特表2016-519552IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-519552(P2016-519552A)
(43)【公表日】2016年6月30日
(54)【発明の名称】パワーアンプ制御回路
(51)【国際特許分類】
   H03F 1/02 20060101AFI20160603BHJP
   H03F 3/68 20060101ALI20160603BHJP
   H03F 3/24 20060101ALN20160603BHJP
【FI】
   H03F1/02
   H03F3/68 B
   H03F3/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-515140(P2016-515140)
(86)(22)【出願日】2014年5月27日
(85)【翻訳文提出日】2016年1月22日
(86)【国際出願番号】US2014039552
(87)【国際公開番号】WO2014190344
(87)【国際公開日】20141127
(31)【優先権主張番号】13/902,389
(32)【優先日】2013年5月24日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】390020248
【氏名又は名称】日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507107291
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
(74)【1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】アロック プラカシュ ジョシ
(72)【発明者】
【氏名】ジリーシュ ラジェンドラン
【テーマコード(参考)】
5J500
【Fターム(参考)】
5J500AA01
5J500AA21
5J500AA41
(57)【要約】
記載の例において、結合回路(310)が、1次巻線(312)、第1の2次巻線(320a)、及び第2の2次巻線(320b)を含む。第1の2次巻線及び第2の2次巻線は、1次巻線に誘導的に関連付けられる。結合回路は、1次巻線において受け取られる入力信号(314、316)に応答して、第1の2次巻線及び第2の2次巻線の出力端子(322、324、326、328)において信号を提供するように構成される。第1のパワーアンプ回路(340a)が、第1の2次巻線の出力端子(322、324)に結合され、第2のパワーアンプ回路(340b)が、第2の2次巻線の出力端子(326、328)に結合される。各パワーアンプ回路(340a、340b)は、対応する2次巻線(320a、320b)において印加されるバイアス電圧(Vbias1、Vbias2)に基づいてイネーブル又はディセーブルされるように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パワーアンプ回路の電力制御のための回路であって、
1次巻線、第1の2次巻線、及び第2の2次巻線を含む結合回路であって、前記第1の2次巻線及び前記第2の2次巻線が前記1次巻線に誘導的に関連付けられ、前記結合回路が、前記1次巻線において受け取られる入力信号に応答して、前記第1の2次巻線の出力端子及び前記第2の2次巻線の出力端子において信号を提供するように構成される、前記結合回路、
前記第1の2次巻線の前記出力端子に結合される第1のパワーアンプ回路であって、前記第1のパワーアンプ回路が、前記第1の2次巻線において選択的に印加される第1のバイアス電圧に基づいてイネーブル及びディセーブルされるように構成される、前記第1のパワーアンプ回路、及び
前記第2の2次巻線の前記出力端子に結合される第2のパワーアンプ回路であって、前記第2のパワーアンプ回路が、前記第2の2次巻線において選択的に印加される第2のバイアス電圧に基づいてイネーブル及びディセーブルされるように構成される、前記第2のパワーアンプ回路、
を含む、回路。
【請求項2】
請求項1に記載の回路であって、前記1次巻線が正の入力端子及び負の入力端子を含み、前記回路がさらに、正の出力端子と負の出力端子とを有するドライバ回路を含み、前記正の出力端子が前記正の入力端子に結合され、前記負の出力端子が前記負の入力端子に結合され、そのため、前記ドライバ回路が、前記1次巻線に電子的に結合されて前記入力信号を前記1次巻線に提供するように構成されるようになっている、回路。
【請求項3】
請求項2に記載の回路であって、前記ドライバ回路のゲインを増加させるために前記ドライバ回路の前記正の出力端子と前記負の出力端子との間に結合される同調回路をさらに含む、回路。
【請求項4】
請求項1に記載の回路であって、前記第1の2次巻線と前記第2の2次巻線とに結合されるバイアス回路をさらに含み、前記バイアス回路が、前記第1の2次巻線に前記第1のバイアス電圧を、前記第2の2次巻線に前記第2のバイアス電圧を選択的に提供するように構成される、回路。
