特表2019-511653IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-511653(P2019-511653A)
(43)【公表日】2019年4月25日
(54)【発明の名称】可動に支持された家具部分を駆動するための作動駆動装置
(51)【国際特許分類】
   E05F 5/02 20060101AFI20190329BHJP
   E06B 3/38 20060101ALI20190329BHJP
   E05D 15/46 20060101ALI20190329BHJP
   E05F 1/10 20060101ALI20190329BHJP
   E05F 3/10 20060101ALI20190329BHJP
   A47B 55/00 20060101ALI20190329BHJP
【FI】
   E05F5/02 E
   E06B3/38
   E05D15/46
   E05F1/10
   E05F3/10 Z
   A47B55/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-547888(P2018-547888)
(86)(22)【出願日】2017年3月10日
(85)【翻訳文提出日】2018年11月2日
(86)【国際出願番号】AT2017060062
(87)【国際公開番号】WO2017152212
(87)【国際公開日】20170914
(31)【優先権主張番号】A50207/2016
(32)【優先日】2016年3月11日
(33)【優先権主張国】AT
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】597140501
【氏名又は名称】ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー
【氏名又は名称原語表記】Julius Blum GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ハラルト ブルンマイア
【テーマコード(参考)】
2E014
2E050
3B067
【Fターム(参考)】
2E014AA05
2E014EB01
2E014EB05
2E050AA03
2E050BA04
2E050CA04
2E050DA01
2E050DB01
3B067AA05
(57)【要約】
本発明は、可動に支持された家具部分(2)を駆動するための作動駆動装置(1)に関し、作動駆動装置(1)は、家具部分(2)に結合すべき少なくとも1つの作動アーム(3)であって、第1の終端位置と第2の終端位置との間で可動に形成されている少なくとも1つの作動アーム(3)と、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)と、第2の終端位置への少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)とを緩衝するための緩衝器(4)であって、緩衝時に緩衝行程を実施する緩衝器(4)と、少なくとも両終端位置への少なくとも1つの作動アーム(3)の移動時に、少なくとも1つの作動アーム(3)または作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な作動部分(11)と緩衝器(4)とを連結するための連結機構(5,6,7,8,9,10)であって、緩衝器(4)の緩衝行程を実施するためのアクチュエータ(10)を有している連結機構(5,6,7,8,9,10)と、を備えており、アクチュエータ(10)は、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および第2の終端位置への少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、緩衝行程を実施するために緩衝器(4)に力を加える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動に支持された家具部分(2)を駆動するための作動駆動装置(1)であって、
前記家具部分(2)に結合すべき少なくとも1つの作動アーム(3)であって、第1の終端位置と第2の終端位置との間で可動に形成されている少なくとも1つの作動アーム(3)と、
前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)と、前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)とを緩衝するための緩衝器(4)であって、緩衝時に緩衝行程を実施する緩衝器(4)と、
少なくとも前記両終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14,15)時に、前記少なくとも1つの作動アーム(3)または該作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な作動部分(11)と前記緩衝器(4)とを連結するための連結機構(5,6,7,8,9,10)であって、前記緩衝器(4)の前記緩衝行程を実施するためのアクチュエータ(10)を有している連結機構(5,6,7,8,9,10)と、
を備える作動駆動装置(1)において、
前記アクチュエータ(10)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記緩衝行程を実施するために前記緩衝器(4)に力を加えることを特徴とする、作動駆動装置(1)。
【請求項2】
当該作動駆動装置(1)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記少なくとも1つの作動アーム(3)に力を加えるための終端位置蓄力器(12)を有している、請求項1記載の作動駆動装置(1)。
【請求項3】
