(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-524959(P2018-524959A)
(43)【公表日】2018年8月30日
(54)【発明の名称】端末のための充電システム、充電方法及び電源アダプタ
(51)【国際特許分類】
H02J 7/10 20060101AFI20180803BHJP
H02M 3/28 20060101ALI20180803BHJP
G06F 1/26 20060101ALI20180803BHJP
G06F 1/28 20060101ALI20180803BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20180803BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20180803BHJP
【FI】
H02J7/10 R
H02J7/10 B
H02J7/10 H
H02M3/28 P
G06F1/26 Z
G06F1/28 A
G06F1/26 334Z
G06F1/28 Z
H01M10/44 Q
H01M10/48 P
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】57
(21)【出願番号】特願2017-560307(P2017-560307)
(86)(22)【出願日】2016年7月26日
(85)【翻訳文提出日】2017年11月17日
(86)【国際出願番号】CN2016091757
(87)【国際公開番号】WO2017133194
(87)【国際公開日】20170810
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2016/073679
(32)【優先日】2016年2月5日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ジャリャン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ティエン チェン
(72)【発明者】
【氏名】チェン シェビャオ
(72)【発明者】
【氏名】リ ジャダ
(72)【発明者】
【氏名】ワン シミン
【テーマコード(参考)】
5B011
5G503
5H030
5H730
【Fターム(参考)】
5B011DA02
5B011DB01
5B011DC06
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5B011GG01
5B011HH01
5G503AA01
5G503BA01
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5G503CB11
5G503EA08
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5H730AS17
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5H730FD01
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5H730FF19
5H730FG05
5H730FG25
(57)【要約】
本発明は端末のための充電システム、充電方法、電源アダプタを開示する。充電システムは、第一整流ユニット、スイッチユニット、変圧器、第二整流ユニット、第一充電インタフェース、サンプリングユニット、及び制御ユニットを含む電源アダプタと、第二充電インタフェース及び第二充電インタフェースに接続されるバッテリとを含む端末と、を含む。制御ユニットは制御信号をスイッチユニットに出力し、サンプリングユニットがサンプリングした電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値によって制御信号のデューティ比を調整して第二整流ユニットが出力する第三脈動波形の電圧は充電要求を満たす。第二充電インタフェースが第一充電インタフェースと接続される時、第二充電インタフェースを介して、バッテリに第三脈動波形の電圧を印加して電源アダプタが出力する脈動波形の電圧をバッテリに印加するため、電源アダプタの簡素化、小型化を実現し、バッテリの使用寿命を向上できる。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末のための充電システムであって、電源アダプタと端末とを備え、
前記電源アダプタは、第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備え、
前記第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力し、
前記スイッチユニットは、制御信号に従って前記第一脈動波形の電圧を変調するように構成され、
前記変圧器は、変調された前記第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第二整流ユニットは、前記第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第一充電インタフェースは前記第二整流ユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェース及び前記スイッチユニットにそれぞれに接続され、前記制御信号を前記スイッチユニットに出力し、
前記端末は、バッテリと、前記バッテリに接続される第二充電インタフェースと、を備え、
前記第二充電インタフェースが前記第一充電インタフェースと接続される時、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースを介して、前記バッテリの電圧が得られるよう前記端末と通信を行うようにさらに構成され、
前記制御ユニットは、前記制御信号のデューティ比を調整することをで、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時に、前記第二充電インタフェースを介して、前記バッテリに前記第三脈動波形の電圧を印加するようにさらに構成されている、ことを特徴とする端末のための充電システム。
【請求項2】
前記電源アダプタは、サンプリングユニットをさらに備え、
前記サンプリングユニットは、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、前記第二整流ユニットから出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成され、
前記制御ユニットは前記サンプリングユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の端末のための充電システム。
【請求項3】
前記制御ユニットは、前記バッテリの電圧を取得する時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオフにするように制御し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにするように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末のための充電システム。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにした後、前記第二整流ユニットから出力される電流を増加させるために、前記制御信号のデューティ比を調整する、ことを特徴とする請求項3に記載の端末のための充電システム。
【請求項5】
前記サンプリングユニットは、ピーク電圧サンプルホールドユニットと、ゼロクロスサンプリングユニットと、ブリーダーユニットと、ADサンプリングユニットと、を含み、
前記ピーク電圧サンプルホールドユニットは、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧をサンプリングして保持するように構成され、
前記ゼロクロスサンプリングユニットは、前記第三脈動波形の電圧のゼロクロス点をサンプリングするように構成され、
前記ブリーダーユニットは、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧を前記ゼロクロス点でブリードダウンするように構成され、
前記ADサンプリングユニットは、前記電圧サンプリング値が得られるように、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットのピーク電圧をサンプリングするように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の端末のための充電システム。
【請求項6】
前記第一充電インタフェースは、電源線と、データ線とを備え、
前記電源線は、前記バッテリを充電するように構成され、
前記データ線は、前記端末と通信するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の端末のための充電システム。
【請求項7】
前記制御ユニットは、充電モードを決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、
前記充電モードは、急速充電モードとノーマル充電モードとを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の端末のための充電システム。
【請求項8】
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行うことにより、前記急速充電モードによって前記端末を充電することを決定する時、
前記制御ユニットは前記端末に第一インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第一インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第一インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成され、
前記第一インストラクションの応答インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される、ことを特徴とする請求項7に記載の端末のための充電システム。
【請求項9】
前記制御ユニットは前記端末に前記第一インストラクションを送信する前、前記電源アダプタと前記端末の間に、前記ノーマル充電モードによって充電され、
前記制御ユニットは、前記ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、前記端末に前記第一インストラクションを送信する、ことを特徴とする請求項8に記載の端末のための充電システム。
【請求項10】
前記制御ユニットは、前記スイッチユニットを制御することにより、前記電源アダプタが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するようにさらに構成され、前記急速充電モードに対応する充電電流で前記電源アダプタが前記端末を充電する前に、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、前記電源アダプタの充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の端末のための充電システム。
【請求項11】
前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第二インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第二インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第二インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が前記急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成され、
前記第二インストラクションの応答インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記第二インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電圧を決定する、ことを特徴とする請求項10に記載の端末のための充電システム。
【請求項12】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタの充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信をさらに行う、ことを特徴とする請求項11に記載の端末のための充電システム。
【請求項13】
前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第三インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第三インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第三インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成され、
前記第三インストラクションの応答インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記第三インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電流を決定する、ことを特徴とする請求項11に記載の端末のための充電システム。
【請求項14】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記スイッチユニットを制御して前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を連続的に調整する、ことを特徴とする請求項8に記載の端末のための充電システム。
【請求項15】
前記スイッチユニットを制御することを介して前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第四インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第四インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記バッテリの現在電圧に基づいて、前記スイッチユニットを制御することを介して前記充電電流を調整する、ことを特徴とする請求項14に記載の端末のための充電システム。
【請求項16】
前記制御ユニットは、前記バッテリの現在電圧、およびバッテリ電圧値と充電電流値との間の所定の対応関係に基づいて、前記スイッチユニットを制御することによって、前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を前記バッテリの現在電圧に対応する充電電流値に調整する、ことを特徴とする請求項15に記載の端末のための充電システム。
【請求項17】
前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるのを判定する時、前記制御ユニットは、前記急速充電モードを終了するように前記電源アダプタを制御する、ことを特徴とする請求項14に記載の端末のための充電システム。
【請求項18】
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する前、前記制御ユニットは、前記端末の経路インピーダンスを指示するための情報を端末から受信するように構成され、
前記制御ユニットは前記端末に第四インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第四インストラクションは、前記端末におけるバッテリの電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの電圧を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記電源アダプタの出力電圧および前記バッテリの電圧基づいて、前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンスを決定し、
前記制御ユニットは、前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンス、前記端末の経路インピーダンス、および前記電源アダプタと前記端末の間の充電回路の経路インピーダンスによって、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項17に記載の端末のための充電システム。
【請求項19】
前記電源アダプタは、前記急速充電モードを終了する前に、前記制御ユニットは、前記端末に第五インストラクションを送信し、
前記第五インストラクションは、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される、ことを特徴とする請求項17に記載の端末のための充電システム。
【請求項20】
電源アダプタであって、
第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備え、
前記第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力し、
前記スイッチユニットは、制御信号に従って前記第一脈動波形の電圧を変調するように構成され、
前記変圧器は、変調された前記第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第二整流ユニットは、前記第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第一充電インタフェースは前記第二整流ユニットに接続され、前記第一充電インタフェースは前記端末の第二充電インタフェースと接続するように構成され、前記第二充電インタフェースは前記端末のバッテリに接続され、
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースおよび前記スイッチユニットにそれぞれに接続され、前記制御信号を前記スイッチユニットに出力し、
前記制御ユニットは、前記第二充電インタフェースが前記第一充電インタフェースに接続される時、前記バッテリの電圧を取得するために前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記制御信号のデューティ比を調整して前記第二充電インタフェースを介して前記バッテリに前記第三脈動波形の電圧を印加する、ことを特徴とする電源アダプタ。
【請求項21】
サンプリングユニットをさらに備え、
前記サンプリングユニットは、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、前記第二整流ユニットから出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成され、
前記制御ユニットは前記サンプリングユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項20に記載の電源アダプタ。
【請求項22】
前記制御ユニットは、前記バッテリの電圧を取得する時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオフにするように制御し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにするように制御する、ことを特徴とする請求項20に記載の電源アダプタ。
【請求項23】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにした後、前記第二整流ユニットから出力される電流を増加させるために、前記制御信号のデューティ比を調整する、ことを特徴とする請求項22に記載の電源アダプタ。
【請求項24】
前記サンプリングユニットは、第一電流サンプリング回路と、第一電圧サンプリング回路と、を含み、
前記第一電流サンプリング回路は、前記電流サンプリング値が得られるように、前記第二整流ユニットから出力される電流をサンプリングするように構成され、
前記第一電圧サンプリング回路は、前記電圧サンプリング値が得られるように、前記第二整流ユニットから出力される電圧をサンプリングするように構成されている、ことを特徴とする請求項21に記載の電源アダプタ。
【請求項25】
前記第一電圧サンプリング回路は、ピーク電圧サンプルホールドユニットと、ゼロクロスサンプリングユニットと、ブリーダーユニットと、ADサンプリングユニットと、を含み、
前記ピーク電圧サンプルホールドユニットは、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧をサンプリングして保持するように構成され、
前記ゼロクロスサンプリングユニットは、前記第三脈動波形の電圧のゼロクロス点をサンプリングするように構成され、
前記ブリーダーユニットは、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧を前記ゼロクロス点でブリードダウンするように構成され、
前記ADサンプリングユニットは、前記電圧サンプリング値が得られるように、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットのピーク電圧をサンプリングするように構成されている、ことを特徴とする請求項24に記載の電源アダプタ。
【請求項26】
前記第一充電インタフェースは、電源線と、データ線とを備え、
前記電源線は、前記バッテリを充電するように構成され、
前記データ線は、前記端末と通信するように構成されている、ことを特徴とする請求項20に記載の電源アダプタ。
【請求項27】
前記制御ユニットは、充電モードを決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、
前記充電モードは、急速充電モードとノーマル充電モードとを含む、ことを特徴とする請求項26に記載の電源アダプタ。
【請求項28】
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行うことにより、前記急速充電モードによって前記端末を充電することを決定するように時、
前記制御ユニットは前記端末に第一インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第一インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第一インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成され、
