特開2017-35138(P2017-35138A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

▶ 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの特許一覧
<>
  • 特開2017035138-操作装置 図000003
  • 特開2017035138-操作装置 図000004
  • 特開2017035138-操作装置 図000005
  • 特開2017035138-操作装置 図000006
  • 特開2017035138-操作装置 図000007
  • 特開2017035138-操作装置 図000008
  • 特開2017035138-操作装置 図000009
  • 特開2017035138-操作装置 図000010
  • 特開2017035138-操作装置 図000011
  • 特開2017035138-操作装置 図000012
  • 特開2017035138-操作装置 図000013
  • 特開2017035138-操作装置 図000014
  • 特開2017035138-操作装置 図000015
  • 特開2017035138-操作装置 図000016
  • 特開2017035138-操作装置 図000017
  • 特開2017035138-操作装置 図000018
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-35138(P2017-35138A)
(43)【公開日】2017年2月16日
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/24 20140101AFI20170127BHJP
   A63F 13/92 20140101ALI20170127BHJP
   G06F 3/0338 20130101ALI20170127BHJP
【FI】
   A63F13/24
   A63F13/92
   G06F3/0338 411
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2015-156479(P2015-156479)
(22)【出願日】2015年8月6日
(71)【出願人】
【識別番号】310021766
【氏名又は名称】株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
【住所又は居所】東京都港区港南1丁目7番1号
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】特許業務法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】橋本 誠
【住所又は居所】東京都港区港南一丁目7番1号 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント内
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 良雄
【住所又は居所】東京都港区港南一丁目7番1号 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント内
(72)【発明者】
【氏名】荒木 孝昌
【住所又は居所】東京都港区港南一丁目7番1号 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント内
(72)【発明者】
【氏名】楠 俊宏
【住所又は居所】東京都港区港南一丁目7番1号 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント内
【テーマコード(参考)】
2C001
5B087
【Fターム(参考)】
2C001CA09
5B087AA09
5B087AB02
5B087BC02
5B087BC08
5B087BC13
(57)【要約】
【課題】把持しやすい操作装置を提供すること。
【解決手段】操作装置(情報処理装置1A)は、本体部と、本体部の一端側に設けられた操作部(右側操作部3)とを備え、操作部は、外装を構成する操作部側筐体(外装構成部32A)と、操作部側筐体に配設され、入力操作を受け付ける入力部(アナログコントローラーBC1、ボタンBC2,BC4,BC5)とを備え、操作部側筐体は、使用者の片手によって把持される把持部GPRを有し、把持部GPRは、片手における1つの指(薬指RH4)が当接される第1当接部CP1と、当該1つの指とは異なる他の指(小指RH5)が当接される第2当接部CP2と、当接部CP1,CP2とは反対側に位置し、片手における所定の部位(拇指球RH6)が当接される第3当接部CP3と、各当接部CP1,CP3の間の第1寸法、及び、各当接部CP2,CP3の間の第2寸法を、それぞれ調整可能な調整部と、を有する。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、
前記本体部の一端側に設けられた操作部と、を備え、
前記操作部は、
外装を構成する操作部側筐体と、
前記操作部側筐体に配設され、入力操作を受け付ける入力部と、を備え、
前記操作部側筐体は、使用者の片手によって把持される把持部を有し、
前記把持部は、
前記片手における1つの指が当接される第1当接部と、
前記片手における前記1つの指とは異なる他の指が当接される第2当接部と、
前記第1当接部及び前記第2当接部とは反対側に位置し、前記片手における所定の部位が当接される第3当接部と、
前記第1当接部と前記第3当接部との間の第1寸法、及び、前記第2当接部と前記第3当接部との間の第2寸法を、それぞれ調整可能な調整部と、を有することを特徴とする操作装置。
【請求項2】
請求項1に記載の操作装置において、
前記1つの指は、薬指であり、
前記他の指は、小指であり、
前記所定の部位は、拇指球であることを特徴とする操作装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の操作装置において、
前記把持部は、前記第1当接部、前記第2当接部及び前記第3当接部に応じた位置に設けられる弾性部を有し、
前記調整部は、前記弾性部を含んで構成され、
前記第1寸法及び前記第2寸法のそれぞれは、前記把持部が前記片手によって把持されて、前記第1寸法及び前記第2寸法が変動する方向に前記弾性部が弾性変形されることにより調整されることを特徴とする操作装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の操作装置において、
前記把持部の内側に配置され、前記第1寸法及び前記第2寸法を広げる方向に前記把持部を付勢する付勢部材を有することを特徴とする操作装置。
【請求項5】
請求項4に記載の操作装置において、
前記付勢部材は、第1付勢部材及び第2付勢部材を含み、
前記第1付勢部材は、前記第1当接部と前記第3当接部との間に配置され、
前記第2付勢部材は、前記第2当接部と前記第3当接部との間に配置されていることを特徴とする操作装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の操作装置において、
前記把持部は、
前記第1当接部及び前記第2当接部が位置する第1側面部と、
前記第3当接部が位置する第2側面部と、を有し、
前記調整部は、前記第1寸法及び前記第2寸法が調整された状態で、前記第1側面部及び前記第2側面部を固定する調整部材を有することを特徴とする操作装置。
【請求項7】
請求項6に記載の操作装置において、
前記第1側面部及び前記第2側面部のうち一方の側面部は、剛性を有し、
前記第1側面部及び前記第2側面部のうち他方の側面部は、前記一方の側面部に近接する方向に変形可能な特性を有することを特徴とする操作装置。
【請求項8】
請求項7に記載の操作装置において、
前記調整部材は、第1調整部材及び第2調整部材を含み、
前記第1調整部材は、前記第1当接部及び前記第3当接部にて前記第1側面部及び前記第2側面部を固定し、
前記第2調整部材は、前記第2当接部及び前記第3当接部にて前記第1側面部及び前記第2側面部を固定することを特徴とする操作装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の操作装置において、
前記入力部は、前記把持部が前記片手によって把持された際に、前記片手における親指が位置する部位に配設され、
前記1つの指及び前記異なる指は、前記親指以外の指であることを特徴とする操作装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の操作装置において、
前記把持部は、当該把持部が前記使用者の手に把持された際に、前記1つの指及び前記他の指に応じた位置に形成された凹部を有することを特徴とする操作装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の操作装置において、
前記本体部は、
本体部側筐体と、
前記本体部側筐体に一体化される表示部と、を有し、
前記操作部側筐体及び前記本体部側筐体の一方は、他方に接続される接続部を有し、
前記操作部側筐体と前記本体部側筐体との間で、前記接続部より前記第1当接部側の位置には、隙間が形成されていることを特徴とする操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、PC(Personal Computer)やゲーム装置等の情報処理装置に接続され、当該情
報処理装置に操作信号を送信する操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のコントローラー(操作装置)は、使用者の左右の手で把持される左側把持部及び右側把持部と、当該コントローラーの正面に配設された方向ボタン及び操作ボタンとを有する。このうち、方向ボタンは、左側把持部が左手で把持された際の親指に対応する位置に配設され、操作ボタンは、右側把持部が右手で把持された際の親指に対応する位置に配設されている。更に、当該コントローラーは、方向ボタン及び操作ボタンが配設される領域の間に2つのアナログスティックが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2009/0131171号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コントローラーの把持しやすさは、当該コントローラーを用いた操作のし易さや、使用者の負担の軽減に繋がる。しかしながら、当該コントローラーを把持する使用者の手の大きさは、年齢や性別等によって異なる。このため、使用者の手の大きさ等に関わらず、把持しやすいコントローラーが要望されてきた。
【0005】
