特許第6054165号(P6054165)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6054165
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】需要予測システムおよび需要予測方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20161219BHJP
   G06Q 10/08 20120101ALI20161219BHJP
   G06Q 10/04 20120101ALI20161219BHJP
【FI】
   G06Q30/02
   G06Q10/08 330
   G06Q10/04
【請求項の数】7
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2012-274719(P2012-274719)
(22)【出願日】2012年12月17日
(65)【公開番号】特開2014-119971(P2014-119971A)
(43)【公開日】2014年6月30日
【審査請求日】2015年12月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233491
【氏名又は名称】株式会社日立システムズ
【住所又は居所】東京都品川区大崎一丁目2番1号
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】田隈 広紀
【住所又は居所】東京都品川区大崎一丁目2番1号 株式会社日立システムズ内
【審査官】 宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−157171(JP,A)
【文献】 特開2006−039802(JP,A)
【文献】 特開2002−259791(JP,A)
【文献】 特開2012−118625(JP,A)
【文献】 特開2003−122980(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の需要を予測する需要予測システムであって、
前記需要予測システムの利用者が利用するユーザ端末は、
前記利用者から購入予定商品の入力および前記購入予定商品のうち実際の購入商品の入力を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記購入予定商品と前記購入商品および数量とを前記ユーザ端末の記憶部に記憶させる制御部と、を備え、
前記商品の需要を予測するサーバは、
前記購入予定商品を日毎に記憶する購入予定商品テーブルと、前記購入商品および数量を日毎に記憶する購入商品テーブルとを記憶するサーバ記憶部と、
前記ユーザ端末に記憶された前記購入予定商品を前記日毎に前記購入予定商品テーブルに記憶させ、前記ユーザ端末に記憶された前記購入商品および数量を前記日毎に前記購入商品テーブルに記憶させる取得部と、
現在からあらかじめ定められた前記商品の次回仕入れ日までの期間を算出し、前記購入予定商品テーブルのレコード数から前記購入予定商品の数量を算出し、前記購入予定商品の数量と前記購入商品テーブルに記憶された前記商品の数量との比率に基づいて1日当たりの前記商品の販売数量を算出し、前記期間における前記商品の販売数量を予測する需要予測部と、
を備えることを特徴とする需要予測システム。
【請求項2】
前記サーバ記憶部は、さらに、前記商品の現在の在庫数を記憶する在庫テーブルと、あらかじめ定められた前記商品の適正在庫数とを記憶し、
前記需要予測部は、前記商品の適正在庫数から前記商品の現在の在庫数および前記期間における前記商品の販売数量を減算することにより、前記期間に仕入れるべき前記商品の数量を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の需要予測システム。
【請求項3】
前記取得部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記購入予定商品の選択を受け付ける購入予定商品登録画面および前記購入予定商品のうち実際に購入する商品の選択を受け付ける商品注文画面を表示させ、
前記ユーザ端末は、前記受付部が、前記購入予定商品登録画面から前記購入予定商品の選択を受け付け、前記商品注文画面から前記購入する商品の選択を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の需要予測システム。
【請求項4】
前記サーバは、さらに、購入対象となる商品を記憶する商品テーブルを記憶し、
