(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
開示されるのは、第1ウエスト領域と、第2ウエスト領域と、第1ウエスト領域と第2ウエスト領域との間に配置されるクロッチ領域と、第1ウエスト領域内のウエスト縁部と、ウエスト縁部と隣接する第1ウエスト領域内の少なくとも1つのウエストバンドと、第2ウエスト領域内の少なくとも1つの締結具と、及び第1ウエスト領域内のウエストアセンブリとを備え、ウエストアセンブリが約75%超の波状部規則性を有する、開放型使い捨て吸収性物品である。
第1ウエスト領域と、第2ウエスト領域と、前記第1ウエスト領域と前記第2ウエスト領域との間に配置されるクロッチ領域と、前記第1ウエスト領域内のウエスト縁部と、前記ウエスト縁部と隣接する前記第1ウエスト領域内の少なくとも1つのウエストバンドと、前記第2ウエスト領域内の少なくとも1つの締結具と、前記第1ウエスト領域内のウエストアセンブリとを備え、前記ウエストアセンブリが75%超の波状部規則性を有する、開放型使い捨て吸収性物品。
脚部ガスケットシステムを更に含み、前記ウエストバンドが、前記脚部ガスケットシステムと重なり合う、請求項1〜9のいずれか一項に記載の開放型使い捨て吸収性物品。
前記不織布材料及び前記少なくとも2つの弾性ストランドが、第1の歪みの下で組み合わせられ、前記ウエストバンドが、印加ウエストバンド歪みの下で開放型使い捨て吸収性物品に取り付けられ、前記第1の歪みと前記印加ウエストバンド歪みとの間の差が、結果として40%超の完全なウエストバンド圧密化を有するウエストバンドをもたらす、請求項1〜16のいずれか一項に記載の開放型使い捨て吸収性物品。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品の1つの実施形態の平面図である。
【図2】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンド積層体の1つの実施形態の平面図である。
【図3】本明細書において詳述される吸収性物品1つの実施形態の平面図である。
【図4】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適な折り畳まれた外側レッグカフの1つの実施形態の模式的断面図である。
【図5】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適な折り畳まれた外側レッグカフの1つの実施形態の模式的断面図である。
【図6】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適な吸収性コアの1つの実施形態の模式的断面図である。
【図7】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適な吸収性コアの1つの実施形態の模式的断面図である。
【図8】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適な吸収性コアの1つの実施形態の模式的断面図である。
【図9a】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンド積層体の実施形態の模式的断面図である。
【図9b】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンド積層体の実施形態の模式的断面図である。
【図9c】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンド積層体の実施形態の模式的断面図である。
【図9d】本明細書において詳述される吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンド積層体の実施形態の模式的断面図である。
【図10】テンプレートの模式図である。
【図11】図1の開放型使い捨て吸収性物品の一例の前側ウエスト領域の拡大図である。
【図12A】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図12B】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図12C】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図12D】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図13A】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図13B】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図13C】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図13D】規則的で一体の波状部を含んで、弾性を有するようにひだを取ることができる、深く連続的な結合部パターンを有する不織布の1つの実施形態を図示している。
【図14】本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品において用いるのに好適なウエストバンドの1つの実施形態の写真である。
【図15】規則的で一体形状の波状部を有しないウエストバンドの写真である。
【図16】規則的で一体形状の波状部を有しないウエストバンドの写真である。
【図17】開放型使い捨て吸収性物品の一例の衣類に面した面を上方から見た模式図である。
【図18】開放型使い捨て吸収性物品の一例の身体に面した面を上方から見た模式図である。
【図19】開放型使い捨て吸収性物品の一例の身体に面した面を上方から見た模式図である。
【図20】本明細書において詳述されるような弾力性と剛性とを測定するために用いられる装置の一部位を側方から見た模式図である。
【図21】本明細書において詳述されるような弾力性と剛性とを測定するために用いられる装置の一部位を正面から見た模式図である。
【図22】図20及び21に図示された装置の検査面に固定された被検体の一例の模式図である。
【図23】テストワークス(Test Works)4ソフトウェアを弾力性及び剛性の測定に用いた場合に、同ソフトウェアにより収集されるデータをプロットしたグラフの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書で使用する場合、以下の用語は下記で指定される意味を有するものとする。
【0014】
吸収性物品に関連しての「使い捨て」は、洗濯、又は別の方法で吸収性物品として復元するか再利用することを一般的に、意図されない(すなわち、単一回の使用の後で廃棄する、好ましくはリサイクル、堆肥化又は環境に適合する方法で廃棄することを意図される)吸収性物品を意味する。
【0015】
「吸収性物品」とは、身体排出物を吸収及び収容するデバイスを指し、より詳細には、着用者の身体に接して、又は近接して配置されて、身体から排出される様々な排出物を吸収し、収容するデバイスを指す。吸収性物品の例としては、おむつ、トレーニングパンツ、プルオンパンツ型おむつ(即ち、米国特許第6,120,487号に示されているような予め形成された腰部開口部及び脚部開口部を有するおむつ)、再締結可能なおむつ若しくはパンツ型おむつ、失禁用ブリーフ及び下着、おむつホルダ及びライナー、パンティライナーなどの女性用衛生衣類、吸収性挿入物などが挙げられる。
【0016】
用語「近位」及び「遠位」は、それぞれ、構造体の長手方向又は横方向の中心線に比較的近い又は遠い要素の位置を指す(例えば、長手方向に延びる要素の近位縁が、同じ要素の末端縁が同じ長手方向中心線に対して配置されるよりも長手方向中心線により近く配置されている)。
【0017】
「内側の」及び「外側の」とはそれぞれ、吸収性物品の中心線(長手方向又は横方向中心線)に対する、要素の位置を指す。「内側」は、中心線により近い位置を指し、「外側」は、中心線からより遠い位置を指す。
【0018】
「身体に面する」及び「衣類に面する」とはそれぞれ、要素若しくは要素の表面、又は要素のグループの相対な位置を指す。「身体に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面よりも、着用時に着用者により近いことを意味する。「衣類に面する」とは、要素又は面が他の要素又は面より、着用時に着用者からより遠く離れていることを意味する(すなわち、要素又は面が、吸収性のある使い捨て物品の上に着用され得る着用者の衣類に近接する)。
【0019】
「長手方向の」とは、物品の1つのウエスト縁部から対向するウエスト縁部に実質的に垂直に及び、物品の最大直線寸法にほぼ平行に走る方向を指す。長手方向の45度以内の方向は「長手方向」であると見なされる。
【0020】
「横方向の」とは、物品の長手方向縁部から向かい合う長手方向の縁部に及び長手方向にほぼ直角に走る方向を指す。横方向に対して45度以内の方向は、「横方向」としてみなされる。
【0021】
「配置される」とは、要素がある特定の場所又は位置に設けられていることを指す。
【0022】
「接合される」とは、要素が直接的に他の要素に取り付けられることによって要素が直接固定される形態、及び要素が中間の部材に取り付けられ、その中間部材が次に他の要素に取り付けられることによって要素が他の要素に間接的に固定される形態を指す。
【0023】
「フィルム」とは、材料の長さ及び幅が材料の厚さを大きく上回るシート状材料を指す。典型的には、フィルムは約0.5mm以下の厚さを有する。
【0024】
「透水性」及び「不透水性」は、使い捨て吸収性物品の意図された使用に関連する材料の浸透性を指す。具体的には、用語「透水性」は、液体の水、尿又は合成尿が強制圧力がない状態でその厚さを通過できる孔、開口部及び/又は相互に接続された空隙を有する層又は層構造体を指す。逆に、用語「不透水性」は、液体の水、尿又は合成尿が強制圧力(重力等の自然の力とは別に)がない状態でその厚さを通過できない層又は層構造体を指す。この定義により不透水性の層又は層状構造体は、水蒸気に対して透過性であってもよい、すなわち、「蒸気透過性」であってもよい。
【0025】
「延伸性」及び「延伸可能な」とは、弛緩状態の構成要素の幅又は長さを伸ばす又は増大させることができることを意味する。
【0026】
「伸縮性」又は「弾性のある」は、構成要素が弾性材から作製された少なくとも一部分を含むことを意味する。
【0027】
「伸長可能な材料」、「延伸可能な材料」又は「伸縮可能な材料」は、は互換的に使用され、付勢力を加えると、破裂又は破断することなく、EDANAの20.2〜89に規定の方法で測定して弛緩した元の長さの少なくとも約110%の伸長した際の長さまで伸びることができ(すなわち、元の長さよりも10%長く伸びることができ)、加えた力を除くと、完全に破裂又は破断することなく、その伸長した分の長さの約20%未満という回復をほとんど示さない材料を指す。かかる伸長可能な材料が、加えた力を除いた際に、その伸長した分の長さの少なくとも40%を回復する場合、その伸長可能な材料は「弾性的」すなわち「エラストマー的」であると考えられる。例えば、100mmの初期長さを有する弾性材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を除くと少なくとも130mmの長さまで縮む(すなわち、40%の回復を示す)。材料が、加えた力を除いた際に、その伸長した分の長さの40%未満しか回復しない場合、そのような伸長可能な材料は、「実質的に非弾性的」又は「実質的に非エラストマー的」であると考えられる。例えば、100mmの初期長さを有する伸長可能な材料は、少なくとも150mmまで延伸することができ、力を除くと少なくとも145mmの長さまで縮む(すなわち、10%の回復を示す)。
【0028】
「分離ランディングゾーン」とは、締結要素の構成部品を指し、典型的には面ファスナーの雌型係合部であるがそれに限られない。分離ランディングゾーンは、開放型使い捨て物品の衣類に面した面に取り付けられる、分離構成部品である。
【0029】
「エラストマー材料」は、弾性的性質を示す材料である。エラストマー材料としては、エラストマーフィルム、ストランド、スクリム、不織布、及び他のシート状構造体を挙げることができる。
【0030】
「パンツ」は、予め成形されたウエスト部及び脚部開口部を有する使い捨て吸収性物品を指す。パンツは、着用者の両脚を脚部開口部に入れ、パンツを滑らせて、着用者の胴体下部の周りの位置に至らせることにより身につけることができる。パンツは、通常、「閉鎖型おむつ」、「締結済おむつ」、「プルオン式おむつ」、「トレーニングパンツ」及び「おむつパンツ」とも呼ばれる。
【0031】
「開放型」とは、形成済みのウエスト部及び脚部開口部を含まず、おむつを着用者のウエスト周りに固定するために締結具を用いる使い捨て吸収性物品を指す。図1及び3は、開放型使い捨て吸収性物品の例示的な実施例を示す。
【0032】
「波状部」は、z軸方向の(すなわち、図1のおむつの平面から立ち上がる方向の)材料のひだ部又は変形部を指す。波状部は、「ギャザー」という用語と互換的に用いられ得る。
【0033】
「規則的な波状部」とは、実質的に単一の主要な頻度で発生する波状部を指す。例えば、規則的な波状部の1つの波状部のピークとピークの間に空間を有し、平均の空白に対してプラスマイナス1mmより大きな違いで変化する空間が、全空間のうち25%以下にとどまる、波状部のセットである。
【0034】
「一体形状の波状部」とは、本明細書において波状部一体形状性を計算する方法を論じる際に更に詳述するように、途中で破断又は中断することなく、第1ウエスト領域のウエストアセンブリの長手方向全長にわたって広がる波状部を指す。ウエストアセンブリは、少なくとも1つの面(例えば、身体に面した面又は衣類に面した面)が、一体形状の波状部である波状部が50%より多くを占める場合に、一体形状波状化していると見なされる。
【0035】
「ウエストバンド」とは、少なくとも第1ウエスト領域内の分離して適用される構成部品を指し、衣類に面した面又は身体に面した面に適用することができ、あるいは、吸収性物品の層間に挟み込まれる場合もある。
【0036】
「ウエストアセンブリ」とは、ウエストバンドが分離して適用されうる、吸収性物品の一般的領域を指す。この領域は、吸収性物品の複数の層を一般に含み、それらには、トップシート、バックシート(ミクロ孔質フィルム、及び/又は外側カバー)、分離ランディングゾーン、吸収性アセンブリ(又はその一部)、脚部ガスケットシステム、不透明性強化パッチ等が含まれるが、それらに限られない。吸収性物品はウエストバンドを含み、ウエストバンドは長手方向の長さが25mm未満であり、ウエストアセンブリは、第1ウエスト領域のウエスト縁部とウエストバンドの内側縁部との間のエリアとして定義される。ウエストバンドが存在しないか、あるいは吸収性物品のウエストバンドが、長手方向の長さが25mmよりも長い場合、この領域は、第1ウエスト領域のウエスト縁部と第1ウエスト領域のウエスト縁部に平行でその25mm内側にあるラインとの間のエリアとして定義される。
【0037】
図1は、平坦かつ非収縮状態(すなわち、弾性によって収縮されてない状態)の、開放型使い捨て吸収性物品20の非限定的実施形態の例の平面図である。吸収性物品20の衣類に面する面120が、図を見る人に面している。吸収性物品20は、長手方向中心線100及び横方向中心線110を含む。吸収性物品20は、シャーシ22を備えている場合がある。吸収性物品20及びシャーシ22が、第1ウエスト領域36、第1ウエスト領域36に対向する第2ウエスト領域38、及び第1ウエスト領域36と第2ウエスト領域38との間に位置するクロッチ領域37を有するものとして示されている。ウエスト領域36及び38は一般に、着用時に着用者のウエストを取り囲む吸収性物品20の部位を含む。ウエスト領域36及び38は、フィット性及び封入性を改善するように、着用者のウエスト周りでギャザーをなすような弾性要素を含み得る。ウエスト領域36及び38は、第1のウエストバンド1000及び第2のウエストバンド2000を含んでもよい。クロッチ領域37は、吸収性物品20が着用された場合に、着用者の両方の脚の間に概ね位置する、吸収性物品20の一部位である。
【0038】
