特表2019-535342IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-535342(P2019-535342A)
(43)【公表日】2019年12月12日
(54)【発明の名称】電動シェーバー
(51)【国際特許分類】
   B26B 19/38 20060101AFI20191115BHJP
   B26B 19/48 20060101ALI20191115BHJP
【FI】
   B26B19/38 N
   B26B19/38 Z
   B26B19/48 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2019-514757(P2019-514757)
(86)(22)【出願日】2017年9月26日
(85)【翻訳文提出日】2019年3月15日
(86)【国際出願番号】IB2017055841
(87)【国際公開番号】WO2018060846
(87)【国際公開日】20180405
(31)【優先権主張番号】16191117.7
(32)【優先日】2016年9月28日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】17192805.4
(32)【優先日】2017年9月25日
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】508117514
【氏名又は名称】ブラウン ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シリロ ハビエル ペレス ロペス
(72)【発明者】
【氏名】アンドレアス エルント
(72)【発明者】
【氏名】ゲルド ラスチンスキー
(72)【発明者】
【氏名】ウォルフガング シュテーグマン
【テーマコード(参考)】
3C056
【Fターム(参考)】
3C056JC11
3C056JE01
(57)【要約】
本発明は、長毛用カッター、短毛用カッター、及びスキンケアユニットなどの異なる種類のツーリング要素が装着され得る、多目的パーソナルケア器具に関する。一態様によれば、パーソナルケア器具の駆動ユニットの動作パラメーターを変更するためのモードボタンが設けられ、当該少なくとも1つのモードボタンは、作動時に、パーソナルケア器具のディスプレイ装置に、器具のヘッドに装着され得る前述のツール要素のうちの少なくとも1つを示すように構成されている。更に尚、ユーザーは、表示されるように提供された複数の情報セットから関連情報を能動的に選択することができ、モード入力要素は、ディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えて、駆動ユニットが非作動状態にあるとき及び/又はパーソナルケア器具がスリープ状態であるときに異なる情報セットを表示するように、構成され得る。別の態様によれば、パーソナルケア器具は、ユーザーが当該情報に注意を傾けてその情報を把握する準備ができたら、異なる情報セットを都合のよい時点で自動的にユーザーに対して表示することができ、そのような表示モードの自動切替は、物体若しくは対象がスリープ状態のパーソナルケア器具に接触若しくは近接することを指示する信号に応答し、かつ/又はパーソナルケア器具をオフに切り替えることを指示するパラメーターに応答して、作動させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドル(2)とヘッド(3)とを備えるパーソナルケア器具であって、
前記ハンドル(2)は、オン/オフ電源ボタン(17)と、ディスプレイ装置(6)と、駆動トランスミッターを介して前記ヘッド(3)内の可動ツール要素を駆動するためのモーターを含む駆動ユニット(5)とを設けられ、前記ヘッド(3)は、異なる種類のツール要素を前記駆動トランスミッターと連結するための少なくとも1つの連結手段を設けられ、前記ツール要素は、スキンケアユニット、長毛切断ユニット、髭剃毛ユニット、ブラシ、及び短毛切断ユニットのうちの少なくとも2つのツール要素を備え、前記モーターの動作パラメーターを変更するために少なくとも1つのモードボタン(16)が設けられ、前記少なくとも1つのモードボタン(16)は、作動時に、前記ツール要素のうちの少なくとも1つを前記ディスプレイ装置(6)に示すように構成されている、パーソナルケア器具。
【請求項2】
前記駆動ユニット(5)が、作動状態のときに、2つ以上の動作モードで動作可能であり、モード入力要素(7)が、前記駆動ユニット(5)を異なる動作モードに切り替えるために設けられ、前記モード入力要素(7)は、前記ディスプレイ装置(6)を異なる表示モードに切り替えて、前記駆動ユニット(5)が作動状態のときに第1の情報セットを表示し、前記駆動ユニット(5)が非作動状態のときに第2の情報セットを表示するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のパーソナルケア器具。
【請求項3】
前記モード入力要素(7)が、以下:外部制御装置、スマートフォン、充電ステーション及び/又はクリーニングステーション、モード入力ボタン(16)、電源オン/オフボタン(17)、ハンドル(3)に装着された付属品の種類を検出するためのスキンケア構成検出ユニット、ウェイクアップ状況を検知するためのウェイクアップ検知ユニット、及びタイマーのうちの少なくとも1つから受信される信号に応答するように構成されている、請求項1又は2に記載のパーソナルケア器具。
【請求項4】
前記モード入力要素(7)が、前記駆動ユニット(5)のオン/オフステータスに応じて機能性を変更するように構成された少なくとも1つのプッシュボタン(17)を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項5】
前記駆動ユニット(5)の前記動作モードが、以下:
−前記ツール要素が低速で駆動される低速モード、
−前記ツール要素が高速で駆動される高速モード、
−長毛用カッター(8)が前記駆動ユニット(5)によって駆動される長毛切断モード、
−短毛切断ユニット(4)が前記駆動ユニット(5)によって駆動される短毛剃毛モード、
−スキントリートメントユニットが前記駆動ユニット(5)によって駆動されるブラシ装着モード、及び
−髭トリマーユニットが前記駆動ユニット(5)によって駆動される髭トリマー装着モード、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項6】
前記異なる表示モードが、以下:
−蓄電池の充電ステータスが表示される充電情報モード、
−前回のクリーニング実行以降に実施されたトリートメント時間及び/又はトリートメント実行回数が表示される、トリートメント時間及び/又はトリートメント実行情報モード
−前記パーソナルケア器具のクリーニングステータスが表示されるクリーニング情報モード
及び
−前記ツール要素の摩耗が表示される摩耗情報モード、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項7】
前記ディスプレイ装置(6)は、異なる情報セットがタイマー(9)の制御下で次々に表示される自動切替モードで動作可能なように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項8】
前記自動切替モードを作動させるための作動装置(10)が設けられ、
前記作動装置(10)は、前記駆動ユニットをオフに切り替えることを指示し、及び/若しくは前記駆動ユニット(5)が作動状態から非作動状態に遷移することを指示するスイッチオフ信号に応答し、かつ/又は、前記駆動ユニットをオンに切り替えることを指示し、及び/又は前記駆動ユニット(5)が非作動状態から作動状態に遷移することを指示するスイッチオン信号に応答する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項9】
前記パーソナルケア器具(1)に接触及び/又は接近する物体又は対象を検出するための検出器(19)が設けられ、前記自動切替モードを作動させるための前記作動装置(10)が設けられ、前記作動装置(10)は、前記パーソナルケア器具がスリープ状態のときに、前記検出器(19)の接触/接近信号に応答して、物体又は対象が前記パーソナルケア器具(1)に接触及び/又は接近するときに前記自動切替モードを作動させるように構成されている、請求項7又は8に記載のパーソナルケア器具。
【請求項10】
前記ディスプレイ装置(6)が、表示される情報を示す少なくとも1つの検出器信号を供給するための少なくとも1つの検出器(12、13、14、15)に接続された電子制御器(11)の制御下にあり、前記制御器(11)は、前記モード入力要素(7)が前記情報の表示を要求するために作動されたときに、前記モード入力要素(7)からの信号に応答して、前記情報を示す受信された前記検出器信号に基づいて前記情報を表示する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項11】
前記モード入力要素(7)が、
−前記駆動ユニット(5)をある動作モードから別の動作モードにトグルし、前記ディスプレイ装置(6)をある表示モードから別の表示モードにトグルするためのトグル切替ボタン(16)、及び/又は
−タッチスクリーン入力要素、及び/又は
−指のジェスチャーを検出するためのジェスチャー検出器を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項12】
前記ディスプレイ装置(6)が、情報の値及び/又は量を示す第1の表示フィールド(18a)と、情報の種類を示す第2の表示フィールド(18b)とを含み、前記ディスプレイ装置(6)が、前記第2の情報フィールドによって表示される、異なる種類の情報と組み合わせて、前記第1の表示フィールドを作動及び/又は動作させるように構成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【請求項13】
前記ディスプレイ装置(6)が、前記パーソナルケア器具のハンドル(2)に配置されたディスプレイ(18)を含み、かつ/又は、前記ハンドル(2)とは別の外部ディスプレイを制御し、前記外部ディスプレイと連通するように構成されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパーソナルケア器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長毛用カッター、短毛用カッター、及びスキンケアユニットなどの異なる種類のツーリング要素が装着され得る、多目的パーソナルケア器具
【背景技術】
【0002】