前記取得部は、前記購入予定商品登録画面として、前記商品テーブルから前記購入予定商品を検索するための検索欄と、その検索に対する結果を一覧形式で表示させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の需要予測システム。
【請求項5】
前記ユーザ端末は、さらに、前記商品の識別情報を読み取る読取部を備え、
前記取得部は、前記購入予定商品登録画面として、前記検索欄および前記一覧とともに、前記読取部で前記識別情報が読み取られた前記商品を表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の需要予測システム。
【請求項6】
購入予定商品を日毎に記憶する購入予定商品テーブルと、入商品および数量を日毎に記憶する購入商品テーブルとを記憶するサーバを有し、商品の需要を予測する需要予測システムで行われる需要予測方法であって、
用者から購入予定商品の入力および前記購入予定商品のうち実際の購入商品の入力を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記購入予定商品と前記購入商品および数量とをーザ端末の記憶部に記憶させる記憶ステップと、
前記ユーザ端末に記憶された前記購入予定商品を前記日毎に前記購入予定商品テーブルに記憶させ、前記ユーザ端末に記憶された前記購入商品および数量を前記日毎に前記購入商品テーブルに記憶させる取得ステップと、
現在からあらかじめ定められた前記商品の次回仕入れ日までの期間を算出し、前記購入予定商品テーブルのレコード数から前記購入予定商品の数量を算出し、前記購入予定商品の数量と前記購入商品テーブルに記憶された前記商品の数量との比率に基づいて1日当たりの前記商品の販売数量を算出し、前記期間における前記商品の販売数量を予測する需要予測ステップと、
を含むことを特徴とする需要予測方法。
【請求項7】
前記サーバは、さらに、前記商品の現在の在庫数を記憶する在庫テーブルと、あらかじめ定められた前記商品の適正在庫数とを記憶し、
前記需要予測ステップにおいて、前記商品の適正在庫数から前記商品の現在の在庫数および前記期間における前記商品の販売数量を減算することにより、前記期間に仕入れるべき前記商品の数量を算出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の需要予測方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費者が購入を予定している商品の需要を予測する需要予測システムおよび需要予測方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、消費者が購入を予定している商品の需要予測を行う技術には、様々なものがある。例えば、特許文献1では、様々な種類毎の商品の特性を示す商品特性情報リストに基づき商品をグループ分けし、そのグループ毎に最適な予測手法を選択し、予測需要量を算出している。また、特許文献2では、最終的に注文に至らなかったものの、消費者から照会された情報を操作履歴データベースに記録し、これらの情報をもとに需要予測を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−287478号公報
【特許文献2】特開2006−72590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
需要予測による発注精度向上は、小売業における共通の課題である。過去の販売実績のみに頼った需要予測は、景気や気候変動などの外部要因から発生する需要変動を反映できず、特に消費者動向の変化が激しい小売業等には適さない。逆に外部要因を踏まえた需要予測は、一般的に高額であり、かつ精度に課題があり、普及に至っていない。
【0005】
既述の先行技術では、商品特性に合わせた予測手法の適用や、商品照会履歴などを用いて、予測の精度向上や簡易化を図っている。特許文献2のように、照会履歴を用いた手法は予測精度向上を直接的に図るものだが、この適用にはどの商品が照会されたかをシステム的に検知することが求められる。具体的には、WEBページなどの電子商取引媒体のレイアウトを、どの商品が照会されたか特定可能にする必要がある。例えば、関連商品の一覧表示など、複数商品を一つの媒体に表示するレイアウトは採用できない。