シャーシ22の外周部は、長手方向縁部12及びウエスト縁部14により画定される。長手方向縁部12は、第1ウエスト領域36内の長手方向縁部12の部位である前側長手方向縁部12aと、後側ウエスト領域38内の長手方向縁部12の部位である後側長手方向縁部12bとに、更に分割されていてよい。シャーシ22は、長手方向中心線100と概ね平行に配向され、互いに対向する長手方向縁部12を有し得る。しかしながら、より良いフィットのためには、長手方向縁部12は、例えば平面図で見たときに、「砂時計」型のおむつを製造するように、湾曲される、又は角度がつけられている場合がある。シャーシ22は、横方向中心線110に概ね平行に配向され、互いに対向するウエスト縁部14を有し得る。
【0039】
シャーシ22は、液体透過性トップシート24、バックシート26、トップシート24とバックシート26との間の吸収性コア28を備え得る。吸収性コア28は、身体に面する面と衣類に面する面とを有し得る。トップシート24は、コア28及び/又はバックシート26に接合され得る。バックシート26は、コア28及び/又はトップシート24に接合され得る。他の構造体、要素、又は基材がコア28とトップシート24及び/又はバックシート26との間に位置していてもよいことを認識すべきである。ある実施形態において、シャーシ22は、複合おむつ構造体を形成するために付加される他の機構を備える、吸収性物品20の主要構造体を含む。トップシート24、バックシート26、及び吸収性コア28は様々な周知の構成で作られ得るが、好ましいおむつの構成が、米国特許第3,860,003号、同第5,151,092号、同第5,221,274号、同第5,554,145号、同第5,569,234号、同第5,580,411号、及び同第6,004,306号に一般的に記載されている。
【0040】
トップシート24は一般的に、着用者に少なくとも部分的に接触して又は近接して位置し得る。吸収性物品20の一部位である。好適なトップシート24は、多孔質発泡体、網状発泡体、有孔プラスチックフィルム、又は天然繊維(例えば、木材又は綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル又はポリプロピレン繊維)若しくは天然繊維及び合成繊維の組み合わせの織布又は不織布ウェブ等の広い範囲の材料から製造することができる。トップシート24は、一般に、着用者の皮膚に対してしなやかで柔らかい感触であり、無刺激性である。一般に、トップシート24の少なくとも一部分は液体透過性であり、トップシート24の厚さ方向に容易に液体を透過させることができる。トップシート24は開口部を備えてもよい。本明細書で有用な1つのトップシート24は、BBA Fiberweb社(テネシー州、Brentwood)から供給元コード055SLPV09Uとして入手可能である。
【0041】
トップシート24の任意の部分は、当該技術分野において既知のローション又はスキンケア組成物でコーティングされ得る。好適なローションの例としては、米国特許第5,607,760号、同第5,609,587号、同第5,635,191号、及び同第5,643,588号に記載されるものが挙げられる。トップシート24は、トップシート24とコア28との間に空隙空間を提供するように、全体的又は部分的に弾性化されていても、あるいは短縮化されていてもよい。弾性化された又は短縮化されたトップシートを含む構造体の例が、米国特許第4,892,536号、同第4,990,147号、同第5,037,416号及び同第5,269,775号に、より詳細に記載されている。
【0042】
吸収性コア28は、コアカバー、ダスティング層、及び使い捨ておむつ及びその他の吸収性物品において一般に用いられる広範な種類の液体吸収性材料を備え得る。コアカバー及びダスティング層は、不織布材料又はコアカバー又はダスティング層として用いられ得る、当該技術分野において既知の任意の他の材料から作られ得る。吸収性コアのいくつかの実施形態には、コアカバー又はダスティング層を含まないものがある。
【0043】
好適な吸収性材料としては、一般にエアフェルト縮みセルロース詰め物と呼ばれる粉砕木材パルプ、コフォームを含むメルトブローポリマー、化学的に剛直化、変性若しくは架橋されたセルロース繊維、ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、又は既知の他の吸収性材料若しくは材料の組み合わせが挙げられる。1つの実施形態においては、吸収性コアの少なくとも一部分は、実質的にセルロースを含まず、10重量%未満のセルロース繊維、5重量%未満のセルロース繊維、1重量%未満のセルロース繊維、微量のセルロース繊維を含有するか、又はセルロース繊維を含有しない。微量のセルロース材料が、実質的にセルロースを含まない吸収性コアの一部分の厚さ、可撓性、及び吸収性の少なくとも1つに実質的に影響を与えないということは理解されるべきである。他の利点の中でも、吸収性コアの少なくとも一部分が実質的にセルロースを含まないとき、吸収性コアは、10重量%超のセルロース繊維を含む、同様の吸収性コアよりも著しく薄く、より高い可撓性を有すると考えられる。吸収性コア中に存在する吸収性材料、例えば吸収性粒子状ポリマー材料の量は、異なってもよいが、特定の実施形態においては、吸収性コアの約80重量%超、又は吸収性コアの約85重量%超、又は吸収性コアの約90重量%超、又はコアの約95重量%超の量で吸収性コア中に存在する。好適な吸収性コアの非限定的な例は、以下により詳細に記載されている。
【0044】
吸収性コア28として使用するための吸収性構造体の例は、米国特許第4,610,678号、同第4,673,402号、同第4,834,735号、同第4,888,231号、同第5,137,537号、同第5,147,345号、同第5,342,338号、同第5,260,345号、同第5,387,207号、同第5,397,316号、及び同第5,625,222号、に記載されている。
【0045】
バックシート26は、一般的に、吸収性物品20の衣類に面する面120の少なくとも一部分であり得るように位置する。バックシート26は、吸収性物品20によって、かつ吸収性物品20内に吸収され収容された排出物が、ベッドシーツや下着など、吸収性物品20と接触し得る物品を汚すのを防ぐように設計することができる。ある実施形態では、バックシート26は、実質的に不透水性である。好適なバックシート26の材料としては、Tredegar Industries社(インディアナ州、Terre Haute)により製造され、商標名X15306、X10962、及びX10964で販売されているもの等のフィルムが挙げられる。他の好適なバックシート26の材料としては、蒸気が吸収性物品20から逃れるのを可能にするが、同時に排出物がバックシート26を通り抜けるのを防止する通気性材料が挙げられる。通気性材料の例としては、織布ウェブ、不織布ウェブ、フィルムコーティング不織布ウェブなどの複合材料、並びにESPOIR NOの名称で日本のMitsui Toatsu社により製造されているミクロ孔質フィルム及びEXXAIREの名称でEXXON Chemical社(テキサス州、Bay City)により製造されているようなミクロ孔質フィルムなどの材料を挙げることができる。ポリマーブレンドを含む好適な通気性複合材料は、名称HYTRELブレンドP18−3097として、Clopay社(オハイオ州、Cincinnati)から入手可能である。このような通気性複合材料は、PCT国際特許出願公開第WO 95/16746号及び米国特許第5,865,823号により詳述されている。不織布及び孔形成フィルムを含む他の通気性バックシートが、米国特許第5,571,096号に記載されている。好適なバックシートの一例が、米国特許第6,107,537号に記載されている。表面処理、特定のフィルムの選択及び加工、特定のフィラメントの選択及び加工等をはじめとする他の好適な材料及び/又は製造技術が、好適なバックシート26を提供するために使用され得るが、使用可能なものはのものに限定されない。
【0046】
バックシート26は、2層以上の層からも構成され得る。バックシート26は、外側カバー及び内側層を含み得る。外側カバーは、柔らかい不織布材料から作製され得る。内側層は、実質的に液体不透過性のフィルムから作製され得る。外側カバー及び内側層は、接着剤又は任意の他の好適な材料又は方法によって共に接合されてもよい。特に好適な外側カバーは、供給元コードA18AH0としてCorovin社(ドイツ国、Peine)から入手可能であり、特に好適な内側層は、供給元コードPGBR4WPRとしてRKW Gronau社(ドイツ国、Gronau)から入手可能である。本明細書では様々なバックシート構成が考えられているが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正が可能であることは当業者には明らかである。
【0047】
吸収性物品20は、前側耳部40及び/又は後側耳部42を含み得る。耳部40、42は、延伸可能な場合も、延伸不可能な場合も、弾性のある場合も、あるいは弾性のない場合もある。耳部40、42は、不織布ウェブ、織布ウェブ、編布地、ポリマーフィルム及びエラストマーフィルム、有孔フィルム、スポンジ、発泡体、スクリム、並びにこれらの組み合わせ及び積層体から形成され得る。ある特定の実施形態においては、耳部40、42は、不織布/エラストマー材料積層体又は不織布/エラストマー材料/不織布積層体のような伸縮性積層体から形成されてよい。伸縮性積層体は、当該技術分野において既知な任意の方法によって形成され得る。例えば、耳部40、42は、不織布材料及びエラストマー要素のうちの少なくとも一層を含むゼロ歪伸縮性積層体として形成されてよい。弛緩状態又は実質的に弛緩状態でエラストマー要素が不織布材料の層に貼り付けられ、得られた積層体を、不織布層を恒久的に伸長させ、エラストマー要素を一時的に伸長させる活性化プロセスにかけることにより、その積層体は伸縮可能に(又は、より広い範囲で伸縮可能に)なる。不織布層は、シャーシ22の少なくとも一部分と一体であってもよく、その場合、エラストマー要素は、不織布層に貼り付けられてもよく、次に不織布/エラストマー要素積層体が活性化される。あるいは、不織布層は、別体の構成部品であってよく、その場合、エラストマー要素が不織布層に貼り付けられて積層体を形成し、次いで本体部分に結合される。耳部の1つ以上の層が、別体で提供される場合、積層体は、本体部分に貼り付けられる前又は後のいずれかで活性化され得る。ゼロ歪み活性化プロセスは米国特許第5,167,897号及び同第5,156,793号に更に開示されている。好適な弾性耳部は、2つの不織布層(例えば供給元コードFPN332としてBBA Fiberweb社(テネシー州、Brentwood)から入手可能)の間に配置されたエラストマーフィルム(例えばTredegar社(バージニア州、Richmond)から供給元コードX25007として入手可能なものなど)を含む、活性化された積層体であり得る。
【0048】
耳部40、42は別体であっても、又は一体化されていてもよい。別体の耳部は、シャーシ22に接合される別体の要素として形成される。一体化された耳部は、長手方向縁部12から横に向かって外側に突出するシャーシ22の一部である。一体化された耳部は、耳部突出部の形状を含むようにシャーシ形状を切断することで形成され得る。
【0049】
吸収性物品20は締結システム50を含んでもよい。締結される際、締結システム50は、第1ウエスト領域36及び第2ウエスト領域38を相互に連結し、吸収性物品20の装着時に着用者を取り囲むことができるウエスト囲い部をなす。締結システム50は例えば、テープタブ、面ファスナーの締結要素、タブ及びスロットのような係合締着具、バックル、ボタン、スナップ、及び/又は雌雄同体締結要素などの締結具を含んでよいが、他の既知のいかなる締結手段も、一般に容認できる。面締結システムの例がいくつか、米国特許第3,848,594号、同第4,662,875号、同第4,846,815号、同第4,894,060号、同第4,946,527号、同第5,151,092号及び同第5,221,274号に開示されている。インターロック締結システムの一例が、米国特許第6,432,098号に開示されている。締結システム50は、米国特許第4,963,140号に開示されるように、使い捨て構成の物品を保持する手段も提供し得る。締結システム50はまた、米国特許第4,699,622号に開示されるように、主要な締結システム及び副次的な締結システムを含む場合もある。締結システム50は、米国特許第5,242,436号、同第5,499,978号、同第5,507,736号、及び同第5,591,152号に記載されるように、重なり合っている部分のずれを低減するか、又はフィット性を改善するように構成されてもよい。
【0050】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品のウエストバンドにより、吸収性物品は結果として、着用者にとっての快適性、フィット性が改善され、ガスケット性能も改善され得る。しかるべきウエストバンドは改善された製品耐久性及び強度を提供してもよい。本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品のウエストバンドはまた、吸収性物品の交換を改善し容易とし得る。
【0051】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの目的は、今日の技術で既知である吸収性物品よりも、吸収性物品の第1及び/又は第2ウエスト領域で、間隙閉鎖性が改善された吸収性物品を供給することである。ウエスト領域で間隙閉鎖性を有することは、より良好なフィット性及び封じ込め性を有する物品を作り出して、ガスケット性能を改善することができる。間隙閉鎖を達成する一つの方法は、吸収性物品の後側ウエスト縁部と同一平面同一広がりを持つウエストバンドを提供することである。適用方法のバリエーションが存在するために、一部の実施形態では、ウエストバンドは吸収性物品の第1及び第2の腰部領域両方に存在してもよい。しかしながら、後側ウエスト領域が間隙閉鎖を提供するには、高収縮のウエストバンド望ましいが、身につけるのを助けるために、前側ウエスト領域においてはより低収縮のウエストバンドを有することがより望ましい。それゆえ、本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの「差のある収縮」、又は前側と後側とで異なる組み込み伸びのストランドを有するウエストバンド積層体であって、単一のウエストバンド積層体のみが切断されるようにしたものに関する。ウエストバンド積層体の切断は、物品へウエストバンドを取り付けた後であり、ウエストバンドは、意図された物品の分離(切断)域にわたって広がるように取り付けられる。このように、同一のウエストバンド積層体は、後側及び前側で異なるレベルの収縮をもたらして、間隙を閉じるのを助けるために後部で高収縮をもたらし、前部では低収縮をもたらすことができる。
【0052】
1つの実施形態においては、第1の(1000)ウエストバンド及び第2のウエストバンド(2000)は、ウエストバンド積層体(3000)からなる。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は不織布材料(3100)からなる。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体はフィルムからなる。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、少なくとも2つの弾性ストランド(3200)、少なくとも4つの弾性ストランド、少なくとも6つの弾性ストランド、少なくとも8つの弾性ストランド、少なくとも10の弾性ストランド、あるいは少なくとも12の弾性ストランドからなる。本明細書の説明も図面も主として、弾性ストランドを含むウエストバンド積層体を対象としているが、本明細書の教示するところのもの(例えば、材料の歪み、延伸、比率)は、エラストマーフィルム、発泡体、又はウエストバンド構造体に用いられるその他の伸縮可能な材料を含むウエストバンドの実施形態にも適用可能である。
【0053】
1つの実施形態においては、第1及び第2のウエストバンドは同一の印加ウエストバンド歪みで物品に取り付けられる。1つの実施形態においては、第1のウエストバンド及び第2のウエストバンドは、弛緩時の長さと比べて約30%超、約50%超、約70%超の歪みで使い捨て吸収性物品に取り付けられる。1つの実施形態においては、第1のウエストバンド及び第2のウエストバンドは、弛緩長さと比べて約150%未満、約125%未満、約100%未満、約75%未満の歪みで使い捨て吸収性物品に取り付けられる。1つの実施形態においては、第1のウエストバンド及び第2のウエストバンドは、弛緩長さと比べて約70%〜約75%の歪みで使い捨て吸収性物品に取り付けられる。