前記第一インストラクションの応答インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される、ことを特徴とする請求項27に記載の電源アダプタ。
【請求項29】
前記制御ユニットは前記端末に前記第一インストラクションを送信する前、前記電源アダプタと前記端末の間に、前記ノーマル充電モードによって充電され、
前記制御ユニットは、前記ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、前記端末に前記第一インストラクションを送信する、ことを特徴とする請求項28に記載の電源アダプタ。
【請求項30】
前記制御ユニットは、前記スイッチユニットを制御することにより、前記電源アダプタが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するようにさらに構成され、前記急速充電モードに対応する充電電流で前記電源アダプタが前記端末を充電する前に、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、前記電源アダプタの充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する、ことを特徴とする請求項28に記載の電源アダプタ。
【請求項31】
前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第二インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第二インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第二インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が前記急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成され、
前記第二インストラクションの応答インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記第二インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電圧を決定する、ことを特徴とする請求項30に記載の電源アダプタ。
【請求項32】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタの充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信をさらに行う、ことを特徴とする請求項30に記載の電源アダプタ。
【請求項33】
前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第三インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第三インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第三インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成され、
前記第三インストラクションの応答インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記第三インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電流を決定する、ことを特徴とする請求項32に記載の電源アダプタ。
【請求項34】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記スイッチユニットを制御して前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を連続的に調整する、ことを特徴とする請求項28に記載の電源アダプタ。
【請求項35】
前記スイッチユニットを制御することを介して前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行う時、
前記制御ユニットは前記端末に第四インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第四インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記バッテリの現在電圧に基づいて、前記スイッチユニットを制御することを介して前記充電電流を調整する、ことを特徴とする請求項34に記載の電源アダプタ。
【請求項36】
前記制御ユニットは、前記バッテリの現在電圧、およびバッテリ電圧値と充電電流値との間の所定の対応関係に基づいて、前記スイッチユニットを制御することによって、前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を前記バッテリの現在電圧に対応する充電電流値に調整する、ことを特徴とする請求項35に記載の電源アダプタ。
【請求項37】
前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるのを判定する時、前記制御ユニットは、前記急速充電モードを終了するように前記電源アダプタを制御する、ことを特徴とする請求項34に記載の電源アダプタ。
【請求項38】
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する前、前記制御ユニットは、前記端末の経路インピーダンスを指示するための情報を端末から受信するように構成され、
前記制御ユニットは前記端末に第四インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第四インストラクションは、前記端末におけるバッテリの電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの電圧を指示するように構成され、
前記制御ユニットは、前記電源アダプタの出力電圧および前記バッテリの電圧基づいて、前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンスを決定し、
前記制御ユニットは、前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンス、前記端末の経路インピーダンス、および前記電源アダプタと前記端末の間の充電回路の経路インピーダンスによって、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項37に記載の電源アダプタ。
【請求項39】
前記電源アダプタは、前記急速充電モードを終了する前に、前記制御ユニットは、前記端末に第五インストラクションを送信し、
前記第五インストラクションは、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される、ことを特徴とする請求項38に記載の電源アダプタ。
【請求項40】
端末のための充電方法であって、
電源アダプタの第一充電インタフェースが端末の第二充電インタフェースに接続される時、電源アダプタに入力された交流電流に一次整流を行い、第一脈動波形の電圧を出力することと、
前記第一脈動波形の電圧を変調するようスイッチユニットを制御し、変圧器を通じて第一脈動波形の電圧を変換し、第二脈動波形の電圧を出力することと、
前記第二脈動波形の電圧に二次整流を行い、第三脈動波形の電圧を出力することと、
前記端末のバッテリの電圧を取得するために、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きくするよう、前記スイッチユニットに出力される制御信号のデューティ比を調整することと、
前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記第三脈動波形の電圧を、前記第二充電インタフェースを介して前記バッテリに印加することと、を含む、ことを特徴とする端末のための充電方法。
【請求項41】
電圧サンプリング値及び/または電流サンプリング値を得るために、二次整流された電圧および/または電流をサンプリングし、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整することをさらに含む、ことを特徴とする請求項40に記載の端末のための充電方法。
【請求項42】
前記バッテリの電圧を取得する時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオフにするように制御し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにするように制御する、ことを特徴とする請求項40に記載の端末のための充電方法。
【請求項43】
前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにした後、第二整流ユニットの出力電流を増加させるために、前記制御信号のデューティ比を調整する、ことを特徴とする請求項42に記載の端末のための充電方法。
【請求項44】
電圧サンプリング値を得るために、二次整流された電圧をサンプリングすることは、
前記二次整流された電圧のピーク電圧をサンプリングして保持し、前記二次整流された電圧のピーク電圧のゼロクロス点をサンプリングすることと、
前記ゼロクロス点でサンプリングして保持したピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧をブリードダウンすることと、
前記電圧サンプリング値が得られるように、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットのピーク電圧をサンプリングすることと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項41に記載の端末のための充電方法。
【請求項45】
充電モードを決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記充電モードが急速充電モードであると判断した時、前記端末の状態情報に基づいて前記急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、前記急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧に基づいて前記制御信号のデューティ比を調整し、
前記充電モードは、急速充電モードと、ノーマル充電モードとを含む、ことを特徴とする請求項40に記載の端末のための充電方法。
【請求項46】
前記急速充電モードによって前記端末を充電することを決定するように、前記電源アダプタが前記第一充電インタフェースを介して前記端末と双方向通信を行う時、
前記電源アダプタは前記端末に第一インストラクションを送信し、前記電源アダプタは前記端末からの前記第一インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第一インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成され、
前記第一インストラクションの応答インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成されている、ことを特徴とする請求項45に記載の端末のための充電方法。
【請求項47】
前記電源アダプタは前記端末に前記第一インストラクションを送信する前、前記電源アダプタと前記端末の間に、前記ノーマル充電モードによって充電され、
前記電源アダプタは、前記ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、前記端末に前記第一インストラクションを送信する、ことを特徴とする請求項46に記載の端末のための充電方法。
【請求項48】
前記電源アダプタが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するために、前記スイッチユニットを制御し、
前記電源アダプタが前記急速充電モードに対応する充電電流で前記端末を充電する前に、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、前記電源アダプタが充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する、ことを特徴とする請求項46に記載の端末のための充電方法。
【請求項49】
前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行うことは、
前記電源アダプタは前記端末に第二インストラクションを送信することと、
前記電源アダプタは前記端末からの前記第二インストラクションの応答インストラクションを受信することと、
前記電源アダプタは、前記第二インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電圧を決定することと、を備え、
前記第二インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が前記急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成され、
前記第二インストラクションの応答インストラクションは、前記電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成されている、ことを特徴とする請求項48に記載の端末のための充電方法。
【請求項50】
前記電源アダプタの充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と双方向通信をさらに行う、ことを特徴とする請求項48に記載の端末のための充電方法。
【請求項51】
前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記第一充電インタフェースを介して、前記端末と双方向通信を行うことは、
前記電源アダプタは前記端末に第三インストラクションを送信することと、
前記電源アダプタは前記端末からの前記第三インストラクションの応答インストラクションを受信することと、
前記電源アダプタは、前記第三インストラクションの応答インストラクションによって、前記急速充電モードの充電電流を決定することと、を備え、
前記第三インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成され、
前記第三インストラクションの応答インストラクションは、前記端末の現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成されている、ことを特徴とする請求項50に記載の端末のための充電方法。
【請求項52】
前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と双方向通信を行い、前記スイッチユニットを制御して前記電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整する、ことを特徴とする請求項46に記載の端末のための充電方法。
【請求項53】
前記スイッチユニットを制御することを介して前記電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、前記第一充電インタフェースを介して、前記端末と双方向通信を行うことは、
前記電源アダプタは前記端末に第四インストラクションを送信することと、
前記電源アダプタは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信することと、
前記バッテリの現在電圧によって、前記スイッチユニットを制御することを介して前記充電電流を調整することと、を備え、
前記第四インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成されている、ことを特徴とする請求項52に記載の端末のための充電方法。
【請求項54】
前記バッテリの現在電圧に基づいて、前記スイッチユニットを制御することによって充電電流を調整することは、
前記バッテリの現在電圧、およびバッテリ電圧値と充電電流値との間の所定の対応関係に基づいて、前記スイッチユニットを制御することを介して、前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を前記バッテリの現在電圧に対応する充電電流値に調整することを含む、ことを特徴とする請求項53に記載の端末のための充電方法。
【請求項55】
前記電源アダプタは前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と双方向通信を行い、
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるのを判定する時、前記急速充電モードを終了するように前記電源アダプタを制御する、ことを特徴とする請求項52に記載の端末のための充電方法。
【請求項56】
前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する前、前記電源アダプタは、前記端末の経路インピーダンスを指示するための情報を前記端末から受信し、
前記電源アダプタは前記端末に第四インストラクションを送信し、前記電源アダプタは前記端末からの前記第四インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第四インストラクションは、前記端末における前記バッテリの電圧を問い合わせるように構成され、
前記第四インストラクションの応答インストラクションは、前記端末におけるバッテリの電圧を指示するように構成され、
前記電源アダプタの出力電圧および前記バッテリの電圧によって、前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンスを決定し、
前記電源アダプタと前記バッテリの間の経路インピーダンス、前記端末の経路インピーダンス、および前記電源アダプタと前記端末の間の充電回路の経路インピーダンスによって、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項55に記載の端末のための充電方法。
【請求項57】
前記電源アダプタは、前記急速充電モードを終了するのを制御する前に、前記端末に第五インストラクションを送信し、前記第五インストラクションは、前記第一充電インタフェースと前記第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成されている、ことを特徴とする請求項56に記載の端末のための充電方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は端末装置の分野に関し、また、特に、端末のための充電システム、端末のための充電方法及び電源アダプタ
【背景技術】
【0002】
従来、移動端末(例えば、スマートフォン)は、消費者にますます人気であり、しかし、消費電力量が高いため、頻繁な充電が一般的に必要である。
【0003】
通常、移動端末は電源アダプタを介して充電される。電源アダプタは、一次整流回路と、一次フィルタ回路と、変圧器と、二次整流回路と、二次フィルタ回路と、制御回路などとを含む。それにより、電源アダプタは入力220Vの交流電流を、移動端末の要求に適した、安定する低電圧の直流電流(5V)に変換することにより、この電流は移動端末の電源管理装置およびバッテリに供給され、移動端末を充電することを実現する。
【0004】
しかし、電源アダプタは5Wから10W、15W、25Wまたはそれ以上にアップグレードされるなど、電源アダプタの電力が継続的に増加するにつれて、高出力に耐えることができ、より精密な制御を実現できるより多くの電子部品が必要になる。しかし、これは電源アダプタのサイズを増加させるだけではなく、製造コストおよび製造上の困難性を増大させる。
【発明の概要】
【0005】
この出願は、発明者の知識と次の問題に関する研究に基づいてなされている。
【0006】
本発明者は、電源アダプタの電力が増加するにつれて、電源アダプタによって端末のバッテリを充電すると、電池の分極抵抗が増加し、電池温度が上昇しやすくなり、電池寿命が低下し、電池の信頼性および安全性に影響を及ぼす、ことを見つけた。
【0007】
また、交流電源から電力を供給される時、50Hz/220Vの幹線給電などの交流電源が間欠的に電力を出力するため、ほとんどのデバイスは交流電源を用いて直接動作することができない。このような「間欠性」を克服するために、電解コンデンサによってエネルギーを貯蔵する必要がある。このように、電源の波形が波底にあるとき、電源の連続性は、電解コンデンサのエネルギー蓄積に依存して、安定した電力供給を維持することができる。したがって、交流電源は、電源アダプタを介して移動端末を充電する時、先に交流電源によって供給される220Vのような交流電流を、その端末に電力を供給することができる安定した直流電流に変換する。しかし、電源アダプタは、移動端末のバッテリを充電するときに間接的に移動端末に電力を供給する。バッテリは電力供給の連続性を保証することができるので、バッテリを充電するときに電源アダプタが安定した直流電流を連続的に出力する必要はない。
【0008】
そのため、本発明の第一目的は、電源アダプタから出力される脈動波形の電圧が端末のバッテリに直接印加するように、端末のための充電システムを提案することにある。それにより、電源アダプタの小型化、低いコストを実現することができ、電池の寿命を向上することができる。
【0009】
本発明の第二目的は、電源アダプタを提案することにある。本発明の第三目的は、端末のための充電方法を提案することにある。
【0010】
前記目的を達成するために、第1技術手段の端末のための充電システムを提案する。該端末のための充電システムは、電源アダプタと端末とを備える。電源アダプタは、第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備える。第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力する。スイッチユニットは、制御信号に従って第一脈動波形の電圧を変調するように構成されている。変圧器は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニットは、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第一充電インタフェースは第二整流ユニットに接続される。制御ユニットは、第一充電インタフェース及びスイッチユニットにそれぞれに接続される。制御ユニットは、制御信号をスイッチユニットに出力する。端末は、第二充電インタフェースと、第二充電インタフェースに接続されるバッテリとを備える。第二充電インタフェースが第一充電インタフェースと接続される時、制御ユニットは、第一充電インタフェースを介して、バッテリの電圧が得られるよう端末と通信を行うようにさらに構成されている。制御ユニットは、制御信号のデューティ比を調整することをで、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧よりも大きい時に、第二充電インタフェースを介して、バッテリに第三脈動波形の電圧を印加してバッテリを充電するようにさらに構成されている。