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、把持しやすい操作装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る操作装置は、本体部と、前記本体部の一端側に設けられた操作部と、を備え、前記操作部は、外装を構成する操作部側筐体と、前記操作部側筐体に配設され、入力操作を受け付ける入力部と、を備え、前記操作部側筐体は、使用者の片手によって把持される把持部を有し、前記把持部は、前記片手における1つの指が当接される第1当接部と、前記片手における前記1つの指とは異なる他の指が当接される第2当接部と、前記第1当接部及び前記第2当接部とは反対側に位置し、前記片手における所定の部位が当接される第3当接部と、前記第1当接部と前記第3当接部との間の第1寸法、及び、前記第2当接部と前記第3当接部との間の第2寸法を、それぞれ調整可能な調整部と、を有することを特徴とする。
【0007】
ここで、操作部の把持部を片手にて把持して操作装置を操作する場合、上記1つの指及び上記他の指と上記所定の部位とによって当該把持部を把持することが考えられる。このような場合、片手が比較的大きな使用者では、上記第1寸法及び上記第2寸法は比較的大きい方が把持部を把持しやすい一方で、片手が比較的小さい使用者では、上記第1寸法及び上記第2寸法は比較的小さい方が把持部を把持しやすい。他方、第1寸法と第2寸法とでは、当該片手の大きさ等により、変化の仕方が一様でない。
これに対し、上記構成によれば、調整部により、使用者の片手の大きさ等に応じて上記第1寸法及び上記第2寸法をそれぞれ調整できる。従って、使用者に適した把持状態を実現できるので、操作装置を把持しやすくすることができ、ひいては、当該操作装置の操作性を向上させることができる。
【0008】
上記一態様では、前記1つの指は、薬指であり、前記他の指は、小指であり、前記所定の部位は、拇指球であることが好ましい。
ここで、操作部の把持部を片手により把持して操作装置を操作する場合、薬指及び小指と拇指球とによって把持部を挟持(把持)し、比較的自由に動かすことが可能な親指及び人差し指を入力部の操作に使うことが考えられる。
このような場合に、上記第1寸法及び第2寸法のうち一方の寸法が、薬指と拇指球との間の寸法であり、他方の寸法が、小指と拇指球との間の寸法であることにより、把持部、ひいては、操作装置を確実に把持しやすくすることができる。
【0009】
上記一態様では、前記把持部は、前記第1当接部、前記第2当接部及び前記第3当接部に応じた位置に設けられる弾性部を有し、前記調整部は、前記弾性部を含んで構成され、前記第1寸法及び前記第2寸法のそれぞれは、前記把持部が前記片手によって把持されて、前記第1寸法及び前記第2寸法が変動する方向に前記弾性部が弾性変形されることにより調整されることが好ましい。
このような構成によれば、上記第1寸法及び上記第2寸法は、第1〜第3当接部に応じた位置に設けられる弾性部が弾性変形することによって調整される。このため、当該第1寸法及び第2寸法を使用者の手の大きさ等に応じて予め調整することなく、当該手に適合した握り方で把持部を把持できる。従って、当該把持部、ひいては、操作装置を確実かつ簡易に把持しやすくすることができる。
【0010】
上記一態様では、前記把持部の内側に配置され、前記第1寸法及び前記第2寸法を広げる方向に前記把持部を付勢する付勢部材を有することが好ましい。
このような構成によれば、片手によって把持された際に上記第1寸法及び上記第2寸法が調整された把持部の形状を復元できる。従って、把持部の形状を安定化できる。
【0011】
上記一態様では、前記付勢部材は、第1付勢部材及び第2付勢部材を含み、前記第1付勢部材は、前記第1当接部と前記第3当接部との間に配置され、前記第2付勢部材は、前記第2当接部と前記第3当接部との間に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1付勢部材及び第2付勢部材のそれぞれが上記位置に設けられていることにより、上記第1寸法及び上記第2寸法を個別に復元及び調整できる。従って、把持部、ひいては、操作装置をより確実に把持しやすくすることができる。
【0012】
上記一態様では、前記把持部は、前記第1当接部及び前記第2当接部が位置する第1側面部と、前記第3当接部が位置する第2側面部と、を有し、前記調整部は、前記第1寸法及び前記第2寸法が調整された状態で、前記第1側面部及び前記第2側面部を固定する調整部材を有することが好ましい。
このような構成によれば、調整部材によって、第1当接部及び第2当接部が位置する第1側面部と、第3当接部が位置する第2側面部とが、上記第1寸法及び第2寸法が調整された状態で固定される。これによれば、使用者に応じて第1寸法及び第2寸法を予め調整できる。従って、把持部を安定かつ確実に把持しやすくすることができる。
【0013】
上記一態様では、前記第1側面部及び前記第2側面部のうち一方の側面部は、剛性を有し、前記第1側面部及び前記第2側面部のうち他方の側面部は、前記一方の側面部に近接する方向に変形可能な特性を有することが好ましい。
このような構成によれば、当該他方の側面部が一方の側面部に近接する方向に変形可能であることから、当該他方の側面部を使用者の片手にフィットさせることができる。従って、把持部の把持し易さを向上させることができる。
【0014】
上記一態様では、前記調整部材は、第1調整部材及び第2調整部材を含み、前記第1調整部材は、前記第1当接部及び前記第3当接部にて前記第1側面部及び前記第2側面部を固定し、前記第2調整部材は、前記第2当接部及び前記第3当接部にて前記第1側面部及び前記第2側面部を固定することが好ましい。
このような構成によれば、上記第1寸法及び上記第2寸法のそれぞれを確実に個別に調整できる。従って、把持部を確実に把持しやすくすることができる。
【0015】
上記一態様では、前記入力部は、前記把持部が前記片手によって把持された際に、前記片手における親指が位置する部位に配設され、前記1つの指及び前記異なる指は、前記親指以外の指であることが好ましい。
このような構成によれば、上記のように、比較的動かしやすい親指を、ボタン等の操作に用いることができる。従って、操作装置の操作性を向上させることができる。
【0016】
上記一態様では、前記把持部は、当該把持部が前記使用者の手に把持された際に、前記1つの指及び前記他の指に応じた位置に形成された凹部を有することが好ましい。
このような構成によれば、上記1つの指及び上記他の指を凹部に添わせることにより、これらの指を把持部にフィットさせやすくすることができる。従って、把持部の把持し易さを向上させることができる。
【0017】
上記一態様では、前記本体部は、本体部側筐体と、前記本体部側筐体に一体化される表示部と、を有し、前記操作部側筐体及び前記本体部側筐体の一方は、他方に接続される接続部を有し、前記操作部側筐体と前記本体部側筐体との間で、前記接続部より前記第1当接部側の位置には、隙間が形成されていることが好ましい。
ここで、上記構成では、本体部の重量には、少なくとも表示部側筐体及び表示部の重量が含まれるので、当該本体部は比較的重くなる。このため、使用者の握力が弱く、上記把持部を握りづらい場合には、使用者の疲労が大きくなる。
これに対し、把持部が上記構成を有することにより、当該把持部を握りやすくなるため、使用者の握力が弱い場合でも、使用者の疲労を軽減できる。
また、操作部側筐体と本体部側筐体との間で、接続部より第1当接部側の位置に隙間が形成されていることにより、第1当接部に当接される指の先端を、当該隙間に入り込ませやすくすることができる。従って、上記1つの指及び上記他の指と、上記所定の部位とにより、把持部を強く把持できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、上記第1寸法及び上記第2寸法のそれぞれが調整可能となるので、使用者の手の大きさ等に依らずに操作装置を把持しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理装置を示す斜視図。
図2】上記第1実施形態における情報処理装置を示す正面図。
図3】上記第1実施形態における情報処理装置を示す背面図。
図4】上記第1実施形態における情報処理装置を示す上面図。
図5】上記第1実施形態における情報処理装置を示す下面図。
図6】上記第1実施形態における本体部の構成を示すブロック図。
図7】上記第1実施形態における情報処理装置を示す右側面部。
図8】上記第1実施形態における情報処理装置を示す左側面部。
図9】上記第1実施形態における第1把持パターンにて把持された情報処理装置を背面側から見た図。
図10】上記第1実施形態における第2把持パターンにて把持された情報処理装置を背面側から見た図。
図11】上記第1実施形態における情報処理装置を示す断面図。
図12】上記第1実施形態における右側操作部を示す断面図。
図13】本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の右側操作部を使用者が右手にて把持した状態を示す図。
図14】上記第2実施形態における右側操作部の筐体を示す断面図。
図15】本発明の第3実施形態に係る情報処理装置の右側操作部を示す断面図。
図16】本発明の第4実施形態に係る情報処理装置の右側操作部を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[情報処理装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1を示す斜視図である。また、図2は、当該情報処理装置1を示す正面図であり、図3は、当該情報処理装置1を示す背面図である。
本実施形態に係る情報処理装置1は、外部機器と通信し、入力操作に応じた操作情報を送信する操作装置としての機能を有する他、入力操作に応じてゲーム等のアプリケーションを独立して実行する機能を有する。すなわち、情報処理装置1は、本発明の操作装置として機能する。
このような情報処理装置1は、図1図3に示すように、本体部2と、当該本体部2の右側及び左側に接続された操作部3,4(右側操作部3及び左側操作部4)と、を有し、これら本体部2及び操作部3,4は一体化されている。
【0021】
なお、以下の説明では、左側操作部4が左側に位置するように情報処理装置1を正面視した際に、当該左側操作部4から右側操作部3に向かう方向を+X方向とし、当該+X方向に対する直交方向のうち、情報処理装置1の正面に沿って上側に向かう方向を+Y方向とする。また、情報処理装置1の奥行き方向、すなわち、+X方向及び+Y方向のそれぞれに直交し、かつ、正面側から背面側に向かう方向を+Z方向とする。そして、図示を省略するが、+X方向とは反対側を−X方向とする。−Y方向及び−Z方向も同様である。
【0022】
[本体部の構成]
本体部2は、図1及び図2に示すように、表示部21、音声出力部22及び制御部23(図6参照)と、これらを収納する筐体24と、を有する。なお、制御部23の構成については、後に詳述する。
