(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-527156(P2017-527156A)
(43)【公表日】2017年9月14日
(54)【発明の名称】ナンバー・プレート情報に基づく車両通信識別子
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20170818BHJP
H04W 4/04 20090101ALI20170818BHJP
【FI】
H04M11/00 302
H04W4/04 113
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-574435(P2016-574435)
(86)(22)【出願日】2014年6月30日
(85)【翻訳文提出日】2016年12月21日
(86)【国際出願番号】US2014044952
(87)【国際公開番号】WO2016003430
(87)【国際公開日】20160107
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.WCDMA
3.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【弁理士】
【氏名又は名称】森 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100141254
【弁理士】
【氏名又は名称】榎原 正巳
(72)【発明者】
【氏名】オーメル アンジュム
(72)【発明者】
【氏名】カール ウェイティング
(72)【発明者】
【氏名】ゾーァシエン リー
【テーマコード(参考)】
5K067
5K201
【Fターム(参考)】
5K067BB03
5K067EE02
5K067EE25
5K201AA06
5K201BB03
5K201BC27
5K201BD06
5K201CA04
5K201CB04
5K201CB06
5K201CB10
5K201DC03
5K201EB07
5K201EB08
5K201ED04
5K201EF04
5K201EF05
(57)【要約】
【課題】ナンバー・プレート情報に基づく車両通信識別子。
【解決手段】1つの態様において、ある方法が存在する。この方法は、センサーから車両の画像を受信するステップを含み得る。この画像は、車両の識別情報を含み得る。この方法はさらに、識別情報に基づいて車両用の識別子を生成するステップを含み得る。この方法は同様に、車両に対しメッセージを送信するステップも含み得る。このメッセージは、このメッセージの宛先アドレスを識別するため、生成された識別子を含み得る。上述の態様および特徴は、所望の構成に応じて、システム、装置、方法および/またはコンピュータ可読媒体の形で実装され得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサーから、車両の識別情報を含む該車両の画像を受信するステップと、
前記識別情報に基づいて、前記車両の識別子を生成するステップと、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために生成された前記識別子を含む該メッセージを車両に送信するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記メッセージが、前記車両との通信を開始するための通信要求メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信要求メッセージが、前記車両から送信される応答メッセージ内で提供されるべき特定のコンテンツについての要求を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージが、前記車両に対する指令、前記車両に対する警告、通信セットアップ情報、および、サービス情報の質のうちの少なくとも1つを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記センサーが、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー・ベース光学センサー、走査型検出装置、無線周波数撮像装置、および、電磁センサーのうちの少なくとも1つである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記識別子は、無線識別子、アドレス、および、宛先アドレスのうちの少なくとも1つである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記無線識別子は、車載無線通信識別子(wireless access in vehicular movements identifier)、直接狭域通信識別子(direct short-range communications identifier)、無線ローカル・エリア・ネットワーク識別子(wireless local area network identifier)、および、セルラー通信ネットワーク識別子(cellular communications network identifier)のうちの少なくとも1つである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記識別子がアプリケーション・レベル識別子である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記画像が、前記車両のナンバー・プレート番号、前記車両の登録番号、前記車両に結びついた1次元バーコード、および、前記車両に結びついた2次元バーコードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記画像が、電磁センサーまたは音響センサーから決定された情報を含む、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記生成するステップがさらに、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブル、および、前記識別子を生成するための前記識別情報に対する関数のうちの少なくとも1つを適用するステップを含む、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記ハッシュ関数が少なくとも部分的に国コードまたは地域コードにより決定される、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記識別子は、ローカルに一意である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記識別子は、グローバルに一意である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリーと、を備える装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサ、前記少なくとも1つのメモリーおよび前記コンピュータ・プログラム・コードが、前記装置に、少なくとも、
車両の識別情報を含む該車両の画像をセンサーから受信させ、
前記識別情報に基づいて前記車両の識別子を生成させ、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために前記生成された識別子を含む該メッセージを前記車両に送信させるように構成される、
装置。
【請求項16】
前記メッセージが、前記車両との通信を開始するための通信要求メッセージを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記通信要求メッセージが、前記車両により送信された応答メッセージ内で提供されるべき特定のコンテンツについての要求を含む、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記メッセージが、前記車両に対する指令、前記車両に対する警告、通信セットアップ情報、および、サービス品質(QoS)情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
