(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-535874(P2016-535874A)
(43)【公表日】2016年11月17日
(54)【発明の名称】静電容量センサと一体のコンタクトレンズの容易化
(51)【国際特許分類】
G02C 7/04 20060101AFI20161021BHJP
【FI】
G02C7/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2016-544315(P2016-544315)
(86)(22)【出願日】2014年3月11日
(85)【翻訳文提出日】2016年5月17日
(86)【国際出願番号】US2014023517
(87)【国際公開番号】WO2015041715
(87)【国際公開日】20150326
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】516035068
【氏名又は名称】ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100126480
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 睦
(72)【発明者】
【氏名】プレッチャー,ネイサン
(72)【発明者】
【氏名】オーティス,ブライアン
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006BC00
2H006DA00
(57)【要約】
【課題】 静電容量センサと一体のコンタクトレンズを採用する装置、システムおよび方法を提供することがである。
【解決手段】 いくつかの態様ではコンタクトレンズは、基板と、コンタクトレンズ上の静電容量を感知する基板上または基板内に配置される静電容量センサと、基板上または基板内に配置される回路と、を含むコンタクトレンズを含む。いくつかの態様では、回路はコンタクトレンズがその上に配置された眼に関連する瞼の状態および/またはコンタクトレンズがその上に配置された眼に関連するパラメータを決定する静電容量分析コンポーネントを含むことができる。いくつかの態様では、状態は瞼のまばたきであってよい。いくつかの態様では、パラメータはコンタクトレンズに近接する物体の圧力、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さまたは層の種類、またはコンタクトレンズ上の物質の組成物のうちの少なくとも1つであってよい。
【選択図】 図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトレンズを備える装置であって、
前記コンタクトレンズは、
基板と、
前記コンタクトレンズ上の静電容量を感知する前記基板上または前記基板内に配置される静電容量センサと、
前記静電容量センサからの前記静電容量を示す情報を決定する前記基板上または前記基板内に配置される回路と
を備える、装置。
【請求項2】
前記静電容量センサは、静電容量近接センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記静電容量センサは、静電容量圧力センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記回路は、読取機に前記情報を送信する通信コンポーネントを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記回路は、前記コンタクトレンズがその上に配置された眼に関連する瞼の状態を決定する静電容量分析コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記状態は、前記瞼のまばたきを含む、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記状態は、前記コンタクトレンズの配向を含む、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記回路は、前記コンタクトレンズがその上に配置された眼に関連するパラメータを決定する静電容量分析コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズに近接する物体の圧力である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズ上または前記コンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さ、前記コンタクトレンズ上の物質の種類、または前記コンタクトレンズ上の物質の組成物の少なくとも1つである、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記コンタクトレンズから送信された情報を受信する読取機をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記回路は、前記読取機に前記情報を送信することまたは前記コンタクトレンズの外部のソースからの情報を受信することのうちの少なくとも1つを行う通信コンポーネントをさらに備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記回路は、少なくとも前記静電容量を示す前記情報に基づき前記コンタクトレンズ上で動作を実施する処理コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
静電容量を検出するためにコンタクトレンズ上のセンサを使用すること、
前記静電容量における変化を決定すること、および、
前記静電容量における前記変化に基づき眼の状態の変化を決定することまたは推測すること
を含む、方法。
【請求項15】
前記静電容量は、前記コンタクトレンズに対する物体の近接性に反応して検出される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記静電容量は、前記コンタクトレンズ上で感知された物質の存在または前記コンタクトレンズ上の圧力のうちの少なくとも1つに反応して検出される、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記検出された静電容量に基づき、前記眼に関連するパラメータを示す情報を決定することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズに近接する物体の圧力である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズ上または前記コンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さ、前記コンタクトレンズ上の物質の種類、または前記コンタクトレンズ上の物質の組成物の少なくとも1つである、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示は全体として静電容量センサと一体のコンタクトレンズ
【背景技術】
【0002】
[0002] 眼および/または眼の付近または眼の上の物質に関連する状態の検出は、侵入型でありかつ時間がかかるものである。非侵入型であり、効率的な手段で検出を実施する方法が望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】[0003] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする例示的な非限定的システムのブロック図である。