表示部21は、制御部23から入力される画像情報に応じた画像を表示する。このような表示部21としては、液晶及び有機EL(Electro-Luminescence)等の各種表示パネルが例示される。この表示部21の表示面21Aの全面には、タッチパネルTPが設けられ、これにより、表示部21は、タッチスクリーンとしての機能を有する。このタッチパネルTPは、入力操作に応じた操作信号を、制御部23に出力する。このようなタッチパネルTPは、後述するボタンB1〜B5及び操作部3,4とともに、情報処理装置1の操作手段を構成する。
【0023】
ここで、表示部21は、本体部2における正面の略全てを構成する程度のサイズを有する。このため、使用者が後述する第1把持パターン(図9参照)及び第2把持パターン(図10参照)のいずれの把持パターンにて右側操作部3及び左側操作部4を把持した場合でも、右手の親指が、表示部21上に設けられたタッチパネルTP(特に+X方向側の領域)に対して入力操作を実施でき、左手の親指が、当該タッチパネルTP(特に−X方向側の領域)に対して入力操作を実施できる。
音声出力部22は、スピーカー等を備えて構成され、後述する制御部23から入力される音声信号に応じた音声を当該スピーカーにより出力する。
【0024】
筐体24は、表示部21を支持するとともに、音声出力部22及び制御部23を内部に収納する合成樹脂製の筐体である。この筐体24は、正面側から見て表示部21を囲み、かつ、表示部21の裏面を覆う略直方体形状の筐体本体25と、当該筐体本体25から延出する右側延出部26及び左側延出部27と、が一体的に形成された構成を有する。
【0025】
これらのうち、右側延出部26は、筐体本体25における+X方向側の端縁(後述する右側面部25R)の略中央から+X方向に延出する腕部261と、当該腕部261の先端に接続され、XY平面に沿って腕部261より拡大された平面視略長円形状を有する配置部262と、を有する。この右側延出部26は、後述する右側操作部3の一部を構成し、配置部262には、後述するアナログコントローラーBC1及びボタンBC2〜BC5が配設される。
左側延出部27も、右側延出部26と同様に、筐体本体25における−X方向側の端縁(後述する左側面部25L)の略中央から−X方向に延出する腕部271と、当該腕部271の先端に接続され、XY平面に沿って腕部271より拡大された配置部272と、を有する。この左側延出部27は、後述する左側操作部4の一部を構成し、配置部272には、後述するアナログコントローラーBC1及びボタンBC3〜BC6が配設される。
【0026】
筐体本体25は、正面部25F、背面部25B、上面部25U、下面部25D、左側面部25L及び右側面部25Rを有する。
正面部25Fには、表示部21の左右に、上記操作手段を構成するボタンB1,B2が配設されている他、内部に設けられた音声出力部22のスピーカーからの音声を外部に出力する開口部25F1,25F2が形成されている。
なお、上記のように、右側面部25Rの略中央から上記右側延出部26が延出しており、左側面部25Lの略中央から上記左側延出部27が延出している。
【0027】
図4は、情報処理装置1を示す上面図である。
上面部25Uにおける−X方向側には、図4に示すように、情報処理装置1の電源を投入する電源ボタンB3と、それぞれ電源の入力状態及び外部との通信状態を示すLED(Light Emitting Diode)25U1,25U2と、が配設されている。また、上面部25Uにおける+X方向側には、音量操作用の一対の音量ボタンB4,B5が配設されている。更に、上面部25Uにおける略中央には、外部機器との接続用ケーブル(例えば画像ケーブル)が接続可能な端子25U3が配設されている他、当該端子25U3を挟むようにスロットSL1,SL2が配設されている。これらスロットSL1,SL2は、SIM(Subscriber Identity Module)等の通信接続用カードが挿入されるスロットであるが、半導体メモリーカードが挿入されるスロットとしてもよい。なお、ボタンB3〜B5も、上記操作手段を構成する。
【0028】
図5は、情報処理装置1を示す下面図である。
下面部25Dの略中央には、図5に示すように、上記接続用ケーブルとは異なる仕様のケーブルが接続可能な端子25D1が配設されている。また、下面部25Dにおいて端子25D1の右側には、ヘッドホンジャックを接続可能な端子25D2が配設されている。
【0029】
図6は、制御部23の構成を示すブロック図である。
制御部23は、処理回路が実装された回路基板として構成される。この制御部23は、上記操作手段から入力される操作信号の他、外部機器からの受信情報に応じて、或いは、自律的に、情報処理装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部23は、上記アプリケーションを実行する他、当該アプリケーションの実行時画面を表示部21に表示させる。また、制御部23は、外部機器と通信して、情報を送受信する。
このような制御部23は、入出力部231、通信部232、記憶部233、描画部234及び処理部235を有し、これらはバスラインBLによって互いに接続されている。
【0030】
入出力部231は、本体部2及び操作部3,4に配設された各構成と電気的に接続され、当該各構成と処理部235との間で信号を入出力する入出力チャネルである。
この入出力部231は、例えば、上記操作手段の各構成と接続され、当該各構成から入力される操作信号を処理部235に出力する。また、処理部235から入力され、操作部3,4のモーター33を駆動させる駆動信号を、当該操作部3,4に出力する。
この他、入出力部231は、LED25U1,25U2及び音声出力部22と接続され、処理部235から入力される制御信号に応じて当該LED25U1,25U2を点灯させる他、入力される音声信号を上記音声出力部22に出力する。
更に、入出力部231は、処理部235による制御の下、上記端子25U3,25D1を介して外部機器と有線通信し、当該外部機器との間で情報を送受信する。
加えて、入出力部231は、処理部235による制御の下、上記スロットSL1,SL2と接続され、これらスロットSL1,SL2に挿入されたカードに記録された情報を読み取り、読み取った情報を処理部235に出力する。
【0031】
通信部232は、それぞれ通信対象との通信方式が異なる第1通信部2321及び第2通信部2322を有する。
第1通信部2321は、処理部235による制御の下、上記スロットSL1,SL2に挿入された通信接続用カードに記憶された接続情報に基づいてネットワークに接続し、当該ネットワーク上のサーバー等との間で情報を送受信する。この第1通信部2321は、携帯電話網を利用したネットワーク接続を行う通信モジュールにより構成できる。
第2通信部2322は、処理部235による制御の下、近距離無線通信方式にて外部機器と無線にて通信し、当該外部機器との間で情報を送受信する。この第2通信部2322は、IEEE802.11やBluetooth(登録商標)等の規格に準拠した通信方式にて、接続対象となる外部機器と通信する通信モジュールにより構成できる。
このような通信部232により受信された情報は、処理部235に出力され、処理部235から通信部232に入力された情報は、当該情報の送信先に応じて第1通信部2321又は第2通信部2322により当該送信先の外部機器に送信される。
【0032】
記憶部233は、情報処理装置1の動作に必要なプログラム及びデータを記憶している。例えば、記憶部233は、処理部235が実行するOSやアプリケーションを記憶している他、情報処理装置1の使用者に関する使用者情報、当該アプリケーションの実行時に保存されたデータ等を記憶している。また、記憶部233は、通信部232により受信された情報を記憶する。このような記憶部233は、ROM(Read Only Memory)及びフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーの他、描画部234及び処理部235の作業領域となるRAM(Random Access Memory)及びVRAM等の揮発性メモリーにより構成されている。なお、記憶部233は、当該不揮発性メモリーに代えて、或いは加えて、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Silicon State Drive)等の大容量記憶装置を有する構成であってもよい。
【0033】
描画部234は、GPU(Graphics Processing Unit)を備えて構成され、処理部235による制御の下、OS及びアプリケーションの実行時画面を生成する。例えば、処理部235がゲームアプリケーションを実行している場合には、描画部234は、当該ゲームアプリケーションに含まれるキャラクターモデル等の描画情報に基づいて、当該ゲームアプリケーションに応じたゲームの実行時画面を描画する。また、処理部235が、ブラウザを実行している場合には、描画部234は、通信部232を介してネットワーク上のサーバー等から取得されるウェブページが含まれる画面を描画する。更に、処理部235が、当該サーバー等から配信される画像(静止画及び動画)を閲覧可能なビューアーを実行している場合には、描画部234は、当該画像が含まれる画面を描画する。このような描画部234により描画された画面は、上記表示部21に表示される。
【0034】
処理部235は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、上記記憶部233に記憶されたOSを処理して、情報処理装置1全体の動作を制御する。また、処理部235は、当該記憶部233に記憶されたアプリケーションのうち、使用者により選択されたアプリケーションや、OSにより指示されたアプリケーションを実行する。
また例えば、処理部235は、入出力部231を介して上記操作手段から入力される操作信号に応じた処理を実行する他、上記実行時画面の描画を描画部234に指示する。また、処理部235は、OS及びアプリケーションの実行に際して出力する音声の音声信号を生成し、入出力部231を介して当該音声信号を音声出力部22又は端子25D2に出力する。
【0035】
[操作部の構成]
右側操作部3及び左側操作部4は、図1〜5に示すように、それぞれ筐体本体25の右側及び左側に位置する右側延出部26及び左側延出部27を含んで構成され、上記本体部2と一体化されている。これら操作部3,4は、使用者の入力操作に応じた操作信号、すなわち、使用者により操作されるボタンや操作体の操作内容を示す操作信号を本体部2、ひいては、制御部23に出力する。
【0036】
[右側操作部の構成]
図7は、情報処理装置1(右側操作部3)を示す右側面部である。
右側操作部3は、図1図5及び図7に示すように、+Y方向側に位置する略角柱形状と、−Y方向側に向かうに従って厚さ寸法が小さくなる略錐形状とを組み合わせたような形状に形成された筐体31を備える。この筐体31は、上記右側延出部26と、当該右側延出部26と接続されて、右側操作部3における外装を構成する外装構成部32と、を有する。
右側延出部26は、筐体31において正面部311と、上面部313、左側面部314及び右側面部315のそれぞれにおける−Z方向側の一部とを構成する。