前記センサーが、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー・ベース光学センサー、走査型検出装置、無線周波数撮像装置、および、電磁センサーのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記識別子が、無線識別子、アドレス、および、宛先アドレスのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記無線識別子が、車載無線通信識別子、直接狭域通信識別子、無線ローカル・エリア・ネットワーク識別子、および、セルラー通信ネットワーク識別子のうちの少なくとも1つである、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記識別子がアプリケーション・レベル識別子である、請求項15に記載の装置。
【請求項23】
前記画像は、前記車両のナンバー・プレート番号、前記車両の登録番号、前記車両に結びついた1次元バーコード、および、前記車両に結びついた2次元バーコードのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項24】
前記画像が、電磁センサーまたは音響センサーから決定された情報を含む、請求項15に記載の装置。
【請求項25】
前記生成するステップが、さらに、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブル、および、前記識別子を生成するための前記識別情報に対する関数のうちの少なくとも1つを適用するステップを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項26】
前記ハッシュ関数が少なくとも部分的に国コードまたは地域コードにより決定される、請求項15に記載の装置。
【請求項27】
前記識別子は、ローカルに一意である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記識別子は、グローバルに一意である、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、
車両の識別情報を含むこの車両の画像をセンサーから受信すること、
前記識別情報に基づいて前記車両の識別子を生成すること、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために生成された前記識別子を含む該メッセージを前記車両に送信すること、を含むオペレーションをさせる命令でエンコードされた非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
請求項1ないし14の少なくとも1項に記載の方法を実行する手段を含む装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書中に記載の主題は、マシン・ツー・マシン通信
【背景技術】
【0002】
いわゆる「IoT(Internet of things:モノのインターネット)」は、互いにシームレスな形で通信するためのデバイスの必要性を生み出した。例えば、冷蔵庫、洗たく機などのマシンは、さらに一層「IoT」を介した通信を必要とするデバイスまたはマシンとして見られるようになっている。
【発明の概要】
【0003】
1つの態様において、ある方法が存在する。この方法は、センサーから車両の画像を受信するステップを含み得る。この画像は、車両の識別情報を含み得る。この方法はさらに、識別情報に基づいて車両用の識別子を生成するステップを含み得る。この方法は同様に、車両に対しメッセージを送信するステップも含み得る。このメッセージは、このメッセージの宛先アドレスを識別するため、生成された識別子を含み得る。
【0004】
いくつかのバリエーションにおいて、以下の特徴を含めた本明細書中で開示されている特徴のうちの1つ以上を、あらゆる実現可能な組合せの中に任意に含み入れることができる。メッセージは、さらに、車両との通信を開始するための通信要求メッセージを含み得る。通信要求メッセージは、車両から送信される応答メッセージ内で提供されるべき特定のコンテンツについての要求を含み得る。メッセージは、車両に対する指令、車両に対する警告、通信セットアップ情報、またはサービス情報の質のうちの少なくとも1つを含み得る。センサーは、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー式光学センサー、走査型検出装置、無線周波数撮像装置または電磁センサーのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例示的実施形態において、識別子は、無線識別子、アドレスまたは宛先アドレスのうちの少なくとも1つである。無線識別子は、車載無線通信識別子、直接狭域通信識別子、無線ローカル・エリア・ネットワーク識別子またはセルラー通信ネットワーク識別子のうちの少なくとも1つを含み得る。識別子は、アプリケーションレベル識別子であり得る。画像は、車両のナンバー・プレート番号、車両の登録番号、車両に付随する1次元バーコード、または車両に付随する2次元バーコードのうちの少なくとも1つを含み得る。画像は、電磁センサーまたは音響センサーから決定された情報を含み得る。生成ステップはさらに、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブルまたは、識別子を生成するための識別情報に対する関数のうちの少なくとも1つを適用するステップを含み得る。ハッシュ関数は、少なくとも部分的に国コードまたは地域コードにより決定され得る。いくつかの例示的実施形態において、識別子はローカル一意識別子であり得る。いくつかの例示的実施形態において、識別子はグローバル一意識別子であり得る。
【0005】
上述の態様および特徴は、所望の構成に応じて、システム、装置、方法および/またはコンピュータ可読媒体の形で実装され得る。本明細書中に記載の主題の1つ以上のバリエーションの詳細は、添付の図面および以下の説明の中で提示される。本明細書中に記載の主題の特徴および利点は、明細書および図面から、ならびにクレームから明白となる。いくつかの例示的実施形態においては、以下の詳細な説明の中で記述される通り、および/または以下の特徴の中で記載される通り、1つ以上のバリエーションを実施することも同様に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】いくつかの例示的、車両間の通信を提供するための通信システムの一実施例を表す。
【図2】いくつかの例示的、車両間の通信を確立するためのプロセスを表す。
【図3】いくつかの例示的装置の一実施例を表す。
【0007】
図面中、同じまたは類似の項目に言及するためには、同じ呼称が使用される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
コネクテッド車両は、道路上および全般的な交通安全、走行時間を含めた効率の良い交通の流れ、燃費、排出を改善することができ、しかも、インフォティンメント、e−コマースなどの多くのアプリケーションをサポートすることもできる。コネクテッド車両シナリオの実施例としては、車両対車両(V2V)通信および車両対インフラストラクチャ通信(V2Iまたは車両対基地局)がある。いくつかの例示的実施形態によると、車両は、例えば自動車、貨物自動車、大型貨物自動車、自動二輪車、船舶、航空機および/または宇宙船などのあらゆる形態の輸送機関を含み得る。
【0009】
