(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-533819(P2021-533819A)
(43)【公表日】2021年12月9日
(54)【発明の名称】降温フィルタロッド、及びシガレット
(51)【国際特許分類】
A24D 3/17 20200101AFI20211112BHJP
A24D 3/04 20060101ALI20211112BHJP
【FI】
A24D3/17
A24D3/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2021-531156(P2021-531156)
(86)(22)【出願日】2018年10月24日
(85)【翻訳文提出日】2021年2月10日
(86)【国際出願番号】CN2018111602
(87)【国際公開番号】WO2020037811
(87)【国際公開日】20200227
(31)【優先権主張番号】201810970483.6
(32)【優先日】2018年8月24日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】507308153
【氏名又は名称】チャイナ タバコ フーナン インダストリアル カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】羅 ▲ウェイ▼
(72)【発明者】
【氏名】鐘 科軍
(72)【発明者】
【氏名】杜 文
(72)【発明者】
【氏名】謝 ▲蘭▼英
(72)【発明者】
【氏名】秦 亮生
(72)【発明者】
【氏名】文 建輝
(72)【発明者】
【氏名】丁 多
(72)【発明者】
【氏名】謝 国勇
(72)【発明者】
【氏名】任 建新
(72)【発明者】
【氏名】孫 志▲偉▼
【テーマコード(参考)】
4B045
【Fターム(参考)】
4B045BA08
4B045BB10
4B045BC07
4B045BC17
4B045BD04
4B045BD05
4B045BD21
4B045BD31
(57)【要約】
降温フィルタロッド及びシガレットであって、該降温フィルタロッドは、降温部(2)を備え、前記降温部(2)は、紙(5)で成形された降温棒(201)を備え、前記降温棒(201)内には、降温棒の両端を貫通する複数の孔(202)を有し、紙(5)の表面は降温材料により被覆されている。降温フィルタロッドは、煙量を維持し、口腔に入る煙の温度を低下させるなどの利点がある。降温棒の構造、降温材料の種類及び使用量を組み合わせて設計することによって、煙が発煙部から素早く順調に流出できるようにするとともに、口腔に入る前の高温煙の温度を低下させ、それにより、煙をパフするときの快適性及び満足感を向上させ、さらに、パフ初期に水分が多く、煙量が少なく、喫煙感が悪いという加熱不燃シガレットの問題を解決し、そして、コストに関しては優位性がある。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
降温部(2)を備える降温フィルタロッドであって、
前記降温部(2)は、紙(5)で成形された降温棒(201)を備え、前記降温棒(201)内には、降温棒の両端を貫通する複数の孔(202)を有し、前記複数の孔(202)は、円柱状空間内で繰り返して湾曲するか又は折られた紙により囲まれてなり、前記紙(5)の表面には降温材料が塗布されており、前記降温材料の塗布量が少なくとも紙の全重量の15%である、ことを特徴とする降温フィルタロッド。
【請求項2】
前記紙(5)の1つ又は2つの表面には、複数の凹凸パターン、好ましくは皺状パターンを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項3】
前記パターンの深さが0.1〜3mmであり、好ましくは、隣接するパターンの間の間隔が0.5〜15mmである、ことを特徴とする請求項2に記載の降温フィルタロッド。
【請求項4】
前記孔(202)の横断面が不規則形状である、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項5】
前記紙(5)は、セルロース紙、コート紙、成形紙のうちの1種であり、好ましくは、紙の坪量が40〜100g/m2である、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項6】
前記複数の孔の総比表面積は、紙(5)の表面積の10%〜50%を占める、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項7】
紙(5)の表面の降温材料の塗布面積は、紙の表面積の50%〜100%を占める、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項8】
前記紙(5)の片面又は両面には降温材料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項9】
前記紙(5)の表面は、降温材料が塗布されている塗布領域と、降温材料が塗布されていない空白領域と、を有し、前記空白領域と塗布領域は降温棒(201)の長手方向に分布している、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項10】
展開した前記紙(5)は矩形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項11】
紙のある表面での前記降温材料の塗布領域は、少なくとも2つに分けられ、前記少なくとも2つの塗布領域は降温棒の長手方向に分布しており、好ましくは、前記少なくとも2つ塗布領域には、異なる降温材料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項12】
前記降温材料は、相変化降温材料、好ましくはPEG、ポリデキストロース、ラクチトールのうちの1種又は複数種である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項13】
前記PEGは、PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−800、PEG−1000、PEG−1500、PEG−2000、PEG−4000、PEG−6000、PEG−8000、PEG−10000、PEG−20000のうちの少なくとも1種を含む、ことを特徴とする請求項12に記載の降温フィルタロッド。
【請求項14】
前記降温材料は、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうちの少なくとも2種を含み、好ましくは、降温材料は、低分子量PEG0〜10質量部、中等分子量PEG0〜10質量部、及び高分子量PEG0〜10質量部を含み、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうち、多くとも1つの含有量が0である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項15】
前記降温棒外側は成形紙(4)により被覆されている、ことを特徴とする請求項1〜6、13のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項16】