すなわち、これらの従来技術では、消費者が購入しようとしている個々の商品について精度よく需要を予測することが困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、消費者が購入しようとしている個々の商品についての需要を高精度で容易に予測することが可能な需要予測システムおよび需要予測方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる需要予測システムは、商品の需要を予測する需要予測システムであって、前記需要予測システムの利用者が利用するユーザ端末は、前記利用者から購入予定商品の入力および前記購入予定商品のうち実際の購入商品の入力を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記購入予定商品と前記購入商品および数量とを前記ユーザ端末の記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記商品の需要を予測するサーバは、前記購入予定商品を日毎に記憶する購入予定商品テーブルと、前記購入商品および数量を日毎に記憶する購入商品テーブルとを記憶するサーバ記憶部と、前記ユーザ端末に記憶された前記購入予定商品を前記日毎に前記購入予定商品テーブルに記憶させ、前記ユーザ端末に記憶された前記購入商品および数量を前記日毎に前記購入商品テーブルに記憶させる取得部と、現在からあらかじめ定められた前記商品の次回仕入れ日までの期間を算出し、前記購入予定商品テーブルのレコード数から前記購入予定商品の数量を算出し、前記購入予定商品の数量と前記購入商品テーブルに記憶された前記商品の数量との比率に基づいて1日当たりの前記商品の販売数量を算出し、前記期間における前記商品の販売数量を予測する需要予測部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、上記需要予測システムで行われる需要予測方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、消費者が購入しようとしている個々の商品についての需要を高精度で容易に予測することが可能な需要予測システムおよび需要予測方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施の形態における需要予測システムの構成例を示す図である。
図2A】ユーザデータベースの構成例を示す図である。
図2B】商品データベースの構成例を示す図である。
図2C】購入予定データベースの構成例を示す図である。
図2D】商品購入データベースの構成例を示す図である。
図2E】仕入データベースの構成例を示す図である。
図2F】在庫データベースの構成例を示す図である。
図3】購入予定商品登録画面の例を示す図である。
図4】商品注文画面の例を示す図である。
図5】需要予測システムで行われる発注仕入処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6】需要予測サーバが行う需要予測処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる需要予測システムおよび需要予測方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態における需要予測システム1000の構成例を示す図である。図1に示すように、需要予測システム1000は、ユーザデータベース101と、商品データベース102と、購入予定データベース103と、商品購入データベース104と、仕入データベース105と、在庫データベース106と、WEBサーバ201と、商品購入管理サーバ202と、需要予測サーバ203と、仕入管理サーバ204と、在庫管理サーバ205と、複数のユーザ端末301とを有し、これらがネットワークN1およびN2によって接続されている。ネットワークN1は、例えば、LAN(Local Area Network)等の構内通信網であり、ネットワークN2は、例えば、インターネット等の広域通信網である。
【0013】
ユーザデータベース101は、需要予測システム1000を利用するユーザが登録されたデータベースである。図2Aは、ユーザデータベースの構成例を示す図である。図2Aに示すように、ユーザデータベース101は、需要予測システム1000の利用者の氏名と、利用者を識別するためのユーザIDおよびパスワードとが対応付けて記憶されている。図2Aに示す例では、利用者「○○太郎」はこのシステムを利用する際にユーザID「U000001」、パスワード「******」でログインすることを示している。
【0014】
商品データベース102は、利用者が購入対象とする商品が記憶されたデータベースである。図2Bは、商品データベース102の構成例を示す図である。図2Bに示すように、商品データベース102は、商品を識別するための商品コードと、その商品名と、その商品の価格とが対応付けて記憶されている。図2Bに示す例では、商品Eの商品コードは「00001」であり、単価が○○○円であることを示している。商品データベース102には、このような商品情報があらかじめシステム提供元や販売元によって登録されている。
【0015】