【0054】
1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、不織布材料及び少なくとも2つの弾性ストランドからなり、少なくとも2つの弾性ストランドの各々は異なる弾性材料である。1つの実施形態においては、弾性ストランドは丸い断面をしているが、他の実施形態では、弾性ストランドは様々な断面形状を有し得る。1つの実施形態においては、弾性ストランドは異なる直径又は異なる断面形状を有する。
【0055】
1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、物品への取り付け後、少なくとも2つの弾性ストランドからなるウエストバンド積層体が、各々1つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンドを生じ、少なくとも4つの弾性ストランドからなるウエストバンド積層体が、各々2つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンドを生じるように、弾性ストランドの間で切断される。図2に示すように、少なくとも6つの弾性ストランドからなるウエストバンド積層体3000は、切断(切断ライン4000)したとき、各々が3つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンド(1000、2000)を生じる。更に、少なくとも8つの弾性ストランドからなるウエストバンド積層体は、各々が4つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンドを生じ、少なくとも10の弾性ストランドからなるウエストバンド積層体は、各々が5つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンドを生じ、少なくとも12の弾性ストランドからなるウエストバンド積層体は、各々が6つの弾性ストランドを有する2つのウエストバンドを生じる。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、得られる2つのウエストバンドが、弾性ストランドの不等分布を有するか、又は切断体の一方の側に弾性ストランドを有しないように、切断される。例えば、10の弾性ストランドを有するウエストバンド積層体は、6つの弾性体を有する1つのウエストバンド及び4つの弾性体を有する1つのウエストバンドを生じてもよい。別の例においては、10の弾性ストランドを有するウエストバンド積層体は、10の弾性体を有する1つのウエストバンド及び弾性体を有しない1つのウエストバンドを生じてもよい。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は中心で切断されて、2つのウエストバンドを生じる。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は中心を外して切断される。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、等間隔に離れた複数の弾性ストランドを有し得る。1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体は、積層体中の他の弾性ストランドと比較して、より近い間隔又はより遠い間隔の複数の弾性ストランドを有してもよい。
【0056】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは、物品の長手方向の軸に平行な方向で、約12mm超、約15mm超、約20mm超の長さを有する。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、物品の長手方向の軸に平行な方向で約50mm未満、約45mm未満、約40mm未満の長さを有する。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、物品の長手方向の軸に平行な方向で約25mmの長さを有する。
【0057】
1つの実施形態においては、弛緩した製品中のウエストバンドは、物品の横方向の軸に平行な方向で、約50mm超、約75mm超、約100mm超の長さを有する。1つの実施形態においては、弛緩した製品中のウエストバンドの物品の横方向の軸に平行な方向な長さは、約300mm未満、約250mm未満、約200mm未満である。
【0058】
1つの実施形態においては、一方のテープから他方のテープまでの距離と比較して、ウエストバンドのCD長さ比は、約2未満、約1.5未満、約1未満である。
【0059】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは物品の身体に面する面上にある。1つの実施形態においては、ウエストバンドは物品の衣類に面する面上にある。1つの実施形態においては、ウエストバンドは吸収性物品の層間に挟まれている。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第1又は第2のウエスト領域のいずれかの衣類に面する面上及び第1又は第2のウエスト領域のいずれかの身体に面する面上にある。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、身体に面する面及び衣類に面する面の両方の上にある。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、身体に面する面又は衣類に面する面のいずれかの上にあり、ウエストバンドを備えていない状態の面は、印刷されたウエストバンド形状で印刷される。
【0060】
1つの実施形態においては、ウエストバンドが弛緩した状態(すなわち、ウエストバンドが収縮した状態)では、一方のテープの縁部から他方のテープの縁部までの距離は、そのサイズの吸収性物品を着用する平均の乳児に関して、乳児のウエスト周囲の平均長さの少なくとも約50%、平均長さの少なくとも約60%、平均長さの少なくとも約65%である。
【0061】
1つの実施形態においては、ウエストバンド積層体の弾性ストランドは、1つの積層体内で異なる組み込み伸びを有してもよく、切断後、第1の組み込み伸びを有する第1のウエストバンド、及び第2の組み込み伸びを有する第2のウエストバンドを生じ、第1及び第2のウエストバンドは両方とも同一の印加ウエストバンド歪みを有する。組み込み伸びは、組み合わせられている第2の材料(例えば、低坪量の不織布)に対して弾性体に加えられている歪みである。例えば、不織布と組み合わせられているとき、弾性体を100mmから250mmまで延伸すると、それは、((250mm/100mm)−1)×100%、すなわち150%の組み込み伸びであると言われる。次いで、この積層体は弛緩させることができ、ほぼ元の100mmに戻るが、不織布は250mmのままである。弾性体を異なる度合いに歪ませると、1つのウエストバンド積層体内で1種類以上の組み込み伸びがあり得る。例えば、ストランド(1)は、不織布と組み合わせられるとき、100mmから250mmまで伸ばされ、すなわち150%の組み込み伸びを有し、一方、ストランド(2)は、不織布と組み合わせられるとき、90mmから250mmまで伸ばされ、すなわち約178%の組み込み伸びを有する。
【0062】
印加ウエストバンド歪みは、吸収性物品と組み合わせられるときウエストバンド積層体に加えられている歪みである。例えば、取り付けられているとき100mmの積層体を170mmまで伸ばすと、それは、((170mm−100mm)/100mm×100%)で、70%の印加ウエストバンド歪みであると考えられる。1つの実施形態においては、任意の数の弾性ストランドの第1の組み込み伸びは、約100%、約125%、約140%、約150%、約160%、約175%、約200%である。1つの実施形態においては、任意の数の弾性ストランドの第2の組み込み伸びは、約100%、約125%、約140%、約150%、約160%、約175%、約200%である。
【0063】
1つの実施形態においては、第1の組み込み伸びと第2の組み込み伸びとの間のデルタ(差)は、約20%超、約30%超、約40%超である。
【0064】
1つの実施形態においては、生じる前部・後部間デルタシャーシ収縮は、約5.0%超、約9.0%超、約9.5%超、約12.5%超、約15%超、約20%超である。
【0065】
1つの実施形態においては、前部シャーシ収縮又は後部シャーシ収縮のいずれかが、約18%超、約20%超である場合には、前部・後部間デルタシャーシ収縮は、約15%未満、約12.5%未満、約10%未満、約9.5%未満、約9%未満である。
【0066】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の他の目的の1つは、当業界で既知のものよりもより良好な厚さ(キャリパー)/クッション性及びウエストバンドの収縮のバランスを提供することである。現在、大多数のウエストバンドは、快適性及び封じ込めに対して良好なクッション/キャリパー性を有するが、収縮の量で限定されるフォーム系であるか、又は弾性ストランドが高歪みで引っ張られ、高収縮をもたらすが、極めて僅かなキャリパー/クッションしか使用に供さない、弾性ストランド及び不織布の組み合わせである。したがって、本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つのより高い第1の歪み(組み込み伸び)の下で組み合わせられた不織布材料及び弾性ストランドを有するウエストバンドを提供する「圧密化(consolidation)」を対象とし、かつウエストバンド中の折り畳まれた不織布が、弛緩した状態と及び伸びた状態/使用中状態との両方の状態でクッション/キャリパーを提供するように、より低い印加ウエストバンド歪の下で物品に取り付けられる、得られるウエストバンドを対象とする。図9はウエストバンド積層体(3000)の断面図を図示する。図9a〜9bは、延伸圧密化を行わないウエストバンドの断面を図示する。図9aは、おむつシャーシ(22)の横方向の軸に平行な、腰部における弛緩した製品の断面を図示する。図9bは、おむつシャーシの横方向の軸に平行な、腰部における延伸した製品の断面を図示する。図9c〜9dは、延伸圧密化を行ったウエストバンドの断面を図示する。図9cは、おむつの横方向の軸に平行な、腰部における弛緩した製品の断面を示す。図9cは、ウエストバンドの周波数及び振幅が、ウエストバンドを適用するシャーシのそれよりも高いということを示す。図9dは、おむつの横方向の軸に平行な、腰部における延伸した製品の断面を示す。図9dは、シャーシを延伸したときでも、ウエストバンドがギャザー及びキャリパーを更に有するということを示す。
【0067】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは、不織布材料及び少なくとも1つの弾性ストランドを含む積層体からなり、不織布材料及び弾性ストランドは、第1の歪みの下で組み合わせられ、ウエストバンドは、印加ウエストバンド歪みの下で物品に取り付けられる。1つの実施形態においては、第1の歪みは、組み込みストランド伸びとも呼ばれ、約50%超、約75%超、約100%超、約150%超、約200%超、約225%超、約250%超、約300%超、約350%超、約375%超である。1つの実施形態においては、印加ウエストバンド歪みは、ウエストバンド歪みとも呼ばれ、約25%超、約50%超、約75%超、約100%超である。1つの実施形態においては、第1の歪みと印加ウエストバンド歪みとの間の差は、圧密化とも呼ばれ、約0%超、約65%超、約75%超、約100%超、約150%超、約200%超、約225%超、約250%超、約300%超である。
【0068】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは、約95%超、約100%超、約125%超、約150%超、約175%超、約200%超の完全ウエストバンド圧密化を有する。
【0069】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは、約35%超、約50%超、約75%超、約100%超、約125%超、約175%超の延伸ウエストバンド圧密化を有する。
【0070】
1つの実施形態においては、ウエストバンドはウエスト縁部に取り付けられる。1つの実施形態においては、ウエストバンドはウエスト縁部から20mm以内に取り付けられる。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、ウエスト縁部と同一平面で取り付けられる(すなわち、ウエストバンドはウエスト縁部と同一の広がりを持つ)。1つの実施形態においては、ウエストバンドは一方のウエスト縁部においてのみ存在する。1つの実施形態においては、ウエストバンドは第1及び第2のウエストバンド縁部の両方において存在する。
【0071】
不織布材料及び弾性ストランドは、接着剤、機械的な接合、又は当該技術分野で既知の任意の他の取り付けの形により組み合わせられてもよい。ウエストバンドは、接着剤接合、機械的な接合、又は当該技術分野で既知の任意の他の取り付けの形により取り付けられてもよい。
【0072】
1つの実施形態においては、ウエストバンドの弛緩した状態のキャリパーは、約1.60mm超、約2.00mm超、約2.25mm超、約2.50mm超である。
【0073】
1つの実施形態においては、ウエストバンドの延伸したキャリパーは、約0.80mm超、約1.00mm超、約1.25mm超である。
【0074】
本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品の他の1つの目的は、伸縮可能な前側ウエスト面(例えば、第1ウエストバンド1000)を有する第1ウエスト領域36であって、第1ウエスト領域36に可撓性がありそのつけ心地が快適であり、着用者の身体に連続的な接触部を形成するのを促し、丸まったり、めくれたり、あるいはしわが寄ったりするのに抵抗するような第1ウエスト領域36を含むことである。更に、本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品の第1ウエスト領域36が実際に丸まったり、めくれたり、あるいはしわが寄ったりする場合にも、第1ウエスト領域36は、着用者の身体に接触しているその元々の位置を回復する傾向を有している。
【0075】
先に「背景技術」において説明したように、従来既知の開放型使い捨て吸収性物品は、場合によっては、前側ウエスト領域に高い剛性を有する材料を採用し、着用者の身体からかかる屈曲力及び座屈力を相殺する。しかしながら、この高い剛性は、使用中に、着用者の姿勢、呼吸、食物の摂取等により着用者の身体がその形状を変化させるにつれて、身体に順応しなくなり、それゆえに着用者にとって快適ではない前側ウエスト領域をもたらすことにもなる。したがって、着用者の身体との連続的な接触部を形成するのを促すことに加えて、本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品前側ウエストアセンブリは、着用者にとっての快適さを促すため、低い剛性をも有し得る。
【0076】