前記連結機構(5,6,7,8,9,10)は、好ましくは旋回可能に支持された力伝達エレメント(13)を有しており、前記終端位置蓄力器(12)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記力伝達エレメント(13)に力を加える、請求項2記載の作動駆動装置(1)。
【請求項4】
前記終端位置蓄力器(12)は、チャージされた状態で、前記力伝達エレメント(13)と、該力伝達エレメント(13)に対して相対的に可動の旋回レバー(9)とを介して、力結合式にかつ/または形状結合式に前記力伝達エレメント(13)に係合することができ、または逆に、解放可能にロック可能である、請求項3記載の作動駆動装置(1)。
【請求項5】
前記終端位置蓄力器(12)は、前記第1の終端位置からの前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動時および前記第2の終端位置からの前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動時に、チャージ可能である、請求項2から4までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項6】
前記緩衝器(4)と前記終端位置蓄力器(12)とは、互いにほぼ平行に配置されている、請求項2から5までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項7】
前記アクチュエータ(10)は、旋回可能に形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項8】
前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記第1の終端位置への移動時に、第1の旋回運動(14)を実施し、前記第2の終端位置への移動時に、前記第1の旋回運動(14)とは逆向きの第2の旋回運動(15)を実施し、前記連結機構(5,6,7,8,9,10)は、旋回レバー(9)と、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記両旋回運動(14,15)を、前記旋回レバー(9)の同じ方向で行われる旋回運動(16)に変換するための同方向機構(5,6,7,8)とを有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項9】
前記同方向機構(5,6,7,8)は、少なくとも1つの第1の制御カム(7)および少なくとも1つの第2の制御カム(8)と、少なくとも1つの第1の制御エレメント(5)および少なくとも1つの第2の制御エレメント(6)とを有しており、前記両制御エレメント(5,6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)と運動連結されており、前記第1の制御エレメント(5)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記第1の終端位置において、前記第1の制御カム(7)と係合しており、前記第2の制御エレメント(6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記第2の終端位置において、前記第2の制御カム(8)と係合しており、好ましくは、前記両制御カム(7,8)は、前記旋回レバー(9)に配置されている、かつ/または、前記両制御エレメント(5,6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な前記作動部分(11)に配置されている、請求項8記載の作動駆動装置(1)。
【請求項10】
前記両制御カム(7,8)は、ほぼ直線的に延びておりかつ/または互いにほぼ直角に方向付けられており、かつ/または、前記両制御エレメント(5,6)は、ピン形状に形成されている、請求項9記載の作動駆動装置(1)。
【請求項11】
前記旋回レバー(9)に前記アクチュエータ(10)が配置されている、かつ/または、前記旋回レバー(9)に、請求項3記載の前記力伝達エレメント(13)と接触するための接触手段(17)が配置されている、請求項8から10までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項12】
当該作動駆動装置(1)は、ハウジング(18)を有しており、前記緩衝器(4)および/または前記終端位置蓄力器(12)は、一方の端部(19,20)において直接または間接的に前記ハウジング(18)に支持、好ましくは固定されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項13】
前記緩衝器(4)は、リニア緩衝器として形成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項14】
前記リニア緩衝器(4)は、シリンダと、該シリンダに対して相対的に可動のピストンとを有しており、前記リニア緩衝器(4)に、前記アクチュエータ(10)によって、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、力を加えることができ、これにより、ほぼ前記ピストンだけが移動し、かつ前記シリンダが不動であるかまたはその逆であり、前記ピストンまたは前記シリンダが、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の両移動(14,15)時にそれぞれ同じ方向に移動するようになっている、請求項13記載の作動駆動装置(1)。
【請求項15】
前記リニア緩衝器(4)は、緩衝器ハウジング(21)と、該緩衝器ハウジング(21)に対して相対的に押込み可能なプランジャ(22)とを有しており、前記リニア緩衝器(4)に、前記アクチュエータ(10)によって、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、力を加えることができ、これにより、ほぼ前記プランジャ(22)だけが移動しかつ前記緩衝器ハウジング(21)が不動であるかまたはその逆であり、前記プランジャ(22)または前記緩衝器ハウジング(21)が、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の両移動(14,15)時にそれぞれ同じ方向に移動するようになっている、請求項13または14記載の作動駆動装置(1)。
