(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-520924(P2018-520924A)
(43)【公表日】2018年8月2日
(54)【発明の名称】水泳用ウェアラブルデバイス及び上肢ウェアラブルデバイス
(51)【国際特許分類】
B63C 9/15 20060101AFI20180706BHJP
A61B 5/00 20060101ALI20180706BHJP
G08B 21/08 20060101ALI20180706BHJP
【FI】
B63C9/15 100
A61B5/00 102A
A61B5/00 102C
G08B21/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-570803(P2016-570803)
(86)(22)【出願日】2015年10月30日
(85)【翻訳文提出日】2016年12月1日
(86)【国際出願番号】CN2015093399
(87)【国際公開番号】WO2016201859
(87)【国際公開日】20161222
(31)【優先権主張番号】201510341563.1
(32)【優先日】2015年6月18日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】512076036
【氏名又は名称】京▲東▼方光科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲フェン▼
(72)【発明者】
【氏名】曹 春雷
【テーマコード(参考)】
4C117
5C086
【Fターム(参考)】
4C117XA05
4C117XB04
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5C086AA22
5C086CA01
5C086FA01
5C086FA11
(57)【要約】
水泳用ウェアラブルデバイスは、上半身ウェアラブルデバイス(100)と下肢ウェアラブルデバイス(2)とを備え、前記上半身ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグ(11)が設けられ、前記下肢ウェアラブルデバイス(2)に筋肉状態監視装置(21)が設けられ、前記筋肉状態監視装置(21)は、前記上半身ウェアラブルデバイス(100)又は前記上半身ウェアラブルデバイス(100)の前記電子式エアバッグ(11)に信号で接続され、前記筋肉状態監視装置(21)により下肢筋肉のけいれんが検出される場合に、前記上半身ウェアラブルデバイス(100)又は前記上半身ウェアラブルデバイス(100)の前記電子式エアバッグ(11)に信号を送信し、前記電子式エアバッグ(11)を開くように、前記上半身ウェアラブルデバイス(100)を介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグ(11)を作動させる。該水泳用ウェアラブルデバイスにより、筋肉のけいれんが発生したとき、水泳者に所定の浮力を付与し、溺水事故を減らし、水泳時の安全性を向上させることができる。また、本発明はさらに上肢ウェアラブルデバイスを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上半身ウェアラブルデバイスと下肢ウェアラブルデバイスとを備え、
前記上半身ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、前記下肢ウェアラブルデバイスに筋肉状態監視装置が設けられ、前記筋肉状態監視装置は、前記上半身ウェアラブルデバイス又は前記上半身ウェアラブルデバイスの前記電子式エアバッグに信号で接続され、下肢筋肉のけいれんが検出される場合に、前記筋肉状態監視装置は前記上半身ウェアラブルデバイス又は前記上半身ウェアラブルデバイスの前記電子式エアバッグに信号を送信し、前記電子式エアバッグを開くように、前記上半身ウェアラブルデバイスを介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させることを特徴とする水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項2】
前記上半身ウェアラブルデバイスは、ベスト式上半身ウェアラブルデバイス、包帯式上半身ウェアラブルデバイス、粘着式上半身ウェアラブルデバイス、又は腕装着式上半身ウェアラブルデバイスを有することを特徴とする請求項1に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項3】
前記下肢ウェアラブルデバイスは、足首装着式下肢ウェアラブルデバイス、包帯式下肢ウェアラブルデバイス、又は粘着式下肢ウェアラブルデバイスを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項4】
少なくとも1つの前記下肢ウェアラブルデバイスを有し、前記上半身ウェアラブルデバイスは少なくとも1つの上肢ウェアラブルデバイスを有し、