前記降温部(2)の一端又は両端にはフィルタリング部(1)が接続されている、ことを特徴とする請求項1〜6、13のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項17】
前記フィルタリング部の長さは5〜9mm、降温部の長さは10〜50mmである、ことを特徴とする請求項16に記載の降温フィルタロッド。
【請求項18】
発煙部(3)と、請求項1〜17のいずれか1項に記載の降温フィルタロッドと、を備える、ことを特徴とするシガレット。
【請求項19】
前記発煙部の長さは10〜70mmである、ことを特徴とする請求項18に記載のシガレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、降温フィルタロッド、及びシガレットに関し、シガレットの加工製造分野に属する。
【背景技術】
【0002】
加熱不燃シガレットは、外部加熱素子を通じてタバコ物質を加熱するものであり、刻みタバコ又はシートを加熱しているが、燃焼させず、タバコ中の霧化媒体、タバコ中の香味成分、及び外添加香物質が加熱されて煙を発生させ、このため、煙中の有害化学成分の放出量を明らかに低下させる。現在、市販されている主な加熱不燃シガレットには、フィリップモリス製のiQOSとブリティッシュ・アメリカン・タバコ社製のgloとの2種類の製品があり、2種のタバコでは、250〜350℃の条件で加熱されて霧化温度になると、フィルタ部を通じて口腔に入る高温霧化煙の温度が、一般的なシガレットの燃焼温度よりも高いため、口腔に入る煙の温度が高すぎ、それにより、パフするときのエクスペリエンスやパフするときの感じなどに関しては、従来のシガレットとは大きく異なる。
【0003】
従来技術では、主に相変化降温材料を用いて縦方向に流動している高温煙を降温し、たとえば、iQOSの降温部の材料は、主に皺を付けて、プリーツ加工を受け、集まって折り畳まれてなるポリ乳酸(PLA)シートであり、フィルタロッドの長さ及び相変化降温材料による制限のため、煙の流動速度が高いので、材料の降温が困難になり、過熱な煙がフィルタロッドを通過するときに横方向に熱を伝達することによって、パフするときに、消費者の唇がやけどしてしまう。さらに、相変化降温材料PLAシートは、高温煙に接触すると溶融してしまい、その結果、煙チャンネルに詰まりが発生し、材料の降温効果を損ない、さらに煙量を明らかに低下させる。
【0004】
したがって、本発明は、現在、加熱不燃シガレットの煙温度を効果的に低下させ、煙の官能品質を改善できる降温フィルタ棒、及び加熱不燃シガレットが期待されるという課題を解決する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術の欠陥に対して、本発明は、口腔に入るときの高温煙の温度を低下させ、さらにパフエクスペリエンスを改善、さらに向上させる降温フィルタロッド及びシガレットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
技術的課題を解決するために、本発明の技術案は以下のとおりである。
【0007】
降温フィルタロッドは、降温部を備え、前記降温部は、紙で成形された降温棒を備え、前記降温棒内には、降温棒の両端を貫通する複数の孔を有し、前記複数の孔は、円柱状空間内で繰り返して湾曲するか又は折られた紙により囲まれてなり、前記紙の表面には降温材料が塗布されており、前記降温材料の塗布量が少なくとも紙の全重量の15%、一般的には15%〜80%、さらに20%〜70%、好ましくは30%〜60%である。
【0008】
このような構造を設計することによって、降温対象となる煙は、降温棒に入った後、塗布されている降温材料と十分に接触し、熱交換を行い、熱が降温材料に伝達させられ、温度が低下し、また、降温棒内にはその両端を貫通する孔を有するので、喫煙抵抗が小さく、煙がスムーズに通過でき、煙への降温棒の吸着が効果的に低下する。降温材料の塗布量は降温のニーズに応じて選択することができ、出願人は、降温効果、煙への吸着効果やコストなどの要因を包括的に考慮して、試験を繰り返したところ、明らかな降温効果及び煙に対する低フィルタリング効果を得るには、降温材料の塗布量を一定の量にしなければならず、降温材料の塗布量が15%未満である場合、良好な降温、煙に対する低フィルタリング効果を達成できない。
【0009】
従来の降温フィルタロッドに比べて、本発明の降温棒は、主に紙で製造されたものであり、紙の熱導伝導能力が低く、降温材料により吸収された熱がパフ側に素早く伝達しないので、喫煙者のやけどを防止でき、一方、特に加熱不燃シガレットでは、中心加熱の方式か周囲加熱の方式かを問わず、最初の3パフでは大量の水蒸気が生じて、高温の水蒸気が口腔に入って凝縮すると、大量の熱が放出され、口腔(特に舌)での灼熱感が強くなり、本発明の紙製降温棒は、水蒸気への吸着能力に優れ、水蒸気を効果的に吸着することができ、最初の3パフの喫煙感を向上させ、パフエクスペリエンスを向上させ、さらに、降温材料が紙に塗布されると、紙の対応する部分の、タールなどの顆粒物への吸着能力を高めることができるため、本発明の降温フィルタロッドは、煙中の顆粒物に対する吸着量が極めて小さく、パフエクスペリエンスの向上に有利であり、また、本発明の降温フィルタロッドは、コストに関しては優位性を有し、降温棒のコストを例にすれば、大規模で製造する場合、人民元換算で、PLA練炭状降温棒の製作コストは7〜8分/個、PLAシート製降温棒の製作コストは2〜3分/個であるのに対して、本出願の降温棒の製作コストは0.4分/個しかない。
【0010】
本発明のいくつかの実施例では、前記降温棒は、紙を特定の方向に繰り返して折ってなる。
【0011】
本発明のいくつかの実施例では、前記降温棒は、紙を非規則的に繰り返して折ってなり、その横断面から見て、紙の方向は非規則的である。
【0012】
好ましくは、孔の数は複数である。
【0013】
さらに、前記孔の横断面は不規則形状である。
【0014】
さらに、前記紙の1つ又は2つの表面には複数の凹凸パターン、好ましくは皺状パターンを有する。このようにして、各孔の両端が常に連通状態であるままであり、孔ごとに煙が流れるようになり、それによって、喫煙の抵抗を低下させ、降温材料の降温作用を十分に発揮させ、また、煙中の顆粒物に対する紙棒の吸着を低下させる。
【0015】
さらに、前記パターンの深さが0.1〜3mm、好ましくは、隣接するパターンの間の間隔が0.5〜15mmである。
【0016】
さらに、前記紙は、セルロース紙、コート紙、成形紙のうちの1種であり、好ましくは、紙の坪量が40〜100g/m
2である。このような紙の煙吸着能力が低いため、煙の損失を低下させ、パフエクスペリエンスを向上させることができ、特に加熱不燃シガレットに適用できる。
【0017】
さらに、前記複数の孔の総比表面積は、紙の表面積の10%〜50%を占め、一般的には、15%〜40%、好ましくは20%〜35%である。
【0018】
さらに、紙の表面の降温材料の塗布面積は、紙の表面積の50%〜100%を占める。片面に塗布されてもよいし、両面ともに塗布されてもよい。
【0019】
前記紙の片面又は両面には降温材料が塗布されている。