【図2A】[0004] 本明細書に記載される態様による、静電容量センサと一体の例示的な非限定的コンタクトレンズの上面図である。
【図2B】[0004] 本明細書に記載される態様による、静電容量センサと一体の例示的な非限定的コンタクトレンズの上面図である。
【図2C】[0005] 本明細書に記載される態様による、電極を有する静電容量センサと一体のコンタクトレンズの例示的な非限定的基板の側面図である。
【図3】[0006] 本明細書に記載される態様による、静電容量感知を提供するコンタクトレンズ用の回路の例示的な非限定的図である。
【図4】[0007] 本明細書に記載される態様による、静電容量感知を提供するコンタクトレンズと共に採用可能な読み出し回路の例示的な非限定的図である。
【図5】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図6】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図7】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図8】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図9】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図10】[0008] 本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【図11】[0009] 本明細書に記載される1つ以上の態様が関連づけられる、例示的なネットワーク化されたコンピューティング環境または分散コンピューティング環境の概略図である。
【図12】[0010] 本明細書に記載される1つ以上の態様が関連づけられる例示的なコンピューティング環境の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
[0011] 種々の態様が、図を参照して以下に記載され、全体を通して同一の参照番号は同一の要素への言及に使用される。以下の記載では、1つ以上の態様のより徹底した理解を提供するためにいくつかの詳細な説明が説明を目的として記載される。しかしながら、そのような態様はこれらの詳細な説明がなくとも実行できることは自明である。他の例では、構造およびデバイスは1つ以上の態様の説明を容易にするためにブロック図の形態で示される。
【0005】
[0012] 本開示に記載される1つ以上の態様に関連して、ユーザはデータ収集の態様に関わる個人情報、人口統計情報、位置情報、専有情報、機密情報などの提供をオプトインおよびオプトアウトすることができる。さらには、本明細書に記載の1つ以上の態様は、非特定化された収集された、受信されたまたは送信されたデータを提供することができる。
【0006】
[0013] 静電容量は、互いに近接する2つの導電性表面(例えば、金属プレート)間に存在する性質である。導電性プレートの大きさ、導電性プレート間の距離、および表面と表面との間の物質(例えば、導電体)は全て静電容量に影響を与え得る。さらには、導電性表面間の距離、あるいは導電性表面付近の物質または流体の近接性の変化は、導電性表面に関連する電場における変化による静電容量の変化をもたらすことができる。
【0007】
[0014] センサに対する近接性、湿度、流体レベル、接触または加速を検出または測定するように静電容量感知が採用される。眼領域から放出される生体物質は、眼を覆うコンタクトレンズに近接しているため、コンタクトレンズ上の静電容量センサは、生体物質がコンタクトレンジに近づいた場合に電場における変化に基づき静電容量を変化させることができる。同様に、指およびその他の物体は、コンタクトレンズ上の静電容量を変化させることができる。
【0008】
[0015] 近接感知では、静電容量は2つのコンデンサプレート間の距離に反比例する。距離−静電容量の関係性は漸近的であることから、近接感知はごく近接した距離において高分解能が求められる用途における使用に適している。そのためコンタクトレンズに近接する物質および/または物体(例えば、指)の検出は、静電容量近接センサにとってふさわしい機能である。
【0009】
[0016] 多数の異なる種類の静電容量測定回路が存在する。例えば、振動ベースの測定回路は静電容量センサの静電容量に左右される周波数で振動する。周波数は、静電容量センサの静電容量を示す。インダクタンスベースおよび電流ベースの測定回路も存在する。
【0010】
[0017] 本明細書に開示された装置、システムおよび方法は、1つ以上の静電容量センサを有するコンタクトレンズに関する。コンタクトレンズは、基板と、コンタクトレンズ上の静電容量を感知する基板上または基板内に配置される少なくとも1つの静電容量センサと、基板上または基板内に配置される回路と、を含むことができる。いくつかの態様では、回路はコンタクトレンズがその上に配置された眼に関連する瞼の状態および/またはコンタクトレンズがその上に配置された眼に関連するパラメータを決定する静電容量分析コンポーネントを含むことができる。いくつかの態様では、状態は瞼のまばたきであってよい。いくつかの態様では、パラメータはコンタクトレンズ上の圧量センサ、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さ、コンタクトレンズ上の物質の種類、またはコンタクトレンズ上の組成物のうちの少なくとも1つであってよい。
【0011】
[0018] 1つ以上の態様は、瞼上に静電容量感知を有利に採用することにより、非侵入型であり効率的な方法で、眼および/または瞼に関連した身体状態の決定または推測および/または報告ができる。例えば、静電容量の変化を検出することにより決定または類推することができる異なる状態は、瞼の動き、瞼の動きの方向、まばたき、まばたきの頻度、環境の変化、汚染レベル、アレルゲンレベル、流体レベル、涙液の有無、眼圧(例えば、情緒状態に関連する)を含むがこれらに限らない。上述のように、収集、受信および/または送信された情報は、非特定化可能である。さらには、コンタクトレンズ装用者は、データ収集に関連した情報の提供をオプトインまたはオプトアウトすることができる。
【0012】
[0019] 図1は、本明細書に記載された態様によるコンタクトレンズ上の静電容量感知を容易化する例示的な非限定的システムの略図である。システム100は、コンタクトレンズ102の装用者の眼104の少なくとも一部を覆うコンタクトレンズ102を含むことができる。コンタクトレンズ102は、基板(図示されず)ならびにコンタクトレンズ102の基板上または基板内に配置された回路106および静電容量センサ(図示されず)を含むことができる。いくつかの態様では、コンポーネントが基板内に配置された場合には、コンポーネントは基板内に封入可能である。
【0013】