十分な力がかかると材料は変形(例えば、屈曲、座屈)し、この力が大きくなればなるほど、材料はより剛性が高いと考えられる。材料の中には、その剛性を超える力がかかると、永久的に又は半永久的に変形してしまうものがある。他の材料には、ある範囲の力の下では可逆的に変形し、力が除かれると元の形状に復帰しようとするものがある(例えば、ばね)。材料がその元々の形状に復帰するために使用することができるエネルギーのことを、その材料の弾力性と定義する。したがって、比較的低い剛性と比較的高い弾力性を有する材料が、開放型使い捨て吸収性物品20の第1ウエスト領域36に用いるには望ましい。着用者の身体と連続的な接触部をなすよう促し、丸まったり、めくれたり、かつ/又はしわが寄ったりするのに抵抗する第1ウエスト領域36を作るにあたっては、第1ウエスト領域は、約5mJ超、約5.5mJ超、約6.0mJ超、約6.1mJ超、約6.2mJ超、約6.3mJ超、約6.4mJ超、約6.5mJ超、約7.0mJ超、約7.5mJ超、約8.0mJ超、約8.5mJ超、約9.0mJ超、約9.5mJ超、約10.0mJ超、約10.5mJ超、約11.0mJ超、約11.5mJ超、約12.0mJ超、約12.5mJ超、約13.0mJ超、約13.5mJ超、約14.0mJ超、約14.5mJ超、又は約15.0mJ超の弾力性と、約11.0N未満、約10.0N未満、約9.0N未満、約8.0N未満、約7.0N未満、約6.0N未満、約5.0N未満、又は約4.0N未満の剛性とを有していてよい。一部の実施形態においては、第1ウエスト領域が、約5.0mJ〜約15.0mJ、又は約5.0mJ〜約10.0mJの弾力性を有することが望ましい場合がある。一部の実施形態においては、第1ウエスト領域が、約4.0N〜約10.0N、又は約6.0N〜約10.0Nの剛性を有することが望ましい場合がある。一部の実施形態においては、第1ウエスト領域が、約5.0mJ超の弾力性と約10.0N未満の剛性とを有することが望ましい場合がある。弾力性と剛性とのパラメータは、第1ウエスト領域において、後述の試験方法のセクションで定義されるようにして測定される。第1ウエスト領域36の弾力性と剛性とを計算するために、開放型使い捨て吸収性物品20が、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14の15mm内側である、マークした位置322で試験される。したがって弾力性及び剛性試験の手順が、詳しくは詳述する、第1ウエスト領域剛性及び第1ウエスト領域弾力性測定法にしたがって、第1ウエスト領域36の15mm分が、支持プラットフォーム310の試験面311の試験縁部318にかかるようにして実行される。
【0077】
丸まったり、めくれたり、かつ/又はしわが寄ったりしないウエスト面を作るにあたり、製品の前側ウエスト内の、周囲のエリアの弾力性よりも実質的に小さな弾力性のエリアをなくすことが役に立つ場合がある。第1ウエスト領域36は、使い捨て吸収性物品のウエスト縁部14に平行に走る9つの区間を含み得る。図11に図示されているように、第1ウエスト領域36内で、本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品は、第1区域1、第2区域2、第3区域3、第4区域4、第5区域5、第6区域6、第7区域7、第8区域8、及び第9区域9を含み得る。第1区域はその幅が10mmであり、それ以降の区域はその幅が5mmである。したがって、第1ウエスト領域36の第1区域1は、ウエスト縁部14と、ウエスト縁部14に平行でありウエスト縁部14から10mm内側にある線101との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第2区域2は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から10mm内側にある線101と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から15mm内側にある線102との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第3区域3は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から15mm内側にある線102と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から20mm内側にある線103との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第4区域4は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から20mm内側にある線103と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から25mm内側にある線104との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第5区域5は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から25mm内側にある線104と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から30mm内側にある線105との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第6区域6は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から30mm内側にある線105と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から35mm内側にある線106との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第7区域7は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から35mm内側にある線106と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から40mm内側にある線107との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第8区域8は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から40mm内側にある線107と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から45mm内側にある線108との間のエリアである。第1ウエスト領域36の第9区域9は、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から45mm内側にある線108と、ウエスト縁部14に平行で、ウエスト縁部から50mm内側にある線109との間のエリアである。
【0078】
ある実施形態においては、区域1、2、3、4、5、6、7、8、9のうちの2つの隣接する区域間の弾力性の差は、第1ウエスト領域36内の全区域1、2、3、4、5、6、7、8、9の平均弾力性の約60%以下である。それを計算式で示すと:隣接する区域間のΔ弾力性=((ある区域の弾力性−隣接する区域の弾力性)の絶対値)/全区域の平均弾力性≦60%他の実施形態においては区域1、2、3、4、5、6、7、8、9のうちの2つの隣接する区域間の弾力性の差は、第1ウエスト領域36内の全区域1、2、3、4、5、6、7、8、9の平均弾力性の、約40%、約45%、約50%、約65%、約70%、約80%、約90%、又は約100%以下である。第1ウエスト領域36の2つの隣接する区域間の弾力性の差に加えて、開放型使い捨て吸収性製品20の一部の約11.0N未満、約10.0N未満、約9.0N未満、約8.0N未満、約7.0N未満、約6.0N未満、約5.0N未満、又は約4.0N未満の剛性を有する第1ウエスト領域36をも含む。そのような剛性は、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14から15mm内側(すなわち、区域2と区域3を分ける線102で)測定される。第1ウエスト領域36のそれぞれの区域に特定の弾力性パラメータは、後述の試験方法のセクションで定義されるように測定される。第1区域1の弾力性を計算するために、開放型使い捨て吸収性物品20が、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14から10mm内側のマークした位置322で試験される。したがって弾力性及び剛性試験の手順が、詳しくは後述する、第1ウエスト領域剛性及び第1ウエスト領域弾力性測定法にしたがって、第1ウエスト領域36の10mm分が、支持プラットフォーム310の試験面311の試験縁部318にかかるようにして実行される。第2区域2の弾力性を計算するために、開放型使い捨て吸収性物品20が、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14の15mm内側であるマークした位置322で試験される。上述の方法にならって、以下に続く区域の試験が実行される(第3区域3は、ウエスト縁部から20mm内側であるマークした位置322で試験され、第4区域4は、ウエスト縁部から25mm内側であるマークした位置で試験される等々)。
【0079】
弾力性及び剛性は、材料の物理的構成又は構造、並びに材料の組成に基づいて変化し得る、材料の性質である。本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品の1つのその三次元構造を通じて弾力性を獲得する不織布材料を含む。不織布材料にひだを作ることにより、この三次元構造が提供され得る。したがって、以下の構造的要素が、不織布材料の弾力性に影響すると考えられる:厚さ、密度、坪量、一体形状性及び/又は波状部の規則性、縮れた繊維(例えば、縮れた二成分繊維)、異なる歪の層を積層すること、ポリマーの機械的性質、材料が歪みの下で非組成的に変形する能力。
【0080】
図1に示すように、ウエストバンドが長手方向に25mm以上であれば、ウエストアセンブリ35は、ウエスト縁部14と、ウエスト縁部14に平行でウエスト縁部から25mm内側にある線201との間の第1ウエスト領域36のエリアである。ウエストバンドが長手方向に25mmより短い場合には、ウエストアセンブリ35は、ウエスト縁部14と、ウエストバンドの内側縁部との間の第1ウエスト領域のエリアとして定義される。理論に縛られずに言えば、開放型使い捨て吸収性物品の第1ウエスト領域36のウエストアセンブリ35が、着用者の身体から遠ざかるように屈曲した場合、ウエストアセンブリ35の身体に面した面のより長い曲率半径のため、身体に面する面は衣類に面する面と比べてより長い経路を移動しようと試みる。このより長い移動経路は、ウエストアセンブリ35を含む材料の厚さのせいである。波状部をウエストアセンブリ35内に有することにより、その有効厚さが増加させることができる。したがって、ウエストアセンブリ35の身体に面する面は、張力のかかった状態に置かれることになる。ウエストアセンブリ35がより厚い(例えば、坪量がより大きい)材料からなり、かつ/又は波状部がより深くなると、材料の身体に面する面の張力がより大きくなる。この張力により、ウエストアセンブリ35はその元々の形状に復帰する傾向を有することになる。規則的で一体の波状部は、更に大きな張力を引き起こすが、それはそのような波状部が、エネルギー的により安定的であるからである。逆に、不規則的な波状部は、ウエストバンドに蓄えられた張力が逃げる可能性がある生来の弱い点、又は弱いスポットを、ウエスト領域35が有することを示し得る。ウエストアセンブリ35に蓄えられた張力を逃がすと、ウエストアセンブリ35が立った状態に復帰するために利用できるエネルギーが減ることになり得る。加えて、本明細書において更に詳述されるように、ウエストアセンブリ35の弾力性は、ウエストバンドの圧密化を通じて増加し得る。
【0081】
更に、縮れた繊維は、ウエストアセンブリ35の材料内で、微小なばねとして動作し得る。ウエストアセンブリ35が屈曲するにつれて、身体に面する面上のばねが延伸し、かつ衣類に面した面のばねが圧縮される。この圧縮/張力が、材料をその元々の形状に復帰させ得る。加えて、歪の差があることにより、身体に面した面のより大きな歪みを弛緩させるために、ウエストアセンブリ35が特定の方向に(すなわち、身体に向かって)屈曲するようになる場合がある。ウエストアセンブリ35が身体から遠ざかるように屈曲するにつれて、身体に面した面が、等しい歪みで積層された同等の面よりも、次第により大きくなる歪みの下に置かれるようになる。
【0082】
波状部は、高価ではない不織布材料に作るのが困難である場合も多い。そのような波状部を作る方法の1つは、比較的厚い不織布に深い結合部パターンを用いて、結合部パターンが吸収性物品のウエストアセンブリ35の長手方向に延びる縦列を作るようにすることである。そのような不織布が横方向に圧密化した場合、結合部位は座屈する傾向となる一方で、非結合部位は縮まる傾向になり、波状部が作られる。結合部が規則的なパターン状に作られる場合、波状部もまた規則的となる傾向がある。図12A〜D及び13A〜Dは、ウエストアセンブリ35に採用することが可能で、規則的で一体形状の波状部を含む、深く、連続的な結合部パターンを有する不織布の、非制限的な2つの例を図示している。図12は、図12Aに示すように、平坦な不織布内の、規則的で直線的な結合部パターンを図示しており、図13は、図13Aに示すように、平坦な不織布内の、規則的で波打っている結合部パターンを図示している。図12B及び13Bは、図12A及び13Aの平坦な不織布内の結合部パターンの、断面プロファイルを図示している。図12C及び13Cは、不織布が弾性的に収縮し、それにより、規則的な波状部を形成している際の、結合部パターンの断面プロファイルを図示している。図12D及び13Dは、不織布が弾性的に収縮し、それにより、規則的な波状部を形成している際の、結合部パターンの斜視図を図示している。結合部パターンが一体であり、実質的に、ウエストバンド材料の連続的な長手方向寸法にわたって伸びる限りにおいて、他の結合部パターンもまた考えられる。追加的な結合部パターンは、ジグザグの結合部ライン、斜めの結合部ライン、あるいは任意の他のパターンであって、ウエストバンドを横切って横に引かれたラインが、いかなる1本のラインと1回までしか交差しないパターンを含み得る。本明細書において用いられる場合には、「結合部ライン」という用語は、基板上で、基板の繊維が接合された複数の場所を指す。接合は、熱結合、圧接、超音波溶接、糊剤による結合等、様々な手段を通じて実現され得る。複数の場所が接合されて、「ライン」を形成することができる。しかしながら、本明細書において用いられる場合、「ライン」という用語は、近接して離間されており、実質的にはラインに近似されるような、一連の個別の点、又は短いラインを指すこともあり得る。それゆえ、当業者であれば、実線状の結合部パターンが説明されていても、本発明の利益は、実質的にラインに近似される、近接して離間している点又は個別のラインセグメントによって同様に実現可能であるということを認識するであろう。
【0083】
図14は、規則的で一体形状のギャザーを含むウエストアセンブリの写真である。図14のウエストバンドは、波打った結合部パターン(パターンの詳細は、米国特許出願公開第2010/298796号に見られる)を有する、30gsmの、サイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリプロピレン不織布から作られたものである。結合部パターン中の結合部は約1mmの幅があり、非結合領域は約2.5mmの幅があり、その波の振幅は約4mmであり、波の頻度は約0.04mm
−1である。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。図15は、不規則なギャザーを含むウエストアセンブリの写真である。図15のウエストバンドは、波打った結合部パターン(パターンの詳細は、米国特許出願公開第2010/298796号に見られる)を有する、15gsmの、サイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリプロピレン不織布から作られたものである。結合部パターン中の結合部は約1mmの幅があり、非結合領域は約2.5mmの幅があり、その波の振幅は約4mmであり、波の頻度は約0.04mm
−1である。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。図16は、不規則なギャザーを含むウエストアセンブリの写真である。図16のウエストバンドは、小さなドットからなる結合部パターンを有する、10gsmのSMS不織布から作られたものである。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0084】
より規則的で一体である/一体形状の波状部は、潜在的に、より大きな弾力性を、第1ウエスト領域36のウエストアセンブリ35に与える。より一体の波状部を作るためには、結合部の場所の頻度、非結合部の材料の剛性、及び望ましい量の組み込み伸びとをマッチさせることが有利であり得る。1つの非制限的な例として、望ましい組み込み伸びのレベルが約60%〜約150%であり、不織布の坪量が約20gsm〜約75gsmである場合には、結合部の頻度は約0.1mm