電動シェーバーは、通常、カッター要素がせん断ホイル下で往復運動する振動様式で、電動駆動ユニットによって駆動される1つ以上のカッター要素を有し、そのようなカッター要素又はアンダーカッターは、細長い形状を有し得、それらの長手軸に沿って往復運動し得る。他の型式の電動シェーバーでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転式カッター要素を用いている。当該電動駆動ユニットは、電動モーター又は電動式リニアモーターを含んでもよく、この駆動ユニットは、モーターの駆動モーションをカッター要素に伝達するための細長い駆動トランスミッターなどの要素を有する駆動トレインを含んでもよく、モーターは、シェーバーのハンドル部分内に又はその代わりにそのシェーバーヘッド内に受容されてもよい。
【0003】
そのような駆動ユニットは、時には異なる動作モードで動作可能であり、例えば、迅速モード又は高速モードでは、カッター速度又は振動周波数を変更して剃毛効率を向上できる一方、鈍速モード又は低速モードでは電力消費を節減できる。シェーバーのフィット性に応じて、他の動作モードを提供することができ、駆動ユニットが、少なくとも1つのカッターユニットを駆動することに加えて又はその代わりに、長毛用カッターを駆動し得る長毛切断モード、又は、スプレーノズルなどの潤滑アプリケータが作動され得る流体塗布モード、又は、気流を発生させ、冷却又はクリーニングを達成するために駆動ユニットによって換気装置が駆動され得る換気モードを含んでもよい。
【0004】
これらの異なる動作モード間で選択する選択肢をユーザーに与えるために、シェーバーは、タッチボタン、トグル切替又はジェスチャーセンサーなどのモード入力要素を設けられてもよく、このモード入力要素により、シェーバーの駆動ユニット及び/又は制御ユニットを所望の動作モードに切り替えるそれぞれのモードコマンドをユーザーが入力することが可能となる。例えば、文献、米国特許出願公開第2015/0246454号には、2つ以上の動作モードで動作可能な電動シェーバーが示されており、ここでは、駆動ユニットを異なる動作モードに切り替えるためのモード入力要素が設けられている。時には、異なる動作モード間での切替が自動的に行われてもよく、例えば、バッテリーの充電レベルが低下したときに、前述の低速モードが自動的に選択されてもよい。
【0005】
どの動作モードが選択されているかというユーザーフィードバックを与えるため、そのようなシェーバーは、そのような動作モードに関する情報を表示するためのディスプレイ装置を有してもよい。例えば、選択されたカッター速度が指示されてもよく、あるいは、前述の流体アプリケータ又は空気流発生器などの機能的付属品の作動が表示されてもよい。
【0006】
動作モードに関するそのような情報を表示することに加えて又はその代わりに、他の情報がそのようなディスプレイ装置によって表示されてもよい。例えば、シェーバーのバッテリー又は蓄電池の充電ステータスが指示されてもよく、あるいは剃毛時間が表示されてもよく、また、そのような付加的な情報が、シェーバー又はその駆動ユニットが非作動状態にあるときに表示されてもよい。例えば、シェーバーをオフに切り替えた後の数秒間、ディスプレイの活動状況を延長し、それによって、例えば、シェーバーをオフに切り替えた後も数秒間にわたってバッテリーの充電レベルが表示され、その後に、情報が全く表示されないアイドルモードにフェードアウトするようにすることが提案されてきた。文献、国際公開第98/25736号は、シェーバーの充電ステーション/クリーニングステーションにある特定のシェーバー情報を表示することが提案されており、この充電ステーション/クリーニングステーションは、そのようなデータを表示するためのディスプレイを設けられ、シェーバーからユーザーデータを受信するためにシェーバーと通信するものである。また、シェーバーの電源ボタンに軽く触れると、スリープ状態のディスプレイをウェイクアップできるようにすることも提案されてきた。
【0007】
時には、そのようなシェーバーは、スキントリートメントユニット又は長毛用カッターユニット又は髭トリマーなどの付加的なパーソナルケアツールを設けられる場合もある。そのようなスキントリートメントユニットは、例えば、ピーリングツール、マッサージブラシ、又は血液循環を増強させるための振動要素などのツール要素を備えてもよい。そのようなスキンケアツールは、装置のヘッド部分に固定的に又は取り外し可能に装着され得る。例えば、文献、国際公開第2009/027928(A)号には、振動式安全カミソリ、ヘアトリミング装置及び櫛アタッチメントなどのような異なる種類のツールを駆動トランスミッターに連結するための連結手段を備えたヘッドを有する、パーソナルケア器具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許出願公開第2015/0246454号
【特許文献2】国際公開第98/25736号
【特許文献3】国際公開第2009/027928(A)号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の基礎をなす目的は、従来技術の不利点の少なくとも1つを回避し、かつ/又は既存の解決策を更に発展させる、改良型の電動パーソナルケア器具を提供することである。本発明の基礎をなすより具体的な目的は、ユーザーに対する情報の表示を改善することである。
【0010】
本発明の基礎をなす更なる目的は、パーソナルケア器具の扱い易さを犠牲にすることなく、ユーザーに表示される情報の制御を改善することである。より具体的には、パーソナルケア器具の自己説明的で直感的な取り扱い及び情報機能の使用を達成する必要がある。
【0011】
本発明の基礎をなす尚更なる目的は、短毛用カッター、長毛用カッター又はスキントリートメントユニットなどの各種ツール要素の改善された操作を提供する、改善された多目的のパーソナルケア器具を提供することである。
【0012】
前述の目的の少なくとも1つを達成するため、本パーソナルケア器具は、本器具のヘッドに装着されるパーソナルケア器具を交換することを可能にしている。より詳細には、パーソナルケア器具のヘッドは少なくとも1つの連結手段を設けられ、異なる種類のツール要素を駆動トランスミッターと連結することを可能にしてもよく、そのような交換可能なツール要素としては、スキンケアユニット、長毛切断ユニット、髭トリミングユニット、ブラシ及び/又は短毛切断ユニットを挙げることができる。駆動ユニットの駆動パラメーターを、使用される個々のパーソナルケアツールに対応するように調整するため、パーソナルケア器具は、モーターの少なくとも1つの動作パラメーターを変更するための少なくとも1つのモードボタンを含んでもよい。関連情報をユーザーに提示し、非関連情報、すなわち未使用の交換ツールに関連する情報がユーザーに表示されないようにするため、当該少なくとも1つのモードボタンは、作動時に、前述のツール要素の少なくとも1つをディスプレイ装置に示すように構成されてもよい。ユーザーに表示される情報は、本器具のヘッドに装着されるツール要素に応じて調整されてもよい。
【0013】
更なる態様によれば、パーソナルケア器具の電源がオフに切り替えられかつ/又は、パーソナルケア器具の駆動ユニットが非作動状態にあるときでさえ、異なる情報セットを把握するための選択肢をユーザーに与えることが提案される。より詳細には、電動パーソナルケア器具は、ユーザーが複数の異なる情報セットのうちの特定の1つを選択することを可能にするように構成されている。第1の態様によれば、電動パーソナルケア器具がオンに切り替えられているか、又はオフに切り替えられているかに依存して、異なる機能が電動パーソナルケア器具のモード入力要素に割り当てられる。パーソナルケア器具がオンに切り替えられ、かつ/又はパーソナルケア器具の駆動ユニットが作動状態にあるとき、当該モード入力要素は、駆動ユニットを異なる動作モードに切り替えるように構成される一方、パーソナルケア器具がオフに切り替えられ、かつ/又はパーソナルケア器具の駆動ユニットが非作動状態にあるとき、当該モード入力要素は、異なる情報セットを表示するためにディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えるように構成されている。パーソナルケア器具がオンに切り替えられているときに入力要素が駆動ユニットの動作モードを変更するために使用され得ることを知るユーザーは当然、パーソナルケア器具がオンに切り替えられているとき、ディスプレイ装置の表示モードを変更するためにそのようなモード入力要素を使用することになるため、モード入力要素のそのような二重機能は、パーソナルケア器具の生来的かつ直観的な取り扱いを可能にする。加えて、モード入力要素のそのような二重機能により、表示モードを切り替えるための追加的なボタン又はキーは必要とされず、したがって省スペース化できると共に、パーソナルケア器具の入力要素の単純構造を維持することもできる。
【0014】
更なる態様によれば、パーソナルケア器具のディスプレイ装置は、異なる情報セットがタイマーの制御下で次々に自動的に表示される自動切替モードを設けられてもよい。そのような自動切替モードでは、ユーザーにあらゆる関連情報を提供し続けることになり、加えて、ユーザーは、パーソナルケア器具の異なる情報機能及び異なる情報セットを学習して知ることになる。
【0015】
そのようなディスプレイ装置の自動切替モードは、ユーザーが注意を傾けて理解できる状態にあることを示すパラメーターの存在に応答して、かつ/又はパーソナルケア器具の特定の動作フェーズ又はステータスを示すパラメーターに応答して作動されてもよい。特に、当該自動切替モードは、パーソナルケア器具がオフに切り替えられかつ/又は駆動ユニットが非作動状態になったときに作動状態にあってもよい。代わりに又は加えて、ディスプレイ装置の自動切替モードは、スリープ状態のパーソナルケア器具が接触されるか、又は指若しくは手などの物体がスリープ状態のパーソナルケア器具に接近しているときに作動されてもよい。
【0016】
これら及び他の利点は、図面及び可能な例に言及する以下の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ハンドルと、このハンドルに接続されたシェーバーヘッドと、を備える電動シェーバーの斜視図であり、このシェーバーのディスプレイ装置は、ハンドル上にディスプレイを含む。
【図2】シェーバーがオンに切替されたときのディスプレイの遷移を示す、異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図である。例証されている。
【図3】ディスプレイ装置の自動切替モードを更に示すための、更なる異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図であり、シェーバーの駆動ユニットがオフに切り替えられたときのディスプレイの遷移が示されている。
【図4】ディスプレイ装置の自動切替モードを更に示すための、尚更なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図であり、シェーバーの駆動ユニットがオフに切り替えられた後の2つの更なる表示モード間の遷移が示されている。