【0011】
本発明の端末の充電システムは、電源アダプタが第三脈動波形の電圧を出力するのを制御し、電源アダプタから出力される第三脈動波形の電圧が端末のバッテリに直接印加する。それにより、脈動出力電圧/電流によってバッテリに急速充電を行うことを実現する。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【0012】
前記の目的を達するために、第2技術手段の電源アダプタを提案する。電源アダプタは、第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備える。第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力する。スイッチユニットは、制御信号に従って第一脈動波形の電圧を変調するように構成されている。変圧器は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニットは、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第一充電インタフェースは第二整流ユニットに接続される。第一充電インタフェースは端末の第二充電インタフェースと接続するように構成されている。第二充電インタフェースは端末のバッテリに接続される。制御ユニットは、第一充電インタフェースおよびスイッチユニットにそれぞれに接続される。制御ユニットは、制御信号をスイッチユニットに出力する。制御ユニットは、第二充電インタフェースが第一充電インタフェースに接続される時、バッテリの電圧を取得するために第一充電インタフェースを介して端末と通信し、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧よりも大きい時、制御信号のデューティ比を調整して第二充電インタフェースを介してバッテリに第三脈動波形の電圧を印加する。
【0013】
本発明の実施形態の電源アダプタによって、第三脈動波形の電圧を、第一充電インタフェースを介して出力して、端末の第二充電インタフェースを介して第三脈動波形の電圧を端末のバッテリに直接印加することにより、バッテリに脈動出力電圧/電流によって急速充電を直接行うのを実現することができる。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【0014】
前記の目的を達するために、第3技術手段の端末のための充電方法を提案する。該方法は、電源アダプタの第一充電インタフェースが端末の第二充電インタフェースに接続される時、電源アダプタに入力された交流電流に一次整流を行い、第一脈動波形の電圧を出力するステップと、スイッチユニットによって第一脈動波形の電圧を変調し、変圧器の変換によって第二脈動波形の電圧を出力するステップと、第二脈動波形の電圧に二次整流を行い、第三脈動波形の電圧を出力するステップと、端末のバッテリの電圧を取得するために、第一充電インタフェースを介して端末と通信し、第三脈動波形の電圧のピーク電圧はバッテリの電圧より大きくするよう、スイッチユニットに出力される制御信号のデューティ比を調整するステップと、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧より大きい時、第三脈動波形の電圧を、第二充電インタフェースを介してバッテリに印加するステップと、を含む。
【0015】
本発明の実施形態の端末のための充電方法によって、電源アダプタが充電要求を満たす第三脈動波形の電圧を出力するのを制御し、電源アダプタから出力される第三脈動波形の電圧が端末のバッテリに直接印加する。それにより、脈動出力電圧/電流によってバッテリに急速充電を行うことを実現する。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1A】図1Aは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムはフライバックスイッチング電源を採用するブロック概略図である。
【図1B】図1Bは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムはフォワードスイッチング電源を採用するブロック概略図である。
【図1C】図1Cは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムはプッシュプルスイッチング電源を採用するブロック概略図である。
【図1D】図1Dは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムはハーフブリッジスイッチング電源を採用するブロック概略図である。
【図1E】図1Eは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムはフルブリッジスイッチング電源を採用するブロック概略図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態による電源アダプタからバッテリへ出力される充電電圧の波形概略図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態による電源アダプタからバッテリへ出力される充電電流の波形概略図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態による、スイッチユニットに出力される制御信号の概略図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態による急速充電工程の概略図である。
【図7A】図7Aは、本発明の一実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図7B】図7Bは、本発明の一実施形態によるLCフィルタ回路を含む電源アダプタのブロック概略図である。
【図8】図8は、本発明の別の実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図9】図9は、本発明のさらに別の実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態によるサンプリングユニットのブロック概略図である。
【図12】図12は、本発明のさらに他の実施形態による端末のための充電システムのブロック概略図である。
【図13】図13は、本発明の一実施形態による端末のブロック概略図である。
【図14】図14は、本発明の別の実施形態による端末のブロック概略図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態による端末のための充電方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の詳しく説明する同一または類似の機能を有する要素、或いは、同一または類似の要素を示すために、同一または類似の参照符号が使用されている添付図面に例示されている。添付の図面を参照して以下に記載される本発明を限定するのではなく、本発明を説明するための単に例示的なものであることが理解されるべきである。
【0018】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態による端末のための充電システム及び電源アダプタ、端末のための充電方法について、説明する。
【0019】
図1A〜図14に示すように、本発明の実施形態による端末のための充電システムは、電源アダプタ1及び端末2を備える。
【0020】
図2に示すように、電源アダプタ1は、第一整流ユニット101、スイッチユニット102と、変圧器103と、第二整流ユニット104と、第一充電インタフェース105と、サンプリングユニット106と、制御ユニット107と、を備える。第一整流ユニット101は、入力される交流電流(幹線給電例えば、AC220V)に整流して、例えば蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)である第一脈動波形の電圧を出力する。図1Aに示すように、第1整流ユニット101は、四つのダイオードからなるフルブリッジ整流回路であってもよい。スイッチユニット102は、制御信号に従って第一脈動波形の電圧を変調するように構成されている。スイッチユニット102は、MOSトランジスタからなることができる。蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)をチョッピング変調するために、MOSトランジスタにPWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)制御が適用される。変圧器103は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニット104は、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニット104は、第三脈動波形が変調された第一脈動波形と同期化されるように、二次側で同期整流を実現するために、ダイオード又はMSOトランジスタからなることができる。なお、第三脈動波形が変調された第一脈動波形と同期することは、第三脈動波形の位相は、変調された第一脈動波形の位相と一致し、第三脈動波形の振幅と、変調された第一脈動波形の振幅との変化傾向が一致することを具体的に指す。第一充電インタフェース105は第二整流ユニット104に接続される。制御ユニット107は、第一充電インタフェース105及びスイッチユニット102にそれぞれに接続される。制御ユニット107は、制御信号をスイッチユニット102に出力し、制御信号のデューティ比を調整することで、第二整流ユニット104から出力される第三脈動波形の電圧が充電条件を満たす。
【0021】
図2に示すように、端末2は、第二充電インタフェース201と、第二充電インタフェース201に接続されるバッテリ202とを備える。第二充電インタフェース201が第一充電インタフェース105と接続される時、制御ユニット107は、第一充電インタフェース105を介して、バッテリ202の電圧が得られるよう端末2と通信を行うようにさらに構成されている。また、制御ユニット107は、制御信号のデューティ比を調整することをで、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧よりも大きい時に、第二充電インタフェース201を介して、バッテリ202に第三脈動波形の電圧を印加してバッテリ202を充電するようにさらに構成されている。
【0022】
本発明の一つの実施形態によって、制御ユニット107は、バッテリ202の電圧を取得する時、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルをオフにするように制御する。第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧より大きい時、制御ユニット107は、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルをオンにするように制御する。例えば、制御可能なスイッチ回路が第二整流ユニット104と第一充電インタフェース105との間に設けられる。制御可能なスイッチ回路は制御ユニット107によって制御される。制御ユニット107は、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルのオン又はオフを制御するように、制御可能なスイッチ回路を制御することができる。
【0023】
また、制御ユニット107は、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルをオンにした後、第二整流ユニット104から出力される電流を増加させるために、制御信号のデューティ比を調整する。
【0024】
すなわち、本発明の一つの実施形態において、電源アダプタが急速充電モードを動作可能にして端末を充電する前に、制御ユニット107は、先にバッテリの電圧が得られるように、端末と通信を行う。その時、制御ユニット107は、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルを暫くオフにするのを制御する。それから、制御ユニット107は、制御信号のデューティ比を調整することにより、第二整流ユニット104から出力される第三脈動波形の電圧のピーク電圧を、バッテリの電圧よりも高く、例えばバッテリの電圧よりも約200mV高く調整する。その時、制御ユニット107は、電源アダプタ1が端末2を充電するチャネルを暫くオンにするのを制御し、急速充電モードを動作可能にする。それから、制御ユニット107は、制御信号のデューティ比を緩やかに調整して、電源アダプタの出力電流、すなわち第二整流ユニットから出力される電流を徐々に増加させる。
【0025】
本発明の一つの実施形態において、図1Aに示すように、電源アダプタ1はフライバックスイッチング電源を採用することができる。変圧器103は、一次巻線と二次巻線とを備える。一次巻線の一端は第一整流ユニット101の第一出力端に接続され、第一整流ユニット101の第二出力端は接地されている。一次巻線の他端は、スイッチユニット102に接続される(例えば、スイッチユニット102がMOSトランジスタである場合、一次巻線の他端がMOSトランジスタのドレインに接続される)。変圧器103は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。
【0026】
変圧器103は、動作周波数が50KHz〜2MHzの高周波変圧器であってもよい。高周波変圧器は、変調された第一脈動波形の電圧を二次側に結合して、二次巻線によって出力する。本発明の実施形態において、高周波変圧器を採用し、高周波変圧器のサイズは低周波変圧器(低周波変圧器は産業用周波数変圧器として知られ、主に50Hzまたは60HzのACなどの幹線給電の周波数に使用される。)のサイズより小さいという特性を利用することができるため、電源アダプタ1の小型化を実現することができる。
【0027】
本発明の一つの実施形態によって、図1Bに示すように、電源アダプタ1はフォワードスイッチング電源をさらに採用することができる。具体的に、変圧器103は、第一巻線、第二巻線、および第三巻線を備える。第一巻線のドット端部は、逆方向ダイオードを介して第一整流ユニット101の第二出力端に接続される。第一巻線のシノニム端部は、第二巻線のドット端部に接続された後、第一整流ユニット101の第一出力端に接続される。第二巻線のシノニム端部は、スイッチユニット102に接続される。第三巻線は第二整流ユニット104に接続される。逆方向ダイオードは逆ピーククリッピング機能を果たすことができる。第一巻線によって生成される誘導起電力は、逆方向ダイオードを介して、逆起電力の振幅を制限することができる。クランプエネルギーは、第一整流ユニットの出力に戻され、第一整流ユニットの出力を充電する。第一巻線を流れる電流によって生成された磁場は、変圧器のコアを減磁することができ、変圧器コアの磁場強度は初期状態に戻る。変圧器103は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。
【0028】
本発明の一つの実施形態によって、図1Cに示すように、電源アダプタ1はプッシュプルスイッチング電源をさらに採用することができる。具体的に、変圧器は、第一巻線、第二巻線、第三巻線、および第四巻線を備える。第一巻線のドット端部はスイッチユニットに接続される。第一巻線のシノニム端部は、第二巻線のドット端部に接続された後、第一整流ユニットの第一出力端に接続される。第二巻線のシノニム端部は、スイッチユニットに接続される。第三巻線のシノニム端部は第四巻線のドット端部に接続される。変圧器は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。
【0029】
本発明。図1Cに示すように、スイッチユニット102は、第一MOSトランジスタQ1及び第二MOSトランジスタQ2を備える。変圧器103は、第一巻線、第二巻線、第三巻線、および第四巻線を備える。第一巻線のドット端部はスイッチユニット102の第二MOSトランジスタQ2のドレインに接続される。第一巻線のシノニム端部は、第二巻線のドット端部に接続され、第一巻線のシノニム端部と第二巻線のドット端部の間のノードは、第一整流ユニットの第一出力端に接続される。第二巻線のシノニム端部は、スイッチユニット102の第一MOSトランジスタQ1のドレインに接続される。第一MOSトランジスタQ1のソースは、第二MOSトランジスタQ2のソースに接続された後、第一整流ユニット101の第二出力端に接続される。第三巻線のドット端部は第二整流ユニット104の第一入力端に接続される。第三巻線のシノニム端部は第四巻線のドット端部に接続される。第三巻線のシノニム端部と第四巻線のドット端部の間のノードは接地されている。第四巻線のシノニム端部は第二整流ユニット104の第二入力端に接続される。
【0030】
図1Cに示すように、第二整流ユニット104の第一入力端は第三巻線のドット端部に接続され、第二整流ユニット104の第二入力端は第四巻線のシノニム端部に接続される。第二整流ユニット104は、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニット104は、二つのダイオードを備えてもよい。第二整流ユニット104の一方のダイオードのアノードは第三巻線のドット端部に接続され、他方のダイオードのアノードは第四巻線のシノニム端部に接続され、二つのダイオードのカソードは互いに接続される。
【0031】
本発明の一つの実施形態によって、図1Dに示すように、電源アダプタ1はハーフブリッジスイッチング電源をさらに採用することができる。具体的に、スイッチユニット102は、第一MOSトランジスタQ1、第二MOSトランジスタQ2、第一コンデンサC1、及び第二コンデンサC2を備える。第一コンデンサC1は第二コンデンサC2に直列に接続された後、第一整流ユニット101の出力端に並列に接続される。第一MOSトランジスタQ1は第二MOSトランジスタQ2に直列に接続された後、第一整流ユニット101の出力端に並列に接続される。変圧器103は、第一巻線、第二巻線、および第三巻線を備える。第一巻線のドット端部は、直列に接続された第一コンデンサC1と第二コンデンサC2の間のノードに接続される。第一巻線のシノニム端部は、直列に接続された第一MOSトランジスタQ1と第二MOSトランジスタQ2の間のノードに接続される。第二巻線のドット端部は第二整流ユニット104の第一入力端に接続される。第二巻線のシノニム端部は、第三巻線のドット端部に接続された後、接地される。第三巻線のシノニム端部は第二整流ユニット104の第二入力端に接続される。変圧器103は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。
【0032】
本発明の一つの実施形態によって、図1Eに示すように、電源アダプタ1はフルブリッジスイッチング電源をさらに採用することができる。具体的に、スイッチユニット102は、第一MOSトランジスタQ1、第二MOSトランジスタQ2、第三MOSトランジスタQ3、及び第四MOSトランジスタQ4を備える。第三MOSトランジスタQ3は第四MOSトランジスタQ4に直列に接続された後、第一整流ユニット101の出力端に並列に接続される。第一MOSトランジスタQ1は第二MOSトランジスタQ2に直列に接続された後、第一整流ユニット101の出力端に並列に接続される。変圧器103は、第一巻線、第二巻線、および第三巻線を備える。第一巻線のドット端部は、直列に接続された第三MOSトランジスタQ3と第四MOSトランジスタQ4の間のノードに接続される。第一巻線のシノニム端部は、直列に接続された第一MOSトランジスタQ1と第二MOSトランジスタQ2の間のノードに接続される。第二巻線のドット端部は第二整流ユニット104の第一入力端に接続される。第二巻線のシノニム端部は、第三巻線のドット端部に接続された後、接地される。第三巻線のシノニム端部は第二整流ユニット104の第二入力端に接続される。変圧器103は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。
【0033】
そのため、本発明の実施形態において、電源アダプタ1は、フライバックスイッチング電源、フォワードスイッチング電源、プッシュプルスイッチング電源、ハーフブリッジスイッチング電源、フルブリッジスイッチング電源のいずれかを採用して、脈動波形の電圧を出力することができる。
【0034】
本発明の一つの実施形態により、図1Aに示すように、電源アダプタ1は、サンプリングユニット106をさらに備えてもよい。サンプリングユニット106は、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、第二整流ユニット104から出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成されている。制御ユニット107はサンプリングユニット106に接続される。
【0035】
また、図1Aに示すように、第二整流ユニット104は変圧器103の二次巻線に接続される。第二整流ユニット104は、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニット104は、二次側で同期整流するためのダイオードを含んでいてもよい。それにより、第三脈動波形は、変調された第一脈動波形と同期させることができる。なお、第三脈動波形が変調された第一脈動波形と同期することは、具体的に、第三脈動波形の位相は、変調された第一脈動波形の位相と一致し、第三脈動波形の振幅の変化傾向は、変調された第一脈動波形の振幅の変化傾向と一致することを指す。第一充電インタフェース105は、第二整流ユニット104に接続される。サンプリングユニット106は、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、第二整流ユニット104から出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成されている。制御ユニット107は、サンプリングユニット106及びスイッチユニット102にそれぞれ接続される。制御ユニット107は、第二整流ユニット104から出力される第三脈動波形の電圧は充電要求を満たすことができるように、スイッチユニット102に制御信号を出力し、電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて制御信号のデューティ比を調整する。