夫々の前記上肢ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、夫々の前記下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイス、又は少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスの前記電子式エアバッグに信号で接続され、前記筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイス、又は少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスの前記電子式エアバッグに信号を送信し、前記電子式エアバッグを開くように、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスを介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項5】
前記下肢ウェアラブルデバイスは警報装置を有し、前記警報装置は前記筋肉状態監視装置に信号で接続され、前記筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、警報装置を作動させて警報を発することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項6】
夫々の前記下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイス、又は少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスの電子式エアバッグに無線信号で接続されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項7】
前記上肢ウェアラブルデバイスに表示装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項8】
前記表示装置に、クロックモジュールと、タイマモジュールと、距離計算モジュールとのうちの少なくとも一種が組み込まれていることを特徴とする請求項7に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項9】
前記距離計算モジュールは、GPSによる距離計算モジュール、又は振動カウントによる距離計算モジュールを有することを特徴とする請求項8に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項10】
前記電子式エアバッグはガス発生器を有し、前記ガス発生器には、速やかに分解可能でガスを発生させる物質が収容されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の水泳用ウェアラブルデバイス。
【請求項11】
電子式エアバッグが設けられる上肢ウェアラブルデバイスであって、前記上肢ウェアラブルデバイス又は前記電子式エアバッグは筋肉状態監視装置に信号で接続され、筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、前記上肢ウェアラブルデバイスに信号を送信し、前記電子式エアバッグを開くように、前記上肢ウェアラブルデバイスを介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させることを特徴とする上肢ウェアラブルデバイス。
【請求項12】
前記上肢ウェアラブルデバイスに表示装置がさらに設けられ、前記表示装置に、クロックモジュールと、タイマモジュールと、距離計算モジュールとのうちの少なくとも一種が組み込まれていることを特徴とする請求項11に記載の上肢ウェアラブルデバイス。
【請求項13】
前記電子式エアバッグはガス発生器を有し、前記ガス発生器には、速やかに分解可能でガスを発生させる物質が収容されていることを特徴とする請求項11に記載の上肢ウェアラブルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、水泳用ウェアラブルデバイス及び上肢ウェアラブルデバイス
【背景技術】
【0002】
水泳時に、脚または足のけいれん(筋肉のけいれんとも呼ばれる)は、溺水事故の主な原因である。水泳時の安全性を向上させ、溺水事故を減らすことは、現時点で早急な技術課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、水泳用ウェアラブルデバイス及び上肢ウェアラブルデバイスを提供し、水泳時の安全性を向上させ、溺水事故を減らすことを1つの目的とする。
【0004】
本発明の少なくとも1つの実施例は、水泳用ウェアラブルデバイスを提供し、該水泳用ウェアラブルデバイスは、上半身ウェアラブルデバイスと下肢ウェアラブルデバイスとを備え、