【図5】シェーバーのディスプレイ及びシェーバーのモード入力要素の概略図であり、シェーバーがオフに切り替えられるときのそのようなモード入力要素の使用法が示され、モード入力要素によって選択されたディスプレイの異なる表示モードが示されている。
【図6】シェーバー駆動ユニットが非作動状態にあるときに、モード入力要素によって選択された、更なる異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本電動シェーバーは、関連情報をユーザーに伝達する快適に方法を提供するものであり、一態様によれば、ユーザーは、表示されるべく提供された複数の情報セットから関連情報を能動的に選択することができる。別の態様によれば、パーソナルケア器具は、いったんユーザーがそのような情報に注意を傾けてその情報を把握する準備が整うと、都合の良い時点で、ユーザーに対し異なる情報セットを自動的に表示することができる。
【0019】
より詳細には、第1の態様によれば、作動状態にあるパーソナルケア器具を異なる動作モードに切り替えるように構成されたモード入力要素はまた、駆動ユニットが非作動状態にあるとき及び/又はシェーバーがスリープ状態のときに、ディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えて、異なる情報セットを表示するようにも構成されている。このようにして、モード入力要素は、作動状態にあるパーソナルケア器具の動作モードを制御するという、その本来の機能に加えて第2の機能を与えられている。
【0020】
パーソナルケア器具が作動状態にあり、かつ/又は駆動ユニットがオンに切り替えられたとき、モード入力要素は、ツールが低速及び/又は低振動周波数で駆動される低速モードか、あるいはツールが高速及び/又は高振動周波数で駆動される高速モードのいずれかで動作するように、駆動ユニットを制御してもよい。前述の高速と低速との間のツール速度及び/又はツール振動周波数をもたらす中間速度モードもまた提供され、モード入力要素によってオンに切り替えられてもよい。
【0021】
そのような速度制御機能に加えて、入力モード要素はまた、パーソナルケア器具の他のグルーミング機能を制御するように構成されてもよい。例えば、モード入力要素は、駆動ユニットによって駆動される長毛用カッターを作動させることができる。そのような長毛切断モードに加えて又はその代わりに、モード入力要素はまた、前述の少なくとも1つの切断ユニットのみが動作される短毛剃毛モードで動作するようにパーソナルケア器具を切り替えてもよく、ここで長毛用カッターが非作動状態に切り替えられる。他のグルーミング機能、例えば、潤滑流体及び/又は冷却流体を皮膚の上に塗布すること、あるいは冷却空気/洗浄空気を皮膚及び/又はパーソナルケア器具ヘッドの上に吹き付けることなどが利用可能な場合があり、モード入力要素は、そのような機能を提供するアプリケータ、例えば流体アプリケータ及び/又は気流発生器を作動させるように構成されてもよい。
【0022】
動作モードのそのような制御に加えて、モード入力要素は、パーソナルケア器具のディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えて、異なる情報セットを表示するように構成されてもよい。特に、異なる情報セットを提供することができるように、パーソナルケア器具は、それぞれの情報及び/又はそのような情報を示すパラメーターを検出するための複数の検出器を設けられてもよい。例えば、ディスプレイ装置は、蓄電池の充電レベル、又はパーソナルケア器具のバッテリーを検出するために充電レベル検出器に接続されてもよい。充電レベル検出器によって供給される対応する充電レベル信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有しかつ/又はオンラインでディスプレイ装置に提供され得るメモリー内に記憶されてもよい。モード入力要素を使用して充電レベル表示モードに切り替える場合、モード入力要素は、ディスプレイ装置、及び/又はそのディスプレイコントローラー、及び/又は当該メモリーと相互作用して、検出器の充電レベル信号に基づいてディスプレイ装置に充電レベルの情報を表示させることができる。
【0023】
加えて又は代わりに、最後のクリーニング実行以降に実施されたパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行回数を検出するためのパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行検出器が設けられてもよい。検出器によって供給されるパーソナルケア時間信号及び/又はパーソナルケア実行信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有するメモリーに記憶されてもよく、かつ/又はディスプレイ装置に直接的に供給されてもよく、ここで、モード入力要素は、ディスプレイ装置及び/又はそのディスプレイコントローラーがパーソナルケア時間情報及び/又はパーソナルケア実行情報のディスプレイ上への表示を実現するパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行表示モードにディスプレイ装置を切り替えるように構成されてもよい。
【0024】
加えて又は代わりに、クリーニングステータス検出器はパーソナルケア器具のクリーニングステータスを検出することができ、ここでそのような検出器は、例えば、最後のクリーニングサイクル以後の経過時間及び/又はヘッド内に残留しているヘアダストの量及び/又はクリーニングステータスを示す他の任意のパラメーターを検出することができる。ここでも、クリーニング検出器によって供給されたそのようなクリーニング信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有するメモリーに記憶されてもよく、かつ/又は、対応するクリーニング情報が表示されるようにモード入力要素がディスプレイ装置をクリーニングステータス表示モードに切り替えたとき、ディスプレイ装置及び/若しくはそのディスプレイ制御器に直接的に供給されてもよい。
【0025】
加えて又は代わりに、ツールユニットの摩耗及び引裂を検出するための摩耗検出器がまた存在してもよく、そのような摩耗検出器は、前回ツールユニットを交換して以降のパーソナルケア実行回数、並びに/又は振動時のツールユニットの摩擦抵抗(すなわち振動耐性)、並びに/又はツールユニットを駆動するのに必要な駆動力、並びに/又はツールユニットの摩耗及び引裂を示す他の任意のパラメーターを検出してもよい。そのような摩耗検出器の摩耗信号は、ディスプレイ装置及び/又はそのディスプレイ制御器が、そのような摩耗信号に基づいた摩耗情報を表示するようにされる場合、ディスプレイ装置に設けられたメモリーに直接的に記憶されてもよく、かつ/又はディスプレイ装置に直接的に供給されてもよい。
【0026】
当該モード入力要素は、メカニカルボタンとして又は、例えばタッチスクリーンボタンに関してはソフトキーとして実現可能なタッチキー又はタッチボタンを含んでもよく、そのため、モード入力要素はタッチキーを押下するか又はそれに触れることによって作動され得る。そのようなタッチキー又はタッチボタンは、第1のモードから第2のモードに、また第2のモードから第1のモードに切り替えることが可能となるように、前方切替機能及び後方切替機能を提供するように構成されてもよい。例えば、タッチキーは、コンピューターのマウスからも知られているように、1クリックと2クリックを区別するように構成されてもよい。キーに1度だけ触れると、例えば、前述の前方切替を行うことができる一方、所定の時間内にキーに2度触れると、後方切替を行うことができる。
【0027】
そのようなタッチキーに加えて又はその代わりに、モード入力要素は、指のジェスチャーによって各種の表示モードを閲覧することが可能になるように、指での拭き取りなどの指のジェスチャーを検出するためのジェスチャー検出器を含み得る。また、そのようなジェスチャー検出器は、前方切替及び後方切替をもたらすように構成されてもよく、例えば、指での拭き取りの方向は、後方切替と前方切替とを区別するために用いられてもよく、例えば、左から右への指の動きは前方切替と関連付けることができる一方、右から左への動きは後方切替をもたらすことができる。
【0028】
更なる態様によれば、モード入力要素は、駆動ユニットのある動作モードから別の動作モードにトグルし、ディスプレイ装置のある表示モードから別の表示モードにトグルするためのトグル切替ボタンを含むことができる。3つ以上の動作モード又は3つ以上の表示モードが存在する場合、トグルは、一種の循環方式で実現され得るが、そのため、トグル切替ボタンを複数回作動させることで、モード1からモード2、モード3、モードnへのトグルが実現され、最後のモードnに到達したときに、トグル切替ボタンを更に作動させることで、モードnからモード1への再切替が引き起され得る。加えて又は代わりに、そのようなトグル切替ボタンは、先に述べたように、前方切替及び後方切替をもたらすように構成されてもよい。
【0029】
尚更なる態様によれば、モード入力要素は信号レシーバーを含んでもよく、かつ/又は、表示モード及び/又はモーター動作モード及び/又は他の機能動作モードを切り替えるために、受信された信号に応答するように構成されてもよい。そのようなモード切替信号は、様々な電子回路及び/又は装置に由来し得る。具体的には、モード切替要素は、充電ステーション及び/又はクリーニングステーションのような外部装置、又はスマートフォン、タブレット若しくはラップトップなどの電子通信装置に由来する信号に応答してもよく、したがって、外部装置による表示モード及び/又はモーター動作モード及び/又は他の機能動作モードの制御が可能となる。
【0030】
モード切替要素はまた、シェーバー及び/又はスキンケア装置の構成を検出する構成検出器から信号を受信してもよく、そのような構成検出器は、例えば、長毛用カッター、髭トリマー、及び/又は、ブラシ若しくはピーリング装置のようなスキントリートメントユニットの、位置及び/又は接続を検出してもよい。例えば、ピーリング装置がパーソナルケア器具のヘッドに装着され、かつ/又は作動位置へと移動される場合、モード切替要素は、そのようなスキントリートメントユニットを適切に駆動するために、対応するスキントリートメントモードへとモーターを切り替えてもよく、かつ/又は、スキントリートメントに関する関連情報を示すスキントリートメント表示モードへとディスプレイを切り替えてもよい。
【0031】
前述のモード入力要素は、そのようなモード入力信号及び/又はモード切替信号に応答し、かつ/又はそれらの信号を処理するソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュールを含んでもよい。より具体的には、前述の信号を受信し、受信された信号に応答してそのような異なるモードにある駆動ユニットのモーター及び/又はディスプレイ装置を制御するためのマイクロコントローラーが設けられてもよく、そのようなマイクロコントローラーは、前述のソフトウェア要素及び/又はハードウェア要素を含んでもよい。