【請求項5】
請求項4に記載の回路であって、前記バイアス回路に結合される制御回路をさらに含み、前記制御回路が、前記第1のバイアス電圧及び前記第2のバイアス電圧を提供するように構成される、回路。
【請求項6】
請求項4に記載の回路であって、前記第1の2次巻線及び前記第2の2次巻線の各々がセンタータップを含み、前記第1のバイアス電圧が第1の2次巻線の前記センタータップにおいて印加され、前記第2のバイアス電圧が前記第2の2次巻線の前記センタータップにおいて印加される、回路。
【請求項7】
請求項6に記載の回路であって、前記第1の2次巻線において印加される前記第1のバイアス電圧がゼロのとき、前記第1のパワーアンプ回路がディセーブルされるように構成され、前記第2の2次巻線において印加される前記第2のバイアス電圧がゼロのとき、前記第2のパワーアンプ回路がディセーブルされるように構成される、回路。
【請求項8】
請求項1に記載の回路であって、前記第1の2次巻線及び前記第2の2次巻線の各々が正の端子及び負の端子を含み、前記第1のパワーアンプ回路及び前記第2のパワーアンプ回路の各々が第1の端子及び第2の端子を含み、前記第1の2次巻線の前記正の端子及び前記第2の2次巻線の前記正の端子が、それぞれ、前記第1のパワーアンプ回路の前記第1の端子及び前記第2のパワーアンプ回路の前記第1の端子に結合され、前記第1の2次巻線の前記負の端子及び前記第2の2次巻線の前記負の端子が、それぞれ、前記第1のパワーアンプ回路の前記第2の端子及び前記第2のパワーアンプ回路の前記第2の端子に結合される、回路。
【請求項9】
請求項1に記載の回路であって、前記第1のパワーアンプ回路と前記第2のパワーアンプ回路とに結合される整合ネットワークをさらに含み、前記整合ネットワークが、前記第1のパワーアンプ回路及び前記第2のパワーアンプ回路からの増幅された信号を受け取るように構成される、回路。
【請求項10】
請求項9に記載の回路であって、前記整合ネットワークに結合されるアンテナをさらに含み、前記アンテナが、前記整合ネットワークから前記増幅された信号を受け取り、前記増幅された信号をワイヤレス送信するように構成される、回路。
【請求項11】
トランスミッタ回路であって、
1次巻線と、前記1次巻線に誘導的に関連付けられる複数の2次巻線とを含む結合回路であって、前記結合回路が、前記1次巻線において受け取られる入力信号に応答して、前記複数の2次巻線の出力端子において信号を提供するように構成される、前記結合回路、及び
前記複数の2次巻線の前記出力端子に結合される複数のパワーアンプ回路であって、各パワーアンプ回路が、対応する2次巻線において選択的に印加されるバイアス電圧に基づいてイネーブル及びディセーブルされるように構成される、前記複数のパワーアンプ回路、
を含む、トランスミッタ回路。
【請求項12】
請求項11に記載の回路であって、前記1次巻線が正及び負の入力端子を含み、前記回路がさらに、正の出力端子及び負の出力端子を有するドライバ回路を含み、前記正の出力端子が前記正の入力端子に結合され、前記負の出力端子が前記負の入力端子に結合され、そのため、前記ドライバ回路が、前記1次巻線に電子的に結合されて前記入力信号を前記1次巻線に提供するように構成されるようになっている、回路。
【請求項13】
請求項12に記載の回路であって、前記ドライバ回路のゲインを増加させるため前記ドライバ回路の前記正の出力端子と前記負の出力端子との間に結合される同調回路をさらに含む、回路。
【請求項14】
請求項11に記載の回路であって、前記複数の2次巻線に結合されるバイアス回路をさらに含み、前記バイアス回路が、前記複数の2次巻線に前記バイアス電圧を選択的に提供するように構成され、各バイアス電圧が、対応するパワーアンプ回路を制御するように構成される、回路。
【請求項15】
請求項14に記載の回路であって、前記バイアス回路に結合される制御回路をさらに含み、前記制御回路が前記バイアス電圧を提供するように構成される、回路。
【請求項16】
請求項14に記載の回路であって、前記複数の2次巻線がセンタータップを含み、前記バイアス電圧が前記対応する2次巻線の前記センタータップにおいて印加される、回路。
【請求項17】
請求項16に記載の回路であって、前記パワーアンプ回路の前記対応する2次巻線において提供される前記バイアス電圧がゼロのとき、前記複数のパワーアンプ回路の或るパワーアンプ回路がディセーブルされる、回路。
【請求項18】
請求項11に記載の回路であって、前記複数の2次巻線の各2次巻線が正及び負の端子を含み、前記複数のパワーアンプ回路の各パワーアンプ回路が第1及び第2の端子を含み、前記2次巻線の前記正の端子が前記パワーアンプ回路の前記第1の端子に結合され、前記2次巻線の前記負の端子が前記パワーアンプ回路の前記第2の端子に結合される、回路。
【請求項19】