【0036】
図1Aに示すように、端末2は、第二充電インタフェース201及びバッテリ202を備える。第二充電インタフェース201はバッテリ202に接続される。第二充電インタフェース201が第一充電インタフェース105に接続されると、第二充電インタフェース201は、バッテリ202に第三脈動波形の電圧を印加して、バッテリ202を充電することを実現する。
【0037】
なお、第三脈動波形の電圧が充電要求を満たすことは、バッテリを充電するときに、第三脈動波形の電圧が所望の充電電圧を満たし、第三脈動波形の電流が所望の充電電流を満たすことを指す。すなわち、制御ユニット107は、サンプリングされる電源アダプタの出力電圧及び/又は電流に基づいてPWM信号などの制御信号のデューティ比を調整することができる。閉ループ調整および制御を実現するために、第二整流ユニット104の出力は、リアルタイムで調整される。それにより、第三脈動波形の電圧が端末2の充電要求を満たすことができ、バッテリ202は安全かつ確実に充電されることを確保する。具体的に、図3は、PWM信号のデューティ比を通じてバッテリ202に出力される充電電圧の波形を調整することを示す。図4は、PWM信号のデューティ比を通じてバッテリ202に出力される充電電流の波形を調整することを示す。
【0038】
例えば。PWM信号のデューティ比を調整する時、電圧サンプリング値または電流サンプリング値に基づいて、または電圧サンプリング値および電流サンプリング値の両方に基づいて調整インストラクションを生成することができる。
【0039】
そのため、本発明の実施形態において、スイッチユニット102を制御することにより、整流された第一脈動波形の電圧、すなわち、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)に対してPWMチョッピング変調を直接的に行う。そのため、変調された電圧は、高周波変圧器に送信され、高周波変圧器を介して一次側から二次側に結合された後、同期整流されてから蒸し饅頭状波形の電圧/電流(半周期の正弦波電圧/電流)に復元され、バッテリに直接送信し、バッテリに急速充電を行うことを実現する。蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)の幅は、PWM信号のデューティ比を調整することにより調整することができる。それにより、電源アダプタの出力はバッテリの充電要求を満たすことを実現する。それから、本発明の実施形態の電源アダプタは、一次電解コンデンサおよび二次電解コンデンサが取り外され、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)を使用して電池を直接充電し、それにより、電源アダプタのサイズを減らし、電源アダプタの小型化を実現し、大幅にコストを削減することができることが分かる。
【0040】
本発明の具体的な実施形態において、制御ユニット107は、MCU(Micro Controller Unit,マイクロ制御ユニット)であってもよく、すなわち、スイッチ駆動制御機能、同期整流機能、電圧電流調整および制御機能を集積したマイクロプロセッサであってもよい。
【0041】
本発明の一つの実施形態により、制御ユニット107は、電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている。すなわち、制御ユニット107は、スイッチユニット102にPWM信号をある期間連続的に出力した後、出力を所定期間停止し、該所定期間経過後にPWM信号を再び出力することを制御することができる。このように、電池に印加される電圧は断続的であり、電池は間欠的に充電されるため、バッテリの連続充電時に起こる発熱によるセキュリティリスクを避け、バッテリの充電の信頼性と安全性を向上することができる。
【0042】
低温条件におけるリチウム電池に対し、リチウム電池のイオン伝導度及び電子伝導度が低下することにより、充電過程において、分極度がひどくなることが引き起こされ、連続充電により、この分極現象がますます明らかになる。同時に、リチウムの析出を形成する可能性も高くなるため、バッテリの安全性能に影響を与える。また、連続充電は、連続充電中に発生する熱を連続的に蓄積し、内部電池温度を上昇させ、温度が一定の限度を超えると、電池性能が制限され、セキュリティリスクが増える。
【0043】
本発明の実施形態において、電源アダプタが間欠的に出力するように制御信号の周波数を調整する。すなわち、バッテリを充電する工程に、バッテリ静置工程が導入されると同じである。それにより、連続充電中の分極によるリチウム析出を緩和することができ、連続的な熱蓄積の影響を緩和することができるため、冷却効果を奏し、電池の充電信頼性及び安全性を確保することができる。
【0044】
図5に示すように、スイッチユニット102に出力される制御信号は、PWM信号がある期間に連続的に出力された後、出力が所定時間に停止し、PWM信号がある期間に連続的に再び出力される。それにより、スイッチユニット102に出力される制御信号は間欠的であり、周波数は調整可能である。
【0045】
図1Aに示すように、制御ユニット107は、第一充電インタフェース105に接続され、第一充電インタフェース105を介して端末2と通信して、端末2の状態情報を取得する。それにより、制御ユニット107は、端末状態情報、電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて、PWM信号などの制御信号のデューティ比を調整するように構成されている。
【0046】
端末状態情報は、バッテリの電力、バッテリの温度、バッテリの電圧、端末のインタフェース情報、及び端末の経路インピーダンス情報などを含むことができる。
【0047】
具体的に、第一充電インタフェース105は、電源線およびデータ線を備える。電源線は、バッテリを充電するように構成され、データ線は、端末と通信するように構成されている。第二充電インタフェース201が第一充電インタフェース105に接続される時、電源アダプタ1と端末2の間に、通信クエリインストラクションを互いに送信することができる。対応する応答インストラクションを受信した後、電源アダプタ1と端末2との間の通信接続を確立することができる。それにより、制御ユニット107は、端末2の状態情報を取得して、充電モードおよび充電パラメータ(例えば、充電電流、充電電圧)について端末2と交渉し、充電過程を制御することができる。
【0048】
電源アダプタ及び/または端末によってサポートされる充電モードは、急速充電モード及びノーマル充電モードを備えることができる。急速充電モードにおける端末の充電速度は、ノーマル充電モードにおける端末の充電速度より大きい(例えば、急速充電モードの充電電流はノーマル充電モードの充電電流より大きい)。一般的に、ノーマル充電モードは、定格出力電圧が5Vであり、定格出力電流が2.5Aより小さいまたは同じの充電モードと理解され得る。急速充電モードは、大きい電流の充電モードと理解され得る。また、ノーマル充電モードにおいて、電源アダプタの出力ポートのデータ線のD+線及びD−線を短絡することができる。しかし、本発明の実施形態における急速充電モードは、ノーマル充電モードと異なり、本発明の実施形態における急速充電モードにおいて、電源アダプタはデータ線のD+線及びD−線を用い、データ交換のために端末と通信できる。すなわち、電源アダプタと端末との間に、急速充電インストラクションを互いに送信することができる。例えば、電源アダプタは端末に急速充電の問い合わせインストラクションを送信し、電源アダプタは端末からの応答インストラクションを受信した後、端末からの応答インストラクションによって、電源アダプタは端末の状態情報を取得し、急速充電モードを動作可能にする。急速充電モードの充電電流は2.5Aより大きく、例えば、4.5Aに達することができ、これより大きくてもよい。ノーマル充電モードに具体的に限定されない。電源アダプタが二つの充電モードをサポートする限り、一方の充電モードの充電速度(または電流)が他方の充電モードより速い場合、充電速度が遅い充電モードを通常の充電モードとして理解することができる。充電電力に対して、急速充電モードにおける充電電力は15W以上にすることができる。
【0049】
すなわち、制御ユニット107は、第一充電インタフェース105を介して端末2と通信し、急速充電モード及びノーマル充電モードを含む充電モードを決定する。
【0050】
具体的に、電源アダプタは、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus,USB)インタフェースを介して、端末と接続され得る。
USBインタフェースは、一般的なUSBインタフェースであってもよく、micro USBインタフェースであってもよい。USBインタフェースにおけるデータ線、すなわち、第一充電インタフェースにおけるデータ線は、電源アダプタは端末と双方向に通信するように構成されている。データ線はUSBインタフェースにおけるD+線及び/又はD−線であってもよい。双方向に通信することは、電源アダプタと端末とが双方向に情報を交換することを意味することができる。
【0051】
電源アダプタは、急速充電モードによって端末を充電することを決定するように、USBインタフェースにおけるデータ線を介して、端末と双方向通信を行う。
【0052】
なお、電源アダプタは、急速充電モードを採用して端末を充電するか否かを端末と交渉する過程において、電源アダプタを端末に充電することなく接続することができ、または電源アダプタがノーマル充電モードで、または小さな電流で充電することができるが、本発明の実施形態はそれに具体的に限定されない。
【0053】
電源アダプタは、充電電流を急速充電モードに対応する充電電流に調整して、端末を充電するように構成されている。電源アダプタは、急速充電モードを採用して端末を充電することを決定した後、充電電流を急速充電モードに対応する充電電流に直接調整してもよく、急速充電モードの充電電流を端末と交渉してもよい。例えば、端末のバッテリの現在電力に応じて急速充電モードに対応する充電電流を決定する。
【0054】
本発明の実施形態において、電源アダプタは、急速充電のために出力電流を任意にステップアップするのではなく、端末との双方向通信を行う必要があり、急速充電モードを採用できるか否かを交渉するので、従来技術と比較して、急速充電過程の安全性を向上することができる。
【0055】
一つの実施形態として、急速充電モードによって端末を充電することを決定するように、制御ユニット107は、第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、端末と双方向通信を行う時、制御ユニットは端末に第一インストラクションを送信し、制御ユニットは端末からの第一インストラクションの応答インストラクションを受信する。第一インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成される。第一インストラクションの応答インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される。
【0056】
一つの実施形態として、制御ユニットは端末に第一インストラクションを送信する前、電源アダプタと端末の間に、ノーマル充電モードによって充電される。制御ユニットは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、端末に第一インストラクションを送信する。
【0057】
電源アダプタは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値を超えると判断した後、電源アダプタは、端末がそれを電源アダプタとして識別したと見なすことができ、急速充電問い合わせ通信を動作可能にすることができることが理解されるべきである。
【0058】
一つの実施形態として、電源アダプタは、所定の電流閾値よりも大きいかまたは同じの充電電流を採用して、所定期間に充電すると決定した後、端末に第一インストラクションを送信する。
【0059】
一つの実施形態として、制御ユニットは、電源アダプタの充電電流が急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するために、スイッチユニットを制御するようにさらに構成される。急速充電モードに対応する充電電流で電源アダプタが端末を充電する前に、制御ユニットは、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信を行い、急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、電源アダプタの充電電圧を急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する。
【0060】
一つの実施形態として、急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、制御ユニットは、第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、端末と双方向通信を行う時、制御ユニットは端末に第二インストラクションを送信し、制御ユニットは端末からの第二インストラクションの応答インストラクションを受信する。第二インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成される。第二インストラクションの応答インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成される。制御ユニットは、第二インストラクションの応答インストラクションによって、急速充電モードの充電電圧を決定する。
【0061】
一つの実施形態として、制御ユニットは、電源アダプタの充電電流を急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信をさらに行う。
【0062】
一つの実施形態として、急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、制御ユニットは、第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、端末と双方向通信を行う時、制御ユニットは端末に第三インストラクションを送信し、制御ユニットは端末からの第三インストラクションの応答インストラクションを受信する。第三インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成される。第三インストラクションの応答インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成される。制御ユニットは、第三インストラクションの応答インストラクションによって、急速充電モードの充電電流を決定する。
【0063】
電源アダプタは、最大充電電流を急速充電モードの充電電流とすることを直接決定することができ、または、電源アダプタは、充電電流を最大充電電流よりも小さい所定の電流値に設定することができる。
【0064】
一つの実施形態として、電源アダプタが急速充電モードで端末を充電する過程において、制御ユニットは、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信を行い、スイッチユニットを制御して電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整する。
【0065】
電源アダプタは、端末の現在の状態情報について連続的に問い合わせることができる。例えば、電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、バッテリ電圧、バッテリ電力などを端末に問い合わせることができる。
【0066】
一つの実施形態として、スイッチユニットを制御することを介して電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、制御ユニットは、第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、端末と双方向通信を行う時、制御ユニットは端末に第四インストラクションを送信し、制御ユニットは端末からの第四インストラクションの応答インストラクションを受信する。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。制御ユニットは、バッテリの現在電圧によって、スイッチユニットを制御することを介して電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を調整する。
【0067】
一つの実施形態として、制御ユニットは、バッテリの現在電圧、およびバッテリ電圧値と充電電流値との間の所定の対応関係に基づいて、スイッチユニットを制御することによって、電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流をバッテリの現在電圧に対応する充電電流値に調整する。
【0068】
具体的に、電源アダプタは、バッテリ電圧値と充電電流値との対応関係を予め格納することができる。電源アダプタは、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信を行い、端末に格納されたバッテリ電圧値と充電電流値との対応関係を端末から取得することができる。
【0069】
一つの実施形態として、電源アダプタによって急速充電モードで端末を充電する過程において、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、制御ユニットは、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信を行う。第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるのを判定する時、制御ユニットは、急速充電モードを終了するように電源アダプタを制御する。
【0070】
一つの実施形態として、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する前、制御ユニットは、端末からの経路インピーダンスを指示するための情報を端末から受信するように構成されている。制御ユニットは端末に第四インストラクションを送信し、制御ユニットは端末からの第四インストラクションの応答インストラクションを受信する。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの電圧を指示するように構成される。制御ユニットは、電源アダプタの出力電圧およびバッテリの電圧基づいて、電源アダプタとバッテリの間の経路インピーダンスを決定する。制御ユニットは、電源アダプタとバッテリの間の経路インピーダンス、端末の経路インピーダンス、および電源アダプタと端末の間の充電回路の経路インピーダンスによって、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する。
【0071】
端末は、経路インピーダンスを予め記録することができる。例えば、同じタイプの端末が同じ構造を有するので、同じタイプの端末のパスインピーダンスは、工場出荷時に同じ値に設定する。同様に、電源アダプタは、充電回路の経路インピーダンスを予め記録することができる。電源アダプタは、端末のバッテリ両端の電圧を取得する時、電源アダプタからバッテリの両端までの電圧降下および経路電流によって経路全体の経路インピーダンスを決定することができる。経路全体の経路インピーダンスが端末の経路インピーダンスと充電回路の経路インピーダンスとの和より大きい時、または、経路全体の経路インピーダンスと(端末の経路インピーダンスと充電回路の経路インピーダンスとの和)との差がインピーダンス閾値より大きい時、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があると判断することができる。
【0072】
一つの実施形態として、電源アダプタは、急速充電モードを終了する前に、制御ユニットは、端末に第五インストラクションを送信する。第五インストラクションは、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される。
【0073】
電源アダプタは、第五インストラクションを送信した後、急速充電モードを終了し、またはリセットする。
【0074】
以上、本発明の実施形態による急速充電工程については、電源アダプタの観点から詳細に説明したが、以下では端末の観点から説明する。
【0075】
端末の観点から説明される電源アダプタと端末との間の相互作用およびそれに関連する特徴および機能は、電源アダプタの観点からの説明に対応し、簡潔にするために、重複する説明は適切に省略される。
【0076】
本発明の一つの実施形態において、図13に示すように、端末2は、充電制御スイッチ203およびコントローラ204をさらに含む。充電制御スイッチ203は、例えば、電子スイッチング素子からなり、第二充電インタフェース201とバッテリ202との間に接続されているスイッチ回路である。充電制御スイッチ203は、コントローラ204の制御において、バッテリ202の充電工程のオン/オフを切り替えるように構成されている。それにより、バッテリ202の充電工程を端末側から制御することができ、バッテリ202の安全性と信頼性を確保することができる。
【0077】
また、図14に示すように、端末2は、通信ユニット205をさらに含み、通信ユニット205は、第二インタフェース201および第一インタフェース105を介してコントローラ204と制御ユニット107との間の双方向通信を確立するように構成されている。すなわち、端末2と電源アダプタ1とは、USBインタフェースのデータ線を介して双方向通信を行うことができる。端末2は、ノーマル充電モード及び急速充電モードをサポートする。急速充電モードにおける充電電流は、ノーマル充電モードにおける充電電流より大きい。電源アダプタは急速充電モードによって端末2を充電することを決定するように、通信ユニット205は、制御ユニット107と双方向通信を行う。それにより、制御ユニット107は、電源アダプタ1は急速充電モードに対応する充電電流に従って出力することを制御して、端末2におけるバッテリ202を充電する。
【0078】
本発明の実施形態において、電源アダプタ1は、急速充電のために出力電流を任意にステップアップするのではなく、端末との双方向通信を行い、急速充電モードを採用できるか否かを交渉するので、従来技術と比較して、急速充電過程の安全性を向上することができる。
【0079】