前記上半身ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、前記下肢ウェアラブルデバイスに筋肉状態監視装置が設けられ、前記筋肉状態監視装置は、前記上半身ウェアラブルデバイスに信号で接続され、前記筋肉状態監視装置により下肢筋肉のけいれんが検出される場合に、電子式エアバッグを開くように作動させる。
【0005】
水泳者が本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着して水泳しているとき、筋肉状態監視装置により脚または足のけいれんが検出される場合に、上半身ウェアラブルデバイスに信号を送信し、上半身ウェアラブルデバイスを介して電子式エアバッグを開くように作動させて、開いた電子式エアバッグにより、水泳者に所定の浮力を付与し、水泳者の安全を守ることができる。従って、本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着することで、水泳時の安全性を向上させ、溺水事故を減らすことができる。
【0006】
本発明の1つの実施例において、前記上半身ウェアラブルデバイスは、ベスト式上半身ウェアラブルデバイス、包帯式上半身ウェアラブルデバイス、粘着式上半身ウェアラブルデバイス、又は腕装着式上半身ウェアラブルデバイスを有する。
【0007】
本発明の1つの実施例において、前記下肢ウェアラブルデバイスは、足首装着式下肢ウェアラブルデバイス、包帯式下肢ウェアラブルデバイス、又は粘着式下肢ウェアラブルデバイスを有する。
【0008】
本発明の1つの実施例において、前記水泳用ウェアラブルデバイスは、少なくとも1つの前記下肢ウェアラブルデバイスと、少なくとも1つの前記上半身ウェアラブルデバイスとを有し、
夫々の前記上半身ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、夫々の前記下肢ウェアラブルデバイスに筋肉状態監視装置が設けられ、前記筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上半身ウェアラブルデバイスに信号で接続され、筋肉のけいれんが検出される場合に、前記筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上半身ウェアラブルデバイスに信号を送信し、該信号に応じて、少なくとも1つの前記上半身ウェアラブルデバイスは、設けられてある電子式エアバッグを開くように作動させる。
【0009】
水泳者が本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着して水泳しているとき、脚または足にけいれんが発生したとき、筋肉状態監視装置は上半身ウェアラブルデバイスに信号を送信し、該信号に応じて、上半身ウェアラブルデバイスは電子式エアバッグを開くように作動させて、開いた電子式エアバッグにより、水泳者に所定の浮力を付与し、水泳者の安全を守ることができる。
【0010】
本発明の1つの実施例において、前記下肢ウェアラブルデバイスはさらに警報装置を有し、前記警報装置は筋肉状態監視装置に信号で接続され、前記筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、前記警報装置に信号を送信し、警報装置を作動させて警報を発する。前記警報装置の警報信号により、水泳者の危険な状況を他人または監視員に知らせることができ、溺水事故を減らし、水泳者の安全をさらに守ることができる。
【0011】
本発明の1つの実施例において、夫々の前記下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上半身ウェアラブルデバイスに無線信号で接続される。筋肉状態監視装置を上半身ウェアラブルデバイスに無線信号で接続することにより、水泳者の拘束感を軽減し、快適性を向上させることができる。
【0012】
本発明の1つの実施例において、前記上半身ウェアラブルデバイスに表示装置がさらに設けられている。水泳者は表示装置の表示情報を参照しながら、運動の状態を簡単且つ迅速に知ることができる。
【0013】
本発明の1つの実施例において、前記表示装置に、クロックモジュールと、タイマモジュールと、距離計算モジュールとのうちの少なくとも一種が組み込まれている。
【0014】
本発明の1つの実施例において、前記距離計算モジュールは、GPSによる距離計算モジュール、又は振動カウントによる距離計算モジュールを有する。
【0015】
本発明の少なくとも1つの実施例は、上半身ウェアラブルデバイスをさらに提供し、前記上半身ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、前記上半身ウェアラブルデバイス又は前記電子式エアバッグは下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置に信号で接続され、筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、信号で接続されている前記上半身ウェアラブルデバイス又は前記電子式エアバッグに信号を送信し、前記電子式エアバッグを開くように、前記上半身ウェアラブルデバイスを介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させる。