外装構成部32は、背面部312と、上面部313、左側面部314及び右側面部315のそれぞれにおける+Z方向側の一部とを構成する。この外装構成部32における−Y方向側の部位、すなわち、当該外装構成部32における略錐形状部分は、使用者の右手(詳しくは、薬指、小指及び拇指球)により把持される把持部GPRである。
すなわち、右側延出部26は、筐体31において第1側面部としての正面部311の一部を構成する第1筐体構成部に相当し、外装構成部32は、筐体31において第2側面部としての背面部312を構成する第2筐体構成部に相当する。
【0037】
正面部311には、図1及び図2に示すように、上記のように、アナログコントローラーBC1及び複数のボタンBC2,BC3が配設されている。
具体的に、アナログコントローラーBC1は、右側延出部26における腕部261と配置部262とに跨って配置されている。このアナログコントローラーBC1は、−Z方向に起立する操作子BC11が傾倒可能に構成され、当該アナログコントローラーBC1は、操作子BC11の傾倒方向及び傾倒量を示す操作信号を出力する。
また、ボタンBC2は、配置部262においてアナログコントローラーBC1より+Y方向側の位置に4つ設けられている。これらボタンBC2の配置位置は、右側操作部3が右手によって把持された際に、当該右手の親指に応じた領域内で、かつ、菱形の頂点に応じた位置にそれぞれ配置されている。
ボタンBC3は、配置部262においてボタンBC2より+Y方向側で、かつ、−X方向側の位置に配置されている。
【0038】
上面部313には、図4及び図7に示すように、ボタンBC4,BC5が+Z方向に沿って直列に配置されている。これらボタンBC4,BC5のうち、+Z方向側に位置するボタンBC5は、図示を省略するが、−Z方向側の端縁に設定された+X方向に沿う回動軸を中心として回動可能に構成されたトリガー様に構成されている。なお、ボタンBC4は、右側延出部26の配置部262と外装構成部32とに跨って配置され、ボタンBC5は、外装構成部32に配置されている。
これらアナログコントローラーBC1及び複数のボタンBC2〜BC5は、上記操作手段を構成する入力部である。
【0039】
[左側操作部の構成]
図8は、情報処理装置1(左側操作部4)を示す左側面図である。
左側操作部4は、図1図5及び図8に示すように、上記ボタンBC2に代えて方向ボタンBC6を有する他は、右側操作部3と対称構造を有する。具体的に、左側操作部4と右側操作部3とは、方向ボタンBC6と4つのボタンBC2との違いを除いて、本体部2の中央を通り、かつ、+Y方向に沿う中心線を中心とする対称構造を有する。
【0040】
この左側操作部4は、図1図3に示すように、+Y方向側に位置する略角柱形状と、−Y方向側に向かうに従って厚さ寸法が小さくなる略錐形状とを組み合わせたような形状に形成された筐体41を備える。このような筐体41は、左側延出部27と、当該左側延出部27に接続される外装構成部42と、を備えて構成されている。
左側延出部27は、図2図5及び図8に示すように、正面部411と、上面部413、左側面部414及び右側面部415のそれぞれにおける−Z方向側の一部を構成する。また、外装構成部42は、背面部412と、上面部413、左側面部414及び右側面部415のそれぞれにおける+Z方向側の一部を構成する。なお、外装構成部42における−Y方向側の部位、すなわち、当該外装構成部42における略錐形状部分は、使用者の左手(詳しくは、薬指、小指及び拇指球)により把持される把持部GPLである。
【0041】
正面部411には、図1及び図2に示すように、上記アナログコントローラーBC1が上記腕部271と配置部272とに跨って配置されている他、+Y方向側の位置に、4つのキートップを有する方向ボタンBC6とボタンBC3とが配設されている。
上面部413には、図4及び図8に示すように、+Z方向に沿ってボタンBC4,BC5が直列に配設されている。これらのうち、ボタンBC4は、左側延出部27の配置部272と外装構成部42とに跨って配置され、ボタンBC5は、外装構成部42に配置されている。
これらボタンBC2〜BC6も、上記操作手段を構成する入力部である。
【0042】
[情報処理装置の把持パターン]
図9は、第1把持パターンにて把持された情報処理装置1を示す背面図である。
ここで、使用者は、情報処理装置1を把持する際には、以下に示す第1把持パターン及び第2把持パターンを取り得る。
第1把持パターンは、図9に示すように、薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって外装構成部32の把持部GPRを挟持(把持)した状態で、人差し指RH2,LH2を上記ボタンBC4に添わせ、中指RH3,LH3を背面部312,412に添わせるパターンである。この際、図示を省略するが、右手RHの親指RH1(図13参照)は、上記ボタンBC2に応じて配置され、左手LHの親指は、上記方向ボタンBC6に応じて配置される。
【0043】
図10は、第2把持パターンにて把持された情報処理装置1を示す背面図である。
第2把持パターンは、図8に示すように、上記第1把持パターンにて背面部312,412に添わされていた中指RH3,LH3を上記ボタンBC5に添わせるパターンである。この第2把持パターンでは、他の指及び拇指球の配置は、上記第1把持パターンと同様である。
【0044】
ここで、図9及び図10に示したように、把持部GPRにおける薬指RH4、小指RH5及び拇指球RH6の位置、並びに、把持部GPLにおける薬指LH4、小指LH5及び拇指球LH6の位置は、第1把持パターン及び第2把持パターンのどちらでも、ほぼ変わらない。このため、右側操作部3の背面部312(外装構成部32)には、図7に示すように、薬指RH4及び小指RH5の位置に応じて、正面側に凹む凹部3121が形成されている。同様に、左側操作部4の背面部412(外装構成部42)には、図8に示すように、薬指LH4及び小指LH5の位置に応じて、正面側に凹む凹部4121が形成されている。これら凹部3121に薬指RH4及び小指RH5を添わせ、凹部4121に薬指LH4及び小指LH5を添わせることにより、上記各把持パターンにて使用者が情報処理装置1を把持しやすくなる。
なお、背面部312,412には、上記第1把持パターンにおいて中指RH3,LH3が位置する部位にも、正面側に凹む凹部3122,4122が形成されている。これにより、第1把持パターンにおいて使用者が各操作部3,4、ひいては、情報処理装置1をより安定して把持できる。
【0045】
[各操作部と本体部との間の隙間]
上記のように、右側操作部3の一部を構成する右側延出部26と、左側操作部4の一部を構成する左側延出部27とは、本体部2の筐体本体25と一体化されている。
これらのうち、右側操作部3の左側面部314と筐体本体25の右側面部25Rとの間で、かつ、本体部2及び右側操作部3を接続する接続部としての腕部261に対する+Y方向側及び−Y方向側には、図9及び図10に示すように、隙間G1が形成されている。また、左側操作部4の右側面部415と筐体本体25の左側面部25Lとの間で、かつ、本体部2及び左側操作部4を接続する接続部としての腕部271に対する+Y方向側及び−Y方向側には、隙間G2が形成されている。特に、+Y方向及び−Y方向のうち、腕部261に対して把持部GPRを把持した際の薬指RH4の先端が位置する−Y方向側に隙間G1が形成され、腕部271に対して把持部GPLを把持した際の薬指LH4の先端が位置する−Y方向側に隙間G2が形成されている。
これら隙間G1,G2が形成されていることにより、使用者に各操作部3,4を把持することを意識させやすくすることができる。この他、使用者の指(例えば薬指RH4,LH4)を上記隙間G1,G2に入り込ませることにより、右手RHにて右側操作部3を、左手LHにて左側操作部4を把持しやすくすることができる。
【0046】
[操作部の内部構造]
図11は、XZ平面に沿う情報処理装置1の断面を−Y方向側から見た図である。また、図12は、YZ平面に沿う右側操作部3の断面を+X方向側から見た図である。
右側操作部3の筐体31内には、図11及び図12に示すように、上記入出力部231を介して処理部235から入力される制御信号に応じて駆動されるモーター33が設けられている。
このモーター33は、図12に示すように、モーター本体331と、当該モーター本体331の駆動によって回転されるスピンドル332と、当該スピンドル332の端部に偏心して設けられたウェイト333と、を有する。
【0047】
このようなモーター33は、上記各把持パターンにて把持された右側操作部3を正面側から見た場合に、右手RHの親指の付け根部分に応じた位置に配置され、当該右側操作部3を背面側から見た場合に、右手RHの中指RH3及び薬指RH4の間に応じた位置に配置される。換言すると、モーター33は、図12に示すように、上記配置部262と外装構成部42により構成される背面部312との間に配置されている。
そして、配置部262とモーター本体331との間には、介装部材M1が介装され、モーター本体331と外装構成部32との間には、介装部材M2が介装されている。これら介装部材M1,M2は、ゴム等の弾性材料により構成され、介装部材M1は、配置部262とモーター本体331とを密着させ、介装部材M2は、外装構成部32とモーター本体331とを密着させる。これにより、モーター本体331が駆動することによって生じた振動は、配置部262及び外装構成部32に伝導される。
【0048】
[外装構成部と右側延出部との間の隙間]
ここで、把持部GPRを構成する外装構成部32は、図11に示すように、筐体本体25と腕部261を介して一体化された配置部262と、正面部311、上面部313及び右側面部315にて接続されている。しかしながら、外装構成部32における−X方向側、すなわち、本体部2側の端縁32Lは、右側延出部26と接続されておらず、筐体本体25とも接触していない。具体的に、端縁32Lと、当該端縁32Lに−Z方向において対向する腕部261との間には、隙間G3が形成されており、当該端縁32Lは、右側延出部26及び筐体本体25と接続されていない。
【0049】
このような右側操作部3において、右手RHの掌RH7(図9及び図10参照)と接触する部分の略全てを構成する外装構成部32が、+X方向側だけでなく−X方向側においても右側延出部26及び筐体本体25の一方と接続されている場合を想定する。
この場合、モーター33にて発生した振動は、右側延出部26を介して筐体本体25に伝導されるだけでなく、外装構成部32を介して筐体本体25に伝導される。すなわち、モーター33にて発生した振動は、各構成に分散されてしまい、上記掌RH7が触れる外装構成部32に伝導される振動は弱くなる。
このため、ある程度大きな振動を外装構成部32に伝導させて、使用者に当該振動を感じさせようとすると、大きな振動を生じさせるモーター(例えば、サイズが大きなモーターやウェイトが大きなモーター)を採用する必要が生じ、情報処理装置の製造コストや、右側操作部3の寸法が大きくなる。特に、筐体本体25は、表示部21等が設けられることから外装構成部32に比べて寸法及び重量が大きいため、筐体本体25、ひいては、本体部2を振動させようとすると、より大きな振動を発生させるモーターが必要となる。