【0032】
モード入力要素に関連する機能は、異なる様式で、又は異なるパラメーターに基づいて決定されてもよい。例えば、駆動ユニットの作動ステータス、例えば、駆動ユニットのモーターの電力消費は、モード入力要素の機能がそれに基づいて決定され得るパラメーターとして用いられてもよい。例えば、駆動ユニットが作動状態にありかつ動作中であることを検出器が検出してもよく、そのような検出器からの対応する信号に基づいて、モード入力要素は、パーソナルケア器具の前述の動作モードを切り替えるように構成されてもよい。他方で、検出器がそのような信号を供給しないか、あるいは、駆動ユニットが動作していないこと及び/又はパーソナルケア器具がオフに切り替えられていることを示す非作動信号を供給する場合、モードボタンは、表示モードを切り替えるように構成されてもよい。したがって、モード入力要素は、パーソナルケア器具が作動状態にあるか若しくはスリープ状態であることを示す信号、及び/又は駆動ユニットがオン若しくはオフに切り替えられていることを示す検出器信号に応答することができる。
【0033】
モード入力要素が駆動ユニット又はパーソナルケア器具の動作/スリープステータスに応答することに加えて又はその代わりに、動作モードを切り替えるように構成されているモード入力要素の機能から、表示モードを切り替えるように構成されている機能へとシフトさせるためのシフト要素が設けられ得る。そのようなシフト要素は、パーソナルケア器具の動作/スリープステータスにかかわらず、モード入力要素の機能を能動的に変更するための選択肢をユーザーに与えるものであり、また、例えば、タッチキー又はタッチボタンを含むことができる。また、例えば、モード入力要素の作動時間を検出するための検出器に関して、シフト要素及び/又はシフト機能がモード入力要素に組み込まれることも可能であろう。例えば、モード入力要素を軽く通常どおりタッチ又はクリックすることは、パーソナルケア器具の動作/スリープステータスに応じて動作モード又は表示モードを切り替えるためのコマンドとして解釈できるが、他方で、所定の時間を超えて、例えば3秒を超えてモード入力要素をより長くタッチすることは、モード入力要素の機能をシフトさせるためのコマンドとして解釈できる。例えば、パーソナルケア器具が作動状態にあり、駆動ユニットが動作しているとき、モード入力要素を3秒を超えて押下することは、ディスプレイ装置の表示モードをシフトさせる表示モード機能へとシフトさせるコマンドとして解釈できる。
【0034】
本発明の更なる態様によれば、ディスプレイ装置は、自動切替モードで動作するように構成され、この自動切替モードでは、タイマーの制御下で異なる情報セットが次々に表示され、それにより、利用可能な情報セットの各々、又は所定のサブグループの利用可能な情報セットの各々が、ディスプレイ上に次々と所定の時間にわたって表示される。
【0035】
ディスプレイ装置のそのような自動切替モードは、異なる様式で作動され得るものであり、また、前述のモード入力要素を有さず、必要とすることもないパーソナルケア器具の一態様を形成し得るが、それでも尚、そのようなモード入力要素を有してもよい。更なる態様によれば、作動は、ユーザーが注意を傾け、通常の状況下にあり、また自動的に表示される情報を把握できる時点で実現される。例えば、作動装置は、駆動ユニットをオフに切り替えることを指示し、及び/若しくは駆動ユニットが作動状態から非作動状態に遷移することを指示するスイッチオフ信号に応答し、かつ/又は、駆動ユニットをオンに切替することを指示し、及び/又は駆動ユニットが非作動状態から作動状態に遷移することを指示するスイッチオン信号に応答して、自動切替モードを作動させることができる。
【0036】
代わりに又は加えて、当該自動切替モードは、指若しくは手のような物体がスリープ状態のパーソナルケア器具に触れ、かつ/又はスリープ状態のパーソナルケア器具に接近すると、作動されてもよい。そのような接近を検出するために、パーソナルケア器具、特にパーソナルケア器具のハンドルは、パーソナルケア器具に接近している指若しくは手のような物体の検出を可能にする検出器又はセンサー装置を設けられてもよい。そのような検出器としては、タッチセンサー及び/若しくは光学(opticle)センサー、又はその近傍の指を検出することが可能な任意の他のセンサーを挙げることができる。
【0037】
ディスプレイ装置は、ハンドル上に、ディスプレイを含んでもよく、そのようなディスプレイとしては、例えば、LEDディスプレイ装置又は他の好適なディスプレイタイプを挙げることができる。
【0038】
省スペースのディスプレイ配置を達成するため、ディスプレイ装置は、少なくとも1つの表示フィールドを含んでもよく、その表示フィールドは、動作モードに関する情報、並びに、シェーバーの他の態様に関する情報(前述の充電レベル、剃毛時間、クリーニングステータス、又は摩耗及び引裂ステータスなど)を表示するために用いられるものである。例えば、そのような表示フィールドは、カスケード状又は列状のディスプレイポイント又はLEDなどのピクトグラムを表示するように構成されてもよい。
【0039】
パーソナルケア器具自体に設けられたディスプレイに加えて又はその代わりに、パーソナルケア器具のバッテリーを充電しかつ/又はパーソナルケア器具をクリーニングするために、パーソナルケア器具を受容しかつ/又はそのパーソナルケア器具に接続されるように構成されたクリーニングステーション及び/又はローディングステーションにディスプレイが設けられてもよく、ここで、パーソナルケア器具をクリーニングする流体がヘッドに加えられてもよい。そのようなクリーニングステーション及び/又は充電ステーションは、前述の情報を表示するように、少なくとも、パーソナルケア器具がステーションにドッキングされたときに、パーソナルケア器具と通信するように構成されたディスプレイ装置を含んでもよい。クリーニングステーション及び/又は充電ステーションにあるディスプレイは、パーソナルケア器具のモード入力要素によって制御され、かつ/又は、前述の自動切替モードにおいて、ある表示モードから別の表示モードに自動的に切り替わり得る。
【0040】
クリーニングステーション及び/又は充電ステーションのディスプレイ装置は、パーソナルケア器具から、及び/又はステーション自体の入力要素によって制御されてもよい。パーソナルケア器具からステーションのディスプレイの制御を可能にするために、パーソナルケア器具及びステーションは、データ通信インターフェースを設けられてもよく、このデータ通信インターフェースは、パーソナルケア器具がドッキングされているときに互いに接触され得る物理的接続要素、及び/又はブルートゥース若しくは他の近距離無線通信インターフェースを含んでもよい。
【0041】
更なる態様によれば、電動パーソナルケア器具は、パーソナルケア器具のヘッドの汚れステータスを自動的に示すために提供され得る。切断された毛髪又はその他のデブリ、例えば、塵埃若しくは汚れは通常、パーソナルケア器具のヘッドのカッターユニット下部のパーソナルケア器具のヘッドの内部空間内に集積される。パーソナルケア器具のヘッドのそのような内部空間は、時折クリーニングする必要がある。必要となったときにユーザーにクリーニングを想起させるために、あるいはそのようなクリーニングを自動的に制御及び/又は開始するために、パーソナルケア器具は、汚れステータス及び/又はパーソナルケア器具のヘッド内に集積した汚れの量に関連する少なくとも1つのパラメーターが測定する汚れ測定ユニットを設けられてもよい。
【0042】
例えば、当該測定ユニットは、剃毛時間及び/又はカッター要素の剃毛抵抗及び/又は摩擦抵抗、並びに/又は剃毛中の駆動ユニットの電力消費、並びに/又は接触圧力(剃毛性能が低下した場合にユーザーは接触圧を上げる傾向があるので)、並びに/又は毛髪/塵埃コーティングに反応する電気抵抗センサー若しくは光学センサーなどのセンサー素子の電気信号などの関連するパラメーター、あるいはパーソナルケア器具のヘッド内のデブリを示す他のパラメーターなどの関連パラメーターを測定してもよい。
【0043】
マイクロコントローラーがそのような測定パラメーターを分析して、パーソナルケア器具のヘッド内の汚れステータスを決定してもよく、また、指示手段が汚れステータスに関する指示信号又は情報をユーザーに与えるようにしてもよく、その指示信号又は情報は、例えば、前述のディスプレイ装置上に表示されてもよい。加えて又は代わりに、マイクロコントローラーは、決定された汚れステータスに応答してクリーニングサイクルを自動的に開始するための信号をクリーニングステーションに供給してもよく、かつ/又は、汚れステータスをスマートフォンに表示するための信号をスマートフォンに供給してもよい。
【0044】
これら及び他の特徴は、図面に示す例から明らかになる。図1から分かるように、シェーバー1は、シェーバーを保持するためのハンドル2を形成するシェーバーハウジングを有し得、そのハンドルは、大まかに言えば、シェーバーを人間工学的に(economically)把持することを可能にする実質的に円筒状の形状又は箱形状又は骨形状などの種々の形状を有し得る。
【0045】
シェーバー2の一端にてシェーバーヘッド3がハンドルに装着され、ここでシェーバーヘッド3は、1つ以上の旋回軸を中心として旋回可能に支持され得る。
【0046】
シェーバーヘッド3は、カッター要素又はアンダーカッター(せん断ホイルの下で往復運動する)を含み得る少なくとも1つのカッターユニット4を含む。シェーバーヘッド3はまた、図1に図示されているように、長毛用カッター8を含み得る。
【0047】
そのようなカッターユニット4及び長毛用カッター8を駆動するために、駆動ユニット5は、ハンドル2内に受容され得、またモーターからカッターユニットまで延在するトランスミッター又は駆動トレインによってカッターユニット4及び長毛用カッター8に接続できるモーターを含み得る。
【0048】
図1から分かるように、オン/オフスイッチ又は電源スイッチ17は、ハンドル2に、例えば当該ハンドル2の前面において、配置されてもよい。そのような電源スイッチ17を用いて、駆動ユニット5が起動され再びオフに切り替えられるようにすることができる。
【0049】
図2〜図6から分かるように、シェーバー1はディスプレイ18を更に含み、このディスプレイは、ハンドル2上に、例えば、ハンドル2の前面において設けられてもよい。そのようなディスプレイ18は、ディスプレイ装置6の一部である場合があり、このディスプレイ装置6は、付加的な電子部品又は他の要素、例えば、ディスプレイコントローラー11、メモリー、電源部品などを更に含む。
【0050】