購入予定データベース103は、商品データベース102に登録されている商品のうち、購入予定であるとして利用者によって選択された商品が記憶されたデータベースである。図2Cは、購入予定データベース103の構成例を示す図である。図2Cに示すように、購入予定データベース103は、商品名と、その商品を購入予定であるとして登録した登録年月日と、その商品の価格とが対応付けて記憶されている。図2Cに示す例では、単価○○○円の商品Eは、利用者が購入予定であるとして2012年10月1日にデータベースに登録されたことを示している。
【0016】
商品購入データベース104は、購入予定データベース103に登録された商品のうち、実際に利用者によって購入された商品が記憶されたデータベースである。図2Dは、商品購入データベース104の構成例を示す図である。図2Dに示すように、商品購入データベース104は、商品名と、その商品の発注数と、その商品を発注した際の合計金額とが対応付けて記憶されている。図2Dに示す例では、商品Eが2個購入され、その合計金額が○○○○円であったことを示している。
【0017】
仕入データベース105は、後述する処理において商品の需要が予測された場合に、その商品の仕入れを管理するデータベースである。図2Eは、仕入データベース105の構成例を示す図である。図2Eに示すように、仕入データベース105は、商品の仕入れ日と、商品コードと、その商品の商品名と、その商品の単価および数量とが対応付けて記憶されている。図2Eに示す例では、商品コード「00001」によって識別される単価000円の商品Eは、2012年10月2日に2個納入されることを示している。商品の仕入れ日については、例えば、カレンダーによりあらかじめ定められ、後述する処理において、その日の商品の仕入れ数量が算出される。
【0018】
在庫データベース106は、商品データベース102に登録されている商品の在庫を管理するデータベースである。図2Fは、在庫データベース106の構成例を示す図である。図2Fに示すように、在庫データベース106は、商品コードと、その商品の商品名と、その商品の在庫数を示す数量とが対応付けて記憶されている。図2Fに示す例では、商品コード「00001」によって識別される商品Eは、現時点で100個の在庫があることを示している。続いて、図1に戻って各サーバについて説明する。
【0019】
WEBサーバ201は、複数のユーザ端末301のそれぞれから商品の購入や購入予定の商品の登録を受け付けるためのサーバである。WEBサーバ201は、ユーザ端末301から本システムにログインされた場合に、所定のログイン画面をユーザ端末301の画面上に表示させ、システムへのログイン認証を行う。
【0020】
商品購入管理サーバ202は、WEBサーバ201によって利用者がログイン認証された場合に、商品データベース102にアクセスし、本システムで取り扱っている商品を画面上に表示させる。
【0021】
図3は、商品購入管理サーバ202がユーザ端末301に表示させる画面(購入予定商品登録画面)の例を示す図である。図3に示すように、購入予定商品登録画面は、利用者が所望の商品を商品データベース102から検索するための検索欄301と、商品の検索結果を表示するための結果表示欄と、その中から所望の商品を選択するための選択欄が対応付けて表示された選択結果表示欄とを有している。また、購入予定商品登録画面には、利用者が所望の商品を選択して購入をする予定である場合に押下を受け付ける追加ボタン304が表示されている。ユーザ端末301が画面上から追加ボタン304の押下を受け付けられると、商品購入管理サーバ202によってその商品が購入予定データベース103に登録されることとなる。
【0022】
図3に示した購入予定商品登録画面では、ユーザ端末301がバーコード読み取り装置を備えた場合(画面右側)についても合わせて表示している。この場合、利用者は、バーコード読み取り装置を購入予定の商品にかざすことにより、商品コードが読み取られ、その商品コードに対応する商品名および価格303が画面上に表示され、追加ボタン304の押下を受け付けられると、商品購入管理サーバ202によってその商品が購入予定データベース103に登録されることとなる。
【0023】
また、商品購入管理サーバ202は、購入予定商品登録画面から購入予定の商品が購入予定データベース103に登録された場合に、登録したその商品を注文するための一覧を画面上に表示させる。
【0024】