【0020】
本発明のいくつかの実施例では、紙の表面は、降温材料が塗布されている塗布領域と、降温材料が塗布されていない空白領域と、を有し、前記空白領域と塗布領域は降温棒の長手方向に分布している。
【0021】
本発明のいくつかの実施例では、紙のある表面での降温材料の塗布領域は、少なくとも2つに分けられ、前記少なくとも2つの塗布領域は降温棒の長手方向に分布している。このようにして、各塗布領域は別々降温作用を発揮させ、煙を段階的に降温し、降温効果を向上させることができる。さらに、塗布領域ごとに、異なるタイプの降温材料が塗布されてもよい。
【0022】
さらに、前記降温材料は、相変化降温材料、好ましくはPEG(ポリエチレングリコール)、ポリデキストロース、ラクチトールのうちの1種又は複数種である。相変化材料は降温能力を有し、煙が降温部を通過する際に、降温材料と十分に接触すると、降温効果をさらに向上させる。
【0023】
さらに、前記PEGは、PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−800、PEG−1000、PEG−1500、PEG−2000、PEG−4000、PEG−6000、PEG−8000、PEG−10000、PEG−20000のうちの少なくとも1種を含む。
【0024】
さらに、前記降温材料は、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうちの少なくとも2種を含む。その中でも、前記低分子量PEGは、PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−800のうちの1種又は複数種を含み、前記中等分子量PEGは、PEG−1000、PEG−1500、PEG−2000、PEG−4000のうちの1種又は複数種を含み、前記高分子量PEGは、PEG−6000、PEG−8000、PEG−10000、PEG−20000のうちの1種又は複数種を含む。出願人は、試験を繰り返した結果、降温材料が、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうちの2種又は3種のPEGを混合したものである場合、優れた降温効果を奏する傾向があり、そして、口腔に入る煙量が大きく、パフするときのエクスペリエンスが良好である。一方、1種の分子量タイプのPEGを単独で用いる場合、好ましい降温効果を奏するのが難しく、さらに口腔に入る煙量が小さく、パフするときのエクスペリエンスが劣ることを見出した。好ましくは、降温材料は、低分子量PEG0〜10質量部、中等分子量PEG0〜10質量部、及び高分子量PEG0〜10質量部を含み、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうち、多くとも1つの含有量が0である。
【0025】
さらに、前記降温棒外側は成形紙により被覆されている。
【0026】
さらに、展開した前記紙は矩形であり、このようにして、成形させやすくするとともに、成形後、降温棒の長手方向の各部分での貫通孔の面積を実質的に一致させる。
【0027】
さらに、前記降温部の一端又は両端には、フィルタリング部、好ましくはアセテート繊維製フィルタロッド、さらに好ましくは煙遮断機能の低い特種アセテート繊維製フィルタロッドが接続されている。
【0028】
さらに、前記フィルタリング部の長さは、5〜9mm、好ましくは6〜8mmであり、降温部の長さは、10〜50mm、好ましくは16〜35mmである。
【0029】
さらに、降温フィルタロッドは丸棒であり、さらに、周長が17〜24.2mmである。
【0030】
本発明の降温フィルタロッドは、特に加熱不燃シガレットに適用できる。一般には、中心加熱式の加熱不燃シガレット及び周囲加熱式の加熱不燃シガレットでは、最初の3パフの煙は、温度が60℃、さらに65℃以上と高く、本発明の降温フィルタロッドを用いると、それに求められる降温の要件を満足でき、このようにして、口腔に入る温度を46℃程度に低下させ、パフエクスペリエンスを向上させる。
【0031】
前記降温フィルタロッドの製造方法では、まず、紙に降温材料を塗布し、次に紙を成形機に送って成形させ、降温棒を得て、さらに加工して、降温フィルタロッドを得る。
【0032】
好ましくは、成形過程における受力の要件を満足するように、紙の引張強さは50N/mよりも大きい。
【0033】
さらに、まず、降温材料が塗布された紙を4〜20cm幅に切断し、互いの間隔が1〜10mm、深さが0.1〜1.0mmのパターンを切断した紙にエンボス加工しておき、エンボス加工を施された紙を成形機に送って降温棒に成形し、次に、加工して降温フィルタロッドを得る。さらに、前記成形機は、ZL−23成形機であってもよい。
【0034】
シガレットであって、発煙部と、前記降温フィルタロッドと、を備える。さらに、該シガレットは加熱不燃シガレットである。
【0035】
さらに、前記発煙部の長さは10〜70mm、一般的には10〜50mm、好ましくは10〜15mm、さらに好ましくは11〜13mmである。
【0036】
さらに、発煙部は、処理済みの刻みタバコ又はシートをランダムに配列したタバコ棒である。
【0037】
本発明では、降温部は耐高温(300〜320℃)の特徴を有するため、タバコを設計する際に、パフ時の降温部の溶融や焼損などの懸念がなく、元の形状を維持したまま、発煙部と直接接続することができ、したがって、タバコの設計を三段式構造に簡素化させることができる。一方、従来のiQOSタバコは、四段式タバコの構造を設計したものであり、ポリ乳酸製降温部は、耐高温効果が悪く(融点155〜185℃)、直接発煙部に接続すると、完全に溶解しやすく、降温効果を達成できなくなり、したがって、発煙部と降温部との間に耐高温性のある導流部を設置する必要があり、発煙部と導流部との接触箇所での温度が220℃程度に達する。
【0038】
本発明の降温フィルタロッドは、煙量を維持し、口腔に入る煙の温度を低下させるなどの利点があり、特に降温部では、降温棒構造、降温材料の種類及び使用量を組み合わせて設計することによって、煙が素早くスムーズに発煙部から流出できるようにするとともに、口腔に入る前の高温煙の温度を明らかに低下させ、煙の量が十分であり且つ温度が適切になり、それによって、煙をパフするときの快適性及び満足感を向上させ、また、最初の3パフでは水蒸気が多く、煙量が少なく、喫煙感が不良であるという従来の加熱不燃シガレットの問題を解決し、コストに関しては、より明らかな優位性がある。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明のシガレットの構造模式図である。
【図2】本発明のシガレットの三次元断面模式図(爆発図)である。
【図3】図1の降温棒の構造模式図である。
【図4】本発明の降温棒の実物図(長手方向から見た場合)である。
【図5】実施例34の紙への降温材料の塗布方式の模式図である。
【図6】実施例35の紙への降温材料の塗布方式の模式図である。
【図7】実施例36の紙への降温材料の塗布方式の模式図である。
【図8】実施例37の紙への降温材料の塗布方式の模式図である。
【図9】実施例38とiQOSとの各パフの煙の温度を示す図である。