一つの実施形態として、コントローラは、通信ユニットによって、制御ユニットからの第一インストラクションを受信し、コントローラは制御ユニットに第一インストラクションの応答インストラクションを送信する。第一インストラクションは端末が急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成される。第一インストラクションの応答インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される。
【0080】
一つの実施形態として、コントローラは、通信ユニットによって、制御ユニットからの第一インストラクションを受信する前、電源アダプタは、ノーマル充電モードによって端末におけるバッテリを充電する。制御ユニットは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値を超えると判断した後、制御ユニットは、端末における通信ユニットに第一インストラクションを送信し、コントローラは、通信ユニットを介して制御ユニットからの第一インストラクションを受信する。
【0081】
一つの実施形態として、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電流に従って出力し、端末におけるバッテリを充電する前、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、コントローラは、通信ユニットを介して、制御ユニットと双方向通信を行う。
【0082】
一つの実施形態として、コントローラは、制御ユニットからの第二インストラクションを受信し、コントローラが制御ユニットに第二インストラクションの応答インストラクションを送信する。第二インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成される。第二インストラクションの応答インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成される。
【0083】
一つの実施形態として、コントローラは、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電流を決定するために、制御ユニットと双方向に通信する。
【0084】
コントローラは、制御ユニットからの第三インストラクションを受信し、コントローラが、制御ユニットに第三インストラクションの応答インストラクションを送信する。第三インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成される。第三インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成される。そのため、電源アダプタは最大充電電流に基づいて、急速充電モードに対応する充電電流を決定する。
【0085】
一つの実施形態として、電源アダプタによって急速充電モードで端末を充電する過程において、コントローラは、制御ユニットと双方向通信を行い、電源アダプタが、電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整する。
【0086】
コントローラは、制御ユニットからの第四インストラクションを受信し、コントローラが制御ユニットに第四インストラクションの応答インストラクションを送信する。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。そのため、電源アダプタはバッテリの現在電圧によって電源アダプタからバッテリに出力する充電電流を連続的に調整する。
【0087】
一つの実施形態として、電源アダプタによって急速充電モードで端末を充電する過程において、電源アダプタが第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、コントローラは、通信ユニットを介して制御ユニットと双方向通信を行う。
【0088】
コントローラは、制御ユニットからの第四インストラクションを受信し、コントローラが制御ユニットに第四インストラクションの応答インストラクションを送信する。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。制御ユニットは、電源アダプタの出力電圧およびバッテリの現在電圧に基づいて、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する。
【0089】
一つの実施形態として、コントローラは、制御ユニットからの第五インストラクションを受信する。第五インストラクションは、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される。
【0090】
急速充電モードを動作可能にし、または使用するために、電源アダプタは端末と急速充電通信工程を行い、一回または複数回のハンドシェイクを介した後、バッテリの急速充電を実現する。図6を参照し、本発明の実施形態による急速充電通信工程および急速充電工程が含む各段階を詳しく説明する。図6に示す通信ステップまたは操作は例示的なものだけであり、本発明の実施形態は他の操作または図6における各操作の変形をさらに実行することができると理解されるべきである。また、図6における各段階は、図6に示された段階とは異なる順序で実行されてもよく、図6に示すようにすべての動作を実行する必要はない。なお、図6の曲線は、実際の充電電流曲線ではなく、充電電流のピークまたは平均値の変化を示す。
【0091】
図6に示すように、急速充電工程は、五つの段階を備えることができる。
【0093】
端末は、電源供給装置を接続した後、端末はデータ線D+、D−によって電源供給装置のタイプを検出することができる。端末が電源供給装置は電源アダプタであることを検出した時、端末の受ける電流は所定の電流閾値I2(例えば、1Aであってもよい)より大きくてもよい。電源アダプタは、所定期間(例えば、連続期間T1)における電源アダプタの出力電流がI2より大きいまたは同じであることを検出する時、電源アダプタは、端末が電源供給装置のタイプに対する識別を既に完了したと見なす。アダプタは、アダプタと端末の間のハンドシェイク通信をスタートし、電源アダプタにインストラクション1(前記第一インストラクションに対応する)を送信し、端末が急速充電モード(または、フラッシュ充電モードと呼ばれる)を動作可能にするか否かを問い合わせる。
【0094】
電源アダプタは端末からの応答インストラクションを受信し、応答インストラクションは端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意しないことを指示する時、電源アダプタは自身の出力電流を再びに検出する。電源アダプタは、所定期間(例えば、連続期間T1)における電源アダプタの出力電流が相変わらずにI2より大きいまたは同じである時、端末に急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせる請求を再びに送信する。電源アダプタは、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意し、または電源アダプタの出力電流はI2より大きいまたは同じの条件を満たさないまで、段階1の前記ステップを繰り返す。
【0095】
端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意した後、急速充電モードを動作可能にし、急速充電工程は第2段階に進む。
【0097】
電源アダプタから出力される蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)は、複数のレベルを備えることができる。電源アダプタの出力電圧が、電源アダプタの出力電圧がバッテリの現在電圧にマッチするか否かを問い合わせる(または、適切であるか否かを問い合わせる、すなわち、急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせる)ように、すなわち、充電要求を満たすか否かを問い合わせるように、電源アダプタは、端末にインストラクション2(前記第二インストラクションに対応する)を送信する。
【0098】
端末は、電源アダプタの出力電圧が高い、低い、またはマッチすると応答する。例えば、電源アダプタは、アダプタの出力電圧が高いか低いかを端末からフィードバックすることを受信する時、PWM信号のデューティ比を調整して電源アダプタの出力電圧を一つのレベルに調整する。また、電源アダプタは、端末にインストラクション2を再びに送信して、電源アダプタの出力電圧がマッチするか否かをもう一度問い合わせる。
【0099】
端末は、電源アダプタの出力電圧がマッチするレベルにあることを電源アダプタに応答するまで、段階2の前記ステップを繰り返す。それから、段階3に進む。
【0101】
電源アダプタは、端子からの、電源アダプタの出力電圧がマッチするフィードバックを受信した後、電源アダプタは、端末にインストラクション3(前記第三インストラクションに対応する)を送信して、端末に現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせる。端末は、電源アダプタの現在のサポートされる最大充電電流を応答してから、第4段階に進む。
【0103】
電源アダプタは、端末からの、現在サポートされる端末の最大充電電流に関するフィードバックを受信した後、その出力電流の基準値を設定することができる。制御ユニット107は、電源アダプタの出力電流が端末の充電電流の要求を満たすように、該電流基準値に応じてPWM信号のデューティ比を調整する。すなわち、急速充電通信工程は、定電流段階に進む。ここで、定電流段階は、電源アダプタの出力電流のピーク値または平均値は本質的に変化しないままである(つまり、出力電流のピーク値または平均値の変化幅は小さく、例えば、出力電流のピーク値または平均値の5%の範囲内で変化する)。すなわち、第三脈動波形の電流ピークは、各サイクルにおいて一定を維持する。
【0105】
定電流段階に進んだ時、電源アダプタは、端末バッテリの現在電圧を問い合わせるために、一定の時間間隔で、インストラクション4(前記の第四インストラクション)を送信する。端末は、電源アダプタに端末バッテリの現在電圧をフィードバックすることができる。電源アダプタは、端末からの、端末バッテリの現在電圧に関するフィードバックによって、USBの接触、すなわち、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースの間の接触が良いか否かを判断し、端末の現在の充電電流を減らす必要があるか否かを判断することができる。電源アダプタは、USBが接触不良であると判断する時、インストラクション5(前記第五インストラクションに対応する)を送信する。その後、もう一度段階1に進むようにリセットする。
【0106】
いくつかの実施例において、段階1において、端末はインストラクション1に応答する時、インストラクション1に対応するデータは、端末の経路インピーダンスのデータ(または、情報)を備えることができる。端末の経路インピーダンスのデータは、段階5においてUSBの接触が良いか否かを判断するように構成される。
【0107】
いくつかの実施例において、段階2において、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意するときから、電源アダプタが電圧を適切な値に調整するときまでの経る期間を、一定の範囲の内に制御することができる。該期間が所定の範囲を超える場合、端末は急速充電通信工程が異常であると判定することができ、速くリセットすることができる。
【0108】
いくつかの実施例において、段階2では、電源アダプタが出力する電圧はバッテリの現在電圧より△V(△Vは約200〜500mVである)高く調整する時、端末は、電源アダプタに、電源アダプタの出力電圧が適切であるか、電源アダプタの出力電圧がマッチするかのフィードバックを行う。端末は、電源アダプタに、電源アダプタの出力電圧が適切ではない(すなわち、より高いまたはより低い)時、フィードバックを行い、制御ユニット107は、電圧サンプリング値に基づいてPWM信号のデューティ比を調整するため、電源アダプタの出力電圧を調整する。
【0109】
いくつかの実施例において、段階4では、電源アダプタの出力電流の大きさの調整速度は一定の範囲の内に制御され得、それにより、極端な調整速度によって引き起こされる急速充電の異常終了を避けることができる。
【0110】
いくつかの実施例において、段階5では、電源アダプタの出力電流の大きさの変化幅は、5%以内に制御され得る。すなわち、定電流段階と見なせる。
【0111】
いくつかの実施例において、段階5では、電源アダプタは充電回路インピーダンスをリアルタイムで監視する。すなわち、電源アダプタの出力電圧、現在充電電流を測量し、端末のバッテリ電圧を読み出すことを介して、充電回路全体のインピーダンスを監視する。充電回路インピーダンスは端末の経路インピーダンスと急速充電データ線インピーダンスとの和より大きい時、USBが接触不良であると判断することができ、速くリセットすることができる。
【0112】
いくつかの実施例において、急速充電モードを動作可能にした後、電源アダプタと端末の間の通信時間間隔は一定の範囲の内に制御され得、急速充電をリセットすることを避けることができる。
【0113】
いくつかの実施例において、急速充電モードの停止(または急速充電工程の停止)は、回復可能の停止と回復不可能の停止との二種類に分けることができる。
【0114】
例えば、端末は、バッテリが満充電またはUSBが接触不良であることを検出した時、急速充電を停止しリセットする。段階1に進み、端末は急速充電モードを動作可能にするのに同意しなければ、急速充電通信工程は段階2に進まない。この時における急速充電工程の停止は回復不可能な停止と見なせる。
【0115】
また、例えば、端末と電源アダプタの間に、通信異常が生じる時、急速充電を停止しリセットして、段階1に進む。段階1の要求を満たした後、端末は急速充電モードを動作可能にするのに同意するため、急速充電工程を回復する。この時における急速充電工程の停止は回復可能な停止と見なせる。
【0116】
また、例えば、端末はバッテリに異常が生じる時、急速充電工程を停止しリセットして、段階1に進む。段階1に進んだ後、端末は急速充電モードを動作可能にするのに同意しない。バッテリは正常に回復し、段階1の要求を満たした後、端末は急速充電モードを動作可能にするのに同意する。この時における急速充電工程の停止は回復可能な停止と見なせる。
【0117】
なお、以上の図6に示す通信ステップまたは操作は例示だけのものである。例えば、段階1において、端末と電源アダプタを接続した後、端末と電源アダプタの間のハンドシェイク通信は端末が開始することもできる。すなわち、端末はインストラクション1を送信して電源アダプタが急速充電モード(フラッシュ充電モード)を動作可能にするか否かを問い合わせる。端末は電源アダプタの応答インストラクションを受信し、電源アダプタは急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示する時、急速充電工程をスタートする。
【0118】
なお、以上の図6に示す通信ステップまたは操作は例示だけのものである。例えば、段階5の後、定電圧の充電段階をさらに備えることができる。すなわち、段階5において、端末は電源アダプタに端末バッテリの現在電圧をフィードバックすることができる。端末バッテリの電圧を連続的に上昇するにつれて、前記端末バッテリの現在電圧は定電圧の充電閾値に達する時、充電は定電圧段階に転換する。制御ユニット107は、電源アダプタの出力電圧は端末充電電圧の要求を満たすように、すなわち、電圧の変化は実質的に一定に保たれるように、基準電圧値(すなわち、定電圧充電電圧閾値)に基づいてPWM信号のデューティ比を調整する。定電圧の充電段階において、充電電流は段階的に小さくなる。電流はある閾値まで低下すると充電が終了し、これはバッテリが満充電になったことを示す。「定電圧充電」という用語は、第三脈動波形のピーク電圧が実質的に一定を維持することを意味する。
【0119】
本発明の実施形態において、電源アダプタの出力電圧を取得することは、第三脈動波形のピーク電圧または平均電圧値を取得することを指し、電源アダプタの出力電流を取得することは、第三脈動波形のピーク電流または平均電流値を取得することを指すと理解されるべきである。
【0120】
本発明の一実施形態において、図7Aに示すように、電源アダプタ1は、直列に接続される制御可能スイッチ108およびフィルタユニット109をさらに含む。直列に接続される制御可能スイッチ108およびフィルタユニット109は、第二整流ユニット104の第一出力端に接続される。制御ユニット107は、充電モードがノーマル充電モードであると判定したとき、制御可能スイッチ108をオンにするのを制御し、充電モードが急速充電モードであると判定したとき、制御可能スイッチ108をオフにするのを制御するように構成されている。また、第二整流ユニット104の出力端は、ノイズを低減するだけでなく、サージの発生を低減することができる一組または複数組の小さなコンデンサにさらに並列に接続される。又は、第二整流ユニット104の出力端をLCフィルタ回路またはπ型フィルタ回路にさらに接続され得るため、波干渉をフィルタリングすることができる。図7Bに示すように、第二整流ユニット104の出力端にLCフィルタ回路が接続される。なお、LCフィルタ回路またはπ型フィルタ回路のコンデンサはすべて小さなコンデンサであるため、占有するスペースは小さい。
【0121】
フィルタユニット109は、ノーマル充電モードに対応する5Vの標準充電をサポートするフィルタコンデンサを含む。制御可能スイッチ108は、MOSトランジスタなどの半導体スイッチ素子からなることができる。ノーマル充電モード(または標準充電)で、電源アダプタが端末のバッテリを充電する時、制御ユニット107は、第二整流ユニットの出力をフィルタリングすることができるように、制御可能スイッチ108をオンにしてフィルタユニット109を回路に組み込む。これは、現在の充電技術とのより良好な互換性を可能にする、すなわち、直流電流を端末におけるバッテリに印加して、バッテリの直流充電を実現することができる。例えば、一般的に、フィルタユニットは、並列に接続される、電解コンデンサおよびコモンコンデンサを含み、すなわち、5Vの標準充電をサポートする小型コンデンサ(例えば、固体コンデンサ)を含む。電解コンデンサは比較的に大きな体積を占めるので、電源アダプタのサイズを小さくするために、電解コンデンサを電源アダプタから取り外し、一つの低容量のコンデンサのみを残す。ノーマル充電モードが採用されるとき、小さなコンデンサが位置するブランチをオンにするのを制御して電流をフィルタリングすることができ、安定した低電力出力を実現し、バッテリに直流充電を行う。急速充電モードが採用されるとき、小さなコンデンサが位置するブランチをオフにするのを制御し、第二整流ユニット104の出力がフィルタリングされず、すなわち、脈動波形の電圧/電流をバッテリに印加して、バッテリに急速充電を行う。
【0122】
本発明の一つの実施形態により、制御ユニット107は、急速充電モードであると判断した時、端末の状態情報に応じて、急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、この充電電流および/または充電電圧に基づいて、PWM信号などの制御信号のデューティ比を調整するようにさらに構成されている。すなわち、現在の充電モードは急速充電モードであると判断した時、制御ユニット107は、取得したバッテリの電圧、電力、温度、端末の動作パラメータおよび端末に動作されるアプリケーションの消費電力情報などの端末の状態情報に応じて、急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、その後、取得された充電電流及び/又は充電電圧に応じて制御信号のデューティ比を調整する。それにより、電源アダプタの出力は充電要求を満たすように、バッテリの急速充電を実現する。
【0123】
端末の状態情報は、バッテリの温度を含む。また、バッテリの温度が第一所定温度閾値よりも高い時、またはバッテリの温度が第二所定温度閾値よりも低い時、現在の充電モードが急速充電モードである場合、急速充電モードをノーマル充電モードに切り替える。第一所定温度閾値は第二所定温度閾値より高い。すなわち、バッテリの温度が低すぎる(例えば、第二所定温度閾値より低い)か、または高すぎる(例えば、第一所定温度閾値より高い)時、急速充電を行うのに適切ではなく、急速充電モードからノーマル充電モードに切り替える必要がある。本発明の実施形態において、第一所定温度閾値および第二所定温度閾値を、実際のニーズに応じて、制御ユニット(例えば、電源アダプタのMCU)の記憶装置に設定することができ、または書き込むことができる。
【0124】
本発明の一つの実施形態において、制御ユニット107は、電池の温度が所定の高温保護閾値よりも高い時、スイッチユニット102をオフにするのを制御するようにさらに構成されている。バッテリの温度が高温保護閾値を超える時、制御ユニット107は、スイッチユニット102をオフにするのを制御するように高温保護対策を適用する必要がある。それにより、電源アダプタはバッテリの充電を停止し、バッテリの高温保護を実現し、充電の安全性を向上することができる。前記高温保護閾値は前記第一温度閾値と同じであってもよく異なってもよい。好ましくは、前記高温保護閾値は前記第一温度閾値より高い。
【0125】
本発明の他の実施形態において、コントローラは、バッテリの温度を取得し、バッテリの温度が前記所定の高温保護閾値よりも高い時に充電制御スイッチをオフにするのを制御するようにさらに構成されている。すなわち、充電制御スイッチを端末側でオフにして、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全性を確保する。
【0126】
また、本発明の一つの実施形態において、制御ユニットは、第一充電インタフェースの温度を取得し、第一充電インタフェースの温度が所定の保護温度よりも高い時、スイッチユニットをオフにするのを制御するようにさらに構成されている。すなわち、充電インタフェースの温度が所定温度を超える時、制御ユニット107は、スイッチユニット102をオフにするのを制御するように高温保護対策も適用する必要がある。それにより、電源アダプタはバッテリの充電を停止し、バッテリの高温保護を実現し、充電の安全性を向上することができる。
【0127】
言うまでもなく、本発明の他の実施形態において、コントローラは、第一充電インタフェースの温度を取得するように、制御ユニットと双方向通信を行い、第一充電インタフェースの温度が所定の保護温度よりも高い時、充電スイッチユニット(図13および図14を参照する)をオフにするのを制御する。すなわち、充電制御スイッチを端末側でオフにして、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全性を確保する。
【0128】