図4は、商品購入管理サーバ202がユーザ端末301に表示させる画面(商品注文画面)の例を示す図である。図4に示すように、商品注文画面には、購入商品一覧表示部と、購入商品一覧表示部とが表示されている。購入予定商品一覧表示部には、図3に示した購入予定商品登録画面で追加された商品の一覧と、それぞれの商品が追加された日付である登録日と、その商品の価格である現在価格と、実際に購入する商品を選択するための選択欄401が対応付けられている。また、購入商品一覧表示部には、利用者自身の環境の変化等によって実際に商品を購入することをやめる場合に押下を受け付ける除去ボタン402が表示されている。また、商品注文画面は、「購入」および「取消し」ボタン403を有し、利用者からこれらのボタンが押下されると、購入予定一覧表示部に表示され、かつ選択された商品が実際に購入される商品であるとして、購入商品一覧表示部に表示される。このとき、商品購入管理サーバ202は、実際に購入される商品の合計金額を算出して購入商品一覧表示部の合計欄に表示させる(図4に示す例では、合計:¥000)。
【0025】
購入商品一覧表示部には、購入予定一覧表示部に表示され、かつ選択された商品の商品名と、その商品の発注数と、購入商品一覧表示部に表示させた商品を何らかの理由(例えば、合計金額が予算をオーバーした等)により取り消す選択するための選択欄404が対応付けられている。また、購入商品一覧表示部には、商品の選択が確定した場合に商品を注文するための注文ボタン405が表示されている。ユーザ端末301が画面上から注文ボタン405の押下を受け付けられると、商品購入管理サーバ202によってその商品が商品購入データベース104に登録されることとなる。
【0026】
また、商品購入管理サーバ202は、購入商品が商品購入データベース104に登録されると、実際にその商品の発注処理およびその商品に対する決済処理を行う。
【0027】
需要予測サーバ203は、商品購入管理サーバ202によって購入商品が商品購入データベース104に登録されると、仕入管理サーバ204および在庫管理サーバ205にアクセスし、購入商品の需要予測を行う。需要予測の具体的な処理についてはフローチャートを用いて後述する。
【0028】
仕入管理サーバ204は、需要予測サーバ203によって購入商品の需要が予測された場合に、その予測に従って求められた仕入れ数量の商品の仕入れを行う。商品仕入れの具体的な処理についてはフローチャートを用いて後述する。
【0029】
在庫管理サーバ205は、仕入管理サーバ204によって商品の仕入れが行われた場合にはその商品の在庫数を増やすように更新し、また、商品購入管理サーバ202によって商品が注文された場合にはその商品の在庫数を減らすように更新する。続いて、本システムで行われる処理について説明する。
【0030】
図5は、需要予測システム1000で行われる発注仕入処理の処理手順を示すフローチャートである。需要予測処理とは、消費者が購入を予定している商品を考慮して今後その商品の需要を予測し、例えば、その予測に従って商品の仕入れを行う処理である。
【0031】
図5に示すように、発注仕入処理では、まず、ユーザ端末301が、利用者からのログイン操作を受け付けると(ステップS501)、WEBサーバ201がその利用者の認証を行い(ステップS502)、正常にその利用者が認証されると、商品購入管理サーバ202は、図3に示したような購入予定商品登録画面をユーザ端末301の画面上に表示させる(ステップS503)。
【0032】
その後、ユーザ端末301は、その画面上で、利用者から購入予定商品の登録を受け付け(ステップS504−a)、その登録が受け付けられると、商品購入管理サーバ202は、図4に示したような商品注文画面を表示させ、さらに登録された購入予定商品の中から実際に購入する商品の選択を受け付ける(ステップS504−b)。
【0033】
そして、ユーザ端末301は、利用者から実際に購入する商品の購入操作を受け付けると、商品購入管理サーバ202は、その商品の注文を受け付け(ステップS504−c)、さらに決済処理を行い(ステップS504−d)、ユーザ端末301は、その後ログアウト操作を受け付けて(ステップS506)、利用者は本システムからログアウトする。
【0034】
商品の注文や決済が行われると、商品購入管理サーバ202は、ユーザ端末301上で購入予定商品一覧表示部に表示されている商品を、図2Cに示したような購入予定データベース103に登録するとともに、購入商品一覧表示部に表示されて注文された商品を、図2Dに示したような商品購入データベース104に登録する(ステップS505)。
【0035】
そして、これらの情報がデータベースに登録されると、商品購入管理サーバ202は、さらに、購入された商品の発送処理(ステップS507)を行う。例えば、商品購入管理サーバ202は、商品購入データベース104にアクセスし、登録されている商品の数量を算出し、その数量分の商品の発送準備処理を行い(ステップS507−a)、その発所処理を行う(ステップS507−b)。このとき、在庫管理サーバ205は、在庫データベース106に記憶されているその商品の数量を減算し、データを更新する。
【0036】