【図10】本発明の降温棒の成形過程の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、実施例を参照しながら本発明を詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本発明の実施例及び実施例の特徴は互いに組み合わせることができる。説明の便宜上、以下、「上」、「下」、「左」、「右」のような記載がある場合、図面の上、下、左、右の方向と一致するものを示し、構造を限定するものではない。
【0041】
実施例1
図1に示すように、加熱不燃シガレットは、順次接続されたフィルタリング部1、降温部2、及び発煙部3を備え、前記フィルタリング部は、煙遮断性の低い降温機能付き特種アセテート繊維製フィルタロッドから構成され、前記降温部は、降温棒を成形紙4で被覆したものであり、降温棒201は主に相変化降温材料が塗布された紙5で成形させ、その成形過程については、図10に示すように、まず、降温材料が塗布された紙を所望のサイズに切断し、まず、切断した紙5にパターンをエンボス加工し、次に、エンボス加工した紙をZL−23成形機に送って成形させ、降温棒を形成し、成形には金型6が使用され、該金型6は、ベル状開口601と、降温棒201の形状に合わせたキャビティ602と、を有し、ベル状開口601がキャビティ602に接合され、紙がベル状開口601の大きな開口端から金型に送られ、紙が後続でキャビティ602に入り、容易に繰り返して曲がって降温棒に成形できるように、ベル状開口内に凹溝と凸起が設けられ、ベル状開口を通過している紙を略波状にした。
【0042】
ここで、前記降温棒内には降温棒の両端を貫通する複数の孔202を有し、前記複数の孔の総比表面積は、降温紙の表面積の20%〜30%を占める。
【0043】
前記紙は、吸着能力の低いセルロース紙である。前記紙の坪量は60〜80g/m
2である。
【0044】
前記降温材料は、低分子量のPEG200である。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。
【0045】
煙が降温部に入った後、相変化降温材料と十分に接触することにより、煙の降温効果が高まり、また、タバコ部で発生させた煙が素早くスムーズに通過できるようになる。
【0046】
前記フィルタリング部の長さは7mm、降温部2の長さは26mm、発煙部3の長さは12mmである。
【0047】
比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いて、パフ試験を行い、熱電対を用いて温度を監視したところ、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの場合の口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物総量は5.2mg/本に低下し、iQOSの煙中の顆粒物総量よりも10.0mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できず、結果を表1に示す。
【0048】
実施例2
降温材料を低分子量のPEG400に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.0mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.2mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0049】
実施例3
降温材料を低分子量PEG600に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.8mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.4mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0050】
実施例4
降温材料を低分子量のPEG800に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.7mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.5mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0051】
実施例5
降温材料を低分子量のPEG200とPEG400の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.6mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0052】
実施例6
降温材料を低分子量のPEG600とPEG800の混合物に変更し、両者の重量の割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は4.2mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも11.0mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0053】
実施例7
降温材料を低分子量のPEG200、PEG600、及びPEG800の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.5mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0054】
実施例8
降温材料を低分子量のPEG200、PEG400、及びPEG600の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.7mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.5mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0055】
実施例9
降温材料を低分子量のPEG200、PEG400、PEG600、及びPEG800の混合物に変更し、4つの重量割合を1:1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.0mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.2mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0056】
実施例10
降温材料を中等分子量のPEG1000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.2mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.0mg/本に低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0057】
実施例11
降温材料を中等分子量のPEG1500に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.6mg/本に低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0058】