請求項11に記載の回路であって、前記複数のパワーアンプ回路に結合される整合ネットワークをさらに含み、前記整合ネットワークが、前記パワーアンプ回路からの増幅された信号を受け取るように構成される、回路。
【請求項20】
請求項19に記載の回路であって、前記整合ネットワークに結合されるアンテナをさらに含み、前記アンテナが、前記整合ネットワークから前記増幅された信号を受け取り、前記増幅された信号をワイヤレス送信するように構成される、回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
概して電子回路に関し、より詳細には、パワーアンプ制御回路
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信は、人々の通信の仕方やデバイス間のデータ転送の仕方を変えてきている。より多くの電子デバイスがワイヤレス通信や移動体通信を行えるようになるにつれ、このようなデバイスの動作電力効率を高くすることがますます重要になっている。或る例では、トランスミッタ回路要素が、このような通信システムにおけるエネルギー要件に大きく関与している。例えば、無線周波数(RF)送信では多大な電力が消費されるが、このような電力消費の要因となっているのは、RFトランスミッタ回路要素における非効率なパワーアンプ動作である。一例では、エネルギーの大半がRFトランスミッタ回路要素におけるパワーアンプによって使われる。ワイヤレス通信可能な電子デバイスにおける電力効率を最適化することの潜在的な利点を鑑みて、パワーアンプを用いるトランスミッタのエネルギー効率ができる限り高いことが有益である。
【発明の概要】
【0003】
記載の例では、結合回路が、1次巻線、第1の2次巻線、及び第2の2次巻線を含む。第1の2次巻線及び第2の2次巻線は、1次巻線に誘導的に関連する。結合回路は、1次巻線において受け取られる入力信号に応答して、第1の2次巻線及び第2の2次巻線の出力端子において信号を提供するように構成される。第1のパワーアンプ回路が第1の2次巻線の出力端子に結合され、第2のパワーアンプ回路が第2の2次巻線の出力端子に結合される。各パワーアンプ回路は、対応する2次巻線において印加されるバイアス電圧に基づいて、イネーブルされる(例えば、オンに切り替えられる)か又はディセーブルされる(例えば、オフに切り替えられる)ように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】第1の例に従った、トランスミッタにおけるパワーアンプの電力制御のために構成される回路の回路図である。
【0005】
【図2】第2の例に従った、トランスミッタにおけるパワーアンプの電力制御のために構成される回路の回路図である。
【0006】
【図3】或る実施形態に従った、トランスミッタにおけるパワーアンプ回路の電力制御のために構成される回路の回路図である。
【0007】
【図4】或る実施形態に従った、パワーアンプ回路の電力制御のために構成されるトランスミッタ回路の回路図である。
【0008】
【図5】或る実施形態に従った、電力制御のために構成される回路の結合回路の例の例示平面視レイアウトである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一例では、トランスミッタが、アンテナから送信される信号を生成する複数のパワーアンプを含む。或る場合には、レシーバがトランスミッタに極めて近接しており、必要とされる信号強度を少数のパワーアンプのみが生成し得る。しかし、様々な場合に、トランスミッタにおけるすべてのパワーアンプがオンにされ、そのため不必要な電力消費が生じる。図1を参照すると、2つのパワーアンプがパワーアンプドライバなどのドライバ回路に結合回路を介して結合される第1の例が示されている。図1に示すように、回路100が、パワーアンプドライバ102及び結合回路110を有する。結合回路110は、パワーアンプドライバ102の出力に結合されるドライバ巻線112(すなわち、入力端子106と108との間に結合される1次巻線)を含む。結合回路110の端子106と108との間に同調回路104が結合される。結合回路110は、パワーアンプ122a及び122bに結合されるパワーアンプ巻線114(すなわち、端子107と109との間に結合される2次巻線)を含む。ドライバ巻線112は、パワーアンプ巻線114に誘導的に関連する。ドライバ巻線112は、VDDドライバ111から受け取られる電圧信号に接続されるセンタータップ105を含む。第1のパワーアンプ122aが、コンデンサ120a及び120bによってパワーアンプ巻線114に結合される。第2のパワーアンプ122bが、コンデンサ120c及び120dによってパワーアンプ巻線114に結合される。第1のバイアス電圧116a(例えば、Vbias1)が、レジスタ118a及び118bによって第1のパワーアンプ122aに提供される。同様に、レジスタ118c及び118dによって第2のバイアス電圧116b(例えば、Vbias2)が第2のパワーアンプ122bに提供される。パワーアンプ122a及び122bは、抵抗性ネットワーク又はフィルタネットワークなどの整合ネットワーク124に結合される。整合ネットワーク124の出力が、ダイポールアンテナなどのアンテナ126に供給される。整合ネットワーク124の出力と接地123との間にコンデンサ125が結合されて、回路100によって生成される高調波放射をフィルタリング除去する。