【請求項16】
当該作動駆動装置(1)は、好ましくは変速機構(24,25,26,27,28,37)を介して、前記少なくとも1つの作動アーム(3)にまたは該作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な前記作動部分(11)に力を加えるための主駆動蓄力器(23)を有している、請求項1から15までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項17】
家具本体(30)と、好ましくは水平軸線を中心にして可動に支持された、好ましくはフラップとして形成された少なくとも1つの家具部分(2)と、請求項1から16までのいずれか1項記載の、前記家具本体(30)に配置された少なくとも1つの作動駆動装置(1)とを有しており、該作動駆動装置(1)の少なくとも1つの作動アーム(3)が、前記少なくとも1つの家具部分(2)に結合されている、家具(29)。
【請求項18】
前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、少なくとも1つのヒンジ(32)を介して前記家具本体(30)に結合されており、好ましくは前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、第1の部分フラップ(34)と第2の部分フラップ(35)とから成る折畳み式フラップの形態で形成されており、前記第1の部分フラップ(34)は、前記家具本体(30)に旋回可能に支持されており、前記第2の部分フラップ(35)は、中央ヒンジ(33)を介して前記第1の部分フラップ(34)に旋回可能に結合されており、前記作動駆動装置(1)の前記作動アーム(3)は、前記第2の部分フラップ(35)に結合されている、請求項17記載の家具(29)。
【請求項19】
前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、開放位置と閉鎖位置とを有しており、前記家具部分(2)の前記閉鎖位置は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の第1の終端位置に対応し、前記家具部分(2)の前記開放位置は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の第2の終端位置に対応しており、好ましくは、前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、当該家具(29)の使用位置において、前記閉鎖位置から前記開放位置への移動時に、上方に向かっての旋回運動(15)を実施する、請求項17または18記載の家具(29)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動に支持された家具部分を駆動するための作動駆動装置であって、家具部分に結合すべき少なくとも1つの作動アームであって、第1の終端位置と第2の終端位置との間で可動に形成されている少なくとも1つの作動アームと、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動と、第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動とを緩衝するための緩衝器であって、緩衝時に緩衝行程を実施する緩衝器と、少なくとも両終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時に、少なくとも1つの作動アームまたは作動アームに結合されたまたは結合可能な作動部分と緩衝器とを連結するための連結機構であって、緩衝器の緩衝行程を実施するためのアクチュエータを有している連結機構と、を備える、作動駆動装置に関する。本発明はさらに、家具本体と、好ましくは水平軸線を中心にして可動に支持された、好ましくはフラップとして形成された少なくとも1つの家具部分と、家具本体に配置された少なくとも1つの本発明に係る作動駆動装置とを有しており、作動駆動装置の少なくとも1つの作動アームが、少なくとも1つの家具部分に結合されている、家具
【背景技術】
【0002】
請求項1の上位概念部に記載された作動駆動装置が、国際公開第2005/075778号に基づいて公知である。この解決策では、緩衝器が設けられており、この緩衝器は、作動駆動装置のハウジングに浮動に支持されていて、緩衝器には、緩衝行程を実施するための高価なレバー機構によって力が加えられる。この大きな所要空間を必要とする。緩衝器に力を加えるためのレバー機構は、その複雑性に基づいて、さらに摩耗しやすくかつ高価である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の客観的な技術的な課題は、請求項1の上位概念部に記載された作動駆動装置を改良して、従来技術のした欠点を有することがなく、かつ特にコンパクトな構造形態によって優れている作動駆動装置を提供することである。本発明の別の課題は、このような作動駆動装置を備えた家具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの課題は、独立請求項である請求項1に記載の特徴を備えた作動駆動装置、または請求項17に記載の特徴を備えた家具によって解決される。
【0005】