実施例12
降温材料を中等分子量のPEG2000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.5mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0059】
実施例13
降温材料を中等分子量のPEG4000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.3mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.9mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0060】
実施例14
降温材料を中等分子量のPEG1000とPEG2000の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は4.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.6mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0061】
実施例15
降温材料を中等分子量のPEG1500とPEG4000の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.9mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.3mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0062】
実施例16
降温材料を中等分子量のPEG1000、PEG1500とPEG2000の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.1mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.1mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0063】
実施例17
降温材料を中等分子量のPEG1500、PEG2000、及びPEG4000の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は65℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも3℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.4mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.8mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0064】
実施例18
降温材料を中等分子量のPE1000、PEG1500、PEG2000、及びPEG4000の混合物に変更し、4つの重量割合を1:1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度は5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.7mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.5mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0065】
実施例19
降温材料を高分子量のPEG6000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.5mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0066】
実施例20
降温材料を高分子量のPEG8000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.6mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0067】
実施例21
降温材料を高分子量のPEG10000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は69℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも7℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.4mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.8mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0068】
実施例22
降温材料を高等分子量のPEG20000に変更した以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.7mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.5mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0069】
実施例23
降温材料を高分子量のPEG6000とPEG10000の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.4mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.8mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0070】
実施例24
降温材料を高分子量のPE8000とPEG20000の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は68℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも6℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.5mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0071】
実施例25
降温材料を高分子量のPEG6000、PEG8000、及びPEG10000の混合物に変更し、3つの重量割合を2:3:9とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.4mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.8mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0072】
実施例26