【0010】
第1のバイアス電圧(Vbias1)116a及び第2のバイアス電圧(Vbias2)116bなどのバイアス電圧は、アンテナ126から放射される信号強度の要件に応じて、それぞれ、第1のパワーアンプ122a又は第2のパワーアンプ122bのいずれかを一時的にオフにするために用いられる。幾つかの応用例では、アンテナ126から信号を送信するために必要とされる電力は小さく、そのため、必要とされる電力は、第1のパワーアンプ122a又は第2のパワーアンプ122bのいずれかをオンにすることによって生成される。信号が遠くのレシーバに送信される場合、その電力要件を満足するためにパワーアンプ122a及び122b両方がイネーブルされる。バイアス電圧(例えば、Vbias1、Vbias2)は、パワーアンプ122a又は122bのいずれかを電源オフにするために選択的にゼロボルト(V)に設定される。
【0011】
図1の例では、パワーアンプ巻線114とパワーアンプ122a及び122bとの間に静電容量120a〜120dを介して交流電流(AC)結合が存在する。このようなAC結合により寄生静電容量が導入され、それによってパワーアンプ122a及び122bの電力消費が増大する。パワーアンプドライバ102によって消費される電流は、静電容量120a〜120dに起因して増加する。静電容量120a〜120dによって導入される大きな寄生静電容量は、結合回路110のインダクタンスを減少させる。巻線112及び114の等価並列抵抗は、結合回路110のインダクタンスが減少するに従い減少する。パワーアンプドライバ102のゲインは、パワーアンプドライバ102のトランスコンダクタンスが同じ場合、巻線112及び114の等価並列抵抗が減少するに従い減少する。パワーアンプドライバ102によるこのような電力消費の増加は、ワイヤレスモデム、携帯電話、及びラップトップ機器などのワイヤレス通信デバイスにおいて重大な懸念である。
【0012】
パワーアンプ回路における電力制御のための第2の例示の回路が図2に示されている。図2に示すように、電力制御のための回路200が、パワーアンプドライバ回路202、同調回路204、第1のドライバ巻線208と第1のパワーアンプ巻線210とを含む第1の結合回路206、第2のドライバ巻線214と第2のパワーアンプ巻線216とを含む第2の結合回路212、第1のパワーアンプ222a、第2のパワーアンプ222b、整合ネットワーク230、コンデンサ235、及びアンテナ240を含む。
【0013】
パワーアンプドライバ回路202は、第1の結合回路206の第1のドライバ巻線208及び第2の結合回路212の第2のドライバ巻線214に信号を提供する。この信号は、第1の結合回路206の第1のドライバ巻線208から第1の結合回路206の第1のパワーアンプ巻線210に誘導的に結合される。第2のドライバ巻線214は、この信号を第2の結合回路212の第2のパワーアンプ巻線216に誘導的に結合する。VDDドライバ207から受け取られる電圧信号が、それぞれ、ドライバ巻線208及び214のセンタータップ203及び205において印加される。第1のパワーアンプ巻線210の出力端子からの信号が第1のパワーアンプ222aに提供され、第2のパワーアンプ222bは、第2のパワーアンプ巻線216から信号を受け取る。パワーアンプ222a及び222bからの増幅された信号が、アンテナ240に結合される整合ネットワーク230に提供される。アンテナ240と接地237との間に結合されるコンデンサ235は、回路200によって導入される高調波放射を減少させる。第1のパワーアンプ222aのための第1のバイアス電圧218(例えば、Vbias1)が、第1のパワーアンプ巻線210のセンタータップにおいて提供される。第2のパワーアンプ222bには、第2のバイアス電圧220(例えば、Vbias2)が第2のパワーアンプ巻線216のセンタータップにおいて提供される。この例では、対応するパワーアンプ222a及びパワーアンプ222bをオフに切り替えるために、それぞれ、パワーアンプ巻線210及び216のセンタータップにゼロバイアス電圧(例えば、Vbias1、Vbias2)が提供される。送信アンテナ240がレシーバに近接し、電力を節約するためにパワーアンプ222a及び222bのいずれかの電源がオフであるとき、第1のパワーアンプ222a又は第2のパワーアンプ222bが機能している必要はない。このようにパワーアンプ222a及び222bの電源オフにすることが、パワーアンプドライバ回路の電力消費を低減する助けとなる。
【0014】
