得、したがって、インラインフィルタを用いて投与する必要がある従来の製剤よりも取り扱いがかなり簡便である。Sterifix(登録商標)等のインラインフィルタは、静脈内溶液又はラインであってもよい任意の粒子、空気、又は微生物の投与を防ぐために静脈内医薬の注入ラインに取り付ける必要がある。5~20ミクロンサイズ以上の粒子は、肺毛細管を通る血流を閉塞させる能力を有し、肺塞栓症等の合併症を引き起こす場合がある。外来粒子も、注射部位で静脈炎を引き起こす場合があり、フィルタは、静脈炎の発生を減らすのに役立つだろう。
【】
本発明の安定な医薬製剤は、当該技術分野で知られている方法、例えば、限外濾過-透析濾過、透析、添加及び混合、凍結乾燥、再構成、及びこれらの組み合わせによって調製され得る。本発明の製剤の調製の例は、本明細書で以下に見出され得る。
【】
したがって、本発明は、本発明の製剤を調製するためのプロセスを含む。上述のプロセスは、予想されるバッファー組成物を含有する透析濾過バッファーに対する抗体をバッファー交換し、必要な場合、透析濾過による抗体の濃縮、その後、抗体溶液にストック溶液として賦形剤(例えば、スクロース、塩化ナトリウム、メチオニン)を添加し、その後、抗体/賦形剤溶液にストック溶液として界面活性剤を添加し、最後に、緩衝溶液を用い、抗体の濃度を所望な最終濃度に調整し、それによって、最終的な賦形剤及び界面活性剤の濃度にも達することを含む。
【】
又は、賦形剤を、抗体を含む出発溶液に固体として添加することもできる。抗体が固体の形態(例えば、凍結乾燥物)である場合、本発明の製剤は、まず、抗体を、任意で1つ以上の賦形剤を含む水又は緩衝溶液に溶解し、次いで、ストック溶液又は固体としてさらなる賦形剤を添加することによって調製され得る。抗体は、有利には、全てのさらなる賦形剤を含む溶液に直接溶解することもできる。本発明の製剤に存在する1つ以上の賦形剤は、例えば、抗体を調製した後に行われる精製の最終工程において、製剤の賦形剤のうちの1つ、1つより多く、又は好ましくは全てを含む溶液に抗体を直接的に溶解することによって、抗体を調製するためのプロセスの間又は終了時に、既に添加されていてもよい。抗体及び賦形剤を含む溶液が、まだ所望なpHを有していない場合には、酸又は塩基を添加することによって、好ましくは、緩衝系に既に存在する酸又は塩基を用いて調整される。その後に、滅菌濾過される。
【】
本発明の安定な液体医薬製剤も、凍結乾燥した形態、又は凍結乾燥した形態から再構成された液体形態であってもよい。「凍結乾燥した形態」は、当該技術分野で知られている凍結乾燥方法によって製造される。凍結乾燥物は、通常、残留水分含有量が約0.1~5%(w/w)であり、粉末として、又は物理的に安定なケーキとして存在する。「再構成された形態」は、再構成媒体の添加後に迅速に溶解することによって凍結乾燥物から得られ得る。好適な再構成媒体は、限定されないが、注射用水(WFI)、注射用静菌性水(BWFI)、塩化ナトリウム溶液(例えば、0.9%(w/v)NaCl)、グルコース溶液(例えば、5%(w/v)グルコース)、界面活性剤含有溶液(例えば、0.01%(w/v)ポリソルベート20)、pH緩衝溶液(例えば、リン酸緩衝溶液)を含む。
【】
別の好ましい実施形態では、本発明による製剤に含まれる緩衝剤は、ヒスチジンバッファー、好ましくはL-ヒスチジン/HClバッファーである。L-ヒスチジン/酢酸バッファー(すなわち、緩衝剤としてのL-ヒスチジン)が特に好ましい。
【】
好ましくは、緩衝剤は、5.0~6.0、より好ましくは5.5±0.5、最も好ましくは5.5±0.3のpHを提供する。
【】
好ましい実施形態では、本発明による製剤に含まれる界面活性剤は、ポリソルベート、好ましくはポリソルベート20又はポリソルベート80、最も好ましくはポリソルベート20である。
【】
好ましくは、界面活性剤は、0.01~0.1%(w/v)、より好ましくは0.02~0.05%(w/v)、最も好ましくは0.04%(w/v)の濃度である。