降温材料を高分子量のPEG8000、PEG10000、及びPEG20000の混合物に変更し、3つの重量割合を9:3:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は69℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも7℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.6mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0073】
実施例27
降温材料を高分子量のPEG6000、PEG8000、PEG10000、及びPEG20000の混合物に変更し、4つの重量割合を7:5:8:2とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は67℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも5℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.3mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.9mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0074】
実施例28
降温材料を低分子量のPEG400、中等分子量のPEG4000、及び高分子量のPEG10000の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の15%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は61℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも1℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、11.7mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも3.5mg/本しか低下しておらず、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果をほぼ達成させた。煙の官能品質をある程度で改善する(表1参照)。
【0075】
実施例29
降温材料を低分子量のPEG400、中等分子量のPEG4000、及び高分子量のPEG10000の混合物に変更し、3つの重量割合を1:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の25%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は53℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも9℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、14.9mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.3mg/本しか低下しておらず、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0076】
実施例30
降温材料を低分子量のPEG600、中等分子量のPEG6000、及び高分子量のPEG20000の混合物に変更し、3つの重量割合を5:7:9とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の35%である。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は51℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも11℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.5mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.3mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0077】
実施例31
降温材料を低分子量のPEG600と中等分子量PEG4000の混合物に変更し、両者の重量割合を1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の30%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は52℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも10℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.7mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.5mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0078】
実施例32
降温材料を低分子量のPEG400と高分子量PEG20000の混合物に変更し、両者の重量割合を5:2とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の50%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は45℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも13℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.2mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の全含有量と同じであり、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0079】
実施例33
降温材料を低分子量のPEG400、中等分子量のPEG4000、及び高分子量PEG8000の混合物に変更し、3つの重量割合を9:2:9とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の80%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は48℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも14℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.5mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.3mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0080】
実施例34