【0050】
これに対し、上記隙間G3を有する情報処理装置1の構成では、モーター33から配置部262に直接伝導された振動は、筐体本体25に伝導されるものの、当該モーター33から外装構成部32に直接伝導された振動は、筐体本体25に伝導されづらく、掌RH7に伝導されやすくなる。このため、生じる振動が大きなモーターをモーター33として採用しなくても、十分に大きな振動を掌RH7に伝導できる。従って、情報処理装置1の製造コスト及び寸法が大きくなることを抑制できる。
【0051】
なお、左側操作部4においても同様であり、外装構成部42は、正面部411、左側面部414及び上面部413において左側延出部27の配置部272と接続されているが、右側面部415(+X方向側)の端縁42Rは、腕部271との間に隙間G4が形成されるように対向配置されている。このため、当該端縁42Rは、左側延出部27及び筐体本体25と接続されていない。
【0052】
そして、図11に示したように、左側操作部4の筐体41内にも、右側操作部3におけるモーター33の配置位置と同様の位置にモーター43が配置され、当該モーター43のモーター本体431は、介装部材M1,M2と同様の介装部材M3,M4を介して配置部272及び外装構成部42と密着している。
このような左側操作部4の構成により、上記右側操作部3と同様に、内部に設けられたモーター43によって生じた振動を、左手LHの掌LH7(図9及び図10参照)と接する部分の略全てを構成する外装構成部42に効率よく伝導させることができ、上記と同様の効果を奏することができる。
【0053】
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理装置1によれば、以下の効果がある。
右側操作部3において、外装構成部32の端縁のうち−X方向側の端縁32Lと、外装構成部32が接続される右側延出部26において当該端縁32Lに対向する腕部261との間には、隙間G3が形成されている。これによれば、上記モーター33から外装構成部42に伝導された振動が、右側延出部26を介して筐体本体25に伝導されづらくなる。このため、モーター33により、使用者に接触する外装構成部32を比較的大きく振動させることができ、当該モーター33により発生した振動を使用者に効率よく伝導できる。従って、モーター33として、発生する振動が比較的小さい小型のモーターを採用することができる。左側操作部4も同様の効果を奏することができる。
【0054】
外装構成部32は、正面部311の一部と背面部312とを構成して、使用者によって把持される把持部GPRを有する。これによれば、モーター33により発生した振動が伝導される外装構成部32を使用者に確実に接触させることができる。従って、使用者に確実に振動を感じさせることができる。左側操作部4も同様の効果を奏することができる。
【0055】
入力部としてのアナログコントローラーBC1及びボタンBC2〜BC4は、右側延出部26の配置部262に位置する。これによれば、使用者の右手RHの指のうち、把持部GPRを把持する薬指RH4及び小指RH5以外の指(親指RH1、人差し指RH2及び中指RH3)によって、当該入力部に対する入力操作を行いやすくすることができる。従って、操作装置としての機能を有する情報処理装置1の操作性を向上させることができる。左側操作部4も同様の効果を奏することができる。
【0056】
ここで、外装構成部32において右側延出部26に接触しない部位が、当該右側延出部26の端部(+X方向側の端部であり、筐体本体25とは反対側の端部)である場合、外装構成部32に伝導された振動が、右側延出部26を介して筐体本体25に伝導されやすくなる。このような場合には、外装構成部32に伝導された振動により、当該外装構成部32の他、筐体本体25が振動されるので、外装構成部32の振動が弱くなる。
これに対し、外装構成部32における上記端縁32Lとは反対側の端縁(+X方向側の端縁であり、筐体本体25とは反対側の端縁)は、右側延出部26と接続されている。この右側延出部26は、筐体本体25から+X方向側に延出した部分であり、換言すると、外装構成部32が接続される筐体24は、当該外装構成部32において上記端縁32Lが位置する−X方向側に長く形成されている。
このような構成によれば、外装構成部32における+X方向側の端縁は、筐体24における+X方向側の端部と接続されているが、当該端部とは反対側の端縁32Lは、筐体24と接続されていない。このため、外装構成部32に伝導された振動を、右側延出部26から見た延出部分である筐体本体25に伝導させづらくすることができる。これにより、外装構成部32を振動させやすくすることができ、当該外装構成部32に伝導された振動を使用者に伝導させやすくすることができる。従って、発生する振動が小さなモーターがモーター33として採用できる。左側操作部4も同様の効果を奏することができる。
【0057】
振動子としてのモーター33は、右側延出部26の配置部262と、外装構成部32との間に配置され、当該配置部262とモーター33のモーター本体331との間、及び、モーター本体331と外装構成部32との間には、これらの間の隙間を埋める介装部材M1,M2が設けられている。これによれば、モーター33が右側延出部26及び外装構成部32によって安定して保持されるので、当該モーター33の駆動によって生じる振動を外装構成部32に確実に伝導させることができる。従って、発生する振動が小さなモーターでも当該振動を使用者に確実に伝導させることができる。左側操作部4も同様の効果を奏することができる。
【0058】
ここで、表示部21が一体化される本体部側筐体としての筐体本体25を有する本体部2は、操作部3,4に比べて重い。このため、外装構成部32において右側延出部26と接続される端縁が、当該外装構成部32において筐体本体25側に位置し、接続されない端縁が筐体本体25とは反対側に位置している場合には、モーター33によって発生して外装構成部32に伝導された振動が、右側延出部26と接続される筐体本体25に伝導されやすくなる。このような構成では、発生する振動が大きな振動子を採用しないと、上記のように、第2筐体構成部に接触する使用者が振動を感じにくい。
これに対し、右側延出部26は、本体部2を構成する筐体24の筐体本体25と接続されて一体化されており、隙間G3を介して腕部261と対向する上記端縁32Lは、外装構成部32において右側操作部3における本体部2側に位置している。
これによれば、上記のように、比較的重い本体部2の筐体本体25に、外装構成部32に伝導された振動を伝導させづらくすることができ、当該振動を使用者に伝導させやすくすることができる。従って、操作装置として機能する情報処理装置1が上記構成を有する場合でも、モーター33によって発生した振動を使用者に確実に伝導させることができるので、発生する振動が小さなモーターをモーター33として採用できる。左側操作部4でも同様の効果を奏することができる。
【0059】
右側操作部3及び左側操作部4は、本体部2において+X方向側及び−X方向側のそれぞれの端部に設けられている。これによれば、使用者の両手で情報処理装置1を把持して操作できるので、当該情報処理装置1の操作性を向上できる。また、各操作部3,4に異なる種別のボタン等の入力部を配設できる他、更に多くの入力部を設けることが可能となるので、情報処理装置1の汎用性を向上させることができる。
【0060】
把持部GPRには、当該把持部GPRを把持する薬指RH4及び小指RH5に応じた位置に形成された凹部3121が形成されている。これによれば、薬指RH4及び小指RH5を当該凹部3121に添わせることにより、これらの指RH4,RH5を把持部GPRにフィットさせやすくすることができる。従って、把持部GPRの把持し易さを向上させることができる。左側操作部4においても同様である。
【0061】
本体部2と右側操作部3との間で、かつ、これらを接続する接続部としての腕部261に対して薬指RH4の先端が位置する−Y方向側には隙間G1が形成されている。また、本体部2と左側操作部4との間で、かつ、これらを接続する接続部としての腕部271に対して薬指LH4の先端が位置する−Y方向側には隙間G2が形成されている。
これによれば、把持部GPR,GPLを各手RH,LHが把持する場合に、薬指RH4,LH4を、対応する隙間G1,G2に入り込ませやすくすることができ、各把持部GPR,GPLを強く把持できる。従って、表示部21等が筐体24(筐体本体25)により一体化された本体部2を備えることから比較的重い情報処理装置1を把持しやすくすることができるので、握力が小さい使用者であっても疲労感を軽減できる。
【0062】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記情報処理装置1と同様の構成を有するが、右側操作部3及び左側操作部4の各筐体の構成が、当該情報処理装置1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0063】
図13は、本実施形態に係る情報処理装置1Aの右側操作部3を上記第2把持パターンにて右手RHで把持した際の当該情報処理装置1Aを示す左側面図である。換言すると、図13は、上記第2把持パターンにて右手RHにより右側操作部3が把持された情報処理装置1Aを−X方向側(すなわり左側)から見た図である。
本実施形態に係る情報処理装置1Aは、上記情報処理装置1と同様に、本体部2、右側操作部3及び左側操作部4を備える。
【0064】
ここで、右側操作部3及び左側操作部4を把持する右手RH及び左手LHの大きさには、年齢及び性別等によって個人差がある。
これに対し、図13に示すように、例えば右手RHの薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって上記把持部GPRが挟持される場合に、薬指RH4と拇指球RH6との間の+Z方向に沿う寸法L1(第1寸法に相当)、及び、小指RH5と拇指球RH6との間のZ方向に沿う寸法L2(第2寸法に相当)が、使用者の右手RHにとって適切な値であれば、右手RHにより当該把持部GPRを把持しやすくなる。
【0065】
具体的に、右側操作部3の背面部312において薬指RH4が当接され、当該薬指RH4によって押圧力が作用される部位を第1当接部CP1とする。また、背面部312において小指RH5が当接され、当該小指RH5によって押圧力が作用される部位を第2当接部CP2とする。更に、正面部311において拇指球RH6が当接され、当該拇指球RH6によって押圧力が作用される部位を第3当接部CP3とする。そして、第1当接部CP1と第3当接部CP3との間の寸法L1、及び、第2当接部CP2と第3当接部CP3との間の寸法L2が、右手RHに応じて調整可能であれば当該右手RHにより把持部GPRを把持しやすくなる。なお、これら寸法L1,L2が右手RHの大きさ等に基づいて適切に設定されている場合には、各当接部CP1〜CP3の外装構成部32Aにおける位置は、手の大きさに依らずに略同じ位置となる。