具体的に、本発明の一つの実施形態において、図8に示すように、電源アダプタ1は、MOSFETドライバなどの駆動ユニット110をさらに含む。駆動ユニット110は、スイッチユニット102と制御ユニット107の間に接続される。駆動ユニット110は、制御信号に応じてスイッチユニット102を駆動してオンまたはオフさせるように構成されている。なお、言うまでもなく、本発明の他の実施形態において、駆動ユニット110は、制御ユニット107に集積され得る。
【0129】
また、図8に示すように、電源アダプタ1は、分離ユニット111をさらに含む。分離ユニット111は、駆動ユニット110と制御ユニット107の間に接続されることにより、電源アダプタ1の一次側と二次側との間の信号分離(または変圧器103の一次巻線と二次巻線との間の信号分離)を実現する。分離ユニット111は、フォトカプラ分離形態によって採用することができ、他の分離形態によって採用することができる。制御ユニット107は、分離ユニット111を設けることを介して、電源アダプタ1の二次側(または変圧器103の二次巻線側)に設けられ得る。それにより、端末2との通信を容易にすることができ、電源アダプタ1の空間設計をより簡単かつ容易に行うことができる。
【0130】
言うまでもなく、本発明の他の実施形態において、制御ユニット107と駆動ユニット110の両方が一次側に設けられ得、その時、制御ユニット107とサンプリングユニット106の間に分離ユニット111を設けることにより、電源アダプタ1の一次側と二次側の間の信号分離を実現することができると理解されるべきである。
【0131】
また、なお、本発明の実施形態において、制御ユニット107が二次側に設けられる時、分離ユニット111を設けることが必要となり、分離ユニット111は制御ユニット107に集積されてもよい。すなわち、信号が一次側から二次側に、または二次側から一次側に伝送される時、信号分離を実現するために分離ユニットを設けることが必要となる。
【0132】
本発明の一つの実施形態において、図9に示すように、電源アダプタ1は、補助巻線および電力供給ユニット112をさらに含む。補助巻線は、変調された第一脈動波形の電圧に応じて第四脈動波形の電圧を生成する。電力供給ユニット112は補助巻線に接続される。電力供給ユニット112(例えば、フィルタリング電圧レギュレータモジュール、電圧変換モジュールなどを含む)は、第四脈動波形の電圧を直流電圧に変換して駆動ユニット110及び/又は制御ユニット107にそれぞれに直流電流を供給するように構成されている。電力供給ユニット112は、小型のフィルタコンデンサ、電圧レギュレータチップなどで構成することができ、第四脈動波形の電圧を処理して変換することを実現し、3.3V、5Vなどの低電圧の直流電流を出力することができる。
【0133】
すなわち、駆動ユニット110の供給電源は、電力供給ユニット112が第四脈動波形の電圧に対する電圧変換によって得ることができる。制御ユニット107は一次側に設けられる時、それらの供給電源は、電力供給ユニット112が第四脈動波形の電圧に対する電圧変換によって得ることができる。図9に示すように、制御ユニット107は一次側に設けられる時、電力供給ユニット112は、二つの直流電流出力を供給し、駆動ユニット110および制御ユニット107にそれぞれに電力を供給する。制御ユニット107とサンプリングユニット106との間、電源アダプタ1の一次側と二次側との間の信号分離を実現するためのフォトカプラ分離ユニット111が設けられる。
【0134】
制御ユニット107は、一次側に設けられ、駆動ユニット110と集積される時、電力供給ユニット112は、制御ユニット107に単独に電力を供給する。制御ユニット107が二次側に設けられ、駆動ユニット110が一次側に設けられる時、電力供給ユニット112は、駆動ユニット110に単独に電力を供給する。制御ユニット107への電力供給は、二次側によって供給され、例えば、電力供給ユニットを介して、第二整流ユニット104から出力される第三脈動波形の電圧を直流電源に変換して制御ユニット107に供給する
【0135】
また、本発明の実施形態において、第一整流ユニット101の出力端に並列に接続される、フィルタリングするための複数の小型のコンデンサを有する。または、第一整流ユニット101の出力端に、LCフィルタリング回路が接続される。
【0136】
本発明のさらなる実施形態において、図10に示すように、電源アダプタ1は、第一電圧検出ユニット113をさらに備える。第一電圧検出ユニット113は、補助巻線および制御ユニット107にそれぞれ接続される。第一電圧検出部113は、第四脈動波形の電圧を検出して電圧検出値を生成するように構成されている。制御ユニット107は、電圧検出値に応じて制御信号のデューティ比を調整するように構成されている。
【0137】
すなわち、制御ユニット107は、第一電圧検出部113によって検出された補助巻線の出力電圧に応じて、第二整流ユニット104の出力電圧に反映させる。それから、第二整流ユニット104の出力がバッテリの充電要求をマッチするように電圧検出値に応じて制御信号のデューティ比を調整する。
【0138】
具体的に、本発明の一つの実施形態において、図11に示すように、サンプリングユニット106は、第一電流サンプリング回路1061と、第一電圧サンプリング回路1062と、を含む。第一電流サンプリング回路1061は、電流サンプリング値が得られるように、第二整流ユニット104から出力される電流をサンプリングするように構成されている。第一電圧サンプリング回路1062は、電圧サンプリング値が得られるように、第二整流ユニット104から出力される電圧をサンプリングするように構成されている。
【0139】
本発明の一実施形態において、第一電流サンプリング回路1061は、第二整流ユニット104の第一出力端に接続される抵抗器(電流検出抵抗器)の両端の電圧をサンプリングして、第二整流ユニット104から出力される電流をサンプリングすることを実現する。第一電圧サンプリング回路1062は、第二整流ユニット104の第一出力端と第二出力端の間の電圧をサンプリングして、第二整流ユニット104から出力される電圧をサンプリングすることを実現する。
【0140】
また、本発明の一実施形態において、図11に示すように、第一電圧サンプリング回路1062は、ピーク電圧サンプルホールドユニット、ゼロクロスサンプリングユニット、ブリーダーユニット、およびADサンプリングユニットを含む。ピーク電圧サンプルホールドユニットは、第三脈動波形の電圧のピーク電圧をサンプリングして保持するように構成されている。ゼロクロスサンプリングユニットは、第三脈動波形の電圧のゼロクロス点をサンプリングするように構成されている。ブリーダーユニットは、ピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧をゼロクロス点でブリードダウンするように構成されている。ADサンプリングユニットは、電圧サンプリング値が得られるように、ピーク電圧サンプルホールドユニット内のピーク電圧をサンプリングするように構成されている。
【0141】
第一電圧サンプリング回路1062において、ピーク電圧サンプルホールドユニット、ゼロクロスサンプリングユニット、ブリーダーユニット、およびADサンプリングユニットを設けることにより、第二整流ユニット104から出力される電圧を正確にサンプリングし、電圧サンプリング値が第一脈動波形の電圧に同期していることを保証することができる。すなわち、位相が同期し、電圧サンプリング値の大きさの変化傾向は、第一脈動波形の電圧の大きさの変化傾向と一致することを保証することができる。
【0142】
本発明の一実施形態により、図12に示すように、電源アダプタ1は、第一脈動波形の電圧をサンプリングするように構成される第二電圧サンプリング回路114をさらに含む。第二電圧サンプリング回路114は、制御ユニット107に接続される。第二電圧サンプリング回路114によってサンプリングされる電圧値が第一所定電圧値よりも大きい時、制御ユニット107は、第一所定期間でスイッチユニット102をオンにするのを制御して、第一脈動波形におけるサージ電圧、スパイク電圧等を放電させる。
【0143】
図12に示すように、第二電圧サンプリング回路114は、第一脈動波形の電圧をサンプリングするために、第一整流ユニット101の第一出力端および第二出力端に接続され得る。制御ユニット107は、第二電圧サンプリング回路114によってサンプリングされた電圧値を判断する。第二電圧サンプリング回路114によってサンプリングされた電圧値が第一所定電圧値よりも大きい時、電源アダプタ1は稲妻のような干渉によってサージ電圧が発生することを示し、この時、充電の安全性および信頼性を確保するために、サージ電圧をブリードダウンさせる必要がある。制御ユニット107は、ある期間でスイッチユニット102をオンにするのを制御し、ブリーダー経路を形成し、稲妻のような干渉によるサージ電圧をブリードダウンさせ、電源アダプタが端末に充電する時に稲妻のような干渉によって引き起こされる干渉を避け、端末を充電する時の安全性および信頼性を効果的に向上することができる。第一所定電圧値は、実際のニーズに応じて決定することができる。
【0144】
本発明の一実施形態において、電源アダプタ1が端末2におけるバッテリ202を充電する過程において、制御ユニット107は、サンプリングユニット116によってサンプリングされた電圧値が第二所定電圧値よりも大きい時、スイッチユニット102をオフにするのを制御するように構成されている。すなわち、制御ユニット107は、サンプリングユニット106によってサンプリングされる電圧値の大きさをさらに判断する。サンプリングユニット106によってサンプリングされた電圧値が第二所定電圧値よりも大きい時、電源アダプタ1から出力される電圧が高すぎることを意味する。この時、制御ユニット107はスイッチユニット102をオフにするのを制御して、電源アダプタ1が端末2のバッテリ202への充電を停止する。制御ユニット107は、スイッチユニット102をオフにするのを制御することにより、電源アダプタ1の過電圧保護を実現し、充電安全性を確保する。
【0145】
言うまでもなく、本発明の一実施形態において、コントローラ204は、制御ユニット107と双方向通信を行うことにより、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電圧値を取得し(図13、図14を参照)、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電圧値が第二所定電圧値より大きい時、充電制御スイッチ203をオフにするのを制御する。すなわち、端末2の側において充電制御スイッチ203がオフにするのを制御し、バッテリ202の充電工程を停止させ、充電安全を確保する。
【0146】
また、制御ユニット107は、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電流値が所定電流値より大きい時、スイッチユニット102をオフにするのを制御するようにさらに構成されている。すなわち、制御ユニット107は、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電流値の大きさを判断する。サンプリングユニット106によってサンプリングされた電流値が所定電流値より大きい場合、電源アダプタ1から出力される電流が高すぎることを意味する。この時、制御ユニット107はスイッチユニット102をオフにするのを制御することにより、電源アダプタ1が端末2への充電を停止する。すなわち、制御ユニット107は、スイッチユニット102をオフにするのを制御することにより、電源アダプタ1の過電流保護を実現し、充電安全性を確保する。
【0147】
同様に、コントローラ204は、制御ユニット107と双方向通信を行うことにより、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電流値を取得し(図13、図14を参照)、サンプリングユニット106によってサンプリングされた電流値が所定電流値より大きい時、充電制御スイッチ203をオフにするのを制御する。すなわち、端末2の側において充電制御スイッチ203がオフにするのを制御し、バッテリ202の充電工程を停止させ、充電安全を確保する。
【0148】
第二所定電圧値および所定電流値は、実際のニーズに応じて、制御ユニットのメモリ(例えば、電源アダプタ1の制御ユニット107における、例えばマイクロ制御ユニットMCU)に設定しまたは書き込むことができる。
【0149】
本発明の実施形態において、端末は、携帯電話などの移動端末であってもよく、パワーバンク、マルチメディアプレーヤ、ノートブックパソコン、ウェアラブルデバイスなどのモバイル電源などの移動端末であってもよい。
【0150】
本発明の端末の充電システムは、電源アダプタが第三脈動波形の電圧を出力するのを制御し、電源アダプタから出力される第三脈動波形の電圧が端末のバッテリに直接印加する。それにより、脈動出力電圧/電流によってバッテリに急速充電を行うことを実現する。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【0151】
また、本発明の実施形態による電源アダプタは、第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備える。第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力するように構成されている。スイッチユニットは、制御信号によって第一脈動波形の電圧を変調するように構成されている。変圧器は、変調された第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第二整流ユニットは、第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成されている。第一充電インタフェースは第二整流ユニットに接続される。第一充電インタフェースは端末の第二充電インタフェースと接続するように構成されている。第二充電インタフェースは端末のバッテリに接続される。制御ユニットは、第一充電インタフェースおよびスイッチユニットにそれぞれに接続される。制御ユニットは、制御信号をスイッチユニットに出力する。制御ユニットは、第二充電インタフェースが第一充電インタフェースに接続される時、バッテリの電圧を取得するために第一充電インタフェースを介して端末と通信し、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧よりも大きい時、制御信号のデューティ比を調整して第二充電インタフェースを介してバッテリに第三脈動波形の電圧を印加する。
【0152】
本発明の実施形態の電源アダプタによって、第三脈動波形の電圧を、第一充電インタフェースを介して出力して、端末の第二充電インタフェースを介して第三脈動波形の電圧を端末のバッテリに直接印加することにより、バッテリに脈動出力電圧/電流によって急速充電を直接行うのを実現することができる。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【0153】
図15は、本発明の実施形態による端末のための充電方法のフロー図である。図15に示すように、該充電方法は、以下のステップを備える。
【0154】
ステップS1において、電源アダプタの第一充電インタフェースが端末の第二充電インタフェースに接続される時、電源アダプタに入力された交流電流に一次整流を行い、第一脈動波形の電圧を出力する。
【0155】
すなわち、電源アダプタの第一整流ユニットは入力される交流電流(220V、50Hzまたは60Hzなどの幹線給電)を整流し、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)のような第一脈動波形の電圧(例えば100Hzまたは120Hz)を出力する。
【0156】
ステップS2において、スイッチユニットによって第一脈動波形の電圧を変調し、変圧器の変換によって第二脈動波形の電圧を出力する。
【0157】
スイッチユニットはMOSトランジスタからなることができる。このMOSトランジスタにPWM制御を行い、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)の電圧をチョッピング変調する。その後、変圧器は変調された第一脈動波形の電圧が二次側に結合され、二次巻線は第二脈動波形の電圧を出力する。
【0158】
本発明の実施形態において、高周波変圧器を採用して変換することができるため、変圧器の小型化が可能となり、電源アダプタの高出力化、小型化の設計を実現することができる。
【0159】
ステップS3において、第二脈動波形の電圧に二次整流を行い、第三脈動波形の電圧を出力する。
【0160】
本発明の一つの実施形態において、第二整流ユニットにより第二脈動波形の電圧に二次整流を行う。第二整流ユニットは、ダイオードまたはMOSトランジスタからなり、変調された電圧の第三脈動波形を変調された電圧の第一脈動波形と同期させることができるように、二次同期整流を実現する。
【0161】
ステップS4において、端末のバッテリの電圧を取得するために、第一充電インタフェースを介して端末と通信し、第三脈動波形の電圧のピーク電圧はバッテリの電圧より大きくするよう、スイッチユニットに出力される制御信号のデューティ比を調整する。
【0162】
ステップS5において、第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧より大きい時、第三脈動波形の電圧を、第二充電インタフェースを介してバッテリに印加する。
【0163】
本発明の一つの実施形態において、バッテリの電圧を取得する時、電源アダプタが端末を充電するチャネルをオフにするのを制御する。第三脈動波形の電圧のピーク電圧がバッテリの電圧より大きい時、電源アダプタが端末を充電するチャネルをオンにするのを制御する。
【0164】
また、電源アダプタは、端末を充電するためのチャネルをオンにした後、制御信号のデューティ比を調整することにより、二次整流後の電流を増加させる。
【0165】
制御信号のデューティ比を調整することにより、電源アダプタの出力を調整することができ、それにより、第三脈動波形の電圧が充電要求を満たす。
【0166】
なお、第三脈動波形の電圧が充電要求を満たすことは、バッテリを充電するときに、第三脈動波形の電圧が所望の充電電圧を満たし、第三脈動波形の電流が所望の充電電流を満たすことを指す。すなわち、サンプリングされる電源アダプタの出力電圧及び/又は電流に基づいてPWM信号などの制御信号のデューティ比を調整することができる。閉ループ調整および制御を実現するために、電源アダプタの出力は、リアルタイムで調整する。それにより、第三脈動波形の電圧が端末の充電要求を満たすことができ、バッテリは安全かつ確実に充電されることを確保する。具体的に、図3は、PWM信号のデューティ比を通じてバッテリに出力される充電電圧の波形を調整することを示す。図4は、PWM信号のデューティ比を通じてバッテリに出力される充電電流の波形を調整することを示す。
【0167】
そのため、本発明の実施形態において、スイッチユニットを制御することにより、フルブリッジ整流された第一脈動波形の電圧、すなわち、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)に対してPWMチョッピング変調を直接行う。そのため、変調された電圧は、高周波変圧器に送信され、高周波変圧器を介して一次側から二次側に結合された後、同期整流されてから蒸し饅頭状波形の電圧/電流(半周期の正弦波電圧/電流)に復元され、端末のバッテリに直接送信し、バッテリに急速充電を行うことを実現する。蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)の大きさは、PWM信号のデューティ比を調整することにより調整することができる。それにより、電源アダプタの出力はバッテリの充電要求を満たすことを実現する。そのように、電源アダプタにおける一次電解コンデンサおよび二次電解コンデンサが取り外され、蒸し饅頭状波形の電圧(半周期の正弦波電圧)を使用して電池を直接充電することができる。それにより、電源アダプタのサイズを減らし、電源アダプタの小型化を実現し、大幅にコストを削減することができる。
【0168】
本発明の一つの実施形態により、端末のための充電方法は、以下のことをさらに備える。電圧サンプリング値及び/または電流サンプリング値を得るために、二次整流された電圧および/または電流をサンプリングする。電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて制御信号の周波を調整する。すなわち、制御ユニット107は、電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている。すなわち、スイッチユニットに出力されるPWM信号は、ある期間に連続的に出力された後、前記出力が所定時間に停止し、該所定時間経過後にPWM信号を再び出力することを制御することができる。このように、電池に印加される電圧は断続的であり、電池は間欠的に充電されるため、バッテリの連続充電時に起こる発熱によるセキュリティリスクを避け、バッテリの充電の信頼性と安全性を向上することができる。図5は、スイッチユニットに出力される制御信号を示すことができる。
【0169】
さらに、端末のための充電方法は、端末の状態情報を取得するために、第一充電インタフェースを介して端末と通信し、端末の状態情報、電圧サンプリング値及び/または電流サンプリング値に基づいて制御信号のデューティ比を調整することをさらに備える。
【0170】
すなわち、第二充電インタフェースが第一充電インタフェースに接続される時、電源アダプタと端末の間に、通信クエリインストラクションを互いに送信することができる。対応する応答インストラクションを受信した後、電源アダプタと端末との間の通信接続を確立することができる。それにより、端末の状態情報を取得して、充電モードおよび充電パラメータ(例えば、充電電流、充電電圧)について端末と交渉し、充電過程を制御することができる。
【0171】
本発明の一つの実施形態により、変圧器の変換により第四脈動波形の電圧を生成し、第四脈動波形の電圧を検出して電圧検出値を生成する。それにより、電圧検出値によって制御信号のデューティ比を調整する。
【0172】
具体的に、変圧器において、補助巻線をさらに設けることができる。補助巻線は、変調された第一脈動波形の電圧に応じて第四脈動波形の電圧を生成する。第四脈動波形の電圧を検出することによって、電源アダプタの出力電圧を反映させることができる。そのように、電源アダプタの出力がバッテリの充電要求をマッチするように電圧検出値に応じて制御信号のデューティ比を調整する。
【0173】