すなわち、本発明に係る作動駆動装置では、アクチュエータは、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時および第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時に、緩衝行程を実施するために緩衝器に力を加えることが提案される。このように構成されていると、緩衝行程を実施するために緩衝器に力を加えることが、常に、つまり第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時にも第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時にも、同じアクチュエータによって行われることにより、空間を占有する力変速機構が省かれる。
【0006】
好ましくは、緩衝器による少なくとも1つの作動アームの移動の緩衝が、それぞれ、両終端位置の直ぐ前に位置している領域の内部で行われる。
【0007】
本発明の好適な実施形態によれば、作動駆動装置は、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時および第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時に、力を加えるための終端位置蓄力器を有している。緩衝器と終端位置蓄力器とを同時に設けることによって、両終端位置への少なくとも1つの作動アームの緩衝され駆動された運動を、少なくとも1つの作動アームに力を加えるための、または少なくとも1つの作動アームに結合された可動に支持された家具部分の重量補償のための、場合によっては設けられている追加的な主駆動蓄力器とは無関係に行うことができる。家具部分の閉鎖維持力は、この場合、このような主駆動蓄力器の設計、またはこのような主駆動蓄力器と少なくとも1つの作動アームとの間に配置された変速機構の設計とは、無関係である。
【0008】
した終端位置蓄力器との組合せにおいて、好ましくは、連結機構は、好ましくは旋回可能に支持された力伝達エレメントを有しており、終端位置蓄力器は、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時および第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動時に、力伝達エレメントに力を加えることが提案されてよい。
【0009】
このような力伝達エレメントはさらに、終端位置蓄力器が、チャージされた状態で、力伝達エレメントと力伝達エレメントに対して相対的に可動の旋回レバーとを介して、力結合式にかつ/または形状結合式に、力伝達エレメントに係合することができ、または逆に、解放可能にロック可能であるように使用することができる。解放可能にロックされかつチャージされた状態において、終端位置蓄力器は、終端位置蓄力器に蓄えられた力を、第1の終端位置または第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動のために放出するための待機位置にある。
【0010】
終端位置蓄力器のチャージは、好ましくは、第1の終端位置からの少なくとも1つの作動アームの移動時および第2の終端位置からの少なくとも1つの作動アームの移動時に行われる。
【0011】
作動駆動装置の特にコンパクトな構造形態は、緩衝器と終端位置蓄力器とが、互いにほぼ平行に配置されている場合に可能である。
【0012】
特に単純な形式では、少なくとも1つの作動アームまたは作動アームに結合されたまたは結合可能な作動部分と、緩衝器または終端位置蓄力器との連結は、少なくとも1つの作動アームが、第1の終端位置への移動時に、第1の旋回運動を実施し、かつ第2の終端位置への移動時に、第1の旋回運動とは逆向きの第2の旋回運動を実施する場合のために、連結機構が、旋回レバーと、少なくとも1つの作動アームの両旋回運動を、旋回レバーの同じ方向で行われる旋回運動に変換するための同方向機構と、を有していることによって、行うことができる。具体的には、この同方向機構は、例えば、同方向機構が、少なくとも1つの第1の制御カムおよび少なくとも1つの第2の制御カムと、少なくとも1つの第1の制御エレメントおよび少なくとも1つの第2の制御エレメントとを有しており、両制御エレメントが、少なくとも1つの作動アームと運動連結されており、第1の制御エレメントが、少なくとも1つの作動アームの第1の終端位置において、第1の制御カムと係合しており、かつ第2の制御エレメントが、少なくとも1つの作動アームの第2の終端位置において、第2の制御カムと係合しており、好ましくは、両制御カムが旋回レバーに配置されているか、かつ/または、両制御エレメントが、少なくとも1つの作動アームに結合されたまたは結合可能な作動部分に配置されていることによって、解決することができる。
【0013】
作動駆動装置の別の好適な従属請求項である請求項9〜15に定義されている。
【0014】
既に冒頭で述べたように、家具本体と、好ましくは水平軸線を中心にして可動に支持された、好ましくはフラップとして形成された少なくとも1つの家具部分と、家具本体に配置された少なくとも1つの本発明に係る作動駆動装置とを有しており、作動駆動装置の少なくとも1つの作動アームが、少なくとも1つの家具部分に結合されている家具のためにも、保護が求められる。
【0015】
この家具の好適な請求項17に定義されている。
【0016】
次に、本発明のさらなる詳細および利点について、図面を参照しながら、図面の説明によって詳説する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】フラップとして形成され可動に支持された家具部分と、好適な実施形態における作動駆動装置とを備えた家具を示す図である。
【図2a】部分的に開放されたハウジングと共に、かつ作動アームなしに、作動駆動装置を拡大して示す斜視図である。
【図2b】図2aに示した作動駆動装置の分解図である。
【図3】作動アームが両終端位置の間の中央位置にある場合の作動駆動装置の位置を示す図である。