いくつかの例示的実施形態においては、通信を車両に向けるために使用される識別子を決定するのに、この車両のナンバー・プレート情報を使用することができる。例えば、第1の車両が第2の車両のナンバー・プレート情報を決定した場合、第1の車両は、第2の車両との通信を開始するために、決定されたナンバー・プレート情報を使用することができる。第1の車両は、第1の車両のナンバー・プレート情報を含む第2の車両の画像から第2の車両のナンバー・プレート情報を決定し得る。代替的または付加的に、いくつかの例示的実施形態によると、通信識別子を決定するために、第2の車両の他の画像ベースの(または光学的)特徴を使用することができる。その上、いくつかの例示的実施形態によると、任意の他のタイプの電磁および/または音響センサーが、通信識別子を決定するのに使用可能な車両の特徴を決定することができる。
【0010】
第1の車両が、第2の車両上のナンバー・プレート番号、バーコード(例えばクイック・レスポンス(QR)コード)または他の識別用マーキングを読取ることができる。いくつかの例示的実施形態において、識別用マーキングは、第2の車両上のナンバー・プレートまたは車両自体の色、形状およびグラフィック・フィーチャーを含み得る。識別用マーキングは同様に、各国固有のエンブレムまたはマーキングを含み得る。いくつかの例示的実施形態では、ナンバー・プレートまたはマーキングは、第2の車両のアドレスと呼ばれる場合がある。第1の車両は、第2の車両のアドレス(宛先アドレスとも呼ばれる)に対して狭域無線メッセージを伝送し得る。いくつかの例示的実施形態では、狭域無線メッセージは、第1の車両から第2の車両へのポイント・ツー・ポイント・メッセージと呼ばれる場合がある。いくつかの例示的実施形態において、第2の車両内の受信機は、第2の車両のアドレスを格納するメッセージを待っていることができる。第2の車両は、1つのメッセージが自らにアドレス指定されていることを決定した場合、応答メッセージを送信することなくメッセージ内に格納された指令を遂行することができ、あるいは、第2の車両は、そのメッセージ内に格納された指令を遂行し、第1の車両に応答メッセージを送り返すことができる。
【0011】
いくつかの例示的実施形態において、車両は、1つ以上の光学センサーを含むセンサーを備えることができる。光学センサーは、近辺の他の車両の存在ならびに任意の固定通信局(例えば基本局、アクセス・ポイント)の存在を含めた、車両の周辺環境を形成または決定するために使用され得る。いくつかの例示的実施形態において、光学センサーは、あらゆる近傍の車両および/または固定通信局を決定するために使用可能な画像または他のデータを生成し得る。いくつかの例示的実施形態において、光学センサーとしては、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー式撮像デバイス、レーザー式走査デバイス、または他のあらゆるタイプの撮像または光学的走査デバイスが含まれ得る。いくつかの例示的実施形態において、光学センサーとして、無線周波数撮像または走査デバイス、および/または音響または超音波デバイスが含まれ得る。1つ以上の光学センサーおよび/または1つ以上の画像から決定されるナンバー・プレート情報などの情報は、対応する近傍の車両および/または基地局と通信するために使用し得る識別子を生成する目的で使用可能である。近傍の車両の光学的特徴を決定することにより、これらの車両の発見も同様に達成され得る。発見は、1つ以上の他の車両が近傍にいることの決定を含むことができ、同様に1つ以上の他の車両の1つ以上の識別用光学的特徴の決定も含むことができる。
【0012】
いくつかの例示的実施形態において、画像および/または映像内の画像認識は、1つ以上の近傍の車両を識別するためにナンバー・プレート情報を決定し得る。無線識別子(本明細書中では通信識別子とも呼ばれている無線ID)は、ナンバー・プレート情報から生成され得、次にこれらを用いて2つの車両間の無線リンクをセットアップすることができる。生成された無線識別子は、V2VおよびV2Iを含めたさまざまな通信システムにおいて使用され得る。通信システムは、例えば、IEEE802.11p車載無線通信(WAVE)、専用狭域通信(DSRC)(例えばhttp://www.its.dot.gov/DSRC/を参照)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)規格、例えばロング・ターム・エボリューション(LTE)および/または他の無線技術に基づくものであり得る。いくつかの例示的実施形態において、近傍の車両のうちの1つ以上が、アクセス・ポイント、基地局、ノードBおよび/またはエボルブド・ノードBまたは任意の他のタイプの無線基地局または中間通信局であり得る。
【0013】
いくつかの例示的実施形態において、近傍の車両の存在を決定するステップは、近傍の車両の位置、速度および加速についての情報を提供し得る。位置、速度および加速情報は、衝突回避または他の用途のために使用可能である。
【0014】
いくつかの例示的実施形態において、車両によりブロードキャストされるメッセージの数は、ナンバー・プレート情報または情報に基づいて生成された無線識別子に起因して削減される場合がある。ブロードキャストされるメッセージの数は、各車両が基本局に対し通信リンクをセットアップするのではなくむしろ複数の車両が特定の複数の車両に対する直接的通信を確立できることから削減され得る。いくつかの例示的実施形態において、車両の無線識別子は、ナンバー・プレート情報に加えて各車両について新しい識別子を作成する代りにナンバー・プレート情報を使用することによって単純化され得る。いくつかの例示的実施形態においては、車両間のリンクが固定インフラストラクチャを介してではなくむしろポイント・ツー・ポイントであることを理由として、データ待ち時間が短縮される場合がある。
【0015】
いくつかの例示的実施形態において、無線識別子は、ナンバー・プレート情報145または車両の他の認識可能な特徴に対して、ハッシュ関数または他の数学関数/変換などの関数を適用することによって生成され得る。ハッシュ関数は、少なくとも部分的に、国コードまたは地域コードによって決定され得る。例えば、ナンバー・プレートまたは車両の他の場所にある国コードまたは記号が認識され得、ハッシュ関数は、認識された国コードまたは記号によって左右され得る。いくつかの実施形態において、ハッシュ関数は、別の車両またはネットワークから手動で構成および/または受信可能である。
【0016】
実施例の一部は、ナンバー・プレート情報に基づくマシン・ツー・マシン通信用の無線識別子の生成に言及しているものの、無線識別子は、他の検出または決定された情報、例えば登録情報および/または車両上の一次元または二次元バーコード中の情報から生成され得る。
【0017】
図1は、いくつかの例示的、車両間の通信を提供するための通信システム100の一実施例を表す。第1の車両110は、第2の車両130のナンバー・プレート145の画像/映像を獲得し得る。第1の車両110は、画像/映像に基づいて第2の車両130用の無線識別子を生成し得る。第1の車両110は、要求の中に第2の車両130用に生成された無線識別子を含み入れることにより第2の車両に対し通信要求を向けることができる。
【0018】
例えば、ナンバー・プレート番号が12345である場合、ナンバー・プレート情報を用いて、このナンバー・プレート番号に対応する無線識別子を生成することができる。生成された識別子は、ナンバー・プレート番号自体、例えば12345であり得、あるいはナンバー・プレート番号に適用されるハッシング関数などのこのナンバー・プレート番号の関数に基づいて生成され得る。
【0019】