【0016】
本発明の1つの実施例において、前記上半身ウェアラブルデバイスに表示装置が設けられ、前記表示装置に、クロックモジュールと、タイマモジュールと、距離計算モジュールとのうちの少なくとも一種がさらに組み込まれている。
【0017】
筋肉状態監視装置が設けられる下肢ウェアラブルデバイスと、本発明の実施例が提供する上半身ウェアラブルデバイスを装着することで、溺水事故を減らし、水泳時の安全性を向上させることができる。
【0018】
本発明の実施例の技術案を明確に説明するために、以下、実施例の図面について簡単に紹介する。明らかなように、下記図面は本発明の一部の実施例に関する図面にすぎず、本発明に対する制限ではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の1つの実施例の水泳用ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【図2】本発明のもう1つの実施例の水泳用ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【図3】本発明のもう1つの実施例の水泳用ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【図4】本発明の1つの実施例の上半身ウェアラブルデバイス及び下肢ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【図5】本発明の1つの実施例の上半身ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【図6】本発明の1つの実施例の下肢ウェアラブルデバイスの構造を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施例の目的、技術案及び利点を明確にするために、以下、本発明の実施例の図面を参照しながら、本発明の実施例の技術案について明確かつ全面的に説明する。明らかなように、下記実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全ての実施例ではない。下記実施例に基づき、当業者が創造的な労働をすることなく得られる他の実施例は、全て本発明の保護範囲に含まれる。
【0021】
溺水事故を減らし、水泳時の安全性を向上させるために、本発明の実施例は水泳用ウェアラブルデバイス及び上肢ウェアラブルデバイスを提供する。
【0022】
図1に示すように、本発明の少なくとも1つの実施例は、水泳用ウェアラブルデバイスを提供し、該水泳用ウェアラブルデバイスは、上半身ウェアラブルデバイス100と下肢ウェアラブルデバイス2とを備え、
上半身ウェアラブルデバイス100に電子式エアバッグ11が設けられ、下肢ウェアラブルデバイス2に筋肉状態監視装置21が設けられ、筋肉状態監視装置21は、上半身ウェアラブルデバイス100に信号で接続され、又は電子式エアバッグ11に直接に信号で接続され、筋肉状態監視装置21により下肢筋肉のけいれんが検出される場合に、信号で接続されている上半身ウェアラブルデバイス100又は電子式エアバッグ11に信号を送信し、上半身ウェアラブルデバイス100を介して電子式エアバッグ11を開くように作動させ、あるいは、該信号に応じて直接に電子式エアバッグ11を開くように作動させる。
【0023】
上半身ウェアラブルデバイス100及び下肢ウェアラブルデバイス2の形態には制限がない。例えば、上半身ウェアラブルデバイス100は、ベスト式上半身ウェアラブルデバイス、包帯式上半身ウェアラブルデバイス、粘着式上半身ウェアラブルデバイス、又は腕装着式上半身ウェアラブルデバイスなどであってよい。下肢ウェアラブルデバイス2は、足首装着式下肢ウェアラブルデバイス、包帯式下肢ウェアラブルデバイス、又は粘着式下肢ウェアラブルデバイスなどであってよい。
【0024】
電子式エアバッグは、エアバッグ本体とガス発生器を有し、ガス発生器には、窒化ナトリウム又は硝酸アンモニウムのような物質が収容され、電子式エアバッグが作動させられるとき、ガス発生器はポイント爆発動作を行い、ガス発生器に収容されている物質は速やかに分解し、ガスを大量生成してエアバッグを満たす。1つの実施例において、筋肉状態監視装置は上肢ウェアラブルデバイス又は電子式エアバッグに信号で接続され、筋肉状態監視装置により下肢筋肉のけいれんが検出される場合に、上肢ウェアラブルデバイス又は電子式エアバッグに電気信号を送信し、該電気信号に応じて、上肢ウェアラブルデバイス又は電子式エアバッグはガス発生器を作動させ、ポイント爆発動作を行い、ガス発生器に収容されている窒化ナトリウム又は硝酸アンモニウムのような物質は速やかに分解し、無毒で無臭のガスを大量生成してエアバッグを満たし、水泳者に所定の浮力を付与する。
【0025】