[0020] 静電容量センサは、コンタクトレンズ102上の静電容量を決定することができる。例えば、図2A、2B、2Cおよび3を参照してさらに詳細に記載されるように、静電容量センサは電極間に基準静電容量を有する少なくとも2つの電極から成ることができる。例えば、電極は物体または物質が電極に近づくまたは電極から離れるにつれ変化する誘電率を有する金属プレートであってよい、あるいはそのような金属プレートを含んでよい。従って、基準静電容量はその後電極に近接する物体または物質が原因で変化することができる。例えば、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズの近くの物質は、電極間の基準静電容量における変化を引き起こすことができる。静電容量における変化は、電極に近接する物質の性質および/または識別性を決定するために感知および採用されることができる。代替的に、または付加的に、センサは静電容量センサで測定されたように、導電性プレート間の物理的距離を測定することができる。
【0014】
[0021] 種々の態様では、電極はいかなる数の異なる種類の金属または半金属であってよく、あるいはそのような金属または半金属を含んでよい。例えば、電極はシリコンまたは鉄であってよく、またはシリコンまたは鉄を含んでよい。種々の態様では、電極は基板202内に埋め込まれてよく、生体適合する必要はない。
【0015】
[0022] コンタクトレンズ102の回路106は、静電容量センサからの感知された静電容量出力を受信することができる。いくつかの態様では、回路106は眼または瞼の状態(例えば、瞼のまばたきが生じたこと)および/またはコンタクトレンズ102がその上に配置された眼に関連するパラメータを決定するように感知された静電容量を採用することができる1つ以上のコンポーネントを含むことができる。例えば、パラメータはコンタクトレンズ上における物体(例えば、指、瞼)の圧力であってよく、センサは静電容量センサに付与された圧力の量に従って静電容量を変化させる静電容量圧力センサであってよい。いくつかの態様では、パラメータはコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズに近接する物質の特性に関連してよい。収集、受信および/または送信された状態および/またはパラメータ(またはパラメータ値)は、非特定化されてよい。さらには、コンタクトレンズ装用者は、データ収集に関わる情報を提供することをオプトインまたはオプトアウトすることができる。
【0016】
[0023] 別の例では、パラメータはコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置された物質の層の厚さであってよい。静電容量センサは、物質の量または厚さに従って基準静電容量を変更することができる。別の例としては、パラメータはコンタクトレンズ上の物質の種類であってよい(上述されたように、静電容量は物質の種類に基づいて変更可能である)。別の例としては、パラメータは物質の組成物であってよい(静電容量は、物質の組成物に基づいて変更可能であり、物質の組成物は物質における特定の種類のサブスタンスの濃度により示されることができる)。これらの態様では、センサは静電容量近接センサであってよい。
【0017】
[0024] 以下により詳細に説明されるように、いくつかの態様では、回路106は、少なくとも感知された静電容量に基づき、コンタクトレンズ102上で操作を実施(または操作が実施されるようにする)することができる。従って、コンタクトレンズ102は、コンタクトレンズの外部にあるソースからの入力がなくても操作を実施することができる。
【0018】
[0025] 限定を目的としたものではなく一例として、操作は基準静電容量等からの静電容量の特定の変化を有する特定の感知された特徴に反応して、感知した情報を記憶することおよび/または情報を読取機または監視局に転送することを含むことができる。
【0019】
[0026] いくつかの態様では、回路106はコンタクトレンズ102の外部にある読取機112に情報108(例えば、感知された静電容量および/またはその他の情報)を出力することができる。読取機112は、いくつかの態様ではラジオ周波数(RF)読取機であってよい。出力される情報は、決定された状態および/またはパラメータを示す情報、感知された静電容量、感知された静電容量を示す周波数値または電流などを含むが、これらに限定されない。
【0020】
[0027] いくつかの態様では、回路106はコンタクトレンズ102の外部にある情報ソース114から情報110を受信することができる。例えば、回路106はコンタクトレンズ102から出力された感知された静電容量(または感知された静電容量を示す情報)に基づくコンタクトレンズ102で取るべき動作などの情報110を受信することができる。いくつかの態様では、動作はメモリ内に記憶さ論理回路によりコンタクトレンズ上で実行されることができるコンピュータ可読命令であってよい。
【0021】
[0028] コンタクトレンズ102のいくつかの態様は、図2A、2Bおよび/または2Cを参照して記載および示される、コンタクトレンズの構造および/または機能性を含むことができる。
【0022】
[0029] 図2Aおよび2Bは、本明細書に記載される態様による、静電容量センサと一体の例示的な非限定的コンタクトレンズの上面図である。まず図2Aを参照するに、コンタクトレンズ200は、基板202上または基板202内に配置された少なくとも1つの静電容量センサ204および回路206を有する基板202を含む。
【0023】
[0030] 上述されるように、静電容量センサ204はコンタクトレンズ200上の静電容量を決定することができる。種々の態様では、静電容量センサ204はコンタクトレンズに近接する物体またはコンタクトレンズ上の圧力が原因で変化する基準静電容量を有することができる。種々の態様では、基準静電容量はコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ付近の物質が原因で変化することができる。静電容量における変化は、種々の態様(例えば、静電容量近接センサにより)において感知可能である。
【0024】
[0031] 前述のように、静電容量センサ204はその間に基準静電容量を有する少なくとも2つの電極(図示されず)を含むことができる。電極間の静電容量は、いかなる数の状態にも反応して変化することができる。例えば、いくつかの態様では、電極は物体が電極に近づくにつれまたは電極から離れるにつれ変化する誘電率を有する金属プレートであってよい、あるいはそのような金属プレートを含んでよい。
【0025】
[0032] 種々の態様では、電極はいかなる数の異なる種類の金属または半金属であってよく、あるいはそのような金属または半金属を含んでよい。例えば、電極はシリコンまたは金であってよく、あるいはシリコンまたは金を含んでよい。種々の態様では、電極は基板202内に埋め込まれてよく、生体適合する必要はない。
【0026】
[0033] 回路206は、感知された静電容量(またはそれを示す情報)を受信することができる。回路206は、感知された静電容量に基づく動作(例えば、感知された情報または感知された情報を示すパラメータの記憶または転送)を実施すること、感知された静電容量に関して外部読取機または情報ソースと通信すること、および/または後述の段落に記載されるように感知された静電容量を周波数および/または電流に変換することができる。
【0027】
[0034] 例えば、以下に図4を参照して記載されるように、回路206は発振器/周波数変換コンポーネントを含んでよい。発振器/周波数変換コンポーネントは、周波数変換に対する静電容量を通じてセンサ静電容量を検出する。これは、静電容量測定を可能にする2つの閾値を有するコンパレータを含むことができる。定電流は、センサ静電容量の充電/放電に使用することができる。充電/放電の速度は、センサ静電容量に比例する。そのため、高い出力周波数は、低いセンサ静電容量を示す(逆もまた同様)。