第1の車両110は、通信要求メッセージまたは招待内に無線識別子(またはアドレス)を含み入れることにより、第2の車両130との直接的通信を確立することができる。例えば、第1の車両から第2の車両に送信される通信要求メッセージは、第2の車両のナンバー・プレートまたは他の情報に基づいて第1の車両により生成された第2の車両用の無線識別子を含み得る。このようにして、通信要求メッセージを、第2の車両がこの要求に関係する何らかの情報を伝送しないうちに、第2の車両に対し向けることが可能である。いくつかの例示的実施形態において、通信要求メッセージは、無線識別子に加えた情報を含み得る。例えば、通信メッセージは、第2の車両130に対する指令を含み得る。
【0020】
いくつかの例示的実施形態においては、第2の車両用の無線識別子に加えて、セキュリティキーを生成するためにナンバー・プレート情報に第2の関数を適用することができる。セキュリティキーは、第1の車両110から第2の車両130へ、無線識別子と共に送信され得る。いくつかの実施形態において、セキュリティキーは、ナンバー・プレート情報の一関数である代りに、またはこの関数であることに加えて、車の色、車についてのバーコード情報または車の他の特徴の一関数であり得る。
【0021】
いくつかの例示的実施形態において、第2の車両中の受信機は、その無線識別子を格納するメッセージを待つことができる。第2の車両が、その無線識別子を格納するメッセージを受信した場合、第2の車両は、メッセージ中の指令にしたがって機能し得る。例えば、第2の車両は、応答メッセージに返信するよう指令を受ける可能性がある。第2の車両の無線識別子を格納しないメッセージは無視される場合がある。いくつかの例示的実施形態において、第2の車両が第1の車両に直接いかなる情報も伝送することなく、かつ第2の車両が第1の車両に対しブロードキャストメッセージ内でいかなる情報も伝送することなく、第1の車両から第2の車両に指令を渡すことができる。いくつかの例示的実施形態において、コンピュータ可読媒体は、応答メッセージを求める要求を含み得る。要求メッセージが、応答を求める要求を含む場合、要求メッセージに対する応答は、第1の車両との通信に関係する第2の車両による第1の伝送であり得る。
【0022】
いくつかの例示的実施形態において、生成された無線識別子は、ローカル一意識別子であり得る。例えば、ローカル一意無線識別子は、1つの地域内で一意的であるものの世界中では必ずしも一意的でない識別子であり得る。いくつかの例示的実施形態において、生成された無線識別子は、グローバル一意識別子であり得る。例えば、グローバル一意識別子は、世界中で一意的であり得る。
【0023】
いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110は、第1の車両110の近辺で車両または物体の1つ以上の光学的特徴を捕捉するように構成された光学装置を含み得る。いくつかの例示的実施形態において、光学装置は、第1の車両110を取囲む1つ以上のエリアの1つ以上の画像および/または映像を記録するように構成されたカメラ140などのカメラまたは画像センサーであり得る。いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110は、カメラ140からの画像/映像を記録するのではなくむしろ別のソースからの1つ以上の画像を受信することができる。例えば、第1の車両110は、セルラーデータリンク、WiFi、WiMax、または任意の他のデジタル通信リンクなどのデジタル通信リンクを介して、第1の車両110の一部ではない別の車両またはカメラが撮った1つ以上の画像を受信することができる。1つ以上の画像内の1つ以上の車両からのナンバー・プレート情報を使用して、1つ以上の無線識別子を生成することができる。いくつかの例示的実施形態において、車両110は、図1に示された前方を向いたカメラ140に加えて、車両110の背後のおよび/または車両110の側面に沿って存在する車両についての情報を捕捉するために車両110の周りに位置づけされ得る多数の光学装置またはデバイスを含み得る。
【0024】
いくつかの例示的実施形態において、カメラ140内のプロセッサおよび/または無線機115内のプロセッサは、光学的文字および/またはパターン認識を遂行し得る。例えば、カメラ140によって捕捉された画像/映像が、画像/パターン認識プロセッサによりカメラ140または無線機115において(または車両110の別の装置によって)処理され得る。画像/パターン認識プロセッサは文字、数字および/または記号を、図2の第2の車両130上のナンバー・プレート145などの別の車両上の登録/ナンバー・プレート上で決定できる。
【0025】
いくつかの例示的実施形態において、画像/パターン認識プロセッサは、第2の車両130上の一次元または二次元バーコードの形でエンコードされた情報を決定できる。例えば、第2の車両が(カメラ140または第1の車両110上の別のカメラまたは光学センサーによりビューイング可能である)クィックレスポンスコード(QRコード)を含む場合、このQRコードは、第2の車両130を識別するために使用することのできる情報を含み得る。いくつかの例示的実施形態において、第2の車両130についての登録/ナンバー・プレート情報および/または他の識別情報をバーコード上にエンコードすることができる。この登録/ナンバー・プレート145および/またはバーコード情報および/または他の情報に基づいて、第2の車両130用の無線識別子を生成することができる。
【0026】
いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110は無線機115などの光学通信リンクおよび/または無線周波数通信リンクを含み得る。無線機115は、第2の車両130にある無線機125などの別の無線機に媒体120を通して通信することができる。いくつかの例示的実施形態において、生成される無線識別子は、ナンバー・プレートまたは他の情報に基づくものであり得、第1の車両の無線機115から第2の車両の無線機125に通信をアドレス指定するために使用され得る。例えば、無線機115は、第1の車両110から伝送されるべき通信要求、招待メッセージまたはブロードキャストメッセージを生成し得る。いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110から送信される要求メッセージは、例えば第2の車両130用の捕捉されたナンバー・プレート番号145などから生成される無線識別子を含み得る。要求メッセージは同様に、第1の車両110についての追加情報、例えば第1の車両110用の無線識別子および/またはアプリケーション層メッセージ(例えば運転上の警報または他の情報)を含むこともできる。無線機115および/または125は、車両対車両通信および/または車両対固定局通信専用の無線機であり得るが、無線機は、他の目的にも同様に使用可能である。いくつかの例示的実施形態において、無線機115および/または125は、3G/4Gまたは他のセルラー方式無線規格のセルラー方式無線機を含み得る。無線機115および125は、WiFi、WiMax、NFCまたは他の任意の無線技術も含み得る。
【0027】
第2の車両130の無線機125は、他の車両または固定(基地)局から送信されたメッセージを定期的にまたは連続的に受信または待つことができる。無線機125が、第2の車両130用の無線識別子を含む通信要求または招待を格納するメッセージを受信した場合、無線機126は、この要求に対する応答メッセージを送信することができる。応答メッセージは、第2の車両130についての追加情報、例えば位置情報、速度情報、通信能力情報、画像情報および/または他の情報を格納することができる。例えば、応答メッセージまたは後続するメッセージは、第2の車両130の速度および/または位置についての情報、または第2の車両130の今後のまたは予測される今後の位置および/または速度についての情報を含み得る。応答メッセージまたは後続するメッセージは、第2の車両130の通信能力についての情報を含み得る。いくつかの例示的実施形態において、車両110に送信された応答メッセージまたは後続するメッセージは、同様に第1の車両110の近辺にあり得る第2の車両130を取囲む他の車両の画像/映像を含み得る。いくつかの例示的実施形態において、第2の車両130は、要求情報内で指令を受信することができる。車両130は、必要に応じて命令に対し応答し得る。例えば、車両110からの要求は、第2の車両130についての一定の情報と共に要求に対し応答するよう、車両130に対する指令を含み得る。第2の車両130は、車両110に対する応答の中に、要求された情報を含み入れることができる。いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110は、第2の車両130から応答メッセージを送信させることなく、無線識別子を含む情報を第2の車両130に送信することができる。