また、ステップS507の処理とは並行して、ステップS508において、需要予測サーバ203は、商品の需要を予測する需要予測処理を行い(ステップS508−a)、さらに仕入管理サーバ204は、その需要予測に従って、商品の発注を行う(ステップS508−b)。
【0037】
図6は、需要予測サーバ203が行う需要予測処理の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、需要予測サーバ203は、まず、購入予定データベース103の中から順に購入予定として登録されている商品を読み出し、処理対象商品を決定する(ステップS601)。
【0038】
その後、需要予測サーバ203は、まず、需要予測サーバ203自身が有する不図示のタイマによって計時されている現在の日時と、仕入データベース105に記憶されている仕入れ日とを比較し、現在からその仕入れ日までの日数を計算する(ステップS602)。
【0039】
また、需要予測サーバ203は、在庫データベース106にアクセスし、現時点の商品の在庫数を取得するとともに(ステップS603)、その商品の適正在庫数量を取得する(ステップS604)。適正在庫数量は、例えば、商品購入データベース104や在庫データベース106を参照し、定量発注点方式や定期発注点方式等の従来から知られている手法によって予め定められているものとする。なお、ステップS602〜S604の各処理は、それぞれ並行して行われる。
【0040】
需要予測サーバ203は、ステップS602において仕入れ日までの日数を計算すると、さらに、その日までの商品の販売数量を予測する(ステップS605)。例えば、需要予測サーバ203は、購入予定データベース103にアクセスし、現時点での商品の購入予定数量を算出し、その数量を取得する(ステップS605−a)。そして、需要予測サーバ203は、1日あたりのその商品の購入予定数量を算出し、算出した購入予定数量と、その日に実際にその商品が販売された数量(実販売数)との比率を算出する(ステップS605−b)。具体的には、需要予測サーバ203は、1日ごとに、図2Cに示した購入予定データベース103を参照してその商品のレコード数を算出して購入予定数量を求めるとともに、図2Dに示した商品購入データベース104を参照してその商品の発注数を取得し、これらを対応付けてテーブルに記憶させ、両者の比率(例えば、発注数/購入予定数量)を算出する。
【0041】
そして、需要予測サーバ203は、ステップS602で求めた日数と、ステップD605−aで求めた現時点での商品の購入予定数量と、ステップS605−bで求めた比率とを乗じて、次回仕入れ日までのその商品の販売数量を算出する(ステップS605−c)。
【0042】
その後、需要予測サーバ203は、ステップS604において取得した適正在庫数量から、ステップS603で取得した現在の在庫数量およびステップS605−cで算出した次回仕入れ日までの販売数量を減算し、今回のその商品の仕入れ数量(次回の仕入れ日で仕入れるべき商品の数量)を算出する(ステップS606)。
【0043】
そして、図5に戻り、仕入管理サーバ204は、図6に示した需要予測処理によって需要予測サーバ203が算出した数量の商品を仕入れることとなる(ステップS508−b)。
【0044】
このように、本システムでは、上述したような仕入発注処理や需要予測処理を行うので、消費者が購入しようとしている個々の商品についての需要を高精度で容易に予測することができる。また、例えば、小売企業は、消費者からの販売実績データのみならず、注文を予定している購入予定商品の数量から、よりタイムリーな消費者ニーズに合った需要予測を行うことができる。
【0045】
本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。例えば、本実施の形態では、需要予測システム1000は複数のサーバにより構成されているが、サーバの性能やネットワークの負荷等の環境に応じて、これらの各機能を纏めて1又は複数のサーバにより構成することももちろん可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、例えば、ネットスーパー等の小売企業における電子商取引システムやソフトウェア企業におけるパッケージ、Webアプリケーションサービスなどでの利用可能である。
【符号の説明】
【0047】
1000 需要予測システム
101 ユーザデータベース
102 商品データベース
103 購入予定データベース
104 商品購入データベース
105 仕入データベース
106 在庫データベース
201 WEBサーバ
202 商品購入管理サーバ
203 需要予測サーバ
204 仕入管理サーバ
205 在庫管理サーバ
301 ユーザ端末
N1、N2 ネットワーク。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図3
図4
図5
図6