ディスプレイ18は、LEDカスケードを含む第1の表示フィールド18aと、第2の又は更なる表示フィールド18bと、を含んでもよく、ここで、表示される情報の種類を示す記号及び/又はピクトグラムが図示及び表示され得る(図3及び図4を参照)。
【0051】
図5から分かるように、シェーバー1は、例えば、電源スイッチ17の近傍に配置され得るタッチボタン16として、モード入力要素7を更に含んでもよい。
【0052】
図によって示されているように、ディスプレイ装置6は、自動モードでも、加えて手動制御モードでも稼動し得る。例えば、電源スイッチ17に触れることによってシェーバー1を起動させると、ディスプレイ18は、シェーバーがウェイクアップ状態であることを示すように、カスケード状の光信号を示してもよい。例えば、1つの照明のみの点滅又は点灯によって起動した後、照明LEDの数は、カスケードの全てのLEDが点灯するまで、1つずつ増加されてもよい。
【0053】
そのような初期化手順の後、又はそれに代わって、ディスプレイ18はバッテリー残量を表示することができ、ここで点灯中のカスケードバーの数はバッテリー残量に対応し得る(図2を参照)。
【0054】
図3から分かるように、ディスプレイ18は、シェーバーがオフに切り替えられた後も所定の時間にわたって、バッテリー残量を引き続き表示することができる。例えば、バッテリーステータスは、3秒間にわたって自動的に示されてもよい(図3の右側を参照)。
【0055】
ある態様によれば、ディスプレイ18は、シェーバーをオフに切り替えた後、充電レベルを示すだけでなく、自動的に他の表示モードに切り替わって、他の情報セットを表示する。ディスプレイ装置6のそのような自動切替モードは、シェーバーをオフに切り替えることを指示するパラメーターに応答して、作動装置10によって作動されてもよい。そのような作動装置は、検出器信号、又はシェーバーをオフに切り替えることを指示するパラメーターに応答することができる。
【0056】
加えて又は代わりに、ディスプレイ装置6の自動切替モードはまた、物体若しくは対象がシェーバー1に接近していることを示すパラメーター、特に指若しくは手の部分がシェーバー1に接近又は接触していることに応答して、前記作動装置10によって作動されてもよい。ゆえに、作動装置10は、シェーバーがスリープ状態にあるとき、近接検出器又は接触センサー19の検出器信号に応答するように構成されてもよい。
【0057】
図4から分かるように、そのような自動切替モードにより、ディスプレイ18は、充電レベルが表示された後、クリーニングステータス(図4の左側を参照)、その後、カッターユニットのステータス(図4の右側を参照)を表示する場合がある。そのような表示モードの自動切替は、タイマー9の時間制御下で実現され得る。
【0058】
図3〜図4から分かるように、ディスプレイ18は、その第2の表示フィールド18bに、表示された情報の種類を示すことができ、ここで、各々の情報種類の記号、例えば、バッテリー、洗浄液滴若しくはホイルカセットの記号、又は他のピクトグラムを示すこともできる。
【0059】
図5及び図6から分かるように、ディスプレイ装置6の表示モードはまた、前述のモード入力要素7を使用することによって手動で切り替えられ得るが、このモード入力要素7は、本来の機能として、作動状態のシェーバーの動作モード(例えば、切削速度、振動周波数など)を切り替えるために使用され得るものである。シェーバーがスリープ状態にある場合、及び/又はオフに切り替えられている場合、ディスプレイがスリープモードに入る場合がある(図5の左側を参照)。モード入力要素7を作動させるか、又はそれに触れたときに、ディスプレイがウェイクアップし、最初にバッテリーの充電レベルを示してもよい(図5の右側を参照)。
【0060】
モード入力要素7にもう1回又は更に数回触れるか又はモード入力要素を作動させることにより、ディスプレイ装置6が他の表示モードに切り替えられて、他の情報セット、例えばクリーニングステータス(図6の左側を参照)及びカッターユニットステータス(図6の右側を参照)を表示することになる。
【0061】
図3から分かるように、シェーバー1は、汚れステータスに関連するパラメーターを測定するための汚れ測定ユニット20を更に設けられもよく、そのような測定ユニット20は、例えば、剃毛中の駆動ユニットの電力消費を検出するための電圧検出器及び/若しくは電流検出器、並びに/又は、剃毛時間を測定するための時間測定手段を含んでもよい。
【0062】
マイクロコントローラー21は、そのようなパラメーターを示す信号を受信してもよく、またそのような信号を分析して汚れステータスを決定してもよく、ここで、記載のディスプレイ装置6のような指示手段22は、ユーザーに汚れステータスを指示するためにマイクロコントローラー21によって制御され得る。加えて又は代わりに、そのような汚れステータス情報が充電ステーション及び/又はクリーニングステーションに伝達されて、その汚れステータスに応答してクリーニングサイクルを自動的に開始することができる。
【0063】
本明細書中に開示されている寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるものとして理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【手続補正書】
【提出日】2019年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長毛用カッター、短毛用カッター、及びスキンケアユニットなどの異なる種類のツーリング要素が装着され得る、多目的パーソナルケア器具
【背景技術】
【0002】
電動シェーバーは、通常、カッター要素がせん断ホイル下で往復運動する振動様式で、電動駆動ユニットによって駆動される1つ以上のカッター要素を有し、そのようなカッター要素又はアンダーカッターは、細長い形状を有し得、それらの長手軸に沿って往復運動し得る。他の型式の電動シェーバーでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転式カッター要素を用いている。当該電動駆動ユニットは、電動モーター又は電動式リニアモーターを含んでもよく、この駆動ユニットは、モーターの駆動モーションをカッター要素に伝達するための細長い駆動トランスミッターなどの要素を有する駆動トレインを含んでもよく、モーターは、シェーバーのハンドル部分内に又はその代わりにそのシェーバーヘッド内に受容されてもよい。
【0003】
そのような駆動ユニットは、時には異なる動作モードで動作可能であり、例えば、迅速モード又は高速モードでは、カッター速度又は振動周波数を変更して剃毛効率を向上できる一方、鈍速モード又は低速モードでは電力消費を節減できる。シェーバーのフィット性に応じて、他の動作モードを提供することができ、駆動ユニットが、少なくとも1つのカッターユニットを駆動することに加えて又はその代わりに、長毛用カッターを駆動し得る長毛切断モード、又は、スプレーノズルなどの潤滑アプリケータが作動され得る流体塗布モード、又は、気流を発生させ、冷却又はクリーニングを達成するために駆動ユニットによって換気装置が駆動され得る換気モードを含んでもよい。
【0004】
これらの異なる動作モード間で選択する選択肢をユーザーに与えるために、シェーバーは、タッチボタン、トグル切替又はジェスチャーセンサーなどのモード入力要素を設けられてもよく、このモード入力要素により、シェーバーの駆動ユニット及び/又は制御ユニットを所望の動作モードに切り替えるそれぞれのモードコマンドをユーザーが入力することが可能となる。例えば、文献、米国特許出願公開第2015/0246454号には、2つ以上の動作モードで動作可能な電動シェーバーが示されており、ここでは、駆動ユニットを異なる動作モードに切り替えるためのモード入力要素が設けられている。時には、異なる動作モード間での切替が自動的に行われてもよく、例えば、バッテリーの充電レベルが低下したときに、前述の低速モードが自動的に選択されてもよい。
【0005】
どの動作モードが選択されているかというユーザーフィードバックを与えるため、そのようなシェーバーは、そのような動作モードに関する情報を表示するためのディスプレイ装置を有してもよい。例えば、選択されたカッター速度が指示されてもよく、あるいは、前述の流体アプリケータ又は空気流発生器などの機能的付属品の作動が表示されてもよい。
【0006】
動作モードに関するそのような情報を表示することに加えて又はその代わりに、他の情報がそのようなディスプレイ装置によって表示されてもよい。例えば、シェーバーのバッテリー又は蓄電池の充電ステータスが指示されてもよく、あるいは剃毛時間が表示されてもよく、また、そのような付加的な情報が、シェーバー又はその駆動ユニットが非作動状態にあるときに表示されてもよい。例えば、シェーバーをオフに切り替えた後の数秒間、ディスプレイの活動状況を延長し、それによって、例えば、シェーバーをオフに切り替えた後も数秒間にわたってバッテリーの充電レベルが表示され、その後に、情報が全く表示されないアイドルモードにフェードアウトするようにすることが提案されてきた。文献、国際公開第98/25736号は、シェーバーの充電ステーション/クリーニングステーションにある特定のシェーバー情報を表示することが提案されており、この充電ステーション/クリーニングステーションは、そのようなデータを表示するためのディスプレイを設けられ、シェーバーからユーザーデータを受信するためにシェーバーと通信するものである。また、シェーバーの電源ボタンに軽く触れると、スリープ状態のディスプレイをウェイクアップできるようにすることも提案されてきた。
【0007】
時には、そのようなシェーバーは、スキントリートメントユニット又は長毛用カッターユニット又は髭トリマーなどの付加的なパーソナルケアツールを設けられる場合もある。そのようなスキントリートメントユニットは、例えば、ピーリングツール、マッサージブラシ、又は血液循環を増強させるための振動要素などのツール要素を備えてもよい。そのようなスキンケアツールは、装置のヘッド部分に固定的に又は取り外し可能に装着され得る。例えば、文献、国際公開第2009/027928(A)号には、振動式安全カミソリ、ヘアトリミング装置及び櫛アタッチメントなどのような異なる種類のツールを駆動トランスミッターに連結するための連結手段を備えたヘッドを有する、パーソナルケア器具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許出願公開第2015/0246454号
【特許文献2】国際公開第98/25736号
【特許文献3】国際公開第2009/027928(A)号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の基礎をなす目的は、従来技術の不利点の少なくとも1つを回避し、かつ/又は既存の解決策を更に発展させる、改良型の電動パーソナルケア器具を提供することである。本発明の基礎をなすより具体的な目的は、ユーザーに対する情報の表示を改善することである。
【0010】