【0028】
いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110は、第2の車両130と通信する代りに、またはそれに加えて、固定局(例えば基地局、アクセス・ポイント、中継装置など)と通信することができる。例えば、固定局は、車両が固定局を通過するにつれて車両を識別するための1つ以上のセンサーおよび/またはカメラおよび/または画像/パターン認識プロセッサが備わったものであり得る道路沿いのインフラストラクチャ無線機を含み得る。例えば、固定局は、そばを通る車両の登録/ナンバー・プレート情報および/または無線識別子をブロードキャストし得る。固定局は、道路または交通情報をブロードキャストすることもできる。
【0029】
図2は、いくつかの例示的、車両間の通信を確立するためのプロセス200を表す。220では、第2の車両の光学的特徴を、第2の車両の写真から第1の車両において決定することができる。230では、第2の車両のために第1の車両において無線識別子が生成される。240では、第1の車両から第2の車両に、通信セットアップメッセージが送信され得る。250では、第1の車両と第2の車両の間の通信が確立され得る。図2の説明は、図1を参照している。
【0030】
220では、いくつかの例示的実施形態にしたがって、第2の車両の写真から第1の車両において第2の車両の光学的特徴が決定され得る。いくつかの実施形態においては、カメラなどの光学センサーが、図1中の第2の車両130などの別の車両の登録/ナンバー・プレートの1つ以上の画像を含む写真または映像を撮影する。例えば、図1のカメラ140は、第2の車両130上の登録/ナンバー・プレート145の写真および/または映像を撮ることができる。代替的にまたは付加的に、光学センサーまたはカメラは、いくつかの例示的実施形態において、第2の車両130上の1次元または2次元バーコードの写真/映像を撮るかまたは他の形でそれを光学的に検出することができる。1次元または2次元バーコードは、車両130のナンバー・プレート145上および/または別の場所に位置し得る。いくつかの実施形態において、第1の車両110は、カメラ140以外のソースまたは車両110上の他のセンサーからの写真を受信し得る。写真の他のソースとしては、他の車両または固定局が含まれる。
【0031】
230では、いくつかの例示的実施形態にしたがって、第1の車両において第2の車両用の無線識別子が生成される。いくつかの例示的実施形態において、決定された登録/ナンバー・プレート情報から、無線識別子を生成することができる。いくつかの例示的実施形態において、第2の車両上の一次元および/または、二次元バーコードに基づいて、無線識別子を生成することができる。いくつかの例示的実施形態において、ナンバー・プレート/バーコードを別の数字または値に変換する関数を、ナンバー・プレート番号および/またはバーコードに適用することができる。例えば、ナンバー・プレート情報を異なる値に変換するために、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブルまたは他の数学的変換のうちの1つ以上を使用し得る。
【0032】
240では、いくつかの例示的実施形態にしたがって、第1の車両110から第2の車両130に通信セットアップメッセージを送信することができる。例えば、セットアップメッセージは、通信要求メッセージまたは招待メッセージを含み得る。セットアップメッセージは、第1の車両の無線機115から第2の車両の無線機125に送信され得る。いくつかの例示的実施形態において、無線機115および/または125は、3G/4Gまたは他のセルラー方式無線機規格のセルラー方式無線機を含み得る。無線機115および125は同様に、WiFi、WiMax、または任意の他のデータリンクまたはプロトコルも同様に含むことができる。無線機115および/または125は、専用無線機であり得、あるいは、ドライバまたは同乗者の移動体デバイスのセルラー方式データリンクなどの他の利用可能な無線機を使用することができる。要求または招待は、第2の車両130のために第1の車両110において生成された無線識別子を含むことができる。無線識別子は、第2の車両130の写真または映像から決定された第2の車両の光学的特徴に基づくものであり得る。指令を含む他の情報を第2の車両に送信することもできる。例えば、招待または要求は、第2の車両130が要求または招待に対するその応答と共に一定の情報の提供を求める指令を含み得る。いくつかの例示的実施形態において、指令は、第2の車両130についての位置および/または速度および/または今後の予測位置/速度情報を求める要求を含み得る。いくつかの実施形態において、第2の車両の第2の無線機125は、第2の車両用の通信識別子を格納するメッセージを無線機125内の受信機を介して定期的または連続的に待っている。第2の車両130は、指令に応答しかつ/または第2の車両のための通信識別子を格納する要求または招待メッセージに対して応答メッセージで返答することができる。
【0033】
250では、いくつかの例示的実施形態にしたがって、第1の車両と第2の車両の間の通信が確立される。いくつかの例示的実施形態において、第1の車両110において生成され無線機115から無線機125に送信された第2の車両130用の無線識別子を含む通信セットアップメッセージを無線機125が受信した時点で、通信が確立され得る。いくつかの例示的実施形態において、通信は、無線機125がセットアップメッセージを受信しさらに応答メッセージで無線機115に返答した後に、確立され得る。応答メッセージは、無線機115から受信したセットアップメッセージ内で要求された情報を含み得る。
【0034】
図3は、いくつかの例示的装置300の一実施例を表す。無線機115は、図3の装置300またはその任意の部分を含み得る。装置300は、ユーザー機器、例えばセルラー方式携帯電話、スマートホン、無線ネットワークの無線ノードおよび/または任意の他の無線機を含み得る。
【0035】
いくつかの例示的実施形態において、装置300は、図1中のカメラ140を含み得る。いくつかの実施形態において、カメラ140は、装置300の外部にあるものの有線または無線インターフェースを介して装置300に接続され得る。いくつかの例示的実施形態において、図1中の無線機125は、無線機115と類似の形で実現され得る。いくつかの例示的実施形態において、無線機115の装置300は、セルラーサービスを利用することなく、専用またはローカル無線機125を用いて無線機125などの別の無線機の別の装置300に対する通信を確立することができる。
【0036】
いくつかの例示的実施形態において、装置300は、セルラーネットワークまたは他の無線ネットワークに対する無線通信リンクを含み得る。装置300は、装置300の能力を標示するメッセージを、無線ネットワークのネットワーク・ノードに送信し得る。例えば、装置300は、ネットワーク・ノードに対し、車両対車両(V2V)通信および/または車両対インフラストラクチャ(V2I)通信が、装置の能力に含まれることを標示し得る。ネットワーク・ノードは、装置300がそのV2Vおよび/またはV2I通信を使用できるようにすることができ、かつ/またはネットワーク・ノードは、1つの無線機から別の無線機まで、例えば無線機125から無線機115まで装置300が映像および/または写真を転送することを要求できる。