【0028】
[0035] コンパレータの代わりまたはコンパレータに加えて、いくつかの態様では、発振器/周波数変換コンポーネントは2つの閾値を示し、静電容量-周波数変換も可能にするシュミットトリガー回路を含むことができる。発振器/周波数変換コンポーネントは、その後静電容量センサの静電容量に対応する周波数において発振することができる。従って、感知された静電容量は種々の態様における周波数に変換可能である。
【0029】
[0036] 次に図2Bを参照するに、示されるように、コンタクトレンズ210は基板202ならびに少なくとも2つのセンサ212、214および回路206を含むことができる。各センサ212、214は、2つの電極間に基準静電容量を有する2つの電極から成ることができる。センサ212、214の電極の各対の間の静電容量は、瞼の動きに反応して変化することができる。例えば、瞼が電極対の1つを覆った場合には、対応する電極対の静電容量は変化することができるが、その一方でもう一方の覆われていない電極対の静電容量が実質的に同じのままである。同様に、瞼が電極対の双方ともを覆った場合には(例えば、装用者がまばたきをしたまたは彼/彼女の眼を閉じた場合)、電極対の双方ともの静電容量に変化があり得る。従って、どちらの電極対において静電容量に変化があるかということに基づき、瞼の動く方向または瞼がまばたきをしたか、または閉じたかということについての決定がなされ得る。
【0030】
[0037] 図2Cは、本明細書に記載される態様による、電極を有する静電容量センサと一体のコンタクトレンズの例示的な非限定的基板の側面図である。図2Cで示されるように、一態様では基板202は、電極224、226の対を有する少なくとも1つのセンサ222を含むことができる。電極224、226は、互いに対して実質的に同じ水平面上または水平面内に配置されることができ、電極224、226間に基準静電容量を有することができる。
【0031】
[0038] 別の態様では、電極は同じ垂直面上にあってよい。種々の態様では、電極のプレートは、電極対の電極の1つはコンタクトレンズの底部に近くありもう一方の電極はコンタクトレンズの上部の近くあるように、位置決めされ得る。
【0032】
[0039] 種々の態様では、コンタクトレンズ200に近接するまたはコンタクトレンズ200上にある瞼、指および/または流体、あるいはいかなる数のその他の物体および/または物質は、静電容量の変化を引き起こし得る。いくつかの態様では、静電容量センサ204の電極を覆う瞼は、瞼のまばたきが生じたことが決定されるような方法で、静電容量を変化させることができる。
【0033】
[0040] 種々の態様では、回路206は図3の回路206’および/または図4の読み出し回路314’の1つ以上の構造および/または機能性であるか、あるいはそれらを含んでよい。
【0034】
[0041] 図3は、本明細書に記載される態様による、静電容量感知を提供するコンタクトレンズ用の回路の例示的な非限定的略図である。回路206’は、通信コンポーネント304、静電容量分析コンポーネント306、反応コンポーネント312、読み出し回路314、電力コンポーネント316、メモリ318および/または論理回路320を含んでよい。いくつかの態様では、1つ以上の通信コンポーネント304、静電容量分析コンポーネント306、反応コンポーネント312、読み出し回路314、電力コンポーネント316、メモリ318および/または論理回路320は、回路206’の1つ以上の機能を実行するために互いに通信可能におよび/または電気的に結合することができる。
【0035】
[0042] 図1、2A、2Bおよび/または2Cを参照して記載されるように、回路はコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置され、コンタクトレンズ上の静電容量を感知する1つ以上の静電容量センサに結合可能である。
【0036】
[0043] 通信コンポーネント304は、回路206’からの情報の送信および/または回路206’における情報を受信することができる。種々の態様では、送信された情報は、回路206’に結合された静電容量センサを介して感知された静電容量に関する情報であってよい。種々の態様では、送信された情報はコンタクトレンズに対する物体の近接性および/またはコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置された物質の種類、量、または組成物に関する情報であってよい。例えば、情報はコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置された涙液流体の組成物に関する情報であってよい。
【0037】
[0044] いくつかの態様では、通信コンポーネント304はコンタクトレンズの外部にある読取機に情報を送信することができる(例えば、図1を参照して記述される読取機112)。
【0038】
[0045] いくつかの態様では、通信コンポーネント304はコンタクトレンズから遠隔の位置からの情報も受信することができる。例えば、通信コンポーネント304は図1を参照して説明される情報ソース114からの情報を受信することができる。いくつかの態様では、受信された情報はコンタクトレンズ上で取るべき動作を説明するコンピュータ可読命令を含むが、これに限られない。いくつかの態様では、動作は感知された静電容量に対する反応としての動作であってよい。
【0039】
[0046] 読み出し回路314は、センサにより感知された静電容量およびセンサにより感知された静電容量を示す出力情報を検出することができる。種々の態様では、読み出し回路314は、図4を参照して以下により詳細に説明される読み出し回路314’の構造および/または機能性を含むことができる。
【0040】
[0047] 図4は、本明細書に記載される態様による、容量感知を提供するコンタクトレンズと共に採用可能な読み出し回路の例示的な非限定的略図である。
【0041】
[0048] 読み出し回路314’は、発振器/周波数変換コンポーネント402、タイマーコンポーネント404、電流変換コンポーネント406、静電容量コンポーネント408および/またはインダクタンスコンポーネント410を含んでよい。種々の態様では、1つ以上の発振器/周波数変換コンポーネント402、タイマーコンポーネント404、電流変換コンポーネント406、静電容量コンポーネント408および/またはインダクタンスコンポーネント410は、読み出し回路314’の1つ以上の機能を実施するように互いに電気的および/または通信可能に結合することができる。
【0042】
[0049] いくつかの態様では発振器/周波数[402]変換コンポーネントは、静電容量-周波数変換を通してセンサ静電容量を検出する。発振器/周波数[402]変換コンポーネントは、静電容量測定を可能にする2つの閾値を有するコンパレータを含むことができる。定電流は、センサ静電容量の充電/放電に使用可能である。充電/放電の速度は、センサ静電容量と比例する。そのため、高い出力周波数は、低いセンサ静電容量を示す(逆もまた同様)。
【0043】
[0050] いくつかの態様では、発振器/周波数変換コンポーネント402は、2つの閾値を示し、静電容量-周波数変換も可能にするシュミットトリガー回路を含むことができる。
【0044】