【図4】中央位置から第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【図5】中央位置から第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【図6】中央位置から第1の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【図7】中央位置から第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【図8】中央位置から第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【図9】中央位置から第2の終端位置への少なくとも1つの作動アームの移動を略示するために、作動駆動装置の位置の経過を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1には、家具29が切断されて側面図で示されている。この家具29は、家具本体30と、フラップとして形成された、水平軸線を中心にして可動に支持された家具部分2、より正確に言うと、2つの部分フラップ34,35から成る折畳み式フラップとを備えている。家具部分2は、少なくとも1つのヒンジ32を介して家具本体30に結合されており、両部分フラップ34,35は、中央ヒンジ33を介して互いに旋回可能に結合されている。
【0019】
家具29はさらに、家具本体30の側壁31に配置された少なくとも1つの作動駆動装置1を有している。作動駆動装置1は、作動アーム3を有しており、連結部材36を介して家具部分2に、より正確に言うと、部分フラップ35に結合されている。好ましくは、家具29は、家具本体30の互いに向かい合って位置している側31に配置されており、かつそれぞれ作動アーム3を介して家具部分2に結合された、2つの作動駆動装置1を有している。
【0020】
可動の家具部分2は、図1に示す開放位置と、可動の家具部分2が家具29の内室を少なくとも部分的に外方に向かって覆っている閉鎖位置とを有している。可動の家具部分2がその開放位置にある場合には、作動駆動装置1の作動アーム3は、以下で第2の終端位置と呼ぶ1つの終端位置にある。可動の家具部分2がその閉鎖位置にある場合には、作動アーム3は、以下で第1の終端位置と呼ぶ別の終端位置にある。
【0021】
図1と関連してさらに付言すると、この図面に示した可動の家具部分2は、家具29の使用位置において、閉鎖位置から開放位置への移動時に、上方に向かっての旋回運動15(図7〜図9の経過参照)を実施する。
【0022】
図2a、図2bから分かるように、作動駆動装置は、好適な実施形態ではハウジング18を有しており、両図には、作動駆動装置の内部を見ることができるように、このハウジングの一方の半部のみが示されている。作動駆動装置は、第2のハウジング半部によって鏡面対称に覆われている。
【0023】
ハウジング18には、取付け部分40が不動に結合されており、この取付け部分40には、リニア緩衝器4と終端位置蓄力器12とが支持されている。さらに取付け部分40は、作動部分11のための支持箇所47を形成しており、作動部分11は、取付け部分40またはハウジング18に対して旋回可能に支持されている。ハウジング18または取付け部分40には、さらに2つの歯環39が配置されており、この歯環39には、作動部分11に配置されている歯車41が係合している。ハウジング18に対する作動部分11の早すぎる移動時には、歯車41に結合された制動エレメントが、ハウジング18に対する作動部分11の移動、または作動部分11に結合された作動アーム3の移動を制動するので、作動アーム3の早すぎる移動によって使用者が怪我をすることが回避される。作動アーム3は、アダプタ部材38を介して作動部分11に結合可能である。
【0024】
作動駆動装置1はさらに、両終端部分への少なくとも1つの作動アーム3の移動時に、少なくとも1つの作動アーム3または作動アーム3に結合された作動部分11を、リニア緩衝器4に連結するための連結機構5,6,9,10を有している。連結機構は、リニア緩衝器4の緩衝行程を実施するためのアクチュエータ10を有している。アクチュエータ10は、図示の実施形態では旋回レバー9に配置されている。旋回レバー9は、旋回軸45を中心にして作動駆動装置1のハウジング18に対して旋回可能である。連結機構はさらに、ピン形状に形成された2つの制御エレメント5,6を有しており、両制御エレメント5,6の作用形式については、さらに以下で後続の図面を参照しながら詳説する。さらに連結機構は、旋回軸46(図3参照)を中心にしてハウジング18に対して旋回可能な力伝達エレメント13を有しており、力伝達エレメント13には、一方では終端位置蓄力器12によって力が加えられる。他方では、力伝達エレメント13は、旋回レバー9に配置された接触手段17を介して、旋回レバー9に接触している。
【0025】
リニア緩衝器4は、緩衝器ハウジング21と、緩衝器ハウジング21に対して押込み可能なプランジャ22とを有している。プランジャ22は、後続の図面から明らかなように、アクチュエータ10によって、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アーム3の移動にも、第2の終端位置への少なくとも1つの作動アーム3の移動時にも、緩衝器ハウジング21に対して押込み可能である。
【0026】
最後に、図示の実施形態では、作動駆動装置1はさらに、作動アーム3または作動アーム3に結合可能な作動部分11に変速機構24,25,26,27,28,37を介して力を加える主駆動蓄力器23を有している。変速機構は、旋回軸42を中心にしてハウジング18に対して旋回可能な第1の中間レバー24を有しており、この第1の中間レバー24は、主駆動蓄力器23に枢着結合され、制御輪郭37を有している。この制御輪郭37に沿って、旋回軸43を中心にしてハウジング18に関して旋回可能に形成されている第2の中間レバー25の第1の転動体26が転動する。第2の中間レバー25は、さらに第2の転動体27を有しており、この第2の転動体27は、作動部分11に形成された制御輪郭28に沿って転動する。