これらのことは、左側操作部4についても同様のことが言える。
特に、表示部21等が筐体本体25により一体化された本体部2は比較的重いことから、使用者(特に握力が弱い使用者)にとって右側操作部3及び左側操作部4を把持しやすいこと、更には、各操作部3,4を強く握れることは、操作だけでなく疲労の観点からも重要なことである。
【0066】
図14は、右側操作部3を構成する筐体31AのYZ平面に沿う断面図である。なお、図14においては、右側操作部3において筐体31A以外の構成についての図示を省略している。
このような課題に対して、本実施形態に係る情報処理装置1Aの右側操作部3は、筐体31に代えて筐体31Aを有し、当該筐体31Aは、右側延出部26の他、上記寸法L1,L2を調整可能に構成された外装構成部32Aを上記外装構成部32に代えて有する筐体31Aを備える。
なお、当該筐体31Aの一部を構成する右側延出部26の構成、及び、筐体31A以外の右側操作部3の構成は、上記第1実施形態にて示した右側操作部3と同様である。例えば、配置部262及び外装構成部32Aは、内面にて介装部材M1,M2を介して上記モーター本体331と接続されており、外装構成部32Aにおける−X方向側の端部と、右側延出部26(腕部261)との間には、上記隙間G3が形成されている。
【0067】
外装構成部32Aは、上記外装構成部32と同様の形状を有する。この外装構成部32Aにおける−Y方向側の端部は、筐体31Aにおいて右手RHの薬指RH4、小指RH5、拇指球RH6及び掌RH7と接触する上記第1〜第3当接部CP1〜CP3が設定されて、各指RH4,RH5及び拇指球RH6によって把持される把持部GPRである。
なお、外装構成部32Aにおいて薬指RH4及び小指RH5に応じた位置には、上記凹部3121と同様の凹部31A1が形成されている。
このような外装構成部32Aは、外郭部32A1と、当該外郭部32A1によって被覆される内郭部32A2と、を有する。なお、外装構成部32Aは、例えば二色成形によって形成できるが、それぞれ別の材料により形成された外郭部32A1及び内郭部32A2を組み合わせて構成することも可能である。
【0068】
外郭部32A1は、エラストマー等の弾性材料により形成された弾性部であり、薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって挟持された際に、弾性変形可能に構成されている。
内郭部32A2は、外郭部32A1より剛性が高い合成樹脂により筒状に形成されている。すなわち、外装構成部32Aの形状は、主に内郭部32A2によって形成される。
このような外装構成部32Aの把持部GPRが右手RHによって把持された場合、弾性材料により形成された外郭部32A1は、薬指RH4及び小指RH5と、拇指球RH6とにより挟持されて弾性変形し、これにより、上記寸法L1,L2が変化する(短くなる)。この際、薬指RH4による押圧力と、小指RH5による押圧力とに応じて、当該寸法L1,L2は、それぞれ独立して変化する。このように、当該寸法L1,L2のそれぞれが独立して調整可能となり、右手RHの大きさや握力等に応じて寸法L1,L2が短くなることで、把持部GPR、ひいては、右側操作部3を把持しやすくすることができる。すなわち、本実施形態において外郭部32A1は、上記寸法L1,L2のそれぞれを個別に調整可能な調整部AP1を構成する。
【0069】
また、図示を省略するが、本実施形態における左側操作部4も、筐体41に代えて、左側延出部27と、上記外装構成部32Aと同様の構成を有する外装構成部とを有する筐体を備える。
このような左側操作部4では、左手LHの薬指LH4と拇指球LH6との間の寸法、及び、小指LH5と拇指球LH6との間の寸法のそれぞれが独立して調整可能である。そして、左手LHにて左側操作部4(把持部GPL)を把持する際に、当該左手LHの大きさや握力等に応じて上記寸法L1,L2に応じた寸法が短くなることにより、当該把持部GPLを把持しやすくすることができる。
【0070】
なお、本実施形態では、外郭部32A1が変形しても、内郭部32A2は略変形しない構成となっている。しかしながら、このような構成に限らず、内郭部32A2に可撓性を持たせ、当該内郭部32A2が外郭部32A1とともに撓むことによって、上記寸法L1,L2の調整可能量を拡大してもよい。この場合、外郭部32A1及び内郭部32A2は、上記調整部を構成する。更に、このような場合には、内郭部32A2は、複数の環状体により構成し、薬指及び拇指球の間に位置する環状体と、小指及び拇指球の間に位置する他の環状体とが、独立して撓む構成としてもよい。
【0071】
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理装置1Aによれば、上記情報処理装置1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
右側操作部3を右手RHにて把持して情報処理装置1Aを操作する場合、薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって当該把持部GPRを把持することが考えられる。このような場合、手が比較的大きな使用者では、上記寸法L1,L2は大きい方が把持部GPRを把持しやすい一方で、手が比較的小さい使用者では、上記寸法L1,L2は小さい方が把持部GPRを把持しやすい。他方、寸法L1,L2では、当該手の大きさ等により、変化の仕方が一様でない。
これに対し、調整部AP1を構成する外郭部32A1が弾性変形することにより、使用者の手の大きさ等に応じて上記寸法L1,L2をそれぞれ個別に調整できる。従って、使用者に適した把持状態を実現できるので、操作装置としての機能を有する情報処理装置1Aを把持しやすくすることができ、これにより、当該情報処理装置1Aの操作性を向上させることができる。左側操作部4においても同様の効果を奏することができる。
【0072】
右側操作部3の把持部GPRを右手RHにより把持して情報処理装置1Aを操作する際に、把持部GPRは、薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって挟持される。これによれば、比較的自由に動かすことが可能な親指RH1、人差し指RH2及び中指RH3を用いてボタン等の操作を行うことができる。従って、情報処理装置1Aを操作しやすくすることができる。
また、薬指RH4と拇指球RH6との間の寸法L1、及び、小指RH5と拇指球RH6との間の寸法L2が調整可能であることから、把持部GPR、ひいては、情報処理装置1Aを確実に把持しやすくすることができる。左側操作部4においても同様の効果を奏することができる。
【0073】
把持部GPRは、第1当接部CP1、第2当接部CP2及び第3当接部CP3が位置する弾性部としての外郭部32A1を有し、上記寸法L1,L2のそれぞれは、把持部GPRが右手RHによって把持されて、外郭部32A1が±Z方向に弾性変形することによって調整される。これによれば、寸法L1,L2を使用者の右手RHの大きさ等に応じて予め調整することなく、当該右手RHに適合した握り方で把持部GPRを把持できる。従って、把持部GPR、ひいては、情報処理装置1Aを確実かつ簡易に把持しやすくすることができる。左側操作部4においても同様である。
【0074】
把持部GPRが右手RHによって把持された際に、親指RH1が位置する部位に入力部としてのアナログコントローラーBC1及びボタンBC2,BC3が配設され、人差し指RH2及び中指RH3が位置する部位にボタンBC4,BC5が配設されている。そして、把持部GPRは、親指RH1以外の指である薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6によって挟持(把持)される。これによれば、比較的動かしやすい親指RH1、人差し指RH2及び中指RH3を当該アナログコントローラーBC1及びボタンBC2〜BC5の操作に用いることができる。従って、情報処理装置1Aの操作性を向上させることができる。左側操作部4においても同様である。
【0075】
筐体本体25と右側操作部3及び左側操作部4とを接続する接続部としての腕部261,271に対する−Y方向側(第1当接部CP1側)に、上記隙間G1,G2が形成されていることにより、当該隙間G1,G2に薬指RH4,LH4を入り込ませやすくなるので、上記のように、把持部GPR,GPLを強く把持できる。これとともに、調整部AP1を構成する外郭部32A1が弾性変形することにより、把持部GPR,GPLを確実に強く把持できる。従って、比較的握力が弱い使用者でも、情報処理装置1Aを一層操作しやすくすることができ、より疲労感を軽減できる。
【0076】
ここで、親指RH1,LH1を延ばす場合には、把持部GPR,GPLを把持する各手RH,LHの力が無意識に高まる。このような状態で外郭部32A1が弾性変形することにより、親指RH1,LH1の自由度を向上させることができ、当該親指RH1,LH1の可動範囲を広げることができる。このため、親指RH1,LH1によって上記タッチパネルTP(特に+X方向側の領域及び−X方向側の領域)に対して入力操作を行う際に、当該タッチパネルTPに親指RH1,LH1を届かせやすくすることができる。従って、操作装置としても機能する情報処理装置1の操作性を一層向上させることができる。
【0077】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記情報処理装置1Aと同様の構成及び機能を有するが、右側操作部3及び左側操作部4のそれぞれの筐体の構成が異なる点で、当該情報処理装置1Aと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0078】
図15は、本実施形態に係る情報処理装置1Bが有する右側操作部3を構成する筐体31AのYZ平面に沿う断面図である。なお、図15においては、右側操作部3において筐体31A以外の構成についての図示を省略している。
本実施形態に係る情報処理装置1Bは、上記情報処理装置1と同様に、本体部2、右側操作部3及び左側操作部4を備える。
右側操作部3は、本実施形態では、図15に示すように、筐体31に代えて筐体31Bを有し、当該筐体31Bは、右側延出部26及び外装構成部32Bを有する。なお、当該右側延出部26の構成、及び、筐体31B以外の右側操作部3の構成は、上記第1実施形態にて示した右側操作部3と同様である。
【0079】
外装構成部32Bは、上記外装構成部32,32Aと同様の形状を有し、正面部311、上面部313及び右側面部315にて配置部262と接続される。この外装構成部32Bは、正面側(−Z方向側)に位置する正面部32B1と、背面側(+Z方向側)に位置する背面部32B4と、これら正面部32B1及び背面部32B4を固定する固定部32B7と、2つの付勢部材32B8,32B9と、を有する。