[0051] 従って、発振器/周波数変換コンポーネント402は、静電容量センサにおいて充電レベルを感知することができる。発振器/周波数変換コンポーネント402は、静電容量センサの静電容量に対応する周波数で発振することができる。発振器/周波数変換コンポーネント402は、いくつかの態様では発振を周波数値に変換することができる。表1は、種々の感知された静電容量およびVdd=0.5ボルトに対して例示的な模擬発信周波数を示す。発振周波数は、読み出し回路314’から出力可能である。例えば、いくつかの態様では、発振周波数は読取機に向けて出力可能である(例えば、いくつかの態様では読取機112)。
【表1】
【0045】
[0052] タイマーコンポーネント404は、静電容量が特定の充電量に達するまでにかかる時間を決定することができる。タイマーコンポーネントは、コンデンサが満充電に達したかどうかを決定することができる。
【0046】
[0053] 電流変換コンポーネント406は、読み出し回路314’から電流(または電流を示す情報)を出力することができる。出力電流は、静電容量センサを介して感知された静電容量の関数であってよい。
【0047】
[0054] 静電容量コンポーネント408は、静電容量センサを介して感知された静電容量を出力することができる。静電容量を示す情報は、読み出し回路314’から出力可能である。
【0048】
[0055] インダクタンスコンポーネント410は、感知された静電容量の関数である周波数と共振することがえきる。例えば、コンタクトレンズは感知された静電容量に対応する方法で共振するアンテナを含むことができる。
【0049】
[0056] 変換機コンポーネント412は、発振器/周波数変換コンポーネント402、静電容量コンポーネント408、タイマーコンポーネントおよび/または電流変換コンポーネント406から出力される情報を回路206’から送信可能な電気信号に変換することができる。
【0050】
[0057] 図3を再び参照するに、種々の態様では、静電容量分析コンポーネント306はコンタクトレンズが装用される眼に関連する1つ以上のパラメータおよび/または1つ以上の症状を検出することができる。パラメータおよび/または症状は、(いくつかの態様では読み出し回路314から出力可能である)感知された静電容量に基づき検出可能である。
【0051】
[0058] いくつかの態様では、静電容量分析コンポーネント306は、近接コンポーネント308および/または物質コンポーネント310を含むことができる。従って、静電容量分析コンポーネント306は複数の異なる症状および/またはパラメータを決定することができる。いくつかの態様では、静電容量分析コンポーネント306は、例えば眼上の特定の物質の存在、瞼のまばたき、瞼の動きの方向、および/またはコンタクトレンズの配向を検出することができる。
【0052】
[0059] 近接コンポーネント308は、感知された静電容量を受信することができる。基準静電容量と感知された静電容量間の変更に基づき、近接コンポーネント308はコンタクトレンズに対する物体の近接性を決定することができる。いくつかの態様では、物体は、指または瞼を含むことができるが、それらに限定されない。
【0053】
[0060] 物質コンポーネント310は、感知された静電容量を受信することができる。基準静電容量と感知された静電容量間の変更に基づき、物質コンポーネント310はコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ付近の物質の種類、量、および/または組成物を決定することができる。例えば、物質コンポーネント310はコンタクトレンズに入る涙液流体の組成物を決定可能である。
【0054】
[0061] 反応コンポーネント312は、コンタクトレンズ上で1つ以上の操作を実行することができる。例えば、感知された情報の保管および送信が実行可能である。1つ以上の操作は、感知された静電容量(または感知された静電容量に基づき決定されたパラメータおよび/または状態)に基づいて実施可能である。いくつかの態様では、1つ以上の操作はコンタクトレンズの外部にある情報ソースから受信された情報に基づき実行可能である。例えば、通信コンポーネント304は感知された静電容量と通信可能である。コンタクトレンズの外部にある情報ソースは、感知された静電容量を受信し、コンタクトレンズに対して反応コンポーネント312により操作を実施するための情報を送信することができる。
【0055】
[0062] 電力コンポーネント316は、回路206’および/または回路206’に結合された静電容量センサに対して電力を生成することができる。いくつかの態様では、電力コンポーネント316は静電容量センサに電流を出力するエネルギーリザーバとしての役割をはたすことができる。種々の態様では、電力コンポーネントは電気および/またはRF電力を生成および/または出力することができる。
【0056】
[0063] メモリ318は、回路206’を参照して本開示に記載される機能を実施するために、コンピュータ実行可能な命令および/または情報を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であってよい。いくつかの態様では、メモリ318は感知された静電容量情報、周波数、電流、パラメータならびに/あるいは瞼および/または感知された静電容量に関連する状態を含むがこれらに限定されない情報を記憶することができる。
【0057】
[0064] 論理回路320は、回路206’(またはそのコンポーネント)に関して本開示において説明される1つ以上の機能を実施することができる。
【0058】
[0065] 図5、6、7、8、9および10は、本明細書に記載される態様による、コンタクトレンズにおける容量感知を容易にする方法の例示的なフロー図である。
【0059】
[0066] まず図5を参照するに、502では、方法500はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含むことができる(例えば、静電容量センサ204を使用して)。504では、方法500は感知した静電容量に基づき、瞼における状態が生じたかどうかに関連する情報を決定することを含むことができる(例えば、回路206、206’を使用して)。いくつかの態様では、状態は、瞼のまばたきが生じたか否か、まぶたが閉じているか開いているかなどであってよい。
【0060】
[0067] 上述されるように、コンタクトレンズ上に複数の電極対が提供され得る。例えば、第1の対は瞼付近のコンタクトレンズの上部付近に提供可能であり(瞼が開放位置にある場合)、第2の対はコンタクトレンズの底部付近に提供可能である。底部は、コンタクトレンズの上部位置の反対にあってよい。底部は、コンタクトレンズの上部の反対にあってよい。1つまたは双方の対が瞼に覆われているかどうかにより、1つまたは双方の基準静電容量が変化する。このように、まばたきが生じたかどうかおよび/または瞼が開いているか閉じているかどうかについての決定がなされ得る。
【0061】
[0068] 次に図6を参照するに、602では、方法600はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含み得る(例えば、静電容量センサ204を使用して)。604では、方法600は感知した静電容量に基づき、コンタクトレンズが配置される眼と関連したパラメータを示す情報を決定することを含むことができる(例えば、回路206、206’を使用して)。いくつかの態様では、パラメータは、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さ、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内の物質の種類、および/またはコンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内の組成物を含むことができるが、それらに限らない。