【0027】
終端位置蓄力器12または主駆動蓄力器23についてさらに述べると、この終端位置蓄力器12または主駆動蓄力器23は、好ましくは少なくとも1つのばねエレメント、特に好ましくは圧縮ばねとして形成されたばねエレメントを有している。
【0028】
図3には、ほぼ50°の開放角に相当する中央位置における作動駆動装置1が示されている。後続の図面に示すように、この図面においても、作動駆動装置1のそれぞれ1つの重要な部分が拡大されて示されている。そこから作動アームが一方では第1の終端位置への移動14(図4〜図6の経過参照)を、他方では第2の終端位置への移動15(図7〜図9の経過参照)を実施することができる、図3に示した中央位置では、終端位置蓄力器12はほぼ完全にチャージされており、この状態で、力伝達エレメント13と、この力伝達エレメント13に力結合式に係合する旋回レバー9とを介して、解放可能にロックされている。力結合部を形成するために、旋回レバー9には、突出部として形成された接触手段17が配置されており、この接触手段17は、力伝達エレメント13に配置されている対応する係止凹部44内に係合する。
【0029】
終端位置蓄力器12はスリーブ48を有しており、このスリーブ48は、一方ではスリーブ48内に係合し他方では取付けエレメント40またはハウジング18に支持されている圧縮ばね49によって、押圧される。これによって、終端位置蓄力器12は、一方の端部19においてハウジング18に直接支持されている。反対側に位置している自由端部50は、力伝達エレメント13に接触している。
【0030】
終端位置蓄力器12に対してほぼ平行に配置されているリニア緩衝器4もまた同様に、一方の端部20において、取付けエレメント40を介してハウジング18に直接支持されている。リニア緩衝器4は、既に述べたように緩衝器ハウジング21と、この緩衝器ハウジング21に対して相対的に押込み可能なプランジャ22とを有している。リニア緩衝器4は、さらに戻しばね51を有しており、この戻しばね51は、リニア緩衝器4を、緩衝行程が行われた後で図3に示した位置に戻す。リニア緩衝器4は、プランジャ22を介して、旋回レバー9に配置されているアクチュエータ10に接触している。
【0031】
まとめると、終端位置蓄力器12は、図3に示した待機位置(Lauerstellung)においてほぼ完全にチャージされており、かつ解放可能にロックされている。リニア緩衝器4は、ほぼ完全に進出したプランジャ22を備えた位置にあり、かつ緩衝行程のための準備状態にある。リニア緩衝器4と、作動アーム3または作動アーム3に結合可能な作動部分11との間の連結は、この待機位置では与えられていない。
【0032】
作動アーム3が、可動に支持された家具部分2の閉鎖位置に相当する第1の終端位置への移動14を実行すると、作動駆動装置1において以下のプロセスが実施される(図4〜図7参照)。
【0033】
作動アーム3に結合可能な作動部分11は、作動部分11に配置されておりかつ少なくとも1つの作動アーム3に運動連結された制御エレメント5が、一度、旋回レバー9に配置された第1の制御カム7に接触するように、旋回される。作動部分11の旋回軸47と旋回レバー9の旋回軸45との相対的な配置形態と、制御エレメント5と制御カム7との相対的な配置形態とによって、旋回レバー9は、作動アーム3のこれに続くさらなる旋回運動14時に、作動アームの第1の終端位置に向かって、旋回運動14とは逆向きの旋回運動16に変更される。具体的に言えば、作動部分11は時計回り方向に回転し、旋回レバー9は反時計回り方向に回転する。
【0034】
制御カム7への制御エレメント5の係合によって強制されるこの回転運動によって、接触手段17は、力伝達エレメント13の係止凹部44から外に移動する。これによって、さらなる経過において、終端位置蓄力器12の圧縮ばね49は弛緩することができる。このとき自由になる力は、力伝達エレメント13を介して旋回レバー9に伝達され、この旋回レバー9は、さらなる経過において作動アーム3をアクティブに−再び制御カム7への制御エレメント5の係合によって−駆動する。
【0035】
同時に、旋回レバー9と一緒に、旋回レバー9に配置されたアクチュエータ10は、反時計回り方向に旋回し、これをもってリニア緩衝器4のプランジャ22を押圧する。これによって、プランジャ22は、緩衝器ハウジング21に対して相対的に押し込まれ、これによりリニア緩衝器4はその緩衝作用を展開する。言い換えれば、アクチュエータ10は、リニア緩衝器4の緩衝行程を実施する。
【0036】
まとめると、終端位置蓄力器12とリニア緩衝器4とから成る特殊な配置形態によって、作動部分11に結合可能な作動アーム3は、アクティブに緩衝されて、第1の終端位置に移動する。
【0037】
図7〜図9の経過には、図3に示した中央位置を起点として、可動の家具部分の開放位置に相当する第2の終端位置への作動アーム3の移動が示されている。反時計回り方向に行われるこの移動15時に、第2の制御エレメント6は、第2の制御カム8に接触し、これによって少なくとも1つの作動アーム3、または作動アーム3に結合可能な作動部分11の連結が行われる。第2の制御カム8へのピン形状の制御エレメント6のこの係合と、回転軸45,47の相対的な配置形態および第2の制御エレメント6に対する第2の制御カム8の相対的な配置形態とによって、旋回レバー9は、引き続き同様に、反時計回り方向の旋回運動16を実行する。終端位置蓄力器12およびリニア緩衝器4は、引き続き、第1の終端位置への少なくとも1つの作動アーム3の移動時における作用と同じ作用を展開する。
【0038】
作動駆動装置1において第1の終端位置への作動アーム3の移動時に実行されるプロセスと、第2の終端位置への少なくとも1つの作動アーム3の移動時に実行されるプロセスとを比較すると、2つの制御エレメント5,6と、該制御エレメント5,6と共働する2つの制御カム7,8とは、同方向機構(Gleichrichtungsmechanismus)として機能することが確認され、この同方向機構は、少なくとも1つの作動アーム3の両旋回運動14,15を、旋回レバー9の、それぞれ同じ方向に行われる旋回運動16に変換する。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【手続補正書】