【】
好ましくは、少なくとも一つの安定化剤は、120~300mM、より好ましくは220~250mM、最も好ましくは230~240mMの濃度である。
【】
本発明による製剤は、液体形態、凍結乾燥形態、又は凍結乾燥形態から再構成された液体形態であり得る。特定の実施形態では、本製剤は液体形態である。
【】
本発明の製剤との関連においてここで使用される用語「液体」は、気圧下において少なくとも約2から約8℃の温度で液体である製剤を意味する。
【】
本発明の製剤と組み合わせて本明細書で使用される場合、「凍結乾燥した」という用語は、それ自体が当該技術分野で知られている凍結乾燥方法によって製造される製剤を示す。溶媒(例えば、水)は、凍結の後、真空下での氷の昇華及び高温での残留水の離脱によって除去される。凍結乾燥物は、通常、残留水分量が約0.1~5%(w/w)であり、粉末として、又は物理的に安定なケーキとして存在する。凍結乾燥物は、再構成媒体の添加後に迅速に溶解することによって特性決定される。
【】
本発明の製剤と組み合わせて本明細書で使用される場合、「再構成された形態」という用語は、凍結乾燥され、再構成媒体の添加によって再溶解する製剤を示す。好適な再構成媒体は、限定されないが、注射用水(WFI)、注射用静菌性水(BWFI)、塩化ナトリウム溶液(例えば、0.9%(w/v)NaCl)、グルコース溶液(例えば、5%グルコース)、界面活性剤含有溶液(例えば、0.01%ポリソルベート20)、pH緩衝溶液(例えば、リン酸緩衝溶液)を含む。
【】
本発明の製剤は、生理学的に十分に忍容性であり、容易に調製され得、正確に分注することができ、貯蔵期間にわたって、繰り返される凍結解凍サイクル及び機械的ストレスの間、分解生成物及び凝集物に関して安定である。
【】
本発明は、さらに本発明の製剤を調製するためのプロセスを含む。上述のプロセスは、予想されるバッファー組成物を含有する透析濾過バッファーに対するα-シヌクレイン抗体をバッファー交換し、必要な場合、透析濾過による抗体の濃縮、その後、抗体溶液にストック溶液として賦形剤(例えば、トレハロース二水和物、スクロース、アルギニン、塩化ナトリウム、メチオニン)を添加し、その後、抗体/賦形剤溶液にストック溶液として界面活性剤を添加し、最後に、緩衝溶液を用い、抗体の濃度を所望な最終濃度に調整し、それによって、最終的な賦形剤及び界面活性剤の濃度にも達することを含む。
【】
又は、賦形剤を、α-シヌクレイン抗体を含む出発溶液に固体として添加することもできる。α-シヌクレイン抗体が固体の形態(例えば、凍結乾燥物)である場合、本発明の製剤は、まず、二重特異性抗体を、任意で1つ以上の賦形剤を含む水又は緩衝溶液に溶解し、次いで、ストック溶液又は固体としてさらなる賦形剤を添加することによって調製され得る。α-シヌクレイン抗体は、有利には、全てのさらなる賦形剤を含む溶液に直接溶解することもできる。本発明の製剤に存在する1つ以上の賦形剤は、例えば、α-シヌクレイン抗体を調製した後に行われる精製の最終工程において、製剤の賦形剤のうちの1つ、1つより多く、又は好ましくは全てを含む溶液にα-シヌクレイン抗体を直接的に溶解することによって、α-シヌクレイン抗体を調製するためのプロセスの間又は終了時に、既に添加されていてもよい。α-シヌクレイン抗体及び賦形剤を含む溶液が、まだ所望なpHを有していない場合には、酸又は塩基を添加することによって、好ましくは、緩衝系に既に存在する酸又は塩基を用いて調整される。その後に、滅菌濾過される。
【】