本発明の基礎をなす更なる目的は、パーソナルケア器具の扱い易さを犠牲にすることなく、ユーザーに表示される情報の制御を改善することである。より具体的には、パーソナルケア器具の自己説明的で直感的な取り扱い及び情報機能の使用を達成する必要がある。
【0011】
本発明の基礎をなす尚更なる目的は、短毛用カッター、長毛用カッター又はスキントリートメントユニットなどの各種ツール要素の改善された操作を提供する、改善された多目的のパーソナルケア器具を提供することである。
【0012】
前述の目的の少なくとも1つを達成するため、本パーソナルケア器具は、本器具のヘッドに装着されるパーソナルケア器具を交換することを可能にしている。より詳細には、パーソナルケア器具のヘッドは少なくとも1つの連結手段を設けられ、異なる種類のツール要素を駆動トランスミッターと連結することを可能にしてもよく、そのような交換可能なツール要素としては、スキンケアユニット、長毛切断ユニット、髭トリミングユニット、ブラシ及び/又は短毛切断ユニットを挙げることができる。駆動ユニットの駆動パラメーターを、使用される個々のパーソナルケアツールに対応するように調整するため、パーソナルケア器具は、モーターの少なくとも1つの動作パラメーターを変更するための少なくとも1つのモードボタンを含んでもよい。関連情報をユーザーに提示し、非関連情報、すなわち未使用の交換ツールに関連する情報がユーザーに表示されないようにするため、当該少なくとも1つのモードボタンは、作動時に、前述のツール要素の少なくとも1つをディスプレイ装置に示すように構成されてもよい。ユーザーに表示される情報は、本器具のヘッドに装着されるツール要素に応じて調整されてもよい。
【0013】
更なる態様によれば、パーソナルケア器具の電源がオフに切り替えられかつ/又は、パーソナルケア器具の駆動ユニットが非作動状態にあるときでさえ、異なる情報セットを把握するための選択肢をユーザーに与えることが提案される。より詳細には、電動パーソナルケア器具は、ユーザーが複数の異なる情報セットのうちの特定の1つを選択することを可能にするように構成されている。第1の態様によれば、電動パーソナルケア器具がオンに切り替えられているか、又はオフに切り替えられているかに依存して、異なる機能が電動パーソナルケア器具のモード入力要素に割り当てられる。パーソナルケア器具がオンに切り替えられ、かつ/又はパーソナルケア器具の駆動ユニットが作動状態にあるとき、当該モード入力要素は、駆動ユニットを異なる動作モードに切り替えるように構成される一方、パーソナルケア器具がオフに切り替えられ、かつ/又はパーソナルケア器具の駆動ユニットが非作動状態にあるとき、当該モード入力要素は、異なる情報セットを表示するためにディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えるように構成されている。パーソナルケア器具がオンに切り替えられているときに入力要素が駆動ユニットの動作モードを変更するために使用され得ることを知るユーザーは当然、パーソナルケア器具がオンに切り替えられているとき、ディスプレイ装置の表示モードを変更するためにそのようなモード入力要素を使用することになるため、モード入力要素のそのような二重機能は、パーソナルケア器具の生来的かつ直観的な取り扱いを可能にする。加えて、モード入力要素のそのような二重機能により、表示モードを切り替えるための追加的なボタン又はキーは必要とされず、したがって省スペース化できると共に、パーソナルケア器具の入力要素の単純構造を維持することもできる。
【0014】
更なる態様によれば、パーソナルケア器具のディスプレイ装置は、異なる情報セットがタイマーの制御下で次々に自動的に表示される自動切替モードを設けられてもよい。そのような自動切替モードでは、ユーザーにあらゆる関連情報を提供し続けることになり、加えて、ユーザーは、パーソナルケア器具の異なる情報機能及び異なる情報セットを学習して知ることになる。
【0015】
そのようなディスプレイ装置の自動切替モードは、ユーザーが注意を傾けて理解できる状態にあることを示すパラメーターの存在に応答して、かつ/又はパーソナルケア器具の特定の動作フェーズ又はステータスを示すパラメーターに応答して作動されてもよい。特に、当該自動切替モードは、パーソナルケア器具がオフに切り替えられかつ/又は駆動ユニットが非作動状態になったときに作動状態にあってもよい。代わりに又は加えて、ディスプレイ装置の自動切替モードは、スリープ状態のパーソナルケア器具が接触されるか、又は指若しくは手などの物体がスリープ状態のパーソナルケア器具に接近しているときに作動されてもよい。
【0016】
これら及び他の利点は、図面及び可能な例に言及する以下の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ハンドルと、このハンドルに接続されたシェーバーヘッドと、を備える電動シェーバーの斜視図であり、このシェーバーのディスプレイ装置は、ハンドル上にディスプレイを含む。
【図2】シェーバーがオンに切替されたときのディスプレイの遷移を示す、異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図である。例証されている。
【図3】ディスプレイ装置の自動切替モードを更に示すための、更なる異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図であり、シェーバーの駆動ユニットがオフに切り替えられたときのディスプレイの遷移が示されている。
【図4】ディスプレイ装置の自動切替モードを更に示すための、尚更なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図であり、シェーバーの駆動ユニットがオフに切り替えられた後の2つの更なる表示モード間の遷移が示されている。
【図5】シェーバーのディスプレイ及びシェーバーのモード入力要素の概略図であり、シェーバーがオフに切り替えられるときのそのようなモード入力要素の使用法が示され、モード入力要素によって選択されたディスプレイの異なる表示モードが示されている。
【図6】シェーバー駆動ユニットが非作動状態にあるときに、モード入力要素によって選択された、更なる異なる表示モードにおけるシェーバーのディスプレイの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本電動シェーバーは、関連情報をユーザーに伝達する快適に方法を提供するものであり、一態様によれば、ユーザーは、表示されるべく提供された複数の情報セットから関連情報を能動的に選択することができる。別の態様によれば、パーソナルケア器具は、いったんユーザーがそのような情報に注意を傾けてその情報を把握する準備が整うと、都合の良い時点で、ユーザーに対し異なる情報セットを自動的に表示することができる。
【0019】
より詳細には、第1の態様によれば、作動状態にあるパーソナルケア器具を異なる動作モードに切り替えるように構成されたモード入力要素はまた、駆動ユニットが非作動状態にあるとき及び/又はシェーバーがスリープ状態のときに、ディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えて、異なる情報セットを表示するようにも構成されている。このようにして、モード入力要素は、作動状態にあるパーソナルケア器具の動作モードを制御するという、その本来の機能に加えて第2の機能を与えられている。
【0020】
パーソナルケア器具が作動状態にあり、かつ/又は駆動ユニットがオンに切り替えられたとき、モード入力要素は、ツールが低速及び/又は低振動周波数で駆動される低速モードか、あるいはツールが高速及び/又は高振動周波数で駆動される高速モードのいずれかで動作するように、駆動ユニットを制御してもよい。前述の高速と低速との間のツール速度及び/又はツール振動周波数をもたらす中間速度モードもまた提供され、モード入力要素によってオンに切り替えられてもよい。
【0021】
そのような速度制御機能に加えて、入力モード要素はまた、パーソナルケア器具の他のグルーミング機能を制御するように構成されてもよい。例えば、モード入力要素は、駆動ユニットによって駆動される長毛用カッターを作動させることができる。そのような長毛切断モードに加えて又はその代わりに、モード入力要素はまた、前述の少なくとも1つの切断ユニットのみが動作される短毛剃毛モードで動作するようにパーソナルケア器具を切り替えてもよく、ここで長毛用カッターが非作動状態に切り替えられる。他のグルーミング機能、例えば、潤滑流体及び/又は冷却流体を皮膚の上に塗布すること、あるいは冷却空気/洗浄空気を皮膚及び/又はパーソナルケア器具ヘッドの上に吹き付けることなどが利用可能な場合があり、モード入力要素は、そのような機能を提供するアプリケータ、例えば流体アプリケータ及び/又は気流発生器を作動させるように構成されてもよい。
【0022】
動作モードのそのような制御に加えて、モード入力要素は、パーソナルケア器具のディスプレイ装置を異なる表示モードに切り替えて、異なる情報セットを表示するように構成されてもよい。特に、異なる情報セットを提供することができるように、パーソナルケア器具は、それぞれの情報及び/又はそのような情報を示すパラメーターを検出するための複数の検出器を設けられてもよい。例えば、ディスプレイ装置は、蓄電池の充電レベル、又はパーソナルケア器具のバッテリーを検出するために充電レベル検出器に接続されてもよい。充電レベル検出器によって供給される対応する充電レベル信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有しかつ/又はオンラインでディスプレイ装置に提供され得るメモリー内に記憶されてもよい。モード入力要素を使用して充電レベル表示モードに切り替える場合、モード入力要素は、ディスプレイ装置、及び/又はそのディスプレイコントローラー、及び/又は当該メモリーと相互作用して、検出器の充電レベル信号に基づいてディスプレイ装置に充電レベルの情報を表示させることができる。
【0023】
加えて又は代わりに、最後のクリーニング実行以降に実施されたパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行回数を検出するためのパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行検出器が設けられてもよい。検出器によって供給されるパーソナルケア時間信号及び/又はパーソナルケア実行信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有するメモリーに記憶されてもよく、かつ/又はディスプレイ装置に直接的に供給されてもよく、ここで、モード入力要素は、ディスプレイ装置及び/又はそのディスプレイコントローラーがパーソナルケア時間情報及び/又はパーソナルケア実行情報のディスプレイ上への表示を実現するパーソナルケア時間及び/又はパーソナルケア実行表示モードにディスプレイ装置を切り替えるように構成されてもよい。