【0062】
[0069] 次に図7を参照するに、702では、方法700はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含むことができる(例えば、静電容量センサ204を使用して)。704では、方法700は少なくとも感知された静電容量に基づき、物体のコンタクトレンズへの近接性を検出することを含むことができる(例えば、近接コンポーネント308を使用して)。例えば、コンタクトレンズに対する指または瞼の近接性が検出可能である。記載されるように、静電容量近接センサの基準静電容量は、センサに対して特定の近接性にある物体の感知に際して変化することができる。
【0063】
[0070] 次に図8を参照するに、802では、方法800はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含むことができる(例えば、静電容量センサ204を使用して)。804では、方法800は少なくとも感知された静電容量に基づき、コンタクトレンズ上の物質の組成物を検出することを含むことができる(例えば、物質コンポーネント310を使用して)。いくつかの態様では、例えば、物質は涙液であってよく、涙液中の1つ以上の化学物質(例えば、ブドウ糖、尿素、乳酸、コレステロール)の組成物が検出可能である。
【0064】
[0071] 次に図9を参照するに、902では、方法900はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含むことができる(例えば、静電容量センサ204を使用して)。904では、方法900は少なくとも感知された静電容量に基づき、コンタクトレンズの配向を検出することを含むことができる(例えば、静電容量分析コンポーネント306を使用して)。
【0065】
[0072] 例えば、複数のセンサがコンタクトレンズ上に配置可能である。瞼のまばたきの間、いずれのセンサが覆われているかにより、コンタクトレンズの配向が決定され得る。例えば、センサAがコンタクトレンズの上部に配置されると示され、センサBが底部において配置されると示されているが、センサAについては一定の間隔(例えば、まばたきに相当する間隔)で静電容量における変化が感知される場合には、センサAはコンタクトレンズの上部(従って、瞼の下)において継続的に覆われているのとは対照的に一定の間隔でのみ覆われているという決定がなされ得る。この態様では次に、コンタクトレンズの配向が逆転しておりコンタクトレンズの上部が実際には眼の底部領域において装用されているという決定がなされ得る。
【0066】
[0073] 次に図10を参照するに、1002では、方法1000はコンタクトレンズ上の静電容量を感知することを含むことができる(例えば、静電容量センサ204を使用して)。瞼の状態(例えば、瞼がまばたきをしたか、開いているか、閉じているかどうか)または眼の状態(例えば、眼の近くに所定の流体レベルがあるかどうか、特定の物質または物体が目に対する特定の近接性内にあるかどうか、眼の近くの物質の厚みまたは識別性)は、感知された静電容量に基づき決定または推測することができる。
【0067】
[0074] 1004では、方法1000は感知された静電容量を示す情報を送信することを含むことができる(例えば、通信コンポーネント304を使用して)。例えば、情報は読取機に送信されることができる(例えば、読取機112)。いくつかの実施形態では、情報はコンタクトレンズが読取機に対して特定の地理的近接性内にある場合に転送可能である。この地理的近接性内では、読取機はコンタクトレンズの存在を識別し、コンタクトレンズから情報を受信することができる。
【0068】
[0075] 1006では、方法1000は少なくとも感知された静電容量を示す情報に基づき、コンタクトレンズの外部にある情報ソースから情報を受信することを含むことができる(例えば、通信コンポーネント304を使用して)。例えば、ソースは、コンタクトレンズから遠隔であるがコンタクトレンズに通信的に結合可能な情報ソース114であってよい。いくつかの実施形態では、情報ソース114は、コンタクトレンズの操作を変更するようにコンタクトレンズの回路により読み取り可能な命令またはパラメータの保存庫であってよい。
【0069】
[0076] 1008では、方法1000は少なくともコンタクトレンズの外部にあるソースからの情報に基づきコンタクトレンズ上の動作を実施することを含むことができる(例えば、反応コンポーネント312を使用して)。いくつかの態様では、実施された動作は感知された静電容量を記憶または報告すること、ならびに/あるいは感知された静電容量またはコンタクトレンズの外部のソースから受信した情報に基づき決定されるパラメータおよび/または情報を記憶または報告することを含むことができる。
【0070】
[例示的なネットワーク化された環境または分散された環境]
[0077] 図11は、本開示に記載される1つ以上の態様が関連づけられる、例示的なネットワーク化されたコンピューティング環境または分散コンピューティング環境の概略図である。分散コンピューティング環境は、コンピューティングオブジェクト1110、1112等およびコンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等を含み、コンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等は、アプリケーション1130、1132、1134、1136、1138により表されるようなプログラム、方法、データストア、プログラマブル論理等を含むことができる。コンピューティングオブジェクト1100、1112等およびコンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等は、アクティブコンタクトレンズ(およびそれらのコンポーネント)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant(PDA))、オーディオ/ビデオデバイス、携帯電話、MPEG−1オーディオレイヤー3(MP3)プレーヤ、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、タブレットなどの異なるデバイスを含むことができる。
【0071】
[0078] 各コンピューティングオブジェクト1110、1112等およびコンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等は、1つ以上のその他のコンピューティングオブジェクト1110、1112等およびコンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等と、通信ネットワーク1140を使用して直接的または間接的に通信可能である。図11では単一の要素として図示されているが、ネットワーク1140は図11のシステムにサービスを提供するその他のコンピューティングオブジェクトおよびコンピューティングデバイスを含むこと、および/または図示されない複数の相互接続したネットワークを表すことができる。
【0072】