本発明はさらに、患の処置に使用するための本発明による製剤、又は疾患、特に、CEAが発現している細胞増殖障害、特に同じ細胞型の正常組織と比較してCEAが異常発現している(例えば、過剰発現)細胞増殖障害を処置するのに有用な医薬品を調製するための本発明による製剤の使用を含む。そのような障害としては、結腸直腸がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、及び胃がんなどの様々な種類のがんが挙げられる。CEA発現レベルは、当技術分野で公知の方法(例えば、免疫組織化学アッセイ、免疫蛍光アッセイ、免疫酵素アッセイ、ELISA、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、ウエスタンブロット、リガンド結合、キナーゼ活性などを介する)によってされ得る。本発明はまた、本明細書に先に記載するような疾患を処置するための方法であって、本発明による製剤を、それを必要とする個体に投与することを含む方法を含む。
【】
特定の投与経路によって本発明の製剤を投与するために、製剤を希釈剤で希釈することが必要な場合がある。薬学的に許容され得る希釈剤としては、生理食塩水、グルコース、Ringer溶液及び緩衝液水溶液が挙げられる。
【】
好ましくは、本発明の製剤は、静脈内(i.v.)、皮下(s.c.)、又は任意の他の非経口投与手段、例えば、医薬分野で知られているものによって投与される。
【】
本明細書で使用される場合、「非経口投与」及び「非経口で投与される」という句は、経腸投与及び局所投与以外の投与態様を意味し(通常は注射による)、限定されないが、静脈内、筋肉内、動脈内、脊髄内、関節包内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、くも膜下、髄腔内、硬膜外及び胸骨内の注射及び注入が挙げられる。
【】
本発明の製剤は、当該技術分野で知られている方法、例えば、限外濾過-透析濾過、透析、添加及び混合、凍結乾燥、再構成、及びこれらの組み合わせによって調製され得る。本発明の製剤の調製の例は、本明細書で以下に見出され得る。
【】
【表】
【】
実施例は、本発明をより詳細に説明するが、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本明細書に引用される全ての特許及び科学文献の開示は、参照によりその全体が明示的に組み込まれる。
【実施例】
【】
本発明による抗シヌクレイン・アルファ抗体製剤は、以下に概説されるように、一般的な準備系や分析系の方法及びアッセイを使用して、以下に示される実験結果に基づいて開発された。
【】
本発明による液体製剤を以下のように開発した。
実施例1:液体製剤の調製
液体製剤の調製のために、プラシネズマブを、予想されるバッファー組成物を含有する透析濾過バッファーに対してバッファー交換し、必要に応じて、目標濃度を約20~30%上回る抗体濃度まで透析濾過によって濃縮した。透析濾過操作の完了後、賦形剤(例えば、スクロース、塩化ナトリウム及びメチオニン)をストック溶液として抗体溶液に添加した。次いで、界面活性剤を50~200倍ストック溶液として加えた。最後に、タンパク質濃度をバッファーでプラシネズマブの最終濃度を約150mg/mlに調整した。
【】
全ての製剤を0.22μm低タンパク質結合フィルタを介して滅菌濾過し、ETFE(エチレンとテトラフルオロエチレンのコポリマー)でコーティングされたゴムストッパ及びアルミニウムクリンプキャップで閉じられた滅菌6mlガラスバイアルに無菌状態で充填した。充填容積は、約2.7mlであった。これらの製剤は、異なるICH気候条件(5℃、25℃及び40℃)で異なる時間間隔で貯蔵し、振盪(振盪頻度200回/分、5℃及び25℃で1週間)及び凍結解凍ストレス法によってストレスを加えた。以下の分析方法によって、ストレス試験を適用する前及び後に、試料を分析した。
【】
以下の分析方法によって、ストレス試験を適用する前及び後に、試料を分析した。
・UV分光法
・サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)
・撮像キャピラリー電気泳動/キャピラリー等電点電気泳動(iCE/cIEF)、イオン交換クロマトグラフィー(IEC)
・溶液の透明度及び乳白度
・分析タンパク質Aクロマトグラフィー
・目視検査
【】