本発明の一つの実施形態において、電圧サンプリング値が得られるように二次整流された電圧をサンプリングすることは、二次整流された電圧のピーク電圧をサンプリングして保持することと、二次整流された電圧のゼロクロス点をサンプリングすることと、ゼロクロス点でピーク電圧をサンプリングして保持するように構成されたピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧をブリードダウンすることと、ピーク電圧サンプルホールドユニットのピーク電圧をサンプリングして電圧サンプリング値を得ることと、を備える。それにより、電源アダプタから出力される電圧を正確にサンプリングし、電圧サンプリング値が第一脈動波形の電圧に同期していることを保証することができる。すなわち、位相が同期し、電圧サンプリング値の大きさの変化傾向は、第一脈動波形の電圧の大きさの変化傾向と一致することを保証することができる。
【0174】
さらに、本発明の一つの実施形態において、端末のための充電方法は、第一脈動波形の電圧をサンプリングし、サンプリングされる電圧値が第一所定電圧値よりも大きい時、第一所定期間でスイッチユニットをオンにするのを制御して、第一脈動波形におけるサージ電圧を放電させることをさらに備える。
【0175】
第一脈動波形の電圧をサンプリングすることを通じて、サンプリングされた電圧値を判断する。サンプリングされた電圧値が第一所定電圧値より大きい場合、電源アダプタは稲妻のような干渉によってサージ電圧が発生することを示し、この時、充電の安全性および信頼性を確保するために、サージ電圧をブリードダウンさせる必要がある。そのため、ある期間でスイッチユニットをオンにするのを制御し、ブリーダー経路を形成し、稲妻のような干渉によるサージ電圧をブリードダウンさせ、電源アダプタが端末に充電する時に稲妻のような干渉によって引き起こされる干渉を避け、端末を充電する時の安全性および信頼性を効果的に向上することができる。第一所定電圧値は、実際のニーズに応じて決定することができる。
【0176】
本発明の一つの実施形態により、さらに、第一充電インタフェースを介して端末と通信し、充電モードを決定する。急速充電モードであると判断した時、端末の状態情報に応じて、急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、この充電電流および/または充電電圧に基づいて、制御信号のデューティ比を調整する。
【0177】
すなわち、現在の充電モードは急速充電モードであると判断した時、取得したバッテリの電圧、電力、温度、端末の動作パラメータおよび端末に動作されるアプリケーションの消費電力情報などの端末の状態情報に応じて、急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、その後、取得された充電電流及び/又は充電電圧に応じて制御信号のデューティ比を調整する。それにより、電源アダプタの出力は充電要求を満たすように、バッテリの急速充電を実現する。
【0178】
端末の状態情報は、バッテリの温度を含む。また、バッテリの温度が第一所定温度閾値よりも高い時、またはバッテリの温度が第二所定温度閾値よりも低い時、現在の充電モードは急速充電モードである場合、急速充電モードをノーマル充電モードに切り替える。第一所定温度閾値は第二所定温度閾値より高い。すなわち、バッテリの温度が低すぎる(例えば、第二所定温度閾値より低い)か、または高すぎる(例えば、第一所定温度閾値より高い)時、急速充電を行うのに適切ではなく、急速充電モードからノーマル充電モードに切り替える必要がある。本発明の実施形態において、第一所定温度閾値および第二所定温度閾値を、実際のニーズに応じて決定することができる。
【0179】
本発明の一つの実施形態において、電池の温度が所定の高温保護閾値より高い時、スイッチユニットをオフにするのを制御する。すなわち、バッテリの温度が高温保護閾値を超える時、スイッチユニットをオフにするのを制御するように高温保護対策を適用する必要がある。それにより、電源アダプタはバッテリの充電を停止し、バッテリの高温保護を実現し、充電の安全性を向上することができる。前記高温保護閾値は前記第一温度閾値と同じであってもよく異なってもよい。好ましくは、前記高温保護閾値は前記第一温度閾値より高い。
【0180】
本発明の他の実施形態において、端末は、バッテリの温度を取得し、バッテリの温度が前記所定の高温保護閾値よりも高い時、バッテリへの充電を停止するのを制御する。すなわち、充電制御スイッチを端末側でオフにして、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全性を確保する。
【0181】
また、本発明の一つの実施形態において、端末のための充電方法は、第一充電インタフェースの温度を取得し、第一充電インタフェースの温度が所定の保護温度よりも高い時、スイッチユニットをオフにするのを制御することをさらに備える。すなわち、充電インタフェースの温度が所定温度を超える時、制御ユニットは、スイッチユニットをオフにするのを制御するように高温保護対策も適用する必要がある。それにより、電源アダプタはバッテリの充電を停止し、バッテリの高温保護を実現し、充電の安全性を向上することができる。
【0182】
言うまでもなく、本発明の他の実施形態において、端末は、第一充電インタフェースの温度を取得するように、第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行い、第一充電インタフェースの温度が所定の保護温度よりも高い時、バッテリへの充電を停止するのを制御する。すなわち、充電制御スイッチを端末側でオフにして、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全性を確保する。
【0183】
また、電源アダプタが端末を充電する過程において、サンプリングされた電圧値が第二所定電圧値よりも大きい時、スイッチユニットをオフにするのを制御する。すなわち、電源アダプタが端末を充電する過程において、サンプリングされる電圧値の大きさをさらに判断する。サンプリングされた電圧値が第二所定電圧値よりも大きい場合、電源アダプタから出力される電圧が高すぎることを意味する。この時、スイッチユニットをオフにするのを制御して、電源アダプタが端末への充電を停止する。すなわち、スイッチユニットをオフにするのを制御することにより、電源アダプタの過電圧保護を実現し、充電安全性を確保する。
【0184】
言うまでもなく、本発明の一つの実施形態において、端末は、サンプリングされた電圧値を取得するために、第二充電インタフェースを介して電源アダプタと双方向通信する。サンプリングされた電圧値が第二所定電圧値より大きい時、バッテリへの充電を停止するのを制御する。すなわち、端末側を介して充電制御スイッチをオフにし、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全を確保する。
【0185】
本発明の一つの実施形態において、電源アダプタは端末を充電する過程において、サンプリングされた電流値が所定電流値よりも大きい時、スイッチユニットをオフにするのを制御する。すなわち、電源アダプタが端末を充電する過程において、サンプリングされる電流値の大きさをさらに判断する。サンプリングされた電流値が所定電流値より大きい場合、電源アダプタから出力される電流が高すぎることを意味する。この時、スイッチユニットをオフにするのを制御して、電源アダプタが端末への充電を停止する。すなわち、スイッチユニットをオフにするのを制御することにより、電源アダプタの過電流保護を実現し、充電安全性を確保する。
【0186】
同様に、端末は、サンプリングされた電流値を取得するために、第二充電インタフェースを介して電源アダプタと双方向通信する。サンプリングされた電流値が所定電流値より大きい時、バッテリへの充電を停止するのを制御する。すなわち、端末側を介して充電制御スイッチをオフにするのを制御し、バッテリの充電工程を停止させ、充電安全を確保する。
【0187】
第二所定電圧値および所定電流値は、実際的な状況に応じて決定してもよい。
【0188】
本発明の実施形態において、端末状態情報は、バッテリの電力、バッテリの温度、バッテリの電圧/電流、端末のインタフェース情報、及び端末の経路インピーダンス情報などを含むことができる。
【0189】
具体的に、電源アダプタは、USBインタフェースを介して、端末と接続され得る。USBインタフェースは、一般的なUSBインタフェースであってもよく、micro USBインタフェースであってもよい。USBインタフェースにおけるデータ線、すなわち、第一充電インタフェースにおけるデータ線は、電源アダプタは端末と双方向に通信するように構成されている。データ線はUSBインタフェースにおけるD+線及び/又はD−線であってもよい。双方向に通信することは、電源アダプタと端末とが双方向に情報を交換することを意味することができる。
【0190】
電源アダプタは、急速充電モードによって端末を充電することを決定するように、USBインタフェースにおけるデータ線を介して、端末と双方向通信を行う。
【0191】
一つの実施形態として、急速充電モードによって端末を充電することを決定するように、電源アダプタが第一充電インタフェースを介して端末と双方向通信を行う時、電源アダプタは端末に第一インストラクションを送信し、電源アダプタは端末からの第一インストラクションの応答インストラクションを受信する。第一インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成される。第一インストラクションの応答インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される。
【0192】
一つの実施形態として、電源アダプタは端末に第一インストラクションを送信する前、電源アダプタと端末の間に、ノーマル充電モードによって充電される。電源アダプタは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、端末に第一インストラクションを送信する。
【0193】
電源アダプタは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、電源アダプタは、端末が自身を電源アダプタとして識別したと見なすことができ、急速充電問い合わせ通信を動作可能にすることができることが理解されるべきである。
【0194】
一つの実施形態として、電源アダプタの充電電流が急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するために、スイッチユニットを制御する。急速充電モードに対応する充電電流で電源アダプタが端末を充電する前に、第一充電インタフェースのデータ線を介して端末と双方向通信を行い、急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、電源アダプタの充電電圧を急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する。
【0195】
一つの実施形態として、急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、第一充電インタフェースを介して、端末と双方向通信を行うことは、電源アダプタは端末に第二インストラクションを送信することと、電源アダプタは端末からの第二インストラクションの応答インストラクションを受信することと、電源アダプタは、第二インストラクションの応答インストラクションによって、急速充電モードの充電電圧を決定することと、を備える。第二インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成される。第二インストラクションの応答インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成される。
【0196】
一つの実施形態として、電源アダプタの充電電流を急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、第一充電インタフェースを介して端末と双方向通信をさらに行う。
【0197】
一つの実施形態として、急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、第一充電インタフェースを介して、端末と双方向通信を行うことは、電源アダプタは端末に第三インストラクションを送信することと、電源アダプタは端末からの第三インストラクションの応答インストラクションを受信することと、電源アダプタは、第三インストラクションの応答インストラクションによって、急速充電モードの充電電流を決定することと、を備える。第三インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成される。第三インストラクションの応答インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成される。
【0198】
電源アダプタは、最大充電電流を急速充電モードの充電電流とすることを直接決定することができ、または、電源アダプタは、充電電流を最大充電電流より小さい所定の電流値に設定することができる。
【0199】
一つの実施形態として、電源アダプタが急速充電モードで端末を充電する過程において、第一充電インタフェースを介して端末と双方向通信を行い、スイッチユニットを制御して電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整する。
【0200】
電源アダプタは、充電電流を連続的に調整するように、端末の現在の状態情報について連続的に問い合わせることができる。例えば、充電電流を連続的に調整するように、バッテリ電圧、バッテリ電力などを端末に問い合わせることができる。
【0201】
一つの実施形態として、スイッチユニットを制御することを介して電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、第一充電インタフェースを介して、端末と双方向通信を行うことは、電源アダプタは端末に第四インストラクションを送信することと、電源アダプタは端末からの第四インストラクションの応答インストラクションを受信することと、バッテリの現在電圧によって、スイッチユニットを制御することを介して充電電流を調整することと、を備える。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。
【0202】
一つの実施形態として、バッテリの現在電圧に基づいて、スイッチユニットを制御することによって充電電流を調整することは、バッテリの現在電圧、およびバッテリ電圧値と充電電流値との間の所定の対応関係に基づいて、スイッチユニットを制御することを介して、電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流をバッテリの現在電圧に対応する充電電流値に調整することを含む。
【0203】
具体的に、電源アダプタは、バッテリ電圧値と充電電流値との対応関係を予め格納することができる。
【0204】
一つの実施形態として、電源アダプタは急速充電モードで端末を充電する過程において、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、第一充電インタフェースを介して端末と双方向通信を行う。第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるのを判定する時、急速充電モードを終了するように電源アダプタを制御する。
【0205】
一つの実施形態として、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する前、電源アダプタは、端末からの経路インピーダンスを指示するための情報を端末から受信する。電源アダプタは端末に第四インストラクションを送信し、電源アダプタは端末からの第四インストラクションの応答インストラクションを受信する。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの電圧を指示するように構成される。電源アダプタの出力電圧およびバッテリの電圧によって、電源アダプタとバッテリの間の経路インピーダンスを決定する。電源アダプタとバッテリの間の経路インピーダンス、端末の経路インピーダンス、および電源アダプタと端末の間の充電回路の経路インピーダンスによって、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する。
【0206】
一つの実施形態として、電源アダプタは、急速充電モードを終了するのを制御する前に、端末に第五インストラクションを送信する。第五インストラクションは、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される。
【0207】
電源アダプタは、第五インストラクションを送信した後、急速充電モードを終了し、またはリセットする。
【0208】
以上、電源アダプタの観点から、本発明の実施形態による急速充電工程について、詳しく説明した。以下、端末の観点から、本発明の実施形態による急速充電工程について、詳しく説明する。
【0209】
本発明の実施形態において、端末はノーマル充電モードおよび急速充電モードをサポートする。急速充電モードの充電電流は、ノーマル充電モードの充電電流より大きい。端末は、電源アダプタは急速充電モードで端末を充電することを決定するように、第二充電インタフェースを介して電源アダプタとの双方向通信を行う。電源アダプタは、急速充電モードに対応する充電電流に基づいて出力して端末におけるバッテリを充電する。
【0210】
一つの実施形態として、電源アダプタが急速充電モードによって端末を充電することを決定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して電源アダプタと双方向通信を行うことは、端末は電源アダプタからの第一インストラクションを受信することと、端末は電源アダプタに第一インストラクションの応答インストラクションを送信する。第一インストラクションは端末が急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成される。第一インストラクションの応答インストラクションは、端末が急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される。
【0211】
一つの実施形態として、端末が電源アダプタからの第一インストラクションを受信する前、端末と電源アダプタの間に、ノーマル充電モードによって充電される。電源アダプタは、ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいことを決定した後、端末は、電源アダプタからの第一インストラクションを受信する。
【0212】
一つの実施形態として、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電流に従って出力し、端末におけるバッテリを充電する前、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行う。
【0213】
一つの実施形態として、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電圧を決定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行うことは、端末は電源アダプタからの第二インストラクションを受信することと、端末は電源アダプタに第二インストラクションの応答インストラクションを送信することと、を含む。第二インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が急速充電モードの充電電圧とするのに適するか否かを問い合わせるように構成される。第二インストラクションの応答インストラクションは、電源アダプタの現在出力電圧が適切、より高い又はより低いことを指示するように構成される。
【0214】
一つの実施形態として、端末は、電源アダプタからの急速充電モードに対応する充電電流を受け、端末におけるバッテリを充電する前、電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行う。
【0215】
電源アダプタは急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、端末が第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行うことは、端末は電源アダプタからの第三インストラクションを受信することと、端末は電源アダプタに第三インストラクションの応答インストラクションを送信することと、を含む。第三インストラクションは、端末の現在のサポートされる最大充電電流を問い合わせるように構成される。第三インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在のサポートされる最大充電電流を指示するように構成される。そのため、電源アダプタは最大充電電流に基づいて、急速充電モードに対応する充電電流を決定する。
【0216】
一つの実施形態として、電源アダプタは、急速充電モードで端末を充電する過程において、電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、端末は、第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行う。
【0217】
電源アダプタからバッテリに出力される充電電流を連続的に調整するように、端末が第二充電インタフェースを介して、電源アダプタと双方向通信を行うことは、端末は電源アダプタからの第四インストラクションを受信することと、端末は電源アダプタに第四インストラクションの応答インストラクションを送信することと、を含む。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。そのため、バッテリの現在電圧によって電源アダプタからバッテリに出力する充電電流を連続的に調整する。
【0218】
一つの実施形態として、電源アダプタは急速充電モードで端末を充電する過程において、電源アダプタが第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して電源アダプタと双方向通信を行う。
【0219】
電源アダプタが第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定するように、端末は、第二充電インタフェースを介して電源アダプタと双方向通信を行うことは、端末は電源アダプタからの第四インストラクションを受信することと、端末は電源アダプタに第四インストラクションの応答インストラクションを送信することと、を含む。第四インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を問い合わせるように構成される。第四インストラクションの応答インストラクションは、端末におけるバッテリの現在電圧を指示するように構成される。電源アダプタは、電源アダプタの出力電圧およびバッテリの現在電圧に基づいて、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があるか否かを判定する。