−1〜約2.0mm
−1が望ましい。本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品20のウエストアセンブリ35の他の例においては、望ましい組み込み伸びのレベルは、約75%〜約115%、又は約80%〜約100%であり、不織布の坪量は約20gsm〜約50gsm、約25gsm〜約45gsm、若しくは約25gsm〜約35gsm、又は約30gsmであり、結合部の頻度は、約0.1mm
−1〜約1.5mm
−1、約0.1mm
−1〜約1.0mm
−1、又は約0.1mm
−1〜約0.75mm
−1であり得る。1つの特定の実施形態においては、ウエストアセンブリ35は、約90%の弾性組み込み伸びと、約30gsmの不織布の坪量と、約0.5mm
−1の結合部の頻度とを有するウエストバンドを含み得る。
【0085】
更に、製品が着用される形になった場合に、そのような波状部が存在することがまた重要であり得る。弛緩した状態で波状に見えるような多くのウエストバンドは、実際には平坦な状態でおむつのシャーシに積層され、それゆえ、着用時、おむつの前側が伸ばされた際には、波状部が存在しない。ウエストバンドアセンブリ35に取り付けるのに先立ってウエストバンドを圧密化すること(本明細書で説明されるように)は、おむつが着用される形になった際にもなお波状部が存在するのを確保するための1つの手段である。
【0086】
規則的な波状部を作るための他の方法の1つは、吸収性物品の長手方向に、離間した別々の縦列を作り出す糊剤又は他の取り付け手段を使用することである。これらの取り付け手段は、内部的には、伸縮性面の構成部品を組み立てるのに用いることができ(例えば、弾性ストランドを不織布材料に取り付ける)、あるいは、伸縮性面を吸収性物品の他の部分に取り付けるのに用いることができる。この方法はまた、ウエストバンドアセンブリ35の長手方向の全長にわたる一体形状のギャザーを作るためにも、用いることができる。
【0087】
規則的な波状部とは、実質的に均等に離間し、実質的に均等なサイズの波状部である。これは、ウエストアセンブリ35にわたる均等な分配を確保するのを助けるものである。また、不織布は典型的には、大判のウェブであって、全体にわたり実質的に規則的な性質のウェブ形で作られ、波状部のサイズはこのウェブの剛性に依存して決まるので、規則的な波状部を作ることにより、いかなる特定の波状部も、その隣接する波状部と異なるサイズを有するために最適ではない強度を有するようになってしまうことを防ぐことができる。一体形状の波状部とは、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14からウエストアセンブリ35の底部まで、破断、中断、あるいは分岐することなく連続している波状部である。破断部、中断部、あるいは分岐部は、波状部構造において弱いスポットを示し得る。
【0088】
丸まったり、めくれたり、かつ/又はしわが寄ったりしないウエスト面を作るにあたり、前側ウエスト領域36にわたり、ヒンジ線が形成されるのを可能にするエリア、すなわち、屈曲が起こりやすいエリアをなくすことも有益であり得る。ヒンジ線は、材料が、周囲のエリアと比べてかなりの程度低い屈曲強度を有する場所にできる可能性がある。第1ウエスト領域36のすべてのエリアに相当程度の剛性を付与することにより、ヒンジ線をなくすことが可能であるが、これでは、着用者にとって快適ではないほどの剛性を有する第1ウエスト領域ができてしまう。ヒンジ線はまた、第1ウエスト領域36の一部位である、材料又は構成部品の横方向エッジに、典型的に発生し得る。この1つの例は、第1ウエスト領域36内のウエストバンドの下縁部、又は第1ウエスト領域36内の吸収性アセンブリの上縁部である。ヒンジ線が発生し得る他のエリアの1つは、特に矩形の締結要素を有する締結システム内の、締結システムの上縁部又は下縁部である。所与の材料が途切れるエリア(例えば、ウエストバンドの横方向縁部)は、通常、第1ウエスト領域36の厚さが変化するエリアに対応する。理論に縛られずに言えば、厚さは材料の可撓性にとってキーとなる変数であるが、厚さが相当程度変化するエリアは、隣接のエリアに対して相当程度異なる可撓性をもたらし得る。したがって、材料の縁部間で可撓性が滑らかに、急激ではないように遷移するようにすること、すなわち、可撓性変化がより広いエリアにわたって広がるようにすることが望ましい。このことは、材料の縁部間に十分な重なりを確保し、かつ境界線を共にする構成部品又は僅かな空隙を有する構成部品を避けることで効果的に実現することが可能である。
【0089】
1つの実施形態においては、本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品は、第1ウエスト領域と、第2ウエスト領域と、第1ウエスト領域と第2ウエスト領域との間に配置されるクロッチ領域と、第1ウエスト縁部及び第2ウエスト縁部と、第2ウエスト領域内の少なくとも1つの締結具と、第1ウエスト縁部と隣接する第1ウエスト領域内の少なくとも1つのウエストバンドと、トップシートと、バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアとを含み、第1ウエスト領域が吸収性コアとウエストバンドとの間に重なりを含む。図19は、本明細書に開示される開放型使い捨て吸収性物品の一例の衣類に面した面を示す。図19においては、第1ウエスト領域内のウエストバンド1000が吸収性コア28と重なり合って、オーバーラップ領域1002を形成する。既に述べたように、吸収性コア28は、コアカバー、ダスティング層、及び使い捨ておむつ及びその他の吸収性物品において一般に用いられる広範な種類の液体吸収性材料を備え得る。図示されている実施形態においては、吸収性コア28の横方向縁部1004は、第1ウエスト領域26のウエスト縁部14の内側にある。オーバーラップ領域1002は、ウエストバンド1000の縁部と吸収性コア28の縁部との間のより滑らかな遷移を実現することができ、それゆえに、可撓性の変化をより広いエリアにわたるように広げることができ、かつ屈曲/座屈が起こるのを減らすことができる。
【0090】
1つの非制限的な実施形態においては、ウエストバンドは第1ウエスト縁部から26mm延伸し、吸収性コアは第1ウエスト縁部から14mm離間しており、長手方向に12mmのオーバーラップ領域を、ウエストバンドと吸収性コアとの間に作り出す。一部の実施形態においては、オーバーラップ領域は長手方向に、約5mm〜約25mm、約7.5mm〜約20mm、又は約10mm〜約15mmの範囲に及ぶ。一部の実施形態においては、オーバーラップ領域は、約2mm、約4mm、約6mm、約8mm、約10mm、約12mm、約14mm、約16mm、約18mm、約20mm、約22mm、約24mm、約26mm、約28mm、又は約30mmであり得る。
【0091】
他の1つの実施形態においては、本明細書において詳述される開放型使い捨て吸収性物品は、第1ウエスト領域と、第2ウエスト領域と、第1ウエスト領域と第2ウエスト領域との間に配置されるクロッチ領域と、第1ウエスト縁部及び第2ウエスト縁部と、第2ウエスト領域内の少なくとも1つの締結具と、第1ウエスト領域内の少なくとも1つの分離ランディングゾーンと、第1ウエスト縁部と隣接する第1ウエスト領域内の少なくとも1つのウエストバンドとを含み、第1ウエスト領域が分離ランディングゾーンとウエストバンドとの間に重なりを含む。図18は、本明細書に開示される開放型使い捨て吸収性物品の一例の身体に面した面を示す。図17は、本明細書に開示される開放型使い捨て吸収性物品の一例の衣類に面した面を示す。図17においては、第1ウエスト領域内のウエストバンド1000は分離ランディングゾーン1001と重なり合って、オーバーラップ領域1002を形成する。図示されているこの実施形態においては、分離ランディングゾーン1001の横方向内側縁部1003は、ウエストバンド1000と重なり合っていない。オーバーラップ領域1002は、ウエストバンド1000の縁部と分離ランディングゾーン1001の縁部との間のより滑らかな遷移を実現することができ、それゆえに、屈曲力の変化をより広いエリアにわたるように広げることができ、かつ屈曲/座屈が起こるのを減らすことができる。
【0092】
1つの非制限的な実施形態においては、ウエストバンドは第1ウエスト縁部から26mm延伸し、分離ランディングゾーンは第1ウエスト縁部から14mm離間しており、長手方向に12mmのオーバーラップ領域を、ウエストバンドと分離ランディングゾーンとの間に作り出す。一部の実施形態においては、オーバーラップ領域は長手方向に、約5mm〜約25mm、約7.5mm〜約20mm、又は約10mm〜約15mmの範囲に及ぶ。一部の実施形態においては、オーバーラップ領域は、約2mm、約4mm、約6mm、約8mm、約10mm、約12mm、約14mm、約16mm、約18mm、約20mm、約22mm、約24mm、約26mm、約28mm、又は約30mmであり得る。
【0093】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品のもう1つの目的は、物品の外周部の周りで追加的なガスケットを提供する、脚部ガスケットシステム及び前側/後側ウエストバンド面を統合したもの実現することである。したがって、本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの同様のギャザー数を有し同様の構成を有する、共通の脚部ガスケットシステム及びウエストバンドを提供する、「360ガスケット」を対象とする。追加のオーバーラップする脚部ガスケットシステム及びウエストバンド、又は同様の色合い、質感、結合パターン、色、若しくは他のビジュアルキューを有する脚部ガスケットシステム及びウエストバンドを備え得る。図3は、ウエストアセンブリと脚部ガスケットシステムとの両方にギャザーを有する、1つの実施形態を図示している。
【0094】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第1ウエスト領域内で脚部ガスケットシステムと重なり合う。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第2ウエスト領域内で脚部ガスケットシステムと重なり合う。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第1ウエスト領域と第2ウエスト領域との両方において、脚部ガスケットシステムと重なり合う。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第1ウエスト領域内の脚部ガスケットシステムのスパン内で横方向に終結し、それにより、第1ウエスト領域内で脚部ガスケットシステムと部分的に重なり合う。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第2ウエスト領域内の脚部ガスケットシステムのスパン内で横方向に終結し、それにより、第2ウエスト領域内で脚部ガスケットシステムと部分的に重なり合う。1つの実施形態においては、ウエストバンドは、第1ウエスト領域内及び第2ウエスト領域内の脚部ガスケットシステムのスパン内で横方向に終結し、第1ウエスト領域内及び第2ウエスト領域内で脚部ガスケットシステムと部分的に重なりあう。
【0095】
1つの実施形態では、使い捨て吸収性物品は、本明細書で記載するようにウエストバンド及び脚部ガスケットシステムを備え、脚部ガスケットシステムが第1のギャザー数を有し、ウエストバンドが第2のギャザー数を有するが、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比が約0.5超、約0.75超、約1.25超、約1.50超である。1つの実施形態においては、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比は約1.00である。1つの実施形態においては、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比は約0.75〜約1.25である。1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステムのギャザー数が約13超であるときは、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比は約0.75〜約1.25である。1つの実施形態においては、ウエストバンドのギャザー数が約12超であるときは、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比は約0.75〜約1.25である。1つの実施形態においては、吸収性物品がテープ止め式の製品であるときは、第1のギャザー数の第2のギャザー数に対する比は約0.75〜約1.25である。
【0096】
1つの実施形態においては、ウエストバンド及び脚部ガスケットシステムの両方は弾性ストランドを備え、1つの実施形態においては、ウエストバンドは弾性ストランドを備え、1つの実施形態においては、ウエストバンド及び脚部ガスケットシステムは両方とも同じタイプの伸縮性材料及び/又は積層体構造を備える。
【0097】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは30mmの区域当たり約10超のギャザー、30mmの区域当たり約12超のギャザーを有する。1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステムは、30mmの区域当たり約10超のギャザー、30mmの区域当たり約12超のギャザーを有する。
【0098】
1つの実施形態においては、ウエストバンドは第1のウエスト縁部及び第2のウエスト縁部内に存在し、脚部ガスケットシステムは、第1の長手方向の縁部及び第2の長手方向の縁部内に存在する。
【0099】
吸収性物品20は、ともに2011年4月29日出願の、米国特許出願公開第2012/0277713A1号及び同第2012/0277702A1号に記載されているように、脚部ガスケットシステム70を含み得る。図4及び5は、脚部ガスケットシステムの例の模式的断面図を示している。脚部ガスケットシステム70は、内側カフの折り畳まれた縁部72と内側カフの材料縁部73とを備える、内側バリアレッグカフ71を備え得る。脚部ガスケットシステム70は、外側カフの折り畳まれた縁部75と外側カフの材料縁部76とを備える、外側カフ74を更に備え得る。
【0100】
1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステム70は、材料の1つのウェブを備える。材料の1つのウェブを有する1つの材料の2つ以上のウェブを有する実施形態に対して、コスト面で有利であり得る。更に、材料の1つのウェブを有する1つの材料の2つ以上のウェブを結合することにより作られるような穴が存在しないため、漏れがより少なくなり得る。また、材料の1つのウェブを有する1つの目に見える機械的な結合部が少ないので、見た目がより美しいものとなり得る。
【0101】
1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステム70は、内側カフの折り畳まれた縁部72と内側カフの材料縁部73とからなる内側バリアレッグカフ71を有する。脚部ガスケットシステム70は、外側カフの折り畳まれた縁部75と外側カフの材料縁部76とを備える、外側カフ74を更に備え得る。1つの実施形態においては、材料のウェブは横方向に内側に向かって折り畳まれて外側カフの折り畳まれた縁部75を形成し、かつ材料のウェブは横方向に外側に向かって折り畳まれて内側カフの折り畳まれた縁部72を形成する。1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステム70は、第1ウエスト縁部36から第2ウエスト縁部38まで延在し、クロッチ領域37内の内側カフの折り畳まれた縁部72と外側カフの折り畳まれた縁部75との間で、トップシート24及び/又はバックシート26に接合される。1つの実施形態においては、外側カフの材料縁部76は、内側カフの材料縁部73の横方向内側に配置される。
【0102】