[0079] 通信ネットワーク/バス1140はインターネットであってよいネットワーク環境においては、コンピューティングオブジェクト1110、1112等は、クライアントコンピューティングオブジェクトまたはデバイス1120、1122、1124、1126、1128等が、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)などの多数の公知プロトコルのいずれかを介して通信するウェブサーバ、ファイルサーバ、メディアサーバ等であってよい。
【0073】
[例示的なコンピューティングデバイス]
[0080] 前述されたように、好都合なことに、本開示において記述された技術は任意の適切なデバイスに関連付けることができる。そのため、それらはハンドヘルド端末、ポータブル機器、およびその他のコンピューティングデバイス(種々の機能を計算および/または実施する回路またはコンポーネントを有するアクティブコンタクトレンズを含む)であると理解される。前述されたように、いくつかの態様では、デバイスは本明細書に記載されるコンタクトレンズ(またはコンタクトレンズのコンポーネント)および/または読取機であってよい。種々の態様では、データストアは本明細書に記載される任意のメモリ、本明細書に記載される任意のコンタクトレンズおよび/または本明細書に記載されるRF読取機を含む、または本明細書に記載される任意のメモリ、本明細書に記載される任意のコンタクトレンズおよび/または本明細書に記載されるRF読取機内に含まれてよい。種々の態様では、データストアはコンタクトレンズに送信されたまたはコンタクトレンズから受信された情報を記憶するために任意の保存庫であってよい。
【0074】
[0081] 図12は、本開示に記載される態様の1つまたは複数の態様が実装可能な適切なコンピューティングシステム環境1200の一例を図示する。コンピュータ1210のコンポーネントは、プロセシングユニット1220、システムメモリ1230およびプロセシングユニット1220にシステムメモリを含む種々のシステムコンポーネントを結合するシステムバス1222を含むことができるが、これらに限らない。
【0075】
[0082] コンピュータ1210は典型的には、種々のコンピュータ可読メディアを含み、コンピュータ1210によりアクセス可能な任意の利用可能なメディアであってよい。システムメモリ1230は、リードオンリーメモリ(read only memory(ROM))および/またはランダムアクセスメモリ(random access memory(RAM))などの揮発性および/または非揮発性メモリの形態でコンピュータ記憶メディアを含むことができる。限定ではなく例として、メモリ1230はオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、その他のプログラムコンポーネントおよびプログラムデータも含むことができる。
【0076】
[0083] ユーザは、入力デバイス1240(例えば、キーボード、キーパッド、ポインティングデバイス、マウス、タッチペン、タッチパッド、タッチスクリーン、動作感知装置、カメラ、マイクロホン、またはその他のユーザがコンピュータ1210と相互作用することを可能にする任意のデバイス)を通してコンピュータ1210内にコマンドおよび情報を書き込むことができる。モニタまたはその他の種類のディスプレーデバイスは、出力インターフェイス1250などのインターフェイスを介してシステムバス1222に接続することもできる。コンピュータはモニタに加えて、出力インターフェイス1250を通して接続可能であるスピーカおよびプリンタなどのその他の周辺出力デバイスも含むことができる。
【0077】
[0084] コンピュータ1210は、リモートコンピュータ1280等の1つ以上のその他のリモートコンピュータに対する論理結合を使用してネットワーク化されたコンピューティング環境または分散コンピューティング環境において稼働することができる。リモートコンピュータ1280は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたはその他の一般的なネットワークノード、あるいはその他のリモートメディア消費または送信デバイスであってよく、コンピュータ1210に関連して上述された任意のまたは全ての要素を含むことができる。図12に示される論理結合は、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)などのネットワーク1282を含むが、セルラーネットワーク等のその他のネットワーク/バスを含むこともできる、ネットワーク1282を含む。
【0078】
[0085] コンピューティングデバイスは典型的には、コンピュータ可読記憶メディアおよび/または通信メディアを含むことができる種々のメディアを含み、これらの2つの用語は本明細書では以下に記載のごとく互いに異なる使い方をされる。コンピュータ可読記憶メディアは、コンピュータによりアクセス可能ないかなる利用可能な記憶メディアであってよく、典型的には持続性の性質のものであってよく、また揮発性および非揮発性メディア、取り外し可能および取り外しできないメディアの両方を含んでよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読記憶メディアは、コンピュータ可読命令、プログラムコンポーネント、構造化データまたは非構造化データなどの情報の記憶のための任意の方法または技術と関連して実装可能である。コンピュータ可読記憶メディアは、RAM、ROM、電気的消去可能ROM(electrically erasable programmable read only memory (EEPROM))、フラッシュメモリ、またはその他のメモリ技術あるいは、所望の情報を保存するために使用可能なその他の有体および/または持続性メディアを含むことができるが、これらに限らない。コンピュータ可読記憶メディアは、媒体により記憶された情報に関する種々の操作のために、例えば、アクセス要求、クエリー、またはその他のデータ検索プロトコルを介して1つ以上のローカルまたはリモートコンピューティングデバイスによりアクセス可能である。種々の態様では、コンピュータ可読記憶メディアは、本明細書に記載されるメモリ、コンタクトレンズ(またはそのコンポーネント)または読取機であってよく、またはこれらに含まれてよい。
【0079】
[0086] 一方で、通信メディアは典型的にはコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムコンポーネントあるいは、例えば搬送波またはその他の輸送機構等の変調データ信号等のデータ信号におけるその他の構造化または非構造化データを具現し、任意の情報送達または輸送メディアを含む。「変調データ信号」または信号という用語は、その特性の1つ以上が1つ以上の信号における情報をエンコードするような方法で設定または変更される信号を指す。
【0080】
[0087] 本開示で説明する態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの任意の組合せで実装できることを理解されたい。ハードウェア態様については、処理ユニットは1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circircuits(ASIC))、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(programmable logic devices(PLD))、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサおよび/または本開示に記載される機能を実施するように設計されたその他の電子デバイス、またはこれらの組み合わせ内で実装可能である。