【0220】
一つの実施形態として、端末は、電源アダプタからの第五インストラクションを受信する。第五インストラクションは、第一充電インタフェースと第二充電インタフェースとの間に接触不良があることを示すように構成される。
【0221】
急速充電モードを動作可能にし、または使用するために、電源アダプタは端末と急速充電通信工程を行い、一回または複数回のハンドシェイクを介した後、バッテリの急速充電を実現する。図6を参照し、本発明の実施形態による急速充電通信工程および急速充電工程が含む各段階を詳しく説明する。図6に示す通信ステップまたは操作は例示的なものだけであり、本発明の実施形態は他の操作または図6における各操作の変形をさらに実行することができると理解されるべきである。また、図6における各段階は、図6に示された段階とは異なる順序で実行されてもよく、図6に示すようにすべての動作を実行する必要はない。
【0222】
前記のように、本発明の端末の充電方法は、電源アダプタが充電要求を満たす第三脈動波形の電圧を出力するのを制御し、電源アダプタから出力される第三脈動波形の電圧が端末のバッテリに直接印加する。それにより、脈動出力電圧/電流によってバッテリに急速充電を行うことを実現する。脈動出力電圧/電流の大きさは、定電圧/定電流と比較して周期的に変化し、リチウム電池のリチウム析出を低減し、電池の寿命を改善することができる。また、充電インタフェースの接点のアーク発生の確率および強度を減らすことができ、充電インタフェースの寿命を向上し、バッテリの分極効果を低減し、充電速度を改善し、バッテリの発熱を低減し、充電中の端末の信頼性および安全性を保証することが有利である。さらに、電源アダプタから出力される電圧は脈動波形電圧であるため、電源アダプタにおいて電解コンデンサを設ける必要がなく、電源アダプタの簡素化、小型化を実現するだけではなく、コストを大幅に低減することができる。
【0223】
本発明の説明には、用語の「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「広さ」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などで示した方位、位置関係は、図面に基づいて示された方位あるいは位置関係であり、それは単に本発明の説明を簡単化にするためのものであり、説明された装置又は部品は必ず特定の方位を有し特定の方位で構造・操作されることを明示的にも暗示的にも使用されるものではないことを理解すべきである。そのため、本発明に対して限定することを理解することができない。
【0224】
また、「第一」と「第二」は、ここでは記述目的で使用されており、相対的な重要性を指し又は暗示しまたは示される技術的特徴の数を暗示することを意図しない。このため、「第一」、「第二」と限定されている特徴は、一つまたはさらに多くの当該特徴を有することを明示または暗示していることになる。本発明の説明において、別途の明確的かつ具体的な限定がない限り、「複数」は二つまたはそれ以上、例えば二つ、三つなどを意味する。
【0225】
本発明の説明において、明確な規定と限定がない限り、「装着」、「互いに接続」、「接続」、「固定」の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、または一体型接続であってもよく、機械的な接続であってもよく、電気的な接続または互いに通信可能であってもよく、直接的に接続されてもよく、または、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、二つの素子の内部が連通されてもよく、二つの素子の互いに作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0226】
本発明において、明確な規定と限定がない限り、第一特徴が第二特徴の「上」又は「下」にあることは、第一特徴と第二特徴とが直接接触することを含んでもよく、第一特徴と第二特徴とが直接接触することなくそれらの間に別の特徴を介して接触することを含んでもよい。また、第一特徴が第二特徴の「上」、「上方」又は「上面」にあることは、第一特徴が第二特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、或いは、単に第一特徴の水平高さが第二特徴より高いことだけを表す。第一特徴が第二特徴の「下」、「下方」又は「下面」にあることは、第一特徴が第二特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、或いは、単に第一特徴の水平高さが第二特徴より低いことだけを表す。
【0227】
本明細書の説明において、参考用語の「一つの実施形態」、「一部の実施形態」、「例示」、「具体的な例示」、又は「一部の例示」等の言葉とは、当該実施形態又は例示と合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性が本発明の少なくとも一つの実施形態又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、の用語の概略表現は必ずしも同じ実施形態又は例示を指さず、且つ、任意の一つ又は幾つの実施形態や例示において、説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性を適当な方法で組み合わせることもできる。相互矛盾しない限り、本明細書の説明における相違の実施形態又は例示及びそれらの特徴を組み合わせる又は結合することが当業者にできることである。
【0228】
当業者であれば理解できるように、本明細書で開示された実施形態に関連して説明された様々なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合せで実施されることが可能である。これらの機能がハードウェアまたはソフトウェアで実現されるかどうかは、技術手段の特定応用および設計の制約条件に依存する。当業者は、各特定応用に対して、異なる方法を使用して機能を実現することができ、しかしながら、この実現は、本発明の範囲を超えるものと見なすべきではない。
【0229】
また、当業者であれば理解できるように、説明の便利および簡潔のために、システム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、方法実施形態の対応するプロセスを参照することができるため、再度説明しない。
【0230】
本出願に提供された若干の実施形態においては、開示されたシステム、装置、および方法は、他の様式で実現されることができると見なすべきである。例えば、以上に説明された装置単に例示的である。例えば、ユニット分割は、単に論理的機能分割であり、実際の実現形態では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムに組み合わせられるまたは組み込まれることができ、あるいは、若干の特徴が無視されるまたは実行されない。さらに、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、若干のインタフェースを介して実現されることができ、装置またはユニットの間接結合または通信接続は、電気的形態、機械的形態、または他の形態であってもよい。
【0231】
別個の部材として説明されたユニットは、物理的に別個であってもよく、または、物理的に別個ではなくてもよい。表示ユニットとしての部材は、物理的ユニットであってもよく、または、物理的ユニットではなくてもよく、つまり、一つの位置にあってもよく、または、複数のネットワークユニットに分布してもよい。ユニットの一部または全部は、技術手段の目的を達成するために、実際のニーズに応じて選択されてもよい。
【0232】
また、本発明の各実施形態における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに組み込まれてもよく、物理的に単独で存在してもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに組み込まれてもよい。
【0233】
機能がソフトウェア機能ユニットで実現され、独立した製品として販売または使用される場合、このソフトウェアはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術手段の要旨、あるいは従来技術に寄与する部分、あるいは技術手段的一部は、ソフトウェア製品で実現されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の様々な方法のステップの全部または一部をコンピュータ(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなど)に実行させるための若干のコマンドを含んでもよい。記憶媒体は、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含んでもよい。
【0234】
以上、本発明の実施形態を示して説明したが、当業者にとって理解できるのは、の実施形態は例示的なものに限らず、本発明を制限するように解釈される事が出来ない。本発明の原理と要旨から逸脱しない範囲で、これらの実施形態に対し様々な変更、修正、置換および変形をすることができる。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【手続補正書】
【提出日】2017年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末のための充電システムであって、
第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、バッテリと、前記バッテリに接続される第二充電インタフェースと、を備え、
前記第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力し、
前記スイッチユニットは、制御信号に従って前記第一脈動波形の電圧を変調するように構成され、
前記変圧器は、変調された前記第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第二整流ユニットは、前記第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第一充電インタフェースは前記第二整流ユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェース及び前記スイッチユニットにそれぞれに接続され、前記制御信号を前記スイッチユニットに出力し、
前記第二充電インタフェースが前記第一充電インタフェースと接続される時、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースを介して、前記バッテリの電圧が得られるようにさらに構成され、
前記制御ユニットは、前記制御信号のデューティ比を調整することをで、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時に、前記第二充電インタフェースを介して、前記バッテリに前記第三脈動波形の電圧を印加するようにさらに構成されている、ことを特徴とする端末のための充電システム。
【請求項2】
サンプリングユニットをさらに備え、
前記サンプリングユニットは、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、前記第二整流ユニットから出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成され、
前記制御ユニットは前記サンプリングユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の端末のための充電システム。
【請求項3】
電源アダプタであって、
第一整流ユニット、スイッチユニットと、変圧器と、第二整流ユニットと、第一充電インタフェースと、制御ユニットと、を備え、
前記第一整流ユニットは、入力される交流電流を整流して第一脈動波形の電圧を出力し、
前記スイッチユニットは、制御信号に従って前記第一脈動波形の電圧を変調するように構成され、
前記変圧器は、変調された前記第一脈動波形の電圧に基づいて第二脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第二整流ユニットは、前記第二脈動波形の電圧を整流して第三脈動波形の電圧を出力するように構成され、
前記第一充電インタフェースは前記第二整流ユニットに接続され、前記第一充電インタフェースは前記端末の第二充電インタフェースと接続するように構成され、前記第二充電インタフェースは前記端末のバッテリに接続され、
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースおよび前記スイッチユニットにそれぞれに接続され、前記制御信号を前記イッチユニットに出力し、
前記制御ユニットは、前記第二充電インタフェースが前記第一充電インタフェースに接続される時、前記バッテリの電圧を取得するために前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記制御信号のデューティ比を調整して前記第二充電インタフェースを介して前記バッテリに前記第三脈動波形の電圧を印加する、ことを特徴とする電源アダプタ。
【請求項4】
サンプリングユニットをさらに備え、
前記サンプリングユニットは、電圧サンプリング値および/または電流サンプリング値を得るために、前記第二整流ユニットから出力される電圧および/または電流をサンプリングするように構成され、
前記制御ユニットは前記サンプリングユニットに接続され、
前記制御ユニットは、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の電源アダプタ。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記バッテリの電圧を取得する時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオフにするように制御し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにするように制御する、ことを特徴とする請求項3に記載の電源アダプタ。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオンにした後、前記第二整流ユニットから出力される電流を増加させるために、前記制御信号のデューティ比を調整する、ことを特徴とする請求項5に記載の電源アダプタ。
【請求項7】
前記サンプリングユニットは、第一電流サンプリング回路と、第一電圧サンプリング回路と、を含み、
前記第一電流サンプリング回路は、前記電流サンプリング値が得られるように、前記第二整流ユニットから出力される電流をサンプリングするように構成され、
前記第一電圧サンプリング回路は、前記電圧サンプリング値が得られるように、前記第二整流ユニットから出力される電圧をサンプリングするように構成されている、ことを特徴とする請求項4に記載の電源アダプタ。
【請求項8】
前記第一電圧サンプリング回路は、ピーク電圧サンプルホールドユニットと、ゼロクロスサンプリングユニットと、ブリーダーユニットと、ADサンプリングユニットと、を含み、
前記ピーク電圧サンプルホールドユニットは、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧をサンプリングして保持するように構成され、
前記ゼロクロスサンプリングユニットは、前記第三脈動波形の電圧のゼロクロス点をサンプリングするように構成され、
前記ブリーダーユニットは、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧を前記ゼロクロス点でブリードダウンするように構成され、
前記ADサンプリングユニットは、前記電圧サンプリング値が得られるように、前記ピーク電圧サンプルホールドユニットのピーク電圧をサンプリングするように構成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の電源アダプタ。
【請求項9】
前記第一充電インタフェースは、電源線と、データ線とを備え、
前記電源線は、前記バッテリを充電するように構成され、
前記データ線は、前記端末と通信するように構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の電源アダプタ。
【請求項10】
前記制御ユニットは、充電モードを決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、
前記充電モードは、急速充電モードとノーマル充電モードとを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の電源アダプタ。
【請求項11】
前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースにおけるデータ線によって、前記端末と双方向通信を行うことにより、前記急速充電モードによって前記端末を充電することを決定するように時、
前記制御ユニットは前記端末に第一インストラクションを送信し、前記制御ユニットは前記端末からの前記第一インストラクションの応答インストラクションを受信し、
前記第一インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするか否かを問い合わせるように構成され、
前記第一インストラクションの応答インストラクションは、前記端末が前記急速充電モードを動作可能にするのに同意することを指示するように構成される、ことを特徴とする請求項10に記載の電源アダプタ。
【請求項12】
前記制御ユニットは前記端末に前記第一インストラクションを送信する前、前記電源アダプタと前記端末の間に、前記ノーマル充電モードによって充電され、
前記制御ユニットは、前記ノーマル充電モードにおける充電期間が所定閾値より大きいと判断した後、前記端末に前記第一インストラクションを送信する、ことを特徴とする請求項11に記載の電源アダプタ。
【請求項13】
前記制御ユニットは、前記スイッチユニットを制御することにより、前記電源アダプタが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御するようにさらに構成され、前記急速充電モードに対応する充電電流で前記電源アダプタが前記端末を充電する前に、前記制御ユニットは、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定し、前記電源アダプタの充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整するのを制御する、ことを特徴とする請求項11に記載の電源アダプタ。
【請求項14】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタの充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整するのを制御する前、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するように、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信をさらに行う、ことを特徴とする請求項13に記載の電源アダプタ。
【請求項15】
前記制御ユニットは、前記電源アダプタが前記急速充電モードで前記端末を充電する過程において、前記第一充電インタフェースのデータ線を介して前記端末と双方向通信を行い、前記スイッチユニットを制御して前記電源アダプタから前記バッテリに出力される充電電流を連続的に調整する、ことを特徴とする請求項11に記載の電源アダプタ。
【請求項16】
端末のための充電方法であって、
電源アダプタの第一充電インタフェースが端末の第二充電インタフェースに接続される時、電源アダプタに入力された交流電流に一次整流を行い、第一脈動波形の電圧を出力することと、
前記第一脈動波形の電圧を変調するようスイッチユニットを制御し、変圧器を通じて第一脈動波形の電圧を変換し、第二脈動波形の電圧を出力することと、
前記第二脈動波形の電圧に二次整流を行い、第三脈動波形の電圧を出力することと、
前記端末のバッテリの電圧を取得するために、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きくするよう、前記スイッチユニットに出力される制御信号のデューティ比を調整することと、
前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記第三脈動波形の電圧を、前記第二充電インタフェースを介して前記バッテリに印加することと、を含む、ことを特徴とする端末のための充電方法。
【請求項17】
電圧サンプリング値及び/または電流サンプリング値を得るために、二次整流された電圧および/または電流をサンプリングし、前記電圧サンプリング値及び/又は電流サンプリング値に基づいて前記制御信号の周波数を調整することをさらに含む、ことを特徴とする請求項16に記載の端末のための充電方法。
【請求項18】
電圧サンプリング値を得るために、二次整流された電圧をサンプリングすることは、
前記二次整流された電圧のピーク電圧をサンプリングして保持し、前記二次整流された電圧のピーク電圧のゼロクロス点をサンプリングすることと、
前記ゼロクロス点でサンプリングして保持したピーク電圧サンプルホールドユニットの電圧をブリードダウンすることと、
前記電圧サンプリング値が得られるように、前記ピーク電圧サンプルホールドユニット内のピーク電圧をサンプリングすることと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項17に記載の端末のための充電方法。
【請求項19】
前記バッテリの電圧を取得する時、前記電源アダプタが前記端末を充電するチャネルをオフにするように制御することと、
前記第三脈動波形の電圧のピーク電圧が前記バッテリの電圧より大きい時、前記チャネルをオンにするように制御することと、を含む、ことを特徴とする請求項16に記載の端末のための充電方法。
【請求項20】
充電モードを決定するように、前記第一充電インタフェースを介して前記端末と通信し、前記充電モードが急速充電モードであると判断した時、前記端末の状態情報に基づいて前記急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧を取得し、前記急速充電モードに対応する充電電流および/または充電電圧に基づいて前記制御信号のデューティ比を調整し、
前記充電モードは、急速充電モードと、ノーマル充電モードとを含む、ことを特徴とする請求項16に記載の端末のための充電方法。
【国際調査報告】