1つの実施形態においては、外側レッグカフ74は、外側カフの折り畳まれた縁部75と外側カフの材料縁部76との間の横方向アレイに位置する弾性部材77を備え、また、外側レッグカフ74は場合によっては、少なくとも2つの弾性部材77、少なくとも3つの弾性部材77、少なくとも4つの弾性部材77、少なくとも5つの弾性部材77、少なくとも6つの弾性部材77を含む。1つの実施形態においては、弾性部材77は、外側カフの折り畳まれた縁部75と内側カフの材料縁部73との間に配置され得る。
【0103】
1つの実施形態においては、内側バリアレッグカフ71は、内側カフの折り畳まれた縁部72のエリア内に、弾性部材78のアレイを備え、また、内側バリアレッグカフ71は場合によっては、少なくとも1つの弾性部材78、少なくとも2つの弾性部材78、少なくとも3つの弾性部材78、少なくとも4つの弾性部材78、少なくとも5つの弾性部材78を備える。1つの実施形態においては、弾性部材78は、内側カフの折り畳まれた縁部72と外側カフの材料縁部76との間に配置される。
【0104】
1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステム70は、内側カフの折り畳まれた縁部72と内側カフの材料縁部73とからなる内側バリアレッグカフ71を有する。脚部ガスケットシステム70は、外側カフの折り畳まれた縁部75と外側カフの材料縁部76とを備える、外側カフ74を更に備え得る。脚部ガスケットシステムは、内側バリアレッグカフ71を備える第1材料と、外側カフ74を備える第2材料とを備え得る。第1材料及び第2材料は重なり合い、任意の好適な結合手段により、それぞれの材料の長手方向縁部に沿って1つに接合され得る。1つの実施形態においては、材料のウェブは横方向に内側に向かって折り畳まれて外側カフの折り畳まれた縁部75を形成し、かつ材料のウェブは横方向に外側に向かって折り畳まれて内側カフの折り畳まれた縁部72を形成する。1つの実施形態においては、外側カフ74の近位縁部は境界を共有している。
【0105】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の脚部ガスケットシステム70の利点の1つは、実質的に液体不透過性の材料をカフを構築するために用いる場合に、ポリマーフィルム層をより狭くしてもよく、あるいは全く存在させなくてもよく、その結果より費用対効果の高い設計となることである。信頼性の高い加工を行う接着剤技術を使用することによって、より信頼性の高い性能が得られ、実質的に液体不透過性なシールが作られる。この技術は、余分に重複するシール部に対する必要性を低減させるため、フィルム層を狭くすることが可能となり、吸収性コアよりも若干広い程度の狭いフィルム層とすることが可能となる。
【0106】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの実施形態においては、バックシートのポリマーフィルムは、吸収性コアよりも約50mm未満広いだけであり、場合よっては、約40mm未満広いだけ、約30mm未満広いだけである。1つの実施形態においては、バックシートのポリマーフィルムは、シャーシの幅よりも少なくとも約20mm狭く、場合によってはシャーシの幅よりも少なくとも約40mm狭く、場合によってはシャーシの幅よりも少なくとも約60mm狭く、場合によってはシャーシの幅よりも少なくとも約80mm狭く、場合によってはシャーシの幅よりも少なくとも約100mm狭く、場合によってはシャーシの幅よりも少なくとも約120mm狭い。
【0107】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの実施形態においては、不透明性強化パッチ80が含まれ得る。不透明性強化パッチ80は、材料の追加的な層である。不透明性強化パッチ80は、脚部ガスケットシステム70、ポリマーフィルム層、又はバックシート26に接続され得る。不透明性強化パッチ80は、物品の第1ウエスト領域36若しくは第2ウエスト領域38内、又は第1ウエスト領域36と第2ウエスト領域38の両方内の、バックシート26と脚部ガスケットシステム70との間に配置され得るが、不透明性強化パッチ80は、脚部ガスケットシステム70又はポリマーフィルム層のうち少なくとも1つと重なり合う場合がある。適用プロセス又は着用時に生じる荷重を、物品のウエスト縁部から脚部ガスケットシステム70及び/又はポリマーフィルム層に移すことができるように、不透明性強化パッチ80は、糊剤、機械的接合、熱接合等の任意の好適な手段により、脚部ガスケットシステム70若しくはポリマーフィルム層のいずれか一方又は両方に取り付けられ得る。不透明性強化パッチは、物品の適用及び着用時の過度の延伸の防止に必要とされる強度を付与するのに有用であり、使用者の皮膚が物品を通して透けて見えるのを防止するために側面及びウエスト部において不透明性を付与することもできる。したがって、パッチ80は、強度及び不透明性が望ましい、シャーシの任意の部分に位置していてよい。不透明性強化パッチとして機能するのに好適な材料には、少なくとも約10gsm、少なくとも約15gsm、少なくとも約25gsmの坪量を有する材料が挙げられる。本明細書で有用な不透明性強化パッチは、2.5cm(1インチ)幅の試料に対して2%の工学歪みにおいて0.4N、2.5cm(1インチ)幅の試料に対して5%の工学歪みにおいて1.25N、2.5cm(1インチ)幅の試料に対して10%の工学歪みにおいて2.5Nの横方向の引張特性を呈してもよい。本明細書において有用な1つの不透明性強化パッチは、Pegas社(チェコ国、Znojmo)から、供給元番号803968として入手可能である。
【0108】
1つの実施形態においては、脚部ガスケットシステム70の材料は、実質的に液体不透過性の材料から作られる。材料は、SMS不織布材料、SMMS不織布材料、又は「N−繊維」を含む不織布成分層からなる群から選択されてもよい。一部の実施形態においては、脚部ガスケットシステムの材料は、その構成中にポリマーフィルムを含まない。
【0109】
様々な不織布繊維ウェブが、スパンボンド、メルトブローン、スパンボンド(SMS)ウェブを含み得るが、これは、スパンボンド熱可塑性物質(例えばポリオレフィン)の外側の2層と、メルトブローン熱可塑性物質の内側層とを備えるものである。本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の1つの実施形態においては、脚部ガスケットカフ70は、他の不織布成分層に添加されるか又はそれと他の方法で組み込まれて、材料の不織布ウェブを形成する、1ミクロン未満の平均直径の細い繊維(「N−繊維」)を有する不織布成分層(「N−繊維層」)を含む。一部の実施形態においては、N−繊維層は、例えば、SNS不織布ウェブ又はSMNS不織布ウェブを生産するために使用されてもよい。N−繊維は、国際特許出願公開第WO 2005/095700号及び米国特許出願第13/024,844号に更に説明されている。
【0110】
1つの実施形態においては、吸収性物品は、米国特許第7,750,203号、同第7,744,576号、及び米国特許出願公開第2008/0312617A1号に記載されている、実質的にセルロースを含まない吸収性コア28を備える。好適な吸収性コアの実施例の断面図が、図6〜図8に模式的に示されている。1つの実施形態においては、吸収性コア28は、材料の第1の層281及び第2の層282、並びに第1の層281と第2の層282との間に配置された吸収性材料283を備える。1つの実施形態においては、材料の第1及び第2の層は、不織布繊維ウェブ、織布繊維ウェブ、及び熱可塑性接着材料の層のうちの少なくとも1つから選択される繊維材料であり得る。第1の層及び第2の層は、同一の材料から作製されてもよいが、1つの実施形態においては、第1の層281は不織布繊維ウェブであり、第2の層282は、熱可塑性接着材料の層である。不織布繊維ウェブ281は、例えばPE、PET、及びPPの単成分繊維、また例えばサイドバイサイド、コア/シース、又はアイランドインザシータイプの多成分繊維のような合成繊維を含み得る。そのような合成繊維は、スパンボンドプロセス又はメルトブロープロセスを介して形成されてもよい。不織布繊維ウェブ281は、一層の繊維層を含んでもよいが、多層の繊維層、例えば多層のスパンボンド繊維層、多層のメルトブロー繊維層、又は個別のスパンボンド繊維層と個別のメルトブロー繊維層(複数の)を組み合わせたものを有する不織布ウェブを提供することも有利であり得る。1つの実施形態においては、不織布ウェブ281は、ウェブの繊維の表面エネルギーを増加させる薬剤(例えば、界面活性剤)で処理されてもよい。このような薬剤は、尿などの液体に対する不織布ウェブの透過性を高めるものである。他の実施形態においては、不織布ウェブは、不織布ウェブの繊維の表面エネルギーを低下させる薬剤(例えば、シリコーン)で処理されてもよい。このような薬剤は、尿などの液体に対する不織布ウェブの透過性を低くするものである。
【0111】
第1の層281は、第1の表面2811と第2の表面2812とを有し、第1の表面の少なくとも領域2813は、かなりの量の吸収性材料283と直接面する関係にある。1つの実施形態においては、吸収性材料が、あるパターンにおいて第1の表面2811上に堆積され、かなりの量の吸収性高分子材料283に直接面する関係にある第1の層281上の領域2813と、ほんの僅かな量の吸収性材料とのみ面する関係にある第1のウェブ上の領域2814とを形成する。「かなりの量の吸収性材料に直接面する関係」とは、一部の吸収性材料が、少なくとも100g/m
2、少なくとも250g/m
2、又は少なくとも500g/m
2の坪量で領域2813の上に堆積されるという意味である。パターンは、全てが同じ形状及び寸法(すなわち投影された表面エリア及び/又は高さ)を有する領域を有してもよい。代替的なパターンでは、異なる形状又は寸法を有する領域を含み、段階的に変化する領域を形成してよい。
【0112】
1つの実施形態においては、第2の層282は、熱可塑性接着材料の層である。「熱可塑性接着材料」は、本明細書で使用する場合、それから繊維が形成され、乾燥した状態及び濡れた状態の両方において吸収性材料を固定する目的で吸収性材料に塗布されるポリマー組成物であると理解される。熱可塑性接着材料の非限定的な例は、単一の熱可塑性ポリマー又は複数の熱可塑性ポリマーをブレンドしたものを含み得る。熱可塑性接着材料はまた、少なくとも1つの熱可塑性ポリマーを、粘着付与樹脂、可塑剤、及び酸化防止剤などの添加剤のような他の熱可塑性希釈剤と組み合わせて含むホットメルト接着剤であってもよい。ある実施形態においては、熱可塑性ポリマーは、典型的には、10,000超の分子量(Mw)と、通常は室温よりも低い、あるいは−6℃より高く16℃より低いガラス転移温度(Tg)とを有する。ある実施形態においては、ホットメルト内のポリマーの典型的な濃度は、約20重量%〜約40重量%の範囲内である。ポリマーの例には、A−B−A三元ブロック構造、A−B二元ブロック構造、及び(A−B)n放射状ブロックコポリマー構造を含む(スチレン)ブロックコポリマーがあり、Aブロックは、典型的にはポリスチレンを含む、非エラストマーポリマーブロックであり、Bブロックは、不飽和共役ジエン又はその(部分的に)水素添加した物である。Bブロックは一般的に、イソプレン、ブタジエン、エチレン/ブチレン(水素添加ブタジエン)、エチレン/プロピレン(水素添加イソプレン)、及びこれらの混合物である。使用可能な他の好適な熱可塑性ポリマーは、単一サイト触媒又はメタロセン触媒を用いて調製されるポリマーである、メタロセンポリオレフィンである。実施形態のいくつかの例においては、粘着付与樹脂は、典型的には5,000未満の分子量(Mw)と、通常、室温よりも高いTgとを有し、ホットメルト中の樹脂の典型的な濃度は、約30重量%〜約60重量%の範囲内であり、可塑剤は典型的には1,000未満の低い分子量(Mw)と、室温よりも低いTgを有し、典型的な濃度は約0%〜約15%である。
【0113】
熱可塑性接着材料282は、吸収性材料283内に実質的に均一に配置されてもよい。代替としては、熱可塑性接着材料282は、吸収性材料283のと、僅かな量の吸収性材料とのみ面する関係にある第1の表面2811の領域2814との上に配置される繊維層として提供可能である。1つの実施形態においては、熱可塑性接着材料は、1g/m
2〜20g/m
2、1g/m
2〜15g/m
2、又は2g/m
2〜8g/m
2の量で適用される。第1の層281上の吸収性材料の不連続な堆積は、熱可塑性材料282の繊維層に、本質的に三次元構造体を付与する。換言すれば、熱可塑性接着材料の層は、第1の不織布繊維ウェブ281上に堆積された吸収性材料283と、僅かな量の吸収性材料のみを含む領域2814とから生じるトポグラフィに従う。理論に縛られずに言えば、本明細書に開示される熱可塑性接着材料は、乾燥及び湿潤状態における吸収性材料の固定化を強化すると考えられる。
【0114】
1つの実施形態においては、吸収性コア28は、不織布繊維材料284の第2の層を更に含み得る。この第2の層は、不織布繊維層281と同一の材料から提供されてもよく、あるいはその代わりに、異なる材料から提供されてもよい。第1の不織布繊維層281と第2の不織布繊維層284を異ならせて、これらの層が異なる機能性を有するようにすることは有利であり得る。
【0115】
領域2813は、吸収性コアのx−y次元に任意の適当な形状を有してもよい。1つの実施形態においては、領域2813は、第1のウェブ281の第1の表面上に広がる円板のパターンを形成する。1つの実施形態においては、領域2813は、吸収性コアの長手方向軸線に沿って(すなわち、y次元に沿って)連続的に延在する、長手方向の「ストリップ」のパターンを形成する。代替的な1つの実施形態においては、これらのストリップは、吸収性物品の長手方向軸線に対して、10°〜90°、20°〜80°、30°〜60°、又は45°の角度を形成するように配列されてもよい。
【0116】
1つの実施形態においては、既に述べたように、第2の不織布層284は第1の表面2841と、第2の表面2842と、第1の表面2841に塗布される吸収性材料283とを有し、そのかなりの量の吸収性材料283と直接面する関係にある領域2843と、第1の表面上にあり、ほんの僅かな量の吸収性材料のみと面する関係にある領域2844とのパターンを形成する。1つの実施形態においては、第1のウェブ/吸収性材料/熱可塑性接着材料複合体との関連で既に述べたように、熱可塑性接着材料285が、第2の不織布層284の上に更に塗布されてもよい。次いで、第2の不織布層284は、第1の不織布層281の上面に取り付けられてもよい。1つの実施形態においては、第2の不織布層284上に存在する吸収性材料のパターンは、第1の不織布層281上に存在する吸収性材料のパターンと同一であってもよい。他の実施形態においては、第1の不織布層上に存在する吸収性材料のパターンと第2の不織布層上に存在する吸収性材料のパターンとは、領域の形状、領域の投影した表面エリア、領域上に存在する吸収性材料の量、及び、領域上に存在する吸収性材料のタイプ、のうちの少なくとも1つに関して異なる。
【0117】
吸収性コア28はまた、図面には示されていない補助接着剤を含んでもよい。吸収性材料の接着性、及び熱可塑性接着材料282、285の対応する不織布層281、284への接着性を向上させるために、吸収性材料283の塗布前に、補助接着剤が、第1の不織布層281及び第2の不織布層284の少なくとも1つ、又は両方の上に堆積されてもよい。補助接着剤は、吸収性材料を固定する助けともなり得るが、既に述べたのと同じ熱可塑性接着材料を含んでいてもよく、あるいは、H.B.Fuller社(ミネソタ州、St.Paul)製の製品番号HL−1620−Bのような噴霧可能なホットメルト接着剤を含むがそれに限られない他の接着剤をも含み得る。補助接着剤は、任意の好適な手段によって不織布層281、284に塗布されてもよいが、ある実施形態によれば、約0.5mm〜約2mm離間した、幅約0.5mm〜約1mmのスロットに塗布されてもよい。好適な吸収性材料283の非限定的な例には、吸収性ポリマー材料、遠心分離保持容量試験(Edanaの441.2−01に規定)を用いて測定したときに、0.9%の食塩水溶液を、その重量の少なくとも5倍吸収可能な架橋されたポリマー材料のような、吸収性ポリマー材料が挙げられる。1つの実施形態においては、吸収性材料283は、乾燥した状態で流動可能なように粒子状形態である吸収性ポリマー材料である。
【実施例】
【0118】
【表1】
(1)フィリピン製、Anerleテープ止め式おむつ、Lサイズ(9〜13kg)、SKU 90324495220、ロット20121009 WP071157C9236、緑色発泡体を挟んだウエストバンド