正面部32B1及び背面部32B4は、それぞれ弾性材料(例えばエラストマー)により形成されている。すなわち、正面部32B1は+Z方向への押圧力により、背面部32B4は−Z方向への押圧力により、それぞれ弾性変形可能に構成されている。すなわち、本実施形態において正面部32B1及び背面部32B4は、上記寸法L1,L2のそれぞれを個別に調整可能な調整部AP2を構成する。
なお、外装構成部32Bにおいて薬指RH4及び小指RH5に応じた位置には、上記凹部3121と同様の凹部31B1が形成されている。
【0080】
この正面部32B1において背面部32B4に対向する面には、2つの凹部32B2,32B3が、外装構成部32Bにより構成される把持部GPRが右手RHにより把持された際の拇指球RH6に応じた位置に形成されている。
また、背面部32B4において正面部32B1に対向する面には、2つの凹部32B5,32B6が、当該把持部GPRが右手RHにより把持された際の薬指RH4及び小指RH5に応じた位置に形成されている。
すなわち、これら凹部32B2,32B3,32B5,32B6は、中空の略錐形状に形成された把持部GPRの内面に位置している。
【0081】
付勢部材32B8,32B9は、把持部GPR内に配置される。
具体的に、付勢部材32B8は、一端が凹部32B2内に配置され、他端が凹部32B5内に配置される。このため、付勢部材32B8は、薬指RH4が当接される第1当接部CP1と、拇指球RH6が当接される第3当接部CP3との間に、+Z方向に沿って配置される。
また、付勢部材32B9は、一端が凹部32B3内に配置され、他端が凹部32B6内に配置される。このため、付勢部材32B9は、小指RH5が当接される第2当接部CP2と、拇指球RH6が当接される第3当接部CP3との間に、+Z方向に沿って配置される。
【0082】
これら付勢部材32B8,32B9は、正面部32B1及び背面部32B4が互いに離間する方向への付勢力を作用させる。すなわち、付勢部材32B8,32B9は、それぞれ弾性部材である正面部32B1及び背面部32B4が、右手RHにより把持されて互いに近接する方向に弾性変形した際に、当該弾性変形に抗する付勢力を正面部32B1及び背面部32B4に作用させる。
【0083】
これら付勢部材32B8,32B9により、把持部GPRの形状が維持される。また、付勢部材32B8,32B9がそれぞれ独立したダンパーとして機能し、把持部GPRに対して拇指球RH6と薬指RH4とにより作用される挟持力、及び、拇指球RH6と小指RH5とにより作用される挟持力に応じて当該把持部GPRが適度に変形することにより、上記寸法L1,L2をそれぞれ独立して調整可能となる。従って、使用者の右手RHの大きさ等に依らずに、把持部GPRを適切に把持できる。
このような付勢部材32B8,32B9として、本実施形態では、圧縮コイルばねが採用されている。しかしながら、これに限らず、付勢部材32B8,32B9は、上記付勢力を作用させることができれば、他の構成であってもよく、弾性材料等の他の材料により形成されていてもよい。この場合、弾性材料により形成された正面部32B1及び背面部32B4とは異なる弾性力を有する弾性材料により形成されていてもよい。
【0084】
なお、図示を省略するが、本実施形態における左側操作部4も、上記筐体41に代えて上記筐体31Bと同様の筐体を有する。
これにより、左手LHの薬指LH4と拇指球LH6との間の寸法、及び、小指LH5と拇指球LH6との間の寸法がそれぞれ独立して調整可能となる。そして、左手LHにて左側操作部4(把持部GPL)を把持する際に、左手LHの大きさや握力等に応じて上記寸法L1,L2に応じた寸法が短くなることにより、当該左側操作部4(把持部GPL)を把持しやすくすることができる。
【0085】
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理装置1Bによれば、上記情報処理装置1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
右側操作部3は、把持部GPRの内側に配置される付勢部材32B8,32B9を有し、当該付勢部材32B8,32B9は、上記寸法L1,L2を広げる方向に把持部GPRを内側から付勢する。これによれば、右手RHによって把持されて上記寸法L1,L2が調整された把持部GPRの形状を復元できる。従って、把持部GPRの形状を安定化できる。左側操作部4においても同様である。
【0086】
付勢部材32B8が第1当接部CP1と第3当接部CP3との間に配置され、付勢部材32B9が第2当接部CP2と第3当接部CP3との間に配置されていることにより、上記寸法L1,L2を個別に復元及び調整できる。従って、把持部GPR、ひいては、情報処理装置1Bをより確実に把持しやすくすることができる。左側操作部4においても同様である。
【0087】
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記情報処理装置1A,1Bと同様の構成及び機能を有するが、右側操作部3及び左側操作部4のそれぞれの筐体の構成が異なる点で、当該情報処理装置1A,1Bと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0088】
図16は、本実施形態に係る情報処理装置1Cが有する右側操作部3を構成する筐体31CのYZ平面に沿う断面図である。なお、図16においては、右側操作部3において筐体31C以外の構成についての図示を省略している。
本実施形態に係る情報処理装置1Cは、上記情報処理装置1と同様に、本体部2、右側操作部3及び左側操作部4を備える。
右側操作部3は、本実施形態では、図15に示すように、筐体31に代えて筐体31Cを有し、当該筐体31Cは、右側延出部26及び外装構成部32Cを有する。なお、当該右側延出部26の構成、及び、筐体31B以外の右側操作部3の構成は、上記第1実施形態にて示した右側操作部3と同様である。
【0089】
外装構成部32Cは、上記外装構成部32,32A,32Bと同様の形状を有し、当該外装構成部32Cにおける−Y方向側の略錐形状部分は、薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とにより挟持(把持)される把持部GPRとして構成されている。
この外装構成部32Cは、正面側(−Z方向側)に位置する正面部32C1(第1側面部)と、背面側(+Z方向側)に位置する背面部32C6(第2側面部)と、これらの間の寸法を調整して固定する調整部材としてのねじSC1,SC2と、を有する。
【0090】
これらのうち、背面部32C6は、合成樹脂等により形成され、正面部32C1に比べて剛性(強度)が高い。この背面部32C6の外面において薬指RH4及び小指RH5に応じた位置には、上記凹部3121と同様の凹部31C1が形成されている。
また、背面部32C6において正面部32C1と対向する面には、正面側(−Z方向側)に起立する2つのボス32C7,32C9が立設されている。これらのうち、ボス32C7は、把持部GPRが把持された際の薬指RH4に応じた位置(薬指RH4により押圧力が作用される位置)に配置されている。また、ボス32C7に対して−Y方向側に位置するボス32C9は、当該把持部GPRが把持された際の小指RH5に応じた位置(小指RH5により押圧力が作用される位置)に配置されている。
これらボス32C7,32C9の先端には、それぞれ、ねじ孔32C8,32CAが形成されている。
【0091】
正面部32C1は、エラストマー等の弾性部材により構成されている。この正面部32C1は、上記ボス32C7,32C9に応じた位置に、背面部32C6側に凹む凹部32C2,32C4を有する。詳述すると、凹部32C2は、ボス32C7の中心軸上で、かつ、−Z方向側に位置し、凹部32C4は、ボス32C9の中心軸上で、かつ、−Z方向側に位置する。
そして、凹部32C2の底部分に形成された孔部32C3には、上記ねじSC1のねじ胴部SC11が挿通され、凹部32C4の底部分に形成された孔部32C5には、上記ねじSC2のねじ胴部SC21が挿通される。各ねじ胴部SC11,SC21は、孔部32C3,32C5を挿通した後、上記ねじ孔32C8,32CAに螺合する。
なお、この状態では、各ねじSC1,SC2の頭部SC12,SC22は、対応する凹部32C2,32C4内に収納される。
【0092】
このような外装構成部32Cでは、薬指RH4に応じた位置のボス32C7へのねじSC1の挿入量、及び、小指RH5に応じた位置のボス32C9へのねじSC2の挿入量を調整することにより、上記寸法L1,L2のそれぞれを独立して調整できる。
そして、当該寸法L1,L2が調整された外装構成部32Cの把持部GPRを使用者が右手RHにて把持することにより、当該右手RHの大きさや握力に依らずに、把持部GPRを把持しやすくすることができる。
すなわち、本実施形態において、正面部32C1、背面部32C6及びねじSC1,SC2は、上記寸法L1,L2のそれぞれを個別に調整可能な調整部AP3を構成する。
【0093】
なお、図示を省略するが、本実施形態における左側操作部4も、上記筐体41に代えて上記筐体31Cと同様の筐体を有する。
これにより、左手LHの薬指LH4と拇指球LH6との間の寸法、及び、小指LH5と拇指球LH6との間の寸法がそれぞれ独立して調整可能となる。そして、左手LHにて左側操作部4(把持部)を把持する際に、当該左手LHの大きさや握力等に応じて当該寸法を予め調整しておくことにより、当該左側操作部4(把持部GPL)を把持しやすくすることができる。
【0094】
[第4実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理装置1Cによれば、上記情報処理装置1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
把持部GPRは、第1当接部CP1及び第2当接部CP2が位置する背面部32C6(第1側面部)と、第3当接部CP3が位置する正面部32C1(第2側面部)と、を有し、寸法L1,L2が調整された状態で、正面部32C1及び背面部32C6が、調整部材としてのねじSC1,SC2により固定される。これによれば、使用者の右手RHの大きさや握力に応じて寸法L1,L2を予め調整できる。従って、把持部GPRを安定かつ確実に把持しやすくすることができる。左側操作部4についても同様である。
【0095】
正面部32C1は、背面部32C6に近接する方向に変形可能な弾性を有し、背面部32C6は、剛性を有する。これによれば、正面部32C1が弾性変形することにより、当該正面部32C1を使用者の右手RHにフィットさせることができる。従って、把持部GPRの把持し易さを向上させることができる。
【0096】
調整部材としてのねじSC1,SC2のうち、ねじSC1は、第1当接部CP1及び第3当接部CP3にて正面部32C1と背面部32C6とを固定し、ねじSC2は、第2当接部及び第3当接部CP3にて正面部32C1と背面部32C6とを固定する。これによれば、上記寸法L1,L2のそれぞれを確実に個別に調整できる。従って、把持部GPRを確実に把持しやすくすることができる。左側操作部4の把持部GPLも同様である。