パワーアンプドライバ回路202をパワーアンプ222a及び222bと結合するために2つの異なる結合回路206及び210を用いることによって、回路200の受動面積が大きくなる。パワーアンプドライバ回路202が第1のドライバ巻線208及び第2のドライバ巻線214に結合される結果、ドライバ巻線208及び214の入力端子において信号損失が生じる。これは、ドライバ巻線208及び214の正負の交差に因るものである。
【0015】
図3〜図5に関連して説明される本技術の様々な実施形態により、トランスミッタ回路要素におけるパワーアンプに関連する電力消費を低減し得る解決策が提供され、これらの解決策により、様々な制限が克服され、様々な利益が得られる。
【0016】
図3は、或る実施形態に従った、トランスミッタにおけるパワーアンプ回路の電力制御のための回路300を示す。回路300は、結合回路310、第1のパワーアンプ回路340a(PA1)、及び第2のパワーアンプ回路340b(PA2)を含む。回路300はトランスミッタ回路を表す。結合回路310は、結合回路310の入力端子314及び316から結合回路310の出力端子に入力信号を結合するように構成される。或る例では、結合回路310は、1次巻線312と、第1の2次巻線320a及び第2の2次巻線320bなどの2本の2次巻線とを含む。或る例では、結合回路310は、コアの周りに巻かれて1次巻線312、第1の2次巻線320a、及び第2の2次巻線320bを形成するコイルを有するバランを用いて構成される。結合回路310は、コアに巻かれる誘導コイル(例えば、1次巻線312並びに2次巻線320a及び320b)を含むトランスとしても構成される。1次巻線312は、1次巻線312の入力端子(すなわち、正の入力端子314及び負の入力端子316)から第1の2次巻線320aの出力端子(すなわち、正の端子322及び負の端子324)に誘導的に入力信号を結合する。1次巻線312はまた、1次巻線312の入力端子(すなわち、正の入力端子314及び負の入力端子316)から第2の2次巻線320bの出力端子(すなわち、正の端子326及び負の端子328)に誘導的に入力信号を結合する。いくつかの例では、出力端子(第1の2次巻線320aの出力端子322及び324、並びに第2の2次巻線320bの出力端子326及び328)における信号は異なる電圧レベルにあるが、1次にとっては同じ信号になる。1次巻線312は、VDDドライバ311から電圧信号が提供されるセンタータップ309を有する。VDDドライバ311は、1次巻線312の正の入力端子314及び負の入力端子316において位相がずれた信号を提供する。結合回路310は例示のみを目的としており、結合回路310は、例えば、特定の回路要素、又は回路要素(例えば、アンプ、ダイオード、コンデンサ、レジスタなど)の組合せを用いることによるなど、様々な他の方式で構成される。
【0017】
図2の回路200と比較すると、電力制御のための回路300は、単一の結合回路310を用いて1次巻線312の入力端子(すなわち、正の入力端子314及び負の入力端子316)から2次巻線320a及び320bの出力端子(すなわち、正の端子322及び326、負の端子324、328)に信号を結合するので、結合回路310が占める受動領域が小さくなる。1次巻線312と2次巻線320a及び320bとを有する結合回路310を用いることによって、複数の結合回路206及び212(図2)によって導入される回路200の複雑さが低減される。
【0018】
PA1及びPA2は、無線周波数(RF)パワーアンプであり、結合回路310の出力端子に接続される。例えば、PA1の入力端子(第1の端子330及び第2の端子332)が、第1の2次巻線320aの出力端子(正の端子322及び負の端子324)に結合される。同様に、PA2の入力端子(第1の端子334及び第2の端子336)が、第2の2次巻線320bの出力端子(正の端子326及び負の端子328)に結合される。様々な実施形態において、PA1及びPA2は、例えば、特定の回路要素、或いはトランジスタアンプ、オペアンプ、差動アンプ、真空アンプ、マイクロ波アンプ、又は回路要素(例えば、アンプ、ダイオード、コンデンサ、レジスタなど)の組合せなどの、回路要素の組合せを用いることによるなど、様々な方式で構成される。PA1及びPA2は、低電力無線周波数信号(それぞれ、2次巻線320a及び320bから受け取られる)を大きな電力の増幅された信号に変換するように構成される。PA1及びPA2は、トランジスタバイアス電圧及び入力信号に基づいて、クラスA、クラスB、クラスAB、クラスC、クラスD、又はクラスHの動作モードのいずれかで動作される。PA1及びPA2は、PA1及びPA2に供給されるバイアス電圧に基づいてイネーブル/ディセーブル(オン/オフ切替え)される。
【0019】