紙への降温材料の塗布方式を変更し、具体的には、図5に示すように、紙5の発煙部付近の0〜4mmの範囲内(空白領域501)に降温材料を塗布しておらず、残りの部分(塗布領域502)に低分子量のPEG600、中等分子量のPEG4000、高分子量PEG8000、及びラクチトールの混合物を塗布し、4つの重量割合を6:2:3:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の40%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は51℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも11℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.0mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.2mg/本しか低下しておらず、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0081】
実施例35
紙への降温材料の塗布方式を変更し、具体的には、図6に示すように、紙のパフ側付近の0〜4mmの範囲内に降温材料(空白領域501)を塗布しておらず、残りの部分(塗布領域502)に低分子量のPEG800、中等分子量のPEG6000、及びポリデキストロースの混合物を塗布し、3つの割合を2:1:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の45%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は52℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも11℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.1mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.1mg/本しか低下しておらず、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0082】
実施例36
紙への降温材料の塗布方式を変更し、具体的には、図7に示すように、紙の発煙部付近の0〜4mmの範囲内(第1塗布領域5021)にポリデキストロース降温材料を塗布し、残りの部分(第2塗布領域5022)に低分子量のPEG800、中等分子量のPEG4000、及び高分子量のPEG20000を塗布し、3つの割合を2:2:1、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の35%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は47℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも15℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.4mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.2mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0083】
実施例37
紙への降温材料の塗布方式を変更し、具体的には、図8に示すように、紙のパフ側付近の0〜4mmの範囲内(第2塗布領域5022)にラクチトール降温材料を塗布し、残りの部分(第1塗布領域5021)に低分子量のPEG400、中等分子量のPEG1500、及び高分子量のPEG10000の混合物を塗布し、3つの割合を1:2:2とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の30%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は48℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも14℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.6mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.4mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0084】
実施例38
降温材料を低分子量のPEG400、中等分子量のPEG4000、高分子量PEG8000、及びポリデキストロースの混合物に変更し、3つの重量割合を2:7:4:1とした以外、実施例1を繰り返して行った。前記降温材料の塗布量は、紙の全重量の55%を占める。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、各パフの煙の温度を図9に示す。図9から分かるように、口腔に入る煙の最高温度は46℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも16℃低下し、また、煙中の顆粒物の総量は、15.8mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも0.6mg/本増加し、降温するとともにフィルタリングを低減させるという効果を達成させた。煙をパフするときの官能品質を明らかに改善した(表1参照)。
【0085】
比較例1
降温材料の塗布量を紙の全重量の12%を占めるように変更した以外、実施例28を繰り返して行った。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は66℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも4℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、5.5mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも9.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0086】
比較例2
降温材料の塗布量を紙の全重量の8%を占めるように変更した以外、実施例28を繰り返して行った。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は69℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも7℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、4.3mg/本であり、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも10.9mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0087】
比較例3
前記降温材料の塗布量は0である以外、実施例1を繰り返して行った。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は72℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも10℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、2.6mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも12.6mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0088】