【0097】
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、本体部2の右側(+X方向側)に右側操作部3が位置し、当該本体部2の左側(−X方向側)に左側操作部4が位置するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、右側操作部3及び左側操作部4のうち、一方のみが本体部2と接続されるように設けられていてもよい。また、操作部は、本体部に対して+Y方向側又は−Y方向側に設けられていてもよく、+Z方向側又は−Z方向側に設けられていてもよい。すなわち、本体部に対する操作部の位置は問わない。
【0098】
上記各実施形態では、本体部2と操作部3,4の間に、隙間G1,G2が形成されているとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、隙間G1,G2は無くてもよい。また、当該隙間G1,G2のうち、腕部261,271に対して+Y方向側の隙間は無くてもよい。すなわち、本体部2と操作部3,4の間に隙間が形成される場合には、これらの接続部としての腕部261,271に対する第1当接部CP1側に隙間が形成されればよい。例えば、上記のように、把持部が薬指及び小指と拇指球とによって把持される構成である場合には、本体部と操作部とを接続する接続部に対して、把持部において薬指又は小指が当接される当接部側に隙間が形成されていればよい。また、例えば、把持部が、親指と人差し指及び中指とによって把持される構成である場合には、当該接続部に対して、把持部において人差し指又は中指が当接される当接部側に隙間が形成されていればよい。
【0099】
上記各実施形態では、振動を発生させる振動子として、モーター33を備える構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、ソレノイド等のアクチュエーターを採用してもよい。すなわち、振動を発生させる振動子の構成は、他の構成でもよい。
【0100】
上記各実施形態では、外装構成部32、32A,32B,32Cは、本体部2の筐体本体25から延出する右側延出部26に接続される(取り付けられる)とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、筐体本体25及び腕部261が一体化され、別体である配置部262が、当該腕部261に取り付けられる構成であってもよい。また、腕部261及び配置部262が一体化され、当該腕部261が筐体本体25に取り付けられる構成であってもよい。すなわち、外装構成部が接続される操作部側筐体の一部と、本体部側筐体の一部とは一体的に形成されていなくてもよい。左側操作部4においても同様である。
【0101】
上記第1実施形態では、隙間G3は、外装構成部32において本体部2側である−X方向側の端縁32Lと、当該端縁32Lに−Z方向に対向する腕部261との間に形成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、外装構成部32と右側延出部26との接触面積が小さくなれば、これら外装構成部32と右側延出部26との間に形成される隙間の位置は、どこでもよい。他の外装構成部32A〜32Cにおいても同様である、左側操作部4においても同様である。
【0102】
上記各実施形態では、把持部GPR,GPLは、外装構成部32,32A〜32C,42に設けられるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、把持部の少なくとも一部は、右側延出部26又は左側延出部27によって形成されていてもよい。
上記各実施形態では、それぞれ入力部としてのアナログコントローラーBC1及び各ボタンBC2〜BD4,BC6は、配置部262,272に位置するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、外装構成部32,32A〜32C,42にボタン等を含む入力部が設けられていてもよい。
【0103】
上記各実施形態では、振動子としてのモーター33のモーター本体331と、配置部262及び外装構成部32との間は、介装部材M1,M2により埋められて、これらが密着されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、モーター本体331は、接着剤によって配置部262及び外装構成部32と密着していてもよい。すなわち、振動子を安定して保持でき、当該振動子の駆動によって生じる振動を配置部262及び外装構成部32に安定して伝導できれば、介装部材M1,M2は無くてもよい。他の外装構成部32A〜32Cを有する右側操作部3や、左側操作部4においても同様である。
【0104】
上記各実施形態では、端縁32Lと腕部261との間には隙間G3が形成されるとし、端縁42Rと腕部271との間には隙間G4が形成されるとした。これら隙間G3,G4には、防塵等の為の樹脂が設けられていてもよい。すなわち、外装構成部32,32A〜32Dから腕部261に伝導される振動が、端縁32Lと腕部261とが接続されている場合に比べて少なくなればよい。左側操作部4においても同様である。
【0105】
上記第2〜第4実施形態では、上記第1実施形態と同様に、外装構成部32A〜32Cにおける−X方向側の端縁と、右側延出部26との間には隙間G3が形成され、当該端縁と右側延出部26及び筐体本体25とは接続されないとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、上記第2〜第4実施形態にて示した構成では、外装構成部32A〜32Cにおいて右側延出部26と対向する面は、当該右側延出部26と接続されていてもよい。左側操作部4においても同様である。
【0106】
上記各実施形態では、右側操作部3は、右手RHの薬指RH4及び小指RH5と拇指球RH6とによって挟持されて把持される構成とされ、左側操作部4は、左手LHの薬指LH4及び小指LH5と拇指球RH6とによって挟持されて把持される構成とされた。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、操作部は、対応する手の2本の指と当該手における所定の部位とによって挟持されて把持される構成であれば、当該2本の指は、どの指であってもよく、当該所定の部位は、拇指球に限らず他の部位であってもよい。例えば、操作部は、中指及び薬指と拇指球又は親指とによって把持されてもよい。左側操作部4においても同様である。
【0107】
上記第2実施形態では、外装構成部32Aは、弾性材料により形成されて弾性部として機能する外郭部32A1と、所定の剛性を有する内郭部32A2と、を備える構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、外装構成部は、当該外郭部32A1のみ備える構成としてもよく、外郭部32A1が、正面部及び背面部をそれぞれ構成する複数の部材によって構成されていてもよい。また、外装構成部32Aが、外装構成部32Bのように、少なくとも1つの付勢部材を備える構成としてもよい。左側操作部4においても同様である。
【0108】
上記第3実施形態では、外装構成部32Bは、2つの付勢部材32B8,32B9を有する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、外装構成部32Bが有する付勢部材の数は、1つであってもよく、3以上であってもよい。例えば、外装構成部が、薬指及び小指と拇指球とによって挟持される構成である場合には、薬指、小指及び拇指球が当接される範囲に、複数の付勢部材を分散して配置してもよい。左側操作部4においても同様であり、上記第4実施形態における調整部材としてのねじについても同様である。また、付勢部材及び調整部材の配置位置は、第1当接部CP1と第3当接部CP3との間、及び、第2当接部CP2と第3当接部CP3との間でなくてもよい。
【0109】
上記第4実施形態では、外装構成部32Cは、正面部32C1及び背面部32C6を有し、当該正面部32C1は、弾性材料により構成され、当該背面部32C6は、合成樹脂等により形成されて所定の剛性(強度)を有するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、正面部32C1及び背面部32C6が、それぞれ同じ材料により構成されていてもよく、異なる材料であってもそれぞれ同様の剛性又は弾性を有する構成としてもよい。左側操作部4においても同様である。
【0110】
上記第4実施形態では、調整部材としてねじSC1,SC2により、正面部32C1及び背面部32C6における上記寸法L1,L2を調整した。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、寸法L1,L2が調整された後に正面部32C1及び背面部32C6を固定できれば、調整部材は他の構成を有していてもよい。
【0111】
上記各実施形態では、背面部312,412には、薬指及び小指が当接される位置に凹部3121,31A1,31B1,31C1が形成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、薬指及び小指のそれぞれに応じて凹部が形成されてもよく、このような凹部は無くてよい。
【0112】
上記各実施形態では、本体部2は、表示部21、音声出力部22、制御部23及び筐体24を有するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、表示部21及び音声出力部22は、無くてもよい。また、表示部21の有無に依らずに、タッチパネルTPは、設けられていても無くてもよい。更に、表示部21及びタッチパネルTPのサイズは、上記サイズに限らず、適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0113】
1,1A,1B,1C…情報処理装置(操作装置)、2…本体部、261,271…腕部(接続部)、3…右側操作部(操作部)、4…左側操作部(操作部)、31,31A,31B,31C,41…筐体(操作部側筐体)、31A1,31B1,31C1…凹部、32A1…外郭部(弾性部)、32B8…付勢部材(第1付勢部材)、32B9…付勢部材(第2付勢部材)、32C1…正面部(第1側面部、他方の側面部)、32C6…背面部(第2側面部、一方の側面部)、AP1,AP2,AP3…調整部、BC1…アナログコントローラー(入力部)、BC2〜BC5…ボタン(入力部)、BC6…方向ボタン(入力部)、CP1…第1当接部、CP2…第2当接部、CP3…第3当接部、G1,G2…隙間、GPR,GPL…把持部、L1…寸法(第1寸法)、L2…寸法(第2寸法)、RH1…親指、LH4,RH4…薬指、LH5,RH5…小指、LH6,RH6…拇指球、SC1…ねじ(調整部材、第1調整部材)、SC2…ねじ(調整部材、第2調整部材)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16