図1の回路100を参照して説明したように、結合回路310の2次巻線(320a及び320b)をPA1及びPA2と直流電流(DC)結合することにより、回路300の寄生静電容量が低減される。回路300における寄生静電容量の低減により、回路300のゲインが増加する。1次巻線312から2次巻線320a及び320bへの信号の誘導結合は、回路300における静電容量(図1の静電容量120a〜120dなど)がなくなるので、大きく増強される。
【0020】
一実施形態では、回路300は、ドライバ回路302及びバイアス回路350を含む。ドライバ回路302は、正の出力端子304及び負の出力端子306を有する。正の出力端子304は、1次巻線312の正の入力端子314に結合され、負の出力端子306は、1次巻線312の負の入力端子316に結合される。ドライバ回路302は、信号を受け付け、さらなる送信のためPA1及びPA2に信号を提供する、電気回路又は電子的構成要素である。ドライバ回路302は、例えば、特定の回路要素、又は回路要素(例えば、アンプ、ダイオード、インダクタ、コンデンサ、レジスタなど)の組合せを用いることによるなど、様々な方式で構成される。或る実施形態では、ドライバ回路302は、信号強度を増大し、それを1次巻線312に提供する、パワーアンプドライバである。2次巻線(320a及び320b)のPA1及びPA2とのDC結合により、ドライバ回路302の電流消費が減少する。
【0021】
回路300はまた、ドライバ回路302の正の出力端子304と負の出力端子306との間に結合される同調回路308を含む。同調回路308は、ドライバ回路302のPA1及びPA2との結合に関連するノイズ性能を向上させるように構成される。図3に示す実施形態では、同調回路308はコンデンサ(C)として示されている。また、同調回路308は、レジスタ、インダクタ、及び他の共振回路などの他の種類の電子構成要素を用いて実装される。
【0022】
バイアス回路350は、PA1及びPA2のオン/オフを制御するため2次巻線320a及び320bにバイアス電圧を選択的に提供するように構成される。例えば、バイアス回路350は、PA1をイネーブル及びディセーブルする(オン/オフ制御する)ため第1のバイアス電圧(図3のVbias1)を提供し、PA2をイネーブル及びディセーブルする(オン/オフ制御する)ため第2のバイアス電圧(図3のVbias2)を提供する。或る実施形態では、第1のバイアス電圧は、PA1のための第1の2次巻線320aのセンタータップにおいて印加され、第2のバイアス電圧は、PA2のための第2の2次巻線320bのセンタータップにおいて印加される。バイアス回路350は、第1の2次巻線320a及び第2の2次巻線320bのセンタータップにおいて所定の電圧を確立するようにバイアス電圧を提供する。
【0023】
いくつかの実施形態では、バイアス電圧は制御回路352によって制御される。制御回路352はバイアス回路350に結合され、制御回路352は、第1の2次巻線320aに提供される第1のバイアス電圧、及び第2の2次巻線320bに提供される第2のバイアス電圧を制御するように構成される。第1の2次巻線320aのセンタータップにおいて印加される第1のバイアス電圧がゼロ電圧であるときPA1がディセーブルされる(オフに切り替えられる)。同様に、第2の2次巻線320bのセンタータップにおいて印加されるVbias2がゼロ電圧であるときPA2がオフに切り替えられる。ゼロ電圧の代わりに、負電源などの他の電圧が、PA1及びPA2をオフに切り替えるためのVbias1及びVbias2として用いられる。様々な実施形態において、制御回路352は、例えば、回路要素(例えば、アンプ、ダイオード、コンデンサ、レジスタなど)の組合せ、又は様々な回路の組合せを用いることによるなど、様々な方式で構成される。
【0024】
いくつかの実施形態では、回路300はまた、整合ネットワーク360と、コンデンサ365などのフィルタ回路と、アンテナ370とを含む。整合ネットワーク360の例には、抵抗性ネットワーク、容量性ネットワーク、及びフィルタネットワークが含まれるが、これらに限定されない。PA1及びPA2の出力が整合ネットワーク360に結合され、そのため、整合ネットワーク360は、(PA1及びPA2から受け取られる)増幅された信号をアンテナ370の入力端子に提供するように構成される。整合ネットワーク360は、例えば、特定の回路要素、又は回路要素(例えば、インダクタ、コンデンサ、レジスタなど)の組合せを用いることによるなど、様々な方式で構成される。アンテナ370と接地367との間に結合されるコンデンサ365は、回路300によって導入される高調波放射を低減する。コンデンサ365は、回路300の高調波放射を低減することによって、情報の喪失なしに送信される増幅された信号の帯域幅を狭くする。アンテナ370は、増幅された信号を電波に変換し、電磁波の形式でエネルギーを放射する。アンテナ370の例には、ワイヤアンテナ、マイクロストリップアンテナ、リフレクタアンテナ、進行波アンテナ、開口アンテナ、及び対数周期アンテナが含まれるが、これらに限定されない。
【0025】
極めて近接するレシーバに入力信号が送信されるとき、PA1又はPA2のいずれかによって提供される増幅で充分であり得る。例えば、PA1によって提供される電力が入力信号を送信するために充分であるとき、PA2は電源オフにされて、パワーアンプ回路(PA1及びPA2)の電力消費が低減される。第2のバイアス電圧(Vbias2)は、2次巻線320bのセンタータップにおいてゼロ電圧に設定されて、PA2がオフに切り替えられる。例えば、アンテナ370から100mの距離にあるノードに入力信号が送信される場合、アンテナ370が必要とする電力は13dBm(デジベルデシベル−ミリワット)であり、これはPA1によって提供される。そのためには、制御回路352が、Vbias1を0.5V(単に示すための数)として2次巻線320aのセンタータップに提供し、Vbias2としてゼロ電圧を提供する必要がある。Vbias1は、送信される入力信号を増幅するためPA1を電源オンにし、PA2を電源オフにする。このように、PA2をオフに切り替えることによってパワーアンプ回路の電力消費が低減される。バイアス回路350及び制御回路352は、電圧コンバータ、電圧レギュレータ、トランジスタ、アンプ、ダイオード、及び他の受動デバイスなどを用いる様々な方式で構成される。
【0026】
離れたノードへの入力信号の送信がより多くの電力を必要とする場合、PA1及びPA2両方によって増幅が提供され、そのため、PA1及びPA2両方がオンに切り替えられる。例えば、ノードがアンテナ370から100キロメートルの距離にある場合、必要とされる電力は250dBmである。制御回路352は、バイアス回路350に、0.5VのVbias1及び0.5VのVbias2をPA2に提供させる。パワーアンプ回路(PA1及びPA2)は、バイアス回路350によってそれぞれの2次巻線(320a及び320b)を介してイネーブルされ(オンに切り替えられ)、PA1及びPA2は、離れたノードに送信される入力信号のために必要な電力を提供する。
【0027】
ドライバ回路302、結合回路310、パワーアンプ回路340a及び340b、整合ネットワーク360、並びにアンテナ370は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、電子要素及び回路及びモジュールの相互接続として実装される。2つ以上のパワーアンプが、トランスミッタ回路に存在し、これらは、様々な実施形態を用いることによって、その回路における電力消費を低減するために制御される。別のこのような例示の実施形態を図4に関連して説明する。
【0028】
図4を参照すると、回路400(例えば、トランスミッタ回路400)が、トランスミッタにおける電力制御のためパワーアンプ回路(440a〜440n)に結合される結合回路410を示す。結合回路410は、1次巻線412と、1次巻線412に誘導的に結合される2次巻線420a〜420nとを含む。結合回路410は、1次巻線412の正の入力端子414及び負の入力端子416における入力信号に応答して、2次巻線420a〜420nの出力端子において信号を提供するように構成される。結合回路410の例にはバラン又はトランスが含まれる。
【0029】
パワーアンプ回路440a〜440nは、オーディオパワーアンプ又はビデオパワーアンプである。パワーアンプ回路440a〜440nは、2次巻線420a〜420nの出力端子に結合される。例えば、第1のパワーアンプ回路440aの端子430及び432が、2次巻線420a〜420nのうちの第1の2次巻線420aの出力端子(正の端子422及び負の端子424)に結合され、第2のパワーアンプ回路440bの端子434及び436が、第2の2次巻線420bの出力端子(正の端子426及び負の端子428)に結合され、以下同様である。
【0030】
回路400はまた、結合回路410の入力端子に結合されるドライバ回路402を含む。例えば、ドライバ回路402の出力端子(正の出力端子404及び負の出力端子406)が、1次巻線412の入力端子(正の入力端子414及び負の入力端子416)に結合される。ドライバ回路402の例には、オーディオパワーアンプドライバ及びRFパワーアンプドライバが含まれるが、これらに限定されない。1次巻線412は、VDDドライバ411を備えるセンタータップ409を有する。電圧信号は、1次巻線412の正の入力端子414及び負の入力端子416において大きさが同じで位相がずれた信号を提供する。回路400はまた、ドライバ回路402をパワーアンプ回路440a〜440nと結合するための同調回路408を含む。同調回路408は、ドライバ回路402の出力端子(正の出力端子404及び負の出力端子406)の間に結合される。同調回路408の例には、図4に示すようなコンデンサ(C)、又はインダクタとコンデンサの並列結合が含まれる。
【0031】
パワーアンプ回路440a〜440nの各パワーアンプ回路は、送信される入力信号の電力要件に基づいてオン/オフが切り替えられる。例えば、極めて近接するレシーバに入力信号が送信されるとき、パワーアンプドライバ回路440aのみがイネーブルされ、そのため、パワーアンプ回路440b〜440nは電源オフにされる。バイアス回路450が、パワーアンプ回路440a〜440nの電源オン/オフを制御するバイアス電圧を提供する。バイアス回路450は、各2次巻線のセンタータップにおいて2次巻線420a〜420nの各2次巻線にバイアス電圧を選択的に提供する。例えば、バイアス回路450は、パワーアンプ回路440aのオン/オフを制御するため2次巻線420aのセンタータップにおいてパワーアンプ回路440aのためのバイアス電圧を提供し、以下同様である。バイアス回路450は、バイアス回路450によってバイアス電圧が選択的に提供されるように構成される制御回路452を含む。例えば、制御回路452が、パワーアンプ回路440aを電源オフにするためバイアス回路450に2次巻線420aのセンタータップにおいてゼロバイアス電圧を提供するよう指示するとき、パワーアンプ回路440aはオフに切り替えられる。近接するノードに入力信号が送信されるとき、パワーアンプ回路440a〜440nのうちm個のパワーアンプが電源オフにされ、ここで、n>m>1である。離れたノードは、パワーアンプ回路440a〜440nのうち、最大でp個のパワーアンプ回路が電源オフにされることを必要とし、ここで、n>m>p≧1である。
【0032】
回路400は、整合ネットワーク460と、コンデンサ465を含むフィルタ回路と、アンテナ470とを含む。整合ネットワーク460(例えば、抵抗性ネットワーク、フィルタなど)は、パワーアンプ回路440a〜440nの出力端子に結合される。この実施形態では、整合ネットワーク460は、パワーアンプ回路440a〜440nの出力端子からの増幅された信号を受け取るように構成される。整合ネットワーク460は、増幅された信号を送信のためアンテナ470に提供するように構成される。コンデンサ465は、アンテナ470と接地467との間に結合され,回路400によって導入される高調波放射を低減する。コンデンサ465は、回路400の高調波放射を低減することによって、情報の喪失なしに送信される増幅された信号の帯域幅を狭くする。アンテナ470は、パワーアンプ回路440a〜440nからの増幅された信号を受け取り、増幅された信号をワイヤレス送信のため電波に変換する。
【0033】
図5を参照すると、レイアウト500が、或る実施形態に従った、1次巻線312と2次巻線320a及び320bとを含む結合回路310の詳細を示している。図5のレイアウト500を結合回路310(図3)の接続に関して説明する。ドライバ回路302の正の出力端子304は、1次巻線312の正の入力端子314(MIX_P)に結合され、ドライバ回路302の負の出力端子306は、1次巻線312の負の入力端子316(MIX_M)に結合される。2次巻線320aは、1次巻線312内の同心形状として示されている。2次巻線320aの正の端子322(PA1_P)及び負の端子324(PA1_M)は、PA1の第1の端子330及び第2の端子332に結合される。2次巻線320bは、1次巻線312内の別の同心形状として示されている。2次巻線320bの正の端子326(PA2_P)及び負の端子328(PA2_M)は、PA2の第1の端子334及び第2の端子336に結合される。Vbias1は2次巻線320aのセンタータップ(502)において提供され、Vbias2は2次巻線320bのセンタータップ(504)において提供される。1次巻線312並びに2次巻線320a及び320bは、図2の従来の方式と比較して、面積が減少したレイアウトにおいて同心円で配置される。同心巻線を用いることにより、結合回路206及び212において、ドライバ回路202の出力端子(正の端子及び負の端子)の、ドライバ巻線208及び214の端子(正の端子及び負の端子)との重なりが避けられる。
【0034】
例示の1つ又は複数の実施形態において、回路が、トランスミッタにおけるパワーアンプの電力制御を面積の削減とともに提供し得る。この回路では、結合回路のパワーアンプ回路とのDC結合により、電力消費が少なくなる。この回路実装は、1次巻線と、同心形状/同心円で配される複数の2次巻線とを有する単一の結合回路を用い、それにより、結合回路が占める面積を低減し、また、正負の交差を避ける。2次巻線のパワーアンプ回路との結合のための静電容量がなくなるために、回路のゲインは極めて大きくなる。この回路は、従来の方式と比較して複雑さが減少している。この回路は、重なり合う端子がないため、信号の損失が小さい。
【0035】
特許請求の範囲内で、説明した実施形態において改変が可能であり、他の実施形態が可能である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【国際調査報告】

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