比較例4
セルロース紙をコート紙に変更し、前記降温材料の塗布量を0とした以外、実施例1を繰り返して行った。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は73℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも11℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、3.1mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも12.1mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0089】
比較例5
セルロース紙を成形紙に変更し、前記降温材料の塗布量を0とした以外、実施例1を繰り返して行った。比較して研究したところ、iQOSタバコの皺付きPLA薄膜降温部の代わりに、本発明に係る降温部を用いると、口腔に入る煙の最高温度は74℃であり、iQOSの口腔に入る煙の温度よりも12℃上昇し、また、煙中の顆粒物の総量は、3.5mg/本に低下し、iQOS煙中の顆粒物の総量よりも11.7mg/本低下し、口腔に入る煙の量は明らかに低下し、降温するとともに煙のフィルタリングを低減させるという効果を達成できなかった(表1参照)。
【0091】
実施例で説明した内容については、これらの実施例は本発明をより明瞭に説明するために過ぎず、本発明の範囲を制限するものではないとみなすべきであり、当業者が本発明に基づいて本発明に対して行うさまざまな同等の形態の修正は、すべて本出願の特許請求の範囲により限定される範囲に属する。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【手続補正書】
【提出日】2021年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
降温部(2)を備える降温フィルタロッドであって、
前記降温部(2)は、紙(5)で成形された降温棒(201)を備え、前記降温棒(201)内には、降温棒の両端を貫通する複数の孔(202)を有し、前記複数の孔(202)は、円柱状空間内で繰り返して湾曲するか又は折られた紙により囲まれてなり、前記紙(5)の表面には降温材料が塗布されており、前記降温材料の塗布量が少なくとも紙の全重量の15%であり、前記降温材料は、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうちの少なくとも2種を含む、ことを特徴とする降温フィルタロッド。
【請求項2】
前記紙(5)の1つ又は2つの表面には、複数の凹凸パターン、好ましくは皺状パターンを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項3】
前記パターンの深さが0.1〜3mmであり、好ましくは、隣接するパターンの間の間隔が0.5〜15mmである、ことを特徴とする請求項2に記載の降温フィルタロッド。
【請求項4】
前記孔(202)の横断面が不規則形状である、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項5】
前記紙(5)は、セルロース紙、コート紙、成形紙のうちの1種であり、好ましくは、紙の坪量が40〜100g/m2である、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項6】
前記複数の孔の総比表面積は、紙(5)の表面積の10%〜50%を占める、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項7】
紙(5)の表面の降温材料の塗布面積は、紙の表面積の50%〜100%を占める、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項8】
前記紙(5)の片面又は両面には降温材料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項9】
前記紙(5)の表面は、降温材料が塗布されている塗布領域と、降温材料が塗布されていない空白領域と、を有し、前記空白領域と塗布領域は降温棒(201)の長手方向に分布している、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項10】
展開した前記紙(5)は矩形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項11】
紙のある表面での前記降温材料の塗布領域は、少なくとも2つに分けられ、前記少なくとも2つの塗布領域は降温棒の長手方向に分布しており、好ましくは、前記少なくとも2つ塗布領域には、異なる降温材料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項12】
前記降温材料は、ポリデキストロース、ラクチトールのうちの1種又は複数種をさらに含む、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項13】
前記PEGは、PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−800、PEG−1000、PEG−1500、PEG−2000、PEG−4000、PEG−6000、PEG−8000、PEG−10000、PEG−20000のうちの少なくとも1種を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の降温フィルタロッド。
【請求項14】
降温材料は、低分子量PEG0〜10質量部、中等分子量PEG0〜10質量部、及び高分子量PEG0〜10質量部を含み、低分子量PEG、中等分子量PEG、及び高分子量PEGのうち、多くとも1つの含有量が0である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項15】
前記降温棒外側は成形紙(4)により被覆されている、ことを特徴とする請求項1〜6、13のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項16】
前記降温部(2)の一端又は両端にはフィルタリング部(1)が接続されている、ことを特徴とする請求項1〜6、13のいずれか1項に記載の降温フィルタロッド。
【請求項17】
前記フィルタリング部の長さは5〜9mm、降温部の長さは10〜50mmである、ことを特徴とする請求項16に記載の降温フィルタロッド。
【請求項18】
発煙部(3)と、請求項1〜17のいずれか1項に記載の降温フィルタロッドと、を備える、ことを特徴とするシガレット。
【請求項19】
前記発煙部の長さは10〜70mmである、ことを特徴とする請求項18に記載のシガレット。
【国際調査報告】