水泳者が本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着して水泳しているとき、筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、上半身ウェアラブルデバイス又は電子式エアバッグに信号を送信し、該信号に応じて、電子式エアバッグを開くように、上半身ウェアラブルデバイスを介して電子式エアバッグを作動させ、又は電子式エアバッグを作動させる。開いた電子式エアバッグにより、水泳者に所定の浮力を付与し、水泳者の安全を守ることができる。従って、本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着することで、溺水事故を減らし、水泳時の安全性を向上させることができる。
【0026】
本発明の1つの実施例において、前記水泳用ウェアラブルデバイスは、少なくとも1つの下肢ウェアラブルデバイスを有し、前記上半身ウェアラブルデバイスは少なくとも1つの上肢ウェアラブルデバイスを有し、夫々の前記上肢ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、夫々の前記下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスのそれぞれ、又は電子式エアバッグのそれぞれに信号で接続され、少なくとも1つの前記下肢ウェアラブルデバイスのいずれの筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、該筋肉状態監視装置は少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイス、又は少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスの前記電子式エアバッグに信号を送信し、電子式エアバッグを開くように、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスを介して電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させる。
【0027】
上肢ウェアラブルデバイス及び下肢ウェアラブルデバイスの数に制限がない。水泳者の体重と身体状況に応じて1つ又は複数個設けてよい。図2に示すように、水泳用ウェアラブルデバイスは、2つの上肢ウェアラブルデバイス1と、2つの下肢ウェアラブルデバイス2を有する。
【0028】
夫々の上肢ウェアラブルデバイス1に電子式エアバッグ11が設けられ、夫々の下肢ウェアラブルデバイス2に筋肉状態監視装置21が設けられ、夫々の筋肉状態監視装置21は、2つの上肢ウェアラブルデバイス1、又はそれらの電子式エアバッグ11にそれぞれ信号で接続され、各筋肉状態監視装置21により筋肉のけいれんが検出される場合に、2つの前記上肢ウェアラブルデバイス1、又は2つの前記上肢ウェアラブルデバイスの電子式エアバッグ11に信号を送信し、2つの上肢ウェアラブルデバイス1を介して夫々の電子式エアバッグ11を開くように作動させて、又は2つの前記上肢ウェアラブルデバイス1の電子式エアバッグ11を作動させる。
【0029】
水泳者が本発明の実施例が提供する水泳用ウェアラブルデバイスを装着して水泳しているとき、脚または足に筋肉のけいれんが発生した場合に、筋肉状態監視装置21は、2つの前記上肢ウェアラブルデバイス1、又は2つの前記上肢ウェアラブルデバイス1の電子式エアバッグ11に信号を送信し、電子式エアバッグ11を開くように、2つの前記上肢ウェアラブルデバイス1を介して夫々の電子式エアバッグ11を作動させ、又は電子式エアバッグ11を作動させる。開いた電子式エアバッグ11により、水泳者に所定の浮力を付与し、水泳者の安全を守ることができる。
【0030】
上肢ウェアラブルデバイス1と下肢ウェアラブルデバイス2の装着位置に制限がない。例えば、上肢ウェアラブルデバイス1は水泳者の手首又は前腕に装着してよく、下肢ウェアラブルデバイス2は水泳者の足首またはふくらはぎに装着してよい。運動時の快適性を向上させて拘束感を軽減するために、本発明の1つの実施例において、上肢ウェアラブルデバイス1を水泳者の手首に装着し、下肢ウェアラブルデバイス2を水泳者の足首に装着する。
【0031】
本発明の1つの実施例において、夫々の下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスの電子式エアバッグに無線信号で接続される。図2に示すように、夫々の筋肉状態監視装置21は、2つの上肢ウェアラブルデバイス1の電子式エアバッグ11に無線信号で接続され、例えば、ブルートゥース(登録商標)又は赤外線で接続される。筋肉状態監視装置21を電子式エアバッグ11に無線信号で接続することにより、水泳者の拘束感を軽減し、快適性を向上させることができる。
【0032】