【0081】
[0088] ソフトウェア態様については、本開示に記載された技術はコンポーネントまたは本開示に記載された機能を実施するコンポーネント(例えば、手順、機能など)を実装することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニット内に記憶されプロセッサにより実行されることができる。
【0082】
[0089] 上述された事項は、1つ以上の態様の例を含む。上述の態様の説明を目的として、全ての考え得るコンポーネントの組み合わせまたは方法を記述することは不可能であることは明白であるが、種々の態様の多くのさらなる組み合わせおよび変形例が可能であることが当業者には認識され得る。従って記述された態様は、添付の請求項の趣旨と範囲内にある全てのそのような変更例、修正例および変化例を包含することが意図されている。
【0083】
[0090] さらには、「または」という用語は排他的な「または」というよりもむしろ両立的な「または」を意味することを意図している。つまり、特段明記されない場合、または文脈から明らかでない場合には、「XはAまたはBを採用する」という表現は、任意の自然に含まれる変形例を意味することが意図される。つまり「XはAまたはBを採用する」という表現は、以下のいずれかの場合によって成立する:XはAを採用する;XはBを採用する;またはXはAおよびBの両方を採用する。付加的に、本出願および添付の請求項において使用される冠詞「a」および「an」は通常は、特段明記されない場合、または文脈から単数形を対象にすることが明らかではない場合は「1つ以上」を意味すると見なされるべきである。
【0084】
[0091] 上述のシステムは、複数のコンポーネント間の相互作用に関して記載されてきた。そのようシステムおよびコンポーネントは、これらのコンポーネントまたは特定のサブコンポーネントを含み得ることが理解され得る。サブコンポーネントはまた、親コンポーネント(階層)内に含まれるよりも、その他のコンポーネントに通信的に結合されるコンポーネントとして実装可能である。付加的に、1つ以上のコンポーネントは集約機能を提供する単一コンポーネントに組み合わせられ得ることを留意されたい。本開示に記載された任意のコンポーネントも、本開示では特に記載されてはいないが当業者には一般的に公知の1つ以上のその他のコンポーネントと相互に作用することができる。
【0085】
[0092] 上述の例示的システムを考慮するに、記述された主題に従って実装可能な方法は、種々の図のフローチャートを参照することでよりよく理解される。簡潔な説明のために方法は一連のブロックとして示され記述されているが、いくつかのブロックは本開示で示され記述されたものとは違い、異なる順番および/または他のブロックと同時に発生することができることから、請求された主題はブロックの順番により限定されないことを理解および認識されたい。フローチャートにより不連続または枝分かれしたフローが図示されている場合には、同じまたは類似の結果を達成する種々のその他の分枝、フローパス、およびブロックの順番が実装可能であることが認識される。さらには、本開示に記載される方法を実装するために全ての図示されるブロックは必要とされ得ない。
【0086】
[0093] 本開示に記載された種々の態様に加えて、その他の同様の態様が使用可能であり、または記述された態様に対して、そこから逸脱することなく対応する態様の同一または相当する機能を実施するために修正および追加がなされることを理解されたい。またさらには、複数のプロセシングチップまたは複数のデバイスは、本開示に記載される1つ以上の機能の実施を共有することができ、同様に、複数のデバイスにわたり記憶装置が提供され得る。本発明は、いかなる単一の態様に限定されるものではなく、むしろ添付の請求項に従って広さ、主旨および範囲が解釈可能である。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【手続補正書】
【提出日】2016年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトレンズを備える装置であって、
前記コンタクトレンズは、
基板と、
前記コンタクトレンズ上の静電容量を感知する前記基板上または前記基板内に配置される静電容量センサと、
前記静電容量センサからの前記静電容量を示す情報を決定する前記基板上または前記基板内に配置される回路と
を備える、装置。
【請求項2】
前記静電容量センサは、静電容量近接センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記静電容量センサは、静電容量圧力センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記回路は、読取機に前記情報を送信する通信コンポーネントを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記回路は、前記コンタクトレンズがその上に配置された眼に関連する瞼の状態を決定する静電容量分析コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記状態は、前記瞼のまばたきを含む、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記状態は、前記コンタクトレンズの配向を含む、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記回路は、前記コンタクトレンズがその上に配置された眼に関連するパラメータを決定する静電容量分析コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズに近接する物体の圧力である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記パラメータは、前記コンタクトレンズ上または前記コンタクトレンズ内に配置される物質の層の厚さ、前記コンタクトレンズ上の物質の種類、または前記コンタクトレンズ上の物質の組成物の少なくとも1つである、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記コンタクトレンズから送信された情報を受信する読取機をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記回路は、前記読取機に前記情報を送信することまたは前記コンタクトレンズの外部のソースからの情報を受信することのうちの少なくとも1つを行う通信コンポーネントをさらに備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記回路は、少なくとも前記静電容量を示す前記情報に基づき前記コンタクトレンズ上で動作を実施する処理コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
静電容量を検出するためにコンタクトレンズ上のセンサを使用すること、
前記静電容量における変化を決定すること、および、
前記静電容量における前記変化に基づき眼の状態の変化を決定することまたは推測すること
を含む、方法。
【請求項15】
前記静電容量は、前記コンタクトレンズに対する物体の近接性に反応して検出される、請求項14に記載の方法。
【国際調査報告】