【0037】
装置300は、少なくとも1つのアンテナ12、送信機14および受信機16を含み得る。代替的には、送信用および受信用アンテナは別個であり得る。装置300は同様に、送信機および受信機の間でそれぞれ信号を提供し装置の作動を制御するように構成されたプロセッサ20も含み得る。プロセッサ20は、送信機および受信機に対する導線を介した制御シグナリングを達成することにより送信機および受信機の作動を制御するように構成され得る。同様にして、プロセッサ20は、プロセッサ20をディスプレイまたはメモリーなどの他の要素に接続する導線を介して制御シグナリングを実施することにより、装置130の他の要素を制御するように構成され得る。プロセッサ20は例えば、回路、少なくとも1つの処理用コア、デジタル信号プロセッサを伴う1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサを伴わない1つ以上のプロセッサ、1つ以上のコプロセッサ、1つ以上のマルチコア・プロセッサ、1つ以上のコントローラ、処理用回路、1つ以上のコンピュータ、集積回路(例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)など)を含むさまざまな他の処理要素、またはそれらのいくつかの組合せを含めた、さまざまな形で実施可能である。装置300は、位置づけおよび/またはナビゲーション情報などのロケーション情報を得るためのロケーションプロセッサおよび/またはインターフェースを含み得る。したがって、図3では単一のプロセッサとして例示されているものの、いくつかの例示的実施形態において、プロセッサ20は、複数のプロセッサまたは処理コアを含むことができる。
【0038】
プロセッサ20により送信され受信される信号は、適用可能なセルラー・システムのエア・インターフェース規格、および/またはWi−Fi、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)技術、例えばInstitute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802,11、802,16などを非限定的に含む任意の数の異なる有線または無線ネットワーキング技術にしたがったシグナリング情報を含み得る。さらに、これらの信号は、発話データ、ユーザー生成データ、ユーザー要求データなどを含み得る。
【0039】
装置300は、1つ以上のエア・インターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプなどで動作することができる場合がある。例えば、装置300および/またはその中のセルラーモデムは、さまざまな第一世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2Gまたは2.5G)通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム(IMS)通信プロトコル(例えばセッション初期化プロトコル(SIP))などにしたがって動作可能であり得る。例えば、装置300は、2G無線通信プロトコルIS−136、時分割多重アクセスTDMA、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ、GSM、IS−95、符号分割多重アクセス、CDMA、などにしたがって動作可能であり得る。さらに、例えば、装置300は、2.5G無線通信プロトコル、ジェネラル・パケット無線機サービス(GPRS)、エンハンスト・データGSMエンバイロンメント(EDGE)などにしたがって動作可能であり得る。さらに、例えば、装置300は、3G無線通信プロトコル、例えばユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)、符号分割多重アクセス2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、時分割−同期符号分割多重アクセス(TD−SCDMA)などにしたがって動作可能であり得る。装置300は、さらに、3.9G無線通信プロトコル、例えばロング・ターム・エボリューション(LTE)、エボルブド・ユニバーサル・テレストリアル無線機アクセス・ネットワーク(E−UTRAN)などにしたがって動作可能であり得る。さらに、例えば、装置300は、4G無線通信プロトコル、例えばLTEアドバンスとなど、ならびに後続して開発され得る類似の無線通信プロトコルにしたがって動作可能であり得る。
【0040】
プロセッサ20は、装置300のオーディオ/ビデオおよび論理機能を実現するための回路を含み得るということが分かる。例えば、プロセッサ20は、デジタル信号プロセッサ・デバイス、マイクロプロセッサ・デバイス、アナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換器などを含むことができる。装置300の制御および信号処理機能は、これらのデバイス間でそれらのそれぞれの能力にしたがって割当てられ得る。プロセッサ20は、さらに、内部ボイス・コーダー(VC)20a、内部データ・モデム(DM)20b、などを含み得る。さらに、プロセッサ20は、メモリー内に記憶され得る1つ以上のソフトウェアプログラムを動作させるための機能を含むことができる。一般に、プロセッサ20および記憶されたソフトウェア命令は、装置300にアクションを遂行させるように構成され得る。例えば、プロセッサ20は、ウェブ・ブラウザなどの接続性プログラムを動作させる能力を有し得る。接続性プログラムは、装置300が、無線アプリケーション・プロトコル、WAP、ハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル、HTTPなどのプロトコルにしたがって、ロケーションベースのコンテンツなどのウェブ・コンテンツを伝送し受信できるようにし得る。
【0041】
装置300は同様に、例えばプロセッサ20に対し作動的に結合され得るイヤホンまたはスピーカー24、リンガー22、マイクロホン26、ディスプレイ28、ユーザー入力インターフェースなどを含むユーザー・インターフェースも含み得る。ディスプレイ28は、以上で指摘した通り、タッチセンサー式ディスプレイを含むことができ、その場合、ユーザーは、選択、値の入力などのためにタッチしかつ/またはジェスチュアを用いることができる。プロセッサ20は同様に、スピーカー24、リンガー22、マイクロホン26、ディスプレイ28などのユーザー・インターフェースの1つ以上の要素の少なくともいくつかの機能を制御するように構成されたユーザー・インターフェース回路も含み得る。プロセッサ20および/またはプロセッサ20を含むユーザー・インターフェース回路は、例えば揮発性メモリー40、不揮発性メモリー42などのプロセッサ20に対しアクセス可能なメモリー上に記憶されたソフトウェアおよび/またはファームウェアなどのコンピュータ・プログラム命令を通してユーザー・インターフェースの1つ以上の要素の1つ以上の機能を制御するように構成され得る。装置300は、例えば検出可能な出力として機械的振動を提供するための回路などの移動体端末に関係するさまざまな回路に電力供給するための電池を含み得る。ユーザー入力インターフェースは、装置300がデータを受信できるようにするデバイス、例えばキーパッド30(これは、ディスプレイ28上に提示された仮想キーボードまたは外部結合されたキーボードであり得る)、および/または他の入力デバイスを含み得る。
【0042】