【提出日】2018年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動に支持された家具部分(2)を駆動するための作動駆動装置(1)であって、
前記家具部分(2)に結合すべき少なくとも1つの作動アーム(3)であって、第1の終端位置と第2の終端位置との間で可動に形成されている少なくとも1つの作動アーム(3)と、
前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)と、前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)とを緩衝するための緩衝器(4)であって、緩衝時に緩衝行程を実施する緩衝器(4)と、
少なくとも前記両終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14,15)時に、前記少なくとも1つの作動アーム(3)または該作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な作動部分(11)と前記緩衝器(4)とを連結するための連結機構(5,6,7,8,9,10)であって、前記緩衝器(4)の前記緩衝行程を実施するためのアクチュエータ(10)を有している連結機構(5,6,7,8,9,10)と、
を備える作動駆動装置(1)において、
前記アクチュエータ(10)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記緩衝行程を実施するために前記緩衝器(4)に力を加え、
前記少なくとも1つの作動アーム(3)は、前記第1の終端位置への移動時に、第1の旋回運動(14)を実施し、前記第2の終端位置への移動時に、前記第1の旋回運動(14)とは逆向きの第2の旋回運動(15)を実施し、前記連結機構(5,6,7,8,9,10)は、旋回レバー(9)と、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記両旋回運動(14,15)を、前記旋回レバー(9)の同じ方向で行われる旋回運動(16)に変換するための同方向機構(5,6,7,8)とを有しており、
当該作動駆動装置(1)は、好ましくは変速機構(24,25,26,27,28,37)を介して、前記少なくとも1つの作動アーム(3)にまたは該作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な前記作動部分(11)に力を加えるための主駆動蓄力器(23)を有していることを特徴とする、作動駆動装置(1)。
【請求項2】
当該作動駆動装置(1)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記少なくとも1つの作動アーム(3)に力を加えるための終端位置蓄力器(12)を有している、請求項1記載の作動駆動装置(1)。
【請求項3】
前記連結機構(5,6,7,8,9,10)は、好ましくは旋回可能に支持された力伝達エレメント(13)を有しており、前記終端位置蓄力器(12)は、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、前記力伝達エレメント(13)に力を加える、請求項2記載の作動駆動装置(1)。
【請求項4】
前記終端位置蓄力器(12)は、チャージされた状態で、前記力伝達エレメント(13)と、該力伝達エレメント(13)に対して相対的に可動の旋回レバー(9)とを介して、力結合式にかつ/または形状結合式に前記力伝達エレメント(13)に係合することができ、または逆に、解放可能にロック可能である、請求項3記載の作動駆動装置(1)。
【請求項5】
前記終端位置蓄力器(12)は、前記第1の終端位置からの前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動時および前記第2の終端位置からの前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動時に、チャージ可能である、請求項2から4までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項6】
前記緩衝器(4)と前記終端位置蓄力器(12)とは、互いにほぼ平行に配置されている、請求項2から5までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項7】
前記アクチュエータ(10)は、旋回可能に形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項8】
前記同方向機構(5,6,7,8)は、少なくとも1つの第1の制御カム(7)および少なくとも1つの第2の制御カム(8)と、少なくとも1つの第1の制御エレメント(5)および少なくとも1つの第2の制御エレメント(6)とを有しており、前記両制御エレメント(5,6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)と運動連結されており、前記第1の制御エレメント(5)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記第1の終端位置において、前記第1の制御カム(7)と係合しており、前記第2の制御エレメント(6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の前記第2の終端位置において、前記第2の制御カム(8)と係合しており、好ましくは、前記両制御カム(7,8)は、前記旋回レバー(9)に配置されている、かつ/または、前記両制御エレメント(5,6)は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)に結合されたまたは結合可能な前記作動部分(11)に配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項9】