【0024】
加えて又は代わりに、クリーニングステータス検出器はパーソナルケア器具のクリーニングステータスを検出することができ、ここでそのような検出器は、例えば、最後のクリーニングサイクル以後の経過時間及び/又はヘッド内に残留しているヘアダストの量及び/又はクリーニングステータスを示す他の任意のパラメーターを検出することができる。ここでも、クリーニング検出器によって供給されたそのようなクリーニング信号は、ディスプレイ装置がアクセスを有するメモリーに記憶されてもよく、かつ/又は、対応するクリーニング情報が表示されるようにモード入力要素がディスプレイ装置をクリーニングステータス表示モードに切り替えたとき、ディスプレイ装置及び/若しくはそのディスプレイ制御器に直接的に供給されてもよい。
【0025】
加えて又は代わりに、ツールユニットの摩耗及び引裂を検出するための摩耗検出器がまた存在してもよく、そのような摩耗検出器は、前回ツールユニットを交換して以降のパーソナルケア実行回数、並びに/又は振動時のツールユニットの摩擦抵抗(すなわち振動耐性)、並びに/又はツールユニットを駆動するのに必要な駆動力、並びに/又はツールユニットの摩耗及び引裂を示す他の任意のパラメーターを検出してもよい。そのような摩耗検出器の摩耗信号は、ディスプレイ装置及び/又はそのディスプレイ制御器が入力モード要素によって、そのような摩耗信号に基づいた摩耗情報を表示するようにされる場合、ディスプレイ装置に設けられたメモリーに直接的に記憶されてもよく、かつ/又はディスプレイ装置に直接的に供給されてもよい。
【0026】
当該モード入力要素は、メカニカルボタンとして又は、例えばタッチスクリーンボタンに関してはソフトキーとして実現可能なタッチキー又はタッチボタンを含んでもよく、そのため、モード入力要素はタッチキーを押下するか又はそれに触れることによって作動され得る。そのようなタッチキー又はタッチボタンは、第1のモードから第2のモードに、また第2のモードから第1のモードに切り替えることが可能となるように、前方切替機能及び後方切替機能を提供するように構成されてもよい。例えば、タッチキーは、コンピューターのマウスからも知られているように、1クリックと2クリックを区別するように構成されてもよい。キーに1度だけ触れると、例えば、前述の前方切替を行うことができる一方、所定の時間内にキーに2度触れると、後方切替を行うことができる。
【0027】
そのようなタッチキーに加えて又はその代わりに、モード入力要素は、指のジェスチャーによって各種の表示モードを閲覧することが可能になるように、指での拭き取りなどの指のジェスチャーを検出するためのジェスチャー検出器を含み得る。また、そのようなジェスチャー検出器は、前方切替及び後方切替をもたらすように構成されてもよく、例えば、指での拭き取りの方向は、後方切替と前方切替とを区別するために用いられてもよく、例えば、左から右への指の動きは前方切替と関連付けることができる一方、右から左への動きは後方切替をもたらすことができる。
【0028】
更なる態様によれば、モード入力要素は、駆動ユニットのある動作モードから別の動作モードにトグルし、ディスプレイ装置のある表示モードから別の表示モードにトグルするためのトグル切替ボタンを含むことができる。3つ以上の動作モード又は3つ以上の表示モードが存在する場合、トグルは、一種の循環方式で実現され得るが、そのため、トグル切替ボタンを複数回作動させることで、モード1からモード2、モード3、モードnへのトグルが実現され、最後のモードnに到達したときに、トグル切替ボタンを更に作動させることで、モードnからモード1への再切替が引き起され得る。加えて又は代わりに、そのようなトグル切替ボタンは、先に述べたように、前方切替及び後方切替をもたらすように構成されてもよい。
【0029】
尚更なる態様によれば、モード入力要素は信号レシーバーを含んでもよく、かつ/又は、表示モード及び/又はモーター動作モード及び/又は他の機能動作モードを切り替えるために、受信された信号に応答するように構成されてもよい。そのようなモード切替信号は、様々な電子回路及び/又は装置に由来し得る。具体的には、モード切替要素は、充電ステーション及び/又はクリーニングステーションのような外部装置、又はスマートフォン、タブレット若しくはラップトップなどの電子通信装置に由来する信号に応答してもよく、したがって、外部装置による表示モード及び/又はモーター動作モード及び/又は他の機能動作モードの制御が可能となる。
【0030】
モード切替要素はまた、シェーバー及び/又はスキンケア装置の構成を検出する構成検出器から信号を受信してもよく、そのような構成検出器は、例えば、長毛用カッター、髭トリマー、及び/又は、ブラシ若しくはピーリング装置のようなスキントリートメントユニットの、位置及び/又は接続を検出してもよい。例えば、ピーリング装置がパーソナルケア器具のヘッドに装着され、かつ/又は作動位置へと移動される場合、モード切替要素は、そのようなスキントリートメントユニットを適切に駆動するために、対応するスキントリートメントモードへとモーターを切り替えてもよく、かつ/又は、スキントリートメントに関する関連情報を示すスキントリートメント表示モードへとディスプレイを切り替えてもよい。
【0031】
前述のモード入力要素は、そのようなモード入力信号及び/又はモード切替信号に応答し、かつ/又はそれらの信号を処理するソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュールを含んでもよい。より具体的には、前述の信号を受信し、受信された信号に応答してそのような異なるモードにある駆動ユニットのモーター及び/又はディスプレイ装置を制御するためのマイクロコントローラーが設けられてもよく、そのようなマイクロコントローラーは、前述のソフトウェア要素及び/又はハードウェア要素を含んでもよい。
【0032】
モード入力要素に関連する機能は、異なる様式で、又は異なるパラメーターに基づいて決定されてもよい。例えば、駆動ユニットの作動ステータス、例えば、駆動ユニットのモーターの電力消費は、モード入力要素の機能がそれに基づいて決定され得るパラメーターとして用いられてもよい。例えば、駆動ユニットが作動状態にありかつ動作中であることを検出器が検出してもよく、そのような検出器からの対応する信号に基づいて、モード入力要素は、パーソナルケア器具の前述の動作モードを切り替えるように構成されてもよい。他方で、検出器がそのような信号を供給しないか、あるいは、駆動ユニットが動作していないこと及び/又はパーソナルケア器具がオフに切り替えられていることを示す非作動信号を供給する場合、モードボタンは、表示モードを切り替えるように構成されてもよい。したがって、モード入力要素は、パーソナルケア器具が作動状態にあるか若しくはスリープ状態であることを示す信号、及び/又は駆動ユニットがオン若しくはオフに切り替えられていることを示す検出器信号に応答することができる。
【0033】
モード入力要素が駆動ユニット又はパーソナルケア器具の動作/スリープステータスに応答することに加えて又はその代わりに、動作モードを切り替えるように構成されているモード入力要素の機能から、表示モードを切り替えるように構成されている機能へとシフトさせるためのシフト要素が設けられ得る。そのようなシフト要素は、パーソナルケア器具の動作/スリープステータスにかかわらず、モード入力要素の機能を能動的に変更するための選択肢をユーザーに与えるものであり、また、例えば、タッチキー又はタッチボタンを含むことができる。また、例えば、モード入力要素の作動時間を検出するための検出器に関して、シフト要素及び/又はシフト機能がモード入力要素に組み込まれることも可能であろう。例えば、モード入力要素を軽く通常どおりタッチ又はクリックすることは、パーソナルケア器具の動作/スリープステータスに応じて動作モード又は表示モードを切り替えるためのコマンドとして解釈できるが、他方で、所定の時間を超えて、例えば3秒を超えてモード入力要素をより長くタッチすることは、モード入力要素の機能をシフトさせるためのコマンドとして解釈できる。例えば、パーソナルケア器具が作動状態にあり、駆動ユニットが動作しているとき、モード入力要素を3秒を超えて押下することは、ディスプレイ装置の表示モードをシフトさせる表示モード機能へとシフトさせるコマンドとして解釈できる。
【0034】
本発明の更なる態様によれば、ディスプレイ装置は、自動切替モードで動作するように構成され、この自動切替モードでは、タイマーの制御下で異なる情報セットが次々に表示され、それにより、利用可能な情報セットの各々、又は所定のサブグループの利用可能な情報セットの各々が、ディスプレイ上に次々と所定の時間にわたって表示される。
【0035】
ディスプレイ装置のそのような自動切替モードは、異なる様式で作動され得るものであり、また、前述のモード入力要素を有さず、必要とすることもないパーソナルケア器具の一態様を形成し得るが、それでも尚、そのようなモード入力要素を有してもよい。更なる態様によれば、作動は、ユーザーが注意を傾け、通常の状況下にあり、また自動的に表示される情報を把握できる時点で実現される。例えば、作動装置は、駆動ユニットをオフに切り替えることを指示し、及び/若しくは駆動ユニットが作動状態から非作動状態に遷移することを指示するスイッチオフ信号に応答し、かつ/又は、駆動ユニットをオンに切替することを指示し、及び/又は駆動ユニットが非作動状態から作動状態に遷移することを指示するスイッチオン信号に応答して、自動切替モードを作動させることができる。
【0036】
代わりに又は加えて、当該自動切替モードは、指若しくは手のような物体がスリープ状態のパーソナルケア器具に触れ、かつ/又はスリープ状態のパーソナルケア器具に接近すると、作動されてもよい。そのような接近を検出するために、パーソナルケア器具、特にパーソナルケア器具のハンドルは、パーソナルケア器具に接近している指若しくは手のような物体の検出を可能にする検出器又はセンサー装置を設けられてもよい。そのような検出器としては、タッチセンサー及び/若しくは光学(opticle)センサー、又はその近傍の指を検出することが可能な任意の他のセンサーを挙げることができる。
【0037】
ディスプレイ装置は、ハンドル上に、ディスプレイを含んでもよく、そのようなディスプレイとしては、例えば、LEDディスプレイ装置又は他の好適なディスプレイタイプを挙げることができる。
【0038】
省スペースのディスプレイ配置を達成するため、ディスプレイ装置は、少なくとも1つの表示フィールドを含んでもよく、その表示フィールドは、動作モードに関する情報、並びに、シェーバーの他の態様に関する情報(前述の充電レベル、剃毛時間、クリーニングステータス、又は摩耗及び引裂ステータスなど)を表示するために用いられるものである。例えば、そのような表示フィールドは、カスケード状又は列状のディスプレイポイント又はLEDなどのピクトグラムを表示するように構成されてもよい。