その上、装置300は、狭域無線周波数(RF)送受信機および/または質問機64を含むことができ、したがって、データは、RF技術にしたがって電子デバイスと共有されかつ/またはこれらのデバイスから獲得され得る。装置300は、他の短距離送受信機、例えば赤外線(IR)送受信機66、ブルートゥース無線技術を用いて動作するブルートゥース(BT)送受信機68、無線ユニバーサル・シリアル・バス(USB)送受信機70などを含み得る。ブルートゥース送受信機68は、例えばWibree無線規格などの低出力または超低出力ブルートゥース技術にしたがって動作可能であり得る。この点において、装置300そして詳細には短距離送受信機は、例えば10メートル以内といった装置の近辺にある電子デバイスにデータを伝送しかつ/またはこれらのデバイスからデータを受信する能力を有し得る。WiFiまたは無線ローカル・エリア・ネットワーキング・モデムを含む装置300は同様に、6LoWpan、Wi−Fi、Wi−Fi low power、WLAN技術、例えばIEEE802.11技術、IEEE802.15技術、IEEE802.16技術などを含めたさまざまな無線ネットワーキング技術にしたがって、電子デバイスからデータを伝送および/または受信する能力も有し得る。
【0043】
装置300は、携帯電話加入者に関係する情報要素を記憶し得る加入者アイデンティティ・モジュール(SIM)38、リムーバブル・ユーザー・アイデンティティ・モジュール(R−UIM)などのメモリーを含み得る。SIMに加えて、装置300は、他の着脱式および/または固定式メモリーを含み得る。装置300は、揮発性メモリー40および/または不揮発性メモリー42を含み得る。例えば、揮発性メモリー40は、ダイナミックRAMおよび/またはスタティックRAMを含めたランダム・アクセス・メモリー(RAM)、オン・チップまたはオフ・チップ・キャッシュ・メモリーなどを含み得る。埋込み型および/または着脱式であり得る不揮発性メモリー42は、例えば読取り専用メモリー、フラッシュメモリー、磁気記憶デバイス、例えばハード・ディスク、フロッピー・ディスクドライブ、磁気テープ、光ディスクドライブおよび/または媒体、不揮発性ランダム・アクセス・メモリー(NVRAM)などを含み得る。揮発性メモリー40と同様、不揮発性メモリー42は、データの一時的記憶のためのキャッシュ・エリアを含み得る。揮発性および/または不揮発性メモリーの少なくとも一部分は、プロセッサ20内に埋込まれ得る。メモリーは、ユーザー機器/移動体端末の機能を遂行するために装置が使用し得る1つ以上のソフトウェアプログラム、命令、情報、データなどを記憶し得る。メモリーは、装置300を一意的に識別する能力を有する国際移動体機器識別(IMEI)コードなどの識別子を含み得る。機能には、図2のプロセスフローなどを含むナンバー・プレート識別子を用いた車両通信に関する本明細書中に開示されたオペレーションの1つ以上が含まれ得る。メモリーは、装置300を一意的に識別する能力を有する国際移動体機器識別(IMEI)コードなどの識別子を含み得る。例示的実施形態において、プロセッサ20は、図2に示されたプロセスに関して開示されたオペレーションなどを提供するように、メモリー40および/または42に記憶されたコンピュータ・コードを用いて構成され得る。
【0044】
本明細書中で開示されている実施形態の一部は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーション論理またはそれらの組合せの形で実装され得る。ソフトウェア、アプリケーション論理および/またはハードウェアは、例えばメモリー40、制御装置20または本明細書中に開示されている電子構成要素などの中に存在し得る。いくつかの例示的実施形態において、アプリケーション論理、ソフトウェアまたは命令セットは、さまざまな従来のコンピュータ可読媒体のいずれか1つの上に維持される。本書の状況下では、「コンピュータ可読媒体」は、図1、2および/または3に実施例が表わされている、コンピュータまたはデータプロセッサ回路などの命令実行システム、装置またはデバイスによるまたはそれらと関連付けた使用のための、命令を格納、記憶、通信、伝播または輸送することのできる任意の非一時的媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータなどの命令実行システム、装置またはデバイスによるまたはこれらと関連付けた使用のための命令を格納または記憶できる任意の媒体であり得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。さらに、本明細書中に開示されている実施形態の一部は、本明細書中に開示された方法を誘発するように構成されたコンピュータ・プログラムを含む(例えば、図2のプロセスなどを参照のこと)。
【0045】
本明細書中に記載の主題は、所望の構成に応じて、システム、装置、方法および/または物品の形で実施され得る。例えば、本明細書中に記載のシステム、装置、方法および/または物品は、電子構成要素、例えばトランジスタ、インダクタ、コンデンサ、レジスタなど、プロセッサ実行プログラム・コード、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、埋込み型プロセッサ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)および/またはその組合せのうちの1つ以上を用いて実装可能である。これらのさまざまな例示的記憶システムからデータおよび命令を受信し記憶システムにデータおよび命令を伝送するために結合された、特殊用途または一般用途向けであり得る少なくとも1つのプログラマブル・プロセッサ、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含むプログラマブル・システム上で実行可能かつ/または解釈可能である1つ以上のコンピュータ・プログラムの形での実装を含み得る。これらのコンピュータ・プログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、プログラム・コードまたはコードとしても知られている)は、プログラマブル・プロセッサ用のマシン命令を含み、高レベル・プロシージャおよび/またはオブジェクト指向プログラミング言語、および/またはアセンブリ/マシン言語で実装され得る。本明細書中で使用される「マシン可読媒体」なる用語は、マシン命令を受信するマシン可読媒体を含む、マシン命令および/またはデータをプログラマブル・プロセッサに提供するのに使用される任意のコンピュータ・プログラム製品、コンピュータ可読媒体、コンピュータ可読記憶媒体、装置および/またはデバイス(例えば磁気ディスク、光ディスク、メモリー、プログラマブル論理デバイス(PLD))を意味する。同様にして、本明細書には同様に、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリーを含み得るシステムも記載されている。メモリーは、本明細書中に記載のオペレーションの1つ以上をプロセッサに遂行させる1つ以上のプログラムを含み得る。
【0046】
本明細書中に記載の実施例の一部は、LTE、Wi−Fiなどの特定の技術の使用を基準にしているものの、本明細書中に記載の主題は、これらの技術に限定されず、したがって、他の無線技術で使用可能である。
【0047】
以上ではいくつかのバリエーションについて詳述してきたが、他の修正または追加も可能である。詳細には、本明細書中で提示されたものに加えて、さらなる特徴および/またはバリエーションを提供することができる。その上、上述の例示的開示された特徴のさまざまな組合せおよび下位組合せおよび/または以上で開示された複数のさらなる特徴の組合せおよび下位組合せに向けられ得る。さらに、添付の図に描かれ本明細書中に説明された論理の流れは、所望の結果を達成するために、示された特定の順序または逐次的順序を必要としない。他の実施形態も、以下のクレームの範囲内に入る可能性がある。
【手続補正書】
【提出日】2016年12月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサーから、車両の識別情報を含む該車両の画像を受信するステップと、