(2)北米製、Parents Choiceテープ止め式おむつ(2)、ロット9344 M02 1759 S−1855、白色発泡体を挟んだウエストバンド
(3)日本製、Moonyテープ止め式おむつ、ロット910193071、緑色発泡体を挟んだウエストバンド
(4)Huggies Baby Steps(米国、1991)、サイズ4、ロット3U251910248、青色フィルム内の白色発泡体を挟んだウエストバンド
(5)Huggies Supreme 2001、サイズ4、ロットNM127501F0755、白色フィルム中の小デニールの弾性ストランド付きの緑色不織布ウエストバンド
(6)Drypers(米国)、Lサイズ、9/8/1998、白色フィルム中の白色発泡体を挟み込んだウエストバンド
【0119】
【表2】
A−組み込み伸び:150%;ウエストバンド歪み:150%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:0
B−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:200%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:0
C−組み込み伸び:150%;ウエストバンド歪み:130%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:20
D−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:180%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:20
E−組み込み伸び:150%;ウエストバンド歪み:110%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:40
F−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:160%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:40
G−組み込み伸び:150%;ウエストバンド歪み:100%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:50
H−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:140%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:60
I−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:120%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:80
J−組み込み伸び:200%;ウエストバンド歪み:100%;前側/後側のデルタ組み込み伸び:100
【0120】
【表3】
(7)Huggies Snug & Dry、サイズ4、ロット番号BI 103108B
(8)Huggies Little Movers、サイズ3、ロット番号BI 024610B
(9)Huggies Overnight、サイズ4、ロット番号PA 027104F
K−75%組み込み伸び及び75%ウエストバンド歪み
L−150%組み込み伸び及び75%ウエストバンド歪み
M−225%組み込み伸び及び75%ウエストバンド歪み
N−300%組み込み伸び及び75%ウエストバンド歪み
O−375%組み込み伸び及び75%ウエストバンド歪み
【0121】
【表4】
P−150%組み込み伸び、75%ウエストバンド歪み
R−150%組み込み伸び、75%ウエストバンド歪み
Q−150%組み込み伸び、75%ウエストバンド歪み
【0122】
【表5】
【0123】
S−以下の構成のウエストバンドを有する第1ウエスト領域の一例:波打った結合部パターン(パターンの詳細は、米国特許出願公開第2010/298796号に見られる)を有する、30gsmの、サイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリプロピレン不織布。結合部は約1mmの幅があり、非結合領域は約2.5mmの幅があり、その波の振幅は約4mmであり、波の頻度は約0.04mm
−1である。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0124】
T−以下の構成のウエストバンドを有する典型的な第1ウエスト領域:小さなドットからなる結合部パターンを有する、10gsmのSMS不織布。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0125】
U−以下の構成のウエストバンドを有する剛性のある第1ウエスト領域:スルーエア結合を有する(結合部パターンなし)、45gsmのサイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリアミド不織布。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0126】
V−発泡体第1ウエスト領域は、中国製でサイズ4の、Mamy Poko Boy/Girlテープ止め式おむつのものである。
【0127】
W−以下の構成のウエストバンドを有する中間第1ウエスト領域:24gsmの、高ロフトスルーエア結合PE/PET(結合部パターンなし)。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0128】
X−以下の構成のウエストバンドを有する低弾力性第1ウエスト領域:波打った結合部パターン(パターンの詳細は、米国特許出願公開第2010/298796号に見られる)を有する、15gsmの、サイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリアミド不織布。結合部は約1mmの幅があり、非結合領域は約2.5mmの幅があり、その波の振幅は約4mmであり、波の頻度は約0.04mm
−1である。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0129】
【表6】
S−第1ウエスト領域の一例(剛性及び弾力性データの製品Sと同じもの)
T−典型的な第1ウエスト領域(剛性及び弾力性データの製品Tと同じもの)
U−剛性のある第1ウエスト領域(剛性及び弾力性データの製品Uと同じもの)
V−発泡体第1ウエスト領域(剛性及び弾力性データの製品Vと同じもの)
W−中間第1ウエスト領域(剛性及び弾力性データの製品Wと同じもの)
X−低弾力性第1ウエスト領域(剛性及び弾力性データの製品Xと同じもの)
【0130】
【表7】
【0131】
Y−以下の構成のウエストバンドを有する第1ウエスト領域の一例:波打った結合部パターン(パターンの詳細は、米国特許出願公開第2010/298796号に見られる)を有する、30gsmの、サイドバイサイド二成分ポリエチレン/ポリプロピレン不織布。結合部は約1mmの幅があり、非結合領域は約2.5mmの幅があり、その波の振幅は約4mmであり、波の頻度は約0.04mm
−1である。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0132】
Z−以下の構成のウエストバンドを有する典型的な第1ウエスト領域:小さなドットからなる結合部パターンを有する、10gsmのSMS不織布。弾性組み込み伸びは90%であり、印加ウエストバンド歪みは11%である。すべてのウエストバンド接着剤は、らせん状糊剤である。
【0133】
【表8】
Y−第1ウエスト領域の一例(波状部の規則性データの製品Yと同じもの)
Z−典型的な第1ウエスト領域(波状部の規則性データの製品Zと同じもの)
【0134】
試験方法
シャーシ収縮方法
±1mmまで測定可能な較正した物差し(NISTなどの国内標準により追跡可能)、及び5Nの印加した力を±0.005Nまで(500gの印加した力を±0.5gまで)正確に測定可能な力ゲージ(好適なゲージは、フロリダ州、Largo所在のAmtek社から入手可能なChatillon DFSシリーズである)を用いて、シャーシ収縮を測定する。接触面が幅60mm×深さ10mmである、スプリング付きクランプを力ゲージに取り付けて、試験物品を保持する。全ての試験は、温度約23℃±2℃及び相対湿度約50%±2%に保たれた室内で行われる。試験前に全ての試料を、温度約23℃±2℃及び相対湿度約50%±2%で2時間慣らした。
【0135】
この測定のために、シャーシは、連続したバックシート付きの物品の一部分として識別され、いかなる付属のタブ又は付属の弾性タブ/耳部を含むものでない。ウエスト面を伸ばさないように注意を払いながら、吸収性物品を広げる。吸収性物品を水平なベンチ表面上に置くが、バックシートがベンチに向いて、トップシートが上方に向くようにする。物品の後半分に取り付けられたタブ又は耳部が存在するならば、いかなるタブ又は耳部も広げて、平らに置く。物品の後側ウエスト面を特定する。物品をベンチに対して平らにして、ウエスト面の横方向の中心線に位置合わせしながら物品に沿って、較正した物差しを当てる。シャーシの右側遠位縁からシャーシの左側遠位縁までの横方向の距離を測定し、1mmの単位で記録する。これが弛緩時後側シャーシ幅(RBCW)である。
【0136】
力ゲージをシャーシの右側遠位縁に取り付ける。取り付けるとき、力ゲージを左から右に引っ張るような向きとする。掴み手面は物品の長手方向の軸に平行であり、ウエスト面の横方向の中心線に中心を合わせて、シャーシの3mmを掴み手面内に置く。
【0137】
幅50mm×長さ900mmの両面接着テープ片を、ベンチに接着する。バックシートをテープの付いた表面に向けて物品を保持し、後側ウエスト部をテープの長手寸法に平行にする。ウエスト面の横方向の中心線をテープストリップの横方向の中心線と整列させる。左側シャーシ縁部の最初の3mmを接着テープに固定する。力ゲージを用いて、後側ウエスト部を5N(500g)の力がかかるまで延伸する。次に、物品を下し、シャーシの横幅にわたって物品の後側ウエスト部を接着テープに接着する。力ゲージをシャーシから取り外す。ウエスト面の横方向の中心線に沿って位置合わせをしながら、物品に定規をあてがう。シャーシの右側遠位縁からシャーシの左側遠位縁までの横方向の距離を測定し、1mmの単位で記録する。これが、延伸時後側シャーシ幅(EBCW)である。
【0138】
この測定を物品の前側ウエスト面に対して類似の方法で繰り返して、弛緩時前側シャーシ幅(RFCW)及び延伸時前側シャーシ幅(EFCW)を求める。シャーシ収縮を次のように計算する:
パーセント後側シャーシ収縮(%BCC)=(EBCW−RBCW)/EBCW×100
パーセント前側シャーシ収縮(%FCC)=(EFCW−RFCW)/EFCW×100
前側と後側との間のデルタシャーシ収縮=(%BCC−%FCC)の絶対値
【0139】
ウエスト面キャリパー
0.01mmまで測定可能なOno Sokkiデジタルキャリパー(DG−3610デジタルゲージ付GS−503リニアゲージセンサ(Ono Sokki社、日本)を用いて、キャリパー測定を行う。フット直径は1cmであり、印加した圧力は3kPa(0.5psi)である。5秒の滞留時間の後読み取る。±1mmまで測定可能な較正した物差し(NISTなどの国内標準により追跡可能)を用いて、直線的な測定を行う。厚さが均一に1.5mm±0.1mm、幅が20cm、及び長さが40cmのステンレス鋼板を、延伸したウエスト部を載せるのに使用する。全ての試験は、温度約23℃±2℃及び相対湿度約50%±2%に保たれた室内で行われる。試験前に全ての試料を約23±2℃、及び約50±2%相対湿度で、2時間慣らす。
【0140】
弛緩時ウエスト部キャリパー
ウエスト面を伸ばさないように注意を払って、吸収性物品を広げる。吸収性物品を水平なベンチ表面上に置くが、バックシートがベンチに向いて、トップシートが上方に向くようにする。物品の後半分に取り付けられたタブ又は耳部が存在するならば、いかなるタブ又は耳部も広げて、平らに置く。物品の後側ウエスト面を特定する。較正した物差しを用いて、ウエスト面の横方向の幅をその長手方向中心線に沿って測定する。これが弛緩時のウエスト部長さ(RWL)である。ウエスト面の中心線に沿って、その横方向幅の50%の場所で、ウエスト面に印をつける。これがウエスト部位1(WS1)である。更に2つの部位を測定し、マークするが、最初のものが50%マークの左1.5cmの位置(WS2)であり、2番目が50%マークの右1.5cmの位置(WS3)である。
【0141】
アンビル上にキャリパーを置き、デジタルコントローラーをゼロにする。アンビル上に物品を置き、トップシートを上方に向け、キャリパーを使用して、厚さをWS1、WS2、及びWS3において測定する。それぞれ弛緩時ウエスト部キャリパーRWC1、RWC2、及びRWC3として0.01mmの単位で報告する。
【0142】
低温凍結スプレー(テキサス州のControl社からCytoFreezeとして入手可能)を用いて、弾性面部を物品から静かに取り外す。アンビル上に物品を置き、トップシートを上方に向け、キャリパーを使用して、厚さをWS1、WS2、及びWS3に対応する物品の厚さを測定する。それぞれ弛緩時バックシートキャリパーRBC1、RBC2、RBC3として0.01mmの単位で報告する。
【0143】
ウエスト面キャリパーを以下のとおり計算する:
弛緩時ウエスト面キャリパー=[(RWC1−RBC1)+(RWC2−RBC2)+(RWC3−RBC3)]/3。
【0144】
この手順を3つの同等の物品に対して繰り返し、平均を0.01mmの単位で報告する。
【0145】
延伸時ウエスト部キャリパー
ウエスト面が伸びないように注意を払って、吸収性物品を広げる。水平な棒を支持する垂直なリングスタンドを組み立てる。スプリング付きクランプをウエスト面を中心にしてシャーシの左側縁部に取り付ける。ウエスト面が垂直に懸かるように、クランプを水平な支持具に取り付ける。300g±1gの質量を有する第2のクランプをウエスト面の中心線を中心にしてシャーシの右側縁部に取り付ける。物品を30秒間懸け、次いで較正した物差しを用いて、ウエスト面の延伸時の長さを1mmの単位で測定する。これが、延伸時シャーシ長さ(CEL)である。CELを全ての延伸時ウエスト部測定に使用することができる。
【0146】
ウエスト面が伸びないように注意を払って、吸収性物品を広げる。吸収性物品を水平なベンチ表面上に置くが、バックシートがベンチに向いて、トップシートが上方に向くようにする。物品の後半分に取り付けられたタブ又は耳部が存在するならば、いかなるタブ又は耳部も広げて、平らに置く。物品の後側ウエスト面を特定する。較正した物差しを用いて、ウエスト面の横方向の幅をその長手方向中心線に沿って測定する。これが弛緩時のウエスト部長さ(RWL)である。ウエスト面の中心線に沿って、その横方向幅の50%の場所で、ウエスト面に印をつける。これがウエスト部位1(WS1)である。更に2つの部位を測定し、マークするが、最初のものが50%マークの左1.5cmの位置(WS2)であり、2番目が50%マークの右1.5cmの位置(WS3)である、ウエスト面の近位縁部、すなわち物品のクロッチ部に最も近い縁部を特定する。クロッチ部に向かい、かつウエスト面に平行な近位縁部から1.5cmの位置に横方向の線をマークする。WS1を通る長手方向の軸に沿って、先ほど引いたばかりの横線との交差点(AS1)をマークする。WS2及びWS3に対して類似の方法で繰り返して、場所AS2及びAS3を定義する。
【0147】
トップシートを上方に向けて、物品をステンレス鋼板上に置く。ウエスト面の中心線でシャーシの左側遠位縁部を、接着テープにより鋼板に固定する。シャーシの右側を掴み、ウエスト面が延伸時シャーシ長さ(CEL)と等しい長さに延伸されるまで引っ張る。シャーシの右側を結合部テープにより鋼板に固定する。
【0148】
付属物品付き鋼板をキャリパーのアンビル上に置く。物品により被覆されない鋼板の領域上にキャリパーの脚部を置き、デジタル制御をゼロとする。キャリパーを用いて、マークした6箇所で厚さを測定する。延伸時ウエスト部キャリパーEWC1、EWC2、及びEWC3として、0.01mmの単位で報告する。低温凍結スプレーを用いて、物品から弾性面部を静かに取り外す。キャリパーのアンビル上に付属物品付きの鋼板を置き、WS1、WS2及びWS3に対応する場所における物品の厚さを測定する。それぞれ延伸時バックシートキャリパーEBC1、EBC2、EBC3として、0.01mmの単位で報告する。