本発明のもう1つの実施例において、夫々の下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は、少なくとも1つの前記上肢ウェアラブルデバイスに無線信号で接続される。図3に示すように、夫々の筋肉状態監視装置21は、2つの上肢ウェアラブルデバイス1に無線信号で接続され、例えば、ブルートゥース(登録商標)又は赤外線で接続される。筋肉状態監視装置21を上肢ウェアラブルデバイス1に無線信号で接続することにより、水泳者の拘束感を軽減し、快適性を向上させることができる。
【0033】
図4に示すように、水泳時の安全性をさらに向上させるために、下肢ウェアラブルデバイス2には、筋肉状態監視装置21に信号で接続される警報装置22が設けられ、筋肉状態監視装置21により筋肉のけいれんが検出される場合に、警報装置22を作動させて警報を発する。警報装置22の警報信号により、水泳者の異常状況を他人または監視員に知らせることができ、溺水事故を減らし、水泳時の安全性をさらに向上させることができる。警報装置22の形態に制限がない。例えば、音響警報装置または可聴・視覚警報装置などであってよい。
【0034】
上肢ウェアラブルデバイス1と下肢ウェアラブルデバイス2の構造形態に制限がない。例えば、上肢ウェアラブルデバイス1と下肢ウェアラブルデバイス2は、粘着により水泳者の上肢と下肢に夫々粘着固定してよい。図5、6に示すように、該実施例において、ウェアラブルデバイスを安定に固定するために、上肢ウェアラブルデバイス1は腕装着式であり、下肢ウェアラブルデバイス2は足首装着式であり、上肢ウェアラブルデバイス1と下肢ウェアラブルデバイス2は全体としてリング状であり、水泳者の腕と足首をそれぞれ囲むように装着できる。
【0035】
図4に示す実施例において、上肢ウェアラブルデバイス1に表示装置12がさらに設けられている。表示装置12に、クロックモジュール13と、タイマモジュール14と、距離計算モジュール15とのうちの少なくとも一種を組み込むことで、上肢ウェアラブルデバイス1は、時間表示、時間計算、水泳距離計算などの機能を有する。水泳者は表示装置12の表示情報を参照しながら、運動の状態を簡単且つ迅速に知ることができる。例えば、距離計算モジュール15は、GPSによる距離計算モジュール、又は振動カウントによる距離計算モジュールであってよい。
【0036】
図5に示すように、上肢ウェアラブルデバイス1において、表示装置12は電子式エアバッグ11の一方側に設けられ、表示装置12と電子式エアバッグ11は、ウェアラブルデバイスの構造接続部16に設けられ、構造接続部16は接続機能と支持固定機能を果たす。装着しているとき、表示装置12と電子式エアバッグ11は腕の外側へ向いている。水泳者は表示装置12の表示情報を参照しながら、自分の運動の状態を簡単に知ることができる。いったん脚または足に筋肉のけいれんが発生した場合に、電子式エアバッグ11は腕の外側に迅速に開き、水泳者の安全を守ることができる。
【0037】
同じ発明構想に基づき、本発明の少なくとも1つの実施例は、上肢ウェアラブルデバイスを提供し、該上肢ウェアラブルデバイスに電子式エアバッグが設けられ、下肢ウェアラブルデバイスの筋肉状態監視装置は前記上肢ウェアラブルデバイス又は前記上肢ウェアラブルデバイスの電子式エアバッグに信号で接続され、筋肉状態監視装置により筋肉のけいれんが検出される場合に、前記筋肉状態監視装置は前記上肢ウェアラブルデバイス又は前記上肢ウェアラブルデバイスの電子式エアバッグに信号を送信し、電子式エアバッグを開くように、前記上肢ウェアラブルデバイスを介して前記電子式エアバッグを作動させ、又は前記電子式エアバッグを作動させる。
【0038】
本発明の1つの実施例において、前記上肢ウェアラブルデバイスに表示装置が設けられ、表示装置に、クロックモジュールと、タイマモジュールと、距離計算モジュールとのうちの少なくとも一種が組み込まれている。
【0039】
筋肉状態監視装置が設けられる下肢ウェアラブルデバイスと、本発明の実施例が提供する上肢ウェアラブルデバイスを装着することで、溺水事故を減らし、水泳時の安全性を向上させることができる。
【0040】
なお、本発明の各実施例において、上半身ウェアラブルデバイスと下肢ウェアラブルデバイスにおける各電子部材は、防水設計すべきである。あるいは、上半身ウェアラブルデバイスと下肢ウェアラブルデバイスは全体としてそれぞれ防水設計される。
【0041】
以上は本発明を説明するために挙げられた実施形態であり、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に準ずる。
【0042】
本願は、2015年6月18日に提出した中国特許出願第201510341563.1号に基づいて優先権を主張する。本願の一部として、中国特許出願の公開内容の全文を引用する。
【符号の説明】
【0043】
1 上肢ウェアラブルデバイス
2 下肢ウェアラブルデバイス
11 電子式エアバッグ
12 表示装置
13 クロックモジュール
14 タイマモジュール
15 距離計算モジュール
16 構造接続部
21 筋肉状態監視装置
22 警報装置
100 上半身ウェアラブルデバイス
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【国際調査報告】