前記両制御カム(7,8)は、ほぼ直線的に延びておりかつ/または互いにほぼ直角に方向付けられており、かつ/または、前記両制御エレメント(5,6)は、ピン形状に形成されている、請求項8記載の作動駆動装置(1)。
【請求項10】
前記旋回レバー(9)に前記アクチュエータ(10)が配置されている、かつ/または、前記旋回レバー(9)に、請求項3記載の前記力伝達エレメント(13)と接触するための接触手段(17)が配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項11】
当該作動駆動装置(1)は、ハウジング(18)を有しており、前記緩衝器(4)および/または前記終端位置蓄力器(12)は、一方の端部(19,20)において直接または間接的に前記ハウジング(18)に支持、好ましくは固定されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項12】
前記緩衝器(4)は、リニア緩衝器として形成されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の作動駆動装置(1)。
【請求項13】
前記リニア緩衝器(4)は、シリンダと、該シリンダに対して相対的に可動のピストンとを有しており、前記リニア緩衝器(4)に、前記アクチュエータ(10)によって、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、力を加えることができ、これにより、ほぼ前記ピストンだけが移動し、かつ前記シリンダが不動であるかまたはその逆であり、前記ピストンまたは前記シリンダが、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の両移動(14,15)時にそれぞれ同じ方向に移動するようになっている、請求項12記載の作動駆動装置(1)。
【請求項14】
前記リニア緩衝器(4)は、緩衝器ハウジング(21)と、該緩衝器ハウジング(21)に対して相対的に押込み可能なプランジャ(22)とを有しており、前記リニア緩衝器(4)に、前記アクチュエータ(10)によって、前記第1の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(14)時および前記第2の終端位置への前記少なくとも1つの作動アーム(3)の移動(15)時に、力を加えることができ、これにより、ほぼ前記プランジャ(22)だけが移動しかつ前記緩衝器ハウジング(21)が不動であるかまたはその逆であり、前記プランジャ(22)または前記緩衝器ハウジング(21)が、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の両移動(14,15)時にそれぞれ同じ方向に移動するようになっている、請求項12または13記載の作動駆動装置(1)。
【請求項15】
家具本体(30)と、好ましくは水平軸線を中心にして可動に支持された、好ましくはフラップとして形成された少なくとも1つの家具部分(2)と、請求項1から14までのいずれか1項記載の、前記家具本体(30)に配置された少なくとも1つの作動駆動装置(1)とを有しており、該作動駆動装置(1)の少なくとも1つの作動アーム(3)が、前記少なくとも1つの家具部分(2)に結合されている、家具(29)。
【請求項16】
前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、少なくとも1つのヒンジ(32)を介して前記家具本体(30)に結合されており、好ましくは前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、第1の部分フラップ(34)と第2の部分フラップ(35)とから成る折畳み式フラップの形態で形成されており、前記第1の部分フラップ(34)は、前記家具本体(30)に旋回可能に支持されており、前記第2の部分フラップ(35)は、中央ヒンジ(33)を介して前記第1の部分フラップ(34)に旋回可能に結合されており、前記作動駆動装置(1)の前記作動アーム(3)は、前記第2の部分フラップ(35)に結合されている、請求項15記載の家具(29)。
【請求項17】
前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、開放位置と閉鎖位置とを有しており、前記家具部分(2)の前記閉鎖位置は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の第1の終端位置に対応し、前記家具部分(2)の前記開放位置は、前記少なくとも1つの作動アーム(3)の第2の終端位置に対応しており、好ましくは、前記少なくとも1つの可動の家具部分(2)は、当該家具(29)の使用位置において、前記閉鎖位置から前記開放位置への移動時に、上方に向かっての旋回運動(15)を実施する、請求項15または16記載の家具(29)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
これらの課題は、独立請求項である請求項1に記載の特徴を備えた作動駆動装置、または請求項15に記載の特徴を備えた家具によって解決される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
作動駆動装置の別の好適な従属請求項に定義されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
この家具の好適な請求項15に定義されている。
【国際調査報告】

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