【0039】
パーソナルケア器具自体に設けられたディスプレイに加えて又はその代わりに、パーソナルケア器具のバッテリーを充電しかつ/又はパーソナルケア器具をクリーニングするために、パーソナルケア器具を受容しかつ/又はそのパーソナルケア器具に接続されるように構成されたクリーニングステーション及び/又はローディングステーションにディスプレイが設けられてもよく、ここで、パーソナルケア器具をクリーニングする流体がヘッドに加えられてもよい。そのようなクリーニングステーション及び/又は充電ステーションは、前述の情報を表示するように、少なくとも、パーソナルケア器具がステーションにドッキングされたときに、パーソナルケア器具と通信するように構成されたディスプレイ装置を含んでもよい。クリーニングステーション及び/又は充電ステーションにあるディスプレイは、パーソナルケア器具のモード入力要素によって制御され、かつ/又は、前述の自動切替モードにおいて、ある表示モードから別の表示モードに自動的に切り替わり得る。
【0040】
クリーニングステーション及び/又は充電ステーションのディスプレイ装置は、パーソナルケア器具から、及び/又はステーション自体の入力要素によって制御されてもよい。パーソナルケア器具からステーションのディスプレイの制御を可能にするために、パーソナルケア器具及びステーションは、データ通信インターフェースを設けられてもよく、このデータ通信インターフェースは、パーソナルケア器具がドッキングされているときに互いに接触され得る物理的接続要素、及び/又はブルートゥース若しくは他の近距離無線通信インターフェースを含んでもよい。
【0041】
更なる態様によれば、電動パーソナルケア器具は、パーソナルケア器具のヘッドの汚れステータスを自動的に示すために提供され得る。切断された毛髪又はその他のデブリ、例えば、塵埃若しくは汚れは通常、パーソナルケア器具のヘッドのカッターユニット下部のパーソナルケア器具のヘッドの内部空間内に集積される。パーソナルケア器具のヘッドのそのような内部空間は、時折クリーニングする必要がある。必要となったときにユーザーにクリーニングを想起させるために、あるいはそのようなクリーニングを自動的に制御及び/又は開始するために、パーソナルケア器具は、汚れステータス及び/又はパーソナルケア器具のヘッド内に集積した汚れの量に関連する少なくとも1つのパラメーターが測定する汚れ測定ユニットを設けられてもよい。
【0042】
例えば、当該測定ユニットは、剃毛時間及び/又はカッター要素の剃毛抵抗及び/又は摩擦抵抗、並びに/又は剃毛中の駆動ユニットの電力消費、並びに/又は接触圧力(剃毛性能が低下した場合にユーザーは接触圧を上げる傾向があるので)、並びに/又は毛髪/塵埃コーティングに反応する電気抵抗センサー若しくは光学センサーなどのセンサー素子の電気信号などの関連するパラメーター、あるいはパーソナルケア器具のヘッド内のデブリを示す他のパラメーターなどの関連パラメーターを測定してもよい。
【0043】
マイクロコントローラーがそのような測定パラメーターを分析して、パーソナルケア器具のヘッド内の汚れステータスを決定してもよく、また、指示手段が汚れステータスに関する指示信号又は情報をユーザーに与えるようにしてもよく、その指示信号又は情報は、例えば、前述のディスプレイ装置上に表示されてもよい。加えて又は代わりに、マイクロコントローラーは、決定された汚れステータスに応答してクリーニングサイクルを自動的に開始するための信号をクリーニングステーションに供給してもよく、かつ/又は、汚れステータスをスマートフォンに表示するための信号をスマートフォンに供給してもよい。
【0044】
これら及び他の特徴は、図面に示す例から明らかになる。図1から分かるように、シェーバー1は、シェーバーを保持するためのハンドル2を形成するシェーバーハウジングを有し得、そのハンドルは、大まかに言えば、シェーバーを人間工学的に(economically)把持することを可能にする実質的に円筒状の形状又は箱形状又は骨形状などの種々の形状を有し得る。
【0045】
シェーバー2の一端にてシェーバーヘッド3がハンドルに装着され、ここでシェーバーヘッド3は、1つ以上の旋回軸を中心として旋回可能に支持され得る。
【0046】
シェーバーヘッド3は、カッター要素又はアンダーカッター(せん断ホイルの下で往復運動する)を含み得る少なくとも1つのカッターユニット4を含む。シェーバーヘッド3はまた、図1に図示されているように、長毛用カッター8を含み得る。
【0047】
そのようなカッターユニット4及び長毛用カッター8を駆動するために、駆動ユニット5は、ハンドル2内に受容され得、またモーターからカッターユニットまで延在するトランスミッター又は駆動トレインによってカッターユニット4及び長毛用カッター8に接続できるモーターを含み得る。
【0048】
図1から分かるように、オン/オフスイッチ又は電源スイッチ17は、ハンドル2に、例えば当該ハンドル2の前面において、配置されてもよい。そのような電源スイッチ17を用いて、駆動ユニット5が起動され再びオフに切り替えられるようにすることができる。
【0049】
図2〜図6から分かるように、シェーバー1はディスプレイ18を更に含み、このディスプレイは、ハンドル2上に、例えば、ハンドル2の前面において設けられてもよい。そのようなディスプレイ18は、ディスプレイ装置6の一部である場合があり、このディスプレイ装置6は、付加的な電子部品又は他の要素、例えば、ディスプレイコントローラー11、メモリー、電源部品などを更に含む。
【0050】
ディスプレイ18は、LEDカスケードを含む第1の表示フィールド18aと、第2の又は更なる表示フィールド18bと、を含んでもよく、ここで、表示される情報の種類を示す記号及び/又はピクトグラムが図示及び表示され得る(図3及び図4を参照)。
【0051】
図5から分かるように、シェーバー1は、例えば、電源スイッチ17の近傍に配置され得るタッチボタン16として、モード入力要素7を更に含んでもよい。
【0052】
図によって示されているように、ディスプレイ装置6は、自動モードでも、加えて手動制御モードでも稼動し得る。例えば、電源スイッチ17に触れることによってシェーバー1を起動させると、ディスプレイ18は、シェーバーがウェイクアップ状態であることを示すように、カスケード状の光信号を示してもよい。例えば、1つの照明のみの点滅又は点灯によって起動した後、照明LEDの数は、カスケードの全てのLEDが点灯するまで、1つずつ増加されてもよい。
【0053】
そのような初期化手順の後、又はそれに代わって、ディスプレイ18はバッテリー残量を表示することができ、ここで点灯中のカスケードバーの数はバッテリー残量に対応し得る(図2を参照)。
【0054】
図3から分かるように、ディスプレイ18は、シェーバーがオフに切り替えられた後も所定の時間にわたって、バッテリー残量を引き続き表示することができる。例えば、バッテリーステータスは、3秒間にわたって自動的に示されてもよい(図3の右側を参照)。
【0055】
ある態様によれば、ディスプレイ18は、シェーバーをオフに切り替えた後、充電レベルを示すだけでなく、自動的に他の表示モードに切り替わって、他の情報セットを表示する。ディスプレイ装置6のそのような自動切替モードは、シェーバーをオフに切り替えることを指示するパラメーターに応答して、作動装置10によって作動されてもよい。そのような作動装置は、検出器信号、又はシェーバーをオフに切り替えることを指示するパラメーターに応答することができる。
【0056】
加えて又は代わりに、ディスプレイ装置6の自動切替モードはまた、物体若しくは対象がシェーバー1に接近していることを示すパラメーター、特に指若しくは手の部分がシェーバー1に接近又は接触していることに応答して、前記作動装置10によって作動されてもよい。ゆえに、作動装置10は、シェーバーがスリープ状態にあるとき、近接検出器又は接触センサー19の検出器信号に応答するように構成されてもよい。
【0057】
図4から分かるように、そのような自動切替モードにより、ディスプレイ18は、充電レベルが表示された後、クリーニングステータス(図4の左側を参照)、その後、カッターユニットのステータス(図4の右側を参照)を表示する場合がある。そのような表示モードの自動切替は、タイマー9の時間制御下で実現され得る。
【0058】
図3〜図4から分かるように、ディスプレイ18は、その第2の表示フィールド18bに、表示された情報の種類を示すことができ、ここで、各々の情報種類の記号、例えば、バッテリー、洗浄液滴若しくはホイルカセットの記号、又は他のピクトグラムを示すこともできる。
【0059】
図5及び図6から分かるように、ディスプレイ装置6の表示モードはまた、前述のモード入力要素7を使用することによって手動で切り替えられ得るが、このモード入力要素7は、本来の機能として、作動状態のシェーバーの動作モード(例えば、切削速度、振動周波数など)を切り替えるために使用され得るものである。シェーバーがスリープ状態にある場合、及び/又はオフに切り替えられている場合、ディスプレイがスリープモードに入る場合がある(図5の左側を参照)。モード入力要素7を作動させるか、又はそれに触れたときに、ディスプレイがウェイクアップし、最初にバッテリーの充電レベルを示してもよい(図5の右側を参照)。
【0060】
モード入力要素7にもう1回又は更に数回触れるか又はモード入力要素を作動させることにより、ディスプレイ装置6が他の表示モードに切り替えられて、他の情報セット、例えばクリーニングステータス(図6の左側を参照)及びカッターユニットステータス(図6の右側を参照)を表示することになる。
【0061】
図3から分かるように、シェーバー1は、汚れステータスに関連するパラメーターを測定するための汚れ測定ユニット20を更に設けられもよく、そのような測定ユニット20は、例えば、剃毛中の駆動ユニットの電力消費を検出するための電圧検出器及び/若しくは電流検出器、並びに/又は、剃毛時間を測定するための時間測定手段を含んでもよい。
【0062】
マイクロコントローラー21は、そのようなパラメーターを示す信号を受信してもよく、またそのような信号を分析して汚れステータスを決定してもよく、ここで、記載のディスプレイ装置6のような指示手段22は、ユーザーに汚れステータスを指示するためにマイクロコントローラー21によって制御され得る。加えて又は代わりに、そのような汚れステータス情報が充電ステーション及び/又はクリーニングステーションに伝達されて、その汚れステータスに応答してクリーニングサイクルを自動的に開始することができる。
【0063】
本明細書中に開示されている寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるものとして理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【国際調査報告】

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