UV分光法は、タンパク質含有量を決定するために使用され、Perkin Elmer λ35 UV分光光度計で、240nm~400nmの波長範囲で行われた。未希釈のタンパク質試料を、対応する製剤バッファーを用い、約0.5mg/mLまで希釈した。タンパク質濃度を等式1に従って計算した。
等式1:
【】
【数】
【】
280nmでのUV光吸光度を、320nmで散乱する光について補正し、希釈因子と乗算し、希釈因子は、未希釈試料及び希釈バッファーの計量した質量及び密度から決定された。分子を、キュベットの経路長dと吸光係数εの積で除算した。
【】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を使用して、製剤中の可溶性高分子量種(凝集物)及び低分子量加水分解生成物(LMW)を検出した。この方法は、Waters W2487 Dual Absorbance Detectorを備え、Waters BioSuite 250カラムが取り付けられたWaters Alliance 2695 HPLC機器で行われた。インタクトな単量体、凝集物及び加水分解生成物を、移動相として0.2M K2HPO4/0.25M KCL(pH7.0)を用い、均一濃度の溶出プロファイルによって分離し、280nmの波長で検出した。
【】
撮像キャピラリー電気泳動/キャピラリー等電点電気泳動(iCE/cIEF)を使用して、製剤中の抗体プラシネズマブの異なる電荷種をキャラクタライズした。製剤F1に使用される機器は、Convergent Bioscience製のICE3 IEF Analyzer(Protein Simple)である。F4n、F5n、F8n、及びF9nに使用される機器は、同じ製造業者のiCE280 IEF Analyzerである。カートリッジFC被覆毛細管(コード101701)。プレフォーカシング:1分/1500V(全て)。フォーカス:全て11分/3000V、Hb標準なし(4.5分/3000V)。検出波長:280nm。低pIマーカー:8.18/0.01mg/ml。高pIマーカー:9.77/0.01mg/ml。Pharmalyte:8-10.5/3%。Biolyte:7-9/1%。試料の前希釈:Mili-Q水で2.5mg/ml。遠心分離:10000rpmの負荷前。試料温度:10℃、標準:ヘモグロビンのストック溶液、Bioscience、Art.Nr.101801。試料濃度:0.25mg/ml。
【】
透明度及び乳白度は、比濁分析方法によって、Formazine Turbidity Units(FTU)として測定された。未希釈試料を、直径11mmの透明ガラスチューブに移し、HACH 2100AN濁度計に入れた。
【】
分析用タンパク質Aクロマトグラフィーを行い、抗α-シヌクレイン抗体のFc部分内の4つの保存されたメチオニン側鎖の酸化状態をモニタリングした。この方法は、Waters W2487 Dual Absorbance Detector(検出波長280nm)を有し、Applied Biosystems,USA製のPoros A720 4.6mm×50mmカラムを取り付けたWaters Alliance 2695 HPLC機器で行った。Gibco,Invitrogen製のPBS及び0.1Mの酢酸、0.15Mの塩化ナトリウム、pH2.8を、それぞれ移動相A及びBとして、2.0mL/分の流速で使用した。
【】
試料を、Simplex Ampoule Testing Apparatus OPTIMA I(欧州薬局方(EP)ボックス法)を使用することによって可視粒子の有無を検査した。
【】
製剤F4n~F9n及びF1の安定性試験の結果を以下の表に示す。製剤F1は、最大抗体濃度、最大抗体安定性及び粒子を含まない抗体製剤を得るために最も好ましいことが確認された。
【】
【表】

【表】

【表】

【表】

【表】
【配列表】
2026531682000001.xml
【国際調査報告】

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります