(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-525653(P2016-525653A)
(43)【公表日】2016年8月25日
(54)【発明の名称】風力発電装置
(51)【国際特許分類】
F03D 80/80 20160101AFI20160729BHJP
【FI】
F03D80/80
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-530421(P2016-530421)
(86)(22)【出願日】2014年7月18日
(85)【翻訳文提出日】2016年1月28日
(86)【国際出願番号】EP2014065545
(87)【国際公開番号】WO2015014640
(87)【国際公開日】20150205
(31)【優先権主張番号】102013214920.4
(32)【優先日】2013年7月30日
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】512197272
【氏名又は名称】ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】WOBBEN PROPERTIES GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100080816
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 朝道
(74)【代理人】
【識別番号】100098648
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 潔人
(74)【代理人】
【識別番号】100119415
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 充
(72)【発明者】
【氏名】レール、ヨッヒェン
(72)【発明者】
【氏名】ケーラー、ヤン−フィリップ
【テーマコード(参考)】
3H178
【Fターム(参考)】
3H178AA03
3H178AA40
3H178AA43
3H178BB79
3H178CC23
3H178DD12Z
3H178DD34Z
3H178DD51Z
(57)【要約】
【課題】風力発電装置のゴンドラ内への荷物の搬送を改善する。
【解決手段】縦軸を有するタワー(102)、タワー(102)に回動可能に支承されたゴンドラ(104)、ゴンドラ(104)からタワー(102)内に下方に延伸する複数のケーブル(200)、及び、ゴンドラ(104)の内部において固定されており、荷物(400)をタワー(102)の内部においてゴンドラ(104)に向かって又は下方に搬送するために利用される搬送ユニット(500)を有する風力発電装置において、搬送ユニット(500)は複数のリング(310−350)を含むケーブルガイドユニット(300)を有し、複数のケーブル(200)は、リング(310−350)の内側の領域が荷物(400)の搬送のためにフリーの状態に維持されるよう、リング(310−350)の周に結合され、複数のリング(310−350)の最上部のリング(310)はゴンドラ(104)に固定され、複数のリング(310−350)の最下部のリング(350)はタワー(102)の内又は際で回動不能に結合され、最下部のリング(350)はタワー(102)の縦軸に沿った回動不能なガイド(360)を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦軸を有するタワー(102)、
タワー(102)に回動可能に支承されたゴンドラ(104)、
ゴンドラ(104)からタワー(102)内に下方に延伸する複数のケーブル(200)、及び、
ゴンドラ(104)の内部において固定されており、荷物(400)をタワー(102)の内部においてゴンドラ(104)に向かって又は下方に搬送するために利用される搬送ユニット(500)
を有する風力発電装置であって、
搬送ユニット(500)は複数のリング(310−350)を含むケーブルガイドユニット(300)を有し、複数のケーブル(200)は、リング(310−350)の内側の領域が荷物(400)の搬送のためにフリーの状態に維持されるよう、リング(310−350)の周に結合され、
複数のリング(310−350)の最上部のリング(310)はゴンドラ(104)に固定され、複数のリング(310−350)の最下部のリング(350)はタワー(102)の内又は際で回動不能に結合され、最下部のリング(350)はタワー(102)の縦軸に沿った回動不能なガイド(360)を有する、
風力発電装置。
【請求項2】
複数のパワーケーブル(200)はリング(310−350)の外周に配される、
請求項1に記載の風力発電装置。
【請求項3】
最下部リング(350)は、少なくとも2つのリングガイド(370)を有し、リングガイド(370)によってガイド(360)に沿って案内される、ここで、ガイド(360)はタワー(102)の縦軸に沿って延在する、
請求項1又は2に記載の風力発電装置。
【請求項4】
荷物(400)の搬送のために最大に利用可能なリング(310−350)の内径を計算する場合、隣り合うリング(310−350)間におけるケーブル(200)の延在態様が考慮される、
請求項1〜3の何れかに記載の風力発電装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0002】
風力発電装置は、典型的には、タワーと、タワー上に配設されるゴンドラ(ないしナセル)とを有する。ゴンドラは、風力発電装置のロータ(回転する部分)を支持する。風力発電装置は、(例えば整備のための)荷物を地面からゴンドラ内に搬送するための搬送装置を有する。風向に追従するために、ゴンドラのアジマス角(ないし方位角)は調整可能に構成される。ゴンドラ内には、風力発電装置のロータと直接的又は間接的に連結される発電機を配することができる。発電機によって生成される電気エネルギは、例えば、タワー内のケーブルを介して、タワー足部(ないしタワー基部)の領域にまで送電される。風向に追従するために、ゴンドラがタワー軸の周りで何度も回動(ないし旋回)することが起こり得る。このことは、とりわけ発電機からタワー足部に至るパワーケーブルの捩れに関しクリティカルであり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】DE 10 2009 013 728 A1
【特許文献2】DE 102 24 439 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
DE 10 2009 013 728 A1 は、捩れ可能なゴンドラケーブルガイドを有する風力発電装置を記載している。
【0005】
DE 102 24 439 A1 は、風力発電装置の構成要素の組立・分解のための方法を記載している。この場合、地面にウインチがあり、ロープはゴンドラに向かって延伸し、方向転換ローラを介して再び下方に延伸する。更に、ゴンドラ内にもウインチが設けられている。このウインチは、タワーの外部にある荷物を上方に向かってゴンドラ内に搬送するために使用される。
【0006】
本発明の課題は、ゴンドラ内に荷物を搬送するための改善された方策を利用する風力発電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、請求項1の風力発電装置によって解決される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に応じ、風力発電装置は、縦軸を有するタワーと、回動可能にタワー上に配設されたゴンドラと、ゴンドラからタワー内に延伸する複数の(パワー)ケーブルと、搬送ユニットを有する。搬送ユニットは、ゴンドラの内部において固定されており、荷物をタワーの内部においてゴンドラに向かって又は下方に搬送するために利用される。搬送ユニットは複数のリングを含むケーブルガイドユニットを有し、(パワー)ケーブルは、リングの内側の領域が荷物の搬送のためにフリーの状態に維持されるよう、リングの周に固定(結合)されている。最上部のリングはゴンドラに固定され、最下部のリングはタワーの内又は際で回動不能に結合されている。最下部リングは、タワーの縦軸に沿った回動不能なガイドを有する。
【0009】
ここで、パワーケーブルとは、発電機において生成された電気エネルギを例えば風力発電装置のタワーのパワーキャビネットに送電するために使用されるケーブルである。とりわけ、パワーケーブルは、DC(直流)送電のために使用することができる、即ち、パワーケーブルは、例えば風力発電装置のゴンドラ内に配設されておりかつ風力発電機の発電機によって生成された交流電圧を直流電圧に変換する整流器の出力端に接続される。他方、パワーケーブルは交流電圧送電のために使用することも勿論可能である。
【0010】
本発明の一側面に応じ、パワーケーブルは、リングの外周に配される。
【0011】
本発明の更なる一側面に応じ、最下部リングは、少なくとも2つのリングガイド(Ringfuehrung)を有し、該リングガイドによってガイド(Fuehrung)に沿って案内される。ここで、ガイドはタワーの縦軸に沿って延在する。
【0012】
本発明の更なる一側面に応じ、荷物の搬送のため最大に利用可能なリングの内径を計算する場合、隣り合うリング間におけるケーブルの延在態様(螺旋状ねじり態様)が考慮される。
【0013】
本発明は、タワーとゴンドラを有する風力発電装置を提供するというコンセプトに関する。ゴンドラには、搬送装置が設けられる。ゴンドラとタワーの間の移行領域において、搬送ユニットは、ケーブルないしパワーケーブルが結合(固定)される複数のリングを有する。これらのリングは、搬送ユニットの搬送容器が当該リングを貫通して搬送されることができるような、最小径を有する。最下部のリングは、少なくとも1つのガイドレールを介して、タワー壁(内壁)に回動不能に結合される。かくして、最下部リングは、上方又は下方への鉛直方向運動のみを実行することができ、回転運動は実行することができない。
【0014】
本発明の更なる実施形態は従属請求項の対象である。
【0015】
本発明の利点及び実施例を以下に図面を参照して詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の風力発電装置の一例の模式図。
【図2】第1実施例の風力発電装置の一部分の模式的断面図。
【図3】第1実施例の風力発電装置の(一部分の)模式的断面図。
【図4】第2実施例のケーブルガイドの一例の下部リングの模式的断面図。
【図5】図4の下部リングのためのガイドの一例の模式図。
【図6】第3実施例の風力発電装置の一部分の模式的断面図。
【図7】第5実施例の風力発電装置の一部分の模式的断面図。
【図8】第5実施例の風力発電装置の一部分の更なる模式的断面図。
【図9】第5実施例の風力発電装置の一部分の他の模式的断面図。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の風力発電装置の一例を模式的に示す。風力発電装置100は、タワー102と、タワー102上のゴンドラ(ないしナセル)104を有する。ゴンドラ104には、3つのロータブレード108とスピナ110を有する空気力学的ロータ106が設けられている。空気力学的ロータ106は、風力発電装置の運転時、風によって回転運動し、かくして、当該空気力学的ロータ106に直接的又は間接的に連結されている発電機のロータないし回転子を回転させる。発電機は、ゴンドラ104内に配設されており、電気エネルギを生成する。発電機によって生成された電気エネルギは、パワーケーブルによってゴンドラからタワーの下部領域に送電されることができ、そこで、例えば直流電圧の形態にある電気エネルギは例えば交流電圧に変換されることができる。ロータブレード108のピッチ角は、各ロータブレード108の翼根にあるピッチ調整(ピッチング)モータによって変更することができる。ゴンドラ104の配向(ないし方位)は、風向追従のために調整することができる。発電機によって生成された電気エネルギの送電のために、パワーケーブルはゴンドラ104からタワー足部(ないしタワー基部)に敷設されている。
【0018】
図2は、第1実施例の風力発電装置の一部分の一断面を模式的に示す。図2には、タワー102とゴンドラ104の間の移行部が模式的に示されている。ゴンドラ104は、タワー102上にあり、アジマスベアリング600によって回転されて、そのアジマス位置に回転されることができる。これは風向追従のために実行されるが、これにより、空気力学的ロータは支配的(優勢)な風(vorherrschend Wind)に対し適切に配向される。ゴンドラ104からは、複数のパワーケーブル200が、タワー102内に下方に向かってタワー足部に、そこにあるパワーキャビネットに導かれる。ゴンドラ104内には、搬送ユニット500が設けられている。搬送ユニット500は、荷物400をタワー102の内部において上方又は下方に搬送するために利用される。ゴンドラとタワー102の間の領域には、ケーブルガイドユニット300が搬送ユニット500の部分として設けられている。ケーブルガイドユニット300は、複数のリング310、320、[330、]340、350を有する。リング310−350の周に沿って、複数のパワーケーブル200が配置されている。最下部のリング350は回転不能なガイド360を有する。最下部リング350は、リングガイド370を介してガイド360に支持されている。
【0019】
パワーケーブル200がリング310−350の周に固定されていることによって、各リング間の内部領域は、フリーの状態にあり、搬送ユニット500によって荷物400を上方又は下方に搬送するために利用されることができる。
【0020】
本発明に応じ、搬送ユニット500は、アーム520、巻上げユニット530及びチェーン510を有することができ、これらによって、例えば、荷物400はリングの内側で上方又は下方に搬送されることができる。
【0021】
荷物が最早タワーの外部においてではなく、タワーの内部において上方又は下方に搬送可能にされることが、本発明に応じて構成されたケーブル固定によって達成することができる。
【0022】
本発明に応じ、最上部のリング310はゴンドラに固定される。最下部リング350は、リングガイド370によってガイド360に実質的に回動不能に案内される。このガイド360は、タワー102の縦軸に沿って即ち鉛直方向に(垂直に)延在する。最上部リング310と最下部リング350の間のリング(複数)は、回動不能でないように組み込まれており、そのため、これらのリングは最上部リング310の回転時、従ってパワーケーブルの回転時、相応に一緒に回転することができる。この場合、最上部リング310の回転は、パワーケーブル200を介して、その下方にあるリング320−340に伝達される。
【0023】
荷物400は、ガイドロープ380によってタワーの縦軸に沿って案内されることができる。
【0024】
最下部リング350の回動不能な案内のために、(最)下部リングについては、回転は行われず、タワーの縦軸の方向における直進的な上昇運動のみが実行されるが、その際、パワーケーブル200は捩れる。
【0025】
風向追従のためにゴンドラが回転すると、最上部リング310はゴンドラ104と一緒に回転し、ケーブル200は、最上部リング310と最下部リング350の間において、複数のリング310−350によってフリーな状態に維持されている有利にはシリンダ状の空間の周囲に螺旋状に延在することになる。最上部リング310と最下部リング350の間において延在するケーブル200の螺旋の巻き具合は増大するため、それに応じて最上部リング310以降の複数のリングは上方に移動し、その結果、これらのリングは上昇する。ここで留意すべきことは、最下部リング350が最大に上昇することである。
【0026】
本発明に応じたケーブルガイドユニット300は、ゴンドラが回転する際にパワーケーブル200が単に湾曲されるだけで、捩じられるまでには至らないため、有利である。
【0027】
本発明に応じてパワーケーブル200はリング310−350の周に沿って配置されているため、ケーブルの通風は改善され、従って、ケーブルの冷却は改善される。本発明に応じ、極めて一様な湾曲(Biegung)を有するケーブルの案内を達成することができる。
【0028】
搬送ユニット500は、荷物400をゴンドラ104内に又は下方に搬送するために使用されるが、その際、荷物400はケーブルガイドユニット300のリング310−350の内側で上方に(又は下方に)搬送される。このため、リング310−350の直径は、搬送されるべき荷物が適切に上方に(又は下方に)搬送可能であるように、相応に選択される必要がある。
【0029】
本発明に応じ、搬送ないし昇降ユニットは、ゴンドラ及びタワーの内部に設けられる。昇降装置ないし搬送装置は、ゴンドラの領域にあるアーム520、チェーン巻上げ機530及びチェーン又はロープ(ないしワイヤ)510を有し、これらによって、荷物400は上方のゴンドラ内に搬送されることができる。搬送ユニットは、更に、複数のリングを含むケーブルガイドユニット300を有する。リング310−350の内側に例えばシリンダ状の領域がフリーの状態に維持されるよう、パワーケーブル200はこれらのリングに固定(結合)される。かくして、この領域は、荷物400をタワー102内を貫通してゴンドラ内に搬送するために使用することができる。
【0030】
本発明に応じ、荷物400は、例えば400mmまでの外径を有することができる。
【0031】
リング310−350の直径の寸法を定める場合、搬送されるべき荷物400の外径だけではなく、隣り合う2つのリング間におけるパワーケーブル200の延伸態様も考慮する必要がある。出発点(前提)とすべきことは、隣接リング間におけるケーブルは、両リングにおける懸架(係合)点(Aufhaengepunkt)間の最短の経路を取るということである。このため、リングの内側における有効にフリーに維持される搬送経路ないし搬送体積又は搬送直径は縮小され得る。
【0032】
図3は、第2実施例の風力発電装置の一部分の一断面を模式的に示す。図3には、ケーブルガイドユニット300が詳細に示されている。第2実施例のケーブルガイドユニット300は、第1実施例のケーブルガイドユニットに依拠するないし基づくことができる。ケーブルガイドユニット300は、パワーケーブル200をゴンドラ104からタワー102にガイドするために使用される。ゴンドラの起こり得る回転運動は、ケーブルガイドユニット300によって捕捉されることが望ましい。このために、ケーブルガイドユニット300は複数のリング310−350を有する。最上部のリング310は、有利にはゴンドラ104に固定的に結合される。最下部のリング350は、タワー102の縦軸に沿って延在するガイド360に、リングガイド370を介して支持される。第2実施例に応じ、2つのガイド360が設けられている。その代わりに、3つ以上のガイドを設けることも可能である。このため、(最)下部のリング350はガイド360の内側で回動不能に支承されている。最上部リング310と最下部リング350の間に設けられたリング320−340は、回動不能でないように構成されている。ゴンドラ104が回転すると、最上部リング310は一緒に回転し、その下方にある複数のリングはケーブル200の一緒の回転によって一緒に回転する。このとき、ケーブルは螺旋状に挙動(延在)する。ゴンドラ104の回転従って最上部リング310の回転が大きくなればなる程、(その下方の)リング320−350の上昇は一層大きくなる。この場合、最下部リング350が最大の上昇を行う。
【0033】
図4は、第1又は第2実施例のケーブルガイドユニットの最下部リング350の一断面を模式的に示す。最下部リング350は3つのリングガイド370を有し、そのため、最下部リング350は3つのガイド360に沿って案内されることができる。本発明に応じ、少なくとも2つのガイド360と、最下部リング350の少なくとも2つのリングガイド370を備えることが望ましいであろう。
【0034】
図5は、第1又は第2実施例のケーブルガイドユニットの最下部リング350のリングガイドの一例を模式的に示す。リングガイド370は2つのガイドローラ371、372を有する。リングガイドユニット370は、金属板373、374を介して、例えばタワー102に結合(固定)されることができる。2つのガイドローラ371、372の間には、スペーサ金属板375を設けることができる。2つのガイドローラ371、372の間のスペーサ面365[375]の内側に、任意的に、プラスチック製摺動要素376を設けることができる。
【0035】
本発明に応じ、ケーブル200とリング310−350の間の結合は、例えばケーブル結合具(Kabelbinder)を介して実行することができる。
【0036】
本発明に応じ、ケーブル200は、ゴンドラに懸架(係合)するためのケーブルグリップ(Ziehstrumpf)を有することができる。
【0037】
図6は、第3実施例の風力発電装置の一部分の一断面を模式的に示す。図6には、とりわけ、ケーブルガイドユニット300を有する搬送ユニット500が示されている。搬送ユニットは、例えば、チェーン巻上げ機530とチェーン又はロープ(ないしワイヤ)510を有するアーム520を有する。ロープ510は、ケーブルガイドユニットのリング310−350の内部で延伸している。かくして、ケーブルガイドユニットは、搬送ユニットの部分であるか或いは搬送ユニットに適合されている。このことは、とりわけ、リング310の内径及びリング310の周におけるケーブル200の取付けによって示されている。かくして、リングの内側の例えばシリンダ状の領域が搬送のためにフリーに維持されることを保証することができる。ここで、リング320−350を有するケーブルガイドユニット並びに最下部リング350のリングガイド370及びガイド360の形態は、第1又は第2実施例のケーブルガイドユニット300の形態に実質的に対応する。
【0038】
図7〜図9には、夫々、本発明の風力発電装置のタワーの一例の断面が模式的に示されている。タワー102内には、ケーブルガイドユニット300が示されている。図7には、最上部リング310と最下部リング350を有するケーブルガイドユニット300が最大に捩じられた状態で示されている。この場合、最下部リング350の最大に上昇した状態を表している。
【0039】
図8には、タワー102の内部にある最上部リング310と最下部リング350を有するケーブルガイドユニット300が示されている。図8には、とりわけ、ケーブルガイドユニットとそれに結合(固定)されたケーブル200が部分的に捩じられた状態、従って、最下部リング350の上昇ストロークが最大の場合よりも小さい状態が示されている。
【0040】
図9には、タワー102の内部にあるケーブルガイドユニット300が示されている。図9には、ケーブルガイドユニット300とそれに結合されたケーブル200の捩じられていない状態が示されている。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【手続補正書】
【提出日】2016年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
この課題は、請求項1の風力発電装置によって解決される。
即ち、の課題を解決するために、本発明の一視点により、縦軸を有するタワー、タワーに回動可能に支承されたゴンドラ、ゴンドラからタワー内に下方に延伸する複数のケーブル、及び、ゴンドラの内部において固定されており、荷物をタワーの内部においてゴンドラに向かって又は下方に搬送するために利用される搬送ユニットを有する風力発電装置であって、搬送ユニットは複数のリングを含むケーブルガイドユニットを有し、複数のケーブルは、リングの内側の領域が荷物の搬送のためにフリーの状態に維持されるよう、リングの周に結合され、複数のリングの最上部のリングはゴンドラに固定され、複数のリングの最下部のリングはタワーの内又は際で回動不能に結合され、最下部のリングはタワーの縦軸に沿った回動不能なガイドを有する、風力発電装置が提供される(形態1・基本構成)。【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を示す。(形態1)基本構成参照。(形態2)形態1の風力発電装置において、複数のパワーケーブルはリングの外周に配される、ことが好ましい。(形態3)形態1又は2の風力発電装置において、最下部リングは、少なくとも2つのリングガイドを有し、リングガイドによってガイドに沿って案内される、ここで、ガイドはタワーの縦軸に沿って延在する、ことが好ましい。(形態4)形態1〜3の何れかの風力発電装置において、荷物の搬送のために最大に利用可能なリングの内径を計算する場合、隣り合うリング間におけるケーブルの延在態様が考慮される、ことが好ましい。
本発明の利点及び実施例を以下に図面を参照して詳細に説明する。
なお、特許請求の範囲に付した図面参照符号は専ら発明の理解を助けるためのものに過ぎず、本発明を図示の態様に限定することは意図しない。【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図6】
【国際調査報告】