前記識別情報に基づいて、前記車両の識別子を生成するステップと、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために生成された前記識別子を含む該メッセージを車両に送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記メッセージが、前記車両との通信を開始するための通信要求メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信要求メッセージが、前記車両から送信される応答メッセージ内で提供されるべき特定のコンテンツについての要求を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージが、前記車両に対する指令、前記車両に対する警告、通信セットアップ情報、および、サービス情報の質のうちの少なくとも1つを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記センサーが、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー・ベース光学センサー、
走査型検出装置、無線周波数撮像装置、および、電磁センサーのうちの少なくとも1つである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記識別子は、無線識別子、アドレス、および、宛先アドレスのうちの少なくとも1つである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記無線識別子は、車載無線通信識別子(wireless access in vehicular movements identifier)、直接狭域通信識別子(direct short-range communications identifier)、無線ローカル・エリア・ネットワーク識別子(wireless local area network identifier)、および、セルラー通信ネットワーク識別子(cellular communications network identifier)のうちの少なくとも1つである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記識別子がアプリケーション・レベル識別子である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記画像が、前記車両のナンバー・プレート番号、前記車両の登録番号、前記車両に結びついた1次元バーコード、および、前記車両に結びついた2次元バーコードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記画像が、電磁センサーまたは音響センサーから決定された情報を含む、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記生成するステップがさらに、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブル、および、前記識別子を生成するための前記識別情報に対する関数のうちの少なくとも1つを適用するステップを含む、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記ハッシュ関数が少なくとも部分的に国コードまたは地域コードにより決定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記識別子は、ローカルに一意である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記識別子は、グローバルに一意である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリーと、を備える装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサ、前記少なくとも1つのメモリーおよび前記コンピュータ・プログラム・コードが、前記装置に、少なくとも、
車両の識別情報を含む該車両の画像をセンサーから受信させ、
前記識別情報に基づいて前記車両の識別子を生成させ、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために前記生成された識別子を含む該メッセージを前記車両に送信させるように構成される、
装置。
【請求項16】
前記メッセージが、前記車両との通信を開始するための通信要求メッセージを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記通信要求メッセージが、前記車両により送信された応答メッセージ内で提供されるべき特定のコンテンツについての要求を含む、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記メッセージが、前記車両に対する指令、前記車両に対する警告、通信セットアップ情報、および、サービス品質(QoS)情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
前記センサーが、スチールカメラ、ビデオカメラ、レーザー・ベース光学センサー、走査型検出装置、無線周波数撮像装置、および、電磁センサーのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記識別子が、無線識別子、アドレス、および、宛先アドレスのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記無線識別子が、車載無線通信識別子、直接狭域通信識別子、無線ローカル・エリア・ネットワーク識別子、および、セルラー通信ネットワーク識別子のうちの少なくとも1つである、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記識別子がアプリケーション・レベル識別子である、請求項15に記載の装置。
【請求項23】
前記画像は、前記車両のナンバー・プレート番号、前記車両の登録番号、前記車両に結びついた1次元バーコード、および、前記車両に結びついた2次元バーコードのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項24】
前記画像が、電磁センサーまたは音響センサーから決定された情報を含む、請求項15に記載の装置。
【請求項25】
前記生成するステップが、さらに、ハッシュ関数、ルックアップ・テーブル、および、前記識別子を生成するための前記識別情報に対する関数のうちの少なくとも1つを適用するステップを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項26】
前記ハッシュ関数が少なくとも部分的に国コードまたは地域コードにより決定される、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記識別子は、ローカルに一意である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記識別子は、グローバルに一意である、請求項26に記載の装置。
【請求項29】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、車両の識別情報を含むこの車両の画像をセンサーから受信すること、
前記識別情報に基づいて前記車両の識別子を生成すること、および、
少なくともメッセージの宛先アドレスを識別するために生成された前記識別子を含む該メッセージを前記車両に送信すること、
を含むオペレーションをさせる命令を備えるコンピュータ・プログラム。
【請求項30】
請求項1ないし14の少なくとも1項に記載の方法を実行する手段を含む装置。
【国際調査報告】