【0149】
ウエスト面キャリパーを次のように計算する:
延伸時ウエスト面キャリパー=[(EWC1−EBC1)+(EWC2−EBC2)+(EWC3−EBC3)]/3
【0150】
この手順を3つの同等の物品に対して繰り返し、平均を0.01mmの単位で報告する。
【0151】
ウエスト面パーセント圧密化
±1mmまで測定可能な較正した物差し(NISTなどの国内標準により追跡可能)を用いて、直線的な測定を行う。全ての試験は、温度約23℃±2℃及び相対湿度約50%±2%に保たれた室内で行われる。試験前に全ての試料を約23±2℃、及び約50±2%相対湿度で、2時間慣らす。
【0152】
ウエスト面を伸ばさないように注意を払いながら、吸収性物品を広げる。吸収性物品を水平なベンチ表面上に置くが、バックシートがベンチに向いて、トップシートが上方に向くようにする。物品の後半分に取り付けられたタブ又は耳部が存在するならば、いかなるタブ又は耳部も広げて、平らに置く。物品の後側ウエスト面を特定する。較正した物差しを用いて、腰部形状物の横方向の幅をその中心線に沿って測定し、1mmの単位で報告する。これが弛緩時のウエスト部長さ(RWL)である。
【0153】
低温凍結スプレー(テキサス州のControl社からCytoFreezeとして入手可能)を用いて、ウエスト面部を物品から注意深く取り外す。ウエスト面部を100mLのジクロロメタンと共にビーカーに入れ、15分間浸漬して、接着剤を溶解する。ウエスト面部を溶剤から取り出し、弾性体を除去する。ウエスト面部の基材をドラフトチャンバ内に平らにして置いて、乾燥する。水平な棒を支持する垂直なリングスタンドを組み立てる。ウエスト面部と少なくとも同じ幅のスプリング付きクランプを、ウエスト面部の左側縁部に取り付ける。ウエスト面部が垂直に懸かるように、クランプを水平な支持具に取り付ける。3g±1gの質量を有し、ウエスト面部と少なくとも同じ幅の第2のクランプをウエスト面部の右側縁部に取り付ける。物品を30秒間懸け、次いで較正した物差しを用いて、ウエスト面部の延伸時の長さを1mmの単位で測定する。これが、延伸時ウエスト面部長さ(EWL)である。
【0154】
完全ウエストバンド圧密化を以下のとおり計算する:
パーセント完全ウエストバンド圧密化=(EWL−RWL)/RWL×100
【0155】
この手順を3つの同等の物品に対して繰り返し、平均を1mmの単位で報告する。
【0156】
延伸時ウエストバンド圧密化を以下のとおり計算する:
延伸時パーセントウエストバンド圧密化=(EWL−RWL)/RWL×100−(1−((CEL−RWL)/CEL)
*100)
【0157】
この手順を3つの同等の物品に対して繰り返し、平均を1mmの単位で報告する。
【0158】
テープ止め式おむつ製品上のウエストバンド及び外部レッグカフのギャザーの頻度
ウエストバンド及び外側レッグカフのギャザーの頻度測定を、テンプレート(図10)を用いて、ギャザーを手動で数えて実行する。テンプレートは、幅が25mmで、長さが80mmで、厚さが6mmであり、テンプレートの中心部には、幅5mmで長さが30mmの窓が開いている。幅6mm、長さ80mm、厚さ6mmのリップを、テンプレートの後側縁部と同一平面をなすように取り付ける。ウエストバンドを伸ばさないように注意しながら、物品を水平なベンチ上に置くが、バックシートが下方を向くようにする。図3を参照して、物品上のウエストバンド2000のCD及びMD中心を目視により特定する。テンプレートを、ウエストバンド上にウエストバンドに平行に置き、窓の中に中心点が来るようにする。窓の中に見えるギャザーの数を、手動で数えて記録する。再び、ウエストバンドを伸ばさないように注意しながら、物品をひっくり返して、トップシートが下方を向くようにする。ウエストバンドのCD及びMD中心を、目視により特定する。テンプレートを、ウエストバンド上にウエストバンドに平行に置き、窓の中に中心点が来るようにする。窓の中に見えるギャザーの数を、手動で数えて記録する。同様にして、ウエストバンド1000に対してこれらを、2回の測定で繰り返す。4つの値を平均し、30mmあたりのギャザー0.1本の単位で報告する。
【0159】
脚部ガスケットシステムを伸ばさないように注意しながら、物品を水平なベンチ上に置くが、バックシートが下方を向くようにする。図3を参照して、物品上の脚部ガスケットシステムギャザー70のCD及びMD中心を、目視により特定する。テンプレートを、左脚部ガスケットシステム上に、同システムに平行に置き、窓の中に中心点が来るようにする。窓の中に見えるギャザーの数を、手動で数えて記録する。右側の脚部ガスケットシステムについても、同様にして繰り返す。2つの値を平均し、ギャザー0.1本の単位で報告する。2つの値を平均し、30mmあたりのギャザー0.1本の単位で報告する。
【0160】
脚部ガスケットシステムのギャザー数の、ウエストバンドのギャザー数に対する比率を次のように計算する:
比率=脚部ガスケットシステムの平均ギャザー数/ウエストバンドの平均のギャザー数
【0161】
この手順を3つの同等の物品に対して繰り返し、平均を0.01単位で報告する。
【0162】
CD長さ比率
CD長さ比率は、ここで定義される、延伸時シャーシ長さ(CEL)の、延伸時後側シャーシ幅(EBCW)に対する比率である。
【0163】
CD長さ比率を次のように計算する:
CD長さ比率=CEL/EBCW
【0164】
この手順を3つの同一の物品に対して繰り返し、平均として報告する。
【0165】
第1ウエスト領域の剛性及び第1ウエスト領域の弾力性測定法
第1ウエスト領域の剛性及び第1ウエスト領域の弾力性が、25Nのロードセルを装着した、コンピュータインターフェイスを有する延伸引張試験機(好適な計器は、ミネソタ州、Eden Prairie所在の、MTS Systems社から入手可能な、MTS Insight Model 1 ELであり、Test Works 4ソフトウェアを用いる)の一定速度を用いて測定される。図20及び図21(90°回転)にも示されているプランジャ300が、上側の被検物可動固定具に用いられ、支持プラットフォーム310が下側の、被験物不動固定具として用いられる。すべての試験は、温度23℃±2℃、及び相対湿度50%±2%に保たれた空調室で行われる。
【0166】
プランジャ300のフット部品301は、厚さ12mmの、2枚の滑らかなPlexiglasシート302及び303により作られ、利用可能なロードセル能力を最大化するようになっている。シャフト304は、引張試験機に適合するように機械加工され、プランジャを安定させて、ベース支持プラットフォーム310の試験面311に対して垂直なアライメントを維持させるためのロックカラー305を有する。フット部品301は、奥行300mmで、高さが50mm、幅が50mmであり、材料接触面307上に最小の半径を有し、直角306を形成する。フット部品301は、フット部品の底縁部308が試験面311の面に対して平行になるように、シャフト304に固定される。
【0167】
下側固定具310が、引張試験機に合うように機械加工したシャフト314及びロッキングカラー315で、引張試験機に取り付けられる。横方向に移動可能な支持プラットフォーム312がレール313に取り付けられ、プラットフォーム312は、調整後その位置を係止するための止めネジ316を有する。試験面311は、幅が500mmで奥行きが300mmの研磨したアルミニウムから作られ、プラットフォーム312の上に取り付けられる。プラットフォーム312は、レール313の上面の更に100mm上に延びている。
【0168】
試験前に、温度23℃±2℃、及び相対湿度50%±2%で2時間、試料を慣らす。4枚の両面接着テープ(例えば、ミネソタ州、St.Paul所在の3M社から入手できる、3Mブランドのテープ)が、物品の衣類に面した面に接着され、被検体を試験プラットフォーム311に取り付ける。バックシートを上方に向けて、物品をラボベンチ上に置く。試験されるウエスト部で、物品が平らになるまで物品を横方向に延伸する。延伸した物品を、ベンチに固定する。ウエスト縁部321から始めて、横方向エッジ350まで、指定の距離(例えば、ウエスト縁部から15mm内側、又はウエスト縁部から10mm内側等々)で測定し、マークする。反対側の横方向エッジについても繰り返す。物品の後側を横切る線322を、の2点を結んで引く。左側縁部350に、幅15mmで長さ30mmの接着テープのパッチを、その長さ側の縁部が物品の縁部350と同一平面となるように、かつその幅側の縁部が線322から内側に延伸するように位置させる。物品の右側横方向縁部についても、同様にして繰り返す。物品の長手方向中心線100から26mm、物品の左側遠位縁部に向かって横方向に測り、マークする(距離325)。15mm×30mmの接着テープの別のパッチを、長さ側の縁部が物品の長手方向軸線に平行に、幅側の縁部が線322から内側に延伸するように位置させる。物品の右側についても、同様にして繰り返す。プランジャのフット部301の底面308が、試験面311の上面の5.00mm±0.01mm上方になるように、ゲージ高さ(距離317a)を設定する。フット部301の最も近い方の面が、検査面318(距離317)の側縁部から5.00mm±0.01mm離れてずれるように、プラットフォーム312の位置を設定する。引張試験機をプログラムし、以下のステップを5回完了する:クロスヘッドを、51mm/分の速度で下方に15.00mm下げることにより、延伸のサイクルを実行するが、その間、変位と力のデータを、100Hzの頻度で収集する;延伸のサイクルを完了した後、2秒待機する;クロスヘッドを51mm/分の速度で15.00mm上げることにより、弛緩のサイクルを実行するが、その間、変位と力のデータを、100Hzの頻度で収集する;弛緩のサイクルを完了した後、30秒待機する。
【0169】
図20及び22を参照して、物品を、衣類に面する面を下向きにして試験面311に、貼り付けたばかりの両面テープを用いて接着する。まだ物品が完全に延伸した状態で、物品の長手方向中心線を、フット部301の中心に位置合わせし、線322を、試験面311の縁部に位置合わせする。この位置合わせを維持しながら、物品を下げて、試験面311に接着する。接着後、凸状又は凹状の面をプランジャ301の底面308に提供するように、前側ウエスト縁部321を調整することができる場合、試験面311の試験縁部318に対して凹状の面を提供するようにウエスト縁部321を配列する。物品の長手方向のいかなる収縮(例えば、レッグカフ弾性体の収縮)も、折り重なり部323、324が、試験面311から遠ざかるように形成されるように、被検体320の残りの部分を試験面311上に配列する。物品中のすべての材料が、折り重なり部324まで平らに広げられた状態になるように確保し、材料がめくれあがったり、屈曲したり、ねじれたりしないようにする。マークした位置322とウエスト縁部321との間の部位を除く、被検体320のすべての部位が、プランジャの動作に干渉しないように確保する。重りブロック330を用いて、物品の後側をプランジャの通り道から外すこともできる。
【0170】
ロードセル及びクロスヘッド位置をゼロに合わせる。試験を開始して、データを収集する。テストワークス4ソフトウェアにより生成された生のデータを用いてエクセルで作ったグラフの一例が、図23に示されている。得られる力(N)対変位(mm)曲線から、第2の延伸サイクル中のピーク力(N)を計算し、0.1N単位で報告する。また、第5の弛緩サイクル中下でのエリア(mJ)を計算し、0.1mJ単位で報告する。全部で15つの実質的に同一の物品で試験を繰り返す。ウエスト領域の剛性を、(第2のサイクルからの)15回の繰り返しから得られる平均のピーク力として、0.1N単位で報告する。ウエスト領域の弾力性を、15回の繰り返しから得られる平均のエリアとして、0.1mJ単位で報告する。
【0171】
ウエストアセンブリの波状部の規則性及び一体形状性の測定方法
波状部の規則性
第1ウエスト領域内の第2区域の縁部で、製品を横切るように線を引く。この線はウエスト縁部に平行であり、ウエスト縁部の15mm内側に存する必要がある。製品の1つの長手方向縁部から、製品の反対側の長手方向縁部に、上で引いた線を辿る。引いた線を横切るようにしてぶつかるそれぞれの波状部の頂点に対して(すなわち、製品がz方向で変形する位置であり、その変形が、引かれた線に沿って隣接する垂直的変形部に対して、垂直方向の頂点に到達する位置)、現在の波状部の頂点から、引かれた線に沿って次の波状部の頂点までの距離をミリメートル単位で測定する。これらの個別の距離のそれぞれを、ミリメートル単位で記録する。すべての個別の距離を平均する。個別の距離のそれぞれについて、その個別の距離と、すべての個別の距離の平均値との間の差分の絶対値を計算する。1mm未満の差分のパーセンテージを計算する。このパーセンテージを、波状部の規則性として記録する。
【0172】
波状部の一体形状性
第1ウエスト領域内のウエストアセンブリの内側縁部で、製品を横切るように線を引く。ウエストバンドが存在しない、あるいは製品のウエストバンドが25mm超の長さである場合、上の線は、ウエスト縁部に平行であり、かつウエスト縁部から25mm内側である必要がある。ウエストバンドが25mm未満の長さである場合には、上の線は、ウエストバンドの内側縁部に引く必要がある。製品の1つの長手方向縁部から、製品の反対側の長手方向縁部に、第1ウエスト領域36のウエスト縁部14を辿る。それぞれの波状部の頂点(すなわち、製品がz方向で変形する位置であり、その変形が、隣接する垂直的変形部に対して、垂直方向の頂点に到達する位置)を、ウエスト縁部に沿って数え、波状部の頂点の総数を記録する。ウエスト縁部14に沿ってぶつかるそれぞれの波状部の頂点に対して、波状部の頂点から、長手方向内側に延びるリッジの経路を辿る。リッジは、長手方向に走る連続的な、一連の、局地的z方向高所点であり、ウエスト縁部に平行な交線を引くことにより、その長さ方向に沿った任意の点において、垂直方向の頂点の定義を満たす点として定義される。引かれた線に至る前に、リッジが破断している(すなわち、単一のリッジの定義にそれ以上適合しないために、それ以上リッジを辿ることができなくなる位置に至る)場合には、これを破断した波状部として記録する。リッジが2本以上の経路に分岐し、それぞれの経路が引かれた線に至る前に、リッジの定義を満たす場合には、これを破断した波状部として記録する。リッジが、引かれた線に至る前に、先に数えた波状部の頂点のリッジに合流している場合には、これを破断した波状部として記録する。リッジが、上述の結果のいかなるものにもならずに、引かれた線に至る場合、これを完全な波状部として記録する。波状部の頂点の総数に対する、完全な波状部のパーセンテージを計算する。このパーセンテージを、波状部の一体形状性として記録する。
【0173】
本明細書に開示した寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。むしろ、特に明記しない限り、かかる各寸法は、列挙される値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するよう意図される。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【0174】
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、本明細書に参照により組み込まれるが、いかなる文書の引用も、それが、本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品に関して先行技術であることを認めるものとしてみなされるべきではない。本明細書における用語のいずれかの意味又は定義が、参照により組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲においては、本明細書においてその用語に付与した意味又は定義を適用するものとする。
【0175】
本明細書において詳述される使い捨て吸収性物品の特定の実施形態が図示され説明されてきたが、他の様々な変更及び修正が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく実施され得ることは、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。